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2019チャレンジロードA-Uクラス

4月最初の週末、桜が美しい伊豆CSCにて毎年JCF主催チャレンジロードレースが開催されます。
新規加盟選手含め多くの学連選手が出場するA-Uクラス、今年も表彰台に立ったのは全員が学連選手でした。

今回記事ではA-Uクラス 第1位~3位の選手コメントを紹介します。


■A-U優勝:山本哲央選手
2月3月と合宿漬けで非常にいい状態でチャレンジロードに挑めました。 前半は奥村先輩や後輩の中村が動いてくれていたので足を休ませることが出来ました。
皆の疲れが見え始めたラスト5周に入る手前に中川拳さんのペースアップがあったのでそれに便乗して下りで抜け出しました。誰もついてこなかったのは想定外でしたが、集団には何人も中央大学のメンバーが残っていたので、チャレンジしてみようと思い、1人でペースを刻みました。他のメンバーがアタックを潰してくれていたこともあり、直ぐに差が1分.2分と開いたので勝ちを確信し踏み続けました。

後半は山本選手の独走が続いた

チームとしても1位3位5位と表彰台を埋めることが出来、良いレースだったと思います。 学生選手権のTTT.TTを直近の目標に置きインカレのロード、トラックで勝利を上げていきたいです。

フィニッシュと同時に愛用の自転車を抱える山本選手


■A-U 第2位 小出樹選手(京都産業大学)
昨年は卒業した中井唯晶さんが優勝したこともあり、二連覇を狙って挑みましたが、2位という結果に終わってしまいました。 優勝した山本哲央選手はマークしていたものの、隙を突かれて逃がしてしまい、二人で追走するも差は広がり続け、結局捕まえることができませんでした。

レース中盤より久保田寛栄選手(朝日大学)と懸命の追走を続けた。
久保田選手(写真奥)に追走への謝意の握手。同選手からもフィニッシュ後「一緒に逃げて楽しかった」と言ってもらえた。

今回のレースで一番強かったのはどう見ても山本選手であり、どのような展開になっても負けていたと思っています。それほど彼は強かったです。 また、中央大学のチーム力もすばらしいものでした。 しかし、まだシーズンは始まったばかりなので、さらに強くなり、個人戦・インカレに臨んでいきます。

第2位でフィニッシュする小出選手
レース後、チームメンバーと

■A-U 第3位 奥村十夢選手(中央大学)
今回のチャレンジロードではチームメイトが逃げていたので、逃げ切れるタイム差まで開くのを集団で待ち、最後のゴールで集団の頭を取れたので良かったです。

メイン集団から抜け出し先頭でフィニッシュする奥村十夢選手。奥村選手は前年2018チャレンジロードでも第5位に入賞している。
TRS第1戦出場チームメンバーと

■A-J1でも学連選手が入賞
4月6日に行われたA-J1クラスでも2名の学連選手が入賞しました。
第4位 仮屋和駿選手(日本大学)
第5位 高橋舜選手(日本大学)

A-J1クラス表彰式。前方に仮屋和駿選手と高橋舜選手(ともに日本大学に今年度入学)が並ぶ。

■編集後記<学連ウォッチャー 深井>
前年の2018チャレンジロードを振り返ってみると、今回A-Uクラス第5位の中村龍吉選手(中央大学)はA-J1で第2位(当時 学法石川高校)に入賞していました。

2018年A-J1クラス表彰式

今回A-J1クラスで第4位 の仮屋和駿選手は前年A-J2で第3位(当時 和歌山北高校)。ちなみにこのとき第2位の武井稜哉選手(当時 日川高校)は今年度、中央大学に進学しています。彼らのますますの活躍も楽しみです。

2018年A-J2表彰式。今年度A-J1優勝の川崎三織選手(栄北高校)も並んでいる

 

 

【Melbourne大学 招待選手編】第13回 明治神宮外苑クリテリウム

外苑クリテリウムでは毎年、海外の大学から選手を招待しています。今回来日したのはオーストラリア メルボルン大学の3選手。

写真左よりMr.David Randall、Miss EmmaChiltern、Mr.Tom Benton

レース出場のほか、前日開催の大学自転車競技フォーラムでもDavid Randall選手がパネラーとして登壇し同国の自転車レース環境などを聞くことができました。

メルボルン大学は2016年度(2017年3月)外苑クリテでも来日しています。パネラー登壇のDavid Randall選手は2回目の参加でした。

第11回 外苑クリテ出場中のメルボルン大チーム(中央がDavid Randall選手、前方奥がBarnden Samuel選手)2017.3.12

滞在時に3選手をアテンドした星野 琢彦さん(筑波大学)より、メルボルン大選手からのメッセージと日本語大意訳を頂きました。英語メッセージと星野さんによる大意訳を併記します。


Miss EmmaChiltern
“I knew there were two Japanese track riders on the start line who would be dangerous, especially in a sprint finish, so was pretty keen to break away if I had an opportunity. Unfortunately it stayed together and I followed the sprinter Aika Nakamura and finished 3rd in the final sprint. Racing overseas is always a great experience and it was a great race!”

EmmaChiltern選手
レース前から2人のトラック選手が出走することは知っていたからなるべくスプリント勝負はしたくなかった。出来ればアタックを仕掛けようと思っていた。残念ながらアタックを仕掛けることができず、中村愛花選手をずっと追っかける展開になり3位でレースを終えた。
海外でのレースはいつもいい経験で、今回のレースはとってもいいレースだった!
(日本語大意訳:星野琢彦さん)

EmmaChiltern選手は女子クラスで3位に入賞

Mr.David Randall
“Two years ago I missed the top 10 and I wanted to get there this time around. Unfortunately Tom had a flat tyre early in the race so I had to cover any dangerous moves and try to position myself in the finish. The strongest teams in the race, especially Nihon, Waseda, Keio, and Chuo University, were organised and looked after their sprinters for the finish, with Nihon’s Keitaro Sawada (the kilo sprint record holder) taking the win while I finished 8th. I was pretty happy with that given the strength of the field!”

David Randall選手
2年前のレースではトップ10に入ることができなかったので、今回はそこには絶対入りたかった。
トムがレース序盤でパンクしてしまい、それからは1人でゴールまで対応しないといけなかった。
日大、早稲田、慶応、中央大がレースコントロールし、ゴールスプリントに備える中、1人で8位まで食い込めた。集団の強さから見ると嬉しい結果だよ。
(日本語大意訳:星野琢彦さん)

Mr.Tom Benton
“I was super disappointed to flat and miss out on racing for the win in the Gaien Criterium.
After only a short ride, I had energy to burn the day after and suggested we go do a scenic ride outside of Tokyo. Our host, Tak, came up with a route and we rode up an absolutely brutal climb. Thankfully, the views at the top were stunning, and made the effort worthwhile.”

Tom Benton選手
レース早々にパンクしてしまい優勝を逃したのは残念だよ。
(日本語大意訳:星野琢彦さん(レース感想部分))

写真中央奥がTom Benton選手、前面右側がDavid Randall選手。Tom Benton選手は序盤でパンクし無念のリタイアとなった(写真はレース2周目)

星野琢彦さん(海外選手アテンドスタッフ)コメント
3年目のアテンドをさせてもらい非常に嬉しい限りです。デービッドは2回目という事で今回のアテンドは非常にやりやすかったです。前日のフォーラムではメルボルンと東京都の圧倒的な自転車の施設の差、自転車意識の差を通訳を通して感じさせられました。
アテンドは毎年海外の選手の日頃の考え方、自転車への姿勢、自転車事情の意見交換ができる素晴らしい時間だと思います。メルボルン大学には是非次回優勝を成し遂げて欲しいです。

前日フォーラムでは星野さんが即時通訳としてデービッド選手をサポートした
レースを終えてサポートスタッフと。

<編集後記>学連ウォッチャー 深井
学連組織の多彩な人材はレース出場や運営に限らず、海外選手のアテンドまで自前で実現できています。今回記事はそんな星野さんに全面協力をいただき作成しました。ご多忙のところありがとうございました。

※日本人選手の活躍は本編「RCS最終戦 第13回 明治神宮外苑クリテリウム」ページをご覧ください。

RCS最終戦 第13回 明治神宮外苑クリテリウム

2019年3月10日、東京都 明治神宮外苑周回コースにてRCS最終戦となる外苑クリテリウムが開催されました。
2007年の学連70周年記念行事として始まった本レースも13回目、多くの方が観戦できる東京都心部の競技大会として貴重なイベントです。
今年は当初心配されていた雨にも降られず、比較的過ごしやすい気候のもとで開催されました。

沿道を埋め尽くす観客と応援団の華やかなコールで走りにも熱がはいる外苑クリテリウムは都心で開催できる貴重なレース。

本コラムでは学連カテゴリーで表彰台に立った選手を紹介します。グループ1&2、女子クラスについては優勝選手からインタビューをもらっています。
またオーストラリア メルボルン大学の招待選手からのメッセージもご紹介します(選手にメッセージ依頼中)

■グループ1
第1位 沢田桂太郎選手(日本大学)
第2位 孫崎大樹選手(早稲田大学)
第3位 大前翔選手(慶應義塾大学)

優勝:沢田桂太郎選手(日本大学)コメント
1年生の時は岡本先輩のアシスト、2年生では勝ちに行ったが思うように走れずDNF。今年はどうしても勝ちたかったレースだったので本当に嬉しいです。
前半は全体の動きをみて足を極力使わないように走りました。

レース序盤で集団の中ほどを走る沢田選手

後半は大きな逃げは作らないように走り最後のヘアピンまでに位置取りをして最終コーナーを4番手で通過しました。
できれば3番手がベストでしたが、コーナー立ち上がりでもがき始めてすぐに1人かわすことができたのでそのまま先頭に立ち優勝することができました。応援ありがとうございました。

今年も昨年に続きナショナルチームでの活動が多くなると思いますが、出場できるレースには出場して行きたいと思いますので応援よろしくお願いします。

レースを終えてチームメンバーと。

■大学対抗レース結果
出場選手3名の合計得点で争う大学対抗結果は2位、4位、12位と3選手とも上位を占めた早稲田大学が優勝。続いて日本大学、法政大大学の順となりました。
第1位 早稲田大学
第2位 日本大学
第3位 法政大学

■RCS総合優勝は孫崎大樹選手
本レースは日本学生自転車競技連盟が主催する「全日本学生ロードレース・カップ・シリーズ(通称:RCS)」最終戦でもあります。
シーズン1年間を通して毎年10戦前後のレースを各地で開催し、獲得ポイントをランキングで争うシリーズ戦形式のRCS。
今シーズン全13戦で行われた年間王者を獲得したのは孫崎大樹選手(早稲田大学)でした。

孫崎大樹選手(早稲田大学)コメント
年間通して安定した成績を残すことができました。それも、チームの雰囲気、サポート体制が良く、いつも良い状態でレースに挑めた事が大きいと思います。チームメイトに感謝したいです。最終戦では、六大学に続き大学対抗優勝、個人でも優勝し有終の美を飾るべくいつも以上に気合いを入れて挑みました。
大学対抗では圧倒的な力で勝てましたが、個人では惜しくも勝てず悔しいです。
今後も競技を続けていきます。安定した調子を武器に勝利を量産していきたいと思います!!引き続き応援よろしくお願いします!!

レース序盤の孫崎選手
レースを終えてチームメンバーと。

■メルボルン大学チーム
今年はオーストラリアよりメルボルン大学チームが招待選手として来日。グループ1&女子レース出場のほか、レース前日に開催された大学自転車競技フォーラムでも同国自転車事情などを解説いただきました。
※ 選手コメントを別記事に掲載しました(2019.3.19公開)
こちらよりご覧ください。

大学自転車競技フォーラム(3月9日開催)にて

■グループ2
 グループ2は2レースを開催。各組ともクラス2最上位選手1名がクラス1に昇格しました。
※2Aは小嶋健太選手がクラス1のため2位の成海選手が昇格。

・グループ2A
第1位 小嶋健太選手(日本大学)※幸手クリテでクラス1昇格済
第2位 成海大聖選手(鹿屋体育大学)※クラス1昇格
第3位 花田凱成選手(明治大学)
2A優勝 小嶋健太選手(日本大学)コメント
今回は残り2周回で良い形で逃げれましたが最後は飲み込まれながらのゴールでした。僅差でしたが勝てて良かったです。
今年は学生最後の年となるのでクリテリウムだけでなくロードレースでも結果を出せるように頑張りたいと思います。

フィニッシュ目前で後続をかわすべく全力疾走する小嶋選手(フィニッシュまで約70m地点)

・グループ2B
第1位 清水貴梨選手(日本大学)※クラス1昇格
第2位 佐々木洸太選手(明星大学)
第3位 河藤相真選手(鹿屋体育大学)
2B優勝 清水貴梨選手(日本大学)コメント
ラスト1周の180度カーブで前に出ることができ得意のスプリント勝負で勝つことができてよかったです!
今年はインカレトラック、ロード共に結果が残せるように精進します。 

 

開会式前、偶然にも撮影していたグループ2優勝選手ペア(小嶋選手&清水選手:写真左側)

■女子

第1位 中村愛花選手(日本体育大学)
第2位 岡本二菜選手(スミタ・エイダイ・パールイズミ・ラバネロ)
第3位 EmmaChiltern選手(メルボルン大学)
優勝 中村愛花選手(日本体育大学)コメント
応援してくださったみなさま、ありがとうございました。
久しぶりの学連のレースだったため、スタート前にとても緊張していました。実際にスタートしてみるとリラックスした状態で走れて、優勝することができ、とても嬉しく思いました。
これからも練習を積み重ねて、強い選手になれるよう頑張って行きます!

レース序盤の中村愛花選手

■グループ3
グループ3は3組のレースを開催。上位2選手がクラス1に昇格しました。
・グループ3A
第1位 岡田俊平選手(筑波大学)※クラス2昇格
第2位 田仲駿太選手(鹿屋体育大学)※クラス2昇格
第3位 藤原遼祐選手(東海大学)

・グループ3B
第1位 東矢圭吾選手(中央大学)※クラス2昇格
第2位 岸田剛選手(鹿屋体育大学)※クラス2昇格
第3位 依田淳之介選手(東京大学)

・グループ3C
第1位 坂野匠選手(東京大学)※クラス2昇格
第2位 山本耀介選手(北海道大学)※クラス2昇格
第3位 三浦隆也選手(東海大学)


■マスターズ
第1位 小川恵佑選手(なるしまフレンドレーシングチーム)
第2位 小畑郁選手(なるしまフレンドレーシングチーム)
第3位 高岡亮寛選手(Roppongi Express)


<編集後記>学連ウォッチャー 深井
本レース前の段階で孫崎選手はRCSランキング1位を維持しており、2位の 渡邉慶太選手(明治大学)との差は76ポイント。外苑クリテで獲得できるのは最大30ポイントですから、仮に出場しなくても孫崎選手のRCS優勝は確定していました。
レース前は周りから「とにかく落車しないことだけ気を付けて」と声をかけられていましたが笑、そこは孫崎選手、(学連競技として)有終の美を飾る走りを見せてくれました。4年間おつかれさまでした。

都心で行われる本レースは華やかさも迫力もひとしおです。広い公有地を利用するための関係者の地道な準備活動は普段にもまして大変だったと思います。なかなか目にとまりにくい部分でありますが、大会準備と運営おつかれさまでした。

神宮外苑クリテリウム写真

2018RCS最終戦 第13回 明治神宮外苑大学クリテリウムの大会写真を提供していただきました。(写真:井上六郎)

【みどころ】2018年度RCS最終戦  第13回 明治神宮外苑⼤学クリテリウム

日本学生自転車競技連盟(公式サイト:http://jicf.info/)は3月10日(日)に東京都・明治神宮外苑にて2018年度RCS最終戦 第13回 明治神宮外苑⼤学クリテリウム(特設サイト:http://gaiencriterium.tokyo/)を開催いたします。

2007年に70周年記念行事大会として54年ぶりの都⼼部サーキットロードレースを、この明治神宮外苑⼤学クリテリウムを開催して本年で13回目となり、多くの⽅々が観戦可能な東京都⼼部での競技⼤会として継続開催しています。

・ RCS年間総合優勝が決まるシリーズ最終戦
日本学生自転車競技連盟が主催する「全日本学生ロードレース・カップ・シリーズ」(通称:RCS)の最終戦となる外苑クリテリウムは、シーズン1年間を通して毎年10戦前後のレースを各地で開催し、獲得ポイントをランキングで争うシリーズ戦形式のロードレースの最終戦となります。
今シーズンは全13戦で行われ、RCS12戦終了時のランキングリーダーは孫崎選手(早稲田大学)です。大学入学当初からシリーズ総合で上位にランクインしていた孫崎選手が初RCS年間王者に向けてリーダーを維持しています!

白馬クリテリウムClass1でもRCSリーダーを維持した孫崎大樹選手(2018年7月)

RCSロードレースカップシリーズとは:http://jicf.info/officials/jicf_rcs
JICF最新RCSランキング: http://jicf.info/rcs_rank_2018/

・トップカテゴリのグループ1は大学対抗戦!
RCSの年間総合優勝争いとともに、グループ1のレースはメインイベントとなる大学トップカテゴリに属する選手たちの大学の名誉をかけた争いも注目です。

昨年は、招待チームのアムステルダム大学・Derk Abel Becker選手が序盤に逃げグループを作り、そのまま少人数のスプリントを制し優勝しました。日本人学生最上位の2位には渡邉選手(明治大学)、3位 Davíd van Eerd選手(アムステルダム大学)が入り大学対抗はアムステルダム大学が団体優勝を飾りました。

前回外苑クリテで日本人学生最上位を獲得した渡邉慶太選手と明治大学チームメンバー(2018年8月 インカレ会場にて)

各大学チーム最大3名の選手がエントリー可能なグループ1大学対抗戦は今年の学連ロードレースで活躍した選手たちが一斉に揃う注目のクリテリウムレースです!

RCSリーダー孫崎選手と昨年、大学対抗戦で4位に入った小野選手、インカレなどでも上位入賞経験のある中川選手の強力な3名でレースに臨む早稲田大学をはじめ、インカレロード優勝者をはじめロードの選手層が厚い日本大学、全日本ナショナルチームメンバーの経歴をもつ今村選手を擁する中央大学、昨年の本大会で上位に食い込んだ現在RCSランキング2位の渡邉選手を擁する明治大学、昨年度上位入賞の篠田選手が今年もエントリーの日本体育大学、医学部という異色の経歴の大前選手を擁する慶応義塾大学あたりが有力どころと目されます。

RCSリーダー孫崎選手はじめ、強力な3選手が揃う早稲田大学チーム(2018年11月 浮城のまち行田クリテ会場にて)
ロードの選手層が厚い日本大学(2018年11月 浮城のまち行田ラウンドにて)

神宮外苑周回コースはコーナーの多いテクニカルなコースで位置取りが大きく勝敗を分けます。通常の学連のクリテリウムの大会は四角形の形状のコースで行われることが多いのですが、このコースは直角コーナーだけでなく高速カーブやヘアピンもありバラエティーに富んでおり、「コーナーを制するものが明治神宮を制す」といっても過言ではありません。また、道幅の割には抜きどころが少なく緩急も激しくなりやすいため、スタートから少なくとも集団の前に位置していないと走力があっても脚を余してしまうことも多々ある反面、走力が多少は劣ってもうまく流れに乗れば上位に食い込むことも可能です。

中央大学チーム村田瑞季選手は前回外苑クリテで日本人学生選手第3位(2018年8月インカレ会場にて)
昨年度外苑クリテ上位の日本体育大学 篠田選手は浮城のまち行田クリテリウムで2年連続優勝している(2018年11月 行田クリテ会場にて)

今年、海外からはオーストラリアよりメルボルン大学チームが招待チームとして参加する予定です。

昨年の本大会でも招待チームのオランダ・アムステルダム大学が統制の取れたチームワークを発揮し日本の大学チームの動きをうまくコントロールして抑え込み、大学総合優勝を飾っています。招待チームが今年もレース巧者ぶりを見せてくれるのか、大いに楽しみです。

・女子クリテリウムみどころ

女子クリテリウム(JICF競技登録+JCF競技登録)は高校生からクラブチームの選手まで多彩な顔ぶれがエントリーしています。

大学生では中村選手(日本体育大学)や福田選手(慶應義塾大学)が有力ですが、高校生の太郎田選手(東京成徳高校)やクラブチームの岡本選手(ラバネロ)、ベテランの西選手など独走や駆け引きの旨さでレース展開を大きく変えることができる選手が多いので非常にみごたえがあるレースが予想されます。

個人ロードTT優勝の大前翔選手と福田咲絵選手。慶應義塾大学メンバーとともに(2018年6月 埼玉県加須市個人ロードTT会場にて)

また、外苑大学クリテリウムでは初めて招待チームから女子選手がエントリーしており、新たな歴史の1ページが刻まれます。オーストラリア・メルボルン大学のエマ選手はオーストラリア選手権U23で4位に入っている選手で、その走りが大いに注目されます。

「⼤学⾃転⾞フォーラム」をレース前⽇に開催
⼤会開催のみにとどまらず、全国から競技者の集まる機会を活⽤して前⽇に「ユニバーシティ・フォーラム」を開催しています。
2018年は、「自転車活用推進法と競技スポーツとしての自転車」をテーマに2020 年東京オリンピック・パラリンピックのいかなるレガシー構築が可能かを考える機会としてこのフォーラムが寄与できることを期待します。

こども、その親の世代であるマスターズ世代に参加機会のある⼤会へ
将来のサイクルスポーツ振興にとって学⽣⾃転⾞競技の振興は不可⽋ですが、それにとどまらず、将来サイクルスポーツに何らかの関わりを持つ若年層の掘り起こしにむけて、⼩・中学⽣のタイムトライアルを実施します。

また、⼩中学⽣の来場促進のため、そのご両親の世代の⾃転⾞競技に対する理解を深める場をとして、マスターズのタイムトライアルとクリテリウムレースを実施します。
更に、競技に参加する選⼿達と⼀緒にレースコースを⾛る体験の機会として、⼜エントリー料の⽀払いを通じてこの⼤会の運営に寄与していただける⽅々の参加機会として、⼀般参加のライド(レースではありません)を実施します。

会場で観戦される方は是非、暖かい服装でご来場ください!学生選手、マスターズ、キッズなど全てのカテゴリの選手たちに熱い声援をよろしくお願いいいたします。

なお、本大会はインターネットライブ中継も午前10時から行う予定です。カメラを通じての臨場感を味わうのも一興。是非ご注目ください。(https://sportsbull.jp/p/480646/


明治神宮外苑大学クリテリウムの関連情報ページ
日本学生自転車競技連盟公式サイト:
http://jicf.info/
外苑大学クリテリウム大会概要ページ:
http://jicf.info/10905/
神宮外苑大学クリテリウム特設サイト:
http://gaiencriterium.tokyo/
特設情報サイトofficials:
http://jicf.info/officials/
競技速報Twitter:
https://twitter.com/jicf_jimukyoku
公式Facebookページ:
https://www.facebook.com/jicfjoho/

 

RCS第12戦 埼玉県川島町役場前クリテリウム

2月17日、埼玉県川島町にてRCS第12戦 埼玉県川島町役場前クリテリウムが開催されました。
埼玉県自転車競技連盟ステージレースとの共催で行われた本大会には120名の選手がエントリー。Class3が2組とClass2、Class1の合計4レースが開催されました。選手達のSNSなどによれば晴天なれど強風で走りづらいシーンもあったようです。

晴天に恵まれたレース会場。写真はClass2出走前。 ※学連twitterより許可を得て転載

本記事では各レース優勝選手コメントを藤原祐亮さん撮影の写真とともに紹介します。
リザルト等詳細はこちらよりご覧ください(学連Webサイト)


■Class1優勝
橘田和樹選手(立教大学)

Class1表彰式 Photo by Y.Fujiwara

橘田和樹選手コメント:中学1年生の時からずっとお世話になっている埼玉の冬のクリテリウムシリーズ。爆風には慣れているので今回はチャンスだと思って臨みました。明治大 渡邉選手と「一緒に逃げたいね」なんてことを話しながらスタートへ。
序盤からしっかり前で展開していき、中盤では明治 渡邉選手・鹿屋 重満選手・明星 鈴木選手と共に4名の逃げ集団を作ることに成功。

レース中盤で形成された4人の逃げ集団 Photo by Y.Fujiwara

強力なメンバーが揃ったため出来ればこれを勝ち逃げにしたかったのですが、追走の3名がとても強く、結局8周目あたりで吸収されてしまいました。

冬の埼玉クリテには中学1年から出場し、強風にも慣れている Photo by Y.Fujiwara

風も強く雰囲気的にも最後は牽制入りそうだなと感じたので、向かい風区間でペースが上がった後の緩んだタイミングでカウンターアタック。
運良くこれが決まり、ラスト1周を単独で逃げ切ることが出来ました。

最後は単独で逃げ切り優勝を決めた。 Photo by Y.Fujiwara

RCSランキングも6位まで上がったので、神宮クリテも気を引き締めて頑張りたいと思います。


■Class2 優勝&昇格
及川一総選手(作新学院大学)

Class2表彰式 Photo by Y.Fujiwara

及川一総選手コメント:今回のレースは自分があまり得意ではないクリテリウムでした。 しかし、今回のコースは風の影響を受けパワー勝負になるので自分に有利だと思っていました。 また、直前の合宿でクラス1の選手と走る機会があり、その中でも走れている感覚と調子も良かったので逃げれれば勝つ自信はありました。
当日のミーティングでは後輩の2人が横風区間でペースを上げて人数を減らしてから自分が逃げる予定でした。

レース前ミーティング中の作新学院大学メンバー 写真提供:及川一総さん

レースは1番後ろからのスタートでしたが横風区間から前に上がっていきゴール前の区間では 先頭にいけました。この時点で横風区間であまり踏めている選手が いなかったので自分1人で飛び出しました。そこからは横風区間で 踏んで差を広げていきました。 残り2周くらいで差が20秒くらいあったので勝ちを確信しましたが 最後の1周で差が急激に縮まり焦りましたがさらに踏む余裕もあったので勝つことが出来ました (後ろのコース間違えはゴール後知りました)。
神宮クリテが終わると 本格的にレースが始まるのでそこではクラス1の選手として勝てるよう練習を積み重ねていきたいと思います。

序盤より1人で逃げ続けた及川選手 Photo by Y.Fujiwara

■Class3A 優勝&昇格
中田雄大選手(信州大学)

Class3A表彰式 Photo by Y.Fujiwara

中田雄大選手コメント:クラス2への道が自分の中に見え始めた夏休みから、けいはんな、袋井、行田、幸手、川島(第1)と、惜しいところまで行くも何か腑に落ちないレースが続いてきました。練習しているのに、実力を発揮できていないような不完全燃焼感です。 ならば、自分の全てを出しきるためには「スタートした瞬間から逃げる」しかないと思いました。
レース本番では自分の狙い通り、先導バイクが加速した直後にしたアタックが見事に決まり、誰1人寄せ付けることなく12kmを独走し勝つことが出来ました。 当日は強風が吹き荒れていましたがそれが僕にとっては追い風となり、加えて運も重なって1人逃げが成立したのだと思います。

序盤からの1人逃げが決まった中田選手 Photo by Y.Fujiwara

近くの目標としましては、これから始まる合同合宿を無事に乗り切り、3/10の西日本チャレンジロードu23で全日本選手権の出場権を得ることです。
今は漸く自分の最終目標のスタートラインに立てたところなので、現状に慢心することなく愚直に走っていきたいと思います!

単独でフィニッシュを迎える中田選手 ※学連twitterより許可を得て転載

■Class3B 優勝&昇格
河藤相真選手(鹿屋体育大学)

Class3B表彰式 Photo by Y.Fujiwara

河藤相真選手コメント:今回のレースは冬場の継続したトレーニングでかなり自信があったので、自分から脚を使ったうえで勝とうと思っていました。今回レースで結果を出すことができて自信になりました。
神宮外苑クリテではクラス2での出場になるのでそこでも優勝できるようにこれからも精進していきたいと思います。

先頭集団に位置する河藤選手(写真中央) Photo by Y.Fujiwara

■補足:Class2リザルトについて
Class2のリザルトには第1位の及川選手以外、タイムが記載されていません。これは及川さんコメントにもあるように後続選手にコース間違えが発生したためとのことです。
2位以降全員がコースをショートカットしているため、順位は認められたもののタイムは記録されませんでした。
現地で何が起きていたのか、リアルな記載の出走選手ツイートを見つけたので許可を得て紹介します。

齊藤伸吾さん(筑波大学)ツイートはこちら

Class2レース中の齊藤伸吾選手 Photo by Y.Fujiwara

村上翔馬さん(大阪産業大学)ツイートはこちら

Class2レース中の村上翔馬選手 Photo by Y.Fujiwara

<編集後記:学連ウォッチャー深井>
今回は私の方で会場に出向くことができなかったため、写真は主に藤原祐亮さん(不定期学連カメラマン兼東洋大学自転車愛好会コーチ(肩書長い!by Fujiwaraさん)) より提供いただきました。ありがとうございました。

2018年度TRSシリーズ表彰選手

2019年1月20日、今年度最後のトラックレースとなるTRS第5戦が伊豆ベロドロームにて開催されました。
 ※TRS第5戦の各種目リザルトはこちら

TRS(Track Race Series)は、当該年度TRSのポイントレースで獲得した累積点数により優勝選手を決定するルールとなっています。
今年度TRSは1月20日の第5回が最終となるため、本レース結果によりTRSランキングが確定、男女上位3選手の表彰式が行われました。表彰された選手からコメントをもらいましたので写真と合わせご紹介します。
 ※2018年度TRSランキングはこちら


男子TRS総合第1位
■關根論容選手(日本体育大学)

Q:最終戦の様子はいかがでしたか?
レース展開は逃げができにくいと考えていてスプリントでポイントを取っていく作戦でした。積極的にアタックをかけたところ数回逃げる展開に持っていくことができ、自分にとって有利なレースの流れにもっていけたことが勝因だと思います。
また、立教の橘田選手はとても信頼していたので一緒に逃げたときはとても気持ちよく走ることができました。

信頼する立教大学の橘田選手(写真右)と多くの周回で逃げを成功させた

Q:今年度印象に残ったレースがあったら教えてください
インカレの団抜きです。自分はメンバー外で応援する立場だったのですが、3、4位決定戦でみせてくれたチームメイトの熱い走りがとても感動しました。自分も来年はみんなの前でかっこいい走りができるように頑張ろうと思いました。
※編集者注:安彦選手(インカレ団抜き出場)紹介欄に写真を掲載しています。

Q:来年度の目標をお願いします
全日本学生個人タイムトライアルで良い結果を残すことです。今年度は7位でしたので、次は3位以上を目標にして日々の練習に打ち込みたいと思います。

2018年個人TTフィニッシュ直前の關根選手。来年度はさらに上位を狙う。

Q:TRS総合第3位の安彦統賀選手は同県出身でよきライバルかと思います。關根さんからみた安彦さんは?
安彦選手とは高校生の頃によく一緒に練習していました。現在も日本体育大学でお互い刺激し合って練習に励んでおります。彼は2年生ながらも中距離のキャプテンを務めていて大変そうですが、頑張ってチームを引っ張っていってもらいたいです!

ホルダーは同校4年生の松岡辰泰さん。後方の平安山良希選手(TRS総合4位)にもご注目!

男子TRS総合第2位
梅本泰生選手(明治大学)

Q:最終戦はどのような考えで挑みましたか?
今回は私自身でも珍しく攻めというよりは守りのレースをしました。レースの順位自体はさほど気にしておらず、年間総合を狙っていたのでがむしゃらに走るのではなく、考えて走ろうと心がけていました。

ポイントレース中盤の梅本選手

私はレース後半から動こうと思っていたのですが、前半にマークしていたはずの關根選手の逃げを容認してしまったり、序盤にポイントを取っていなかったので他の選手とのポイント差が思った以上に空いてしまったことが不安になってしまい終始落ち着きのないレースをしてしまいました。また他の選手と比べてみてもスプリントにキレがなかったりと改めて自分の弱さを痛感したレースでした。
今回のレースで課題がたくさん見つかったので個人戦やインカレまでに課題を克服して次こそ優勝できるように頑張ります

最終ポイントは僅差で2位通過し6ポイントを獲得(1位通過は左の佐藤健選手(日本大学))

Q:今年度の振り返りと来年度の目標などをお願いします
今年は成長を感じられる年でした。1年生の頃は特に目立った成績もなく、平凡な選手でした。この現状に危機感を持ったことで冬場はしっかりトレーニングに励み、個人戦スクラッチ3位、インカレマディソン3位、TRS年間総合2位と昨年に比べれば大幅に進歩したと思います。しかし、1位が取れていないのが現状です。

3位を獲得したインカレマディソン。写真左側が梅本選手

来年度こそは1位になれるように頑張りたいと思っています。来年度も応援よろしくお願いします!

明治大学チームメンバーと

男子TRS総合第3位
安彦 統賀選手(日本体育大学)コメント

今回も昨年に続き年間3位という結果でした。
自分の力では關根君には及ばず力の差を感じたのでまずは追いつけるように努力し、お互い切磋琢磨して2人で年間優勝を争えるようになりたいです。

今年度、最も記憶に残っているのはインカレ3位を獲得した団抜き(先頭走者が安彦選手)
TRS第5戦を終えた日本体育大学チームメンバー

女子TRS総合第1位
小口加奈絵選手(日本体育大学)

昨日のレースはとにかく自分の気持ちと足が弱かったなと思いました
TRS年間で1位だったことも当日のレース前に知りました笑
正直、場数が生んだ奇跡だと思ってます笑

Q:今年度の振り返りと来年度の目標などをお願いします
今年度印象に残ったレースはインカレのマディソンです。あれよりキツかったレースはないです笑 でもすごく楽しかったです!
来年度はインカレで両親に花束を渡せるようにしたいと思ってます!

今年度で最も印象に残っていると語るインカレマディソン。写真右が小口選手

 


女子TRS総合第2位
寸田桜選手(立命館大学)

Q:TRSは寸田さんにとってどのようなレースですか?
TRSは経験が少ない私にとって、実践的な経験を積めるレースで、毎回良かった点や反省点など得るものが多く、楽しみにしている大会のひとつです。

TRS第5戦 ポイントレース中の寸田選手

Q:今年度の振り返りと来年度の目標などをお願いします
印象に残った学連のレースはインカレです。3kmIPもオムニアムもあと少しのところで入賞を逃し悔しい思いをしました。仲の良い選手の活躍でたくさん刺激をうけ、来年こそは!という思いが強くなりました。

インカレ オムニアムレース中の寸田選手

また今年度は、他大学の選手やマネージャーさんたちとも仲良くなれて、大会に行く楽しみが増えたことも私にとっては嬉しいことでした。
来年度は、インカレ表彰台と学連のチャンピオンジャージを獲得を目標に、今までとひと味違う私を見せられるよう頑張ります!

TRS第5戦出場の立命館大学&西日本学連校(同志社大学)メンバーと

<編集後記:学連ウォッチャー深井>
今回ご紹介した關根さん、安彦さんは学連加盟前からウィンターシリーズ戦(静岡県車連)などでお見かけし、当時から学連選手に負けないレース展開をしていた選手でした。

2016年度ウィンターシリーズ戦出場時の關根選手(当時叡明高校) ※關根さんの了承を得て掲載しています

毎年、必ず1学年分が卒業し1/4の選手が入れ替わる学連レース。来年度も続々と強豪若手選手が加盟するようです。さて2019年TRSはどのような展開になるでしょうか。

RCS第9戦 浮城のまち行田ラウンド&東京六大学対抗ロード

11月18日、埼玉県行田市にてRCS第9戦&東京六大学対抗ロード大会が開催されました。
心配された天候もまずまず、大きな事故なく無事終了しました。
今年で8回目となる本レースは紅葉が綺麗に色づく行田総合公園周辺に設定された1周2キロのコースを走ります。選手の視点では「平坦で道幅が広く走りやすい」とのことです(選手コメントより)。
今回、六大学ロード&Class1&2優勝選手とClass3有志の選手にコメントをもらいましたので大会の模様と共にお知らせします。

銀杏並木はじめ紅葉が美しいレース会場

※大会レースの詳細写真は特設公式facebook(こちら)よりご覧ください。


■東京六大学対抗ロード
第1位 早稲田大学 18 点
第2位 慶應義塾大学 7 点
第3位 法政大学 6 点

各校5選手、合計30名がエントリーした東京六大学対抗ロードはポイントレース形式で実施された

優勝:孫崎大樹選手コメント
早稲田大学は対抗戦を十分に勝てるメンバーで挑みました。そのため、今回の結果は当然であったと思います。チームとして機能し勝てた事は今後にも繋がると思います。
また、僕自身、チームで戦うことはこれで最後になります。そのレースを勝利で飾れ、後輩に感謝したいと思います。
(RCSリーダーについて)今年度は常に上位成績を残すことができ、現時点で2位以下に大きな得点差を開けることに成功しています。しかし、優勝回数は多くはなく、今後は貪欲に勝利を目指して走りたいと思います。

全ポイントを孫崎大樹選手(早稲田大学)と大前翔選手(慶應義塾大学) が1or2位通過。最終ポイントを制した孫崎大樹選手が優勝した。
孫崎大樹選手は午後のClass1でも第2位に入賞しRCSリーダーを維持した
レース後、チームメンバーと。

■Class1
第1位 篠田幸希選手(日本体育大学)
第2位 孫崎大樹選手(早稲田大学)
第3位 大前翔選手(慶應義塾大学)

優勝:篠田幸希選手コメント
今回のレースはクリテリウムと私の得意とする平坦のレースでした。コースは単調でコーナーが少なくコーナでの立ち上がりでもあまり足を使わずにクリアできるようなコースレイアウトです。

レース中盤、集団内で勝機をうかがう篠田選手。

何度か逃げに乗ろうとチャレンジした場面もありましたが、なかなか逃げが決まらずにレースは進行していきました。
ラストはチームメイトの強烈なアシストのおかげでゴールスプリントを制することができました。
この調子でチーム共々、RCS最終戦 神宮外苑クリテリウムに向け頑張っていきたいと思います。

レース後、チームメイトと。レース展開については特にチーム内で決めてはいなかったがメンバーの信頼で勝利を勝ち取ることができた、とのこと。

■Class2A
第1位 高橋翼選手(東北学院大学):Class1昇格
第2位 床井亮太選手(作新学院大学)
第3位 平安山良希選手(日本体育大学)

優勝:高橋翼選手コメント
今回の大会ではクラス1への昇格ができるチャンスの大会だと思っていたので狙っていました。

レース序盤の高橋選手

行田のコースは90度のコーナーが多く何度も立ち漕ぎをして足を使ってしまう場面がありましたが最後のスプリントにためることができたので全力でもがきました。
次からはクラス1でのレースになるのでまずはクラス1でしっかり走れる力をつけ積極的なレースをしていきたいです。

 


■Class2B
第1位 安彦統賀選手(日本体育大学):Class1昇格
第2位 和田樹選手(朝日大学)
第3位 及川一総選手(作新学院大学)

優勝:安彦統賀選手コメント
今回の行田でクラス1に絶対上がってやるという気持ちが強く、珍しく洗車し、チェーンにオイルをさし、ボトルゲージまで外しました。
結果は2周目から逃げて最後勝てたので嬉しいです。
クラス1のレースはスピードと技術が高く、なかなか勝てないと思いますがクラス2に落ちないように頑張ります。あと、日体大ではクリテリウムは篠田君。明治では渡邉君が強いと思われるので倒しに行きます。

出走前に周囲から”安彦コール”がおこり、解説栗村さんアナウンスにも登場

■Class3A

第1位 中村優太選手(作新学院大学):Class2昇格
第2位 津田悠太選手(明星大学):Class2昇格
第3位 坂野匠選手(東京大学)

岡本真治選手(関西学院大学)よりコメント
昇格を目標に臨んだレースでしたが、クラス3A 10位という結果になりました。本当に悔しいです。
練習を重ねてきて、昇格できるかもしれないと感じてきて臨んだレースだったので、とても悔しいです。
それでは、レースを振り返っていきます。
埼玉で開催されたレースだったので、レース会場の近くの宿に宿泊してレースに臨みました。
スタート位置は1番前を確保
第1コーナーを曲がり、5番目を走行。
周回を重ねると龍谷大学のの森選手がいたので、その後ろを残り2周回くらいまで走ってたんですが、実際かなりしんどかったです…
先頭付近の選手がコーナーの立ち上がりで強く踏んでいたので、集団後方ではインターバルがかかり、ダメージを受け続けました。
レース後、速度のデータを見てみると、他の人より上下が激しかったです…
中切れを埋め、ホームストレートで位置をあげて最終周回に入りましたが、途中先頭集団からちぎれてゴールという結果になりました。

残1周時の岡本選手

反省点としては、自分の位置取りが悪く無駄に脚をつかってしまったというのが1番の反省点です。
想定していたのと違い、かなり激しいレースだったので、レース中にその状況に対応する対応力が必要だと感じました。
このレースで良かったと思うのは、落車をしなかったこと。
まだまだ実力不足だとレースで感じさせてくれたので、練習を頑張ろうというモチベーションをくれたことです。
もっともっと速くなりたいし、速くなれると思うので、今後の練習頑張りたいと思います。
レースに出るまでは、行田クリテリウムが年内最終レースの予定でしたが、悔しすぎるので、12/9の埼玉幸手工業団地クリテリウムに昇格目指して出場します。
応援よろしくお願いします!

レース前、自チーム&西日本学連メンバーと。

■Class3B

第1位 村山浩司選手(作新学院大学):Class2昇格
第2位 松山涼選手(京都大学):Class2昇格
第3位 上原雅主選手(山梨学院大学)


■Class3C

第1位 吉村光也選手(大阪工業大学):Class2昇格
第2位 大前雄暉選手(大阪産業大学):Class2昇格
第3位 尾形昂隼選手(朝日大学)

第2位の大前雄暉選手(大阪産業大学)よりコメント
今回は現地に前日入りをしてコースの試走をし、このコースは平坦で道幅が広く走りやすい自分に合ったコースでした。同期からの電話で「絶対に昇格しろよ」との励ましの電話もあり昇格出来る自信がありました。

前日に現地入りし試走していた大阪産業大学チーム

翌朝の天気は曇っていて寒かったですが徐々に晴れて来て安心しました。いつも通りのアップを行いスタートラインに向かうまでローラーで足を回していたのでスタート位置は最後尾でしたが道幅が広いので問題ないと判断しました。
そして号砲が鳴り1~3周は集団の中ほどにいてそこからは集団の先頭でローテーションをしてゴールスプリントに備えていました。

レース中盤、先頭集団に位置する大前選手。

調子が良かったのか最終局面まで足を使うことがなくさらに自信が湧いて来ました。ラスト一周の合図で後方から位置を上げてくる選手に前に入られないように走り最終コーナーを5番手くらいの位置で曲がりゴールスプリントが始まりました。必死で状況はあまり覚えていないですが「入賞で終わってしまう」と思って全力でスプリントをして最後にハンドルを投げると2位だったので驚きました。
先輩からも祝福してもらいようやくC2になれて久々にレースの楽しさを思い出しました。1位になれなくて悔しさも残りゴールスプリントの位置取りなどが今回のレースの反省点だと感じました。次からはC2なのでレースのレベルも格段に違うと思うのですごくプレッシャーがかかっていますがこの機にさらに練習に励もうと思います。
これからも応援よろしくお願いします。


■Class3D

第1位 高橋一斗選手(東北学院大学):Class2昇格
第2位 湯口龍生選手(朝日大学):Class2昇格
第3位 北原知樹選手(新潟大学)

第2位の湯口龍生選手(朝日大学)よりコメント
今年の目標であった クラス2に上がる を達成できたのでとても良かったです。
元々最終周回で逃げる予定だったので6周回目でうまく飛び出し、「行ける! 」と思ったのですが、最後の最後に東北学院大の高橋さんにゴールスプリントで負けてしまったのは悔しかったです。結果は2位でしたが、自分自身の足りない部分がはっきりわかるレースでした。
この課題点を克服して、次はクラス1昇格を目指して頑張っていきます。

2位でフィニッシュする湯口選手。
レース後、チームメイトと。

■会場では行田市真名板薬師太鼓保存会様による勇壮な薬師太鼓の披露や豚汁など、さまざまなお楽しみも用意されていました。
行田市真名板薬師太鼓保存会様による薬師太鼓の披露
勇壮な太鼓により選手も大いに元気づけられた

豚汁やコーヒーサービスもあり選手や観客もほっと一息。

豚汁を楽しむ法政大学選手たち

レース中はJSPORTSサイクルロードレース解説でおなじみの栗村修さんがスペシャルゲストとして実況解説。植田瑞貴さん(東京大学)とのテンポのあったやり取りが会場を楽しませていました。


<編集後記:学連ウォッチャー 深井>
本レースは会場設営や運営など地元のみなさまの多大なご協力で成り立っています。今年はさらに薬師太鼓の披露や栗村さんの解説などが加わり、更に華やかな大会となりました。
なお本大会は毎年、学習院大学が当番校を担ってくれています。今年も前日準備からレース後の後片付けまで精力的に対応していただきました。おつかれさまでした。

学習院大学 運営&出場メンバーのみなさん

ちなみにClass1は昨2017年も篠田選手が優勝しています。フィニッシュシーンを見ながら既視感を覚えた方も多かったのではないでしょうか。

2017年Class1フィニッシュシーン

西日本新人戦 優勝選手が経験した2018インカレ

「学連レースのなかでインカレは特別!」という声を選手からよく聞きます。
今年のインカレも様々なドラマを見せていただきましたが、西日本地区選手では吉岡衛さん(京都産業大学)と末廣快理さん(同志社大学)のレースが強く印象に残っていました。
そんな2人に西日本新人戦優勝選手としてコメントをもらう機会があったため、少し前のことになりますがインカレについても振り返ってもらいました。


■吉岡衛選手<インカレ振り返り編>
2つの出場種目とも表彰台に乗る成績を残しながらもレース後にものすごく悔しそうな表情をみせていた吉岡さん。その時の胸中を聞いてみました。

吉岡さんコメント
自分にとって2回目のインカレは今年も成功と言える結果を残すことが出来ませんでした。 今年は団体追い抜きとマディソン、ロードレースに出場しました。

マディソン第2位で表彰を受ける京都産業大学ペア(写真左)

マディソンでは学生個人トラックで優勝しているということもあり勝つ自信がありました。 しかしこの自信が過信となり、その結果負けてしまいました。
前半は周りの様子を伺って走り後半に勝負を仕掛けるという作戦でしたが、前半の日大の動きを見逃してしまいそのままジワジワと差を広げられ、気が付いた時には取り返しがつかないものになってしまいました。
最低限2位という結果を取ることが出来ましたが、勝ち以外意味がありませんでした。
マディソンに向けパートナーの唯晶さんとカナダに遠征に行くなど、勝つ準備は整っていただけに本当に残念でした。 常に自分がチャレンジャーだと思うことの大切さに気付かされるレースになりました。

そして昨年のインカレで空中分解という結果に終わり悔しい思いをした団体追い抜き。 予選を2位通過し、決勝に上がれたときは本当に嬉しい気持ちでいっぱいでした。
しかしここからが本番です。 勝たなければ昨年の悔しさを晴らすことが出来ません。
そして迎えた決勝戦では今までに感じたことのないプレッシャーを感じました。 頭が真っ白になり周りの声援やタイムも聞こえなくなってしまい、王者日大に完膚なきまでに叩きのめされました。 日大の圧倒的な強さの前に為す術もなく終わってしまいました。

プレッシャーのなかで迎えた団抜き決勝戦。先頭が吉岡選手。
表彰台に立ちながらも笑顔のない京都産業大学メンバー (本写真の公開について吉岡さんに相談済です)

最後のインカレだった4回生の唯晶さんと松下さんに本当に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。 最後は一緒にインカレチャンプになりたかったです。
今年の2位を意味のあるものにするには来年のインカレで勝つしかないと考えています。
※続きは西日本新人戦レポート「キャプテン就任&新人戦総括編」へ

インカレトラックを終えてチームメンバーと

 


■末廣快理選手<インカレ振り返り編>
強豪ひしめくスプリントでみごと第4位を獲得した末廣さん。
会場を沸かせた1/8決勝から始まる快進撃について語っていただきました。

末廣さんコメント
合宿からかなり調子がよく、ハロンのタイムは出ていたが本番では10.9といまいちでギリギリの予選突破となってしまいながら
1/8決勝を迎えました。

①1/8決勝
対戦相手の明大荒川は高校時代からずっと当たっていてなかなか勝てないでいる相手だったので、毎回毎回の振り返りが今回の対戦に生きて勝つことができたのだと思います。

1/8決勝は荒川選手(明治大学)との対戦
強豪荒川選手(明治大学)を下し、喝采に包まれた1/8決勝フィニッシュシーン

②1/4決勝
早稲田大 田中さんとの対戦はOBさんと相談して自分の持ち味を活かした作戦を組んで、思い切って勝負に挑み勝利を得ることができました。

③1/2決勝
日大 坂本さんとの対戦では自分ができることを全てやったつもりでしたがどうにも歯が立たなくて悔しい思いをしました。

日本大学 坂本選手との1/2決勝では悔しい思いをした

④3-4位決定戦
順位決定での鹿屋阿部さんとの対戦では自分に有利な部分があったのでそこを意識して走ったのですが、残念ながら勝ち切ることができませんでした。

インカレを終えて
表彰台に乗ることを目標にしていたので、今回の結果は本当に悔しかった。四年間の目標はインカレで優勝して親に花束を渡すことなので、来年にでもその目標を達成できるようにこの悔しさをバネに練習を続けていきたいと思います。


<編集後記:学連ウォッチャー 深井>
2人が経験した2018インカレ。当人ならではの思いを聞くことができました。吉岡さんも末廣さんも学連選手としてはこれから円熟の機を迎えていく世代。来年のインカレに向け、ますます成長されていくことでしょう。

※本記事は「第54回 西日本トラック新人戦」レポートとの連動企画です。2選手の新人戦コメントがこちらにも掲載されていますので併せてご覧になってください。

第54回 西日本トラック新人戦

10月28日、トラック新人戦が東日本地区と西日本地区それぞれで開催されました。いつも東西が同日開催で「体が二つほしい!」と思う本大会、今回は西日本に出かけました。


大阪府 岸和田競輪場で開催された西日本新人戦は11校から74選手がエントリー(普及クラス含む)。
「新人戦」という大会名ですが「学連登記2年目以内」という意味ですからメンバーを見てもルーキーという雰囲気ではありません。当日は昨年と異なり天候にも恵まれ、事故なく無事終了しました。
本コラムでは各競技の表彰式と優勝選手をご紹介します。
また今回は優勝選手のうちインカレでも活躍した2選手(末廣快理さん、吉岡衛さん)からコメントをもらっています。
なお、二人にはインカレの振り返りも語っていただきました。そちらは別記事で改めてご紹介します。


※決勝戦の実施順に掲載しています

■男子4kmIP
13名が出場。
第1位 林欣司選手(朝日大学)Time:4.48.233
第2位 棚瀬義大選手(朝日大学)Time:4.53.289
第3位 小出樹選手(京都産業大学)Time:4.53.919

第1位 林欣司選手(朝日大学)

■女子3kmIP
2名が出場。
第1位 阪本ほのか選手(朝日大学)Time:4.11.770
第2位 寸田桜選手(立命館大学)Time:4.13.390

第1位 阪本ほのか選手(朝日大学)

■ポイントレース
18名が出場。12回のポイントのうち4回をトップ通過した吉岡衛選手が優勝を決めた。清水大樹選手、岡本篤樹選手がこれに続き、京都産業大学が3位までを独占する結果となった。

京都産業大学選手の活躍が目立ったポイントレース

吉岡衛選手(ポイントレース優勝)コメント<キャプテン就任&新人戦総括編>
インカレが終わり、私はキャプテンになりました。 自分が思っていた以上にチームをまとめることや、練習メニューを考えることは簡単なことではありませんでした。
そんな中、先日行われた西日本新人戦では出場した選手がほとんど全員入賞するという結果を残すことができました。 中でもポイントレースでは1,2,3位を京産で独占できました。 また、入賞することが出来なかった選手も各々の力を十分に発揮し、チームとしてとても良い雰囲気でした。
私個人としてはポイントレースで優勝することができました。 どんな試合でも勝つことが大事だと思うので勝つことができて良かったと思います。
来年のインカレではチーム全員が笑顔で終えられるようキャプテンとしてチームを引っ張っていきたいと思います。

レース終盤。木下選手に「今アタックしたら決まるぞ!」と伝えていた由。
京都産業大学メンバーを自ら引っ張っていく、と決意する吉岡新キャプテンとチームメンバー

■男子1kmTT

10名+普及クラス15名が出場。
第1位 島奨乃選手(同志社大学)Time:1’09.464
第2位 日高将喜選手(大阪経済大学)Time:1’10.976
第3位 佐々木祐太選手(朝日大学)Time:1’11.362

第1位 島奨乃選手(同志社大学)

■女子500mTT

4名が出場。
第1位 松井優佳選手(同志社大学)Time:40.017
第2位 阪本ほのか選手(朝日大学)Time:40.566
第3位 寸田桜選手(立命館大学)Time:40.977
第4位 平岡早紀選手(大阪経済大学)Time:43.169

第1位 松井優佳選手(同志社大学)

■男子スプリント
6名が出場。予選、1/4決勝、1/2決勝を経て末廣快理選手(同志社大学)&松岡琢海選手(朝日大学)の組み合わせとなった決勝戦は末廣快理選手が1、2回戦とも征し優勝を決めた。

第1位 末廣快理選手(同志社大学)
第2位 森本桂太郎選手(朝日大学)
第3位 出口謙一郎選手(朝日大学)

決勝戦は末廣快理選手と森本桂太郎選手の対戦に。

末廣快理選手(スプリント優勝)コメント
今回の新人戦は数人マークしていた選手もいましたが、どの選手に対しても作戦通りに展開することができ、自分の課題であるハロンも10秒台で予選を通過することができたのでかなり感覚良く試合を終えることができました。
これからシーズンオフに入りますが、ロードによる基礎体力の強化と筋トレを重点的にしていくことによって、自分の課題であるハロンのタイムを伸ばせるようにトレーニングを積んでいきます。

決勝戦2回戦目で先行フィニッシュする末廣快理選手
同志社大チームメンバートとともに

■女子スプリント

女子スプリントはエントリー2名のため決勝戦のみ実施。
第1位 松井優佳選手(同志社大学)
第2位 平岡早紀選手(大阪経済大学)

松井優佳選手(同志社大学)が2回戦とも先行し優勝。

■ケイリン

9選手がエントリーしたケイリンは予選、敗者復活戦を経て1/2決勝、決勝戦が行われた。
第1位 真鍋智寛選手(鹿屋体育大学)
第2位 平松和真選手(朝日大学)
第3位 滝本幸正選手(朝日大学)

僅差で真鍋智寛選手がトップ通過し優勝を決めた決勝戦のフィニッシュシーン

 


各レースは事前準備から事後の片づけまで競技役員のご尽力で成立しています。今回も運営おつかれさまでした。

西日本新人戦 競技役員の皆様

<編集後記:学連ウォッチャー 深井>
今回コメントをもらった吉岡さん、末廣さんはインカレ時の様子が強く印象に残っており、いつかその時のことを聞いてみたいと思っていました。
今回ちょうど西日本新人戦でご一緒できたため、これ幸いとコメントをお願いした次第です。二人がどんな思いでインカレを過ごしたのか、改めて近日中にお知らせします。