6月30日から7月1日にかけ福島県 泉崎国際サイクルスタジアムで開催された第59回全日本学生選手権トラック大会は全国から27校、300名以上の選手がエントリー。インカレのトラック競技メンバー決定の重要材料ともなる本大会に選手達は全力を尽くし臨んでいました。
各レースを勝ち抜いた優勝選手からコメントをもらいましたので紹介します。まずは男子選手から。
■男子スプリント
優勝 中野慎詞選手(早稲田大学)
大学に入学して初の全国大会で緊張しましたが優勝できて嬉しかったです。
今後は9秒台で走ることと、対戦の精度を上げていくことを目標に頑張っていきます。
■男子1kmタイムトライアル
優勝 鈴木陸来選手(法政大学)1分05秒481
東日本に引き続き個人戦でも優勝することができました。
とてもバンクが重たく感じ、東日本ほど調子がいいわけでもなかったので不安が多かったですが、アップをいい感じに調整できたのが良かったと思います。
タイム的に見るとまだまだなのでインカレまでに仕上げていきたいと思います。
■男子ケイリン
優勝 甲斐俊祐選手(明治大学)
ケイリンは高校以来久しぶりに走ったんですけど、まさか自分が優勝できると思ってなくてビックリしました。
レース前は悔いのないように力を出し切れる走りをしようと思って特に作戦などは考えてなかったです。
今回の結果に満足する事なくこれからも精進して行きたいと思うので応援よろしくお願いします。
■男子4kmインディヴィデュアル・パーシュート
優勝 貝原涼太選手(日本大学)4分41秒580
自分はそろそろタイトルが欲しいと思っており、1ヶ月前から個人戦に向けてきっと誰よりも頑張ってきました!
自信もあって1週間前から優勝宣言もしてたので勝てて本当に良かったです!
今自分がカッコよくしか見えないのでそろそろ現実に戻って天狗にならないようにインカレも勝ちに行きます!
■男子スクラッチ
優勝 遠藤拓巳選手(日本大学)
周りの人も驚いていると思いますが、優勝した自分自身が1番驚いています。同期が活躍していたので少しは追いつけて良かったです。
今後は、自分からレースを展開しても勝てる選手になれるよう頑張ります。
■男子タンデム・スプリント
優勝 田川翔琉選手/甲斐俊祐選手(明治大学)
田川翔琉選手コメント
今年はタンデムであまり練習はせずに個々の力を伸ばす為に単車やウエイトトレーニングをメインに練習をしてました。
去年からタイムは出ていたので後は対面技術の問題だったのでレース当日甲斐とどのようなレース展開にするかなどを話して対面に望みました!
タンデム決勝前に甲斐がケイリン決勝で優勝したのでお互い勢い付いてタンデム決勝に望むことができ優勝する事ができました。
今年の明治は短距離で荒川、甲斐、隈園さん、中距離で渡辺、梅本、長距離で野本さん、竹村など優勝することが可能なメンバーが多い為インカレ個人で優勝以外に総合にも絡める可能性が高いため楽しみです!
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甲斐俊祐選手コメント
タンデムスプリントは先輩の田川さんと一緒に走りました。とにかく先行することだけを考えてレースに臨んで自分たちが思う展開に持っていけたのが今回の勝因だと思いました。
インカレでもしっかりと気を緩めることなく走って行きたいと思います!
今回二冠できたことは日頃から自分を支えてくれている親や先輩後輩、監督、OBの方達の支えがあってのことだと思うのでしっかりと結果で恩返しをすることができてとても良かった大会になったなと思いました!
これからも感謝の気持ちを忘れずにしっかりと練習に励んで行きたいと思うのでこれからも応援よろしくお願いします!
■男子ポイント・レース
優勝 長松大祐選手(鹿屋体育大学)
大学に入って、初めての優勝なのでとても嬉しいです。この日はとても調子が良く、レースも得意な展開になったので勝てたのだと思います。
ですが、まだまだ自分より強い選手はたくさんいると感じたので、気を抜かずに鍛錬を続け精進していきたいです。
インカレでは団体種目、個人種目共に優勝目指して頑張ります。
■男子マディソン
優勝 中井唯晶選手/吉岡衛選手(京都産業大学)
中井唯晶選手コメント
今回の個人トラックの1週間前に全日本選手権がありました。その後体調を崩してしまい、個人トラック出場出来るか怪しい状態でした。
ですがマディソンは京産で3連覇、僕自身も2連覇懸かっていたので万全ではありませんが、出場を決めました。
マディソン決勝は最終日で予選走った感覚も体調が悪いなりにはよかったので、大丈夫と自分に思い込ませて決勝はモチベーションを保ちました。
レースは前半はとにかくポイントを取り、後半に抜け出し、ラップまたは大量得点を取るという作戦でした。
予想通り前半パートナーの吉岡とうまく連携に確実にポイント周回に前に残りポイントを稼いでいきました。
そして後半、暑さで疲れが見えた集団から吉岡が上手く抜け出すことに成功しました。
ラップ狙いで抜け出しましたが、そのまま逃げきり優勝することができました!
年々レベルが上がっている学生のマディソンで3連覇することができ、個人でも2連覇がすることができてとても嬉しいです。
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吉岡衛選手コメント
今回のマディソンは3連覇がかかっていたので、無事に勝つことができてホッとしています。
個人種目では2人とも残念な結果となってしまい、マディソンでは優勝しようという強い気持ちで終始走りました。
逃げている最中にチームメイトの応援が聞こえ、ペダルを踏み込む力になりました。
この勢いでインカレのマディソンでも優勝して、華麗にウィニングランをします!
殺気、強気、やる気で頑張ります!
<編集後記:学連ウォッチャー 深井>
今回は私の方で出向くことができず、写真は学連twitterに掲載されたものを許可を得て借用しています。写真が少なめとなっていますがご容赦のほどお願いします。
現地はとても暑かったとのこと、選手、関係者のみなさま二日間おつかれさまでした。
※女子選手編も近日中に公開予定です。