カテゴリー別アーカイブ: #05_大学・学校紹介

第54回 西日本大学対抗選手権自転車競技大会

8月4日から5日にかけ大阪府岸和田競輪場で開催された本大会は9校から50名の選手がエントリー。各校のインカレ合宿や試験期間とも重なる時期となり参加人数は少なめでしたが、そのぶん密度の濃いレースが行われました。

レースは朝日大学が安定した強さをみせ総合優勝。続いて大阪経済大学、関西大学、大阪産業大学、中京大学という順位となりました。

トラック学校対抗総合表彰。朝日大学が13連覇を遂げた。

今回は選手2名以上がエントリーしていた総合順位上位4校の主将からコメントをもらいましたのでご紹介します。インカレへの思いも語っていただきました。
また、本レース学生委員として活動した西日本学連委員長の手嶋さんからもメッセージをもらっています。


■第1位 朝日大学
⻑⾕部 龍⼀主将コメント
西カレでは合宿の合間での大会ということで疲れがある中での大会でしたがみんな今出せる力をだして13連覇することができたので良かったです。
インカレでは去年総合4位だったので今年は総合優勝を目指しチーム一丸となって頑張りたいです。

チームスプリント決勝中の朝日大学。先頭が長谷部選手。

開会式では昨年度優勝の朝日大学から一旦トロフィー返還が行われた。

※朝日大学は合宿期間中でしたが参加メンバーは合宿を中断して本大会に出場し、終わり次第また戻るというスケジュールで臨んでいた由です。上記コメントも合宿中の長谷部主将よりいただきました。


■第2位 大阪経済大学
真部 拓海主将コメント
今回の西カレは出場校が少ないこともありましたが、大学対抗で2位という成績を残せたのは大変うれしく思っています。この成績が残せたのは主に1年生2人の貢献があってからこそなので感謝したいです。
インカレ(トラック)は伊豆ベロドロームということですが、ベロドを走った経験がない選手が数人います。そこのところが不安要素ではありますが、今出せる力を精一杯出して大経史上最高の結果が残せるよう頑張ります。 応援よろしくお願いします!

開会式で選手宣誓する真部主将
チームパーシュート出走前の大阪経済大学チーム(真部主将は写真左より2人目)


■第3位 関西大学
⼭神 海晴主将コメント
昨年の西カレでは3位。今年の西カレでは2位を取ろうとチーム一丸となって挑みました。しかし、結果は昨年と変わらず3位。悔しい結果となりましたが、これを糧に後輩たちが来年リベンジを果たしてくれると思います。
インカレでは個人・チームでの入賞を狙っています。目標を達成出来るよう、残された少ない時間を最善全力で過ごしていきます。応援宜しくお願い致します!

チームスプリント決勝出走前の関西大学チーム(山神主将は写真左)
チームスプリント予選中の関西大学チーム

手嶋 豊 西日本学連 学生委員長(関西大学)
今回の西日本インカレはいつも大会を仕切っている北山さんが諸事情で休まれるというアクシデントがあり、いつも北山さんの指示で動いていたのが、自分で何をしなくてはならないのかと考えて動かなくてはいけない大会でした。しかし東の学連委員の前委員長の小島さんや大人の役員の方々に色々教えてもらったりして何とか出来ました。

閉会式にて閉会を宣言する手嶋委員長

反省点としては、今回、大会の運営をしながら団体追い抜きの選手として走ったことです。運営の方に気をとられ、気持ちが作れないまま望んでしまいました。学連の仕事は大変ですが、色んな人たちと話せたりして結構楽しいです。西日本の大会はけいはんなロードと新人戦が残っているので最後まで気を引き締めて頑張っていきたいです。

チームパーシュート中の関西大学チーム(写真左から3人目が手嶋選手)

 


■第4位 大阪産業大学
源田 真也主将
今年の西カレは団体種目には出場せず、個人種目だけの出場でしたが、個人種目で表彰台に3人が乗ることができ、総合4位という結果を勝ち取る事が出来ました。
インカレでは2人がオムニアム、1㎞TTに出場し、7人がロードに出場します。 去年はトラック、ロード共に結果を残す事が出来なかった為、今年は、その悔しさを力に変えて上位入賞目指して頑張ります。 大阪産業大学をよろしくお願いします。

ポイントレースでは大阪産業大学選手が第2位(植益和行選手)、第3位(大前雄暉選手)でフィニッシュした。

 


■各種目表彰式(順不同)
全レースにおいて第1位を朝日大学選手が占める結果となりました(非エントリーの女子スプリント除く)。

男子チームパーシュート
男子チームスプリント
男子ケイリン
男子4kmIP
女子3kmIP
男子スプリント
女子スプリント
タンデムスプリント
ポイントレース
男子スクラッチ
男子1kmTT
女子500mTT

<編集後記 学連ウォッチャー:深井>
全国的に猛暑のなかでの開催となりましたが、幸いにも熱中症等の発生なく終えることができました。選手はじめレース中ずっと炎天下での執務となった競技役員や学生委員の皆様、おつかれさまでした。

西カレ2018競技役員、学生委員の皆様

白馬クリテリウムラウンド2018 &学連新規加盟校(長野大学)

台風の通過が心配された7月28日から29日、幸いにも長野県白馬村では大きな影響がなく、二日間ともレースを開催することができました。
毎年、本レースはClass3選手にとってインカレロード前の昇格ラストチャンス。今年も多くの選手たちが真摯な表情でレースに臨んでいました。

本コラムでは各クラスのフィニッシュシーンと表彰式の様子をダイジェストでお知らせします。
Class1で総合優勝しRCSリーダーの座を維持した孫崎大樹選手(早稲田大学)にはコメントをお願いしました。

また、本レースでは今年度学連新規加盟の長野大学選手が出場していました。こちらもあわせてご紹介します。


■RCS第4戦Class1総合優勝
 孫崎大樹選手(早稲田大学)コメント
2日間ともに優勝し、総合成績優勝を取る予定で挑みましたが、4年間RCSでも何度も戦ってきた野本選手に阻止されてしまいました。2日間総合成績では勝てましたが、とても悔しい気持ちでいっぱいです。 インカレでは負けないよう頑張ります!

第1日目Class1。チャンピオンジャージでレースに臨む孫崎選手(写真中央)

 

  ■第1日目 

Class1

Class2A

Class2B

Class3A

Class3B 

Class3C

Class3D


■第2日目

Class1

Class2A

 

Class2B

Class3A

Class3B

Class3C

Class3D

 

■女子クラス

女子クラスは池田ゆめこ選手(早稲田大学)のみの出走。男子Class3との混走となった。
二日目、強い雨の中を走る池田ゆめこ選手

 

RCSリーダージャージは2日間とも孫崎大樹選手(早稲田大学)が維持

Class1総合第1位の孫崎大樹選手と早稲田大学チーム
Class1総合第2位の野本空選手と明治大学チーム
Class1総合第3位の山本哲央選手と中央大学チーム

■学連新規加盟校(長野大学)

本コラムでは今年度の学連新規加盟校をご紹介していますが、今回は長野大学選手に初めて出会うことができましたのでご紹介します。今年長野大学に入学した橋本嶺登選手です。

1日目出走前に。写真右が長野大学 橋本嶺登選手。

 

表彰式にて。2日目Class3Dで5位に入賞。

 


<編集後記:学連ウォッチャー 深井>
今回は台風接近により開催が危ぶまれましたが幸いにも大きな影響なく開催されました。気候の変動が大きいなか、選手、関係者、応援のみなさまおつかれさまでした。

2日目Class3Dにちょうど雨が強くなり厳しい環境下でのレースとなった。先頭が上欄で紹介した橋本嶺登選手。

白馬会場は個人的にも大好きな場所です。これからも変わらぬ風景に会えますように。
本レースは今年も長野県白馬村の皆様のご理解とご協力で無事開催することができました。ありがとうございました。

[JICF国際トラック]韓国チームインタビュー

JICF国際トラックレースはその名称通り海外からも多くの選手が参加していました。
海外チームのうち韓国から来日の「韓国体育大学」と「蔚山市チーム」にコメントを頂きましたのでご紹介します。


■韓国体育大学

韓国体育大学チームメンバー。写真奥の左から2人目が李ヨンウ監督

韓国体育大学 李ヨンウ監督コメント
今回、今まで経験したこともない暑さもあり、韓国体育大学の選手が思うような成績を残すようなことができなかったことは少し残念でしたが、各選手にとっては日本の大学生や実業団のエリート選手、海外の猛者と相まみえることができたのはよい経験となったと思います。韓国では年間の試合数が少なく、試合の中で経験を積むのが難しいので、こういう機会がもっと増えればと思います。

また、今回の試合を通じて競技以外の部分でも、韓国が見習わないといけない部分が多いと思いました。
学生が大会の運営に参画していること、女子学生のマネージャーが選手をサポートしていること、先輩や部の自転車や部品を大切に使用していることなど、限られた資金の中で様々な工夫をして大会運営が行われていること、自発的にかつ規律正しく部の運営が行われていることは非常に参考になったと同時に、うらやましくも思いました。日本と韓国では、スポーツに対する考え方やシステム、大会の参加者数や競技人口も違うので単純にどちらがよいかを比較することはできませんが、よいところはこれからも貪欲に吸収していきたいです。

私は韓国大学自転車連盟の会長も兼任していますが、「日本で感じたこと、日本のよいところを韓国での大会に活かす」という宿題が課されたと感じています。実は、2年前に終了した日韓対抗戦を将来的に復活させることを模索しているのですが、お互いに切磋琢磨しながら両国の競技力の向上につなげるような大会にできればと考えていますし、韓国で開催する際には、精一杯のおもてなしができればと思います。

機会があればまた参加させていただきたいと思います。最後になりますが、本大会の開催のために様々なご尽力をいただいた皆様に改めて感謝いたします。ありがとうございました。

マディソン決勝に出場中のLEE Hong Jun選手&KIM Dong Min選手(韓国体育大学)
1kmTTに出場中のPARK Sung Min選手(韓国体育大学)


■蔚山市チーム

蔚山市チームメンバー

蔚山市チーム 朴イルチャン監督コメント
まず、日本学生自転車競技連盟の皆様、今回は本当にお世話になりました。
限られたリソースの中で試合の事前準備から運営までご苦労が多かったと思います。
雨続きの天候や猛暑もあり、この試合に向けてのコンディション調整は難しかったですが、長野での一週間は私にとっても、そして選手たちにも良い経験になりました。
普段私たちは韓国内の実業団レースに参加しているので、日本の学生選手や実業団の選手と走れたことは新鮮でしたし、世界的に知られている有名な選手の走りを間近で見ることができたのは本当によかったと思います。
また、美鈴湖のバンクですが、あのような高地にある自転車競技場は韓国にはなく、非常にスピードに乗りやすく、とくにタイム系の種目で好記録が狙える競技場だと思いました。
今後も日本で行われる競技については、Japan Track Cupなど多くあるので、機会が合えば積極的に参加することで一つ一つ経験を積み上げ、それが日韓の選手がよい意味で切磋琢磨することにつながればと考えています。


■1kmTT 第3位 KIM JI HUN選手

KIM JI HUN選手コメント
ほかのチームよりも早目に松本入りしたのですが、天候に恵まれず思うように乗り込めなかったので、調整が難しかったです。
その状況の中で自分なりに最善を尽くし表彰台に乗ることはできたので、自分としては最低限の仕事はできたと思っています。ただ上位2人は本当に強すぎましたね。
私自身、国際試合の経験は多くあるのですが、大学生の自転車選手がこれだけ多くいることに驚きました。大会役員のサポートも非常に献身的で素晴らしかったですし、貴重な経験をさせていただきました。今後も機会があれば参加できればと思います。

1kmTT表彰式にて。写真右側がKIM JI HUN選手

<編集後記:学連ウォッチャー 深井>
本記事は韓国に造詣の深い学連理事 井上武夫様より両チームにコメントをお願いし、寄稿頂いたものです。
コメントの日本語訳とトップに表示される画像作成(↑こちら)は井上様に対応いただきました。

第59回全日本学生選手権トラック(女子優勝選手&初参加校)

男子優勝選手を先行紹介した第59回全日本学生選手権トラック大会結果、続いては女子優勝選手のコメントです。
また、本レースにはトラックレース初参加の新潟食料農業大学、約30年ぶり復活という明治学院大学も参加していました。こちら2校の選手にもコメントをお願いしました。


【1.女子優勝選手コメント】

■女子スプリント
優勝 平井杏奈選手(順天堂大学)
今大会はインカレに向けて自分がどれだけ走れるのか確かめるためのレースでした。
大学に入学してから悔しい思いしかしていなかったので、今回やっと結果を残すことができて素直に嬉しいです。タイムや内容は満足できるものではなかったですが、ずっと応援してくれていた人たちの喜ぶ顔を見ることができたことが1番の喜びです。
スプリントは苦手意識があったのですが、たくさんの人にアドバイスを頂き、リラックスしてレースに臨めたのがよかったのかなと思います。また、高校の同期や後輩の頑張り、声援も大きなパワーになりました。
そして暑い中ずっとサポートしてくれたチームメイトにも感謝しています。
インカレまでまだ少し時間があるので、今回見つかった自分の課題を克服するために、トレーニングを積んでいきたいと思います。


■女子500mタイムトライアル
優勝 小泉夢菜選手(早稲田大学)37秒966
この試合に合わせて気持ちを持ってきました。試合当日はとても暑かったので、身体を冷やすことだけを考えていました。本番もたくさんの方々のサポート、応援で頑張れました。インカレもタイトル獲りにいきます!


■女子ポイント・レース
優勝 中冨尚子選手(京都産業大学)
今回の大会は毎週連戦の中でまたJCFの合宿のまま直行できたため全く調整せずに挑みました。
1日目は合宿を優先したため欠場して、2日目の朝の周回でバンクの感触を急ピッチで掴んでいきました。 4月に学生チャンピオンジャージを1枚獲っていたのでそのままの勢いで獲ろうと思いました。
ポイントレースは目標としては最低限逃げてラップすること、優勝すること。この2つを最低限の目標としていました。 しかし走ってみると意外と前半から中途半端なアタックを何度もしてしまって無駄足ばかりを使ってしまいました。 私の得意とする展開に持って行けず焦りましたが、4回目のポイント周回でスプリントで1着を獲ったそのままの勢いでアタックしていき集団をバラバラにして日体の2人の選手と逃げてラップすることができてよかったです。
自分から動き、自分がレースを展開していくことを意識していきました。 結果、2位と20点の差をつけれたのでよかったですがまだまだ弱いのでインカレに向けて強くなります。
周りの方々からの声援がたくさん聞こえてとても力になりました。ありがとうございました。 もっともっと応援される、愛される選手になっていきます。


■女子3kmインディヴィデュアル・パーシュート
優勝 菅原朱音選手(八戸学院大学)4分04秒413
3キロでは優勝を狙っていたのでとても嬉しいです
予選タイムはコンマの差だったので決勝戦では緊張したのですが、逆に緊張感がいい刺激になったんじゃないかと思います
この調子でインカレのトラック、ロードどちらも頑張ります!!


【2.学連トラックレース初参加校コメント】
今年度に学連新規加盟(再加盟)した2校は今回が初(久方ぶり)の学連トラックレースとなりました。

■新潟食料農業大学
西村剛選手コメント
今回の全日本学生選手権トラックは大学としても私個人としても初めて出場する大会でした。 まずは無事に、この大会を終えることができよかったです。
出場したポイントレースではレースの展開に上手く乗れなかったり自分の力不足、強豪チームとの力の差を大きく感じました。 また今回の大会では全国の場でどれくらい自分が走れるかという事も知ることができ収穫が沢山ある大会となりました。
最後にインカレまでにしっかりと今回の反省点を修正し、高い目標を持って結果に結びつくよう部員一同練習に励みたいと思います!

ポイントレース中の西村剛選手(写真提供:西村剛様)

■明治学院大学
麦野一希主将コメント
明治学院チームのデビュー戦、個人的には2年ぶり、1年ぶりのレースになり、全く戦うことができませんでした。力不足がわかったのでこれからより一層練習を重ねて、学連で戦うことができるレベルまでチーム全体でレベルアップしていきます!

明治学院大学自転車競技班メンバー。麦野主将によれば、同校としての学連トラックレース出場は約30年ぶりとのこと(写真提供:麦野一希主将)

 


<編集後記:学連ウォッチャー 深井>
女子クラスには10校の選手がエントリー。うち6校から1年生選手が出場するなど、新鮮なメンバーでのレース展開となりました。女子ポイントレース出場全選手が写っている写真を明治学院大学より提供いただきました(本記事トップ部分に表示されるバナー写真もこちら)
学連女子レースの益々の隆盛を楽しみにしています。

フレッシュメンバー含め開催された女子ポイントレース。(写真提供:明治学院大学自転車競技班マネージャー 林様)

※本文中の表彰式写真は学連twitterに掲載されたものを許可を得て転載しています。

2018学連新規加盟校【新潟食料農業大学&明治学院大学】

今年度、新たに学連に加盟した2校を紹介します。
修善寺ロードに出場していた新潟食料農業大学と再加盟の明治学院大学。それぞれ部員の方からメッセージをもらいました。


■新潟食料農業大学自転車競技部
新潟食料農業大学は2018年4月に開学したばかりの「食の総合大学」です。講義だけではなく、枝豆やトマトの栽培、田植えや、市場への出店など実習も豊富で楽しい大学です。
開学に合わせて自転車競技部が設立されました。メインキャンパスは新潟県胎内市にあり、キャンパスを出てすぐの海沿いの道はロード練習に最適です。

中井裕部長(本学副学長)、山口英生監督(慶應義塾大学自転車競技部出身)、中井琢コーチ(早稲田大学自転車部出身)の下、食料産業学部の西村剛(瀬田工業高校出身)、米内裕都(仙台商業高校出身)の2名の選手が練習に励んでいます。学業第一、自主性重視、安全性重視が部の基本方針で、ロードレースを中心にトラックレースの中長距離に出場します。

修善寺ロード出走前に。

メンバー紹介
西村剛さん 大学に入り2回目の学連のレース出場で今回の結果は良いものでは無かったのですが自分に足りてない部分がよく分かりました。3月から大学の練習があり、良い練習環境の元でトレーニング出来て調子は上がってきています。今の第一の目標はインカレロードに出場する為、インカレまでにクラス2への昇格。そして最終的な目標はインカレ、学生選手権等での全国優勝、入賞です。

修善寺ロード レース中の西村選手

米内裕都さん 私は高校時代に自転車競技を始め、やっていくうちに自転車競技の魅力に惹かれ、大学でも続けたいと思い、本学へ入学を決めました。
私は高校時代にインターハイ、国体に出場することができず、自分の実力不足を実感しました。大学生になった今、目標はインカレ出場、そして上位入賞です。4年間という限られた時間の中で、中井裕部長、山口英生、中井琢コーチの指導のもと頑張ります。

修善寺ロード レース中の米内選手

 

写真提供:新潟食料農業大学自転車競技部

 


■明治学院大学サイクリングクラブ
正式名称は明治学院大学サイクリングクラブ競技部門です!
体育会自転車競技部のない明治学院大学では、私たちが大学を代表して学連のレースに出場しています。

写真提供:明治学院大学サイクリングクラブ競技部門

2013年頃から5年ほど消滅しておりましたが、昨年入学した高体連出身の生徒2人が復活させることを決意。昨年末から復活に向け準備を進めてきました。
OBからのサポートもあり今年3月、学連再加盟・登記が完了。4月には新入生も加わり、現在に至ります。

私たちは学校公認のサイクリングサークルの競技部門で体育会ではありません。しかし、過去にはロード・トラック共にインカレで活躍していた時代もあり、OBには宇都宮ブリッツェンの鈴木龍選手など、プロとして活躍されている方もいらっしゃいます。

少人数で初心者も多く、練習環境が整っていないため、合同練習、合同合宿などの声をかけていただけるととても嬉しいです!
よろしくお願いします!

修善寺ロード レース中の韓選手
修善寺ロード レース中の神藏選手

部員数(5月現在)
3年2人
2年3人
1年4人(うち1人マネージャー)
計9人で活動しています。

活動場所
横浜キャンパス拠点が主です。


<編集後記:学連ウォッチャー:深井>
明治学院大学と聞いてまず思い浮かぶのは鈴木龍さん。もちろん学連時代(その後も)お見かけしていました。
そして新潟食料農業大学。こちらも早稲田大学卒の中井琢さんがコーチをされていると聞き、ますます親近感を覚えている次第です。
各校ますますの活躍をお祈りしています。

※ページトップおよび文中の集合写真は各校よりご提供いただいています。

2018東日本トラック優勝選手(男子編)

5月5日から6日にかけ長野県松本市 美鈴湖自転車競技場で開催された本大会は東日本地区20校の約200名が参加。好天に恵まれ爽やかな空気のなか好記録も続出し幕を閉じました。
各種目で優勝した選手からコメントをもらいましたので写真と共に紹介します。


■1kmタイムトライアル

優勝:鈴木陸来選手(法政大学)コメント
当日は調子がよく、いつもは緊張で不安になってしまうのですが楽しみな気持ちの方が大きかったので気楽に走ることができました。
今シーズンがラストイヤーなので悔いがない結果を残していきたいです。


■4kmインディヴィデュアル・パーシュート

優勝:安田開選手(日本体育大学)コメント
四年生最後のインカレは団抜きで優勝を狙っています。と言うより優勝します。その為の大学四年間でした。東日本トラックでは失敗したので、この悔しさをインカレにぶつけたいと思います。最後に笑うのは俺たち日体大自転車競技部だ!応援よろしくお願いします!

優勝を決めチームメイト達の祝福を受ける安田選手

■スクラッチ

優勝:宮川大和選手(法政大学)コメント
今回の試合は、まさか自分が優勝できるとは思わなかったので、とても驚いています。優勝できたのも先輩方のおかげだと思います。今後はTRSでクラス1にあがり様々な大会で良い成績を出せるように頑張ります。

スクラッチ決勝レース中の宮川選手(写真中央)
後続選手を大きく引き離して単独フィニッシュする宮川選手

■チームスプリント

優勝:明治大学チーム
コメントその1:隈園郷史選手(明治大学自転車部主将)
全日本優勝メンバーから最上級生の板倉さんが抜けた穴が大きく今年度の課題でした。 しかしながら、冬を乗り越え特に2年の甲斐が成長してくれたお陰で今大会においても全く心配は無かったです。2年の荒川・甲斐の二人は今や明治の最も主力といっても過言ではないです。 当日は予選・決勝共に珠に風が強く吹くことがありましたが交代を効率良くする事以外は余計なことは気にせず臨みました。 結果として、2年連続東日本記録を更新してしまうという美味しい結果でしたが、他大との差も僅かであったので、一切の気を抜くことなく夏本番での優勝一本を目標にして日々練習あるのみと考えています。

コメントその2:荒川仁選手
昨年のチームの要であった板倉先輩が抜け、新たに同期の甲斐がメンバーに入りました。
予選、決勝共にスタート、先頭交代を上手く行う事ができました。決勝の2走3走の交代ではギリギリを攻め過ぎたので放送が流れるまでびくびくしていました。
今回は明治大学が勝ちましたが、他大もほぼ同タイムで走っているので気を抜かずインカレ、全日本に向け練習をしていきたいと思います。

第1走者離脱時の明治大学チーム

  ■4kmチーム・パーシュート 
優勝:早稲田大学チーム 孫崎大樹選手コメント
予選ではあまり良いタイムが出なかったですが、決勝に進むことができたので大会新記録を出し優勝しようと前日から話していました。 話していた通り、前半から大会新を1秒以上更新するペースで走り、後半少し落ちましたが粘るレースができました。 記録に残りませんでしたが記憶に残るレースができたと思います。 インカレでは学連新も狙って行きたいと思います!!

■ケイリン 

優勝:荒川仁選手(明治大学)コメント
今まで1対1で走るスプリントを専門としてきたので、人数が増えるケイリンは少し苦手意識がありました。
予選、準決勝では仕掛けるタイミングが後々になってしまい、自ら展開を作る事ができませんでした。なので決勝では自ら展開を作る走りを心掛けました。
決勝では落ち着いて走る事ができ、タイミングを見極め上手く仕掛ける事ができました。
まだインカレでケイリンを走るかは分かりませんが、どの種目に出ても勝つ事が出来るよう日々精進していきたいと思います。

ケイリン決勝 残2周時。
東矢圭吾選手(中央大学)を僅差でかわし先着フィニッシュする荒川選手。

■スプリント

優勝:中野慎詞選手(早稲田大学)コメント
大学生になって初めての大会でしたがあまり緊張せずリラックスしてレースをすることができました。 タイムは学連記録を狙っていたので悔しかったです。 次の大会に向け課題を一つ一つ克服していきたいと思います。

決勝は田中克尚選手(写真右)と早稲田大学同士の戦いとなった。
二本とも中野選手が先着し優勝を決めた。

■ポイントレース

優勝:佐藤 健選手(日本大学コメント
自分は勝つためには逃げしかないので、スタート前からどこで逃げるかばかり考えてレースに臨みました。 レースが始まってからも冷静に集団を見ることができ、2回目のポイント周回に集団から抜け出し、最後まで逃げ切る事が出来ました。逃げのメンバーが入れ替わりながらも常にその逃げに残って前々で展開できたのが勝因だったと感じます。また、集団に草場先輩、武山先輩がいて下さったおかげでマークが少なく、逃げを決める事が出来たと思います。

ポイントレース序盤の模様。写真中央(左から3人目)が佐藤選手。
残6周時ポイント通過時。レース後半は關根論容選手(日本体育大学:写真右側)と二人で逃げに成功した。

<編集後記:学連ウォッチャー 深井>
いつも同日開催で体が二つほしい!と思う学連東西トラックレース。今年は東日本の方にお邪魔しました。

蛭川学生委員長の開会宣言から始まる東日本トラック大会

美鈴湖自転車競技場は高地ということもあり好タイムが出やすいとのこと。本レースでも1kmTT、チームスプリント、スプリント予選(200mFTT)、女子500mFTTと大会新記録が続出し、会場を沸かせていました。今回もたくさんの笑顔と素晴らしいシーンを見せていただきありがとうございました。

Photo & Txt : F.Fukai

2016TRSを終えて(後編)

こんにちは!日本学生自転車競技連盟広報委員会です!

今回、先月に今シーズンのシリーズ戦が終了したTRS(トラック・レース・シリーズとは?)について、今シーズンの振り返る記事の後編です。

前編はこちらから!:http://jicf.info/officials/2302

2017年1月15日に開催された全日本TRS第6戦をもって、2016年度のTRS(トラック・レース・シリーズとは?)はすべての大会を終えました。

トラックレース競技のシリーズ戦であるTRSは2013年から始まり今年で4年目を迎え、着実に学連、日本の中でのトラックレース競技力の向上を目的とした効果がでてきています。

本連盟で来年度(2017年度)も引き続きTRSを継続していくにあたって、今年度の結果をどのように振り返るべきか、また来年度以降にTRSをどのように位置付けていこうと計画しているのか、日本学生自転車競技連盟の三宅秀一郎強化普及委員長に聞きました。


Q.今年は小林泰正選手が全日本オムニアム選手権で優勝するなど、学連選手が学連外のレースでも目立った一年でした。

三宅強化普及委員長「先ほど申し上げた倉林選手の例と同様、学連選手全体的に言えることは数年前と比べて絶対的なスピードが上がり、上位レベルでも競争相手が多くなってきたことにより練習効果が高まったということでしょう。

小林選手は倉林選手と同様一年生の頃から積極的にTRSに出場してきている印象が強いです。今後、他の中長距離の選手も相乗効果となってますます全体的なレベルが上がって行くことを期待します。」

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全日本オムニアム優勝の小林泰正選手(日本体育大学)

Q.女子選手の強化に関して、今後どのようにお考えですか?

三宅強化普及委員長「まずは、女子TRS優勝の伊藤選手、おめでとうございます。彼女は今シーズン積極的にレースに参加されていたことが非常に印象的でした。女子については学連全体を通して女子選手が少ない中、さらにトラック競技に取り組んでいる選手が少ないのが大きな課題ですね。TRSに関してはこれまで通り、学連以外の参加者も参加できるようにして広く募集し、毎回多くの女子選手に積極的に参加してもらいたいと思います。

幸い、高校生の女子選手は増加傾向にあるので、そう言った選手にも大学でも競技を続けてもらえれば今後の女子選手の強化につながると思います。

UCIでは年齢でカテゴリーが分かれますが、女子に関しては年齢制限を設けないで参加してもらうということも考えられます。
実際、今年度女子3kmIPで日本新記録を出した梶原選手については特例措置で、男子のクラス2に参加を認めるなど実力に合わせて対応し、強化に対し良い環境づくりが柔軟にできると思います。」

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梶原悠未選手(筑波大学)は男子クラス2に出場している(TRS第5戦 ポイントレース)

Q.話は変わり、2017年度から学連における選手権大会参加基準が変更されます。これにはどういった意味やねらいがあるのでしょうか?

三宅強化普及委員長「やはり全体の水準が上がったからです。目標誘導の意味合いもあるので、誰でもちょっと頑張れば達する基準ではあまり価値がないというのが私の本音です。
ただし一方で、これからトラック競技を始めようとしている選手にとっては入り口のハードルが高くなるため、学連選手内のバランスを考えて来年度の基準を決めました。

具体的には、A基準に関してはこれまで以上に高い目標を持ってもらえるように設定し、逆にB基準に関してはこれからトラック競技を始める人にも頑張れば手が届くレベルで設定してあると思います。
最近は昔に比べて初心者でもDHバーやディスクホイールを使うようになり、またタイムが出やすい競技場(伊豆ベロドローム、美鈴湖自転車競技場など)が増えてきていることも理由のひとつとして挙げられますね。」

Q.来年度からはオムニアムを選手権大会として正式に開始する予定です。学連で今後オムニアム競技はどのように位置付けられていくのでしょうか?

三宅強化普及委員長「TRSがある程度うまく出来てきたことにより、JCFの中距離強化指定選手には学連出身者が多く在籍しています。日本の強化に非常によく貢献できていると言えます。

オリンピックの種目としてオムニアム競技が採用されており、そこへの出場のみならず上位を狙う選手を輩出したいのです。そのためにはもっと多くの選手にオムニアムに取り組んでもらいたいという趣旨からオムニアムを選手権大会として正式にスタートさせることにしました。

これまでオムニアムをやったことない選手にとっても一つのターゲットになるでしょうし、下位の選手にも挑戦する良い機会を与えられると思います。
オムニアム選手権はB基準で参加できるため、是非多くの人に参加してもらいたいと思います。オムニアムの中ではポイントレースは経験する機会が多くなっていますが、テンポ・レースエリミネーション経験する機会が少ないです。オムニアムのみならずマディソンもオリンピックに採用される可能性が出てきましたので、もっとこれらの種目を練習できる機会を増やし、経験を積んでもらいたいと思います。」

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TRS総合第2位 渡部選手コメント:今シーズン一番印象に残っているレースはTRSのオムニアムです。 オムニアムはルールが大きく変更され、TT種目がなくなりテンポレースが加わったことや、ポイントレース最終ポイントが倍点になったりと、初めてのレースで新鮮でした。(写真は2016年11月開催の全日本オムニアム)

Q.これまでの質問をふまえて、三宅委員長が現在注目している選手はいらっしゃいますか?

三宅強化普及委員長梶原選手(筑波大学)はもちろんですが、沢田選手(日本大学)今村選手(中央大学)は来年度の更なる飛躍に期待したいと思います。

そして古山選手(日本体育大学)は梶原選手に匹敵するような日本を代表する選手になれるか、注目しています。」

Q.最後に、4月から学連の選手として走る新入生や、これから自転車競技を始めようと思っているクラス3の人たちへコメントを頂けますか?

三宅強化普及委員長「これは自転車競技経験者・未経験者関係なく、今の学生のトップは前よりレベルが上がっているもののまだ十分手が届く範囲だと思います。

自分で最初から水準を決めつけずに、上位を狙って取り組んでほしいと思います。練習の方法を間違えずに努力を重ねれば誰でも日本を代表する選手になれる可能性があります。

またロードも共通してクラス3の選手は、例えばパワーがない人はパワー系の練習を嫌がる傾向があります。
私はまずはそれなりのパワーを身につけるべきだと思います。

低学年のうちに基本的な体力を身に付けることは必須であり、特に体幹系の筋肉をつけるためにウエイトを行うことは重要です。

体幹がしっかり出来れば他の筋肉は自転車に乗ることでもついてきます。まずは体づくりから始めることを考えてください。

50km/hで巡行出来るパワーがないとロードもトラックでもクラス2でも完走すら難しいと思います。」

三宅強化普及委員長、ありがとうございました!

2016TRSを終えて(前編)

こんにちは!2016−17シーズンも残すところ、あとRCS2戦で学連の今シーズンは終了となります!

■今シーズンの最終戦!2017/03/12(日)■
2016RCS最終戦 第11回 明治神宮外苑⼤学クリテリウム大会概要ページはこちら!

先月に今シーズンのシリーズ戦を終了したTRSについて今シーズンの振り返る記事を作成致しましたので、是非、ご覧下さい!

 

【インタビュー】2016TRSを終えて(前編)
2017年1月15日に開催された全日本TRS第6戦をもって、2016年度のTRS(
トラック・レース・シリーズとは?)はすべての大会を終えました。

トラックレース競技のシリーズ戦であるTRSは2013年から始まり今年で4年目を迎え、着実に学連、日本の中でのトラックレース競技力の向上を目的とした効果がでてきています。

今シーズンは男子は荒井佑太選手(法政大学)が史上初のシリーズ年間優勝を二連覇達成、続いて2位に同じく法政大学の渡部将太選手、3位に森口寛己選手(日本大学)となりました。

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女子は伊藤真生選手(日本体育大学)が初優勝、2位に同じく日本体育大学の谷伊央里選手、3位に福田咲絵選手(慶應義塾大学)という結果となりました。15974850_1283397688418029_1908378747167011530_o

本連盟で来年度(2017年度)も引き続きTRSを継続していくにあたって、今年度の結果をどのように振り返るべきか、また来年度以降にTRSをどのように位置付けていこうと計画しているのか、日本学生自転車競技連盟の三宅秀一郎強化普及委員長に聞きました。


Q.今年のTRSを振り返えると全体的にどのようなものでしたか?

普及委員長「まず言えるのは、全体的に走り方が上手くなって来たと思います。250m走路に慣れたということもありますが、明らかにスキルが上がり落車が減少し、発送機を使ったスタート時のトラブルやフライングも減りました。
かつてはオフという感覚だった冬期の参加者が数年前に比べて非常に増えました。
そして少し遠方に所在地を置く学校も積極的に参加してくれるようになり、今年度のTRSポイントリーダー争いは過去に比べて混戦だったと思います。
強化面での目的は果たせつつあると感じます。

一方、普及というTRSのもう一つの目的は達成できていません。最近トラック競技を始めた、または始めようとしている選手が対象のクラス3の参加者が少ないままなので、もっと積極的に出場して欲しいと思います。

伝統的にトラック競技に参加している大学や高校からのトラック競技に取り組んでいる選手とは大きな差があると感じてしまい、今更始めてもと感じてしまうのかもしれませんが、伝統校の中にも大学入学後から始めた選手がトップレベルに十分に追いついていますので、是非クラス3の選手にもっと参加してもらいたいと考えています。

もう一つ参加者の話でいうと女子の参加者が少ないことも大きな課題です。
これまで通り学連登記者以外にも広く参加者を募集し、女子選手の強化にも積極的に取り組んでいきたいですね。
来年度以降も開催コストの問題や競技役員の負担が大きいことから簡単にはTRSを増やせませんがトラック競技に参加する機会は増やしていきたいと思います。他連盟の記録会も積極的行われ、そこにも学連選手が出場するようになって来ていますので、役割を補完しながらもっとトラックレースができる環境を提供していきたいですね。」

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<TRS総合第3位 福田咲絵選手コメント> 今シーズン一番印象に残っているレースは最終戦のPRです。 ずっと苦手だと思っていたスプリントで初めて差すことができ、新たな勝ち方を見つけられたとともに、自信になりました。 ※写真はTRS第5戦
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<TRS女子総合第2位 谷伊央里選手コメント> 今シーズン一番印象に残っている自分のレースとその時に感じた事は? 3km個抜きがこのシーズンで安定して走れるようになってきたように思います。この調子を崩さないように来シーズンも頑張りたいです。
Q.今シーズンの荒井選手は二連覇については?

普及委員長「荒井選手は元々力のある選手ですが、誰よりも積極的にTRSを始めとする大会に出場し続けて来たことによる練習効果が挙げられるでしょう。そして荒井選手はJCFの中距離強化指定に入りました。

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<TRS男子総合優勝 荒井佑太選手コメント> 今シーズン1番印象に残っているレースは全日本学生選手権です。レースの中で「自分の展開」というものを作れたと思います。 ※写真は全日本学生選手権トラック ポイントレース
そう言った意味で、他の選手はもっと積極的にTRSに参加してもらい、選手同士で互いに切磋琢磨してほしいと思います。

この機会にTRSの趣旨をお話しすると、250mという周長の短い木製バンクでは同じ種目でも他の競技場とはレース内容が異なって来ますし、タイム種目でもコーナーの走り方を覚えさえすれば好タイムが出ます。

強化のためには250m走路を多く経験してもらう必要があります。短距離系の種目に関しては、世界はもちろん日本国内でも競輪選手に遠く及ばず、基礎的なパワーが足りていないと感じていたので、250mでの走行スキル向上以前の問題が大きいためTRSでは強化の効果が薄いと考えました。

一方ポイントレースならば周回数が多いだけではなくスプリント回数も多いためバンク内の様々な部分を様々なスピードで走る事になります。また展開も様々経験することが出来ます。中距離強化には効果的です。

ポイントレースの展開はロードレースの縮図であると思っていますのでロード選手の展開経験値が上がり、またスピード強化になりますので、本当はロード選手にこそ多く参加してもらいたいのです。
JCF強化指定になっている日本体育大学OBの倉林選手積極的にTRSを活用し、学連を代表する選手に育ちました。

倉林選手の走り方は積極的に逃げるという非常に苦しいレースを展開し、他の選手を圧倒していこうというものでした。それは倉林選手にとってもそうですし、周りの選手にとっても逃げを追わなければならないため、常にハイスピード巡行を続けなければならないという、大変厳しい良い練習になっていたことでしょう。実際当時でもクラス1は50km/h位の平均速度だったのではないでしょうか。

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2012年 東日本トラック 男子ポイントレース表彰式 このレースでも倉林選手(写真中央)の積極的な逃げが見られた。
選手の皆さんには是非、TRSは大会ではなく練習会として位置付けてほしいと思います。 荒井選手のいるクラス1の層は厚くなってきましたが、私はまだまだ伸び代があるように感じます。そしてこれに影響されるかのようにクラス2のレベルも確実に上がって来ており、先ほど申し上げた通りベロドロームにも選手全体が慣れて来たように感じるのは確かですね。」

<TRS男子総合3位 森口寛己選手コメント>TRSの総合順位については「あまり意識していなかった」と語る。 今シーズン終わってみての感想は「まだまだ課題が多いな!」とのこと。
後半へ続く

 

韓国の学生自転車競技事情

 

2016年11月5日(土)~6日(日)、第22回 日韓学生対校自転車競技大会をヤマダグリーンドーム前橋で開催されます!
10月に第2回アジア大学選手権(AUC)の開催国でもあった韓国の学生トラック競技選手が日本トップクラスの高校生と大学生と対戦する日韓対抗戦、今年で22回目を迎えます!

その大会の前に、韓国学生サイクル連盟の専務理事である金景範氏に韓国の学生自転車競技事情についてお伺いしてきましたので、是非、日本の学生自転車との違いを知ってもらう機会になるといいかと思います。

【”学連”があるのは日韓のみ 】
世界的なスポーツ競技において、学生のみのカテゴリーの連盟があること自体が非常にめずらしく、自転車競技においても日本と韓国にのみ学生自転車連盟が存在しています。ただし韓国では、文化や社会的な背景の違いにより、試合の運営方法や選手の強化方法が日本とは異なる部分が多くみられます。

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以下、韓国学生サイクル連盟の専務理事である金景範氏への質問

Q1 : 韓国の自転車競技人口はどのくらいですか。

A:2016年10月現在、大韓自転車連盟(以下KCF)に所属する選手数は以下の通りです。

区分 チーム数
中学校 82チーム(男215名、女61名)
高等学校 66チーム(男214名、女83名)
大学 13チーム(男36名、女6名)
一般 37チーム(男112名、女67名)

この数字は、トラック/ロード、 MTB、 BMX選手のすべてを足したものです。なお、日本学生自転車競技連盟で実施されているような、競技力に応じてのクラス分け(RCSやTRSのようなクラス分け)は行っていません。

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Q2:韓国ではどのような形で連盟を運営していますか。
A:韓国国内のすべての試合は KCFで主催、主管しており、年間にトラック 9大会、ロード 7大会を実施しています。その中で、文化体育観光部長官旗大会および韓国で開催される日韓戦のみ、韓国学生サイクル連盟が運営をしています。大会の準備は連盟の職員や理事が行っており、学連のような当番校制度はありません。学連委員に相当する学生もいません。

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運営に必要な大会役員ですが、現役の学生選手は審判資格を取ったり大会役員になることができないため、審判や大会役員はすべて社会人で構成されています。
25歳から50歳までであれば、審判資格の取得は誰でも可能で、資格講習会を受けて審判資格を仮取得した後、実習を数試合経験してから正式な審判として認定されます。審判の管理はすべて連盟で行っています。

Q3:韓国の学生選手は一般的にどの大会を目標にしていますか。
A:KCFでは中学生から連盟主催の大会を開催していていますが、中学生の選手は「全国少年体育大会(5月末:トラック)」、高校選手、大学選手、社会人選手らは「全国体育大会(10月上旬に 7日間開催:トラック/ロード)」でのメダル獲得を最も重要視しています。

Q4:韓国では自転車競技部のある大学はいくつありますか。
A:自転車競技部として組織的に運営している大学は、韓国体育大学校と京雲大学校の2校だけです(個人レベルでは他に数校存在)。日本の伝統校の多くに存在しているOB会などはありません。現役選手が主務を兼務するようなこともなく、女子マネージャーや学生のメカニック、マッサーなどもいません。
部の運営に必要な予算は、学校からの予算+学生の家族の負担+所属自治体の体育部が支援しています。

Q5:韓国の学生選手はどのような形で競技を行っていますか
A:韓国では、中学校から大韓自転車連盟に登録ができ、そこでは希望者であればだれでも選手生活を開始することができます。
中学のエリート選手の受け皿の一つとして韓国全土に14か所の体育高校(※1)が存在しており、そこで厳しい訓練を受ける選手が多いです。

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体育高校では体育の授業の割合が通常の高校に比べて多く、学業は午前のみ、午後は練習というカリキュラムが組まれています。

高校卒業後は、大学(自転車部のあるところ)や実業団/自治体チームで選手生活を続けたり、軍人になったりする選手が多いようです(※2)。競輪選手は日本の選手ほどの報酬を稼ぐことは難しいですが、安定して稼げる有望な進路となっています。

女子選手については高校を卒業した後の受け皿がないことが問題となっていましたが、最近実業団や大学でも選手生活ができるようになりました。

Q6:韓国の自転車選手はオリンピックでメダルを取ると兵役が免除されますか。
A:自転車競技に関しては、ほかの競技と同じように銅メダル以上で兵役が免除されます。オリンピック以外では、アジア大会が兵役免除の対象となっていますが、金メダルのみが兵役免除の対象です。

Q7:韓国の自転車競技界が直面している課題は何ですか。
A:20年前から登録選手は600-800人で安定して推移してはいるものの、底辺の拡大ができていないことが一番の課題と考えています。KCFでは底辺拡大の一環として、小学生に対する自転車選手育成事業を2015年度から実施しており、毎年250人程度の小学生にBMXの教育やBMX大会を開催、BMXに必要な装備を無償で支援しています。こうした支援を受けた小学生を大韓体育会にBMX初等部選手として登録され、2016年度9大会を開催した実績があります。

(※1)韓国全土に129校ある「特殊目的高等学校」の一つ。特定の分野を高校の段階から専門的に学ぶカリキュラムが組まれており、体育のほかには科学、外国語、芸術、国際、マイスター(伝統技術)のカテゴリーがある。

(※2)一部の選手は兵役中でも「国軍体育部隊(尚武)」という、自衛隊体育学校のようなところで競技を続けることができる。

 

2016学生選手権TT出場者コメント一覧

2016学生選手権チームTT
公式サイト内ページ:http://jicf.info/2987/

2016学生選手権個人TT
公式サイト内ページ:http://jicf.info/2981/

学生選手権タイムトライアル競技出場選手コメント一覧
氏名 大学名 昨年
順位
コメント
山本大喜 鹿屋体 1位 狙うは優勝のみ!です!
徳田 優 鹿屋体 1位 全日本学生選手権チームTTは4連覇がかかっているので、チームの伝統を引き継ぎ、強い走りで勝ちたいです。
冨尾大地 鹿屋体 1位 昨年のチームTTでは途中で脱落してしまい、悔しい思いをしたので、今年はガンガン引っ張れるようにがんばります。個人TTは初めてですが、自分の限界に挑戦して、表彰台を目標にがんばります。
中村 賢人 朝日大 2位 昨年は個人TTの普及大会(クラス3)で出場させて頂いて優勝出来た時は素直に嬉しかったですしタイム的にもあの時の自分の力を出し切れたタイムでした。そんな中でも全体を通して見るとまだまだ自分よりも速いタイムをだす強い選手がいたので今年の個人TTではそういった選手達に勝てるように頑張りたいです。
渡邊翔太郎 朝日大 2位 昨年の学生選手権チームTTでは優勝した鹿屋体育大学と9秒差で2位だったので、悔しい思いをしました。今年は前回とはメンバーは違いますが、初優勝を目指して頑張りたいと思います。
眞砂英作 明大 3位 昨年度は最後まで粘りチームTTで三位入賞して、ツールド北海道にも出場することができました。今年は優勝に向けてチーム一丸となって頑張ります。また、個人TTの方では昨年は入賞を逃したので入賞したいと思います。
野本空 明大 3位 学生選手権チームTTは今年が初めてなので少し緊張しますが先輩方と4人で力を合わせて優勝を目指します。
荒井佑太 法大 4位 今年の法政大学のチームTT出場メンバーは2.3年生で構成されています。チームTTに向け強化してきたポイントはスピードを維持する能力です。4人が力を出し切り、今年もツールド北海道出場権を手にするためにチームスローガンである「一丸魂」を胸に走りたいと思います。
伊藤宏人 順大 5位 チーム一丸となって、昨年の結果の5位以上に入れるよう頑張ります。
重田兼吾 順大 5位 順大は昨年は5位という結果でしたが、今年は3位以内を目指して練習を積んできました。その成果を存分に発揮させられるように、チームの力を合わせて頑張りたいと思います。
今村駿介 中大 6位 今回のロードTTは優勝する為に全力を出しきりたいと思います。
佐々木眞也 日大 8位 日本大学としてはタイムトライアルに向けて、いいムードで本番を迎える準備ができています。学生選手権という舞台でやるべきことをして上位入賞目指し全力で頑張ります。
安田京介 京産大 10位 京都産業大学として目標としているツールド北海道出場に向けてしっかり走るきろうと思います。
中井唯晶 京産大 10位 チームとしてUCI公認国際大会である「ツール・ド・北海道」への出場とインカレロード・個人ロードでの勝利を目標としているので今回のチームTTはツールド北海道の推薦枠獲得を目指し頑張りたいと思います。