カテゴリー別アーカイブ: #03_レースレポート

第54回 西日本大学対抗選手権自転車競技大会

8月4日から5日にかけ大阪府岸和田競輪場で開催された本大会は9校から50名の選手がエントリー。各校のインカレ合宿や試験期間とも重なる時期となり参加人数は少なめでしたが、そのぶん密度の濃いレースが行われました。

レースは朝日大学が安定した強さをみせ総合優勝。続いて大阪経済大学、関西大学、大阪産業大学、中京大学という順位となりました。

トラック学校対抗総合表彰。朝日大学が13連覇を遂げた。

今回は選手2名以上がエントリーしていた総合順位上位4校の主将からコメントをもらいましたのでご紹介します。インカレへの思いも語っていただきました。
また、本レース学生委員として活動した西日本学連委員長の手嶋さんからもメッセージをもらっています。


■第1位 朝日大学
⻑⾕部 龍⼀主将コメント
西カレでは合宿の合間での大会ということで疲れがある中での大会でしたがみんな今出せる力をだして13連覇することができたので良かったです。
インカレでは去年総合4位だったので今年は総合優勝を目指しチーム一丸となって頑張りたいです。

チームスプリント決勝中の朝日大学。先頭が長谷部選手。

開会式では昨年度優勝の朝日大学から一旦トロフィー返還が行われた。

※朝日大学は合宿期間中でしたが参加メンバーは合宿を中断して本大会に出場し、終わり次第また戻るというスケジュールで臨んでいた由です。上記コメントも合宿中の長谷部主将よりいただきました。


■第2位 大阪経済大学
真部 拓海主将コメント
今回の西カレは出場校が少ないこともありましたが、大学対抗で2位という成績を残せたのは大変うれしく思っています。この成績が残せたのは主に1年生2人の貢献があってからこそなので感謝したいです。
インカレ(トラック)は伊豆ベロドロームということですが、ベロドを走った経験がない選手が数人います。そこのところが不安要素ではありますが、今出せる力を精一杯出して大経史上最高の結果が残せるよう頑張ります。 応援よろしくお願いします!

開会式で選手宣誓する真部主将
チームパーシュート出走前の大阪経済大学チーム(真部主将は写真左より2人目)


■第3位 関西大学
⼭神 海晴主将コメント
昨年の西カレでは3位。今年の西カレでは2位を取ろうとチーム一丸となって挑みました。しかし、結果は昨年と変わらず3位。悔しい結果となりましたが、これを糧に後輩たちが来年リベンジを果たしてくれると思います。
インカレでは個人・チームでの入賞を狙っています。目標を達成出来るよう、残された少ない時間を最善全力で過ごしていきます。応援宜しくお願い致します!

チームスプリント決勝出走前の関西大学チーム(山神主将は写真左)
チームスプリント予選中の関西大学チーム

手嶋 豊 西日本学連 学生委員長(関西大学)
今回の西日本インカレはいつも大会を仕切っている北山さんが諸事情で休まれるというアクシデントがあり、いつも北山さんの指示で動いていたのが、自分で何をしなくてはならないのかと考えて動かなくてはいけない大会でした。しかし東の学連委員の前委員長の小島さんや大人の役員の方々に色々教えてもらったりして何とか出来ました。

閉会式にて閉会を宣言する手嶋委員長

反省点としては、今回、大会の運営をしながら団体追い抜きの選手として走ったことです。運営の方に気をとられ、気持ちが作れないまま望んでしまいました。学連の仕事は大変ですが、色んな人たちと話せたりして結構楽しいです。西日本の大会はけいはんなロードと新人戦が残っているので最後まで気を引き締めて頑張っていきたいです。

チームパーシュート中の関西大学チーム(写真左から3人目が手嶋選手)

 


■第4位 大阪産業大学
源田 真也主将
今年の西カレは団体種目には出場せず、個人種目だけの出場でしたが、個人種目で表彰台に3人が乗ることができ、総合4位という結果を勝ち取る事が出来ました。
インカレでは2人がオムニアム、1㎞TTに出場し、7人がロードに出場します。 去年はトラック、ロード共に結果を残す事が出来なかった為、今年は、その悔しさを力に変えて上位入賞目指して頑張ります。 大阪産業大学をよろしくお願いします。

ポイントレースでは大阪産業大学選手が第2位(植益和行選手)、第3位(大前雄暉選手)でフィニッシュした。

 


■各種目表彰式(順不同)
全レースにおいて第1位を朝日大学選手が占める結果となりました(非エントリーの女子スプリント除く)。

男子チームパーシュート
男子チームスプリント
男子ケイリン
男子4kmIP
女子3kmIP
男子スプリント
女子スプリント
タンデムスプリント
ポイントレース
男子スクラッチ
男子1kmTT
女子500mTT

<編集後記 学連ウォッチャー:深井>
全国的に猛暑のなかでの開催となりましたが、幸いにも熱中症等の発生なく終えることができました。選手はじめレース中ずっと炎天下での執務となった競技役員や学生委員の皆様、おつかれさまでした。

西カレ2018競技役員、学生委員の皆様

[レポート]世界大学自転車競技選手権その2

世界大学選手権 ロードレースレポート その2

・8/4 土曜日 個人ロードレース

8:55~ 女子個人ロードレース(89.3km)

【結果】 
1位 Marta Lach(ポーランド) 2時間54分57秒 
2位 Karolina Sowa(ポーランド) 2時間54分57秒 
3位 Jaqueline Dietrich(ドイツ) 2時間56分23 

7位 福田咲絵(慶應義塾大) 3時間01分57秒
10位 中井彩子(鹿屋体大) 3時間03分42秒

近年まれに見る猛暑が予報されたため、午前中のレースながらも距離が5km弱短縮されたコースで総勢23名が争うこととなった。

コースは3カ所の登坂を含む大周回コースを回った後、5kmの登坂がある17kmの小周回を1周回るレイアウトとなっており、6名のエントリーをしてきたオランダや強豪オーストラリア、またタイムトライアル優勝者を擁するチェコチームを中心にレースが展開することが予想された。

暑さによる消耗を懸念してか、序盤はオランダ勢がコントロールしながら一つの集団で落ち着いたペースで走行。大周回最後のもっとも険しい登りでTTチャンピオンのTereza Korvosová選手(チェコ)がペースアップしたことで集団が一気に絞られる。

一時は先頭の7名に日本チームの2名が残るも、登坂をクリアする前に2人同時にドロップを余儀なくされる。

こぼれてくる選手を捉えようと、福田、中井両選手は追い上げを図るも、小周回で後方の選手に捕まり、スプリントのすえ、福田選手が7位、中井選手は最後の下り坂でコースアウトしてしまうトラブルもあり、10位でフィニッシュした。

14:00~ 男子個人ロードレース(105km)

【結果】 
1位 Ande Van Engelen(オランダ) 2時間56分33秒 
2位 Jacob Mathijs(オランダ) 2時間57分35秒 
3位 Liam Magennis(オーストラリア) 2時間57分35秒 

12位 冨尾大地(鹿屋体大) 3時間01分01秒 
15位 石原悠希(順天堂大) 3時間03分46秒 
完走 西尾憲人(明星大)  
完走 重満丈(鹿屋体大) 
DNF 川嶋祐輔(中京大) 
DNF 石井駿平(鹿屋体大)

男子も同様に猛暑の影響で後半の小周回が3周から2周回に短縮されてのレースとなった。スタート前から氷や水をかぶる選手が多くみられ、異常な暑さを物語っていたものの、女子とは対照的にリアルスタートからハイペースな展開となった。

日本チームからは序盤のアタック合戦に冨尾、石井、重満選手を中心に参加し、積極的な動きをみせていた。15km地点あたりで冨尾が単独で飛び出し、そこに先日のTTチャンピオンであるLiam Magennis選手(オーストラリア)含む3名の選手が合流し、逃げが形成される。

徐々に集団との差を広げていくが、強力な引きと急勾配の坂によって冨尾選手は逃げグループからドロップしてしまう。どうにか体制を立て直したい日本チームであったが、下り区間で石井が単独落車によってDNFとなり、主力を欠く中での戦いを強いられてしまう。気温がさらに上昇し、ばらばらとメイン集団から選手がドロップしていき、川嶋選手もその一人となってしまうも、石原選手はメイン集団で冷静に展開し、重満、西尾選手の献身的なサポートの動きが見られた。

小周回に差し掛かったあたりでメイン集団が活性化し、日本チームの選手も統率がとれなくなってしまうが、冨尾選手がそこから5,6名で抜け出すことに成功し、9位集団のスプリントで4着、12位でフィニッシュし、日本チーム最上位となった。

学生レベルとはいえ、レベルの高いレースをこなす他国の選手を相手にどう立ち向かうかが試された今大会。レース戦術のみではなく、自国とは異なった気象や文化、環境の中でいかに順応して戦っていくかという総合的な能力が問われていたようにうかがえた。2年後のオランダ大会では、より選手として多角的な能力が試される世界大学選手権へのチャレンジ精神を抱いた多くの学生が名乗りを上げてくれることを期待したい。

本遠征にご支援いただいた関係者の皆様に、心から御礼申し上げます。

TEXT:橋本直(鹿屋体育大学)

[レポート]世界大学自転車競技選手権その1

世界大学選手権 レースレポート1

・7/31 火曜日 個人タイムトライアル

12:00~ 女子(8.63km×2周=17.26km)
出場選手:福田咲絵(慶應義塾大学)中井彩子(鹿屋体育大学)

14:00~ 男子(8.63km×3周=25.89km)
出場選手:石原悠希(順天堂大学)、冨尾大地(鹿屋体育大学)

今大会の最初の種目である女子個人タイムトライアルは正午12時から行われた。
コースはほとんど直線でテクニカルなコーナーはないものの、1周で獲得標高が134m、スタートから上り基調で、ペーシング戦術が鍵を握るコースレイアウトとなっていた。

勢いよく加速する福田選手(慶應義塾大)

女子の最初の出走選手は今年度の全日本学生個人タイムトライアルでの優勝者でもある福田選手。
スタートからものの5分で1分前を走る中国の選手をパスする好ペースを刻み、26分46秒73(+58秒35、平均38.7km/h)の6位でフィニッシュした。

発送台に付く中井選手(鹿屋体大)

続く中井選手は29分02秒59(+3分14秒21、平均35.7km/h)の13位でレースを終えた。

優勝はチェコのTereza Korvosová選手であった。

続いて14時から男子のレースがスタートした。この頃には日差しも照っており、気温は30℃を超えていたため、猛暑の中厳しいレースになることが予想された。

スタート前の冨尾選手(鹿屋体大)

男子は昨年度のツールド北海道における山岳賞獲得の活躍が記憶に新しい冨尾選手からスタート。後半にかけて後続の選手を引き離す走りをみせるも、38分40秒68(+4分48秒17、平均40.2km/h)で課題の残る結果となった。

コース上には芸術的なモニュメントも 石原選手(順天堂大)

個人タイムトライアルを得意とする石原選手は最後から6番目スタートで、ある程度他国の選手タイムを把握できる位置で出走した。1周回目で好タイムを記録し、そのまま維持できれば上位入賞が狙えるくらいの勢いであったものの、後半での失速を余儀なくされ、35分55秒57(+2分03秒06、平均43.2km/h)の10位でフィニッシュした。

優勝はオーストラリアのLiam Magennis選手であった。

石原選手のゴールを迎え入れるMTBの選手たち

・8/1 水曜日 クロスカントリー

10:30~ 女子(4.19km×5周=20.95km)
出場選手:山田夕貴(松本大学)

レーススタート前の山田選手(松本大)

14:30~ 男子(4.19km×7周=29.33km)
出場選手:上野蓮(日本経済大学)、江越昇也(桐蔭横浜大学)、穴田玖舟(札幌大学)、黒瀬文也(東海大学札幌キャンパス)、松田賢太郎(慶應義塾大学)、松本佑太(法政大学)

男子MTB・XCOのスタートに備えるMTB大学日本代表チーム
レース中の山田選手(松本大学)の様子

大会2日目はクロスカントリー競技が行われた。
午前中の女子の部には日本チームから唯一のエントリーである山田選手が出場。スタート直後の位置取りが重要となるため、選手達はUCIランキング順にスタート位置に並ぶ。

山田選手は18人中8番目の位置からのスタートであった。スタート早々有力選手が数名飛び出し、追う展開に。

段々と気温も上がり、レースを降りる選手も出る中で、山田選手は力を振り絞り1時間15分44秒62(+13分02秒38)の9位でフィニッシュした。

優勝はドイツのFelicitas Geiger選手、ランキング上位の選手を振り切る力強い走りであった。

現地では14時から16時にかけて気温がピークに達するため、暑さとの戦いもハードなレースになることが確実であった。
日本チームの中では先日行われた全日本選手権のU23において最上位であった上野選手の入賞に期待がかかった。

男子MTB・XCOスタート前 有力選手が前に並ぶ

男子のレースも女子と同様にスタート直後から数名の有力選手が飛び出し、 後続がばらばらと続く展開になるものの、期待のかかる上野選手が5、6番手の好位置で最初のフィーディングゾーンを通過した。

9位に入った上野選手(日本経済大)

今回のコースでは1周回の内に2回、同じゾーンでのフィーディングを行う形式であったため、出走していないロード選手も総出でサポートにあたった。上野選手が9位と健闘し、その他の5名の選手も全員無事完走することができた。

チーム内のランキング上位選手の黒瀬選手(東海大学札幌)

競技結果
1位 Erno Mccrae(ベルギー) 1時間17分04秒

9位 上野蓮(日本経済大学) 1時間24分23秒
13位 穴田玖舟(札幌大学)   1時間27分36秒
14位 江越昇也(桐蔭横浜大学) 1時間28分28秒
15位 松田賢太郎(慶應義塾大学) 1時間29分09秒
16位 黒瀬文也(東海大学札幌) 1時間29分34秒
17位 松本佑太(法政大学)   1時間30分29秒

白馬クリテリウムラウンド2018 &学連新規加盟校(長野大学)

台風の通過が心配された7月28日から29日、幸いにも長野県白馬村では大きな影響がなく、二日間ともレースを開催することができました。
毎年、本レースはClass3選手にとってインカレロード前の昇格ラストチャンス。今年も多くの選手たちが真摯な表情でレースに臨んでいました。

本コラムでは各クラスのフィニッシュシーンと表彰式の様子をダイジェストでお知らせします。
Class1で総合優勝しRCSリーダーの座を維持した孫崎大樹選手(早稲田大学)にはコメントをお願いしました。

また、本レースでは今年度学連新規加盟の長野大学選手が出場していました。こちらもあわせてご紹介します。


■RCS第4戦Class1総合優勝
 孫崎大樹選手(早稲田大学)コメント
2日間ともに優勝し、総合成績優勝を取る予定で挑みましたが、4年間RCSでも何度も戦ってきた野本選手に阻止されてしまいました。2日間総合成績では勝てましたが、とても悔しい気持ちでいっぱいです。 インカレでは負けないよう頑張ります!

第1日目Class1。チャンピオンジャージでレースに臨む孫崎選手(写真中央)

 

  ■第1日目 

Class1

Class2A

Class2B

Class3A

Class3B 

Class3C

Class3D


■第2日目

Class1

Class2A

 

Class2B

Class3A

Class3B

Class3C

Class3D

 

■女子クラス

女子クラスは池田ゆめこ選手(早稲田大学)のみの出走。男子Class3との混走となった。
二日目、強い雨の中を走る池田ゆめこ選手

 

RCSリーダージャージは2日間とも孫崎大樹選手(早稲田大学)が維持

Class1総合第1位の孫崎大樹選手と早稲田大学チーム
Class1総合第2位の野本空選手と明治大学チーム
Class1総合第3位の山本哲央選手と中央大学チーム

■学連新規加盟校(長野大学)

本コラムでは今年度の学連新規加盟校をご紹介していますが、今回は長野大学選手に初めて出会うことができましたのでご紹介します。今年長野大学に入学した橋本嶺登選手です。

1日目出走前に。写真右が長野大学 橋本嶺登選手。

 

表彰式にて。2日目Class3Dで5位に入賞。

 


<編集後記:学連ウォッチャー 深井>
今回は台風接近により開催が危ぶまれましたが幸いにも大きな影響なく開催されました。気候の変動が大きいなか、選手、関係者、応援のみなさまおつかれさまでした。

2日目Class3Dにちょうど雨が強くなり厳しい環境下でのレースとなった。先頭が上欄で紹介した橋本嶺登選手。

白馬会場は個人的にも大好きな場所です。これからも変わらぬ風景に会えますように。
本レースは今年も長野県白馬村の皆様のご理解とご協力で無事開催することができました。ありがとうございました。

[レースレポート]JICF International Track Cup 5th Edition 第5回JICF国際トラックカップ

表記大会が2018年7月14・15日、長野県松本市の美鈴湖自転車競技場において行われた。この大会はUCIクラス2のトラック競技大会であり、上位者にはUCIランキングポイントが付与される。日本の学生競技者の強化策の一つとして・かつ全日本学生選手権オムニアムを兼ねた日本学生自転車競技連盟が主管する低予算大会にも拘らず、国外選手約40名・総勢200名に上る選手が参加した。

 

女子200mでアジア記録・1分00秒台の男子1㎞TTなど高次元の戦い。

女子スプリントで優勝した香港のLee Wai Sze選手は、予選200mフライングでアジア記録である10“571をマーク。

200mFTTフィニッシュを迎えるLee Wai Sze選手

 

また1㎞TTではオランダのBuchli選手が1‘00“581、Bos選手が1’00”847という素晴らしいスピードを観客や学生参加者に披露してくれた。

1kmTT中のBÜCHLI Matthijs選手
1kmTT中のBOS Theo選手

 

Bosはケイリン予選でも最後の200mを9“97。1/2決勝ではこのBosと競って日本大学の中島選手が1位となった。3位以上が決勝に進むためそのまま順位通りの評価にはならないが中島選手の挑戦的な走りは観客から喝さいを浴びることとなった。

ケイリン1/2決勝でトップフィニッシュする中島詩音選手(日本大学)

 

男子スプリントは新田選手が優勝、予選の200mが10”044とこれも好記録であった。

スプリント1-2位決定戦で連勝し優勝を決めた新田祐大選手

 

最多表彰台の橋本英也選手
2日間のうちにマディソン2位、オムニアム2位、ケイリン3位を獲得した。中でも2日目はオムニアムの合間に1㎞TT,ケイリン1/2と決勝を合間無く、また、どのレースにおいても積極的に先頭を走り上位を獲得した。大会前日まで競輪に出場していたと聞いてさらに驚かされた。

多くのレースで上位を獲得した橋本英也選手(写真はマディソン決勝戦)

世界でもトップレベルの選手の参加により、高いスピードの見ごたえのある競技となるとともに大学生選手にとって良い刺激となった。

日本学生自転車競技連盟 三宅秀一郎

写真撮影:深井文浩

第59回全日本学生選手権トラック(女子優勝選手&初参加校)

男子優勝選手を先行紹介した第59回全日本学生選手権トラック大会結果、続いては女子優勝選手のコメントです。
また、本レースにはトラックレース初参加の新潟食料農業大学、約30年ぶり復活という明治学院大学も参加していました。こちら2校の選手にもコメントをお願いしました。


【1.女子優勝選手コメント】

■女子スプリント
優勝 平井杏奈選手(順天堂大学)
今大会はインカレに向けて自分がどれだけ走れるのか確かめるためのレースでした。
大学に入学してから悔しい思いしかしていなかったので、今回やっと結果を残すことができて素直に嬉しいです。タイムや内容は満足できるものではなかったですが、ずっと応援してくれていた人たちの喜ぶ顔を見ることができたことが1番の喜びです。
スプリントは苦手意識があったのですが、たくさんの人にアドバイスを頂き、リラックスしてレースに臨めたのがよかったのかなと思います。また、高校の同期や後輩の頑張り、声援も大きなパワーになりました。
そして暑い中ずっとサポートしてくれたチームメイトにも感謝しています。
インカレまでまだ少し時間があるので、今回見つかった自分の課題を克服するために、トレーニングを積んでいきたいと思います。


■女子500mタイムトライアル
優勝 小泉夢菜選手(早稲田大学)37秒966
この試合に合わせて気持ちを持ってきました。試合当日はとても暑かったので、身体を冷やすことだけを考えていました。本番もたくさんの方々のサポート、応援で頑張れました。インカレもタイトル獲りにいきます!


■女子ポイント・レース
優勝 中冨尚子選手(京都産業大学)
今回の大会は毎週連戦の中でまたJCFの合宿のまま直行できたため全く調整せずに挑みました。
1日目は合宿を優先したため欠場して、2日目の朝の周回でバンクの感触を急ピッチで掴んでいきました。 4月に学生チャンピオンジャージを1枚獲っていたのでそのままの勢いで獲ろうと思いました。
ポイントレースは目標としては最低限逃げてラップすること、優勝すること。この2つを最低限の目標としていました。 しかし走ってみると意外と前半から中途半端なアタックを何度もしてしまって無駄足ばかりを使ってしまいました。 私の得意とする展開に持って行けず焦りましたが、4回目のポイント周回でスプリントで1着を獲ったそのままの勢いでアタックしていき集団をバラバラにして日体の2人の選手と逃げてラップすることができてよかったです。
自分から動き、自分がレースを展開していくことを意識していきました。 結果、2位と20点の差をつけれたのでよかったですがまだまだ弱いのでインカレに向けて強くなります。
周りの方々からの声援がたくさん聞こえてとても力になりました。ありがとうございました。 もっともっと応援される、愛される選手になっていきます。


■女子3kmインディヴィデュアル・パーシュート
優勝 菅原朱音選手(八戸学院大学)4分04秒413
3キロでは優勝を狙っていたのでとても嬉しいです
予選タイムはコンマの差だったので決勝戦では緊張したのですが、逆に緊張感がいい刺激になったんじゃないかと思います
この調子でインカレのトラック、ロードどちらも頑張ります!!


【2.学連トラックレース初参加校コメント】
今年度に学連新規加盟(再加盟)した2校は今回が初(久方ぶり)の学連トラックレースとなりました。

■新潟食料農業大学
西村剛選手コメント
今回の全日本学生選手権トラックは大学としても私個人としても初めて出場する大会でした。 まずは無事に、この大会を終えることができよかったです。
出場したポイントレースではレースの展開に上手く乗れなかったり自分の力不足、強豪チームとの力の差を大きく感じました。 また今回の大会では全国の場でどれくらい自分が走れるかという事も知ることができ収穫が沢山ある大会となりました。
最後にインカレまでにしっかりと今回の反省点を修正し、高い目標を持って結果に結びつくよう部員一同練習に励みたいと思います!

ポイントレース中の西村剛選手(写真提供:西村剛様)

■明治学院大学
麦野一希主将コメント
明治学院チームのデビュー戦、個人的には2年ぶり、1年ぶりのレースになり、全く戦うことができませんでした。力不足がわかったのでこれからより一層練習を重ねて、学連で戦うことができるレベルまでチーム全体でレベルアップしていきます!

明治学院大学自転車競技班メンバー。麦野主将によれば、同校としての学連トラックレース出場は約30年ぶりとのこと(写真提供:麦野一希主将)

 


<編集後記:学連ウォッチャー 深井>
女子クラスには10校の選手がエントリー。うち6校から1年生選手が出場するなど、新鮮なメンバーでのレース展開となりました。女子ポイントレース出場全選手が写っている写真を明治学院大学より提供いただきました(本記事トップ部分に表示されるバナー写真もこちら)
学連女子レースの益々の隆盛を楽しみにしています。

フレッシュメンバー含め開催された女子ポイントレース。(写真提供:明治学院大学自転車競技班マネージャー 林様)

※本文中の表彰式写真は学連twitterに掲載されたものを許可を得て転載しています。

第59回全日本学生選手権トラック(男子優勝選手編)

6月30日から7月1日にかけ福島県 泉崎国際サイクルスタジアムで開催された第59回全日本学生選手権トラック大会は全国から27校、300名以上の選手がエントリー。インカレのトラック競技メンバー決定の重要材料ともなる本大会に選手達は全力を尽くし臨んでいました。
各レースを勝ち抜いた優勝選手からコメントをもらいましたので紹介します。まずは男子選手から。


■男子スプリント
優勝 中野慎詞選手(早稲田大学)
大学に入学して初の全国大会で緊張しましたが優勝できて嬉しかったです。
今後は9秒台で走ることと、対戦の精度を上げていくことを目標に頑張っていきます。


■男子1kmタイムトライアル
優勝 鈴木陸来選手(法政大学)1分05秒481
東日本に引き続き個人戦でも優勝することができました。
とてもバンクが重たく感じ、東日本ほど調子がいいわけでもなかったので不安が多かったですが、アップをいい感じに調整できたのが良かったと思います。
タイム的に見るとまだまだなのでインカレまでに仕上げていきたいと思います。


■男子ケイリン
優勝 甲斐俊祐選手(明治大学)
ケイリンは高校以来久しぶりに走ったんですけど、まさか自分が優勝できると思ってなくてビックリしました。
レース前は悔いのないように力を出し切れる走りをしようと思って特に作戦などは考えてなかったです。
今回の結果に満足する事なくこれからも精進して行きたいと思うので応援よろしくお願いします。


■男子4kmインディヴィデュアル・パーシュート
優勝 貝原涼太選手(日本大学)4分41秒580
自分はそろそろタイトルが欲しいと思っており、1ヶ月前から個人戦に向けてきっと誰よりも頑張ってきました!
自信もあって1週間前から優勝宣言もしてたので勝てて本当に良かったです!
今自分がカッコよくしか見えないのでそろそろ現実に戻って天狗にならないようにインカレも勝ちに行きます!


■男子スクラッチ
優勝 遠藤拓巳選手(日本大学)
周りの人も驚いていると思いますが、優勝した自分自身が1番驚いています。同期が活躍していたので少しは追いつけて良かったです。
今後は、自分からレースを展開しても勝てる選手になれるよう頑張ります。


■男子タンデム・スプリント
優勝 田川翔琉選手/甲斐俊祐選手(明治大学)
田川翔琉選手コメント
今年はタンデムであまり練習はせずに個々の力を伸ばす為に単車やウエイトトレーニングをメインに練習をしてました。
去年からタイムは出ていたので後は対面技術の問題だったのでレース当日甲斐とどのようなレース展開にするかなどを話して対面に望みました!
タンデム決勝前に甲斐がケイリン決勝で優勝したのでお互い勢い付いてタンデム決勝に望むことができ優勝する事ができました。
今年の明治は短距離で荒川、甲斐、隈園さん、中距離で渡辺、梅本、長距離で野本さん、竹村など優勝することが可能なメンバーが多い為インカレ個人で優勝以外に総合にも絡める可能性が高いため楽しみです!
—–
甲斐俊祐選手コメント
タンデムスプリントは先輩の田川さんと一緒に走りました。とにかく先行することだけを考えてレースに臨んで自分たちが思う展開に持っていけたのが今回の勝因だと思いました。
インカレでもしっかりと気を緩めることなく走って行きたいと思います!
今回二冠できたことは日頃から自分を支えてくれている親や先輩後輩、監督、OBの方達の支えがあってのことだと思うのでしっかりと結果で恩返しをすることができてとても良かった大会になったなと思いました!
これからも感謝の気持ちを忘れずにしっかりと練習に励んで行きたいと思うのでこれからも応援よろしくお願いします!


■男子ポイント・レース
優勝 長松大祐選手(鹿屋体育大学)
大学に入って、初めての優勝なのでとても嬉しいです。この日はとても調子が良く、レースも得意な展開になったので勝てたのだと思います。
ですが、まだまだ自分より強い選手はたくさんいると感じたので、気を抜かずに鍛錬を続け精進していきたいです。
インカレでは団体種目、個人種目共に優勝目指して頑張ります。


■男子マディソン
優勝 中井唯晶選手/吉岡衛選手(京都産業大学)
中井唯晶選手コメント
今回の個人トラックの1週間前に全日本選手権がありました。その後体調を崩してしまい、個人トラック出場出来るか怪しい状態でした。
ですがマディソンは京産で3連覇、僕自身も2連覇懸かっていたので万全ではありませんが、出場を決めました。
マディソン決勝は最終日で予選走った感覚も体調が悪いなりにはよかったので、大丈夫と自分に思い込ませて決勝はモチベーションを保ちました。
レースは前半はとにかくポイントを取り、後半に抜け出し、ラップまたは大量得点を取るという作戦でした。
予想通り前半パートナーの吉岡とうまく連携に確実にポイント周回に前に残りポイントを稼いでいきました。
そして後半、暑さで疲れが見えた集団から吉岡が上手く抜け出すことに成功しました。
ラップ狙いで抜け出しましたが、そのまま逃げきり優勝することができました!
年々レベルが上がっている学生のマディソンで3連覇することができ、個人でも2連覇がすることができてとても嬉しいです。
—–
吉岡衛選手コメント
今回のマディソンは3連覇がかかっていたので、無事に勝つことができてホッとしています。
個人種目では2人とも残念な結果となってしまい、マディソンでは優勝しようという強い気持ちで終始走りました。
逃げている最中にチームメイトの応援が聞こえ、ペダルを踏み込む力になりました。
この勢いでインカレのマディソンでも優勝して、華麗にウィニングランをします!
殺気、強気、やる気で頑張ります!


<編集後記:学連ウォッチャー 深井>
今回は私の方で出向くことができず、写真は学連twitterに掲載されたものを許可を得て借用しています。写真が少なめとなっていますがご容赦のほどお願いします。
現地はとても暑かったとのこと、選手、関係者のみなさま二日間おつかれさまでした。

※女子選手編も近日中に公開予定です。

第34回全日本学生選手権個人ロードレース大会

断続的に降る雨と風、そして気温も低めに推移した6月10日、静岡県 伊豆CSC 5kmサーキットにて2018年の個人ロードが開催されました。
男子140 km(5km×28 周)、女子60 km(5km×12 周)はインカレロードよりも長く学連で最長距離となるレースです。しかも従来開催地の味噌川ダム周回や岩手県紫波町に比べ勾配差が大きく「登りと下りしかない」と評される伊豆CSC。厳しい天候の中を4時間以上走り続けた選手、そして残念ながら完走が叶わなかった選手たちに観客も熱い声援を送っていました。
そしてこのような悪条件下で1人の落車もなくレースを終えることができたのが、運営関係者にはなによりの朗報だったかと思います。

厳しい天候下でのレースとなった2018年 個人ロード

女子は出場12名のうち10選手が完走、そして先頭より約7分で失格とされる男子は出場121名のうち完走わずか21選手。そんな厳しいレースを勝ち抜いた優勝選手にコメントをもらいました。


■男子優勝:石井駿平選手(鹿屋体育大学)コメント

この学生選手権ロードでの優勝は鹿屋にとって久しぶりの優勝だったのでとても嬉しかったです。
レースでは、鹿屋としては僕、冨尾さん、重満が勝ちに行くため、他のメンバーでアタックや逃げをする予定でいました。
しかし、普段から逃げに乗りたい自分がいたので「決まるっ!」と思った逃げにはすぐ飛びついてしまいチームメイトにちょっと心配されてました笑

3周目の先頭集団。石井選手は序盤から終始逃げ集団に位置した。

そこからは常に逃げに入ることができたのできつい反面、ペースで行けたので、ペースなら強い方なのでしっかり最後まで行けました。最後のゴールスプリントでは、ラスト500mで牽制状態になり、孫崎さん、大前は二人とももがける人だと知っていたので半分諦めかけていました。なので先にかけないとまくりきれないと思い、ラスト200mで先にかけ、後ろを気にせずまくられてもいいぐらいの気持ちでスプリントしました。最後まで誰も横に来なかったので、後ろを確認するとちぎれていたのでそこでやっと勝利を確信しました!

後方を確かめ勝利を確信する石井選手。

鹿屋らしい走りができ、鹿屋の悪い流れを断つことが出来たのでとても良かったです!
ここまで走れたのは、一緒に走ったチームメイトの献身的なサポート、補給などしてくれたスタッフの方々、応援してくださった方々、そして何よりスポンサーの皆様のおかげだと思います!
本当にありがとうございました!

表彰式後、チームメンバーと共に。

 


■女子優勝:福田咲絵選手(慶應義塾大学)コメント


今週末から全日本選手権が始まるので、まずは安全にトラブルなく走りきること、そして勝って良い形で全日本選手権に繋げようと思って走りました。

雨+風という悪コンディションだったこともあり、リスクを負わずに確実に勝てる方法を考えて走りました。

3周目の時点で先頭は4名まで絞られていた。

周りの人の息遣いや脚を見ながら、終始冷静にレースを進め、1人ずつ人数を減らしていき、最後は独走でゴールすることができました。

徐々に雨が強くなるレース後半。11周目は西選手と2名で先頭に。

勝つことが出来て嬉しいというよりは、正直ホッとした気持ちの方が大きいです。
雨の中、たくさんの方々が応援してくださり、とても力になりました。ありがとうございました!

いよいよ今週末から全日本選手権が始まります。この2週間よりずっと厳しいレースになると思いますが、この勢いのまま思い切って走ります!


<編集後記 学連ウォッチャー:深井>

女子優勝の福田選手は前週の個人ロードTTでも優勝して本コラムに登場いただいています。
そして迎えた男子のラスト1周。この時点で先頭は3名に絞られていました。もしここで大前選手が優勝したら先週と同じペアになるかも、とふと思いながらレースを見ていました。

ラスト1周を迎える男子先頭グループ

その約1分後に4位通過する竹村拓選手。いつも優しい表情の竹村さんはご本人がツイートされていたように「大学での全国大会初入賞」とのこと、おめでとうございます。

ラスト1周を単独4位で迎える竹村選手。フィニッシュまで順位を維持した。

 

第57回全日本学生選手権チーム・ロード・タイムトライアル

個人ロードTT前日の6月2日に開催されたチーム・ロード・タイムトライアル。大学ごとに4人がチームを組み、単独走の時間を競う競技です。
今年は23チームが出場。2年連続で中央大学が優勝を飾りました。
昨年も出場していた中央大学 直井駿太選手よりコメントをもらいましたので写真と共に紹介します。
第5位までのチームの写真も掲載しています。

チームロードTT表彰式

■優勝:中央大学チーム TIME:1:17’19”76
直井駿太選手コメント
今回のTTTは中央大学にとって、優勝しなければならない大会でした。

向かって左より今村駿介選手、山本哲央選手、直井駿太選手、奥村十夢選手。 今村選手と直井選手は昨年の優勝メンバー。

去年の覇者としてのプレッシャーなども重なり、私を含め、選手の意識が非常に高かった事がパフォーマンスに繋がった要因の1つと言えます。勝たなければいけない理由がある、誰かのために何かのために、そういった気持ちが私たちを勢い付けました。

レースは昨年優勝校である中央大学が先頭で出走。

しかし、特別抜きん出て私たちのパフォーマンスが高かったとは走り終わった今も思っていません。ただただ「準備」の差がリザルトに反映されただけだと思います。

機材の差が多く出るTTTに対して、機材準備といっても選手個人ではたかが知れています。
一台に何十万円もかかるTTバイクを私物として持っている選手は多くなく、毎年借り物競走状態です。
チームに対して様々なサプライヤー様、スポンサー様、協力してくれる皆様がいらっしゃったおかげで準備の「じゅ」の字が始まりました。これにはチーム一同本当に感謝しています。そして、そのような方々に優勝、連覇達成という結果で恩返しできて良かったと思います。

チームメンバーのサポートを受けながら2周目に向かう中央大学。

まだシーズン半ばで、今回の優勝はチームに強い追い風を吹かせる事ができました。
チーム悲願のインカレ優勝を果たすためにも、日々努力を続け、「闘う心」とチームメイトへの「信頼」を忘れずに過ごしていきます。
皆様のご支援ご協力、そしてご声援よろしくお願い致します。

中央大学自転車競技部 副将
直井 駿太

チームメイト、添田監督、関係者の方々と共に。

 


第2位:京都産業大学チーム TIME:1:18’30”47

1位とのタイム差+01’10”71。2周目はかなり追い上げ、中央大学チームに約14秒差まで迫っていた。

第3位:日本体育大学チーム TIME:1:20’19”17

第4位:日本大学チーム TIME:1:20’26”92

第5位:法政大学チーム TIME:1:21’00”08


<編集後記 学連ウォッチャー:深井>
このレース(個人TT含め)は数ある学連レースの中でも最も苦しい、という話を選手たちから聞きました。全チームの完走おつかれさまでした。
なお最終組で出走の神奈川工科大学。同校としては7~8年前に一度出場して以来の参加とのこと。「2年生の時からずっと出たいと思っていたこのレース、4年生になってようやく出場できました」と語る木村就広選手(写真先頭)。今回出場で多くのことが得られた由です。

2周目に向かう神奈川工科大学チーム。木村選手によれば「実践に参加してみて補給の課題などもよくわかった」とのこと。

2018東日本トラック優勝選手(女子編)

続いて東日本トラック女子レースの紹介です。
女子は6校、15名の選手が参加してのレースとなりました。こちらも優勝選手にコメントをもらいました。


■スクラッチ

優勝:小泉夢菜選手(早稲田大学)コメント
スクラッチが始まる前に、500m TTが朝1番でありました。そこで37秒台で走れていることが分かり、今日の調子は悪くないことが分かりました。スクラッチでは、逃げに乗り最後に1番でゴールすることを目標として走りました。最後の2周で先頭が回ってきた際に、逃げていた選手との差が大きく開いていたため、スピードを上げて自分がゴールラインを1番で切ることが出来る距離まで縮めました。勝ちパターンは前日から何パターンもイメージをしていたため、どのような展開になっても対応できるようにしました。残り半周から捲る態勢を作り、思っていた通りの展開になり、1着を取ることができました。たくさんの方の声援が自分のパワーになりました!

フィニッシュ前ストレートで集団から飛び出しトップでフィニッシュする小泉選手

今回の試合では私だけでなく、早稲田大学は3種目でトップになりました。また入賞も多々あります。今後も部員全員で高め合っていきたいと思います。

早稲田大学チームメンバーとともに。

■500mタイムトライアル・スプリント

500mTT表彰
スプリント表彰

優勝:伊藤花歩選手(八戸学院大学)コメント
今回500mTT・スプリント・チームスプリントで優勝することができて素直に嬉しいです!
500mTTは自己ベスト更新はできませんでしたが、大会記録を更新することができました!正直自分でも驚いています!
学生選手権・インカレでは自己ベストを更新して優勝目指します!


スプリントでは予選タイムがあまり良くなくて勝てるのかな、と不安な気持ちの方が大きかったです。レース前、父に電話して「行かずに負けるより行って負けろ」と言われ、自分で行って負けたら弱かっただけだ、と吹っ切れて挑んだ結果、優勝できたと思います!
あのとき自分から行けばよかったと思ってしまうレースだけはしないように心がけていきたいです!

スプリント決勝は松本詩乃選手(日本体育大学)との勝負。
伊藤選手が2本先取し優勝を決めた。写真は2本目フィニッシュ。

編入して2年目ですが今年のインカレで引退となるので、後悔だけはしないレースをしていきたいです!
最後のインカレでは短距離種目全てで優勝、特にチームスプリントでの優勝を狙い、女子総合優勝を狙います!!!!


■チームスプリント

優勝:菅原朱音選手(八戸学院大学チーム)コメント
チームスプリントではスクラッチが終わった後でスタートに付いていけるか不安でしたが、スタート前に花歩さんとしたハイタッチで緊張をほぐすことができました
今シーズン初の優勝だったのでとても嬉しいです
来月には個人戦ロードがあるので優勝できるよう頑張ります!

伊藤花歩選手(八戸学院大学チーム)コメント
チームスプリントの決勝は地元鳥取県の後輩でもある菅原と走りました。
「こんな風に走るから」「こんな感じで付く」といった話し合いを直前までしていて、それを実行することができたと思います!
ですが、タイム差を見るとギリギリだったので気を抜かずに練習していきたいです!
また、予選を走ってくれた佐々木は個人追い抜き終了後というハードなスケジュールの中1走を走ってくれました!
2人とも中長距離選手ということでチームスプリントは不安だったと思いますが、2人のおかげで優勝できました!感謝しかありません!
インカレのチームスプリントでも優勝狙います!

第1走者離脱時の八戸学院大学チーム

■3kmインディヴィデュアル・パーシュート

優勝:佐々木聖佳選手(八戸学院大学)コメント
大会当日は暖かくて去年のインカレよりは風が優しくコンディションはいい方でした。
予選はとりあえず去年のベストタイムより速いタイムを出そうと思い走りました。決勝はまさかの予選で一位通過だったのでもし前日と同じくらいのタイムが出なかったら負けてしまうだろうとプレッシャーがあって食欲がわかないと思ったんですがバナナ三本食べれたので身体のコンディションはバッチリでしたが500TTの疲労があり予選より速いタイムは出なかったので悔しかったです。

学連2年目のシーズンはじめから個人種目で優勝したこと、団体種目でも優勝にほんの少しだけ貢献できたことはとてもよかったと思います。今年はインカレの表彰台を狙って調子を上げていこうと思っています。よろしくお願いします。

 

レース後、八戸学院大学チームメンバーとともに。

<編集後記:学連ウォッチャー 深井>
今年は6校から女子選手が参加。東も西も女子選手が所属する学校が増えてきたように感じます。今回は八戸学院大学選手の活躍が目立つ大会でした。
レース前に勝ちパターンをイメージしていたこと、「バナナ三本食べれた」とか「レース前にお父さんに電話した」など臨場感あふれるコメント、なんだかそのシーンが目に浮かぶようです。詳細の回答コメントありがとうございました。