世界大学自転車競技選手権とは?
ユニバーシアードなどの主に大学生を対象とした国際競技大会を主催・統括する国際大学スポーツ連盟(Fédération internationale du sport universitaire、略称FISU)が主催する国際競技大会です。
自転車競技はユニバーシアードでも実施競技種目になることが少なく、そういった競技種目で主にユニバーシアードに含まれていない競技を対象として偶数年に開催する国際競技大会が世界大学選手権です。主催は各国際競技連盟が運営を行っています。
大会の開催は不定期となっている
第1回大会はベルギー・アントワープで1978年に開催され、1990年にスペイン(日本は不参加)で行われて以来、16年ぶりの2006年に4回目の開催としてベルギー・アントワープで開催された世界大学自転車競技選手権。
開催時期は不定期となっていますが、2006年以降は、2014年、2016年と近年は開催間隔が短くなってきています。
大会数 | 開催年 | 開催地 |
第1回大会 | 1978年 | ベルギー・アントワープ |
第2回大会 | 1986年 | ソ連・モスクワ |
第3回大会 | 1990年 | スペイン(日本不参加) |
第4回大会 | 2006年 | ベルギー・ヘレンタール |
第5回大会 | 2008年 | オランダ・ナイメーヘン |
第6回大会 | 2014年 | ポーランド・イェレニャ・グラ |
第7回大会 | 2016年 | フィリピン・タガイタイ |
2000年以降は開催が増えている
2006年に急遽、開催1ヶ月前に大会情報が周知され、派遣団を編成し、大学日本代表チームを派遣しました。
基本的に偶数年に開催が行われ、最短でも2年ごとの開催になっており、2000年以降は大会開催が増えています。
直近の大会:2016年 第7回大会
フィリピン・タガイタイで開催された第7回大会では、ロードレース競技の他、マウンテンバイクの大会も開催されました。
競技結果はロードレース競技は女子クリテリウムでは樫木祥子選手(駒澤大学)が4位、個人ロードでは男子は伊藤宏人選手(順天堂大学)が9位、女子は斉藤望選手(日本体育大学)が8位となりました。
マウンテンバイク競技ではクロスカントリー・エリミネーター(XCE)では相野田静香選手(松本大学)、クロスカントリー・オリンピック(XCO)では前田公平選手(法政大学)が銅メダルを獲得しました。
2018年大会はポルトガル・プラガで開催