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世界大学自転車競技選手権(WUCC)特設ページ

世界大学自転車競技選手権とは?

ユニバーシアードなどの主に大学生を対象とした国際競技大会を主催・統括する国際大学スポーツ連盟(Fédération internationale du sport universitaire、略称FISU)が主催する国際競技大会です。

自転車競技はユニバーシアードでも実施競技種目になることが少なく、そういった競技種目で主にユニバーシアードに含まれていない競技を対象として偶数年に開催する国際競技大会が世界大学選手権です。主催は各国際競技連盟が運営を行っています。

世界大学自転車競技選手権(WUC)

2018年大会はポルトガル・ブラガで開催!
世界大学自転車競技選手権(WUCC)は2018年大会はポルトガル・ブラガで開催されました。
開催競技種目はロードレース競技とMTB競技。ロード競技は個人ロードタイムトライアル、個人ロードレースが開催されました。大学日本代表チームは、学連からロード選手が派遣され形で、女子2名、男子6名がが派遣されました!

大会関連ページ
大会概要ページ:http://jicf.info/8256/
過去概要ページ:http://jicf.info/2009/
大会公式HP(英語サイト):
https://wuccycling2018.uminho.pt/
大会公式Instagram:https://www.instagram.com/2018wuccycling/

[みどころ]世界大学自転車競技選手権

[レポート]世界大学自転車競技選手権その1

[レポート]世界大学自転車競技選手権その2


2016年大会はフィリピン タガイタイで開催!

 

2016世界大学自転車競技選手権(WUC)

【レポート】世界大学選手権2016

 

 

[レポート]世界大学自転車競技選手権その2

世界大学選手権 ロードレースレポート その2

・8/4 土曜日 個人ロードレース

8:55~ 女子個人ロードレース(89.3km)

【結果】 
1位 Marta Lach(ポーランド) 2時間54分57秒 
2位 Karolina Sowa(ポーランド) 2時間54分57秒 
3位 Jaqueline Dietrich(ドイツ) 2時間56分23 

7位 福田咲絵(慶應義塾大) 3時間01分57秒
10位 中井彩子(鹿屋体大) 3時間03分42秒

近年まれに見る猛暑が予報されたため、午前中のレースながらも距離が5km弱短縮されたコースで総勢23名が争うこととなった。

コースは3カ所の登坂を含む大周回コースを回った後、5kmの登坂がある17kmの小周回を1周回るレイアウトとなっており、6名のエントリーをしてきたオランダや強豪オーストラリア、またタイムトライアル優勝者を擁するチェコチームを中心にレースが展開することが予想された。

暑さによる消耗を懸念してか、序盤はオランダ勢がコントロールしながら一つの集団で落ち着いたペースで走行。大周回最後のもっとも険しい登りでTTチャンピオンのTereza Korvosová選手(チェコ)がペースアップしたことで集団が一気に絞られる。

一時は先頭の7名に日本チームの2名が残るも、登坂をクリアする前に2人同時にドロップを余儀なくされる。

こぼれてくる選手を捉えようと、福田、中井両選手は追い上げを図るも、小周回で後方の選手に捕まり、スプリントのすえ、福田選手が7位、中井選手は最後の下り坂でコースアウトしてしまうトラブルもあり、10位でフィニッシュした。

14:00~ 男子個人ロードレース(105km)

【結果】 
1位 Ande Van Engelen(オランダ) 2時間56分33秒 
2位 Jacob Mathijs(オランダ) 2時間57分35秒 
3位 Liam Magennis(オーストラリア) 2時間57分35秒 

12位 冨尾大地(鹿屋体大) 3時間01分01秒 
15位 石原悠希(順天堂大) 3時間03分46秒 
完走 西尾憲人(明星大)  
完走 重満丈(鹿屋体大) 
DNF 川嶋祐輔(中京大) 
DNF 石井駿平(鹿屋体大)

男子も同様に猛暑の影響で後半の小周回が3周から2周回に短縮されてのレースとなった。スタート前から氷や水をかぶる選手が多くみられ、異常な暑さを物語っていたものの、女子とは対照的にリアルスタートからハイペースな展開となった。

日本チームからは序盤のアタック合戦に冨尾、石井、重満選手を中心に参加し、積極的な動きをみせていた。15km地点あたりで冨尾が単独で飛び出し、そこに先日のTTチャンピオンであるLiam Magennis選手(オーストラリア)含む3名の選手が合流し、逃げが形成される。

徐々に集団との差を広げていくが、強力な引きと急勾配の坂によって冨尾選手は逃げグループからドロップしてしまう。どうにか体制を立て直したい日本チームであったが、下り区間で石井が単独落車によってDNFとなり、主力を欠く中での戦いを強いられてしまう。気温がさらに上昇し、ばらばらとメイン集団から選手がドロップしていき、川嶋選手もその一人となってしまうも、石原選手はメイン集団で冷静に展開し、重満、西尾選手の献身的なサポートの動きが見られた。

小周回に差し掛かったあたりでメイン集団が活性化し、日本チームの選手も統率がとれなくなってしまうが、冨尾選手がそこから5,6名で抜け出すことに成功し、9位集団のスプリントで4着、12位でフィニッシュし、日本チーム最上位となった。

学生レベルとはいえ、レベルの高いレースをこなす他国の選手を相手にどう立ち向かうかが試された今大会。レース戦術のみではなく、自国とは異なった気象や文化、環境の中でいかに順応して戦っていくかという総合的な能力が問われていたようにうかがえた。2年後のオランダ大会では、より選手として多角的な能力が試される世界大学選手権へのチャレンジ精神を抱いた多くの学生が名乗りを上げてくれることを期待したい。

本遠征にご支援いただいた関係者の皆様に、心から御礼申し上げます。

TEXT:橋本直(鹿屋体育大学)

[レポート]世界大学自転車競技選手権その1

世界大学選手権 レースレポート1

・7/31 火曜日 個人タイムトライアル

12:00~ 女子(8.63km×2周=17.26km)
出場選手:福田咲絵(慶應義塾大学)中井彩子(鹿屋体育大学)

14:00~ 男子(8.63km×3周=25.89km)
出場選手:石原悠希(順天堂大学)、冨尾大地(鹿屋体育大学)

今大会の最初の種目である女子個人タイムトライアルは正午12時から行われた。
コースはほとんど直線でテクニカルなコーナーはないものの、1周で獲得標高が134m、スタートから上り基調で、ペーシング戦術が鍵を握るコースレイアウトとなっていた。

勢いよく加速する福田選手(慶應義塾大)

女子の最初の出走選手は今年度の全日本学生個人タイムトライアルでの優勝者でもある福田選手。
スタートからものの5分で1分前を走る中国の選手をパスする好ペースを刻み、26分46秒73(+58秒35、平均38.7km/h)の6位でフィニッシュした。

発送台に付く中井選手(鹿屋体大)

続く中井選手は29分02秒59(+3分14秒21、平均35.7km/h)の13位でレースを終えた。

優勝はチェコのTereza Korvosová選手であった。

続いて14時から男子のレースがスタートした。この頃には日差しも照っており、気温は30℃を超えていたため、猛暑の中厳しいレースになることが予想された。

スタート前の冨尾選手(鹿屋体大)

男子は昨年度のツールド北海道における山岳賞獲得の活躍が記憶に新しい冨尾選手からスタート。後半にかけて後続の選手を引き離す走りをみせるも、38分40秒68(+4分48秒17、平均40.2km/h)で課題の残る結果となった。

コース上には芸術的なモニュメントも 石原選手(順天堂大)

個人タイムトライアルを得意とする石原選手は最後から6番目スタートで、ある程度他国の選手タイムを把握できる位置で出走した。1周回目で好タイムを記録し、そのまま維持できれば上位入賞が狙えるくらいの勢いであったものの、後半での失速を余儀なくされ、35分55秒57(+2分03秒06、平均43.2km/h)の10位でフィニッシュした。

優勝はオーストラリアのLiam Magennis選手であった。

石原選手のゴールを迎え入れるMTBの選手たち

・8/1 水曜日 クロスカントリー

10:30~ 女子(4.19km×5周=20.95km)
出場選手:山田夕貴(松本大学)

レーススタート前の山田選手(松本大)

14:30~ 男子(4.19km×7周=29.33km)
出場選手:上野蓮(日本経済大学)、江越昇也(桐蔭横浜大学)、穴田玖舟(札幌大学)、黒瀬文也(東海大学札幌キャンパス)、松田賢太郎(慶應義塾大学)、松本佑太(法政大学)

男子MTB・XCOのスタートに備えるMTB大学日本代表チーム
レース中の山田選手(松本大学)の様子

大会2日目はクロスカントリー競技が行われた。
午前中の女子の部には日本チームから唯一のエントリーである山田選手が出場。スタート直後の位置取りが重要となるため、選手達はUCIランキング順にスタート位置に並ぶ。

山田選手は18人中8番目の位置からのスタートであった。スタート早々有力選手が数名飛び出し、追う展開に。

段々と気温も上がり、レースを降りる選手も出る中で、山田選手は力を振り絞り1時間15分44秒62(+13分02秒38)の9位でフィニッシュした。

優勝はドイツのFelicitas Geiger選手、ランキング上位の選手を振り切る力強い走りであった。

現地では14時から16時にかけて気温がピークに達するため、暑さとの戦いもハードなレースになることが確実であった。
日本チームの中では先日行われた全日本選手権のU23において最上位であった上野選手の入賞に期待がかかった。

男子MTB・XCOスタート前 有力選手が前に並ぶ

男子のレースも女子と同様にスタート直後から数名の有力選手が飛び出し、 後続がばらばらと続く展開になるものの、期待のかかる上野選手が5、6番手の好位置で最初のフィーディングゾーンを通過した。

9位に入った上野選手(日本経済大)

今回のコースでは1周回の内に2回、同じゾーンでのフィーディングを行う形式であったため、出走していないロード選手も総出でサポートにあたった。上野選手が9位と健闘し、その他の5名の選手も全員無事完走することができた。

チーム内のランキング上位選手の黒瀬選手(東海大学札幌)

競技結果
1位 Erno Mccrae(ベルギー) 1時間17分04秒

9位 上野蓮(日本経済大学) 1時間24分23秒
13位 穴田玖舟(札幌大学)   1時間27分36秒
14位 江越昇也(桐蔭横浜大学) 1時間28分28秒
15位 松田賢太郎(慶應義塾大学) 1時間29分09秒
16位 黒瀬文也(東海大学札幌) 1時間29分34秒
17位 松本佑太(法政大学)   1時間30分29秒

[みどころ]世界大学自転車競技選手権

2018年7月31日-8月4日にポルトガル・ブラガで開催される2018世界大学自転車競技選手権(WUC)に日本学生自転車競技連盟は、選手派遣を行い、大会へ臨みます。

大会公式HP(英語サイト):https://wuccycling2018.uminho.pt/
大会公式Instagram:https://www.instagram.com/2018wuccycling/
公式HP大会概要ページ:http://jicf.info/8256/
前回大会の競技結果:http://jicf.info/2009/

世界大学自転車競技選手権とは?
ユニバーシアードなどの主に大学生を対象とした国際競技大会を主催・統括する国際大学スポーツ連盟(Fédération internationale du sport universitaire、略称FISU)が主催する国際競技大会です。


自転車競技はユニバーシアードでも実施競技種目になることが少なく、そういった競技種目で主にユニバーシアードに含まれていない競技を対象として偶数年に開催する国際競技大会が世界大学選手権です。主催は各国際競技連盟が運営を行っています。

2000年以降は開催が増えている
2006年に急遽、開催1ヶ月前に大会情報が周知され、派遣団を編成し、大学日本代表チームを派遣しました。
基本的に偶数年に開催が行われ、最短でも2年ごとの開催になっており、2000年以降は大会開催が増えています。

直近の大会:2016年 第7回大会
フィリピン・タガイタイで開催された第7回大会では、ロードレース競技の他、マウンテンバイクの大会も開催されました。

競技結果はロードレース競技は女子クリテリウムでは樫木祥子選手(駒澤大学)が4位、個人ロードでは男子は伊藤宏人選手(順天堂大学)が9位、女子は斉藤望選手(日本体育大学)が8位となりました。

マウンテンバイク競技ではクロスカントリー・エリミネーター(XCE)では相野田静香選手(松本大学)、クロスカントリー・オリンピック(XCO)では前田公平選手(法政大学)が銅メダルを獲得しました。

JICF情報系サイトofficials
紹介ページ:http://jicf.info/officials/jicf_wuc

今大会のみどころは?
開催種目はロードタイムトライアル、個人ロードレース、MTBクロスカントリー、MTBダウンヒルです。

すでに開催地入りしている大学日本代表メンバー
現地からの情報では開催地のポルトガルのブラガは首都リスボンから北に400km弱、バスで4時間北上したあたりに位置する街でブラガの街の中心には近代的な建物が建ち並ぶものの、見渡すと伝統的な建物がうかがえるような町並みだそうです。

大学日本代表チームの様子は積極的に他国の大学生選手とコミニュケーションを取ろうとする様子があり、工具や空気入れを他大学チームに貸したり、ロードチームはチェコの代表チームと一緒にコース試走に行き英語での意思疎通を行いながら交流を深めているそうです。

大学生選手の国際競技大会ということで、毎回、他チームの戦力の状況がわからない中でも開催国のポルトガルや強豪国のオーストラリアチームなどが有力なチームといえます。

大学日本代表チームの注目選手
タイムトライアルは学連でも存在感のある石原選手(順天堂大学)が男子個人TTに出走します。
ロードレースでは例年、チームごとの連携がうまく取られず、強力な選手が逃げきってしまう展開が多いため、個々の能力が試させる展開が予想されます。
積極的な逃げを持ち味とする冨尾選手(鹿屋体育大学)などに期待があつまります。

女子ロードも国際大会でのレース経験もある福田選手(慶應義塾大学)、中井選手(鹿屋体育大学)が積極的にレースをすすめることで、メダルが期待されます。

MTBの選手たちも、前回大会ではメダルを獲得しており、今大会もメダルが期待されます。お互いのレース以外のサポートに入り交流を図りながら、大学生として良い経験を積んできてもらいたいと思います。

レースは31日個人TTよりスタートします!

 

派遣選手一覧

ロード男子
石井駿平 鹿屋体育大学

石原悠希 順天堂大学

川嶋祐輔 中京大学

重満 丈 鹿屋体育大学

冨尾大地 鹿屋体育大学

西尾憲人 明星大学ロード
女子
中井彩子 鹿屋体育大学

福田咲絵 慶應義塾大学

MTB・XCO 男子
穴田玖舟 札幌大学
上野 蓮 日本経済大学
江越昇也 桐蔭横浜大学

黒瀬文也 東海大学札幌キャンパス
松田賢太郎 慶應義塾大学
松本佑太 法政大学
MTB・XCO

女子
山田夕貴 松本大学

 

■関連情報サイト・SNS■
日本学生自転車競技連盟公式HP:http://jicf.info/
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[JICF国際トラック]韓国チームインタビュー

JICF国際トラックレースはその名称通り海外からも多くの選手が参加していました。
海外チームのうち韓国から来日の「韓国体育大学」と「蔚山市チーム」にコメントを頂きましたのでご紹介します。


■韓国体育大学

韓国体育大学チームメンバー。写真奥の左から2人目が李ヨンウ監督

韓国体育大学 李ヨンウ監督コメント
今回、今まで経験したこともない暑さもあり、韓国体育大学の選手が思うような成績を残すようなことができなかったことは少し残念でしたが、各選手にとっては日本の大学生や実業団のエリート選手、海外の猛者と相まみえることができたのはよい経験となったと思います。韓国では年間の試合数が少なく、試合の中で経験を積むのが難しいので、こういう機会がもっと増えればと思います。

また、今回の試合を通じて競技以外の部分でも、韓国が見習わないといけない部分が多いと思いました。
学生が大会の運営に参画していること、女子学生のマネージャーが選手をサポートしていること、先輩や部の自転車や部品を大切に使用していることなど、限られた資金の中で様々な工夫をして大会運営が行われていること、自発的にかつ規律正しく部の運営が行われていることは非常に参考になったと同時に、うらやましくも思いました。日本と韓国では、スポーツに対する考え方やシステム、大会の参加者数や競技人口も違うので単純にどちらがよいかを比較することはできませんが、よいところはこれからも貪欲に吸収していきたいです。

私は韓国大学自転車連盟の会長も兼任していますが、「日本で感じたこと、日本のよいところを韓国での大会に活かす」という宿題が課されたと感じています。実は、2年前に終了した日韓対抗戦を将来的に復活させることを模索しているのですが、お互いに切磋琢磨しながら両国の競技力の向上につなげるような大会にできればと考えていますし、韓国で開催する際には、精一杯のおもてなしができればと思います。

機会があればまた参加させていただきたいと思います。最後になりますが、本大会の開催のために様々なご尽力をいただいた皆様に改めて感謝いたします。ありがとうございました。

マディソン決勝に出場中のLEE Hong Jun選手&KIM Dong Min選手(韓国体育大学)
1kmTTに出場中のPARK Sung Min選手(韓国体育大学)


■蔚山市チーム

蔚山市チームメンバー

蔚山市チーム 朴イルチャン監督コメント
まず、日本学生自転車競技連盟の皆様、今回は本当にお世話になりました。
限られたリソースの中で試合の事前準備から運営までご苦労が多かったと思います。
雨続きの天候や猛暑もあり、この試合に向けてのコンディション調整は難しかったですが、長野での一週間は私にとっても、そして選手たちにも良い経験になりました。
普段私たちは韓国内の実業団レースに参加しているので、日本の学生選手や実業団の選手と走れたことは新鮮でしたし、世界的に知られている有名な選手の走りを間近で見ることができたのは本当によかったと思います。
また、美鈴湖のバンクですが、あのような高地にある自転車競技場は韓国にはなく、非常にスピードに乗りやすく、とくにタイム系の種目で好記録が狙える競技場だと思いました。
今後も日本で行われる競技については、Japan Track Cupなど多くあるので、機会が合えば積極的に参加することで一つ一つ経験を積み上げ、それが日韓の選手がよい意味で切磋琢磨することにつながればと考えています。


■1kmTT 第3位 KIM JI HUN選手

KIM JI HUN選手コメント
ほかのチームよりも早目に松本入りしたのですが、天候に恵まれず思うように乗り込めなかったので、調整が難しかったです。
その状況の中で自分なりに最善を尽くし表彰台に乗ることはできたので、自分としては最低限の仕事はできたと思っています。ただ上位2人は本当に強すぎましたね。
私自身、国際試合の経験は多くあるのですが、大学生の自転車選手がこれだけ多くいることに驚きました。大会役員のサポートも非常に献身的で素晴らしかったですし、貴重な経験をさせていただきました。今後も機会があれば参加できればと思います。

1kmTT表彰式にて。写真右側がKIM JI HUN選手

<編集後記:学連ウォッチャー 深井>
本記事は韓国に造詣の深い学連理事 井上武夫様より両チームにコメントをお願いし、寄稿頂いたものです。
コメントの日本語訳とトップに表示される画像作成(↑こちら)は井上様に対応いただきました。

[レースレポート]JICF International Track Cup 5th Edition 第5回JICF国際トラックカップ

表記大会が2018年7月14・15日、長野県松本市の美鈴湖自転車競技場において行われた。この大会はUCIクラス2のトラック競技大会であり、上位者にはUCIランキングポイントが付与される。日本の学生競技者の強化策の一つとして・かつ全日本学生選手権オムニアムを兼ねた日本学生自転車競技連盟が主管する低予算大会にも拘らず、国外選手約40名・総勢200名に上る選手が参加した。

 

女子200mでアジア記録・1分00秒台の男子1㎞TTなど高次元の戦い。

女子スプリントで優勝した香港のLee Wai Sze選手は、予選200mフライングでアジア記録である10“571をマーク。

200mFTTフィニッシュを迎えるLee Wai Sze選手

 

また1㎞TTではオランダのBuchli選手が1‘00“581、Bos選手が1’00”847という素晴らしいスピードを観客や学生参加者に披露してくれた。

1kmTT中のBÜCHLI Matthijs選手
1kmTT中のBOS Theo選手

 

Bosはケイリン予選でも最後の200mを9“97。1/2決勝ではこのBosと競って日本大学の中島選手が1位となった。3位以上が決勝に進むためそのまま順位通りの評価にはならないが中島選手の挑戦的な走りは観客から喝さいを浴びることとなった。

ケイリン1/2決勝でトップフィニッシュする中島詩音選手(日本大学)

 

男子スプリントは新田選手が優勝、予選の200mが10”044とこれも好記録であった。

スプリント1-2位決定戦で連勝し優勝を決めた新田祐大選手

 

最多表彰台の橋本英也選手
2日間のうちにマディソン2位、オムニアム2位、ケイリン3位を獲得した。中でも2日目はオムニアムの合間に1㎞TT,ケイリン1/2と決勝を合間無く、また、どのレースにおいても積極的に先頭を走り上位を獲得した。大会前日まで競輪に出場していたと聞いてさらに驚かされた。

多くのレースで上位を獲得した橋本英也選手(写真はマディソン決勝戦)

世界でもトップレベルの選手の参加により、高いスピードの見ごたえのある競技となるとともに大学生選手にとって良い刺激となった。

日本学生自転車競技連盟 三宅秀一郎

写真撮影:深井文浩

[みどころ]JICF International Track Cup 5th Edition 第5回JICF国際トラックカップ

今年で5回目を迎えるJICF主催の国際トラックカップ
日本学生自転車競技連盟は、2018年7月14−15日(土・日)に長野県松本市美鈴湖自転車競技場にて第5回JICF国際トラックカップを開催いたします。

公式HP大会概要ページ:http://jicf.info/8263/
昨年度大会の競技結果:http://jicf.info/6555/

TRS、学生選手権オムニアムと同時開催!!
ワールドカップ出場に必要なUCIポイント獲得大会として日本学生自転車競技連盟主催によるUCI国際トラック大会クラス2の競技大会です。
実施種目はUCIクラス2競技としてオムニアム、スプリント、マディソン、スクラッチ、ケイリン、国内競技としてタイムトライアル、個人追抜、団体追抜、チームスプリントを実施予定です。

松本市美鈴湖自転車競技場のポイント・特性
長野県松本市美鈴湖自転車競技場は、浅間温泉国際スケートセンターの跡地に2015年6月に開場した周長333mの「日本一高い」自転車競技場です。
標高1100mの高地にあり気圧が低く空気抵抗が少ないことがこの競技場ではタイムトライアル系の種目で学生新記録や大会記録が多くでています。

注目の海外選手紹介!
オランダより2004年アテネ五輪スプリント銀メダリストのテオ・ボス(Theo Bos)選手、2016年リオデジャネイロ五輪ケイリン銀メダリストのマティエス・ブフリ(Matthijs BUCHLI)選手が日曜日に開催される1kmTTに出場します。
マティエス・ブフリ(Matthijs BUCHLI)は7/6-7で伊豆ベロドロームで開催されたジャパントラックカップのスプリントで優勝を飾りました。
また、テオ・ボス選手は2005年世界選手権の1kmTT優勝、今年3月に開催された世界選手権では1kmTT59秒.955というタイムで銅メダルを獲得しています。
他にもニュージーランドから、また香港からはナショナルチームを含む2つのチーム、韓国のクラブチームの参加もあり、非常にレベルが高い戦いが予想されます。

活躍が予想される学生トラック競技選手紹介
注目競技の男子オムニアムにはTRSで活躍している渡部選手(法政大)、今シーズンの学生選手権個人トラックポイントレース2位の曽我部選手(京都産業大)、ナショナルチームのメンバーとして海外のトラックレースの経験もある松本選手(鹿屋体大)、ロード・トラック競技で強さを見せる草場選手(日大)などが出場予定です。

女子オムニアムでは昨シーズンから海外遠征でメダルを獲得するなど、ナショナルチームとして活動を通して成長している古山選手(日本体育大)、橋本選手(鹿屋体育大)と、今シーズンから学連登記しすでに学生選手権チャンピオンになっている中冨選手(京都産業大)などに注目が集まります。

国内のトップレベルのトラック競技選手も参加
今大会には国内のトラック競技でも多くの成績を残している学連出身選手も出場します。大学時代にTRSで年間総合2連覇を達成した荒井選手(福井チーム/法政大学OB)国際大会でも活躍する近谷選手(ブリヂストン・アンカーチーム/日本大学OB)、橋本選手(ブリヂストン・アンカーチーム/鹿屋体育大学OB)など、大学時代に多くのトラックレースで成績を残して現在も日本のトップレベルで活躍する選手たちも大会に参加します。
また、国内トップレベルの日本短距離界を代表するオリンピアンでもある新田祐大選手(Dream Seeker)の出場も追加で決定しており、こちらにも注目が集まります。

 

学連注目選手(男子選手)
法政大学
渡部将太選手 WATANABE Shota
2017年JICF/トラック・レースカップシリーズ年間総合優勝

法政大学
近藤翔馬選手 KONDO Shoma
2017年全日本大学対抗選手権インカレ男子スクラッチ優勝

京都産業大学
曽我部厚誠選手 SOGABE Atsunori
2018年全日本学生選手権個人トラック男子ポイントレース2位

松下 綾馬選手 MATSUSHITA Ryoma
2017年全日本大学対抗選手権インカレ男子4kmIP優勝

明治大学
隈園 郷史 選手KUMAZONO Satoshi
2018年全日本大学対抗選手権インカレ男子1kmTT優勝

鹿屋体育大学
長松大祐選手 NAGAMATSU Daisuke
2018年全日本学生選手権個人トラック 男子ポイントレース優勝


日本大学
貝原涼太選手 KAIHARA Ryota
2018年全日本学生選手権個人トラック男子4kmIP優勝

草場 啓吾選手 KUSABA Keigo
2018年ツアー・オブ・ジャパン ナショナルチームメンバー

早稲田大学
中野 慎詞選手 NAKANO Shinji
2018年全日本学生選手権個人トラック男子スプリント優勝

孫崎 大樹選手 MAGOSAKI Daiki
2018年JICF/RCSランキング1位(第3戦まで終了時/平成30年7月1日現在)

学連注目選手(女子選手)
日本体育大学
古山 稀絵選手 FURUYAMA Kie
ナショナルチームトラック強化指定選手
2017年UCIワールドカップ第2戦・第4戦女子4kmTP3位・銅メダル獲得

鹿屋体育大学
橋本優弥選手 HASHIMOTO Yuya
ナショナルチームトラック強化指定選手
2017UCIワールドカップ第2戦・第4戦女子4kmTP3位・銅メダル獲得

京都産業大学
中冨尚子選手 NAKATOMI Shoko
2018年全日本学生選手権クリテリウム優勝
2018年全日本学生選手権個人トラック女子ポイントレース優勝

学連OB選手紹介
愛三工業レーシングチーム AISAN RACING TEAM
渡邊 翔太郎選手 WATANABE Shotaro(朝日大学OB)

福井チーム Fukui
荒井 佑太選手 ARAI Yuta(法政大学OB)

福井チーム Fukui
寺崎 浩平選手 TERASAKI Kohei(法政大学OB)Photo by F.Fukai

TEAM BRIDGESTONE Cycling
近谷 涼選手 CHIKATANI Ryo(日本大学OB)2014年チャレンジロードU23でトップフィニッシュする近谷選手(2014.4.6) Photo by F.Fukai

TEAM BRIDGESTONE Cycling
原田 裕成選手 HARADA Hiroaki(鹿屋体育大学OB)2014年度神宮外苑クリテClass2Bでトップフィニッシュする原田選手(2015.3.8) Photo by F.Fukai


TEAM BRIDGESTONE Cycling
橋本 英也選手 HASHIMOTO Eiya(鹿屋体育大学OB)
2015年西カレ ポイントレースにて(2015.8.15)Photo by F.Fukai

 

■関連情報サイト・SNS■
日本学生自転車競技連盟公式HP:http://jicf.info/
JICF情報系HP officials:http://jicf.info/officials/
JICF競技速報Twitter:https://twitter.com/jicf_jimukyoku
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[西日本学連NEWS]ツール・ド・シンカラレポート~出発事前準備から帰国まで 実は出発までが一番大変!?~

★☆学連レースをこよなく愛する世界中の皆様!こんにちは。

いつも大変お世話になっております。西日本学生自転車競技連盟事務局の中の人です。

西日本学連選抜チームにて(以下WJICF)で11月18~26日にかけてインドネシア・スマトラ半島(パダン)を舞台にツール・ド・シンカラレース(UCI2.2)に選手6名・監督1名で参加してきました。
各々現地で感じたことを一番最後にレポート形式で記載しています。最後まで読んでいただければ幸甚に存じます。

選手は前回の西日本学連ニュースに述べたように下記の6選手+1監督のオール大学生チームで構成された。

(選手)
栗田龍之介(大阪経済大学 3回生)
久保田悠介(関西大学 3回生)
川嶋裕輔(中京大学 1回生)
吉岡優斗(立命館大学 3回生)
井上文成(岡山理科大学 2回生)
二宮誉仁(関西大学 2回生)

(監督)
福島綾野(京都大学 4回生)

話をいただいてから参加決定、出発までほとんど時間がなく約3週間弱、実質2週間ちょっとで全ての書類、必要不可欠な物を整える必要があった。とにかく時間がないの一言であった。

立命館大学茨木キャンパスにて出発2日前に石井章氏のミーティングを受ける選手たち。各々固唾とメモを取る。 photo:k.kitayama
上記と同じく立命館大学茨木キャンパスにて菊池津根徳氏からミーティングを受ける選手たち。        photo:k.kitayama

※この事前ミーティングでは現地での食事、暑さ対策、持参する物、海外レースの流れ等、現地での主催者への気配りなど、事細かく選手たちは話を聞いてメモを取っていた。約2時間ミーティングを実施した。

今回、一番苦労したことは事務作業もさることながら何より監督、スタッフを集めることであった。東西の学連関係者、OB・OG、実業団・クラブチーム関係者、知り合いの英語堪能な方、定年を迎えてお時間がある方など、出発までに多くの方に連絡してスタッフ、監督になっていただける方を探した。紆余曲折を得てインカレロード終了後からシンガポールに語学留学中であった京都大学自転車競技部マネージャーの福島綾野氏であった。英語も堪能で何より自転車が大好きで試合会場にいつもいる関西圏では知らない人はいてないマネージャーである。福島氏にお願いして快く了承を得た。ようやく、課題であった、選手6名、監督1名のギリギリの課題はクリアした。

【出発までの事務作業の道のり】
選手6名が正式に決まると絶対にしなくてはならない作業がある。パスポート申請、国際ライセンス申請、海外活動許可願、UCIID取得、主催者側からのエンロールメント作成、海外保険関係、各大学への推薦書(公欠の場合があるため)、各所属車連への副申書依頼と多岐に渡った。果たして出発までに間に合うのか!?出場することは既に決まったのでもう後戻りはできない。パスポート取得(未取得の方)、海外保険加入、国際ライセンス取得を各々に任せ、“UCIレター“と言われる日本の選手が海外で活動することをJCFが承認したという書類の申請に取り掛かる。海外レースの申請は実は初めてであり戸惑うこともたくさんあったがたくさんの方にご協力・ご尽力いただきレース出発までに何とか海外活動許可証を取得することができた。これで正式に海外のレースに出れる!あとは出発を待つだけだ。

たくさんの方にご協力・ご尽力いただきやっとの思いで手に入れた海外遠征許可願。※個人情報欄は削除いたしました。ご了承ください。

至る、11月15日(水)、関西国際空港19時集合で選手が集まった。なお、監督である福島綾野氏は現在海外留学中であるため留学先であるシンガポールからジャカルタに来ていただくよう事前にお願いした。すでに6名が早々に到着していた。

予備ホイールを梱包する吉岡(立命館大学)   photo:k.kitayama
日本食を大量に持参する二宮(関西大学)     photo:k.kitayama
空港で没収されたオイルやスプレー      photo:k.kitayama
出発前に全員で記念撮影           photo:k.kitayama

左より                          川嶋裕輔(中京大学1回生)二宮誉仁(関西大学2回生)    吉岡優斗(立命館大学3回生)井上文成(岡山理科大学2回生)  久保田悠介(関西大学3回生)栗田龍之介(大阪経済大学3回生)

マグネットは京都産業大学自転車競技部OB根津誠氏に作成していただいた物。選手からも車の判別がしやすく大変好評であった。                  photo:Fukushima
OS-1の粉末も富和清訓ドクターより熱中症予防に差し入れいただいた物である。 photo:Fukushima

11月15日(水)全ての準備が整い選手たちは保安ゲートを潜り関西国際空港から羽田空港へ乗り継ぎ一路ジャカルタへ向かった。

ゲートを潜る栗田龍之介(大経大)    川嶋裕輔(中京大)吉岡優斗(立命館大)   photo:k.kitayama

現地到着後ジャカルタへ到着後、無事に福島氏とも合流でき7名はパダン(都市名)に国内線に乗り継いだ。体調不良者も出ることなく、荷物の破損、ロストバゲージも無く大きなトラブルは皆無であった。

開幕前夜の主催者主催のパーティーでの様子。真ん中の長身の方は現地の王族の方だ。 photo:Tour de Singkarak
チームプレゼンテーション会場で。   photo:Tour de Singkarak

【個人レポート】
ここでレースに出場した選手6名のレポートを見ていただきたい。全レポートはあえて一切修正していません。ありのままを見ていただきたいからだ。

川嶋:
(第1ステージ)今日はスタート同時に逃げができていた。逃げを追おうと集団から次々アタックがあり、初めの登り2つまでがとてもきつかった。なんとか登り初めで前にいたためなんとかさがりながら登りをクリアできた。残りは下りや平坦だったのでなんとか完走できた。補給するタイミングが遅かったため、明日から早めにするようにしたいです。第1ステージ、今日はスタート同時に逃げができていた。逃げを追おうと集団から次々アタックがあり、初めの登り2つまでがとてもきつかった。なんとか登り初めで前にいたためなんとかさがりながら登りをクリアできた。残りは下りや平坦だったのでなんとか完走できた。補給するタイミングが遅かったため、明日から早めにするようにしたいです。
(レース2日目)今日は一級山岳があり、150キロだった。一級山岳前に補給ポイントが設置されているはずだったのだが補給ポイントがなくなったらしくそれに合わせてボトルを消費していたので補給がなくなり、一級山岳に入った、先頭がどんどんペースを上げ、集団が分解した。自分は初めはグルペットにいたのだが水がなくなり脱水症状気味になってしまった。サポートカーを呼んでいたのだが全然気づいてもらえず、一人で登ることになった、登りきり下りでカーペーサーを使ってなんとかグルペットに追いつきそのままゴールした。
(レース3日目)今日は逃げがすぐでき集団で160キロゆっくり走った一日だった。ゆっくりだったが先日の疲れがしっかり溜まっていた。
(レース4日目)今日は序盤に一級山岳があり、残りは下りで100キロだった。一級山岳で千切れてしまい。しばらくひとり旅になった。カーペーサーを使ってなんとか前のグルペットに追いつきそのまま30人ぐらいでゴールした。疲れがだいぶ溜まってきている。
(レース5日目)今日のレースは一つの山に一級が一つと超級が2つあるコース。これを乗り切ったらあとは下りでなんとかなるコースだった。山岳に入り、すぐに逃げ、メイン20人、第2集団30人40人ぐらいに別れ、なんとか第2集団に残り、下りに入った。下りは道が悪く、とてもコーナーがき使った。コーナーの入り口で前の選手が急にふくらみ、少し動揺してうちに入ったら段差で吹っ飛んで転んでしまった。幸いチームカーがすぐ近くにいて、すぐに自転車に乗れたものの、ペダルが折れてしまい、予備もなく残り70キロそのまま走った。サポートカーなどに助けてもらいなんとか集団に追いつき残りの下りをこなしてゴールまでたどり着けた。
(レース6日目)今日はフラットなコースだった。足の調子はそんなによくなかった。パレードが、終わり逃げがなかなか決まらず、ずっとペースが速かった。20キロ当たりで集団で落車があり、自分もそこに巻き込まれた、自転車の故障もなく、すぐに乗り直した。パダンの選手と二人で回していたが、集団のペースが速すぎて、サポートカーが来るまでに足がおわっており、カーペーサーをうまく利用できなかった。そのまま集団に追い付けず千切れてしまい、70キロ地点で降ろされてしまった。このレースで良かったことは、外国のプロの選手走れて、体験したことないようなスピードを体感できました。今回のほとんど毎日千切れてしまったんですけど、なんとか諦めず、チームカー(福島さんがうまくバラバラになった選手を集めてくれました)使いなんとか、6日間走ることができました。このレースで悪かったことは、きつくなってしまうと、すぐに下を向いてしまうのでそこを直して行きたいです。あと、日に日に食べる量が減ってきていたので、嫌でももっとしっかり食べて次の日にしっかり備えれるようにして行きたい。レース中に気が緩んでしまった部分が自分でも感じるほどあったので、ちゃんと最初から最後まで集中できるようにする。インドネシアでは、いっぱい写真を撮ったり、話したりとても楽しかったです。こんな経験をさせてもらって本当にありがたいです。

井上:
(第一ステージ)このステージは今回の大会の中では1番苦しく感じた。レースの後半はほぼフラットとで、前半の山岳をクリアできればなんとかなると考えていた。また、日本との気候の変化が大きかったので事前の対策として濃ゆめのドリンクを準備し、レース中の塩分補給を意識して行った。しかし、予想以上に出る汗の量や塩分濃度が高く、レースを半分程終えたところで脚が軽く攣り始め、ラスト7kmで両足攣ってしまい集団から千切れて最後ゴールした。
(第二ステージ)このステージはレース前半はフラット、中盤に一級山岳がありそれをクリアできれば完走が望めるステージでした。予想通り前半は集団で過ごし、一級山岳をクリアしゴールをすることができた。しかし、一級山岳ではプロと大学生の力の差を痛感した。全部で10kmに及び、所々の勾配が15%を超える山岳を経験したことがない速さで超えていくプロに付いて行くことは出来ずグルペットで何とか付いていける状態であった。
(第三ステージ)このステージはほぼフラットで、ステージ優勝を狙うチーム以外は休息感の強いステージになりレース序盤で逃げが決まり、逃げ切り優勝をした。そんな中で総合上位をかかえるチームはプロトンの先頭を40オーバーで引き続け、最終的に逃げの吸収はできなかったがゴール前の集団スプリントに向けた動きや雰囲気は初めて経験するものであった。
(第四ステージ)自分は第一ステージが終わった時点で膝に痛みが発生しこれまでの3ステージはテーピングやアイシングを行い痛みを我慢しながら走ったが、第四ステージの朝は膝が腫れあがり痛みも増してきていた。レース序盤がフラットだったので出走はできたが登りに入るとトルクをかけた走りをすることが出来ず集団から千切れ、レースを棄権した。また、レースを棄権してからはメカニックやマッサージ、洗濯などを棄権したメンバーで分担して行い選手がストレスなく走れるようにサポートを行うことができた。
(全体を通して)日本のレースとは異なり集団の密度はあまり高くなくレース経験が少ない自分でも安心して走れた。また、集団の後方を走っても中切れが起きる心配はなかった。一方で、詳しいコースがわからない中での高速ダウンヒルは非常に怖く、度胸とブレーキング技術が試された。また、1,2,3ステージを通して新たな自分の走りの課題や、海外レースを走る際に気を付けるべきこと、準備すべきものを学ぶことができたのでの今後の活動に活かしていきたい。膝の痛みの原因については体の柔軟性が低いことや、連続で高強度のレースを走る耐性がなかったことが考えられので、今後の練習方法や、体のメンテナンス方法を改善していきたい。

吉岡:
今回tour de singkarakへのお話を頂いたのは、出発の約2週間前。絶対いい経験ができる面白い機会だと二つ返事で行くことになりました。そこから急ピッチで準備を始めましたが、間に合わなくてもおかしくない。それほど短い期間でした。しかしライセンスや航空券の手配を西日本学連の北山さんをはじめ多くの人に裏で準備していただいたお陰で「僕は」スムーズに進み無事出発することが出来ました。
11月16日ジャカルタに到着。そのまま乗り換えスマトラ島へ向かう。現在日本は冬。一方赤道直下のインドネシアは雨季。曇ってはいるものの、常に汗ばむ高温多湿。はじめは温室にいるかのよう。また、ここから宿泊するホテルまで移動。迎えの待ち時間がかかったことよりインドネシアの交通事情に戸惑った。常にクラクションを鳴らし反対車線を走る。外は真っ暗。2、3人乗りの原付がわらわらと突っ込んでくる。生きた心地がしない。そんなこともありホテルは全く期待していなかったが、想像以上にいいホテルで驚いた。その日は自転車を組んで終了。
11月16日お昼過ぎから1時間ほど自転車に乗りに行く。思っていたより道もよく危なさを感じなかった。この日の夜、オープニングセレモニーに行き食事をするのだが、噂で聞いていた素手でご飯を食べるという一大イベントが待っていた。自分はお腹が弱いのでいけるかどうか周りの様子を伺いながらタブリーズなどの選手が手をつけていないものは食べないなど自衛した。
11月18日第一ステージ。この日はとても晴れて暑かった。身支度を済ませサイン。ここからスタート地点に行くが何の前触れもなくスタート。最初はパレードのため真ん中らへんでキープ。リアルスタートは道幅の狭い緩斜面。ペースは速いが千切れるほどではなくクリア。長いくだりを過ぎ長い緩斜面の途中で前輪がパンク。ペースがはやいのでそのまま集団の後ろにくっつき気持ち落ち着いたところでとまる。車列が後ろなので来るまで時間がかかりそわそわしていたが何とか交換。ここからカーペーサーで集団に復帰しようとしたが、なぜかコミッセールに使うなと言われ自力に。とりあえず自力では集団には追いつかないので明日につなげるためとりあえずゴールを目指す。前方のパックに追いつくが体調不良でやめる人のため1人でその後20分ほど走ってきられた。もう少し余裕を持った走りが出来ていれば対処できていたかも知れない。レース自体はすぐに終わってしまったが、チームカーに乗りサポートすることで普段経験できないインドネシアという環境でのレースや違う視点からレースを見ることができ、とても刺激の強い濃厚な2週間を過ごす事が出来ました。

栗田:
結果からいうと自分は第一ステージでリタイアとなった。ツールドシンカラ第一ステージでリタイアとなった。一日目でレースが終わってしまった私のレースレポートは内容が薄いので二日目以降に残った選手のレポートでレース内容は見ていただきたい。私はそれ以降選手サポートととなった。二日目以降に残った選手は三名で、私は主にレース後のマッサージや同じくリタイアの二宮メカニックの手伝いをした。レースが終了するとゴール地点から宿ま2~4時間ありレース後の疲れと移動の疲れがある足をマッサージする。足先から徐々に心臓へ向けて血流を流したり、足の筋肉をやわらかくするために揉んだ。自分の知っている知識だけでは技術が少なく最初は二宮からもアドバイスをもらって自分だけでは知らなかった方法やつぼがあり教えてもらって早速使わせてもらう。素人のためマッサージに効果があるかはわからなかったしぎこちない動きで不快感もあったかもしれないが選手は皆受けてくれた。一人約三十分程度のマッサージが終わると二宮の手伝いに行く。一人で三台の自転車を整備、洗車、注油はもともと選手で来ていてメカニックでもなく要領が掴めなかったので二人で行う。私は変速機は触れないので主に洗車を行い、時には日をまたぐこともあったが、自分たちより走り続けている選手のほうが大変なんだと思いサポートに尽くした。後半には人数も減り要領もつかんできたのでマッサージもメカニックも日をまたぐことはなくなっていき精度、技術が上がっていったと感じていた。次の日、また次の日と走る選手がいる中で何をしにせっかくの機会をいただいてインドネシアに行ったのか、なぜ自分は走らずにサポートをしているのか、と思うことも多々あった。ただその悔しさや経験は自分だけのものにせず自分の後輩に伝えられることを伝えて行きたい。

二宮:
こんにちは。関西大学二回生の二宮誉仁です。今回ツールドシンカラにWJICFとして参加させて頂きました。この大会の前から調子は上がっており遠征前の合宿で最後の追い込みを行い合宿中に発症した腰痛が気になるものの良いコンディションで参加しました。走る前は自信とやる気楽しみで溢れていました。インカレのロードでDNFになってしまい、悔しさもありこれではいけないと思いインカレ終了後も練習も行いモチベーションが上がっている中で試合に挑むことができました。しかし、脚の調子は良かったもののパレードランから腰が痛み始めレース中盤になるころはペダルを踏むと激痛が走りサドルに座っているのも厳しい状況でした。でも、日本で応援してくれているたくさんの方や街道で応援してくれてる現地の人の熱い応援を力に変えて踏み続けましたが初日でDNFになってしまいました。凄く悔しくて涙が出そうなほど悔しかったです。次の日からはチームのサポートに徹しました。今回の遠征チームメンバーにはメカニックもマッサージャーもいません。僕たちはプロではなく学生で作られたチームですから。今自分が出来ることはWJICFで一人でも多くの完走者を出すこと。他のチームのメカニックがしていることを目で盗んだり、話を聞いたりなどして次の日に自転車が完璧な状態で選手に受け渡すことを心がけました。しかし、レースはとても難易度が高く日に日にWJICFのメンバーはDNFになってしまい最後は先輩である久保田さん一人が完走することができました。チームで団結して完走できたのは凄く嬉しかったです。嬉しい反面また先輩と差が出来てしまったのは自分の中では喜べませんでした。自分より競技経験が少ない先輩が完走出来て、自分が完走出来ないのか。遠征期間中たくさんのことを学ぶことが出来ました。この貴重な経験を生かして来年のインカレは今年より一皮いや、二皮剥けれるようにオフシーズン過ごしたいと思います。もし、またチャンスがあればもう一度行きたいと思っています。最後に全国の自転車に乗っている日本人の方々。彼女が出来ないと困っているならばインドネシアを強くオススメします。凄くモテますよ、マジで。

久保田:
出発の準備をするにあたって、基本的に向こうでは白ご飯以外手を付けないほうがいいと聞いていてので缶詰、レトルトカレーなどを準備した。結局毎日分用意したが消費したのは半分くらい。ホテルが一日を除いてすごくきれいでビュッフェ形式で魚のフライ、鳥を辛く焼いたもの、野菜炒めみたいなものがあったのでそれほど困らなかったが、白ご飯は日本と違ってぱさぱさしていて4日目くらいから本当に食べたくなくなった。パスタ、パン、コーンフレークなどでやり過ごした。自転車の梱包もネットで調べて出てきたとおりにやれば何ら問題はなかった。梱包の袋は一応飛行機輪行用のソフトケースを使った。向こうの空港に着いてすぐにコーディネーターさんのような人が迎えてくれたがホテルまで移動するための車がなかなか来ない。結局2時間以上空港の外で待っていた。他チームも同じ状況だった。向こうで何をするかと言ったら寝る―バス移動―レース―バス移動―寝る大まかにいえば本当に毎日これの繰り返し。特にバス移動が長い。スタートまでの移動で2時間とか、ゴールしてから4時間とか普通にある。僕は基本的にずっと寝ていた。交通法規があるのかないのかよくわからないような運転なので目を開けていたら、怖くて疲れてしまう。寝るのが一番いい。寝れなくても基本的に目をつぶっていた。9ステージではスタート前の移動で酔ってしまい最悪だった。酔い止めは準備しといてもいいかもしれない。何が一番楽しかったって、女の子にちやほやされることだ。フォトok?サインok?日本じゃありえない。もちろん写真もサインも書きます。けどサインなんてないので日本語で自分の名前を書くくらいです。                         なぜ9ステージ完走できたか?先ほど書いたようにチーム一丸になれたこと、日本からたくさんの応援があったことがある。走りに関していえば省エネを徹底した。とにかく省エネ。そして集団内で一番足を休めているのは自分と思い込んでいた。集団内での位置はほとんどの時間集団最後方にいた。ふらふらしても誰にも怒られない。ストレスなく走れるのがよかった。タイトなコーナーとかもほとんどないので立ち上がりとかは全く気にせず良かった。エリミネーションのような走り方をしてた。下りから上り返しでは下りの勢いを使ってなるべく足を使わず登りをクリアするようにしていた。レースの強度は序盤のアタック合戦、ゴール前のスピードアップがしんどい。そして登りでどれだけ我慢できるか。何度も千切れかけた。そして千切れた。たとえちぎれてもあきらめずに踏めば追いつける。しかし九ステージ目ではちぎれていつも通り踏み続けたが追いつけなかった。もう本当に足がスカスカだった。最後のステージにしてdnfがよぎったが、幸い数名他の選手も千切れていたので協力しつつ完走をした。
このような海外遠征という機会を与えてくださり本当にありがとうございました。今回学んだ経験をもとに学連で活躍できるように精進してまいります。これからもよろしくお願いします。

立命館大学茨木キャンパスにて報告会を行った。photo:k.kitayama
photo:k.kitayama

【 あとがき 】
WJICFチームは久保田(関西大学)の49位で残りのメンバーはDNFという結果でした。オフシーズン間際のハイレベルな国際大会を経験することによって競技力の更なる向上、経験、チームでの協力体制を経験できたと思う。この経験を来季以降も学連大会、各々のチームで語り継ぎ、レースで大いに活躍してほしいと切に願う。

また、今回の遠征はたくさんの方のご協力なしでは到底行けない遠征であった。選手たちの海外レース出場にご理解していただいたご父兄の皆様、香川県自転車競技連盟、岡山県自転車競技連盟、大阪府自転車競技連盟、福井県自転車競技連盟、三重県自転車競技連盟の5つの各車連の事務局の方々、日本自転車競技連盟の大脇恒夫氏、白崎考紀氏、立命館大学自転車競技部OB足立和哉氏、西日本学生自転車競技連盟の皆様にはこの場をお借りして感謝申し上げます。

WC銅メダル獲得記念!中村妃智選手 インタビュー

全国の学生自転車競技を愛する皆さん、こんにちは!
2017年11月13日(現地時間12日)、英国マンチェスターで行われた「2016-2017 UCIトラックワールドカップ第2戦」の女子4kmチームパーシュートで、日本チーム(梶原悠未選手/古山稀絵選手/橋本優弥選手/中村妃智選手/鈴木奈央選手)は同種目の史上初となる銅メダルを獲得しました。

(参考記事)https://morecadence.jp/keirin/4905

銅メダル獲得時の出走4選手は、古山稀絵選手(日本体育大)/梶原悠未選手(筑波大)/橋本優弥選手(鹿屋体育大)は現役の学連選手、そして中村妃智選手は日本体育大のOGで、すべて学連にゆかりのある選手でした!

この快挙を祝して本連盟では、学連出身の4選手に独自にインタビューを行いました!
まずは、中村妃智選手のインタビューです。現在は日本写真判定に所属しながら選手生活を続けていますが、大学4年時の2014年 、伊豆ベロドロームで初めて行われた大学対抗選手権で、3kmインディヴィデュアルパーシュート/ポイントレース/チームスプリントの3種目を制覇しています!(チームスプリントは斎藤望選手とのコンビ:トップ画像はチームプリントのスタート時)

Q1:銅メダルを取った直後と現在で、心境の変化はありましたか?
東京オリンピックでのメダル獲得への可能性があると自分自身でもハッキリ確信を持ってトレーニングに臨めるようになりました。

Q2:現在社会人として競技生活を継続されていますが、学連での試合の経験が活かされた点はありますか?
学連時代はレースが多かったので、自分に合ったアップの仕方、調整の仕方を研究していました。現在は学連時代と同じ様な流れでレースに望んでいます。

Q3:同じチームの梶原選手、古山選手、橋本選手もすべて学連の現役選手ですが、学連の後輩の活躍ぶりについてどう思いますか?
どんどん学連のレベルが上がっていると日々思っています。いつも一緒に練習している仲間なので学連での結果も楽しみにチェックしています。

Q4:最後に、高校や大学の女子選手に対して、アドバイスがあればお願いします。
今を頑張ってください。私自身あの時なんでもっとやってこなかったんだろうと後悔している部分があるので(笑)。アジアはヨーロッパに勝てないと言われてましたが私達でその歴史を塗り替えていきます。 どんどん後世にその勢いが伝わっていけば嬉しいです。

2014年インカレでTSPを共に走った斎藤望選手とのウィニングラン          Photo by F.Fukai

ご回答ありがとうございました!

【西日本学連NEWS】ツール・ド・シンカラ!

★☆学連レースをこよなく愛する皆様!!こんにちは!

いつも大変お世話になっております。西日本学生自転車競技連盟事務局の中の人です。

今回、2017年11月18~26日にかけてインドネシア・スマトラ半島(パダン)を舞台に「ツール・ド・シンカラ」

(大会公式HPhttp://www.nspk.net/tdk/)が開催されます!
学連レースとは異なりますが、西日本学連加盟校の選手から西日本学連選抜チームとしてツール・ド・シンカラに出場いたします。

出場する選手をご紹介したいと思います!!

栗田選手 大阪経済大学
川嶋選手(中京大学)
久保田選手(関西大学)
吉岡選手(立命館大学)
井上選手(岡山理科大学)
二宮選手(関西大学)

18日より厳しい戦いが待ち受けています。気温が連日30℃以上、湿度も高く、日本とは真逆の天候です。出場する機会を与えていただいたからには西日本学連選抜チームとして何かしらを得て日本に帰国し各々感じたことを各チームに伝え、次年度に繋がる事業にしていきたいと思います。

頑張れ!西日本学連選抜チーム!