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[みどころ]文部科学大臣杯 第74回全日本大学対抗選手権自転車競技大会ロードレース競技

2017インカレロードレースで個人では武山選手が優勝、チームとしても団体優勝を果たした日本大学

大学No1を決めるワンデイロードレース!
大学自転車競技のビックイベントである文部科学大臣杯第73回 全日本大学対抗選手権自転車競技大会(通称:インカレ)のロードレース競技が9月2日(日)に長野県大町市美麻地区 公道周回コース 1周 13.4 kmで開催されます。

大会関連情報
公式HP大会概要ページ:http://jicf.info/8233/
昨年度大会の競技結果:http://jicf.info/5960/

この1日で総合優勝が決まる戦い!
近年はトラック・ロード競技を連続して近接会場で実施することが恒例になっていましたが、後楽園競輪場でトラックを、富士スピードウェイでロードレースを開催した1972年以来、46年ぶりのトラック・ロード分離開催となります。

各大学とも、トラック競技を走ってロードレース競技もエントリーする選手にとっては例年よりも休養期間がありコンディション良い状態でロードレースに臨むことできます。

インカレの総合優勝に向けて、チーム一丸となり勝負を決める総力戦となります。
また、個人としても学生選手権個人ロードレースと並ぶ大学日本一を競うトップレベルの学生選手のみが選ばれて走ることができるレースであるため、最高峰の熱戦が期待できます。

舞台は長野県大町美麻地区!周回コース!
今回のインカレロードの決戦の舞台となるのは長野県大町市美麻地区の公道を利用した一周13.4kmの周回コースです。
距離は男子は174.2km(13周)、女子は67.0km(5周)で実施予定です。

一周の距離があるため、日本CSC5kmサーキットのような激坂はないものの、緩やかな登り坂の距離が長く、各選手は知らないうちに脚を消耗してしまいます。
下り坂はテクニカルなコーナーが少なくトップスピードを維持しやすいため、いい脚を長く使うことも要求されます。よって、生粋のクライマータイプではスピードが足りず、スプリンターのスピードだけでは押し切ることが難しい、総合力が試されるコースです。

トラック競技終了時の各大学状況
8/17-19まで文部科学大臣杯第73回 全日本大学対抗選手権自転車競技大会(通称:インカレ)のトラック競技が伊豆ベロドロームで開催されました。男子トラック競技の総合成績は全種目で確実に得点を獲得した日本大学が75点で1位を獲得しています。
2位には56点で明治大学はが入り、3位早稲田大学53点、4位法政大学45点と続いています。ロードレース競技で多くの選手が上位でゴールできるかで得点が加算され総合優勝できるが関わってきます。
また、女子トラック競技はマディソン、チームスプリントで1位を獲得した日本体育大学44点で1位を獲得しており、2位には鹿屋体育大学が39点で追っています。こちらは接戦となっており、ロードレースの展開次第で総合優勝どのようになるのか?気になるところです。

男子注目大学・選手紹介
注目大学はトラック競技終了時点でトップに立っている日本大学は昨年同様に強力なメンバーで連覇に向かって戦いで臨んできます。
草場選手や武山選手という個人としても優勝を狙える選手とチーム戦でも有利に展開できるメンバーが揃っているチームです。

2017インカレロード優勝の武山選手(日本大学)2017全日本学生選手権個人ロードも優勝を果たしている

その日大を追う明治大は過去にインカレロードで優勝している野本選手が4年生最後のインカレで2回目のインカレロード制覇となるのかにも注目があつまります。
現在RCSリーダー孫崎選手を擁する早稲田大学も、過去のインカレで3位に入っている中川選手とともに上位を狙える力を持っています。

2018RCSの現在、リーダージャージを着る孫崎選手(早稲田大学)

西日本学連所属の京都産業大学と鹿屋体大なども今年の学生選手権でタイトルを獲得しているメンバーを揃えています。
京都産業大学は全日本学生選手権クリテリウム優勝の中井選手、鹿屋体育大学は全日本学生選手権個人ロード優勝の石井選手を擁するチームです。

2018全日本学生選手権クリテリウムで優勝した中井選手(京都産業大学)写真左

他にも学生レースやU23カテゴリで活躍する岡部選手(日体大)、佐藤選手(法政大)、尾形選手(中央大)などのメンバーにも注目があつまります。

女子注目大学・選手紹介
昨年同大会2位の中井選手(鹿屋体育大学)が中心となり展開次第では誰が勝ってもおかしくない混戦模様です。
大学対抗成績をも関係してくるため、トラック競技を終えて現在トップに立っている日本体育大学と2位につけている鹿屋体育大学の総合優勝をめぐる戦いにも注目が集まります。

2017インカレロード2位の中井選手(鹿屋体育大学)写真右端

今シーズン、1年生ながら学生選手権クリテリウムや修善寺カップで優勝を果たしている中冨選手(京都産業大学)など、若手の選手たちがどこまで上級生を追い詰めることができるか期待が高まります。

1年生ながら全日本学生選手権クリテリウムと修善寺カップで優勝している中冨選手(京都産業大学)

インカレロードに高木秀彰賞の新設
本年度のインカレロードの覇者を擁するチームには、サイクルフォトジャーナリストとして学生自転車界に多大なご貢献をされた 故 高木秀彰氏を顕彰し「高木秀彰賞」が授与されることとなりました。

高木秀彰賞の創設について

栄誉ある初代受賞チームがどの大学になるのか、こちらにも注目です。

過去から現在まで、インカレロードのチャンピオンは例外なく日本のロードレース界を背負う選手として羽ばたいてきた歴史があります。

2016インカレロードで優勝している野本選手(明治大学)直近、RCS白馬ラウンドではクラス1のレースで1位となっている

2020年東京五輪のスターが日本屈指の難コース、美麻の地で生まれるかもしれません。
大学の威信、仲間の期待を背負いつつ、己の誇りもかけた、選手たちのそれぞれの熱い戦いを、是非、ご注目ください。

 

■関連情報サイト・SNS■
日本学生自転車競技連盟公式HP:http://jicf.info/
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[みどころ]インカレ新種目:マディソン

文部科学大臣杯 第74回 全日本大学対抗選手権自転車競技大会トラック競技が8月17日(金)−19日(日)に静岡県伊豆市大野 日本CSC伊豆ベロドロームで開催されます。

今年度からインカレに追加となった種目「マディソン」について説明したいと思います。

マディソンの競技中に選手が交替する様子。タッチをしながら選手が入れ替わる

アメリカ生まれの競技種目!
まず、マディソンという競技の名前の由来はアメリカ・ニューヨークにあるマディソンスクエアガーデンという場所で初めて行われたことがこの競技名の由来となっています。

競技のルールはポイントレースと同じですが、2名1組のチームで行うところが大きく違います。レースに参加できるのは1名のみでもう1名の選手はトラック上部を走りながら交替のタイミングを伺います。

高度なテクニックが必要な交替シーン
この2名の選手がタッチをしながら交替する様子はタイミングが高度な技術が必要となりこのレースの醍醐味といった部分でもあります。

詳しいレースのルールなどについてはofficialsのHP内の競技種目紹介ページを御覧ください!

マディソン(MADISON)

インカレマディソンの注目大学は?
2018年のインカレに採用されたマディソンは男女ともに行われます!
学生選手権大会ではこの種目は以前から行われており、近年、国外でこの競技の経験を積んだ選手が、活躍する傾向にあります。チームワークと高度な自転車操作、戦略、判断力、タイミングなども必要となり経験を多く積んでいるチームが勝利を得ています。

男子マディソンでは京都産業大学や法政大学が近年、この競技で活躍しています。

2018年全日本学生選手権トラックでは京都産業大学チームが優勝している。

2018年の全日本学生選手権トラックでも1位京都産業大学、2位法政大学という結果になっており、このインカレでも活躍が期待されるところです。

2018年全日本学生選手権トラック男子マディソン2位法政大学チーム

他にも日本体育大学、日本大学(冒頭に写真掲載)も先日行われたJICF国際トラックカップでエリートカテゴリの選手も参加したマディソンで上位の成績を残しています。

JICF国際トラック時の日本体育大学チーム。今回ペアは写真中央の満田選手と最左の當原隼人選手。

女子もインカレは昨年インカレ優勝校の日本体育大学と鹿屋体育大学がエントリーしています。

鹿屋体育大学チームは中井選手・西島選手のペアでインカレも出場予定

JICF国際トラックカップでは実践でインカレを想定したメンバーでのレースがありました。
こちらも総合優勝を目指す大学同士の熱い戦いが期待されます。

総合優勝2連覇を目指す日本体育大学チーム

学連から世界へ
マディソンは2020年の東京オリンピックの競技種目にもなっています。近年、大学生でこの競技を経験して国外でも経験を積んだ選手たちが全日本選手権でも活躍をしています。

国内ではまだ開催頻度が多くない種目ですがレースの面白さから徐々に認知度が上がってきている注目な競技種目です。

このインカレで是非、注目いただき、多くの方々にマディソンを知ってもらえればと思います!

 

[みどころ]文部科学大臣杯 第74回全日本大学対抗選手権自転車競技大会トラック競技

大学自転車競技の頂点を決める競技大会!
大学自転車競技のビックイベントである文部科学大臣杯第73回 全日本大学対抗選手権自転車競技大会(通称:インカレ)がトラック競技2018年8月17日(金)から8月19日(日)まで静岡県伊豆市大野 日本サイクルスポーツセンター 伊豆ベロドローム( 250m) で、ロード競技が9月2日(日)に長野県大町市美麻地区 公道周回コース 1周 13.4 kmで開催されます。

関連情報
公式HP大会概要ページ:http://jicf.info/8233/
昨年度大会の競技結果:http://jicf.info/5960/

例年、トラック競技、ロード競技ともに同開催でしたが、今年度は分離開催という形になっています。

インカレとは?
日本学生自転車競技連盟が主催する競技大会には全日本学生選手権大会が現在7つあります。(大学対抗選手権・個人ロード・クリテリウム・チームTT・個人TT・個人トラック・オムニアム)
インカレは連盟発足年である1936年に記念大会が行われ、以降現在に至り、今大会で74回目となります。
全日本学生選手権の最上位に位置づけられた大学対抗戦としてトラック・ロードの各種目の得点を総合した大学の総合成績で競う競技大会です。

競技種目 は
男子の部:スプリント、1kmTT、ケイリン、4kmIP、タンデムスプリント、4kmTP、チームスプリント、 オムニアム、マディソン、個人ロードレース 174.2 km(13周=174.2 km)

女子の部:スプリント、500mTT、3kmIP、チームスプリント、オムニアム、マディソン、 個人ロードレース 67.0 km(5周=67.0 km)

合計男子10種目、女子7種目で開催されます。

 

大会フォーマット・スケジュールが大幅変更!
今大会は、平成最後のインカレとなるだけでなく、2020年の東京五輪に向けた改修工事に入るため、現行の伊豆ベロドロームでは(おそらく)最後のインカレとなります。

東京オリンピック2020の競技会場になっている伊豆ベロドロームは大幅な改修工事を予定している

伊豆ベロドローム

また、本年度からインカレにマディソンとオムニアムが正式種目として追加された関係上、トラック部門とロード部門が分離開催になっただけでなく、トラック部門の大会スケジュールも大幅に変更されました。

スケジュール決定の際には、理事会などで多くの時間を割いて協議が行われ何回も変更が加えられました。
トラック部門のスケジュール変更で二つの点が注目されると思います。

本年度追加種目(1)マディソン。これまで本連盟では全日本学生選手権トラック自転車競技大会のみで行われていた。
本年度追加種目(2)オムニアム。 写真はJICF国際トラック エリミネイションより。

大会初日から目が離せない!
大会最初の種目がチームパーシュート予選となりました。
選手はフレッシュな状態で戦いに臨めるため、いきなり大会記録や学連記録の更新が期待されるだけでなく、ここでよい記録が出るとチーム全体が活性化されます。
この種目の出場選手はオムニアムの出場選手と重複することが多いため、オムニアムの勝負の行方にも影響する可能性があります。

2018年学生選手権オムニアム優勝者は安彦統賀選手(日本体育大学)

そして、例年と同様にスプリント予選の200mタイムトライアルでは、先の全日本学生選手権トラック自転車競技大会で10秒5を切る好記録が続出しており、ここでも学連新記録や大会新記録が飛び出すかもしれません。

1年生ながら全日本学生選手権男子スプリントで優勝した中野選手(早稲田大学)

短距離系、中距離系の選手が初日に大部分初日に出走することとなり、この段階で各大学の仕上がり具合や選手の調子を確認することができるので、ぜひご注目ください。

また、チームスプリントやケイリンの決勝が最終日から2日目になったことにより、短距離系の種目もスケジュールがタイトになり、いかに消耗せずに調子を維持できるかが勝負のカギとなりそうです。

例年以上の全力な走りに期待!
今年から正式種目として新設されるオムニアムおよびマディソンがともに中距離系の競技ですが、トラックとロードの両方の部門にエントリーをする選手にとっては、ロードレースが2週間後になったことにより、トラック競技に集中しやすくなりました。
そのため、とくに中距離系の種目では例年にない高レベルの試合が期待できると思います。
計測系の種目では日程に従来より余裕ができ、日本有数の高速バンクの伊豆ベロドロームでの開催のため、学連記録や大会記録の続出が期待できると思います。

日本一の大学の称号はどこが手にするのか?
2017年度大会、男子は鹿屋体育大学の5連覇を阻止し、4年ぶりに日本大学が総合優勝を獲得しました。
トラック部門で82ポイント、ロード部門で31ポイント、合計113ポイントを獲得しロード、トラックともに圧倒的な強さをみせての優勝となりました。
今大会はその強さが今年も発揮されるか、または、各大学ともに新しい種目追加により戦略も変更されて、ポイントが各大学に分散されるかで、総合上位が大幅に変更される可能性もあります。初日からレースの行方に目が離せない展開になる可能性が高いです。

女子も昨年は日本体育大学がトラック部門42ポイント、ロード部門7ポイントで、鹿屋体育大学の3連覇を阻止して総合優勝を獲得しました。トラック部門で短距離系種目でポイントを多く獲得し優勝を盤石なものにしました。

今年は女子も各チームに種目ごとに強い選手が多くいるため、優勝の行方はわかりません。トラック部門で多くのポイントを獲得することで、2週間後のロードレースの戦略も変更になります。

男女ともに非常に楽しみな戦いが予想されます。各大学ともこのインカレにむけて合宿など充分な準備をして最高の舞台で素晴らしい走りができるようチーム一丸となって臨みます。

是非、現地での熱い声援を宜しくお願いいたします!!

当日は現地から、TwitterでのテキストLIVE配信などを予定しています!

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[レポート]世界大学自転車競技選手権その2

世界大学選手権 ロードレースレポート その2

・8/4 土曜日 個人ロードレース

8:55~ 女子個人ロードレース(89.3km)

【結果】 
1位 Marta Lach(ポーランド) 2時間54分57秒 
2位 Karolina Sowa(ポーランド) 2時間54分57秒 
3位 Jaqueline Dietrich(ドイツ) 2時間56分23 

7位 福田咲絵(慶應義塾大) 3時間01分57秒
10位 中井彩子(鹿屋体大) 3時間03分42秒

近年まれに見る猛暑が予報されたため、午前中のレースながらも距離が5km弱短縮されたコースで総勢23名が争うこととなった。

コースは3カ所の登坂を含む大周回コースを回った後、5kmの登坂がある17kmの小周回を1周回るレイアウトとなっており、6名のエントリーをしてきたオランダや強豪オーストラリア、またタイムトライアル優勝者を擁するチェコチームを中心にレースが展開することが予想された。

暑さによる消耗を懸念してか、序盤はオランダ勢がコントロールしながら一つの集団で落ち着いたペースで走行。大周回最後のもっとも険しい登りでTTチャンピオンのTereza Korvosová選手(チェコ)がペースアップしたことで集団が一気に絞られる。

一時は先頭の7名に日本チームの2名が残るも、登坂をクリアする前に2人同時にドロップを余儀なくされる。

こぼれてくる選手を捉えようと、福田、中井両選手は追い上げを図るも、小周回で後方の選手に捕まり、スプリントのすえ、福田選手が7位、中井選手は最後の下り坂でコースアウトしてしまうトラブルもあり、10位でフィニッシュした。

14:00~ 男子個人ロードレース(105km)

【結果】 
1位 Ande Van Engelen(オランダ) 2時間56分33秒 
2位 Jacob Mathijs(オランダ) 2時間57分35秒 
3位 Liam Magennis(オーストラリア) 2時間57分35秒 

12位 冨尾大地(鹿屋体大) 3時間01分01秒 
15位 石原悠希(順天堂大) 3時間03分46秒 
完走 西尾憲人(明星大)  
完走 重満丈(鹿屋体大) 
DNF 川嶋祐輔(中京大) 
DNF 石井駿平(鹿屋体大)

男子も同様に猛暑の影響で後半の小周回が3周から2周回に短縮されてのレースとなった。スタート前から氷や水をかぶる選手が多くみられ、異常な暑さを物語っていたものの、女子とは対照的にリアルスタートからハイペースな展開となった。

日本チームからは序盤のアタック合戦に冨尾、石井、重満選手を中心に参加し、積極的な動きをみせていた。15km地点あたりで冨尾が単独で飛び出し、そこに先日のTTチャンピオンであるLiam Magennis選手(オーストラリア)含む3名の選手が合流し、逃げが形成される。

徐々に集団との差を広げていくが、強力な引きと急勾配の坂によって冨尾選手は逃げグループからドロップしてしまう。どうにか体制を立て直したい日本チームであったが、下り区間で石井が単独落車によってDNFとなり、主力を欠く中での戦いを強いられてしまう。気温がさらに上昇し、ばらばらとメイン集団から選手がドロップしていき、川嶋選手もその一人となってしまうも、石原選手はメイン集団で冷静に展開し、重満、西尾選手の献身的なサポートの動きが見られた。

小周回に差し掛かったあたりでメイン集団が活性化し、日本チームの選手も統率がとれなくなってしまうが、冨尾選手がそこから5,6名で抜け出すことに成功し、9位集団のスプリントで4着、12位でフィニッシュし、日本チーム最上位となった。

学生レベルとはいえ、レベルの高いレースをこなす他国の選手を相手にどう立ち向かうかが試された今大会。レース戦術のみではなく、自国とは異なった気象や文化、環境の中でいかに順応して戦っていくかという総合的な能力が問われていたようにうかがえた。2年後のオランダ大会では、より選手として多角的な能力が試される世界大学選手権へのチャレンジ精神を抱いた多くの学生が名乗りを上げてくれることを期待したい。

本遠征にご支援いただいた関係者の皆様に、心から御礼申し上げます。

TEXT:橋本直(鹿屋体育大学)

[レポート]世界大学自転車競技選手権その1

世界大学選手権 レースレポート1

・7/31 火曜日 個人タイムトライアル

12:00~ 女子(8.63km×2周=17.26km)
出場選手:福田咲絵(慶應義塾大学)中井彩子(鹿屋体育大学)

14:00~ 男子(8.63km×3周=25.89km)
出場選手:石原悠希(順天堂大学)、冨尾大地(鹿屋体育大学)

今大会の最初の種目である女子個人タイムトライアルは正午12時から行われた。
コースはほとんど直線でテクニカルなコーナーはないものの、1周で獲得標高が134m、スタートから上り基調で、ペーシング戦術が鍵を握るコースレイアウトとなっていた。

勢いよく加速する福田選手(慶應義塾大)

女子の最初の出走選手は今年度の全日本学生個人タイムトライアルでの優勝者でもある福田選手。
スタートからものの5分で1分前を走る中国の選手をパスする好ペースを刻み、26分46秒73(+58秒35、平均38.7km/h)の6位でフィニッシュした。

発送台に付く中井選手(鹿屋体大)

続く中井選手は29分02秒59(+3分14秒21、平均35.7km/h)の13位でレースを終えた。

優勝はチェコのTereza Korvosová選手であった。

続いて14時から男子のレースがスタートした。この頃には日差しも照っており、気温は30℃を超えていたため、猛暑の中厳しいレースになることが予想された。

スタート前の冨尾選手(鹿屋体大)

男子は昨年度のツールド北海道における山岳賞獲得の活躍が記憶に新しい冨尾選手からスタート。後半にかけて後続の選手を引き離す走りをみせるも、38分40秒68(+4分48秒17、平均40.2km/h)で課題の残る結果となった。

コース上には芸術的なモニュメントも 石原選手(順天堂大)

個人タイムトライアルを得意とする石原選手は最後から6番目スタートで、ある程度他国の選手タイムを把握できる位置で出走した。1周回目で好タイムを記録し、そのまま維持できれば上位入賞が狙えるくらいの勢いであったものの、後半での失速を余儀なくされ、35分55秒57(+2分03秒06、平均43.2km/h)の10位でフィニッシュした。

優勝はオーストラリアのLiam Magennis選手であった。

石原選手のゴールを迎え入れるMTBの選手たち

・8/1 水曜日 クロスカントリー

10:30~ 女子(4.19km×5周=20.95km)
出場選手:山田夕貴(松本大学)

レーススタート前の山田選手(松本大)

14:30~ 男子(4.19km×7周=29.33km)
出場選手:上野蓮(日本経済大学)、江越昇也(桐蔭横浜大学)、穴田玖舟(札幌大学)、黒瀬文也(東海大学札幌キャンパス)、松田賢太郎(慶應義塾大学)、松本佑太(法政大学)

男子MTB・XCOのスタートに備えるMTB大学日本代表チーム
レース中の山田選手(松本大学)の様子

大会2日目はクロスカントリー競技が行われた。
午前中の女子の部には日本チームから唯一のエントリーである山田選手が出場。スタート直後の位置取りが重要となるため、選手達はUCIランキング順にスタート位置に並ぶ。

山田選手は18人中8番目の位置からのスタートであった。スタート早々有力選手が数名飛び出し、追う展開に。

段々と気温も上がり、レースを降りる選手も出る中で、山田選手は力を振り絞り1時間15分44秒62(+13分02秒38)の9位でフィニッシュした。

優勝はドイツのFelicitas Geiger選手、ランキング上位の選手を振り切る力強い走りであった。

現地では14時から16時にかけて気温がピークに達するため、暑さとの戦いもハードなレースになることが確実であった。
日本チームの中では先日行われた全日本選手権のU23において最上位であった上野選手の入賞に期待がかかった。

男子MTB・XCOスタート前 有力選手が前に並ぶ

男子のレースも女子と同様にスタート直後から数名の有力選手が飛び出し、 後続がばらばらと続く展開になるものの、期待のかかる上野選手が5、6番手の好位置で最初のフィーディングゾーンを通過した。

9位に入った上野選手(日本経済大)

今回のコースでは1周回の内に2回、同じゾーンでのフィーディングを行う形式であったため、出走していないロード選手も総出でサポートにあたった。上野選手が9位と健闘し、その他の5名の選手も全員無事完走することができた。

チーム内のランキング上位選手の黒瀬選手(東海大学札幌)

競技結果
1位 Erno Mccrae(ベルギー) 1時間17分04秒

9位 上野蓮(日本経済大学) 1時間24分23秒
13位 穴田玖舟(札幌大学)   1時間27分36秒
14位 江越昇也(桐蔭横浜大学) 1時間28分28秒
15位 松田賢太郎(慶應義塾大学) 1時間29分09秒
16位 黒瀬文也(東海大学札幌) 1時間29分34秒
17位 松本佑太(法政大学)   1時間30分29秒

松本憲斗(鹿屋体育大学)

2017/07月:第58回全日本学生選手権トラック自転車競技大会

男子4kmIP優勝
松本憲斗 まつもと けんと
鹿屋体育大学 3年/ルーテル学院高等学校(熊本県)

主な戦績
2017全日本学生選手権トラック 男子4kmIP 優勝
2017全日本選手権トラック 4kmIP 4位
2016全日本選手権オムニアム 2位
2016インカレ 男子4kmIP 3位
2016全日本学生選手権トラック 男子PR 3位

全日本学生選手権トラックの個人種目は優勝したい!と思っていたので優勝出来て嬉しいです!

予選は自分の走りがよく出来ずに自分の中ではきつい走りになっていたのですが、決勝では自分の走りが出来たので優勝できたと思います。

やはり伊豆ベロドロームは室内の250mバンクということで、風の影響を受けないため、かなりスピードも上がりますし、天候にも左右されず応援に来てくださる方も雨などに濡れる心配もなく応援できるという面では屋外の競技場よりも良い部分があるかと思います。

トラック競技はいろいろな種目が見ることができます。さらには展開なども全体が見渡せる競技場内で行われるのでわかりやすく見れるのでいいと思います。
自分の走ってる4kmIP(個人追い抜き)の見どころはグルグル走ってるのを見るのはあまり面白さはないかと思うのですが、各選手のラップ(タイム1周あたり何秒で走っているか?)を測って見ていけ一定のタイムでキレイに走れてるなどやタイム(新記録)を狙って飛ばして走ってるなとかが分かってくるので面白く見れると思います!

今シーズン、鹿屋体育大学はインカレ男女総合連覇を狙っていくのでチームの現状をしっかり把握して強化して今年も強い鹿屋体育大学をお見せできるよう頑張ろうと思っています!

決勝戦後、まず黒川監督(鹿屋体育大学)の祝福を受けウイニングランへ。

シーズンもまだまだ序盤でこのあとは、8月にインカレもありますので、また練習に取り組んで頑張っていきたいと思います。

鹿屋体育大学自転車競技部へのご声援よろしくお願いします!


2016/05月:全日本学生選手権チームTT 優勝
自分は初めてチームTT走らせてもらったのですがチームの4連覇に貢献できたことが一番嬉しいです。 徐々に調子も良くなってきているのでもっとあげていきたいと思います!


2016/05月:全日本学生選手権チームTT出場選手紹介

選手コメント
チームTTではいま自分が出せる最高のパフォーマンス出来るように挑み個人TTでも最高のパフォーマンスをすることです! いい状態で来てると思うので頑張ります!

今シーズンは積極的に走り、個人優勝することが目標なので、魅せる走りをするように頑張るので応援よろしくお願いします!

選手プロフィール
松本憲斗 まつもとけんと 
鹿屋体育大学2年/ルーテル学院

主な戦績
2016全日本選手権チームTT 優勝

外苑クリテ優勝コメント#G2

3/12(日)に開催された第11回明治神宮外苑大学クリテリウムの大学生クラスの優勝者にコメントをもらいました!

今年度のRCS最終戦男子大学生グループ2で優勝の方々からの優勝コメントです!


外苑大学クリテリウム男子大学生グループ2A優勝
直井 駿太 なおいしゅんた

中央大学 2年/茨城県立取手第一高等学校

Q:おめでとうございます!今の心境は?
ありがとうございます。
今の心境は、やっと、やっとクラス1にあがれた…と。
「神宮外苑で勝て」と周りにプレッシャーをかけられていたので、ホッとしています。

Q:外苑クリテリウムで勝利するポイントは?
・位置獲り ・冷静な判断力 ・様々な展開への対応力ですかね。

2016RCS最終戦・第11回 明治神宮外苑⼤学クリテリウム男子大学生グループ2A優勝・直井選手(中央大学)

Q:今年の外苑クリテリウムの印象はどうでしたか?
例年以上に観客数が多く感じました。
見に来てくださる観客の方々も大会の数を重ねるにつれて安全性や観戦ルールなどのマナーもしっかりされていて、大会全体の質が上がっているように思いました。

 Q:最後に一言メッセージを
見に来る大会で2位を頻発しすぎて、「あたしが応援にいると勝てないのかな…」とボヤいていた母を、今回いい意味で裏切り、嬉し涙を流してもらえたことは最高の思い出になりました。

フィニッシュ後に右手で中央の頭文字「C」マークを作り大学をアピールする直井選手

来シーズンの中央大学は更に強くなります!
個人としてもこれから次のステップで戦っていきたいと思いますのでご声援宜しくお願い致します!


外苑大学クリテリウム男子大学生グループ2A優勝
阿部将大 アベマサヒロ

鹿屋体育大学 2年/大分県立日出暘谷高校

Q:おめでとうございます!今の心境は?
大学に入って初の優勝だったので素直に嬉しいです!
外苑クリテリウムは本当にたくさん応援してくれる方々がいて楽しんで走れました。

Q:外苑クリテリウムで勝利するポイントは?
今回は最終的にスプリントにしたかったのでチームでレース途中でできる逃げを潰すこと、落車が多いので落車をしないこと、寒いのでアップを入念にすることを心がけたことが勝利につながったのかもしれません。

2016RCS最終戦・第11回 明治神宮外苑⼤学クリテリウム男子大学生グループ2B優勝・阿部選手(鹿屋体育大学)

Q:最後に一言メッセージを
チームメイトで同期の選手たちが活躍してるので負けないように来シーズンも頑張っていきたいと思います!

最終スプリントで抜け出しフィニッシュ。大学に入って初めての嬉しい優勝となった阿部選手(鹿屋体育大学)

今後とも鹿屋体育大学自転車競技部をご声援宜しくお願い致します!

外苑クリテ優勝#女子

3/12(日)に開催された第11回明治神宮外苑大学クリテリウムの大学生クラスの優勝者にコメントをもらいました!

外苑クリテリウム女子オープン優勝
中井彩子 なかい あやこ
鹿屋体育大学2年/宮崎県立日向高校

Q:優勝おめでとうございます!今のお気持ちは?
ありがとうございます!
コースレイアウトを見る限り、私の脚質ではスプリントは難しいので、逃げて勝つしかありませんでした。
独走、コーナーなどロスのない走り、一気に引き離せるタイミングを意識しながらレースを走りました。
今は優勝してほっとひといき安心と、これまで応援してくださった方々への感謝の気持ちでいっぱいです!!

大会初優勝を飾った中井選手(鹿屋体育大学)

Q:外苑クリテリウムの雰囲気はどうでしたか
レース中は各大学の応援団がいて、最終コーナーの立ち上がりから一気に声援が寄せてきて本当に嬉しかったです!

たくさんの観客、そして黒川監督(写真左)が見守るなか、トップを独走する中井選手(ラスト2周時)

また同時開催のパラサイクリングタンデムロードレースは初めて生で見ました。
2人で息を合わせてペダルを踏み、レースで競う様子はとても迫力がありました。

大会初開催となったパラサイクリングタンデムロード・優勝のマレーシアチーム

やはり都心で行われるこのレースは特別であるし、そうして行われるイベントが今後の自転車競技のメジャー化への鍵ではないかと思います!

Q:最後に一言メッセージを
「今年は中井が来てる!」くらい爆発の年にします。

そして無事に新宿駅を攻略し、鹿屋に帰ることができました。
来るたびに新宿がアップデートされているので気は抜けません。

晴れてPASMOを購入された中井選手。

選手紹介シリーズにて、気にかけてくださった皆様、ありがとうございました!

レーススタート前。チームメイトで2016-17JICF女子トラック部門最優秀選手の橋本選手と。

外苑クリテ出場注目選手!#05

こんにちは!学連広報委員会です!まもなく、今年度の最終レースとなる第11回明治神宮外苑クリテリウムが開催になります!

注目の学連選手紹介!!
今大会にエントリーしている選手を一部紹介します!今回、注目の女子選手たちが外苑大学クリテリウムにむけてメッセージをくれました!


岡本二菜 おかもとにな
日本体育大学 1年/日本大学鶴ヶ丘高等学校(スミタ・エイダイ・パールイズミ・ラバネロ)

主な戦績
2015外苑クリテ 女子オープン 優勝
2016全日本学生選手権クリテリウム 優勝
2016JBCF湾岸クリテリウム Fクラスタ 優勝
2016インカレ チームスプリント 優勝

Q:外苑大学クリテにむけて意気込みを
クリテは得意な種目で、このレースは昨年は優勝することが出来たので、今年も良い結果を残せるように精一杯走りたいと思います! 地理的には実家が近く、ランニングをしたりしていた場所なのでアットホームな感じです。
レース会場としては、昨年は高校生で学連のレースが不慣れだったこともありアウェイな感覚でしたが、今年は慣れてきたのでまた違った感覚になると思います。
外苑大学クリテリウムはブースが出ていたり、各大学の応援団が来ていたりと人も多く集まる会場で、走っている側も楽しめるレースだなと思います。

2015年度 外苑クリテ女子クラスのフィニッシュシーン。岡本選手がスプリントを征し優勝している。

Q:チームの雰囲気は
仲がよく、明るいチームです。また個性豊かで、走りにもそれが表れているのでそれぞれの良さを出しきり、不足する部分は互いに補いながらチームで勝ちにいきたいと思います。
チームの注目してほしい選手は伊藤真生先輩です。
最近どんどん調子が上がってきているので、神宮外苑ではさらに力強い走りを魅せてくれると思います!

Q:最後に一言メッセージを
ついに今年度最後のレースとなりました。
大学に入学してからあっという間の約1年が経ちました。
昨年の自分から成長した姿を見せられるように精一杯走りたいと思います。応援よろしくお願い致します!


中井 彩子 なかい あやこ
鹿屋体育大学 2年 /宮崎県立日向高校

主な戦績 
2016世界大学選手権大学選抜メンバー 
2016全日本学生選手権個人TT 6位 
2016全日本学生選手権個人ロード 5位 
2016インカレ ロード 3位

Q:外苑大学クリテにむけて意気込みを
大都会の真ん中で走れるこの外苑大学クリテリウムは、田舎者の私にはとても華やかで最高の舞台です。

昨年は会場に大勢のお客様がいて、走っていて本当に楽しいレースだった印象です。

2015年度 外苑クリテレース中の中井選手

Q:チームの注目選手は?
徳田匠選手(1年)です。
日々の練習における積極性な走りがとても印象的です。
私へのいじりも積極的です。
クラス1で、大いに暴れてくれると期待しています。

Q:他チームの注目選手は?
日本体育大学の、伊藤真生(2年)選手
高校の同期の中で、私と彼女のみ進学したという仲です。
Q:最後に一言メッセージを
昨年のツールドおきなわでエレン・バンダイクという、私の顔が彼女のお尻の高さ程の大きい選手が登りをこなしているのを見て衝撃でした。
それほどの体重でも登れるパワーがあることが驚きで、自分のスタイルへの大きなヒントになりました。

今回は、優勝を狙いますので熱いご声援よろしくお願いします。

PASMOを買ったので、スムーズな遠征が可能になりました。
新宿駅はダンジョンなので、気を引き締めていきます。


 清水知美 しみずともみ
八戸学院大学 3年

清水 主な戦績 
2015JICF女子トラック部門年間最優秀選手 
2015インカレ 女子500TT 優勝 
2015インカレ 女子SP 優勝 
2016インカレ 女子SP 優勝

Q:外苑大学クリテリウムにむけて意気込みを
いつもトラック競技に専念しているため、クリテリウムには初めて出場するので落車しないよう、迷惑かけないよう、そして皆さんについて行けるように頑張ります‼️また、短距離なので面白いレースになるような役割になりたいと思っています。

個人トラック スプリント決勝レース中の清水知美選手(写真中央)2016.7.3
このレースが開催された松本市美鈴湖自転車競技場は旧浅間温泉国際スケートセンターを改装した施設。管理棟に残るプレートにはスケート選手として清水知美選手の功績も記されている。

外苑大学クリテリウムは走るのも観るのものも初めてですが、観客が多いイメージ印象です。

Q:チーム注目選手は?
1年生の山口和也選手です。
細身ながらスプリント力はあると思うので、ゴールスプリントで爆発してもらえたらと思います。

Q:最後に一言メッセージを
いつも応援ありがとうございます。
今回は、クリテリウム初出場ということで不安もありますが、この外苑クリテに出て楽しかったと思えるように走りたいと思います!

一緒に走る女子選手の皆さんへ
皆さんの迷惑にならないように走りたいと思いますのでよろしくお願いします。


■明治神宮外苑大学クリテリウムの情報は■
 日本学生自転車競技連盟公式サイト:
http://jicf.info/

 外苑大学クリテリウム大会概要ページ:
http://jicf.info/5512/

 神宮外苑大学クリテリウム公式サイト:
http://gaiencriterium.tokyo/

特設情報サイトofficials:
http://jicf.info/officials/

 競技速報Twitter:
https://twitter.com/jicf_jimukyoku

 公式Facebookページ:
https://www.facebook.com/jicfjoho/

外苑クリテ出場注目選手!#04

こんにちは!学連広報委員会です!まもなく、今年度の最終レースとなる第11回明治神宮外苑クリテリウムが開催になります!

注目の学連選手紹介!!
今大会にエントリーしている選手を一部紹介します!今回はクリテリウムに強い印象がある選手たちです!外苑大学クリテリウムにむけてメッセージをくれました!


大前翔 おおまえかける
慶應義塾大学 1年/慶應義塾高校(神奈川県)

主な戦績 
キナンAACAカップ最終戦 1−1クラス 優勝 
2016RCS08 クラスB 優勝 
2016RCS10 クラスA 4位

Q:外苑大学クリテにむけて意気込みを
来シーズンは実業団での活動の為、部活の先輩と走れる最後の試合でもあり気合が入っています。
春休み中で練習もしっかりできているので、強豪選手にも怯まず立ち向かっていきたいです。

外苑大学クリテリウムは都内開催は選手も友人や家族を呼びやすいですし、人の集まりやすいところなので通りすがりの方にも楽しんでもらいやすくとても良いと思います。
ロードレースを知らない方にも、面白さを分かってもらえるような走りがしたいです。

2016年度学連新規登録(大学入学)のため外苑クリテは今回が初出場となる大前選手。写真は浮城の街行田クリテリウムClass2Bの最終周回。このレースで優勝し昇格を決めている。

Q:チームの注目ポイントを3つ
一つは、クラス1に属する選手が2人いるところ。近年の慶應のチーム力としては強い方だと思います。
もう一つは、チームの仲が良いところ。日々練習を共にし、冗談を言って笑い転げている仲間なので、共通の目的意識を持って頑張ります。
最後に、このメンバーで功績を出したことがあること。昨年開催されたAACAというレースの最終戦でチームプレーを発揮し、スプリントで私が優勝することができました。過去に連携を試したことがある仲間なので、今回もコミュニケーションをとりながら最善の戦略を臨機応変に練っていけそうです。

Q:チームの注目してほしい選手は?
今シーズンめざましい成長を遂げている、畑先輩です。大きな体から繰り出される圧巻のペダリングに注目して欲しいです。

Q:他大学で注目している選手は?
日大の沢田選手に注目しています。
大きな体から繰り出される圧巻のスプリントは警戒してもどうしようもないのでどうしようかなと思っています。(笑)

Q:最後に一言メッセージを
来シーズンは学連を離れ、実業団での活動となりますが、その次のシーズンはまた学連に帰ってくる予定なので、その時に暴れ回れるよう、ステップアップのシーズンにしたいと思っています。

今大会は私の通う慶應義塾大学医学部のお膝元で開催されるレースとなります。怪我したらすぐ治療できます。是非お気軽に足を運んでください!
注:観戦中に怪我をすることはありませんのでご安心ください。


黒枝咲哉 くろえださや
鹿屋体育大学 3年/大分県立日出暘谷高等学校

主な戦績 
2016九州チャレンジロード 優勝 
2016インカレ 男子TSP 優勝 
2016アジア大学選手権 クリテリウム 優勝

Q:外苑大学クリテリウムに向けて意気込みを
昨年、大学対抗戦の大会連覇を止めてしまった悔しさもありますが奪還というよりかは挑戦という気持ちです。

2015年度外苑クリテ 黒枝選手のフィニッシュシーン

RCSシリーズ戦としては最終レースではありますが自分としては2017年の初のレースなので良いスタートをきれるよう全力を尽くして優勝を狙います。
外苑大学クリテリウムは都内であるということで観客も多いし各大学の応援団も多いのが印象的です。
さらにカテゴリーが分かれてることによりライダーもかなりの数がいるのでその中で走れるのはとてと爽快で学生のレースでは珍しいと思います!

Q:所属するチームの注目ポイントは?
毎年の通り鹿屋体育大チームは攻撃が魅力です。
守る走りではなく攻撃、攻撃、攻撃のレースを展開しさらに個々の持ち味をチーム全体で把握することにより最大限に活かすことが出来ます。
どこの場面でもどのパターンでも勝てるチームです!

注目してほしいチームメイトは冨尾大地選手と徳田匠選手で2人ともクラス1で走る仲間です。共通して脚がある選手でスピードも持ち合わせています!
さらにメンタル的強さも兼ね備えていて
ぶれない心がチームの支えともなっています!
今回は スピード練習やインターバルトレーニングをチーム全体で取り組み神宮外苑クリテリウム対策として秘密の特訓もしています!

鹿屋体育大学メンバーはアジア大学選手権ロードでもクリテリウムレースを経験している  CHANGNYEONG KOREA(2016.10.15)

Q:他大学で注目しているチームは?
日本大学の選手は全員注目しています。
とくに岡本隼選手、沢田桂太郎選手はスピードともに持久力が大学トップクラスの2人がいる大学なので走り方や作戦などとても注目しています!同じ大学対抗で一緒に走ることになるのでとても楽しみです。

Q:最後に一言メッセージを
来シーズンは大学最後の年となるのでとにかく結果を残して次のステップに進みやすいよう努力したいです。
さらにU23のレースやUCIレースでポイントをとりたいと思います。
応援してくださる皆様へ!
いつも大きな声援をありがとうございます!応援があるからこそ頑張れるのでこれからもよろしくお願いします!


荒井佑太 あらいゆうた
法政大学 4年/仙台市立仙台商業高校

主な戦績 
2014外苑クリテ 大学対抗 2位 
2015TRS年間ランキング 優勝 
2016TRS年間ランキング 優勝 
2016全日本学生選手権トラック PR 2位 
2016インカレ トラック PR 優勝

Q:外苑大学クリテリウムに向けて意気込みを
この外苑大学クリテリウムは自分がどれだけ成長しているかを試す場でもあると考えているので今から試合が楽しみです。

会場にも各大学の応援団も駆けつけ最高の雰囲気の中でレースが行われる印象です。

Q:今回のレースの注目ポイントは?
過去の経験から積極的に走ること、勝負所での粘り強くまた、我慢強く、集団内でのポジショニングは非常に重要な要素だと思います。

湾岸クリテリウムClass1 2位でフィニッシュした荒井選手

Q:チームの注目選手は?
勝又選手と近藤選手です。二人共、上記したように勝負所でのポジショニングや積極性、粘り強さが売りの選手なので、そこを注目ししてもらいたいと思います。

Q:最後に一言メッセージを
今シーズンも法政大学をご声援いただき、ありがとうございます。
今シーズン最終レースとなりますが、精一杯チームで熱い走りをみせますので、法政大学チームへのご声援よろしくお願いいたします!