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インカレを終えた4年生:草場啓吾選手(総合優勝:日本大学)編

ロード優勝4年生 野本選手よりリレー形式でお伝えしてきた本企画、3回目は草場啓吾選手です。
去年に続きインカレ総合優勝2連覇を決めた日本大学。草場選手が入学したのは総合優勝が途絶えている時期でした。4年生の草場選手はどのような気持ちでインカレを迎えたのか、その思いを聞きました。


■インカレを終えて
Q:インカレ総合優勝おめでとうございます。日本大学の総合優勝が昨年から復活しました。4年生としてこれまでの思いを教えてください。

草場さん:
我々日本大学は毎年インカレ総合優勝の為に日々努力して参りました。
私が入学する前は当時インカレ総合30連覇という偉業をなし得ていた大学でしたが、私の入学が決まったのはその連覇が途切れた時でした。
そして、なんとしてでも優勝旗を取り戻す一心で練習を積み重ね、去年ついに5年ぶりに2位とダブルスコア以上での総合優勝奪還を果たしました!
そして、去年の総合優勝を果たした次の日から我々はこの伝統を引き継ぐべく、再び走り始めました。

ですが、近年どこの大学もレベルが上がり、総合優勝は簡単ではありません。
特に京都産業大学は中長距離のメンバーが厚く、今年からルールが変わりマディソンとオムニアムが追加されたことによって風向きが変わったと感じています。
また、去年総合2位の中央大学も、卒業した先輩方の穴をちゃんと埋められているように見えるので要注意だと思っていました。

4年生としては最後のインカレ。去年先輩達が作って下さったこの良い流れを途切れさせるわけにはいきません。
その為にナショナル活動等で個々の力を強化し、大学に持ち帰り後輩を育成しチーム全体でレベルアップを図ってきました。
ですのでこのインカレにかける思いはどこの大学よりも強いと感じています。
各メンバーもそれを自覚してそれぞれ得意な力を発揮したことにより、今年も総合優勝を獲得することができました。

インカレトラック終了時の日本大学自転車部

■草場選手の活躍
Q:草場さんご自身もトラック、ロードとも活躍していました。個々のレースの様子はいかがでしたか?

草場さん:
自分自身のレースとしては
・4kmチームパーシュート 優勝
・オムニアム       4位
・ロードレース      18位
という結果でインカレを終えました。

まず、4kmチームパーシュート優勝は予想もしていませんでした。これは、優勝者インタービューでも書きましたので詳しくはそちらを見て頂きたいのですが、応援の力は凄いんだなって感じるレースになりました!

我々日本大学は部員数50名を超える組織で、普段はまとめるのがとても大変なチームです。
しかし、メンバーに選ばれなかったチームメイトが全力で声を張って応援してくれるのは他のチームには無い良さだと思います!
その声援が会場をホームにし、有利な状況になったのも勝因だと思います!
サッカーでも、ホームグランドの方が有利と言われるのはここにあると思います!

団抜きで優勝を決めた直後、観客席から祝福される草場選手。後方に写るチームメイトを含め、たくさんの声援が大きな励みとなった。

Q:オムニアムはたくさんの競技を勝ち抜いていく必要がありますね。各レースごとに感じたことなどはあったでしょうか。

草場さん:
オムニアムは今年のインカレから正式に採用された種目で、これはオリンピックを視野に入れた試みだそうです。
オムニアムとは、スクラッチ、テンポレース、エリミネーション、ポイントレースのトータルのポイントの順位が1番高い選手が優勝となる競技です。
陸上で例えるならば十種競技のような感じです。
初めのスクラッチで順位を落としすぎてしまうと後半に響いてしまうので、この種目はかなり気合を入れて望みました!
集団を冷静に見極め、2着でゴール。まずまずのスタートをきれてホッとしながら次のテンポレースに望んだ結果、スクラッチでミスをした選手達が必死になって来ていて油断して7位で終えてしまった。その時点でトータルで4位。
このまま悪い流れにハマってはいけない。けど自分はエリミネーションで最後まで生き残った事なくて、不安と緊張でいっぱいでした。
監督にも足を使ってでも前で走れと言われてたので、足を貯めることなく常に前を心がけレースを進めて行き、初めて最後の2人まで生き残る事が出来ました!
そこからはスプリント勝負やと思っていましたけど相手が諦め残り1周は流してゴール!

不安だったエリミネイションは1位通過。ここでも部員たちの応援に力づけられた。

初めてエリミネーションで勝てたのでかなり嬉しかったですが、喜ぶ時間の間もなく最後のポイントレース。
エリミネーションの結果でトータル1位と2点差の2位に付けていたので余裕を持ってスタート。これが結果良くなかったのですが、入賞圏外の選手の逃げに(順位の)上位陣は反応せず、牽制ばかり入ってしまい、最終的にトータル4位まで順位を落としてしまった。
守りに入ってしまったのが敗因です。
悔しい気持ちで終わってしまったのは残念ですが、この悔いを次のステップで必ず生かして行きたいと思いました!


Q:インカレロードはチーム含めどのような感じでしたか?

草場さん:
ロードレースは僕と武山がエースで後半集団の人数が減ってから有利な展開に進めて行き、どちらかが優勝すればいいなというつもりでレースに望みました。
武山は足がすごい回っていて今日こいつ勝つんちゃうかなと思いながら、自分は全くと言っていいほど体が動きませんでした。
インカレという舞台に調子悪いという言い訳は通用しないのは分かっていながらもこのコンディションは最悪でした。
ですが、武山以外の後輩達も今までにない成長を見せてくれて嬉しかったです。
最後第1集団に自分がいたら、調子が良かったらって何度も思い返し、悔し涙を流しました。
悔しくて泣いたのは初めてかもしれません。それぐらいこのインカレにかけてきたので残念です。

「最後のゴールは全ての人への感謝とごめんなさいです。でも、みんなで掴んだ総合優勝!!  最高です!4年間ありがとう」草場選手twitterより。

しかし、後輩の頑張りのおかげで、ロード総合は逃したものの総合優勝2連覇を達成する事が出来ました!

インカレロード出場の部員たちと。後輩の頑張りで総合優勝2連覇を達成できた。

■学連生活について

Q:学連で過ごした時期を振り返っての感想はいかがですか?

草場さん:
この3年半を振り返るとあっという間に時間は過ぎ、たくさんの人と出会い、成長出来たなと思いました!
特に監督さんには感謝してもしきれないくらいお世話になりました。
この恩はいずれ結果として恩返ししたいと思います!

そして新シーズンは小嶋健太主将の下、日本大学自転車部は動き出しています。
後の事はもう後輩に託しました。僕たちの背中を見て来て、それを引き継ぐと共に超えていって欲しいなと思います!

今後のことはインカレトラック3連覇を果たした貝原涼太選手(写真左)をはじめ、確実に育ってきている後輩たちに託していく。

■学連をめざす選手たちへ
Q:最後に、学連での活躍を目指す選手たちにアドバイスがあったらお願いします。

草場さん:
皆さんは大体自転車をする為に大学に入ってくると思います。 しかし大学に入る以上は部活動も大切ですが、学業もおろそかに出来ません。 部活のルールがあって大変やと思いますがまずはちゃんと学校に行って単位を取りましょう!
1、2年の間は履修数も多くて大変やとは思いますが、それを乗り切れば安心して部活動メインにシフトチェンジ出来、より強くなれると思います!
余裕ができてくれば視野も広がると思いますので、皆さん頑張って下さい!


<編集後記 学連ウォッチャー:深井>
女子含め4回にわたりお伝えした「インカレを終えた4年生」シリーズ、どの選手からも実経験に基づく造詣深いコメントが寄せられ、以前の写真を探しながら感慨深く編集をさせていただきました。
4年生の多くがあと半年ほどで社会に羽ばたいていきます。全ての4年生選手のますますの活躍を心からお祈りしています。

2018インカレを終えた4年生 公開済記事はこちら
・女子優勝選手対談:中井彩子選手&伊藤真生選手
・男子ロード優勝:野本空選手
・現RCSリーダー:孫崎大樹選手

インカレを終えた4年生(現RCSリーダー:孫崎大樹選手)

インカレを終えた4年生選手インタビュー。続いては孫崎大樹選手です。
早稲田大学自転車部の主将としてインカレ男子総合第3位に導いた孫崎さん。現在、RCSランキングトップ※も維持しています。

※RCS : Road Cup Seriesとは
現ランキングはこちら


■インカレロード
Q:インカレロードはいかがでしたか?チームとしては中川選手の欠場は残念でしたね。

孫崎さん:ロード総合表彰台、学校対抗総合順位アップを目標に早稲田は挑みました。
体調不良で中川が出場できなくなったのは痛く、目標は達成できませんでしたが、最低限の学校対抗総合順位3位を守れたのはよかったです。

孫崎選手は2018インカレにロード・トラックとも出場。ロードでも8位入賞を果たした。

僕個人としては、最後に優勝し有終の美といきたかったですが、同じく最終年の「のもきゅん」にやられたのはめちゃくちゃ悔しかったです。笑


■同期の野本選手、草場選手のこと

Q:野本さんを「のもきゅん」と呼んでいるんですね(笑)
のもきゅんからも孫崎さんと草場さんの名前がでていました。
孫崎さんからみた二人の思い出などを教えてください。

野本空選手
今ではのもきゅんと呼んでいますが、お互い話すようになったのは大学生になってからですね。
高校の時も名前は知っていましたが話す機会はなかったです。しかし、大学に入ってから松本祐典さんの影響もあり、明治に良く遊びに行っていたので仲良くなったのかな?
RCSでも毎度お馴染みの仲間になりましたし、総合争いをしていく内にのもきゅんと呼べるようになりました。笑

2018白馬ラウンドClass1表彰式にて。 現在のRCSランキングトップは孫崎大樹選手、第2位に野本空選手がつけている。写真右はRCS第4位の渡邉慶太選手。

草場啓吾選手
啓吾は小6のシマノ鈴鹿頃から知ってる選手です。
その後も実業団で走ってた頃も最年少は僕だけと思ったら啓吾がいて、順位も近いところで争っていました。
たまたま同じ北桑田に入学(本当に何も知らなかった)し、寮生活や海外遠征などほとんど同じ時間を過ごした仲です。当時の彼女より一緒にいた時間が多いんじゃないですかね?笑
良いライバルであり、仲間だと思います!

2014年チャレンジロード スタート前の北桑田高校メンバー。孫崎選手、草場選手も写っている。同校選手たちは学連主要メンバーに成長していった。 Photo by F.Fukai  (2014.4.6)

■インカレについて
Q:早稲田大学自転車部は男子総合で第3位を獲得しています。主将としての思いを教えてください。

孫崎さん:自転車競技は個人種目のため、チームで戦う、部員全員が同じ気持ちで挑む大会というのはインカレしかありません。また、高校や大学の部活動でしか味わう事ができません。
高校の時、個人の成績だけでなく学校総合、チームで戦う難しさと楽しさを味わう事ができました。大学でもそういった雰囲気があり、早稲田でも高校の時と同じような熱い気持ちを味わえたらと思っていました。そして今年、4年間の中で一番可能性が高く、チームの雰囲気も良かったです。
また、団体追い抜きにも思いが強く、入賞争いだったところから今年は順位決定戦争いまでレベルが上がりました。本当は順位決定戦に乗る予定でしたし、もっとタイムも良いものを狙っていました。

チームパーシュートは僅差で5位に終わったが年々レベルがあがっている。写真の先頭が孫崎選手。

最後の年に熱いチームの雰囲気を感じられて後輩や同期、チームに感謝したいです。
なお新シーズンは中川拳が主将を引き継ぎます。これからも早稲田大学自転車部をよろしくお願いします!


■学連レースについて
Q:学連で思い入れのあるレースは?

孫崎さん:やはり、インカレです。
特にトラック最後を締める団体追い抜きの決勝戦は出ていなくても見ていて熱くなる瞬間です。
また、各校の雰囲気もいつもの試合と違い独特の雰囲気があるのもインカレだけです。

優勝選手によるウィニングランもインカレならでは。写真はタンデムスプリント優勝の安倍大成選手、川副雷斗選手と。

■今後の自転車との関わりについて
Q:これからの自転車とのかかわりは決まっていますか?

孫崎さん:
今後も競技を続けていきます。
どこかの大会では学連の選手と会うことも戦うこともあると思います!

今年度、インカレを機に世代は交代したが学連RCSリーダーとしての戦いは年度末まで続く。

■学連を目指す選手たちへ
Q:学連を目指す選手へコメントがあったらお願いします。

孫崎さん:大学生活と競技の両立は高校生の時よりはるかに大変な事が多いです。
しかし、その分学べることも多く、今後の人生においても力になってくれます!!

インカレ閉会式を終えた早稲田大学自転車部員たち

<編集後記 学連ウォッチャー:深井>
のもきゅん。野本さんのキャラクターに合いそうな良いネーミングですね笑
さて孫崎さんには野本さんからのリレー形式で本コラムに登場してもらいました。このリレーはインカレ総合優勝校4年生の草場さんに続きます。
——–
野本空さんの記事はこちら
インカレを終えた4年生:野本空選手 編

インカレを終えた4年生(男子ロード優勝:野本空選手)

インカレを終えた4年生へのインタビュー。先般お届けした女子優勝選手対談に続き、男子選手編です。
まずはロード優勝の野本空選手から。学連レース全般を含めた思いを聞きました。


■インカレロード振り返り
Q:インカレロード通算2回の優勝おめでとうございます。明治大学としても他メンバーの活躍もありロード総合第3位の座を獲得したわけですが、終わってみての心境を教えてください。

トップでフィニッシュする野本選手(インカレロード2018)

野本さん: ロード班は学校対抗が暫定2位で、今までにない重圧と向き合いながらインカレロードに臨みました。 他大学と比べて決して選手層が厚いとは言えない明治チームが、インカレであそこまで戦えたのはチーム全員が成すべきことを果たしたからだと言えます。
中距離班から助っ人で駆けつけた梅本の漢気溢れる走りにはチーム全体が士気を上げ、攣った足に安ピンを刺し走り続けた竹村の行動にはチーム全員の血の気が引きました。笑
そうしたチーム一丸の行動こそが2度目のインカレ優勝を達成させてくれました。有終の美を飾らせてくれた後輩たちには感謝しています。

レース序盤、梅本選手の漢気溢れる走りにチーム全体が士気を上げた
フィニッシュ後、隈園主将(写真右)にサポートされる竹村選手。新シーズンから主将を引き継ぐ。

■よきライバルだった4年生選手は
Q:学連レースを競い合ってきた選手も多いと思いますが、同期で印象に残る選手を二人ほど紹介いただけるでしょうか。

野本さん:孫崎大樹選手(早稲田大学)と草場啓吾選手(日本大学)です。
・孫崎大樹選手
出会ったのは2013年のツールド沖縄だったと思います。先頭から千切れて最後は2人でゴール目指しましたが途中の孫崎の牽きが強すぎてサプリメントを飲んでも吸収されずゴール後、漆黒のゲ◯を吐いたことは今でも忘れません…
そして大学に進学してから、松本(祐典)さんが孫崎、草場を誘ってたこ焼きパーティーを開いてくれたおかげで仲良くなりました。 高校時代は負けっぱなしでしたが、今ではロードで勝ち負けを繰り返し同じ土俵で戦う良きライバルです。そんな彼に最近、白馬でスプリント勝利したのは嬉しかったです。笑笑

お互いに勝ち負けを繰り返している孫崎選手とのスプリント勝負。白馬クリテにて。

仲良くなってからは、あだ名で呼ばれる機会が増えました。公認はしていません。 黙認です。
※編集者注:あだ名の詳細は近日公開の孫崎さん記事で登場します。

・草場啓吾選手
出会ったのは冬休みの高体連合宿でした。ポイントレースで一緒に逃げて、ポイントを毎周回、絶対に譲ってくれなかったことを良く覚えています。笑
高校生時代は、触れたもの全て傷つけるくらい尖っていたように見えた草場選手。笑
しかし、そんな草場も大学で丸くなり仲良く話せるようになったのも先ほども登場した松本さんのおかげだと思います。笑
草場との一番の思い出はやはり、2年目のインカレの優勝争いです。同じ学年として互いに負けたくないという気持ちで走った残り一周はものすごく長く感じました。 あの時は勝ちましたが、今シーズンは負けてばかりだったので、絶好調の時の草場に勝てるように今年の残り少ないレースも頑張りたいです!

草場選手とは2016年インカレロードでの優勝争いが一番の思い出
2016年インカレロード表彰式。今年の残り少ないレースも草場選手と競い合っていきたい。

■明治大学のインカレ(ロード&トラック)総合成績について
Q:今年の明治大学はトラックレースを加えた総合成績でも第2位と大躍進しました。自転車部として工夫したことなどはありましたか?

野本さん: 今年のインカレは明治のルーティンを良い意味で打ち砕いた年であると言えます。 明治は例年、学生選手権や国体では強く、インカレは弱いというのが定番でした。更にロード班が成功した年はトラック班が失敗して、トラック班が成功した年はロード班が失敗するという状況でした。
そこで今年度は2年前にトラックで失敗した隈園主将と昨年にロードで失敗した自分が副主将になり、チームがどうすればインカレでパフォーマンスを発揮するか考えていきました。
それらの行動が某トレーニングジムではありませんが、結果にコミットしました。
短距離の塩島、荒川、隈園はチームスプリントで優勝。中距離では渡邉がオムニアムで優勝。長距離では自分が優勝しました。
長中短すべての花形種目で明治が優勝が出来たことは、明治のルーティンを打ち砕いた証だと思います。 最後のインカレを最高の締めくくりで終われたことに感謝したいです。

インカレ表彰式を終えた明治大学自転車部メンバー

■学連レースの思い出は
Q:学連で印象に残っているレースはインカレ以外にもありますか?

野本さん:自分の中で思い出深いレースは2年生の時の修善寺オープンロードです。 この大会はシマノレーシングや那須ブラーゼンなどのプロ選手がたくさん出場していて自分にはどうしても勝ちたい選手がいました。 それは同じ高校出身で2つ上の先輩であるシマノの小橋勇利さんでした。 高校時代から一度も勝ったことがなく、成長した自分を見せたいと考えていました。 そんな中で最後は登坂のスプリント勝負になり競り勝った瞬間は、何事にも代え難く本当に嬉しかったです。

2016年修善寺オープンロードで2位フィニッシュした野本選手
シマノ 小橋勇利選手(当時)に自分の成長した姿を見てもらうことができた。

このレースがきっかけで自分は強くなれたと思うので、あえてインカレではなくオープンロードを選びました。


■今後の自転車との関わりは
Q:これからの自転車生活について、決まっていることがあったら教えてください。

野本さん:今後は第一線で競技を走ることは無くなるかもしれませんが自転車は続けて行きたいと考えています。会場で見かけた時は声を掛けてくれると嬉しいです。笑


■学連を目指す選手たちへ
Q:最後に、これから学連を目指そうとする選手たちへメッセージをお願いします。

野本さん:自分は高校時代に大して強い選手ではありませんでした。しかし、そんな平凡な自分でも強い選手の倍の努力を積むことで西園さんに並ぶインカレロード2勝という記録を残すことができました。これから学連に来る高校生で大して強くない選手は今日から毎日、人の倍の努力をして下さい。きっと輝かしい未来が待ってます。

インカレロード2勝を成し遂げた野本選手。2018年インカレロード表彰式にて。

<編集後記:学連ウォッチャー 深井>
野本さん、詳細のコメントありがとうございました!
ちなみに男子も複数選手による対談形式を準備したのですが、ボリュームが大きくなり1記事に収めるのが難しくなったため個人対談でお届けすることとしました。
今回の野本さんに続き、本文に登場した孫崎大樹さんと草場啓吾さんにも別記事で語っていただきます。引き続きお楽しみください。

インカレ卒業4年生選手対談(女子優勝選手編)

インカレが終わり4年生が引退します。
今回コラムは特別編としてインカレトラックやロードで活躍し、有終の美を飾った中井彩子選手(鹿屋体育大学)と伊藤真生選手(日本体育大学)の対談をお伝えします。


まずはインカレおつかれさまでした。終わってみての思いはいかがでしょうか。

■中井さん(ロード&オムニアム&3kmIP 優勝、マディソン第2位)
絶対勝ちたいレースでした。
学生チャンピオンジャージは先輩や後輩が着ているのをみて、憧れもあり、羨ましくもあり。一度も着たことがなかったから、最後のチャンスと自分を鼓舞していました。

インカレトラック オムニアムでは中井選手が優勝、伊藤選手が第2位。
インカレロードにてトップフィニッシュする中井選手。

■伊藤さん(マディソン優勝、オムニアム第2位、ロード第6位)
今年のインカレは去年に引き続き女子の総合優勝を目標とし臨みました。
個人的には何か一つでも優勝して学生チャンピオンジャージを着る事が目標でした。
トラックは種目数が多かったので1番気をつけたのは体のケアですね。
色々な人にサポートをしてもらって万全の状態で臨みました。
総合優勝は1人の力では取れないので、みんなの頑張りに感謝しています。
終わってみれば1番きついレースで1番楽しい試合でした!

インカレトラック マディソン表彰式
日本体育大学として目標通り女子総合優勝を果たすことができた。

中井さんと伊藤さんはよきライバル関係だったのではと推測しますが、お互いの関係や思い出、エピソードなどがあったら教えてください。

■中井さん
私は大学進学時、高校から続けてきた同期が、日本体育大の伊藤さんだけでした。
お互い怪我もあり、長期自転車に乗れないとこがありましたが、高校時代からのライバルとして、また数少ない女子選手として、私はレースでも嫌でも意識してしまう存在(笑)
怪我するタイミングも
「合わせて来た?」
ってくらい同じ時期で2年生は多かったです。
怪我する箇所も同じだったり(笑)

2人で顔面腫らしながら、写真送りあって
今考えたら、そのやり取りで元気をもらってたのかなと思います。
でもそれ以降お互い全く落車してないよね?

■伊藤さん
高校の時に知り合ってから一緒に練習する機会もあり、自然と仲良くなり連絡を取るようになっていました。何かあるたびに連絡して、怪我の写真を送りあっていたのも覚えています笑
悩んだ時にも相談して助けてもらいました。

試合ではいつも負けっぱなしでしたが、追いつこうと目標にもしていて、ライバルでもあり仲間でした。中井さんが頑張っているのは知っていたので、全日本ロードで優勝した時は心から嬉しかったです。悔しいよりも嬉しいが先に来たので、きっと尊敬していたんだと思います笑

それでも最後に何とか勝ってやろうと思っていたので、インカレではマディソンで勝てて良かったです笑

インカレではマディソンで中井選手に勝利した。

■中井さん
トラックやロードの動画を見直しましたが、まおがいつも私の逃げを潰しに来てたなと
逆に、テンポや、最後のポイントレースも「この?!」とかなり意識して攻撃してた気がします笑

ちなみに、高校の時は私が、特にレース系が負けっぱなしでしたしオムニアムも、最後のポイントだけ見れば負けてます(笑)

中井選手が負けを喫したと認めるインカレ オムニアム最終ポイント。

さっき、全日本で優勝した時嬉しい、尊敬している、と言ってくれたのは
いざ、こう素直に伝えられると恥ずかしいです笑

会場で会うたび、睨み合っては小突きあって
私はお土産で、鹿児島は桜島の火山灰を渡したことがあります。今思えば最低ですね(笑)
でも、こうして会うたび嬉しかったし
次を楽しみに練習のモチベーションになりました。

■伊藤さん
火山灰もらったの覚えています笑 鹿屋の厳しさを知れっ!と言って渡されました笑 今でも部屋にあります。

私は去年の11月に膝の靭帯を怪我してしまいました笑
その後に彩子が落車しないかちょっと心配していました。

中井さんからお土産として渡されたという火山灰の缶詰(伊藤さん写真提供)

■中井さん
あーそうだった!!!
しばらく乗れなかったんだったな。
全日本オムニアムだ。
私の心配をしてくれるところがまた優しい笑
体づくりの大事な時期にようやく入る、という時の大きい怪我で
彼女もだいぶ落ち込んでるのが伝わりました。
よくやめなかったな、と思います。
粘り強さが彼女の強みだと、レースでもそれは思います。

■伊藤さん
最後の年に怪我をして落ち込んではいたんですけど、また彩子と差がついてしまうと思うとこうしちゃいられないと思って、さっさと治して乗ってました笑
彩子も変な怪我をいっぱいしたのにそれをバネに努力し続けられてる才能が凄いですね。

インカレトラックでも常にお互いを意識してレースに臨んでいた。写真はエリミネイション中の両選手。

なるほど、お互いにライバルながら似ている部分もあって、切磋琢磨しながら結果的に双方の成長につながっていったんですね。

では最後に、ご自身の今後の自転車とのかかわりや学連をめざす選手へのメッセージをお願いします。

■中井さん
①今後について
鹿屋はインカレで代替わりするシステムです。
しかし、自分は鹿屋体育大学の広報部の一員でもあります。
引退してもチームの活動を発信して、より自転車がメジャーになるように楽しい広報を目指します。
皆さまぜひチェックしてください!

<鹿屋体育大学自転車競技部 リンク集>
・NIFS-K Blue Sky(Facebook
・【公式】鹿屋体育大学自転車競技部(Twitter)
・鹿屋体大自転車競技部HP

まずは卒業できるように、論文頑張ります(笑)

②学連をめざす選手たちへ
学連は、高校とはまた雰囲気が違います。
大学から始める方もいらっしゃるし、私はそういう方に刺激をもらった面もあります。
例えば
東京大学さんは今年のインカレの団体追い抜きの完成度がとっても高くて、見ていて涙が出るほど感動しました。
インカレで良いな、と思った点は
他の大学の方も応援してくださるというところ。
声援もすごいし、お祭りみたいで、「やっぱり楽しいな。」と思う瞬間です。
人によって目指すところは様々ですが、インカレは学生ならではの大会の盛り上がりを楽しめるのが良いところだと思います。

最後の年の4年生撮影会(インカレ閉会式後)がいい思い出になるように、充実した学生競技生活を送って欲しいです。

毎年恒例となっている4年生の集合写真(2018.9.2)

■伊藤さん
①今後について
今後この競技と深く関わるかは今はまだわからないです。
ですが、自転車競技を通して選手以外にも関わってくれる人の多さに気づきました。陰での様々なサポートがあり私達の競技は成り立っているので、今度は自分が何かしらの形で関わってお手伝いできればと思っています。

②学連を目指す選手たちへ
今は学連で走る女子もだいぶ増えてきて、しっかりレースができるようになってきました。自転車をまだ続けたい!と思っている人は是非学連で走って欲しいですね!
大学で学べる事も多いですが、インカレなど一つの目標に向かってみんなで頑張る。仲間をみんなで助け合い、応援するといった事は今後なかなか経験する事のない事だと思いますし、とても楽しく充実した時間を過ごせると思います!
楽しいだけじゃなく辛い練習や単位の取得などきついと感じる事もあるかも知れませんが、大学は自分次第、どうにでもなりますし何とかなります!笑
是非これからの学連女子を盛り上げていってください!

インカレロード出走前に二人並んで(2018.9.2)

■編集後記<学連ウォッチャー深井>
多くの選手から「インカレは特別!」という話を聞きました。今回はそんなインカレの最終回を経験した4年生の女子選手二人に登場いただき対談をしてもらいました。
3年半という長い学連レース活動の間には怪我をしたり不調な時もあったようです。真摯な想いとクスっと笑ってしまうコメント、ありがとうございました。

インカレ2018優勝選手(トラック女子編)

インカレトラック2018優勝選手コメント、ラストは女子選手編です。
500mTT、オムニアム、3kmIP、スプリント、マディソン、チームパーシュートをそれぞれ掲載しています。


■500mTT

優勝:小泉夢菜選手コメント
大学に入学してから、高校生の時とは違う環境での練習や1人暮らしが苦手で昨年は全く結果が出ない辛い1年間でした。試合でも、どのように気持ちを持っていって走っていたかを忘れていました。今回のインカレに向けて練習をして、優勝しようと思って準備していました。

インカレに入る前日に、父親の方の祖父が亡くなりました。ちょうど18日の500mの日にちに試合を観に来る約束をしていました。その日にお通夜がありましたが、母親の方の祖父母も試合を観に行く約束をしていました。あと何年私の走る姿をみれるかわからないと、父親は祖父母をつれて試合を観にきてくれました。より一層勝ちたい気持ちを持ってインカレに臨みました。

500mTT決勝でフィニッシュする小泉選手

500mTTの優勝が決まった時は、本当に嬉しかったです。たくさんの人の応援、サポート、そして亡くなった祖父の告別式の日に金メダルを取ることが出来て、嬉しかったです。
今回の試合で、やっと高校生の頃のような自分の走りに戻ってこれました。ここからどんどん上を目指して頑張っていきたいと思っています。応援よろしくお願いいたします!

約束通り応援に来られた祖父母様と一緒に。 ※小泉夢菜さんの許可を得て掲載しています。

 

男女ともトラック総合成績3位の早稲田大学 (ドーピング検査中で不在の選手がいます)

■オムニアム&3kmIP

上段:オムニアム表彰 下段:3kmIP表彰

優勝:中井彩子選手コメント
会場で他の大学の方も声をかけていただいたり、ポイントレースの会場の雰囲気も最高でワクワクしました。

ポイントレース中の中井選手
3kmIPの記録は3分49秒635。

3年前、部屋で悩みを聞いてくれた先輩のウイニングランが嬉しく羨ましかったのです。今年の自分がその花束をもっているのが夢のようです。
男子がにぎってくれたおにぎりも最高でした!ロードもがんばります!

ついに自分で花束を持つことができた。

■スプリント

優勝:西島叶子選手コメント
チームとしての雰囲気は、インカレ前から絶好調で選手全員が万全の状態でレースに挑むことができました。
私自身、最後のインカレで、鹿屋体育大学としてこのウェアを着て出場するラストレースという事もあり、この大会だけは絶対勝ちたいと思って練習してきました。

スプリント決勝戦は3回勝負となり、後半2本で勝利した西島選手の優勝となった。

最後まで諦めず、優勝することができ、みんなで校歌を歌う事ができて本当に良かったです。
男女共にトラック終了時点での総合は1位に届きませんでしたが、次はロード班のみんなにバトンタッチして、しっかりサポートします!
たくさんの応援ありがとうございました!

トラック女子総合2位の鹿屋体育大学。アジア大会に向け練習中の橋本優弥選手も駆けつけてくれた。

■マディソン&チームスプリント

優勝:日本体育大学チーム
<マディソン>伊藤真生・中村愛花選手
<チームスプリント>松本詩乃・中村愛花選手

※二冠達成の中村愛花選手に代表してコメントを頂きました。

チームスプリントとマディソンで優勝できたことは素直に嬉しいです。チームスプリントの合わせは数回しかやっていなくて、マディソンはこのペアで走るのは初めてでした。不安なことが多かったけど、優勝できたのは、一緒に走ってくれた松本詩乃や伊藤真生先輩のおかげです。自分自身まだまだ力不足なので、練習して強くなりたいと思いました。

伊藤選手・中村選手のペアは初めてだったがうまく連携することができた。
チームスプリントの記録は37秒166。
マディソン優勝ペアの伊藤真生・中村愛花選手
チームパーシュート優勝ペアの松本詩乃・中村愛花選手

まだロードも残っているので、チームメイトみんなで戦って、総合優勝目指します!応援よろしくお願いします!

トラック女子総合1位の日本体育大学。男女ともロードでの活躍が期待される。

<編集後記:学連ウォッチャー 深井>
今回は少し駆け足の紹介となっています。インカレロード終了後、改めて選手生活の4年間を振り返っていただく対談風記事を計画中です。あわせてお楽しみに!

インカレ2018優勝選手(トラック男子編-2)

続いてインカレ優勝選手コメント「トラック男子編ー2」です。
こちらでは、オムニアム、タンデムスプリント、チームスプリント、ケイリンの優勝選手から頂いたコメントを写真とともに紹介します。


■オムニアム

優勝:渡邉慶太選手コメント
いまだにインカレで、優勝した事が信じられません。
優勝や上位入賞ではなく、入賞狙いだった事で、気負わずに走れました。

オムニアム予選出走前に。

スクラッチ・テンポ・エリミと3種目とも、大きなミス無く、5・6位を維持し次に繋げられるレースが出来ました。

エリミネイションでも確実にポイントを獲得した。

最終種目のポイントでは、コーチに「ラップをすれば優勝も有り得る、最低でも3位以内」と言って頂き、入念なアドバイスをしてもらい、実際にレースでは逃げに持ち込む事が出来ました。終盤ににげる予定でしたが、早くに逃げられた事で、予想以上にポイントを稼げたのが勝因ではないかと思います。

5回目ポイント以降、最後まで主に橘田選手(立教大学)、植益選手(大阪産業大学)とともに逃げ続けた。

走っていて周りの選手とは、脚の無さが明らかだったので、しっかりと練習をしてどんな展開でも、戦えるようにします!
サポート、応援してくたさったスポンサー様、監督、コーチ、OBの方々、マネージャー、チームメイトに感謝したいです。

チームメイトやOBの応援に応える渡邉慶太選手。
トラック男子総合成績第2位となった明治大学。応援に駆けつけてくれたOBの方々とともに。

■男子タンデムスプリント
優勝:早稲田大学チーム

安倍大成選手コメント
今年のタンデムの目標はインカレで優勝することでした。昨年のインカレでは3位と悔しい結果に終わってしまいましたがその時、先輩である中井さんが優勝は後輩に残しておくんだと言葉を残してくれました。その優勝を今年することが出来てとても嬉しいです。

3回戦目、先行してフィニッシュし優勝を決めた。

今年のタンデムは川副くんが入学して、出来て1年目のペアでした。昨年は似たもの同士のペアでしたが、今年は対照的なペアとなりました。最初は上手くスピードにのせることが出来ずにかなり苦戦しましたが、練習を重ねここまで来ることが出来ました。今回の勝利は2人で積み重ねてきた賜物です。
来年も2人で試行錯誤して理想のタンデムの走りを作り上げて行きたいと思います。

川副雷斗選手コメント
私たちはインカレ優勝を目標に練習していました。インカレに近づくにつれて2人共調子が上がってきて、予選の目標であった12秒台も出すことができ、勢いに乗れたことが勝因ではないかと思います。まだ圧倒的な力が無いのでこれからしっかり力をつけていこうと思います。

決勝戦は去年優勝メンバーの法政大学との3回勝負となった。

 


■チームスプリント
優勝:明治大学チーム

隈園郷史選手(自転車部主将)コメント
チームスプリントについては今年の明治の中で一番力を注いだ種目です。インカレという場で優勝できたので嬉しかったです。
最強世代といわれた小林元主将の代も波に乗らなかった二年前、全日本チャンプとして臨むも本番だけ噛み合わなかった昨年。そんな先輩方の気持ちを優勝という形で自分の代で叶えることができて本当によかったです。
1走は直前の合宿でメンバー変更で1年塩島になりました。1年目のインカレという大きなプレッシャーの中、しっかり仕事を果たしてくれました。

第1走は直前の合宿で1年生の塩島選手(写真右)に決定した。

2走の荒川に関しては明治のチームスプリントの主軸として最高の走りをしてくれました。本当に二人には感謝しています。

1走離脱時の明治大学チーム。決勝戦にて。
チームスプリント優勝メンバー。 オムニアム優勝の渡邉慶太選手(写真左)とともに。
隈園主将チャンピオンジャージの手書きサイン?(メダル右側)にもご注目!

 


■ケイリン

優勝:鈴木玄人選手コメント
今大会は四年生で最後のインカレということもあり綿密に調整をし万全の状態で挑んだ大会でした。
特に今年はスプリントに力を入れており、当大会においても当然予選でタイムを狙って行くという予定だったのですが自分のミスにより10秒7というタイムで予選を終え精神的にも不利な状況でした。

個人的には悔いが残ったというスプリント予選。

しかしターニングポイントとなったのがスプリント1/8決勝での治田選手との対戦で勝利したことで、調子が悪いのではなく予選が上手く行かなかっただけだと自分でも納得することが出来ました。
そして翌日迎えたケイリンは高校時代に専門としていた種目だったためある程度のレースプランは立てており、バンクとしては250mでスピードも乗りやすくギアもかけ積極的に走るといったプランでした(ギアは60×14)。4倍を超えていたギア係数だったためなるべくペーサーの作った惰性を逃すことなく最後までトップスピードを保つ意識でレース運びを心がけました。 ケイリン予選第一戦目では自分の調子や上がりタイムを参考にしたかったため残り2周を過ぎたバックストレッチから一気にペースに乗せそのまま逃げ切る形となり、前日の不安要素をさらにかき消すことができました。

予選は逃げ切りで先着。

第二戦目である1/2決勝では一着や上がりタイムを意識するのではなく確実に三着以内に入り決勝へと駒を進めるために先行策は絶対だと考えておりました。調子も良かったため迷うことなく先行し狙い通り3着以内(2着)に入れたため作戦勝ちだと自負しておりました。

1/2決勝では作戦通り2着でフィニッシュ。

そして最後の大一番決勝でのレースプランとしては大前提は先行策。かつ勝ちを狙う為に逆に色気づかないこと、思い切りよく行くことをイメージしておりました。惰性を減衰させる訳には行かなかったためペーサーの後ろであった鹿屋体育大学の徳田選手からはペーサー退避後から少しづつ車間をあけ後方の選手の動きを見ておりました。 早稲田大学の安倍選手と東北学院大学の鈴木選手が前方へと動き出しましたが、ゴールまでは2周半あったため動き出しませんでした。その後残り2周となったホームストレッチ手前で中央大学の東矢選手が飛び出したタイミングは250mのケイリンではかなりのスイートスポットだったためここで位置を前方へ上げスパートをかけようと考えました。調子もよく身体の反応も抜群で大外を回されても最前へ飛び出せる自信がありました。大外を回されておりましたが体力も残っており、残り1周半でほぼトップスピードに乗っていたため残り1周のホームストレッチでは完全に前方へと位置を上げることが出来ました。

残り1周のホームストレッチ時点で首位に位置。

大外を回されてからゴール線までの残り2周は全力でひたすら踏むだけでしたし法政大学の代表であることや、親や親戚、監督、コーチ、OBの方々、そして部員の同期や後輩からの声援が胸に響いておりました。脚力以上の推進力となったのだと思います。

決勝戦でフィニッシュを迎える鈴木玄人選手

よく自分一人の力では成し得ないなどと言いますが今大会はそれを身に染みて感じることが出来ました。 恩師である市原コーチには付きっきりで身体のケアをして頂き僕自身はただ走るだけの状態という最高の環境を作り上げてくださいましたし、レースについては信頼してくださっていたため『玄人の考えた通りにやれ』とお言葉を頂き意見を尊重してくださっていたので、心身共に一切ストレスのない最高な状態でレースを迎えることが出来ました。また、声援によって本来の力以上に力を発揮することが出来たためそういった意味でも『自分一人では成し得なかった』と痛感しております。本当に関係者皆様には感謝しております。
高校から自転車競技部を初め、7年間の自転車競技人生で自身初の全国優勝だったため記憶は曖昧ではありますがゴール時に声が出てしまったこと。ガッツポーズを何度も何度もしていたことを覚えております。各SNSにも投稿させて頂いたのですがやっと。やっと優勝することが出来たので本当に嬉しかったです。

観客の声援に感謝しガッツポーズで応えた。

しかし、後日談ではありますが2日目のケイリン決勝を終えた時点で身体は疲弊しており3日目のスプリントにおきましては完全にバテていたのは言うまでもないので未熟さとやり切った感共に感じていたのはここだけの話です…笑

 


<編集後記 学連ウォッチャー:深井>
学連レースの頂点となるインカレだけあって優勝選手から詳細コメントを頂けました。
鈴木玄人さんからは「ケイリン種目外の部分はカットしてもよいです」と連絡頂いていましたが、臨場感あふれるメッセージですので全文掲載し、文に合わせた写真を選んでみました。

※インカレ2018優勝選手(トラック男子編-1)はこちら!

インカレ2018優勝選手(トラック男子編-1)

今年のインカレは既報のようにトラックとロードが分離開催となり、まずは8月17~19日に伊豆ベロドロームにてトラックレースが開催されました。
選手自身に加え各校の名誉をかけ出場するインカレ。観客席がフィールドから近いベロドロームということもあり、どのレースも多くの観客と選手が一体となりたいへんな熱気に包まれていました。
そんな戦いを制したインカレトラック優勝選手男女15人(組)にコメントをもらいましたので紹介します。
まずは男子選手その1(スプリント、1kmTT、4kmIP、4kmTP、マディソン)から。


■スプリント
優勝:中野慎詞選手(早稲田大学)コメント

今回は初めてのインカレで緊張と楽しみでいっぱいでした。
予選は1位で通過しましたが、狙っていたタイムより遅くとても悔したかったです。なので、気持ちを切り替えて対戦では絶対勝とうと思い走りました。
決勝では3本勝負となりました。今まで決勝で3本勝負になった事がなくとても緊張しましたが優勝することができてとても嬉しかったです。

スプリント決勝戦 3回戦目で先行フィニッシュする中野選手。

こうして優勝できたのもたくさんの人が応援、サポートをしてくださったおかげで、のびのびと、楽しくレースをすることができ、感謝の気持ちでいっぱいです。
この結果に満足せず、もっと上を目指して努力して行きたいと思っています。
今後とも応援宜しくお願い致します。

ベテラン4年生の坂本紘規選手(日本大学)との決勝戦はそれぞれが1勝し、3回戦目が開催された。
優勝を決め塩原コーチと喜び合う中野選手

 


■1kmTT
優勝:鈴木陸来選手(法政大学)コメント

東日本、個人戦と1kmTTで優勝していたのでインカレも優勝したいとは思っていましたが、優勝のことより最後なので自己ベストで終わりたいと言う気持ちの方が強かったです。そのためには自分の持ち味の前半に突っ込んで後半耐えるといった走り方に磨きをかける必要があったのでスタンディング2周の練習をメインにしていました。おかげで予想より高タイムで突っ込むことができ、僅かではありますが自己ベストを更新することができました。今後も自転車には関わっていくつもりなので法政大学自転車競技部と鈴木陸来の応援よろしくお願いします。
応援、ありがとうございました。

4年生として最後のインカレを優勝で飾った鈴木陸来選手。

■4kmIP
優勝:貝原涼太選手(日本大学)コメント

自分は三冠をする事を目標にしていたので、本当に良かったです。インカレ前の合宿では調子を落としてしまい、皆んなが心配してくれました。その中でも監督さんの有難いお言葉を頂き、しっかり気持ちの切り替えができた事が三冠に繋がったと思います。自分は監督さんの為に勝ちたいという気持ちがとても高く、監督さんを喜ばせる為にも勝ちたかったので、これからもたくさん監督さんを喜ばせる為に頑張ります。

レースを終え、チームメイトや家族に祝福される貝原選手。本インカレで4kmIP、4kmTP、マディソンで優勝し三冠を達成した。

■4kmTP
優勝:日本大学チーム:草場啓吾選手コメント

今回4kmチームパーシュート優勝は予想もしていませんでした。
去年のメンバーでしたら可能性はあると思っていましたが、沢田君はアジア大会、坂本君は短距離への移行によりかなり戦力が落ちたと思っています。
今回優勝したメンバーで合わせをしたのも現地入りしてからで、正直順位決定にのれれば総合優勝の為には十分と言われていました。
それなのにここまでの記録を残せたのは本当に自分達でも不思議です。
そこには応援して下さる皆様を始め、監督、コーチ、家族、最後に体をメンテナンスして下さった柳川さんなど、様々な方々の支えがこの記録を叩き出せた勝因だと思っています!
ですので周りの方々には感謝しかありません!
この気持ちを忘れずに後輩達は来年以降も優勝して欲しいですし、その前にロードレースでも優勝して総合優勝を確実なものにしたいです!
これからも応援よろしくお願いします!

決勝戦を走る日本大学。先頭が草場選手。
ベテランメンバー(中央2人)と若手メンバーによる組み合わせとなった。草場選手は9月2日のインカレロードにも出場する。

■マディソン
優勝:日本大学チーム:武山晃輔選手コメント

今回、初開催のマディソンで優勝できましたが、インカレトラック種目自体初出場で、そのマディソンもギリギリまで出場するメンバーは決まっていませんでした。
インカレ前の直前合宿もロードしか乗っておらず、トラックに入ったのは現地入りしてからで、マディソンの合わせは当日の朝練が最初でした。
これまでにもTRSや国際トラックで組んできたペアですが、一年前のTRSでは最初の交代で出遅れて、そのままレースをすることなく降ろされるといった走りだったので、そこから考えたら大きく成長できたかと思います!
今回はペアの貝原に3冠がかかっていたので、その目標を果たすべく走りました。無事勝つことができてよかったです!

多くの選手が走る中での交代シーン。今回マディソンは特にヒートアップしていた。
ロードでも期待がかかる武山選手(写真左)とインカレトラック三冠を達成した貝原選手。

■トラック総合優勝は日本大学

上記3種目優勝のほか、多くの種目で上位入賞を果たし男子トラック部門優勝の座を獲得した。

<編集後記:学連ウォッチャー 深井>
インカレを一つの区切りとして新体制に入る学校も多く、4年生にとってはこれが実質最終レースともなるインカレ。順位にかかわらず出場の感慨もひとしおだったようです。
ご家族も多く来場されており、ウィニングランでは感動的なシーンを見せていただきました。詳細は学連facebookよりご覧ください。

第54回 西日本大学対抗選手権自転車競技大会

8月4日から5日にかけ大阪府岸和田競輪場で開催された本大会は9校から50名の選手がエントリー。各校のインカレ合宿や試験期間とも重なる時期となり参加人数は少なめでしたが、そのぶん密度の濃いレースが行われました。

レースは朝日大学が安定した強さをみせ総合優勝。続いて大阪経済大学、関西大学、大阪産業大学、中京大学という順位となりました。

トラック学校対抗総合表彰。朝日大学が13連覇を遂げた。

今回は選手2名以上がエントリーしていた総合順位上位4校の主将からコメントをもらいましたのでご紹介します。インカレへの思いも語っていただきました。
また、本レース学生委員として活動した西日本学連委員長の手嶋さんからもメッセージをもらっています。


■第1位 朝日大学
⻑⾕部 龍⼀主将コメント
西カレでは合宿の合間での大会ということで疲れがある中での大会でしたがみんな今出せる力をだして13連覇することができたので良かったです。
インカレでは去年総合4位だったので今年は総合優勝を目指しチーム一丸となって頑張りたいです。

チームスプリント決勝中の朝日大学。先頭が長谷部選手。

開会式では昨年度優勝の朝日大学から一旦トロフィー返還が行われた。

※朝日大学は合宿期間中でしたが参加メンバーは合宿を中断して本大会に出場し、終わり次第また戻るというスケジュールで臨んでいた由です。上記コメントも合宿中の長谷部主将よりいただきました。


■第2位 大阪経済大学
真部 拓海主将コメント
今回の西カレは出場校が少ないこともありましたが、大学対抗で2位という成績を残せたのは大変うれしく思っています。この成績が残せたのは主に1年生2人の貢献があってからこそなので感謝したいです。
インカレ(トラック)は伊豆ベロドロームということですが、ベロドを走った経験がない選手が数人います。そこのところが不安要素ではありますが、今出せる力を精一杯出して大経史上最高の結果が残せるよう頑張ります。 応援よろしくお願いします!

開会式で選手宣誓する真部主将
チームパーシュート出走前の大阪経済大学チーム(真部主将は写真左より2人目)


■第3位 関西大学
⼭神 海晴主将コメント
昨年の西カレでは3位。今年の西カレでは2位を取ろうとチーム一丸となって挑みました。しかし、結果は昨年と変わらず3位。悔しい結果となりましたが、これを糧に後輩たちが来年リベンジを果たしてくれると思います。
インカレでは個人・チームでの入賞を狙っています。目標を達成出来るよう、残された少ない時間を最善全力で過ごしていきます。応援宜しくお願い致します!

チームスプリント決勝出走前の関西大学チーム(山神主将は写真左)
チームスプリント予選中の関西大学チーム

手嶋 豊 西日本学連 学生委員長(関西大学)
今回の西日本インカレはいつも大会を仕切っている北山さんが諸事情で休まれるというアクシデントがあり、いつも北山さんの指示で動いていたのが、自分で何をしなくてはならないのかと考えて動かなくてはいけない大会でした。しかし東の学連委員の前委員長の小島さんや大人の役員の方々に色々教えてもらったりして何とか出来ました。

閉会式にて閉会を宣言する手嶋委員長

反省点としては、今回、大会の運営をしながら団体追い抜きの選手として走ったことです。運営の方に気をとられ、気持ちが作れないまま望んでしまいました。学連の仕事は大変ですが、色んな人たちと話せたりして結構楽しいです。西日本の大会はけいはんなロードと新人戦が残っているので最後まで気を引き締めて頑張っていきたいです。

チームパーシュート中の関西大学チーム(写真左から3人目が手嶋選手)

 


■第4位 大阪産業大学
源田 真也主将
今年の西カレは団体種目には出場せず、個人種目だけの出場でしたが、個人種目で表彰台に3人が乗ることができ、総合4位という結果を勝ち取る事が出来ました。
インカレでは2人がオムニアム、1㎞TTに出場し、7人がロードに出場します。 去年はトラック、ロード共に結果を残す事が出来なかった為、今年は、その悔しさを力に変えて上位入賞目指して頑張ります。 大阪産業大学をよろしくお願いします。

ポイントレースでは大阪産業大学選手が第2位(植益和行選手)、第3位(大前雄暉選手)でフィニッシュした。

 


■各種目表彰式(順不同)
全レースにおいて第1位を朝日大学選手が占める結果となりました(非エントリーの女子スプリント除く)。

男子チームパーシュート
男子チームスプリント
男子ケイリン
男子4kmIP
女子3kmIP
男子スプリント
女子スプリント
タンデムスプリント
ポイントレース
男子スクラッチ
男子1kmTT
女子500mTT

<編集後記 学連ウォッチャー:深井>
全国的に猛暑のなかでの開催となりましたが、幸いにも熱中症等の発生なく終えることができました。選手はじめレース中ずっと炎天下での執務となった競技役員や学生委員の皆様、おつかれさまでした。

西カレ2018競技役員、学生委員の皆様

白馬クリテリウムラウンド2018 &学連新規加盟校(長野大学)

台風の通過が心配された7月28日から29日、幸いにも長野県白馬村では大きな影響がなく、二日間ともレースを開催することができました。
毎年、本レースはClass3選手にとってインカレロード前の昇格ラストチャンス。今年も多くの選手たちが真摯な表情でレースに臨んでいました。

本コラムでは各クラスのフィニッシュシーンと表彰式の様子をダイジェストでお知らせします。
Class1で総合優勝しRCSリーダーの座を維持した孫崎大樹選手(早稲田大学)にはコメントをお願いしました。

また、本レースでは今年度学連新規加盟の長野大学選手が出場していました。こちらもあわせてご紹介します。


■RCS第4戦Class1総合優勝
 孫崎大樹選手(早稲田大学)コメント
2日間ともに優勝し、総合成績優勝を取る予定で挑みましたが、4年間RCSでも何度も戦ってきた野本選手に阻止されてしまいました。2日間総合成績では勝てましたが、とても悔しい気持ちでいっぱいです。 インカレでは負けないよう頑張ります!

第1日目Class1。チャンピオンジャージでレースに臨む孫崎選手(写真中央)

 

  ■第1日目 

Class1

Class2A

Class2B

Class3A

Class3B 

Class3C

Class3D


■第2日目

Class1

Class2A

 

Class2B

Class3A

Class3B

Class3C

Class3D

 

■女子クラス

女子クラスは池田ゆめこ選手(早稲田大学)のみの出走。男子Class3との混走となった。
二日目、強い雨の中を走る池田ゆめこ選手

 

RCSリーダージャージは2日間とも孫崎大樹選手(早稲田大学)が維持

Class1総合第1位の孫崎大樹選手と早稲田大学チーム
Class1総合第2位の野本空選手と明治大学チーム
Class1総合第3位の山本哲央選手と中央大学チーム

■学連新規加盟校(長野大学)

本コラムでは今年度の学連新規加盟校をご紹介していますが、今回は長野大学選手に初めて出会うことができましたのでご紹介します。今年長野大学に入学した橋本嶺登選手です。

1日目出走前に。写真右が長野大学 橋本嶺登選手。

 

表彰式にて。2日目Class3Dで5位に入賞。

 


<編集後記:学連ウォッチャー 深井>
今回は台風接近により開催が危ぶまれましたが幸いにも大きな影響なく開催されました。気候の変動が大きいなか、選手、関係者、応援のみなさまおつかれさまでした。

2日目Class3Dにちょうど雨が強くなり厳しい環境下でのレースとなった。先頭が上欄で紹介した橋本嶺登選手。

白馬会場は個人的にも大好きな場所です。これからも変わらぬ風景に会えますように。
本レースは今年も長野県白馬村の皆様のご理解とご協力で無事開催することができました。ありがとうございました。

[JICF国際トラック]韓国チームインタビュー

JICF国際トラックレースはその名称通り海外からも多くの選手が参加していました。
海外チームのうち韓国から来日の「韓国体育大学」と「蔚山市チーム」にコメントを頂きましたのでご紹介します。


■韓国体育大学

韓国体育大学チームメンバー。写真奥の左から2人目が李ヨンウ監督

韓国体育大学 李ヨンウ監督コメント
今回、今まで経験したこともない暑さもあり、韓国体育大学の選手が思うような成績を残すようなことができなかったことは少し残念でしたが、各選手にとっては日本の大学生や実業団のエリート選手、海外の猛者と相まみえることができたのはよい経験となったと思います。韓国では年間の試合数が少なく、試合の中で経験を積むのが難しいので、こういう機会がもっと増えればと思います。

また、今回の試合を通じて競技以外の部分でも、韓国が見習わないといけない部分が多いと思いました。
学生が大会の運営に参画していること、女子学生のマネージャーが選手をサポートしていること、先輩や部の自転車や部品を大切に使用していることなど、限られた資金の中で様々な工夫をして大会運営が行われていること、自発的にかつ規律正しく部の運営が行われていることは非常に参考になったと同時に、うらやましくも思いました。日本と韓国では、スポーツに対する考え方やシステム、大会の参加者数や競技人口も違うので単純にどちらがよいかを比較することはできませんが、よいところはこれからも貪欲に吸収していきたいです。

私は韓国大学自転車連盟の会長も兼任していますが、「日本で感じたこと、日本のよいところを韓国での大会に活かす」という宿題が課されたと感じています。実は、2年前に終了した日韓対抗戦を将来的に復活させることを模索しているのですが、お互いに切磋琢磨しながら両国の競技力の向上につなげるような大会にできればと考えていますし、韓国で開催する際には、精一杯のおもてなしができればと思います。

機会があればまた参加させていただきたいと思います。最後になりますが、本大会の開催のために様々なご尽力をいただいた皆様に改めて感謝いたします。ありがとうございました。

マディソン決勝に出場中のLEE Hong Jun選手&KIM Dong Min選手(韓国体育大学)
1kmTTに出場中のPARK Sung Min選手(韓国体育大学)


■蔚山市チーム

蔚山市チームメンバー

蔚山市チーム 朴イルチャン監督コメント
まず、日本学生自転車競技連盟の皆様、今回は本当にお世話になりました。
限られたリソースの中で試合の事前準備から運営までご苦労が多かったと思います。
雨続きの天候や猛暑もあり、この試合に向けてのコンディション調整は難しかったですが、長野での一週間は私にとっても、そして選手たちにも良い経験になりました。
普段私たちは韓国内の実業団レースに参加しているので、日本の学生選手や実業団の選手と走れたことは新鮮でしたし、世界的に知られている有名な選手の走りを間近で見ることができたのは本当によかったと思います。
また、美鈴湖のバンクですが、あのような高地にある自転車競技場は韓国にはなく、非常にスピードに乗りやすく、とくにタイム系の種目で好記録が狙える競技場だと思いました。
今後も日本で行われる競技については、Japan Track Cupなど多くあるので、機会が合えば積極的に参加することで一つ一つ経験を積み上げ、それが日韓の選手がよい意味で切磋琢磨することにつながればと考えています。


■1kmTT 第3位 KIM JI HUN選手

KIM JI HUN選手コメント
ほかのチームよりも早目に松本入りしたのですが、天候に恵まれず思うように乗り込めなかったので、調整が難しかったです。
その状況の中で自分なりに最善を尽くし表彰台に乗ることはできたので、自分としては最低限の仕事はできたと思っています。ただ上位2人は本当に強すぎましたね。
私自身、国際試合の経験は多くあるのですが、大学生の自転車選手がこれだけ多くいることに驚きました。大会役員のサポートも非常に献身的で素晴らしかったですし、貴重な経験をさせていただきました。今後も機会があれば参加できればと思います。

1kmTT表彰式にて。写真右側がKIM JI HUN選手

<編集後記:学連ウォッチャー 深井>
本記事は韓国に造詣の深い学連理事 井上武夫様より両チームにコメントをお願いし、寄稿頂いたものです。
コメントの日本語訳とトップに表示される画像作成(↑こちら)は井上様に対応いただきました。