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RCS最終戦 第13回 明治神宮外苑クリテリウム

2019年3月10日、東京都 明治神宮外苑周回コースにてRCS最終戦となる外苑クリテリウムが開催されました。
2007年の学連70周年記念行事として始まった本レースも13回目、多くの方が観戦できる東京都心部の競技大会として貴重なイベントです。
今年は当初心配されていた雨にも降られず、比較的過ごしやすい気候のもとで開催されました。

沿道を埋め尽くす観客と応援団の華やかなコールで走りにも熱がはいる外苑クリテリウムは都心で開催できる貴重なレース。

本コラムでは学連カテゴリーで表彰台に立った選手を紹介します。グループ1&2、女子クラスについては優勝選手からインタビューをもらっています。
またオーストラリア メルボルン大学の招待選手からのメッセージもご紹介します(選手にメッセージ依頼中)

■グループ1
第1位 沢田桂太郎選手(日本大学)
第2位 孫崎大樹選手(早稲田大学)
第3位 大前翔選手(慶應義塾大学)

優勝:沢田桂太郎選手(日本大学)コメント
1年生の時は岡本先輩のアシスト、2年生では勝ちに行ったが思うように走れずDNF。今年はどうしても勝ちたかったレースだったので本当に嬉しいです。
前半は全体の動きをみて足を極力使わないように走りました。

レース序盤で集団の中ほどを走る沢田選手

後半は大きな逃げは作らないように走り最後のヘアピンまでに位置取りをして最終コーナーを4番手で通過しました。
できれば3番手がベストでしたが、コーナー立ち上がりでもがき始めてすぐに1人かわすことができたのでそのまま先頭に立ち優勝することができました。応援ありがとうございました。

今年も昨年に続きナショナルチームでの活動が多くなると思いますが、出場できるレースには出場して行きたいと思いますので応援よろしくお願いします。

レースを終えてチームメンバーと。

■大学対抗レース結果
出場選手3名の合計得点で争う大学対抗結果は2位、4位、12位と3選手とも上位を占めた早稲田大学が優勝。続いて日本大学、法政大大学の順となりました。
第1位 早稲田大学
第2位 日本大学
第3位 法政大学

■RCS総合優勝は孫崎大樹選手
本レースは日本学生自転車競技連盟が主催する「全日本学生ロードレース・カップ・シリーズ(通称:RCS)」最終戦でもあります。
シーズン1年間を通して毎年10戦前後のレースを各地で開催し、獲得ポイントをランキングで争うシリーズ戦形式のRCS。
今シーズン全13戦で行われた年間王者を獲得したのは孫崎大樹選手(早稲田大学)でした。

孫崎大樹選手(早稲田大学)コメント
年間通して安定した成績を残すことができました。それも、チームの雰囲気、サポート体制が良く、いつも良い状態でレースに挑めた事が大きいと思います。チームメイトに感謝したいです。最終戦では、六大学に続き大学対抗優勝、個人でも優勝し有終の美を飾るべくいつも以上に気合いを入れて挑みました。
大学対抗では圧倒的な力で勝てましたが、個人では惜しくも勝てず悔しいです。
今後も競技を続けていきます。安定した調子を武器に勝利を量産していきたいと思います!!引き続き応援よろしくお願いします!!

レース序盤の孫崎選手
レースを終えてチームメンバーと。

■メルボルン大学チーム
今年はオーストラリアよりメルボルン大学チームが招待選手として来日。グループ1&女子レース出場のほか、レース前日に開催された大学自転車競技フォーラムでも同国自転車事情などを解説いただきました。
※現在、選手にメッセージ依頼中です。

大学自転車競技フォーラム(3月9日開催)では、メルボルンの自転車競技事情などを解説いただいた
グループ1レースに参加したDavid Randall選手(写真右手前)とTom Benton選手(写真中央奥)

■グループ2
 グループ2は2レースを開催。各組ともクラス2最上位選手1名がクラス1に昇格しました。
※2Aは小嶋健太選手がクラス1のため2位の成海選手が昇格。

・グループ2A
第1位 小嶋健太選手(日本大学)※幸手クリテでクラス1昇格済
第2位 成海大聖選手(鹿屋体育大学)※クラス1昇格
第3位 花田凱成選手(明治大学)
2A優勝 小嶋健太選手(日本大学)コメント
今回は残り2周回で良い形で逃げれましたが最後は飲み込まれながらのゴールでした。僅差でしたが勝てて良かったです。
今年は学生最後の年となるのでクリテリウムだけでなくロードレースでも結果を出せるように頑張りたいと思います。

フィニッシュ目前で後続をかわすべく全力疾走する小嶋選手(フィニッシュまで約70m地点)

・グループ2B
第1位 清水貴梨選手(日本大学)※クラス1昇格
第2位 佐々木洸太選手(明星大学)
第3位 河藤相真選手(鹿屋体育大学)
2B優勝 清水貴梨選手(日本大学)コメント
ラスト1周の180度カーブで前に出ることができ得意のスプリント勝負で勝つことができてよかったです!
今年はインカレトラック、ロード共に結果が残せるように精進します。 

 

開会式前、偶然にも撮影していたグループ2優勝選手ペア(小嶋選手&清水選手:写真左側)

■女子

第1位 中村愛花選手(日本体育大学)
第2位 岡本二菜選手(スミタ・エイダイ・パールイズミ・ラバネロ)
第3位 EmmaChiltern選手(メルボルン大学)
優勝 中村愛花選手(日本体育大学)コメント
応援してくださったみなさま、ありがとうございました。
久しぶりの学連のレースだったため、スタート前にとても緊張していました。実際にスタートしてみるとリラックスした状態で走れて、優勝することができ、とても嬉しく思いました。
これからも練習を積み重ねて、強い選手になれるよう頑張って行きます!

レース序盤の中村愛花選手

■グループ3
グループ3は3組のレースを開催。上位2選手がクラス1に昇格しました。
・グループ3A
第1位 岡田俊平選手(筑波大学)※クラス2昇格
第2位 田仲駿太選手(鹿屋体育大学)※クラス2昇格
第3位 藤原遼祐選手(東海大学)

・グループ3B
第1位 東矢圭吾選手(中央大学)※クラス2昇格
第2位 岸田剛選手(鹿屋体育大学)※クラス2昇格
第3位 依田淳之介選手(東京大学)

・グループ3C
第1位 坂野匠選手(東京大学)※クラス2昇格
第2位 山本耀介選手(北海道大学)※クラス2昇格
第3位 三浦隆也選手(東海大学)


■マスターズ
第1位 小川恵佑選手(なるしまフレンドレーシングチーム)
第2位 小畑郁選手(なるしまフレンドレーシングチーム)
第3位 高岡亮寛選手(Roppongi Express)


<編集後記>学連ウォッチャー 深井
本レース前の段階で孫崎選手はRCSランキング1位を維持しており、2位の 渡邉慶太選手(明治大学)との差は76ポイント。外苑クリテで獲得できるのは最大30ポイントですから、仮に出場しなくても孫崎選手のRCS優勝は確定していました。
レース前は周りから「とにかく落車しないことだけ気を付けて」と声をかけられていましたが笑、そこは孫崎選手、(学連競技として)有終の美を飾る走りを見せてくれました。4年間おつかれさまでした。

都心で行われる本レースは華やかさも迫力もひとしおです。広い公有地を利用するための関係者の地道な準備活動は普段にもまして大変だったと思います。なかなか目にとまりにくい部分でありますが、大会準備と運営おつかれさまでした。

RCS第12戦 埼玉県川島町役場前クリテリウム

2月17日、埼玉県川島町にてRCS第12戦 埼玉県川島町役場前クリテリウムが開催されました。
埼玉県自転車競技連盟ステージレースとの共催で行われた本大会には120名の選手がエントリー。Class3が2組とClass2、Class1の合計4レースが開催されました。選手達のSNSなどによれば晴天なれど強風で走りづらいシーンもあったようです。

晴天に恵まれたレース会場。写真はClass2出走前。 ※学連twitterより許可を得て転載

本記事では各レース優勝選手コメントを藤原祐亮さん撮影の写真とともに紹介します。
リザルト等詳細はこちらよりご覧ください(学連Webサイト)


■Class1優勝
橘田和樹選手(立教大学)

Class1表彰式 Photo by Y.Fujiwara

橘田和樹選手コメント:中学1年生の時からずっとお世話になっている埼玉の冬のクリテリウムシリーズ。爆風には慣れているので今回はチャンスだと思って臨みました。明治大 渡邉選手と「一緒に逃げたいね」なんてことを話しながらスタートへ。
序盤からしっかり前で展開していき、中盤では明治 渡邉選手・鹿屋 重満選手・明星 鈴木選手と共に4名の逃げ集団を作ることに成功。

レース中盤で形成された4人の逃げ集団 Photo by Y.Fujiwara

強力なメンバーが揃ったため出来ればこれを勝ち逃げにしたかったのですが、追走の3名がとても強く、結局8周目あたりで吸収されてしまいました。

冬の埼玉クリテには中学1年から出場し、強風にも慣れている Photo by Y.Fujiwara

風も強く雰囲気的にも最後は牽制入りそうだなと感じたので、向かい風区間でペースが上がった後の緩んだタイミングでカウンターアタック。
運良くこれが決まり、ラスト1周を単独で逃げ切ることが出来ました。

最後は単独で逃げ切り優勝を決めた。 Photo by Y.Fujiwara

RCSランキングも6位まで上がったので、神宮クリテも気を引き締めて頑張りたいと思います。


■Class2 優勝&昇格
及川一総選手(作新学院大学)

Class2表彰式 Photo by Y.Fujiwara

及川一総選手コメント:今回のレースは自分があまり得意ではないクリテリウムでした。 しかし、今回のコースは風の影響を受けパワー勝負になるので自分に有利だと思っていました。 また、直前の合宿でクラス1の選手と走る機会があり、その中でも走れている感覚と調子も良かったので逃げれれば勝つ自信はありました。
当日のミーティングでは後輩の2人が横風区間でペースを上げて人数を減らしてから自分が逃げる予定でした。

レース前ミーティング中の作新学院大学メンバー 写真提供:及川一総さん

レースは1番後ろからのスタートでしたが横風区間から前に上がっていきゴール前の区間では 先頭にいけました。この時点で横風区間であまり踏めている選手が いなかったので自分1人で飛び出しました。そこからは横風区間で 踏んで差を広げていきました。 残り2周くらいで差が20秒くらいあったので勝ちを確信しましたが 最後の1周で差が急激に縮まり焦りましたがさらに踏む余裕もあったので勝つことが出来ました (後ろのコース間違えはゴール後知りました)。
神宮クリテが終わると 本格的にレースが始まるのでそこではクラス1の選手として勝てるよう練習を積み重ねていきたいと思います。

序盤より1人で逃げ続けた及川選手 Photo by Y.Fujiwara

■Class3A 優勝&昇格
中田雄大選手(信州大学)

Class3A表彰式 Photo by Y.Fujiwara

中田雄大選手コメント:クラス2への道が自分の中に見え始めた夏休みから、けいはんな、袋井、行田、幸手、川島(第1)と、惜しいところまで行くも何か腑に落ちないレースが続いてきました。練習しているのに、実力を発揮できていないような不完全燃焼感です。 ならば、自分の全てを出しきるためには「スタートした瞬間から逃げる」しかないと思いました。
レース本番では自分の狙い通り、先導バイクが加速した直後にしたアタックが見事に決まり、誰1人寄せ付けることなく12kmを独走し勝つことが出来ました。 当日は強風が吹き荒れていましたがそれが僕にとっては追い風となり、加えて運も重なって1人逃げが成立したのだと思います。

序盤からの1人逃げが決まった中田選手 Photo by Y.Fujiwara

近くの目標としましては、これから始まる合同合宿を無事に乗り切り、3/10の西日本チャレンジロードu23で全日本選手権の出場権を得ることです。
今は漸く自分の最終目標のスタートラインに立てたところなので、現状に慢心することなく愚直に走っていきたいと思います!

単独でフィニッシュを迎える中田選手 ※学連twitterより許可を得て転載

■Class3B 優勝&昇格
河藤相真選手(鹿屋体育大学)

Class3B表彰式 Photo by Y.Fujiwara

河藤相真選手コメント:今回のレースは冬場の継続したトレーニングでかなり自信があったので、自分から脚を使ったうえで勝とうと思っていました。今回レースで結果を出すことができて自信になりました。
神宮外苑クリテではクラス2での出場になるのでそこでも優勝できるようにこれからも精進していきたいと思います。

先頭集団に位置する河藤選手(写真中央) Photo by Y.Fujiwara

■補足:Class2リザルトについて
Class2のリザルトには第1位の及川選手以外、タイムが記載されていません。これは及川さんコメントにもあるように後続選手にコース間違えが発生したためとのことです。
2位以降全員がコースをショートカットしているため、順位は認められたもののタイムは記録されませんでした。
現地で何が起きていたのか、リアルな記載の出走選手ツイートを見つけたので許可を得て紹介します。

齊藤伸吾さん(筑波大学)ツイートはこちら

Class2レース中の齊藤伸吾選手 Photo by Y.Fujiwara

村上翔馬さん(大阪産業大学)ツイートはこちら

Class2レース中の村上翔馬選手 Photo by Y.Fujiwara

<編集後記:学連ウォッチャー深井>
今回は私の方で会場に出向くことができなかったため、写真は主に藤原祐亮さん(不定期学連カメラマン兼東洋大学自転車愛好会コーチ(肩書長い!by Fujiwaraさん)) より提供いただきました。ありがとうございました。

2018年度TRSシリーズ表彰選手

2019年1月20日、今年度最後のトラックレースとなるTRS第5戦が伊豆ベロドロームにて開催されました。
 ※TRS第5戦の各種目リザルトはこちら

TRS(Track Race Series)は、当該年度TRSのポイントレースで獲得した累積点数により優勝選手を決定するルールとなっています。
今年度TRSは1月20日の第5回が最終となるため、本レース結果によりTRSランキングが確定、男女上位3選手の表彰式が行われました。表彰された選手からコメントをもらいましたので写真と合わせご紹介します。
 ※2018年度TRSランキングはこちら


男子TRS総合第1位
■關根論容選手(日本体育大学)

Q:最終戦の様子はいかがでしたか?
レース展開は逃げができにくいと考えていてスプリントでポイントを取っていく作戦でした。積極的にアタックをかけたところ数回逃げる展開に持っていくことができ、自分にとって有利なレースの流れにもっていけたことが勝因だと思います。
また、立教の橘田選手はとても信頼していたので一緒に逃げたときはとても気持ちよく走ることができました。

信頼する立教大学の橘田選手(写真右)と多くの周回で逃げを成功させた

Q:今年度印象に残ったレースがあったら教えてください
インカレの団抜きです。自分はメンバー外で応援する立場だったのですが、3、4位決定戦でみせてくれたチームメイトの熱い走りがとても感動しました。自分も来年はみんなの前でかっこいい走りができるように頑張ろうと思いました。
※編集者注:安彦選手(インカレ団抜き出場)紹介欄に写真を掲載しています。

Q:来年度の目標をお願いします
全日本学生個人タイムトライアルで良い結果を残すことです。今年度は7位でしたので、次は3位以上を目標にして日々の練習に打ち込みたいと思います。

2018年個人TTフィニッシュ直前の關根選手。来年度はさらに上位を狙う。

Q:TRS総合第3位の安彦統賀選手は同県出身でよきライバルかと思います。關根さんからみた安彦さんは?
安彦選手とは高校生の頃によく一緒に練習していました。現在も日本体育大学でお互い刺激し合って練習に励んでおります。彼は2年生ながらも中距離のキャプテンを務めていて大変そうですが、頑張ってチームを引っ張っていってもらいたいです!

ホルダーは同校4年生の松岡辰泰さん。後方の平安山良希選手(TRS総合4位)にもご注目!

男子TRS総合第2位
梅本泰生選手(明治大学)

Q:最終戦はどのような考えで挑みましたか?
今回は私自身でも珍しく攻めというよりは守りのレースをしました。レースの順位自体はさほど気にしておらず、年間総合を狙っていたのでがむしゃらに走るのではなく、考えて走ろうと心がけていました。

ポイントレース中盤の梅本選手

私はレース後半から動こうと思っていたのですが、前半にマークしていたはずの關根選手の逃げを容認してしまったり、序盤にポイントを取っていなかったので他の選手とのポイント差が思った以上に空いてしまったことが不安になってしまい終始落ち着きのないレースをしてしまいました。また他の選手と比べてみてもスプリントにキレがなかったりと改めて自分の弱さを痛感したレースでした。
今回のレースで課題がたくさん見つかったので個人戦やインカレまでに課題を克服して次こそ優勝できるように頑張ります

最終ポイントは僅差で2位通過し6ポイントを獲得(1位通過は左の佐藤健選手(日本大学))

Q:今年度の振り返りと来年度の目標などをお願いします
今年は成長を感じられる年でした。1年生の頃は特に目立った成績もなく、平凡な選手でした。この現状に危機感を持ったことで冬場はしっかりトレーニングに励み、個人戦スクラッチ3位、インカレマディソン3位、TRS年間総合2位と昨年に比べれば大幅に進歩したと思います。しかし、1位が取れていないのが現状です。

3位を獲得したインカレマディソン。写真左側が梅本選手

来年度こそは1位になれるように頑張りたいと思っています。来年度も応援よろしくお願いします!

明治大学チームメンバーと

男子TRS総合第3位
安彦 統賀選手(日本体育大学)コメント

今回も昨年に続き年間3位という結果でした。
自分の力では關根君には及ばず力の差を感じたのでまずは追いつけるように努力し、お互い切磋琢磨して2人で年間優勝を争えるようになりたいです。

今年度、最も記憶に残っているのはインカレ3位を獲得した団抜き(先頭走者が安彦選手)
TRS第5戦を終えた日本体育大学チームメンバー

女子TRS総合第1位
小口加奈絵選手(日本体育大学)

昨日のレースはとにかく自分の気持ちと足が弱かったなと思いました
TRS年間で1位だったことも当日のレース前に知りました笑
正直、場数が生んだ奇跡だと思ってます笑

Q:今年度の振り返りと来年度の目標などをお願いします
今年度印象に残ったレースはインカレのマディソンです。あれよりキツかったレースはないです笑 でもすごく楽しかったです!
来年度はインカレで両親に花束を渡せるようにしたいと思ってます!

今年度で最も印象に残っていると語るインカレマディソン。写真右が小口選手

 


女子TRS総合第2位
寸田桜選手(立命館大学)

Q:TRSは寸田さんにとってどのようなレースですか?
TRSは経験が少ない私にとって、実践的な経験を積めるレースで、毎回良かった点や反省点など得るものが多く、楽しみにしている大会のひとつです。

TRS第5戦 ポイントレース中の寸田選手

Q:今年度の振り返りと来年度の目標などをお願いします
印象に残った学連のレースはインカレです。3kmIPもオムニアムもあと少しのところで入賞を逃し悔しい思いをしました。仲の良い選手の活躍でたくさん刺激をうけ、来年こそは!という思いが強くなりました。

インカレ オムニアムレース中の寸田選手

また今年度は、他大学の選手やマネージャーさんたちとも仲良くなれて、大会に行く楽しみが増えたことも私にとっては嬉しいことでした。
来年度は、インカレ表彰台と学連のチャンピオンジャージを獲得を目標に、今までとひと味違う私を見せられるよう頑張ります!

TRS第5戦出場の立命館大学&西日本学連校(同志社大学)メンバーと

<編集後記:学連ウォッチャー深井>
今回ご紹介した關根さん、安彦さんは学連加盟前からウィンターシリーズ戦(静岡県車連)などでお見かけし、当時から学連選手に負けないレース展開をしていた選手でした。

2016年度ウィンターシリーズ戦出場時の關根選手(当時叡明高校) ※關根さんの了承を得て掲載しています

毎年、必ず1学年分が卒業し1/4の選手が入れ替わる学連レース。来年度も続々と強豪若手選手が加盟するようです。さて2019年TRSはどのような展開になるでしょうか。

RCS第9戦 浮城のまち行田ラウンド&東京六大学対抗ロード

11月18日、埼玉県行田市にてRCS第9戦&東京六大学対抗ロード大会が開催されました。
心配された天候もまずまず、大きな事故なく無事終了しました。
今年で8回目となる本レースは紅葉が綺麗に色づく行田総合公園周辺に設定された1周2キロのコースを走ります。選手の視点では「平坦で道幅が広く走りやすい」とのことです(選手コメントより)。
今回、六大学ロード&Class1&2優勝選手とClass3有志の選手にコメントをもらいましたので大会の模様と共にお知らせします。

銀杏並木はじめ紅葉が美しいレース会場

※大会レースの詳細写真は特設公式facebook(こちら)よりご覧ください。


■東京六大学対抗ロード
第1位 早稲田大学 18 点
第2位 慶應義塾大学 7 点
第3位 法政大学 6 点

各校5選手、合計30名がエントリーした東京六大学対抗ロードはポイントレース形式で実施された

優勝:孫崎大樹選手コメント
早稲田大学は対抗戦を十分に勝てるメンバーで挑みました。そのため、今回の結果は当然であったと思います。チームとして機能し勝てた事は今後にも繋がると思います。
また、僕自身、チームで戦うことはこれで最後になります。そのレースを勝利で飾れ、後輩に感謝したいと思います。
(RCSリーダーについて)今年度は常に上位成績を残すことができ、現時点で2位以下に大きな得点差を開けることに成功しています。しかし、優勝回数は多くはなく、今後は貪欲に勝利を目指して走りたいと思います。

全ポイントを孫崎大樹選手(早稲田大学)と大前翔選手(慶應義塾大学) が1or2位通過。最終ポイントを制した孫崎大樹選手が優勝した。
孫崎大樹選手は午後のClass1でも第2位に入賞しRCSリーダーを維持した
レース後、チームメンバーと。

■Class1
第1位 篠田幸希選手(日本体育大学)
第2位 孫崎大樹選手(早稲田大学)
第3位 大前翔選手(慶應義塾大学)

優勝:篠田幸希選手コメント
今回のレースはクリテリウムと私の得意とする平坦のレースでした。コースは単調でコーナーが少なくコーナでの立ち上がりでもあまり足を使わずにクリアできるようなコースレイアウトです。

レース中盤、集団内で勝機をうかがう篠田選手。

何度か逃げに乗ろうとチャレンジした場面もありましたが、なかなか逃げが決まらずにレースは進行していきました。
ラストはチームメイトの強烈なアシストのおかげでゴールスプリントを制することができました。
この調子でチーム共々、RCS最終戦 神宮外苑クリテリウムに向け頑張っていきたいと思います。

レース後、チームメイトと。レース展開については特にチーム内で決めてはいなかったがメンバーの信頼で勝利を勝ち取ることができた、とのこと。

■Class2A
第1位 高橋翼選手(東北学院大学):Class1昇格
第2位 床井亮太選手(作新学院大学)
第3位 平安山良希選手(日本体育大学)

優勝:高橋翼選手コメント
今回の大会ではクラス1への昇格ができるチャンスの大会だと思っていたので狙っていました。

レース序盤の高橋選手

行田のコースは90度のコーナーが多く何度も立ち漕ぎをして足を使ってしまう場面がありましたが最後のスプリントにためることができたので全力でもがきました。
次からはクラス1でのレースになるのでまずはクラス1でしっかり走れる力をつけ積極的なレースをしていきたいです。

 


■Class2B
第1位 安彦統賀選手(日本体育大学):Class1昇格
第2位 和田樹選手(朝日大学)
第3位 及川一総選手(作新学院大学)

優勝:安彦統賀選手コメント
今回の行田でクラス1に絶対上がってやるという気持ちが強く、珍しく洗車し、チェーンにオイルをさし、ボトルゲージまで外しました。
結果は2周目から逃げて最後勝てたので嬉しいです。
クラス1のレースはスピードと技術が高く、なかなか勝てないと思いますがクラス2に落ちないように頑張ります。あと、日体大ではクリテリウムは篠田君。明治では渡邉君が強いと思われるので倒しに行きます。

出走前に周囲から”安彦コール”がおこり、解説栗村さんアナウンスにも登場

■Class3A

第1位 中村優太選手(作新学院大学):Class2昇格
第2位 津田悠太選手(明星大学):Class2昇格
第3位 坂野匠選手(東京大学)

岡本真治選手(関西学院大学)よりコメント
昇格を目標に臨んだレースでしたが、クラス3A 10位という結果になりました。本当に悔しいです。
練習を重ねてきて、昇格できるかもしれないと感じてきて臨んだレースだったので、とても悔しいです。
それでは、レースを振り返っていきます。
埼玉で開催されたレースだったので、レース会場の近くの宿に宿泊してレースに臨みました。
スタート位置は1番前を確保
第1コーナーを曲がり、5番目を走行。
周回を重ねると龍谷大学のの森選手がいたので、その後ろを残り2周回くらいまで走ってたんですが、実際かなりしんどかったです…
先頭付近の選手がコーナーの立ち上がりで強く踏んでいたので、集団後方ではインターバルがかかり、ダメージを受け続けました。
レース後、速度のデータを見てみると、他の人より上下が激しかったです…
中切れを埋め、ホームストレートで位置をあげて最終周回に入りましたが、途中先頭集団からちぎれてゴールという結果になりました。

残1周時の岡本選手

反省点としては、自分の位置取りが悪く無駄に脚をつかってしまったというのが1番の反省点です。
想定していたのと違い、かなり激しいレースだったので、レース中にその状況に対応する対応力が必要だと感じました。
このレースで良かったと思うのは、落車をしなかったこと。
まだまだ実力不足だとレースで感じさせてくれたので、練習を頑張ろうというモチベーションをくれたことです。
もっともっと速くなりたいし、速くなれると思うので、今後の練習頑張りたいと思います。
レースに出るまでは、行田クリテリウムが年内最終レースの予定でしたが、悔しすぎるので、12/9の埼玉幸手工業団地クリテリウムに昇格目指して出場します。
応援よろしくお願いします!

レース前、自チーム&西日本学連メンバーと。

■Class3B

第1位 村山浩司選手(作新学院大学):Class2昇格
第2位 松山涼選手(京都大学):Class2昇格
第3位 上原雅主選手(山梨学院大学)


■Class3C

第1位 吉村光也選手(大阪工業大学):Class2昇格
第2位 大前雄暉選手(大阪産業大学):Class2昇格
第3位 尾形昂隼選手(朝日大学)

第2位の大前雄暉選手(大阪産業大学)よりコメント
今回は現地に前日入りをしてコースの試走をし、このコースは平坦で道幅が広く走りやすい自分に合ったコースでした。同期からの電話で「絶対に昇格しろよ」との励ましの電話もあり昇格出来る自信がありました。

前日に現地入りし試走していた大阪産業大学チーム

翌朝の天気は曇っていて寒かったですが徐々に晴れて来て安心しました。いつも通りのアップを行いスタートラインに向かうまでローラーで足を回していたのでスタート位置は最後尾でしたが道幅が広いので問題ないと判断しました。
そして号砲が鳴り1~3周は集団の中ほどにいてそこからは集団の先頭でローテーションをしてゴールスプリントに備えていました。

レース中盤、先頭集団に位置する大前選手。

調子が良かったのか最終局面まで足を使うことがなくさらに自信が湧いて来ました。ラスト一周の合図で後方から位置を上げてくる選手に前に入られないように走り最終コーナーを5番手くらいの位置で曲がりゴールスプリントが始まりました。必死で状況はあまり覚えていないですが「入賞で終わってしまう」と思って全力でスプリントをして最後にハンドルを投げると2位だったので驚きました。
先輩からも祝福してもらいようやくC2になれて久々にレースの楽しさを思い出しました。1位になれなくて悔しさも残りゴールスプリントの位置取りなどが今回のレースの反省点だと感じました。次からはC2なのでレースのレベルも格段に違うと思うのですごくプレッシャーがかかっていますがこの機にさらに練習に励もうと思います。
これからも応援よろしくお願いします。


■Class3D

第1位 高橋一斗選手(東北学院大学):Class2昇格
第2位 湯口龍生選手(朝日大学):Class2昇格
第3位 北原知樹選手(新潟大学)

第2位の湯口龍生選手(朝日大学)よりコメント
今年の目標であった クラス2に上がる を達成できたのでとても良かったです。
元々最終周回で逃げる予定だったので6周回目でうまく飛び出し、「行ける! 」と思ったのですが、最後の最後に東北学院大の高橋さんにゴールスプリントで負けてしまったのは悔しかったです。結果は2位でしたが、自分自身の足りない部分がはっきりわかるレースでした。
この課題点を克服して、次はクラス1昇格を目指して頑張っていきます。

2位でフィニッシュする湯口選手。
レース後、チームメイトと。

■会場では行田市真名板薬師太鼓保存会様による勇壮な薬師太鼓の披露や豚汁など、さまざまなお楽しみも用意されていました。
行田市真名板薬師太鼓保存会様による薬師太鼓の披露
勇壮な太鼓により選手も大いに元気づけられた

豚汁やコーヒーサービスもあり選手や観客もほっと一息。

豚汁を楽しむ法政大学選手たち

レース中はJSPORTSサイクルロードレース解説でおなじみの栗村修さんがスペシャルゲストとして実況解説。植田瑞貴さん(東京大学)とのテンポのあったやり取りが会場を楽しませていました。


<編集後記:学連ウォッチャー 深井>
本レースは会場設営や運営など地元のみなさまの多大なご協力で成り立っています。今年はさらに薬師太鼓の披露や栗村さんの解説などが加わり、更に華やかな大会となりました。
なお本大会は毎年、学習院大学が当番校を担ってくれています。今年も前日準備からレース後の後片付けまで精力的に対応していただきました。おつかれさまでした。

学習院大学 運営&出場メンバーのみなさん

ちなみにClass1は昨2017年も篠田選手が優勝しています。フィニッシュシーンを見ながら既視感を覚えた方も多かったのではないでしょうか。

2017年Class1フィニッシュシーン

西日本新人戦 優勝選手が経験した2018インカレ

「学連レースのなかでインカレは特別!」という声を選手からよく聞きます。
今年のインカレも様々なドラマを見せていただきましたが、西日本地区選手では吉岡衛さん(京都産業大学)と末廣快理さん(同志社大学)のレースが強く印象に残っていました。
そんな2人に西日本新人戦優勝選手としてコメントをもらう機会があったため、少し前のことになりますがインカレについても振り返ってもらいました。


■吉岡衛選手<インカレ振り返り編>
2つの出場種目とも表彰台に乗る成績を残しながらもレース後にものすごく悔しそうな表情をみせていた吉岡さん。その時の胸中を聞いてみました。

吉岡さんコメント
自分にとって2回目のインカレは今年も成功と言える結果を残すことが出来ませんでした。 今年は団体追い抜きとマディソン、ロードレースに出場しました。

マディソン第2位で表彰を受ける京都産業大学ペア(写真左)

マディソンでは学生個人トラックで優勝しているということもあり勝つ自信がありました。 しかしこの自信が過信となり、その結果負けてしまいました。
前半は周りの様子を伺って走り後半に勝負を仕掛けるという作戦でしたが、前半の日大の動きを見逃してしまいそのままジワジワと差を広げられ、気が付いた時には取り返しがつかないものになってしまいました。
最低限2位という結果を取ることが出来ましたが、勝ち以外意味がありませんでした。
マディソンに向けパートナーの唯晶さんとカナダに遠征に行くなど、勝つ準備は整っていただけに本当に残念でした。 常に自分がチャレンジャーだと思うことの大切さに気付かされるレースになりました。

そして昨年のインカレで空中分解という結果に終わり悔しい思いをした団体追い抜き。 予選を2位通過し、決勝に上がれたときは本当に嬉しい気持ちでいっぱいでした。
しかしここからが本番です。 勝たなければ昨年の悔しさを晴らすことが出来ません。
そして迎えた決勝戦では今までに感じたことのないプレッシャーを感じました。 頭が真っ白になり周りの声援やタイムも聞こえなくなってしまい、王者日大に完膚なきまでに叩きのめされました。 日大の圧倒的な強さの前に為す術もなく終わってしまいました。

プレッシャーのなかで迎えた団抜き決勝戦。先頭が吉岡選手。
表彰台に立ちながらも笑顔のない京都産業大学メンバー (本写真の公開について吉岡さんに相談済です)

最後のインカレだった4回生の唯晶さんと松下さんに本当に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。 最後は一緒にインカレチャンプになりたかったです。
今年の2位を意味のあるものにするには来年のインカレで勝つしかないと考えています。
※続きは西日本新人戦レポート「キャプテン就任&新人戦総括編」へ

インカレトラックを終えてチームメンバーと

 


■末廣快理選手<インカレ振り返り編>
強豪ひしめくスプリントでみごと第4位を獲得した末廣さん。
会場を沸かせた1/8決勝から始まる快進撃について語っていただきました。

末廣さんコメント
合宿からかなり調子がよく、ハロンのタイムは出ていたが本番では10.9といまいちでギリギリの予選突破となってしまいながら
1/8決勝を迎えました。

①1/8決勝
対戦相手の明大荒川は高校時代からずっと当たっていてなかなか勝てないでいる相手だったので、毎回毎回の振り返りが今回の対戦に生きて勝つことができたのだと思います。

1/8決勝は荒川選手(明治大学)との対戦
強豪荒川選手(明治大学)を下し、喝采に包まれた1/8決勝フィニッシュシーン

②1/4決勝
早稲田大 田中さんとの対戦はOBさんと相談して自分の持ち味を活かした作戦を組んで、思い切って勝負に挑み勝利を得ることができました。

③1/2決勝
日大 坂本さんとの対戦では自分ができることを全てやったつもりでしたがどうにも歯が立たなくて悔しい思いをしました。

日本大学 坂本選手との1/2決勝では悔しい思いをした

④3-4位決定戦
順位決定での鹿屋阿部さんとの対戦では自分に有利な部分があったのでそこを意識して走ったのですが、残念ながら勝ち切ることができませんでした。

インカレを終えて
表彰台に乗ることを目標にしていたので、今回の結果は本当に悔しかった。四年間の目標はインカレで優勝して親に花束を渡すことなので、来年にでもその目標を達成できるようにこの悔しさをバネに練習を続けていきたいと思います。


<編集後記:学連ウォッチャー 深井>
2人が経験した2018インカレ。当人ならではの思いを聞くことができました。吉岡さんも末廣さんも学連選手としてはこれから円熟の機を迎えていく世代。来年のインカレに向け、ますます成長されていくことでしょう。

※本記事は「第54回 西日本トラック新人戦」レポートとの連動企画です。2選手の新人戦コメントがこちらにも掲載されていますので併せてご覧になってください。

第54回 西日本トラック新人戦

10月28日、トラック新人戦が東日本地区と西日本地区それぞれで開催されました。いつも東西が同日開催で「体が二つほしい!」と思う本大会、今回は西日本に出かけました。


大阪府 岸和田競輪場で開催された西日本新人戦は11校から74選手がエントリー(普及クラス含む)。
「新人戦」という大会名ですが「学連登記2年目以内」という意味ですからメンバーを見てもルーキーという雰囲気ではありません。当日は昨年と異なり天候にも恵まれ、事故なく無事終了しました。
本コラムでは各競技の表彰式と優勝選手をご紹介します。
また今回は優勝選手のうちインカレでも活躍した2選手(末廣快理さん、吉岡衛さん)からコメントをもらっています。
なお、二人にはインカレの振り返りも語っていただきました。そちらは別記事で改めてご紹介します。


※決勝戦の実施順に掲載しています

■男子4kmIP
13名が出場。
第1位 林欣司選手(朝日大学)Time:4.48.233
第2位 棚瀬義大選手(朝日大学)Time:4.53.289
第3位 小出樹選手(京都産業大学)Time:4.53.919

第1位 林欣司選手(朝日大学)

■女子3kmIP
2名が出場。
第1位 阪本ほのか選手(朝日大学)Time:4.11.770
第2位 寸田桜選手(立命館大学)Time:4.13.390

第1位 阪本ほのか選手(朝日大学)

■ポイントレース
18名が出場。12回のポイントのうち4回をトップ通過した吉岡衛選手が優勝を決めた。清水大樹選手、岡本篤樹選手がこれに続き、京都産業大学が3位までを独占する結果となった。

京都産業大学選手の活躍が目立ったポイントレース

吉岡衛選手(ポイントレース優勝)コメント<キャプテン就任&新人戦総括編>
インカレが終わり、私はキャプテンになりました。 自分が思っていた以上にチームをまとめることや、練習メニューを考えることは簡単なことではありませんでした。
そんな中、先日行われた西日本新人戦では出場した選手がほとんど全員入賞するという結果を残すことができました。 中でもポイントレースでは1,2,3位を京産で独占できました。 また、入賞することが出来なかった選手も各々の力を十分に発揮し、チームとしてとても良い雰囲気でした。
私個人としてはポイントレースで優勝することができました。 どんな試合でも勝つことが大事だと思うので勝つことができて良かったと思います。
来年のインカレではチーム全員が笑顔で終えられるようキャプテンとしてチームを引っ張っていきたいと思います。

レース終盤。木下選手に「今アタックしたら決まるぞ!」と伝えていた由。
京都産業大学メンバーを自ら引っ張っていく、と決意する吉岡新キャプテンとチームメンバー

■男子1kmTT

10名+普及クラス15名が出場。
第1位 島奨乃選手(同志社大学)Time:1’09.464
第2位 日高将喜選手(大阪経済大学)Time:1’10.976
第3位 佐々木祐太選手(朝日大学)Time:1’11.362

第1位 島奨乃選手(同志社大学)

■女子500mTT

4名が出場。
第1位 松井優佳選手(同志社大学)Time:40.017
第2位 阪本ほのか選手(朝日大学)Time:40.566
第3位 寸田桜選手(立命館大学)Time:40.977
第4位 平岡早紀選手(大阪経済大学)Time:43.169

第1位 松井優佳選手(同志社大学)

■男子スプリント
6名が出場。予選、1/4決勝、1/2決勝を経て末廣快理選手(同志社大学)&松岡琢海選手(朝日大学)の組み合わせとなった決勝戦は末廣快理選手が1、2回戦とも征し優勝を決めた。

第1位 末廣快理選手(同志社大学)
第2位 森本桂太郎選手(朝日大学)
第3位 出口謙一郎選手(朝日大学)

決勝戦は末廣快理選手と森本桂太郎選手の対戦に。

末廣快理選手(スプリント優勝)コメント
今回の新人戦は数人マークしていた選手もいましたが、どの選手に対しても作戦通りに展開することができ、自分の課題であるハロンも10秒台で予選を通過することができたのでかなり感覚良く試合を終えることができました。
これからシーズンオフに入りますが、ロードによる基礎体力の強化と筋トレを重点的にしていくことによって、自分の課題であるハロンのタイムを伸ばせるようにトレーニングを積んでいきます。

決勝戦2回戦目で先行フィニッシュする末廣快理選手
同志社大チームメンバートとともに

■女子スプリント

女子スプリントはエントリー2名のため決勝戦のみ実施。
第1位 松井優佳選手(同志社大学)
第2位 平岡早紀選手(大阪経済大学)

松井優佳選手(同志社大学)が2回戦とも先行し優勝。

■ケイリン

9選手がエントリーしたケイリンは予選、敗者復活戦を経て1/2決勝、決勝戦が行われた。
第1位 真鍋智寛選手(鹿屋体育大学)
第2位 平松和真選手(朝日大学)
第3位 滝本幸正選手(朝日大学)

僅差で真鍋智寛選手がトップ通過し優勝を決めた決勝戦のフィニッシュシーン

 


各レースは事前準備から事後の片づけまで競技役員のご尽力で成立しています。今回も運営おつかれさまでした。

西日本新人戦 競技役員の皆様

<編集後記:学連ウォッチャー 深井>
今回コメントをもらった吉岡さん、末廣さんはインカレ時の様子が強く印象に残っており、いつかその時のことを聞いてみたいと思っていました。
今回ちょうど西日本新人戦でご一緒できたため、これ幸いとコメントをお願いした次第です。二人がどんな思いでインカレを過ごしたのか、改めて近日中にお知らせします。

RCS第7戦 東海道どまん中 袋井ラウンド

9月24日、静岡県小笠山総合運動公園エコパにてRCS第7戦が開催されました。

学連レースとしては初会場となる「小笠山総合運動公園(通称エコパ)」は約270ha(東京ドーム58個分)の広大な面積を誇り、1周約4kmのコースも敷地内で十分確保できています。ただし基本的には小笠山の一部ですから平地でなくアップダウンがあり、鋭角カーブや道幅が狭い部分もあります。
選手達は初めて走るコースの様子を見極めながら果敢にチャレンジしていました。
コース図はこちら(大会要項へのリンク)

広大な小笠山運動公園内を走る。後方に見える2本の道もコースとなっている。
5万8千人を収容できるエコパスタジアムを周回し、園内の遊歩道へ向かう。

今回は開催時期の影響などもありRCSとしてはやや少なめの100名弱がエントリー。Class3の2組とClass1+2統合の合計3レースが行われました。
Class1+2で優勝した渡邉慶太選手(明治大学)はRCS第6戦でも2位入賞しており、本レースの結果、RCS総合第2位に躍進しました。
今回記事では渡邉さんはじめ各レース昇格選手と、けいはんなで昇格し本レースに出場していた選手にレースの感想などを聞いてみました。


Class1+2

優勝:渡邉慶太選手(明治大学)


今回のコースは名前のとおりクリテリウムで全くの平地コースだと思っていたのですが実際走ってみると登りがありアップダウンと細かいコーナーの連続で苦戦しました。
立教大の橘田さんと何度かに逃げにトライしてみましたが風が強く思うように逃げられませんでした。

終盤にいちど決まった3人の逃げ(写真はラスト2周時)

終盤に立教大 橘田さんと信州大 小林さんと自分で逃げが決まったのですがゴール前800mで捕まってしまい、それからは慶応大の選手のアタックに反応したところ二人で集団から少し抜け出したのでラスト400mで自分からアタックし逃げ切る事が出来ました。
まだRCSは続くので一戦一戦大事に走りたいと思います。

フィニッシュ前ストレートで小林選手と共に集団から少し抜け出すことができ、逃げ切って優勝を決めた。


小林弘幸選手(信州大学) ※クラス1昇格

信州大学から多くの選手が参加。小林選手は右より二人目。

大学から競技を始めて1年半でクラス1まで来ることができました。今まで支えてくれた両親、チームメイトには感謝の気持ちでいっぱいです。
ただ、今回のレース内容はあまりよくないものだったと思うのでオフシーズンの間にもっともっと乗り込んで次の大会ではクラス1として恥ずかしくないような走りをしたいと思います。

レースを終えてチームメイトと。

■クラス3A

優勝:島田柊生選手(明星大学) ※クラス2昇格
今回の袋井クリテリウムでなんとしてもクラス2に昇格するという目標があったので、それが達成できて良かったです。
ゴール後は自分のポイントが何位なのかわからず不安でしたが、なんとか優勝できました。
今年度までにクラス1に昇格することが目標なので頑張りたいと思います!

レース中盤、集団内の島田選手
レース後にチームメイトと。

第2位 大庭正汰選手(筑波大学) ※クラス2昇格

今回の試合は、盲腸やって約一ヶ月後のレースと不安はありましたが、これまで積んできた練習や様々な方々のおかげで昇格することができました。メインはトラックですが、ロードでもクラス2で走れることは光栄なことなので、クラス2の名に恥じぬ走りができるようこれからも練習を頑張っていきたいです。

昇格を果たし来賓より祝福を受ける大庭選手。

■クラス3B

優勝:小堀陽人選手(順天堂大学) ※クラス2昇格 
袋井のレースを走った感想としては、試走の段階で登りと下りしかないようなコースだったので自分は少し苦手かなという印象でした。
作戦として一周回目のポイントは絶対からんで残り周回のうち2回ポイントにからんで昇格するというプランを考えていました。
ローリング解除後、集団前方から5、6番手に位置していましたが二つ目の登りに入る手前のコーナーでバイクコントロールを失敗して道の端の植物に突っ込み失速し集団のほぼ最後尾になってしまいました。

1周目後半、集団後方より追い上げていく小堀選手。

このままでは何もできずに終わってしまうと思い必死に前をおっかけていた矢先、登り区間で前の転けた選手に突っ込み落車。本当に今日のレースは終わったかもしれないと思いましたが、出せるだけの力を出し切ろうと思い全力で集団を追いました。
そしたら意外と集団のペースも上がっていなかったようで、2周回目の登り区間で集団に追いつくことができました。この時点で集団の選手はかなり減っている感じでした。
3周回の下り区間で1人選手がアタックしたのをチェックして合流し2人で少し回してゴール前の最後のコーナー付近で突き放して1着5ポイントゲット。
これは昇格が狙えるかもしれないと思い、4周回目は集団で待機して最終周回のどこかでアタックして逃げ切ろうと考えました。

4周目後半、集団内で勝機をうかがう小堀選手。写真右は第2位となる堀口選手。

レースのこれまでの傾向としてゴール後の1本目の登りで集団のペースがかなり落ちる感じでしたので、最後の周回の一本目の登り区間で先頭付近に出たタイミングで少しペースを上げて抜け出してみると後ろから追ってくる選手がいなかったのでそのまま行けるところいってやると思いとにかく我慢して全力ペダルを踏みました。
逃げている際に何度か後ろを振り返ったがまだ集団はみえない。これなら行けるかもと思い一切後ろ振り返らずに全力で回しました。
ゴール前の最後のコーナを曲がる前の少し登った区間で後ろが見えた。これなら絶対に行けると思い全力でもがいて逃げ切り1着10ポイントゲット!合計ポイントで1位となり昇格しました。
本当に嬉しいすぎて疲れすぎてゴールパフォーマンスがヘンテコになってしまったのを非常に後悔してます。

「ゴールパフォーマンスがヘンテコになってしまった」と小堀さんが語るフィニッシュシーン(※編集者注1:この写真の前シーン含め、ヘンテコには写っていませんでした笑)

レースで完走すらできなかった頃から練習に付き合って頂いた先輩方のおかげで今の自分があり本当に感謝しかないです。ありがとうございます。これでインカレなど大きな大会にも出場できる権利を得たのでもっともっと練習して強くなって結果を残せるように成長していきたいです。

※編集者注2:小堀さんより「長文になってしまったので部分的に使ってください」とのことでしたが、レース展開などとても興味深い内容ですし全文掲載させていただきました。


堀口源太選手(東京工業大学) ※クラス2昇格

1周目、先頭集団で走る堀口選手。この周を1位通過しポイント獲得。

自分の脚質が短距離寄りなので、序盤にポイントを稼ぎ、ゴールまで脚を溜めようと考えていました。結果的にゴールには絡めませんでしたが、着順で2位に入ることができました。
積極的にアタックしたのでレース中ずっと脚がキツかったですが、皆様の応援に力づけられ、なんとか最後まで走りきれました。応援ありがとうございました。

応援してくれた他校メンバーと一緒に。

■直近のRCS6戦けいはんなで昇格し、本レースに出場した2選手からもお話を聞きました。

嶋田祥選手(立命館大学) ※けいはんなでクラス1昇格


けいはんなで念願のクラス1へ昇格し、袋井ラウンドへ臨みました。
袋井ラウンドもけいはんな同様クラス1,2が混走。24名出走ということとコースレイアウト的に集団でゆっくりのレースになることはなさそうと予想。目標は優勝です。
ライバルは他クラス1の2名立教の橘田さん、明治の渡邊くん。2人ともインカレオムニアムポイントレースで逃げに乗っていて、とても強い。
そしてレーススタート。
レース中渡邊くんがこちらを向いて一緒に逃げたがっている。逃げがなかなか決まらない中、橘田さん渡邊くん含む3人の逃げが決まる。絶対に捕まえたかったので、意地で集団をコントロールし、最終周に追いついた。

ラスト2周時、メイン集団の先頭で逃げ集団を追う嶋田選手

そして渡邊くんがアタックしていったタイミングで自分も飛び出すも、信州、明星も飛び出し、力及ばず。結果完走11名中4位という形で終わりました。
今回、優勝はできませんでしたが逃げを追い続けるという点で成長を感じられました。
日々成長を感じられる走りをこれからもしていきたいと思います。


岩原那央也選手(神戸大学)
※けいはんなで昇格しClass1+2に出場

チームメイトの伊藤守選手(クラス3B 第2位)とともに。

昇格してからまだ1週間、初めてのクラス2ということもあり、大変緊張しましたがなんとか完走することができました。序盤から集団についていくことが精一杯で積極的な動きなど何一つできず、特にレースを動かしていたクラス1の選手との力の差も大きく感じました。またコーナーではいつも差をつけられインターバルを喰らってしまい、集団の中での位置取りなど、技術の面では相当に劣っていることを痛感させられました。

集団内やコーナーでの位置取りなど、上位クラスレースで学ぶことは多かった。写真右が岩原選手。

しかし9位という順位で完走できたこともあり、単純な脚の力ではクラス2の中でもそれなりに戦えるとは思い、今回の結果は自分の自信にもなったことは間違いありません。

フィニッシュ時の岩原選手。初のクラス2レース出場だったが1桁台で完走でき自信もついた。

これからはこの世界で戦っていくので、彼らに負けないよう、まずはクラス2入賞、そしてインカレ上位完走を目指して日々の練習に励んでいきたいですね。

レースを終えての2ショット。

■袋井市様はじめ地元ご支援により成立したレース

本レースは袋井市様の全面協力により開催され、優勝選手には特産のクラウンメロンが贈られました。

袋井市副市長 鈴木茂様より1位選手に贈呈されたクラウンメロン。2位、3位の選手にもメロンゼリーが贈られた。
渡邉慶太選手「とても甘いメロンです!!家族で頂きました!」写真提供:渡邉さん

■メディアへの掲載

本レースは地域からも関心をもっていただき、袋井市広報誌や翌日の地元新聞朝刊で紹介されました。

・広報ふくろい 平成30年9月号) ※事前広報
「全日本学生ロード東海道どまん中袋井ラウンドを開催」

・静岡新聞9月25日朝刊
 「自転車学生選手、袋井走る ロード競技に100人」

・中日新聞9月25日朝刊
「全日本学生ロードレース大会 エコパ」

 


<編集後記:学連ウォッチャー 深井>

オープン参加可能な本レースには近隣の遠江総合高校より田村龍哉選手が参加し地元メディアからも注目されていました。
レース後に印象を聞いたところ「大学生速かったです!」とのこと。おつかれさまでした。

学連選手と一緒に走る田村選手(写真中央)

袋井市様はこれからも学連レースを開催し、コース延長も含め更に大規模な大会を目指したい意向と伺っています。東名高速ICや新幹線駅からもほど近いこのエリア。これからのレース拡張も楽しみです。

インカレを終えた4年生:草場啓吾選手(総合優勝:日本大学)編

ロード優勝4年生 野本選手よりリレー形式でお伝えしてきた本企画、3回目は草場啓吾選手です。
去年に続きインカレ総合優勝2連覇を決めた日本大学。草場選手が入学したのは総合優勝が途絶えている時期でした。4年生の草場選手はどのような気持ちでインカレを迎えたのか、その思いを聞きました。


■インカレを終えて
Q:インカレ総合優勝おめでとうございます。日本大学の総合優勝が昨年から復活しました。4年生としてこれまでの思いを教えてください。

草場さん:
我々日本大学は毎年インカレ総合優勝の為に日々努力して参りました。
私が入学する前は当時インカレ総合30連覇という偉業をなし得ていた大学でしたが、私の入学が決まったのはその連覇が途切れた時でした。
そして、なんとしてでも優勝旗を取り戻す一心で練習を積み重ね、去年ついに5年ぶりに2位とダブルスコア以上での総合優勝奪還を果たしました!
そして、去年の総合優勝を果たした次の日から我々はこの伝統を引き継ぐべく、再び走り始めました。

ですが、近年どこの大学もレベルが上がり、総合優勝は簡単ではありません。
特に京都産業大学は中長距離のメンバーが厚く、今年からルールが変わりマディソンとオムニアムが追加されたことによって風向きが変わったと感じています。
また、去年総合2位の中央大学も、卒業した先輩方の穴をちゃんと埋められているように見えるので要注意だと思っていました。

4年生としては最後のインカレ。去年先輩達が作って下さったこの良い流れを途切れさせるわけにはいきません。
その為にナショナル活動等で個々の力を強化し、大学に持ち帰り後輩を育成しチーム全体でレベルアップを図ってきました。
ですのでこのインカレにかける思いはどこの大学よりも強いと感じています。
各メンバーもそれを自覚してそれぞれ得意な力を発揮したことにより、今年も総合優勝を獲得することができました。

インカレトラック終了時の日本大学自転車部

■草場選手の活躍
Q:草場さんご自身もトラック、ロードとも活躍していました。個々のレースの様子はいかがでしたか?

草場さん:
自分自身のレースとしては
・4kmチームパーシュート 優勝
・オムニアム       4位
・ロードレース      18位
という結果でインカレを終えました。

まず、4kmチームパーシュート優勝は予想もしていませんでした。これは、優勝者インタービューでも書きましたので詳しくはそちらを見て頂きたいのですが、応援の力は凄いんだなって感じるレースになりました!

我々日本大学は部員数50名を超える組織で、普段はまとめるのがとても大変なチームです。
しかし、メンバーに選ばれなかったチームメイトが全力で声を張って応援してくれるのは他のチームには無い良さだと思います!
その声援が会場をホームにし、有利な状況になったのも勝因だと思います!
サッカーでも、ホームグランドの方が有利と言われるのはここにあると思います!

団抜きで優勝を決めた直後、観客席から祝福される草場選手。後方に写るチームメイトを含め、たくさんの声援が大きな励みとなった。

Q:オムニアムはたくさんの競技を勝ち抜いていく必要がありますね。各レースごとに感じたことなどはあったでしょうか。

草場さん:
オムニアムは今年のインカレから正式に採用された種目で、これはオリンピックを視野に入れた試みだそうです。
オムニアムとは、スクラッチ、テンポレース、エリミネーション、ポイントレースのトータルのポイントの順位が1番高い選手が優勝となる競技です。
陸上で例えるならば十種競技のような感じです。
初めのスクラッチで順位を落としすぎてしまうと後半に響いてしまうので、この種目はかなり気合を入れて望みました!
集団を冷静に見極め、2着でゴール。まずまずのスタートをきれてホッとしながら次のテンポレースに望んだ結果、スクラッチでミスをした選手達が必死になって来ていて油断して7位で終えてしまった。その時点でトータルで4位。
このまま悪い流れにハマってはいけない。けど自分はエリミネーションで最後まで生き残った事なくて、不安と緊張でいっぱいでした。
監督にも足を使ってでも前で走れと言われてたので、足を貯めることなく常に前を心がけレースを進めて行き、初めて最後の2人まで生き残る事が出来ました!
そこからはスプリント勝負やと思っていましたけど相手が諦め残り1周は流してゴール!

不安だったエリミネイションは1位通過。ここでも部員たちの応援に力づけられた。

初めてエリミネーションで勝てたのでかなり嬉しかったですが、喜ぶ時間の間もなく最後のポイントレース。
エリミネーションの結果でトータル1位と2点差の2位に付けていたので余裕を持ってスタート。これが結果良くなかったのですが、入賞圏外の選手の逃げに(順位の)上位陣は反応せず、牽制ばかり入ってしまい、最終的にトータル4位まで順位を落としてしまった。
守りに入ってしまったのが敗因です。
悔しい気持ちで終わってしまったのは残念ですが、この悔いを次のステップで必ず生かして行きたいと思いました!


Q:インカレロードはチーム含めどのような感じでしたか?

草場さん:
ロードレースは僕と武山がエースで後半集団の人数が減ってから有利な展開に進めて行き、どちらかが優勝すればいいなというつもりでレースに望みました。
武山は足がすごい回っていて今日こいつ勝つんちゃうかなと思いながら、自分は全くと言っていいほど体が動きませんでした。
インカレという舞台に調子悪いという言い訳は通用しないのは分かっていながらもこのコンディションは最悪でした。
ですが、武山以外の後輩達も今までにない成長を見せてくれて嬉しかったです。
最後第1集団に自分がいたら、調子が良かったらって何度も思い返し、悔し涙を流しました。
悔しくて泣いたのは初めてかもしれません。それぐらいこのインカレにかけてきたので残念です。

「最後のゴールは全ての人への感謝とごめんなさいです。でも、みんなで掴んだ総合優勝!!  最高です!4年間ありがとう」草場選手twitterより。

しかし、後輩の頑張りのおかげで、ロード総合は逃したものの総合優勝2連覇を達成する事が出来ました!

インカレロード出場の部員たちと。後輩の頑張りで総合優勝2連覇を達成できた。

■学連生活について

Q:学連で過ごした時期を振り返っての感想はいかがですか?

草場さん:
この3年半を振り返るとあっという間に時間は過ぎ、たくさんの人と出会い、成長出来たなと思いました!
特に監督さんには感謝してもしきれないくらいお世話になりました。
この恩はいずれ結果として恩返ししたいと思います!

そして新シーズンは小嶋健太主将の下、日本大学自転車部は動き出しています。
後の事はもう後輩に託しました。僕たちの背中を見て来て、それを引き継ぐと共に超えていって欲しいなと思います!

今後のことはインカレトラック3連覇を果たした貝原涼太選手(写真左)をはじめ、確実に育ってきている後輩たちに託していく。

■学連をめざす選手たちへ
Q:最後に、学連での活躍を目指す選手たちにアドバイスがあったらお願いします。

草場さん:
皆さんは大体自転車をする為に大学に入ってくると思います。 しかし大学に入る以上は部活動も大切ですが、学業もおろそかに出来ません。 部活のルールがあって大変やと思いますがまずはちゃんと学校に行って単位を取りましょう!
1、2年の間は履修数も多くて大変やとは思いますが、それを乗り切れば安心して部活動メインにシフトチェンジ出来、より強くなれると思います!
余裕ができてくれば視野も広がると思いますので、皆さん頑張って下さい!


<編集後記 学連ウォッチャー:深井>
女子含め4回にわたりお伝えした「インカレを終えた4年生」シリーズ、どの選手からも実経験に基づく造詣深いコメントが寄せられ、以前の写真を探しながら感慨深く編集をさせていただきました。
4年生の多くがあと半年ほどで社会に羽ばたいていきます。全ての4年生選手のますますの活躍を心からお祈りしています。

2018インカレを終えた4年生 公開済記事はこちら
・女子優勝選手対談:中井彩子選手&伊藤真生選手
・男子ロード優勝:野本空選手
・現RCSリーダー:孫崎大樹選手

インカレを終えた4年生(現RCSリーダー:孫崎大樹選手)

インカレを終えた4年生選手インタビュー。続いては孫崎大樹選手です。
早稲田大学自転車部の主将としてインカレ男子総合第3位に導いた孫崎さん。現在、RCSランキングトップ※も維持しています。

※RCS : Road Cup Seriesとは
現ランキングはこちら


■インカレロード
Q:インカレロードはいかがでしたか?チームとしては中川選手の欠場は残念でしたね。

孫崎さん:ロード総合表彰台、学校対抗総合順位アップを目標に早稲田は挑みました。
体調不良で中川が出場できなくなったのは痛く、目標は達成できませんでしたが、最低限の学校対抗総合順位3位を守れたのはよかったです。

孫崎選手は2018インカレにロード・トラックとも出場。ロードでも8位入賞を果たした。

僕個人としては、最後に優勝し有終の美といきたかったですが、同じく最終年の「のもきゅん」にやられたのはめちゃくちゃ悔しかったです。笑


■同期の野本選手、草場選手のこと

Q:野本さんを「のもきゅん」と呼んでいるんですね(笑)
のもきゅんからも孫崎さんと草場さんの名前がでていました。
孫崎さんからみた二人の思い出などを教えてください。

野本空選手
今ではのもきゅんと呼んでいますが、お互い話すようになったのは大学生になってからですね。
高校の時も名前は知っていましたが話す機会はなかったです。しかし、大学に入ってから松本祐典さんの影響もあり、明治に良く遊びに行っていたので仲良くなったのかな?
RCSでも毎度お馴染みの仲間になりましたし、総合争いをしていく内にのもきゅんと呼べるようになりました。笑

2018白馬ラウンドClass1表彰式にて。 現在のRCSランキングトップは孫崎大樹選手、第2位に野本空選手がつけている。写真右はRCS第4位の渡邉慶太選手。

草場啓吾選手
啓吾は小6のシマノ鈴鹿頃から知ってる選手です。
その後も実業団で走ってた頃も最年少は僕だけと思ったら啓吾がいて、順位も近いところで争っていました。
たまたま同じ北桑田に入学(本当に何も知らなかった)し、寮生活や海外遠征などほとんど同じ時間を過ごした仲です。当時の彼女より一緒にいた時間が多いんじゃないですかね?笑
良いライバルであり、仲間だと思います!

2014年チャレンジロード スタート前の北桑田高校メンバー。孫崎選手、草場選手も写っている。同校選手たちは学連主要メンバーに成長していった。 Photo by F.Fukai  (2014.4.6)

■インカレについて
Q:早稲田大学自転車部は男子総合で第3位を獲得しています。主将としての思いを教えてください。

孫崎さん:自転車競技は個人種目のため、チームで戦う、部員全員が同じ気持ちで挑む大会というのはインカレしかありません。また、高校や大学の部活動でしか味わう事ができません。
高校の時、個人の成績だけでなく学校総合、チームで戦う難しさと楽しさを味わう事ができました。大学でもそういった雰囲気があり、早稲田でも高校の時と同じような熱い気持ちを味わえたらと思っていました。そして今年、4年間の中で一番可能性が高く、チームの雰囲気も良かったです。
また、団体追い抜きにも思いが強く、入賞争いだったところから今年は順位決定戦争いまでレベルが上がりました。本当は順位決定戦に乗る予定でしたし、もっとタイムも良いものを狙っていました。

チームパーシュートは僅差で5位に終わったが年々レベルがあがっている。写真の先頭が孫崎選手。

最後の年に熱いチームの雰囲気を感じられて後輩や同期、チームに感謝したいです。
なお新シーズンは中川拳が主将を引き継ぎます。これからも早稲田大学自転車部をよろしくお願いします!


■学連レースについて
Q:学連で思い入れのあるレースは?

孫崎さん:やはり、インカレです。
特にトラック最後を締める団体追い抜きの決勝戦は出ていなくても見ていて熱くなる瞬間です。
また、各校の雰囲気もいつもの試合と違い独特の雰囲気があるのもインカレだけです。

優勝選手によるウィニングランもインカレならでは。写真はタンデムスプリント優勝の安倍大成選手、川副雷斗選手と。

■今後の自転車との関わりについて
Q:これからの自転車とのかかわりは決まっていますか?

孫崎さん:
今後も競技を続けていきます。
どこかの大会では学連の選手と会うことも戦うこともあると思います!

今年度、インカレを機に世代は交代したが学連RCSリーダーとしての戦いは年度末まで続く。

■学連を目指す選手たちへ
Q:学連を目指す選手へコメントがあったらお願いします。

孫崎さん:大学生活と競技の両立は高校生の時よりはるかに大変な事が多いです。
しかし、その分学べることも多く、今後の人生においても力になってくれます!!

インカレ閉会式を終えた早稲田大学自転車部員たち

<編集後記 学連ウォッチャー:深井>
のもきゅん。野本さんのキャラクターに合いそうな良いネーミングですね笑
さて孫崎さんには野本さんからのリレー形式で本コラムに登場してもらいました。このリレーはインカレ総合優勝校4年生の草場さんに続きます。
——–
野本空さんの記事はこちら
インカレを終えた4年生:野本空選手 編

インカレを終えた4年生(男子ロード優勝:野本空選手)

インカレを終えた4年生へのインタビュー。先般お届けした女子優勝選手対談に続き、男子選手編です。
まずはロード優勝の野本空選手から。学連レース全般を含めた思いを聞きました。


■インカレロード振り返り
Q:インカレロード通算2回の優勝おめでとうございます。明治大学としても他メンバーの活躍もありロード総合第3位の座を獲得したわけですが、終わってみての心境を教えてください。

トップでフィニッシュする野本選手(インカレロード2018)

野本さん: ロード班は学校対抗が暫定2位で、今までにない重圧と向き合いながらインカレロードに臨みました。 他大学と比べて決して選手層が厚いとは言えない明治チームが、インカレであそこまで戦えたのはチーム全員が成すべきことを果たしたからだと言えます。
中距離班から助っ人で駆けつけた梅本の漢気溢れる走りにはチーム全体が士気を上げ、攣った足に安ピンを刺し走り続けた竹村の行動にはチーム全員の血の気が引きました。笑
そうしたチーム一丸の行動こそが2度目のインカレ優勝を達成させてくれました。有終の美を飾らせてくれた後輩たちには感謝しています。

レース序盤、梅本選手の漢気溢れる走りにチーム全体が士気を上げた
フィニッシュ後、隈園主将(写真右)にサポートされる竹村選手。新シーズンから主将を引き継ぐ。

■よきライバルだった4年生選手は
Q:学連レースを競い合ってきた選手も多いと思いますが、同期で印象に残る選手を二人ほど紹介いただけるでしょうか。

野本さん:孫崎大樹選手(早稲田大学)と草場啓吾選手(日本大学)です。
・孫崎大樹選手
出会ったのは2013年のツールド沖縄だったと思います。先頭から千切れて最後は2人でゴール目指しましたが途中の孫崎の牽きが強すぎてサプリメントを飲んでも吸収されずゴール後、漆黒のゲ◯を吐いたことは今でも忘れません…
そして大学に進学してから、松本(祐典)さんが孫崎、草場を誘ってたこ焼きパーティーを開いてくれたおかげで仲良くなりました。 高校時代は負けっぱなしでしたが、今ではロードで勝ち負けを繰り返し同じ土俵で戦う良きライバルです。そんな彼に最近、白馬でスプリント勝利したのは嬉しかったです。笑笑

お互いに勝ち負けを繰り返している孫崎選手とのスプリント勝負。白馬クリテにて。

仲良くなってからは、あだ名で呼ばれる機会が増えました。公認はしていません。 黙認です。
※編集者注:あだ名の詳細は近日公開の孫崎さん記事で登場します。

・草場啓吾選手
出会ったのは冬休みの高体連合宿でした。ポイントレースで一緒に逃げて、ポイントを毎周回、絶対に譲ってくれなかったことを良く覚えています。笑
高校生時代は、触れたもの全て傷つけるくらい尖っていたように見えた草場選手。笑
しかし、そんな草場も大学で丸くなり仲良く話せるようになったのも先ほども登場した松本さんのおかげだと思います。笑
草場との一番の思い出はやはり、2年目のインカレの優勝争いです。同じ学年として互いに負けたくないという気持ちで走った残り一周はものすごく長く感じました。 あの時は勝ちましたが、今シーズンは負けてばかりだったので、絶好調の時の草場に勝てるように今年の残り少ないレースも頑張りたいです!

草場選手とは2016年インカレロードでの優勝争いが一番の思い出
2016年インカレロード表彰式。今年の残り少ないレースも草場選手と競い合っていきたい。

■明治大学のインカレ(ロード&トラック)総合成績について
Q:今年の明治大学はトラックレースを加えた総合成績でも第2位と大躍進しました。自転車部として工夫したことなどはありましたか?

野本さん: 今年のインカレは明治のルーティンを良い意味で打ち砕いた年であると言えます。 明治は例年、学生選手権や国体では強く、インカレは弱いというのが定番でした。更にロード班が成功した年はトラック班が失敗して、トラック班が成功した年はロード班が失敗するという状況でした。
そこで今年度は2年前にトラックで失敗した隈園主将と昨年にロードで失敗した自分が副主将になり、チームがどうすればインカレでパフォーマンスを発揮するか考えていきました。
それらの行動が某トレーニングジムではありませんが、結果にコミットしました。
短距離の塩島、荒川、隈園はチームスプリントで優勝。中距離では渡邉がオムニアムで優勝。長距離では自分が優勝しました。
長中短すべての花形種目で明治が優勝が出来たことは、明治のルーティンを打ち砕いた証だと思います。 最後のインカレを最高の締めくくりで終われたことに感謝したいです。

インカレ表彰式を終えた明治大学自転車部メンバー

■学連レースの思い出は
Q:学連で印象に残っているレースはインカレ以外にもありますか?

野本さん:自分の中で思い出深いレースは2年生の時の修善寺オープンロードです。 この大会はシマノレーシングや那須ブラーゼンなどのプロ選手がたくさん出場していて自分にはどうしても勝ちたい選手がいました。 それは同じ高校出身で2つ上の先輩であるシマノの小橋勇利さんでした。 高校時代から一度も勝ったことがなく、成長した自分を見せたいと考えていました。 そんな中で最後は登坂のスプリント勝負になり競り勝った瞬間は、何事にも代え難く本当に嬉しかったです。

2016年修善寺オープンロードで2位フィニッシュした野本選手
シマノ 小橋勇利選手(当時)に自分の成長した姿を見てもらうことができた。

このレースがきっかけで自分は強くなれたと思うので、あえてインカレではなくオープンロードを選びました。


■今後の自転車との関わりは
Q:これからの自転車生活について、決まっていることがあったら教えてください。

野本さん:今後は第一線で競技を走ることは無くなるかもしれませんが自転車は続けて行きたいと考えています。会場で見かけた時は声を掛けてくれると嬉しいです。笑


■学連を目指す選手たちへ
Q:最後に、これから学連を目指そうとする選手たちへメッセージをお願いします。

野本さん:自分は高校時代に大して強い選手ではありませんでした。しかし、そんな平凡な自分でも強い選手の倍の努力を積むことで西園さんに並ぶインカレロード2勝という記録を残すことができました。これから学連に来る高校生で大して強くない選手は今日から毎日、人の倍の努力をして下さい。きっと輝かしい未来が待ってます。

インカレロード2勝を成し遂げた野本選手。2018年インカレロード表彰式にて。

<編集後記:学連ウォッチャー 深井>
野本さん、詳細のコメントありがとうございました!
ちなみに男子も複数選手による対談形式を準備したのですが、ボリュームが大きくなり1記事に収めるのが難しくなったため個人対談でお届けすることとしました。
今回の野本さんに続き、本文に登場した孫崎大樹さんと草場啓吾さんにも別記事で語っていただきます。引き続きお楽しみください。