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[みどころ]6/1(土) 第58回全日本学生選手権 チーム・ロード・タイムトライアル大会

大学対抗のチームタイムトライアル!
日本学生自転車競技連盟は2019年6月1日(土)に埼玉県利根川上流域南側 加須市・おおとね童謡のふる里室前発着の特設コースにて、第58回全日本学生選手権 チーム・ロード・タイムトライアル大会を開催いたします。

主 催 
日本学生自転車競技連盟 

共 催 
公益財団法人日本自転車競技連盟 一般社団法人埼玉県自転車競技連盟後 援 加須市 加須市教育委員会 羽生市 羽生市教育委員会 

協 賛 
公益社団法人全国競輪施行者協議会 一般社団法人日本競輪選手会 井上ゴム工業株式会社WIN AND WIN CO., LTD.(WIAWIS) セイコータイムシステム株式会社 株式会社パールイズミ

今年度、2つ目の「学生選手権大会」はJICF加盟校の学校対抗形式によるチームロードレースの優勝校を決める選手権大会です。

学生選手権TTTとは?
大学ごとの単独走の時間を競うロードタイムトライアル競技は1チーム4名で構成、フィニッシュ時は3人目がフィニッシュした通過タイムです。

過去は100km近い距離でレースが行われていましたが、2014年度大会より約60kmの距離となりました。以前はロード競技の強い大学が上位にいましたが、チームTTの距離が短くなった近年はトラック競技の団体追い抜きなどで上位にいるチームの活躍が目立っています。

このレースは走力とチームワークが試される団体戦で毎年、風の影響をうけるチームも多く、追い風・向かい風の状況を確認したり、チームスタッフが他大学とのタイム差を確認しながら走る選手に伝えて戦略を考える等、走る選手だけではなく、チーム一丸となって戦う大学対抗戦です。

まっすぐな道をチーム単独でひたすら走るロードタイムトライアル(写真は2017年レース)

レースは11時30分よりスタート!
レースは前年度の優勝チームから上位8校までが2分間隔でスタートし、それ以降は1分間隔でスタートします。
今年度は、前年度優勝校の前にオープン参加のEQADSが出走し11時32分より昨年度の優勝チームである中央大学が出走予定です。

2018年大会は中央大学が連覇達成!
昨年度大会は1番目にスタートした中央大学は、1周目終了時に2位と約1分ほどの差をつけて折返し、2周目はタイムを落としながらも、チーム力で乗り切り、1時間17分19秒76(時速49.04km)で2位の京都産業大学に1分10秒ほどの差をつけて大会2連覇を達成しました。

トップタイムでフィニッシュする中央大学チーム

今年の注目大学
現在、大会2連覇を達成している中央大学は、今シーズン、学生選手権の初戦となったクリテリウムでも1年生の中村龍吉選手が優勝しており、チームとしても良い形でシーズンを迎えています。昨年の優勝メンバー3名がエントリー、大会3連覇を目指し臨みます。

2018年 第2位の京都作業大学

3年連続で2位の京都産業大学は近年、急速にタイムトライアル競技で成績を残しています。昨年3位の日本体育大学は前年8位から順位を上げました。4年生の當原選手をはじめ有力な選手が揃っています。、4位の日本大学も2008年以来の優勝を目指し、トラック競技でも活躍している佐藤選手や修善寺ロード第2位の片桐選手はじめロード有力選手もエントリーしています。他にも昨年度出場していなかった有力校の朝日大学、1年生からロード競技で活躍が光る中川選手率いる早稲田大学、明治大学、鹿屋体育大学などが有力です。

2018年 第3位の日本体育大学
2018年 第4位の日本大学

各校強力なメンバーですが、チームメンバー全員そろっての脚力と精神力が試される競技でもあります。
また、当日の気温、天候などの風の影響も多くレースの勝敗を左右します。
当日のレースが終わるまでどうなるかわかりません。

中大の三連覇か?それとも伝統校の巻き返しか?伏兵の台頭か、それとも?各チームともに走る選手だけではなく、サポートスタッフ、OBOGも一丸となって、大学の名誉をかけた戦いにご注目いただき、是非会場にて熱い声援を宜しくお願いいたします!

大会に関する競技速報情報はTwitterで配信予定です!

日本学生自転車競技連盟競技
速報Twitter
https://twitter.com/jicf_jimukyoku

なお、翌日2019年6月2日(日)は第5回全日本学生選手権個人ロードタイムトライアル自転車競技大会が同コースで開催されます。

エントリーリストなど詳細はこちらから

第5回全日本学生選手権個人ロードタイムトライアル自転車競技大会
大会概要ページ:http://jicf.info/11481/

 

関連情報SNS/HP

日本学生自転車競技連盟公式HP:http://jicf.info/

JICF情報系HP officials:http://jicf.info/officials/

JICF競技速報Twitter:https://twitter.com/jicf_jimukyoku

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【みどころ】第21回全日本学生選手権クリテリウム大会

今年度最初の学生選手権大会!
5月26日(日)に東京都品川区⼋潮 ⼤井埠頭周回コース(1周 7km)にて第21回全日本学生選手権クリテリウム大会(エントリーリスト・大会要項など、大会概要ページはこちらから:http://jicf.info/11650/)を開催いたします。

今年で第21回目を迎える全日本学生選手権クリテリウム。
学生選手権クリテリウムについてはこちらのページに経緯や過去の優勝選手一覧が掲載されていますのでぜひご覧ください。

JICF情報系サイトofficials↓
http://jicf.info/officials/jicc_crite

TOJと同日に開催される初の大会!
学生選手権クリテリウムはこれまで関西地区での開催されていましたが、今年度は国内最大級のステージレース、ツアー・オブ・ジャパン(TOJ)の最終ステージとなる東京ステージで同日に開催され、多くの注目が集まる中、2019年度の学生クリテリウム王者が決定します。

ツアー・オブ・ジャパン2019公式サイト↓
http://toj.co.jp/2019/

競技種目はクリテリウムで男⼦6周回(42km)⼥⼦4周回(28km)で優勝者を決めるレースです。
TOJ2019でトッププロレーサー達が走るコースと同じコースレイアウトで平坦でスピードが乗る高速なレース展開が予測されます。
また、同日の11時からツアー・オブ・ジャパンが東京ステージの開催があるので、いつも以上の観客が見守る中でのレースになります。

2019ツアー・オブ・ジャパン
第8東京ステージコースレイアウト↓
http://toj.co.jp/2019/?tid=100072

女子の注目大学・選手紹介
昨年度は男女ともに京都産業大学の選手が優勝を果たしました。
女子では当時1年生ながら中冨選手(京都産業大学)が、早稲田大学の小泉選手とのスプリント勝負を制して初優勝を果たしました。
その後も修善寺カップ総合優勝なども果たしシーズンを通して活躍をみせました。

前年度優勝の中冨選手(京都産業大学)

本大会の注目選手としては昨年優勝の中冨選手(京都産業大学)、昨年2位の小泉選手(早稲田大)をはじめ、昨年4位の野寺選手を擁し、最多4名がエントリーしている順天堂大学、過去5大会で3回優勝選手を輩出している日本体育大学などの大学にも注目が集まります。

順天堂大学女子メンバー

また、福田選手(慶應義塾大学)、橋本選手(鹿屋体育大学)の2名はナショナルチームのメンバーとして国際大会で日本代表として活躍もしてきた4年生にとっては最後の学生選手権クリテリウムとなるので、力強い走りで白熱したレースが展開されることが予想されます。

修善寺女子ロードで(学連選手最速)2位にてフィニッシュする福田選手

 

男子は予選なしの優勝決定戦となる一発勝負!
男子は、例年とは異なり予選なしの決勝のみ42kmで優勝者を決定します。
昨年のレースの最上位としては3位の吉岡選手(京都産業大学)擁する京都産業大学が8名エントリーしており、昨年に引き続き大学での連覇を目指します。

吉岡主将率いる京都産業大学メンバー

注目選手としては、今年度のRCS3戦終了時までのリーダーとなっている鈴木選手(明星大学)、インカレロードで優勝経験がある武山選手(日本大学)、石井選手(鹿屋体育大学)などの選手がエントリーしています。

現RCSリーダーは鈴木選手(明星大学)

ロードを得意とする選手以外でもトラックレースで中距離レースを得意とする選手も多くエントリーしており、コースは平坦でハイスピードな力と力がぶつかりあう、より白熱したレースが展開されることが予測されます。

武山選手(日本大学)は直近の修善寺ロードで優勝している

新元号「令和」初の学生選手権クリテリウムの栄冠を勝ち取るのはどの選手か?
いつも以上に熱気に溢れた会場と観客の前で最初にフィニッシュラインを通過する学生選手権チャンピオンと激しく競いあう学連選手たちとの熱い戦いに是非、大きなご声援を宜しくお願いいたします!

関連情報ページ
日本学生自転車競技連盟公式サイト:
http://jicf.info/
JICF情報系サイトofficials:
http://jicf.info/officials/
競技速報Twitter:
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【みどころ】2018年度RCS最終戦  第13回 明治神宮外苑⼤学クリテリウム

日本学生自転車競技連盟(公式サイト:http://jicf.info/)は3月10日(日)に東京都・明治神宮外苑にて2018年度RCS最終戦 第13回 明治神宮外苑⼤学クリテリウム(特設サイト:http://gaiencriterium.tokyo/)を開催いたします。

2007年に70周年記念行事大会として54年ぶりの都⼼部サーキットロードレースを、この明治神宮外苑⼤学クリテリウムを開催して本年で13回目となり、多くの⽅々が観戦可能な東京都⼼部での競技⼤会として継続開催しています。

・ RCS年間総合優勝が決まるシリーズ最終戦
日本学生自転車競技連盟が主催する「全日本学生ロードレース・カップ・シリーズ」(通称:RCS)の最終戦となる外苑クリテリウムは、シーズン1年間を通して毎年10戦前後のレースを各地で開催し、獲得ポイントをランキングで争うシリーズ戦形式のロードレースの最終戦となります。
今シーズンは全13戦で行われ、RCS12戦終了時のランキングリーダーは孫崎選手(早稲田大学)です。大学入学当初からシリーズ総合で上位にランクインしていた孫崎選手が初RCS年間王者に向けてリーダーを維持しています!

白馬クリテリウムClass1でもRCSリーダーを維持した孫崎大樹選手(2018年7月)

RCSロードレースカップシリーズとは:http://jicf.info/officials/jicf_rcs
JICF最新RCSランキング: http://jicf.info/rcs_rank_2018/

・トップカテゴリのグループ1は大学対抗戦!
RCSの年間総合優勝争いとともに、グループ1のレースはメインイベントとなる大学トップカテゴリに属する選手たちの大学の名誉をかけた争いも注目です。

昨年は、招待チームのアムステルダム大学・Derk Abel Becker選手が序盤に逃げグループを作り、そのまま少人数のスプリントを制し優勝しました。日本人学生最上位の2位には渡邉選手(明治大学)、3位 Davíd van Eerd選手(アムステルダム大学)が入り大学対抗はアムステルダム大学が団体優勝を飾りました。

前回外苑クリテで日本人学生最上位を獲得した渡邉慶太選手と明治大学チームメンバー(2018年8月 インカレ会場にて)

各大学チーム最大3名の選手がエントリー可能なグループ1大学対抗戦は今年の学連ロードレースで活躍した選手たちが一斉に揃う注目のクリテリウムレースです!

RCSリーダー孫崎選手と昨年、大学対抗戦で4位に入った小野選手、インカレなどでも上位入賞経験のある中川選手の強力な3名でレースに臨む早稲田大学をはじめ、インカレロード優勝者をはじめロードの選手層が厚い日本大学、全日本ナショナルチームメンバーの経歴をもつ今村選手を擁する中央大学、昨年の本大会で上位に食い込んだ現在RCSランキング2位の渡邉選手を擁する明治大学、昨年度上位入賞の篠田選手が今年もエントリーの日本体育大学、医学部という異色の経歴の大前選手を擁する慶応義塾大学あたりが有力どころと目されます。

RCSリーダー孫崎選手はじめ、強力な3選手が揃う早稲田大学チーム(2018年11月 浮城のまち行田クリテ会場にて)
ロードの選手層が厚い日本大学(2018年11月 浮城のまち行田ラウンドにて)

神宮外苑周回コースはコーナーの多いテクニカルなコースで位置取りが大きく勝敗を分けます。通常の学連のクリテリウムの大会は四角形の形状のコースで行われることが多いのですが、このコースは直角コーナーだけでなく高速カーブやヘアピンもありバラエティーに富んでおり、「コーナーを制するものが明治神宮を制す」といっても過言ではありません。また、道幅の割には抜きどころが少なく緩急も激しくなりやすいため、スタートから少なくとも集団の前に位置していないと走力があっても脚を余してしまうことも多々ある反面、走力が多少は劣ってもうまく流れに乗れば上位に食い込むことも可能です。

中央大学チーム村田瑞季選手は前回外苑クリテで日本人学生選手第3位(2018年8月インカレ会場にて)
昨年度外苑クリテ上位の日本体育大学 篠田選手は浮城のまち行田クリテリウムで2年連続優勝している(2018年11月 行田クリテ会場にて)

今年、海外からはオーストラリアよりメルボルン大学チームが招待チームとして参加する予定です。

昨年の本大会でも招待チームのオランダ・アムステルダム大学が統制の取れたチームワークを発揮し日本の大学チームの動きをうまくコントロールして抑え込み、大学総合優勝を飾っています。招待チームが今年もレース巧者ぶりを見せてくれるのか、大いに楽しみです。

・女子クリテリウムみどころ

女子クリテリウム(JICF競技登録+JCF競技登録)は高校生からクラブチームの選手まで多彩な顔ぶれがエントリーしています。

大学生では中村選手(日本体育大学)や福田選手(慶應義塾大学)が有力ですが、高校生の太郎田選手(東京成徳高校)やクラブチームの岡本選手(ラバネロ)、ベテランの西選手など独走や駆け引きの旨さでレース展開を大きく変えることができる選手が多いので非常にみごたえがあるレースが予想されます。

個人ロードTT優勝の大前翔選手と福田咲絵選手。慶應義塾大学メンバーとともに(2018年6月 埼玉県加須市個人ロードTT会場にて)

また、外苑大学クリテリウムでは初めて招待チームから女子選手がエントリーしており、新たな歴史の1ページが刻まれます。オーストラリア・メルボルン大学のエマ選手はオーストラリア選手権U23で4位に入っている選手で、その走りが大いに注目されます。

「⼤学⾃転⾞フォーラム」をレース前⽇に開催
⼤会開催のみにとどまらず、全国から競技者の集まる機会を活⽤して前⽇に「ユニバーシティ・フォーラム」を開催しています。
2018年は、「自転車活用推進法と競技スポーツとしての自転車」をテーマに2020 年東京オリンピック・パラリンピックのいかなるレガシー構築が可能かを考える機会としてこのフォーラムが寄与できることを期待します。

こども、その親の世代であるマスターズ世代に参加機会のある⼤会へ
将来のサイクルスポーツ振興にとって学⽣⾃転⾞競技の振興は不可⽋ですが、それにとどまらず、将来サイクルスポーツに何らかの関わりを持つ若年層の掘り起こしにむけて、⼩・中学⽣のタイムトライアルを実施します。

また、⼩中学⽣の来場促進のため、そのご両親の世代の⾃転⾞競技に対する理解を深める場をとして、マスターズのタイムトライアルとクリテリウムレースを実施します。
更に、競技に参加する選⼿達と⼀緒にレースコースを⾛る体験の機会として、⼜エントリー料の⽀払いを通じてこの⼤会の運営に寄与していただける⽅々の参加機会として、⼀般参加のライド(レースではありません)を実施します。

会場で観戦される方は是非、暖かい服装でご来場ください!学生選手、マスターズ、キッズなど全てのカテゴリの選手たちに熱い声援をよろしくお願いいいたします。

なお、本大会はインターネットライブ中継も午前10時から行う予定です。カメラを通じての臨場感を味わうのも一興。是非ご注目ください。(https://sportsbull.jp/p/480646/


明治神宮外苑大学クリテリウムの関連情報ページ
日本学生自転車競技連盟公式サイト:
http://jicf.info/
外苑大学クリテリウム大会概要ページ:
http://jicf.info/10905/
神宮外苑大学クリテリウム特設サイト:
http://gaiencriterium.tokyo/
特設情報サイトofficials:
http://jicf.info/officials/
競技速報Twitter:
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[みどころ]文部科学大臣杯 第74回全日本大学対抗選手権自転車競技大会ロードレース競技

2017インカレロードレースで個人では武山選手が優勝、チームとしても団体優勝を果たした日本大学

大学No1を決めるワンデイロードレース!
大学自転車競技のビックイベントである文部科学大臣杯第73回 全日本大学対抗選手権自転車競技大会(通称:インカレ)のロードレース競技が9月2日(日)に長野県大町市美麻地区 公道周回コース 1周 13.4 kmで開催されます。

大会関連情報
公式HP大会概要ページ:http://jicf.info/8233/
昨年度大会の競技結果:http://jicf.info/5960/

この1日で総合優勝が決まる戦い!
近年はトラック・ロード競技を連続して近接会場で実施することが恒例になっていましたが、後楽園競輪場でトラックを、富士スピードウェイでロードレースを開催した1972年以来、46年ぶりのトラック・ロード分離開催となります。

各大学とも、トラック競技を走ってロードレース競技もエントリーする選手にとっては例年よりも休養期間がありコンディション良い状態でロードレースに臨むことできます。

インカレの総合優勝に向けて、チーム一丸となり勝負を決める総力戦となります。
また、個人としても学生選手権個人ロードレースと並ぶ大学日本一を競うトップレベルの学生選手のみが選ばれて走ることができるレースであるため、最高峰の熱戦が期待できます。

舞台は長野県大町美麻地区!周回コース!
今回のインカレロードの決戦の舞台となるのは長野県大町市美麻地区の公道を利用した一周13.4kmの周回コースです。
距離は男子は174.2km(13周)、女子は67.0km(5周)で実施予定です。

一周の距離があるため、日本CSC5kmサーキットのような激坂はないものの、緩やかな登り坂の距離が長く、各選手は知らないうちに脚を消耗してしまいます。
下り坂はテクニカルなコーナーが少なくトップスピードを維持しやすいため、いい脚を長く使うことも要求されます。よって、生粋のクライマータイプではスピードが足りず、スプリンターのスピードだけでは押し切ることが難しい、総合力が試されるコースです。

トラック競技終了時の各大学状況
8/17-19まで文部科学大臣杯第73回 全日本大学対抗選手権自転車競技大会(通称:インカレ)のトラック競技が伊豆ベロドロームで開催されました。男子トラック競技の総合成績は全種目で確実に得点を獲得した日本大学が75点で1位を獲得しています。
2位には56点で明治大学はが入り、3位早稲田大学53点、4位法政大学45点と続いています。ロードレース競技で多くの選手が上位でゴールできるかで得点が加算され総合優勝できるが関わってきます。
また、女子トラック競技はマディソン、チームスプリントで1位を獲得した日本体育大学44点で1位を獲得しており、2位には鹿屋体育大学が39点で追っています。こちらは接戦となっており、ロードレースの展開次第で総合優勝どのようになるのか?気になるところです。

男子注目大学・選手紹介
注目大学はトラック競技終了時点でトップに立っている日本大学は昨年同様に強力なメンバーで連覇に向かって戦いで臨んできます。
草場選手や武山選手という個人としても優勝を狙える選手とチーム戦でも有利に展開できるメンバーが揃っているチームです。

2017インカレロード優勝の武山選手(日本大学)2017全日本学生選手権個人ロードも優勝を果たしている

その日大を追う明治大は過去にインカレロードで優勝している野本選手が4年生最後のインカレで2回目のインカレロード制覇となるのかにも注目があつまります。
現在RCSリーダー孫崎選手を擁する早稲田大学も、過去のインカレで3位に入っている中川選手とともに上位を狙える力を持っています。

2018RCSの現在、リーダージャージを着る孫崎選手(早稲田大学)

西日本学連所属の京都産業大学と鹿屋体大なども今年の学生選手権でタイトルを獲得しているメンバーを揃えています。
京都産業大学は全日本学生選手権クリテリウム優勝の中井選手、鹿屋体育大学は全日本学生選手権個人ロード優勝の石井選手を擁するチームです。

2018全日本学生選手権クリテリウムで優勝した中井選手(京都産業大学)写真左

他にも学生レースやU23カテゴリで活躍する岡部選手(日体大)、佐藤選手(法政大)、尾形選手(中央大)などのメンバーにも注目があつまります。

女子注目大学・選手紹介
昨年同大会2位の中井選手(鹿屋体育大学)が中心となり展開次第では誰が勝ってもおかしくない混戦模様です。
大学対抗成績をも関係してくるため、トラック競技を終えて現在トップに立っている日本体育大学と2位につけている鹿屋体育大学の総合優勝をめぐる戦いにも注目が集まります。

2017インカレロード2位の中井選手(鹿屋体育大学)写真右端

今シーズン、1年生ながら学生選手権クリテリウムや修善寺カップで優勝を果たしている中冨選手(京都産業大学)など、若手の選手たちがどこまで上級生を追い詰めることができるか期待が高まります。

1年生ながら全日本学生選手権クリテリウムと修善寺カップで優勝している中冨選手(京都産業大学)

インカレロードに高木秀彰賞の新設
本年度のインカレロードの覇者を擁するチームには、サイクルフォトジャーナリストとして学生自転車界に多大なご貢献をされた 故 高木秀彰氏を顕彰し「高木秀彰賞」が授与されることとなりました。

高木秀彰賞の創設について

栄誉ある初代受賞チームがどの大学になるのか、こちらにも注目です。

過去から現在まで、インカレロードのチャンピオンは例外なく日本のロードレース界を背負う選手として羽ばたいてきた歴史があります。

2016インカレロードで優勝している野本選手(明治大学)直近、RCS白馬ラウンドではクラス1のレースで1位となっている

2020年東京五輪のスターが日本屈指の難コース、美麻の地で生まれるかもしれません。
大学の威信、仲間の期待を背負いつつ、己の誇りもかけた、選手たちのそれぞれの熱い戦いを、是非、ご注目ください。

 

■関連情報サイト・SNS■
日本学生自転車競技連盟公式HP:http://jicf.info/
JICF情報系HP officials:http://jicf.info/officials/
JICF競技速報Twitter:https://twitter.com/jicf_jimukyoku
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[みどころ]インカレ新種目:マディソン

文部科学大臣杯 第74回 全日本大学対抗選手権自転車競技大会トラック競技が8月17日(金)−19日(日)に静岡県伊豆市大野 日本CSC伊豆ベロドロームで開催されます。

今年度からインカレに追加となった種目「マディソン」について説明したいと思います。

マディソンの競技中に選手が交替する様子。タッチをしながら選手が入れ替わる

アメリカ生まれの競技種目!
まず、マディソンという競技の名前の由来はアメリカ・ニューヨークにあるマディソンスクエアガーデンという場所で初めて行われたことがこの競技名の由来となっています。

競技のルールはポイントレースと同じですが、2名1組のチームで行うところが大きく違います。レースに参加できるのは1名のみでもう1名の選手はトラック上部を走りながら交替のタイミングを伺います。

高度なテクニックが必要な交替シーン
この2名の選手がタッチをしながら交替する様子はタイミングが高度な技術が必要となりこのレースの醍醐味といった部分でもあります。

詳しいレースのルールなどについてはofficialsのHP内の競技種目紹介ページを御覧ください!

マディソン(MADISON)

インカレマディソンの注目大学は?
2018年のインカレに採用されたマディソンは男女ともに行われます!
学生選手権大会ではこの種目は以前から行われており、近年、国外でこの競技の経験を積んだ選手が、活躍する傾向にあります。チームワークと高度な自転車操作、戦略、判断力、タイミングなども必要となり経験を多く積んでいるチームが勝利を得ています。

男子マディソンでは京都産業大学や法政大学が近年、この競技で活躍しています。

2018年全日本学生選手権トラックでは京都産業大学チームが優勝している。

2018年の全日本学生選手権トラックでも1位京都産業大学、2位法政大学という結果になっており、このインカレでも活躍が期待されるところです。

2018年全日本学生選手権トラック男子マディソン2位法政大学チーム

他にも日本体育大学、日本大学(冒頭に写真掲載)も先日行われたJICF国際トラックカップでエリートカテゴリの選手も参加したマディソンで上位の成績を残しています。

JICF国際トラック時の日本体育大学チーム。今回ペアは写真中央の満田選手と最左の當原隼人選手。

女子もインカレは昨年インカレ優勝校の日本体育大学と鹿屋体育大学がエントリーしています。

鹿屋体育大学チームは中井選手・西島選手のペアでインカレも出場予定

JICF国際トラックカップでは実践でインカレを想定したメンバーでのレースがありました。
こちらも総合優勝を目指す大学同士の熱い戦いが期待されます。

総合優勝2連覇を目指す日本体育大学チーム

学連から世界へ
マディソンは2020年の東京オリンピックの競技種目にもなっています。近年、大学生でこの競技を経験して国外でも経験を積んだ選手たちが全日本選手権でも活躍をしています。

国内ではまだ開催頻度が多くない種目ですがレースの面白さから徐々に認知度が上がってきている注目な競技種目です。

このインカレで是非、注目いただき、多くの方々にマディソンを知ってもらえればと思います!

 

[みどころ]インカレ新種目:オムニアム

文部科学大臣杯 第74回 全日本大学対抗選手権自転車競技大会トラック競技が8月17日(金)−19日(日)に静岡県伊豆市大野 日本CSC伊豆ベロドロームで開催されます。

今年度からインカレに追加となった種目「オムニアム」について説明したいと思います。

オムニアムは複数の競技の成績を点数化して、その合計得点の優劣により競う競技です。

UCI主催の世界選手権では男子が2007年、女子は2009年より実施されていて比較的新しいトラック競技種目です。

種目については2016年のルール改正以降、6種目あった種目が競技種目変更があり、2018年現在は下記の種目と順番でレースが行われています。

第1種目:スクラッチ
第2種目:テンポレース
第3種目:エリミネーション
第4種目:ポイントレース

詳しいレースの説明はofficialsのHP内の競技種目紹介ページで情報配信しておりますので、そちらも御覧ください!

オムニアム

インカレで初開催のオムニアム!
学連では2017年から学生選手権大会としてオムニアム競技が学生選手権種目に採用されました。
それ以前は、学連主催のトラックレースのシリーズ戦:TRSの中でオムニアムラウンドという形でありました。

そして今年度(2018年)からはインカレで行われていたポイントレース、スクラッチといった中距離種目がオムニアムという形で統一されました。

まずはポイントレースで予選
今回のインカレでのオムニアムは出場選手は1大学1名で予選のポイントレースを行ってから本戦に入ります。
出場予定大学選手は30名で本戦には20名すすめる予定です。

注目選手は?
2018年全日本学生選手権オムニアムはJICF国際トラックカップと同時開催で、安彦選手(日本体育大学)が初優勝を飾りました。
2位は草場選手(日本大学)でした。

2018年全日本学生選手権オムニアム優勝の安彦選手(日本体育大学)写真左上。 写真中央が2017年学生選手権オムニアム第2位の近藤選手(法政大学)
ロードレース、トラック中距離で活躍する草場選手(日本大学)
高校時代からトラック中距離で活躍する曽我部選手(京都産業大学)

2017年の第1回全日本学生選手権オムニアムの優勝は中井選手(京都産業大学)でした。今回のインカレではポイントレースで成績を残している曽我部選手(京都産業大学)が出場します。

その他にも注目を集めるのは、2017年学生選手権オムニアムで2位の近藤選手(法政大学)や2018年学生選手権オムニアム3位の植益選手(大阪産業大学)、ポイントレースや国際大会でも活躍する松本選手(鹿屋体育大学)、その他にも永田選手(朝日大学)の走りに注目が集まります。

植益選手(大阪産業大学)と永田選手(朝日大学)ともに西日本学連で活躍する選手
国際大会でも経験を積んでいる松本選手(鹿屋体育大学)

全日本選手権や国際大会でも学連選手が活躍するオムニアム
2017年のUCI主催のワールドカップで梶原選手(筑波大学)が日本人史上初の女子オムニアムで優勝し、学連OBの橋本選手(KEIRIN・鹿屋体育大学OB)が2014年アジア大会オムニアム優勝、またリオ五輪ではOB窪木選手(ブリヂストン・日本大学OB)、OG塚越選手(シエルブルー鹿屋・鹿屋体育大学OB)が出場するなど大学生での自転車競技を経て、オムニアムで活躍する選手は多くいます。

2020年の東京オリンピック・パラリンピックでもオムニアムにこのインカレでのオムニアムを経験した選手が出場する可能性も多くあります。

是非、今回のインカレオムニアムにはご注目いただき、新しい競技種目としてこれからも多くの方々にご声援いただきたいと思います。

 

[みどころ]文部科学大臣杯 第74回全日本大学対抗選手権自転車競技大会トラック競技

大学自転車競技の頂点を決める競技大会!
大学自転車競技のビックイベントである文部科学大臣杯第73回 全日本大学対抗選手権自転車競技大会(通称:インカレ)がトラック競技2018年8月17日(金)から8月19日(日)まで静岡県伊豆市大野 日本サイクルスポーツセンター 伊豆ベロドローム( 250m) で、ロード競技が9月2日(日)に長野県大町市美麻地区 公道周回コース 1周 13.4 kmで開催されます。

関連情報
公式HP大会概要ページ:http://jicf.info/8233/
昨年度大会の競技結果:http://jicf.info/5960/

例年、トラック競技、ロード競技ともに同開催でしたが、今年度は分離開催という形になっています。

インカレとは?
日本学生自転車競技連盟が主催する競技大会には全日本学生選手権大会が現在7つあります。(大学対抗選手権・個人ロード・クリテリウム・チームTT・個人TT・個人トラック・オムニアム)
インカレは連盟発足年である1936年に記念大会が行われ、以降現在に至り、今大会で74回目となります。
全日本学生選手権の最上位に位置づけられた大学対抗戦としてトラック・ロードの各種目の得点を総合した大学の総合成績で競う競技大会です。

競技種目 は
男子の部:スプリント、1kmTT、ケイリン、4kmIP、タンデムスプリント、4kmTP、チームスプリント、 オムニアム、マディソン、個人ロードレース 174.2 km(13周=174.2 km)

女子の部:スプリント、500mTT、3kmIP、チームスプリント、オムニアム、マディソン、 個人ロードレース 67.0 km(5周=67.0 km)

合計男子10種目、女子7種目で開催されます。

 

大会フォーマット・スケジュールが大幅変更!
今大会は、平成最後のインカレとなるだけでなく、2020年の東京五輪に向けた改修工事に入るため、現行の伊豆ベロドロームでは(おそらく)最後のインカレとなります。

東京オリンピック2020の競技会場になっている伊豆ベロドロームは大幅な改修工事を予定している

伊豆ベロドローム

また、本年度からインカレにマディソンとオムニアムが正式種目として追加された関係上、トラック部門とロード部門が分離開催になっただけでなく、トラック部門の大会スケジュールも大幅に変更されました。

スケジュール決定の際には、理事会などで多くの時間を割いて協議が行われ何回も変更が加えられました。
トラック部門のスケジュール変更で二つの点が注目されると思います。

本年度追加種目(1)マディソン。これまで本連盟では全日本学生選手権トラック自転車競技大会のみで行われていた。
本年度追加種目(2)オムニアム。 写真はJICF国際トラック エリミネイションより。

大会初日から目が離せない!
大会最初の種目がチームパーシュート予選となりました。
選手はフレッシュな状態で戦いに臨めるため、いきなり大会記録や学連記録の更新が期待されるだけでなく、ここでよい記録が出るとチーム全体が活性化されます。
この種目の出場選手はオムニアムの出場選手と重複することが多いため、オムニアムの勝負の行方にも影響する可能性があります。

2018年学生選手権オムニアム優勝者は安彦統賀選手(日本体育大学)

そして、例年と同様にスプリント予選の200mタイムトライアルでは、先の全日本学生選手権トラック自転車競技大会で10秒5を切る好記録が続出しており、ここでも学連新記録や大会新記録が飛び出すかもしれません。

1年生ながら全日本学生選手権男子スプリントで優勝した中野選手(早稲田大学)

短距離系、中距離系の選手が初日に大部分初日に出走することとなり、この段階で各大学の仕上がり具合や選手の調子を確認することができるので、ぜひご注目ください。

また、チームスプリントやケイリンの決勝が最終日から2日目になったことにより、短距離系の種目もスケジュールがタイトになり、いかに消耗せずに調子を維持できるかが勝負のカギとなりそうです。

例年以上の全力な走りに期待!
今年から正式種目として新設されるオムニアムおよびマディソンがともに中距離系の競技ですが、トラックとロードの両方の部門にエントリーをする選手にとっては、ロードレースが2週間後になったことにより、トラック競技に集中しやすくなりました。
そのため、とくに中距離系の種目では例年にない高レベルの試合が期待できると思います。
計測系の種目では日程に従来より余裕ができ、日本有数の高速バンクの伊豆ベロドロームでの開催のため、学連記録や大会記録の続出が期待できると思います。

日本一の大学の称号はどこが手にするのか?
2017年度大会、男子は鹿屋体育大学の5連覇を阻止し、4年ぶりに日本大学が総合優勝を獲得しました。
トラック部門で82ポイント、ロード部門で31ポイント、合計113ポイントを獲得しロード、トラックともに圧倒的な強さをみせての優勝となりました。
今大会はその強さが今年も発揮されるか、または、各大学ともに新しい種目追加により戦略も変更されて、ポイントが各大学に分散されるかで、総合上位が大幅に変更される可能性もあります。初日からレースの行方に目が離せない展開になる可能性が高いです。

女子も昨年は日本体育大学がトラック部門42ポイント、ロード部門7ポイントで、鹿屋体育大学の3連覇を阻止して総合優勝を獲得しました。トラック部門で短距離系種目でポイントを多く獲得し優勝を盤石なものにしました。

今年は女子も各チームに種目ごとに強い選手が多くいるため、優勝の行方はわかりません。トラック部門で多くのポイントを獲得することで、2週間後のロードレースの戦略も変更になります。

男女ともに非常に楽しみな戦いが予想されます。各大学ともこのインカレにむけて合宿など充分な準備をして最高の舞台で素晴らしい走りができるようチーム一丸となって臨みます。

是非、現地での熱い声援を宜しくお願いいたします!!

当日は現地から、TwitterでのテキストLIVE配信などを予定しています!

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[みどころ]世界大学自転車競技選手権

2018年7月31日-8月4日にポルトガル・ブラガで開催される2018世界大学自転車競技選手権(WUC)に日本学生自転車競技連盟は、選手派遣を行い、大会へ臨みます。

大会公式HP(英語サイト):https://wuccycling2018.uminho.pt/
大会公式Instagram:https://www.instagram.com/2018wuccycling/
公式HP大会概要ページ:http://jicf.info/8256/
前回大会の競技結果:http://jicf.info/2009/

世界大学自転車競技選手権とは?
ユニバーシアードなどの主に大学生を対象とした国際競技大会を主催・統括する国際大学スポーツ連盟(Fédération internationale du sport universitaire、略称FISU)が主催する国際競技大会です。


自転車競技はユニバーシアードでも実施競技種目になることが少なく、そういった競技種目で主にユニバーシアードに含まれていない競技を対象として偶数年に開催する国際競技大会が世界大学選手権です。主催は各国際競技連盟が運営を行っています。

2000年以降は開催が増えている
2006年に急遽、開催1ヶ月前に大会情報が周知され、派遣団を編成し、大学日本代表チームを派遣しました。
基本的に偶数年に開催が行われ、最短でも2年ごとの開催になっており、2000年以降は大会開催が増えています。

直近の大会:2016年 第7回大会
フィリピン・タガイタイで開催された第7回大会では、ロードレース競技の他、マウンテンバイクの大会も開催されました。

競技結果はロードレース競技は女子クリテリウムでは樫木祥子選手(駒澤大学)が4位、個人ロードでは男子は伊藤宏人選手(順天堂大学)が9位、女子は斉藤望選手(日本体育大学)が8位となりました。

マウンテンバイク競技ではクロスカントリー・エリミネーター(XCE)では相野田静香選手(松本大学)、クロスカントリー・オリンピック(XCO)では前田公平選手(法政大学)が銅メダルを獲得しました。

JICF情報系サイトofficials
紹介ページ:http://jicf.info/officials/jicf_wuc

今大会のみどころは?
開催種目はロードタイムトライアル、個人ロードレース、MTBクロスカントリー、MTBダウンヒルです。

すでに開催地入りしている大学日本代表メンバー
現地からの情報では開催地のポルトガルのブラガは首都リスボンから北に400km弱、バスで4時間北上したあたりに位置する街でブラガの街の中心には近代的な建物が建ち並ぶものの、見渡すと伝統的な建物がうかがえるような町並みだそうです。

大学日本代表チームの様子は積極的に他国の大学生選手とコミニュケーションを取ろうとする様子があり、工具や空気入れを他大学チームに貸したり、ロードチームはチェコの代表チームと一緒にコース試走に行き英語での意思疎通を行いながら交流を深めているそうです。

大学生選手の国際競技大会ということで、毎回、他チームの戦力の状況がわからない中でも開催国のポルトガルや強豪国のオーストラリアチームなどが有力なチームといえます。

大学日本代表チームの注目選手
タイムトライアルは学連でも存在感のある石原選手(順天堂大学)が男子個人TTに出走します。
ロードレースでは例年、チームごとの連携がうまく取られず、強力な選手が逃げきってしまう展開が多いため、個々の能力が試させる展開が予想されます。
積極的な逃げを持ち味とする冨尾選手(鹿屋体育大学)などに期待があつまります。

女子ロードも国際大会でのレース経験もある福田選手(慶應義塾大学)、中井選手(鹿屋体育大学)が積極的にレースをすすめることで、メダルが期待されます。

MTBの選手たちも、前回大会ではメダルを獲得しており、今大会もメダルが期待されます。お互いのレース以外のサポートに入り交流を図りながら、大学生として良い経験を積んできてもらいたいと思います。

レースは31日個人TTよりスタートします!

 

派遣選手一覧

ロード男子
石井駿平 鹿屋体育大学

石原悠希 順天堂大学

川嶋祐輔 中京大学

重満 丈 鹿屋体育大学

冨尾大地 鹿屋体育大学

西尾憲人 明星大学ロード
女子
中井彩子 鹿屋体育大学

福田咲絵 慶應義塾大学

MTB・XCO 男子
穴田玖舟 札幌大学
上野 蓮 日本経済大学
江越昇也 桐蔭横浜大学

黒瀬文也 東海大学札幌キャンパス
松田賢太郎 慶應義塾大学
松本佑太 法政大学
MTB・XCO

女子
山田夕貴 松本大学

 

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[みどころ]JICF International Track Cup 5th Edition 第5回JICF国際トラックカップ

今年で5回目を迎えるJICF主催の国際トラックカップ
日本学生自転車競技連盟は、2018年7月14−15日(土・日)に長野県松本市美鈴湖自転車競技場にて第5回JICF国際トラックカップを開催いたします。

公式HP大会概要ページ:http://jicf.info/8263/
昨年度大会の競技結果:http://jicf.info/6555/

TRS、学生選手権オムニアムと同時開催!!
ワールドカップ出場に必要なUCIポイント獲得大会として日本学生自転車競技連盟主催によるUCI国際トラック大会クラス2の競技大会です。
実施種目はUCIクラス2競技としてオムニアム、スプリント、マディソン、スクラッチ、ケイリン、国内競技としてタイムトライアル、個人追抜、団体追抜、チームスプリントを実施予定です。

松本市美鈴湖自転車競技場のポイント・特性
長野県松本市美鈴湖自転車競技場は、浅間温泉国際スケートセンターの跡地に2015年6月に開場した周長333mの「日本一高い」自転車競技場です。
標高1100mの高地にあり気圧が低く空気抵抗が少ないことがこの競技場ではタイムトライアル系の種目で学生新記録や大会記録が多くでています。

注目の海外選手紹介!
オランダより2004年アテネ五輪スプリント銀メダリストのテオ・ボス(Theo Bos)選手、2016年リオデジャネイロ五輪ケイリン銀メダリストのマティエス・ブフリ(Matthijs BUCHLI)選手が日曜日に開催される1kmTTに出場します。
マティエス・ブフリ(Matthijs BUCHLI)は7/6-7で伊豆ベロドロームで開催されたジャパントラックカップのスプリントで優勝を飾りました。
また、テオ・ボス選手は2005年世界選手権の1kmTT優勝、今年3月に開催された世界選手権では1kmTT59秒.955というタイムで銅メダルを獲得しています。
他にもニュージーランドから、また香港からはナショナルチームを含む2つのチーム、韓国のクラブチームの参加もあり、非常にレベルが高い戦いが予想されます。

活躍が予想される学生トラック競技選手紹介
注目競技の男子オムニアムにはTRSで活躍している渡部選手(法政大)、今シーズンの学生選手権個人トラックポイントレース2位の曽我部選手(京都産業大)、ナショナルチームのメンバーとして海外のトラックレースの経験もある松本選手(鹿屋体大)、ロード・トラック競技で強さを見せる草場選手(日大)などが出場予定です。

女子オムニアムでは昨シーズンから海外遠征でメダルを獲得するなど、ナショナルチームとして活動を通して成長している古山選手(日本体育大)、橋本選手(鹿屋体育大)と、今シーズンから学連登記しすでに学生選手権チャンピオンになっている中冨選手(京都産業大)などに注目が集まります。

国内のトップレベルのトラック競技選手も参加
今大会には国内のトラック競技でも多くの成績を残している学連出身選手も出場します。大学時代にTRSで年間総合2連覇を達成した荒井選手(福井チーム/法政大学OB)国際大会でも活躍する近谷選手(ブリヂストン・アンカーチーム/日本大学OB)、橋本選手(ブリヂストン・アンカーチーム/鹿屋体育大学OB)など、大学時代に多くのトラックレースで成績を残して現在も日本のトップレベルで活躍する選手たちも大会に参加します。
また、国内トップレベルの日本短距離界を代表するオリンピアンでもある新田祐大選手(Dream Seeker)の出場も追加で決定しており、こちらにも注目が集まります。

 

学連注目選手(男子選手)
法政大学
渡部将太選手 WATANABE Shota
2017年JICF/トラック・レースカップシリーズ年間総合優勝

法政大学
近藤翔馬選手 KONDO Shoma
2017年全日本大学対抗選手権インカレ男子スクラッチ優勝

京都産業大学
曽我部厚誠選手 SOGABE Atsunori
2018年全日本学生選手権個人トラック男子ポイントレース2位

松下 綾馬選手 MATSUSHITA Ryoma
2017年全日本大学対抗選手権インカレ男子4kmIP優勝

明治大学
隈園 郷史 選手KUMAZONO Satoshi
2018年全日本大学対抗選手権インカレ男子1kmTT優勝

鹿屋体育大学
長松大祐選手 NAGAMATSU Daisuke
2018年全日本学生選手権個人トラック 男子ポイントレース優勝


日本大学
貝原涼太選手 KAIHARA Ryota
2018年全日本学生選手権個人トラック男子4kmIP優勝

草場 啓吾選手 KUSABA Keigo
2018年ツアー・オブ・ジャパン ナショナルチームメンバー

早稲田大学
中野 慎詞選手 NAKANO Shinji
2018年全日本学生選手権個人トラック男子スプリント優勝

孫崎 大樹選手 MAGOSAKI Daiki
2018年JICF/RCSランキング1位(第3戦まで終了時/平成30年7月1日現在)

学連注目選手(女子選手)
日本体育大学
古山 稀絵選手 FURUYAMA Kie
ナショナルチームトラック強化指定選手
2017年UCIワールドカップ第2戦・第4戦女子4kmTP3位・銅メダル獲得

鹿屋体育大学
橋本優弥選手 HASHIMOTO Yuya
ナショナルチームトラック強化指定選手
2017UCIワールドカップ第2戦・第4戦女子4kmTP3位・銅メダル獲得

京都産業大学
中冨尚子選手 NAKATOMI Shoko
2018年全日本学生選手権クリテリウム優勝
2018年全日本学生選手権個人トラック女子ポイントレース優勝

学連OB選手紹介
愛三工業レーシングチーム AISAN RACING TEAM
渡邊 翔太郎選手 WATANABE Shotaro(朝日大学OB)

福井チーム Fukui
荒井 佑太選手 ARAI Yuta(法政大学OB)

福井チーム Fukui
寺崎 浩平選手 TERASAKI Kohei(法政大学OB)Photo by F.Fukai

TEAM BRIDGESTONE Cycling
近谷 涼選手 CHIKATANI Ryo(日本大学OB)2014年チャレンジロードU23でトップフィニッシュする近谷選手(2014.4.6) Photo by F.Fukai

TEAM BRIDGESTONE Cycling
原田 裕成選手 HARADA Hiroaki(鹿屋体育大学OB)2014年度神宮外苑クリテClass2Bでトップフィニッシュする原田選手(2015.3.8) Photo by F.Fukai


TEAM BRIDGESTONE Cycling
橋本 英也選手 HASHIMOTO Eiya(鹿屋体育大学OB)
2015年西カレ ポイントレースにて(2015.8.15)Photo by F.Fukai

 

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[みどころ]第59回全日本学生選手権トラック自転車競技大会18/6/30-7/1

日本学生自転車競技連盟は2018年6月30日(土)-7月1日(日) に福島県・泉崎国際サイクルスタジアム(333.33m)で第59回全日本学生選手権トラック自転車競技大会を開催いたします。

公式HP大会概要ページ:http://jicf.info/8246/
昨年度大会の競技結果:http://jicf.info/5956/

開催地は泉崎国際サイクルスタジアム!333.3mバンク!
泉崎国際サイクルスタジアムは、1995年に設立された福島県西白河郡泉崎村に位置する周長333.3mのバンクです。福島県有数の桜の名所、泉崎村さつき公園の中にあり、周辺には野球場や宿泊施設もあり地元のスポーツを親しむ人でにぎわいます。
泉崎国際サイクルスタアムはコーナーの最大カントは38度と、カントがきついバンクの一つです。傾斜角度が高く走路幅が333としては比較的広いためフライイングで速度が出やすい特徴があります。
タイム系種目以上にレース系種目にこの特性が生きてスピードが上がることとなります。

個人トラック競技種目のみ競技大会
開催競技種目は男子: スプリント・1kmTT・4kmIP・ポイントレース・ケイリン・タンデム・スプリント・マディソン・スクラッチ 女子: スプリント・500mTT・3kmIP・ポイントレースです。
個人種目のトラックレースとして開催されるため、チームスプリント、チームパーシュートなどの団体種目は行われません。
現在、学連・パラリンピックの種目のみで行っている「タンデム」と2人1組で行われる「マディソン」は2名で行われる種目ですが、個人種目としての扱いになっています。
8月末から9月にかけて開催される学生自転車競技最大のイベント、「インカレ」前に各大学トップ選手たちが力を披露する場でもあります。

注目のレースは?

男子スプリントは新入生に期待
スプリント予選では1年生ながら2017年のアジア選手権ジュニアスプリントで1・2位だった梶原選手(中央大学)・中野選手(早稲田大学)の成長とその挑戦を受ける昨年インカレの2位の荒川選手(明大学)などの上級生により日本学生自転車競技連盟の記録である10秒3の更新が期待されます。
また対戦となっても競技場の特性から高いスピードで見ごたえのある勝負となるでしょう。

東日本トラック スプリントで優勝している中野選手(早稲田大学) ※写真は2018年TRS第2戦

 

2人乗り自転車でのスプリント勝負
タンデムスプリントでは、5月のベロドロームでの記録会で早稲田・法政が好タイムを出しておりこちらも学連記録更新の期待が持てます。
2人乗り自転車であるタンデムでのスプリント勝負は非常に高いスピードの争いとなるので注目が集まります。

法政大学チームは2017インカレ優勝時と同じペアでの出場 ※写真は2018年TRS第2戦)

誰が勝つか分からない混戦必至のレース系種目
大会への競技参加者が増え、かつ学連全体の競技レベルが底上げされているケイリン・ポイントレース・マディソン等のゲーム種目は誰が勝っても不思議ではありません。
特に2020年東京オリンピックの正式種目となっているマディソンは今年度のインカレ種目に採用されたこともあり史上最多チームがエントリーしています。注目は京産大、日大が経験、実績ともにあります。

マディソンで注目の日本大学チーム(写真は2018年TRS第2戦出場メンバー)
マディソンで注目の京都産業大学チーム(写真は2018年TRS第2戦出場メンバー)

ゲーム系種目はかつて多くの選手が走る特定の大学が有利な面がありましたが、参加者が多く予選が行われることにより、多様な学校の選手により決勝が行われることとなり展開が読みにくく誰が勝つか予想が難しいレースとなるでしょう。

参加者増の女子ポイントレース
女子ポイントも参加者増となっており、かつての2チームの争いの様相はなく、見ていて面白いレースになることが期待できます。
大学生はトレーニングへの取り組み方などで数か月でパフォーマンスが大きく変わります。

※写真は2018年東日本トラック 女子スクラッチ

突出した選手が居るより誰が勝つかわからない今回の学生選手権は見る観点からも面白いレースが多く繰り広げられることが予想されます。

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