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個人トラック2025振り返り 男子編【インカレ直前特集】

2025年7月5日~6日、スカイロードサイクリングスタジアム松本(松本市美鈴湖自転車競技場)にて開催された第65回 全日本学生選手権トラック自転車競技大会(通称 個人トラック)。

個人種目のトラックレースとして開催されるためチームスプリント、チームパーシュートなどの団体種目は行われませんが、
大学自転車競技の中でも最も参加人数・注目が集まる「インカレ」の前哨戦ともいえる大会であり、各大学のインカレ前の戦力の状況等を予想する戦いともなります。

本記事では2025年 個人トラック各種目の注目選手を紹介します。
何人かの選手から、個人トラック振り返りとインカレへの決意コメントももらっていますのであわせてご紹介します。

第1日目(各種目へジャンプ)
ケイリン
1kmタイムトライアル
4kmインディヴィデュアル・パーシュート

第2日目(各種目へジャンプ)
スプリント
スクラッチ
タンデム・スプリント
ポイント・レース
マディソン


男子 第1日目(7月5日)

■ケイリン

第1位 細川拓真選手 朝日大学
第2位 田村一暉選手 京都産業大学
第3位 小笠原光選手 日本大学
ケイリン決勝スタート

僅差の勝負となったケイリン決勝

細川拓真選手(朝日大学)
入学時に思い描いていた「学生タイトル」という夢を4年目にしてやっと形にすることができました。
後輩や同期が活躍している姿を眺めているだけの辛く苦しい4年間でしたが、最後のインカレに向けて良いスタートを切ることができたと思います。
これからも厳しいご指導は続きますが、次はインカレで勝って総監督を胴上げすることが目標です!
朝日大学の日本一の応援を背に走れるのは次で最後ですが、支えて下さる方々に結果で恩返しができるように精一杯頑張ります。
朝日大学の応援よろしくお願いします!

 

和氣 丈一朗選手(同志社大学)

7-12位決定戦で2位でフィニッシュする和氣選手

この度は、大会を開催、運営してくださった関係者の皆様に、心より感謝申し上げます。
今大会では、ケイリン種目で8位入賞という結果を収めることができました。昨年は怪我の影響もありましたが、今年は万全のコンディションでシーズンを迎えられたことに安心しています。しかしその一方で、多くの課題が見つかった大会でもありました。まだまだ実力不足である上に、ギア選択や展開判断など、細かなミスが結果に大きく影響したと感じています。これらの点は、しっかりと改善していきます。
インカレに向けて、今年は昨年以上の結果を残すことを目標に、チームメイトと共に切磋琢磨しながら、さらなる高みを目指します。今後とも、同志社大学自転車競技部への温かい応援をよろしくお願いいたします!

 

 

■1kmタイムトライアル

第1位 山下翔太郎選手 日本大学 1分03秒744
第2位 植松史弥選手  中央大学 1分03秒770
第3位 新井敬太選手  日本大学 1分04秒053

山下翔太郎選手(日本大学)
昔からお気に入りのバンクなので、毎年ここで1kmの好記録を出したいと思っていました。しかし春先の東日本選手権はインフルエンザに感染してしまいDNSという結果になってしまいました。残念でしたが、運良く個人戦も同じバンク開催だったので、春先のリベンジだと思って走りました。まだまだ身体の感覚は取り戻し中なので、インカレまでに仲間たちと楽しく練習を頑張りたいです。

植松史弥選手(中央大学)
自分の得意な333mバンクの最後の大会ということでいつも以上に気合いを入れつつも、4回目の個人戦ということで例年よりはリラックスして挑むことが出来ました。
結果は優勝まではあと一歩手が届かず、自分の専門種目である1kmタイムトライアルで個人タイトルをとることは残すところインカレのみとなってしまいました。残り1ヶ月最善を尽くしてラストチャンスを掴めるように頑張りたいと思います!

 

■4kmインディヴィデュアル・パーシュート

第1位 三宅太生選手 中央大学   4分24秒083
第2位 三浦一真選手 中央大学   4分28秒290
第3位 神谷啓人選手 京都産業大学 4分29秒367
中盤よりナイターレースとなった4kmIP

三宅太生選手(中央大学)
今回で出場三度目となる個人戦トラック。一年目はメカトラブルでDNF、二年目は三位と悔しい思い出ばかりの大会であり、今年こそはという強い気持ちを持って挑みました。
先週の全日本TTに向けてTTバイクでのトレーニングをメインとしていた為、トラックバイクに乗れていない不安はありましたが、TTの調子には自信がありました。
レース当日、タイムスケジュールの遅れもあり、出走時間は予定時刻19時頃と今までにほとんど経験したことのないナイターレースでした。
その為コンディションに不安はありましたが、スタートした段階から脚の動きが軽く、今日は勝てると確信しました。
今までは突っ込んで維持する走り方でしたが、一定ペースで維持する走り方に変えて挑み、作戦通りの走りで自己ベストを更新し優勝する事が出来ました。また、美鈴湖バンクレコードを再び取り戻すことが出来ました。
この優勝は今まで努力しては一歩届かずを何度も繰り返してきた自分にとって物凄く大きなものであり、インカレに向けて大きな自信に繋がりました。
インカレはIP、チームパシュート共に優勝を目指し、学校対抗総合優勝を獲りたいです。

三浦一真選手(中央大学)
個人追い抜きは今回が初めてで、最初で2位になれたのは素直に嬉しいですが、目標としていたタイムには届かなかったので悔しいです。来年はもっと今よりも速いタイムを出して優勝します。

 


男子 第2日目(7月6日)

■スプリント

第1位 井出晃太郎 中央大学
第2位 町田颯   日本大学
第3位 村上明   日本大学

【選手コメント(打診中)】

 

■スクラッチ

第1位 原田應佑選手 京都産業大学
第2位 福永和人選手 日本体育大学
第3位 及川弘恭選手 作新学院大学
単独トップでフィニッシュする原田選手

原田應佑選手(京都産業大学)
今回初出場の個人戦トラックでした。もちろん優勝を目標に掲げていたので無事達成することができ一安心です。
レース内容としても積極的に自分から展開できたので良い収穫だったかなと思います。学連の全国大会は今回が2度目で国際オムニアムでは2位と悔しい思いをしたので嬉しいです。
インカレでは自分の自信のある種目に出場させていただくので個人、団体種目共に最高の結果となるよう日々仲間と成長していきます。

集団を引き離し2位でフィニッシュする福永選手

福永和人選手(日本体育大学)
この大会は1年生の時から「このレースで勝ちたい」と強い気持ちを持って臨んでいたレースでした。

1年生の時は落車、2年生は病気から復帰したてでほとんど走れず予選落ち、3年生は腰椎の骨折で参加すらできませんでした。
毎年インフィールドから先輩たちが優勝したり、表彰台に立つ姿を見てきました。
いつも緊張で体が硬直したり、寝られない事が多かったですが、この日は不思議と自然にレースに集中する事ができ、良い状態で走ることができました。
残り一周に入るとき、先頭から少し隠れる位置で駆け出せるラインができ、ここしかないとおもい、思い切り仕掛けることができ、2位でゴールすることができました。
優勝には届きませんでしたが、学生最後の年に選手権大会の表彰台に立てたこと、応援してくれたチームのメンバーや昨年一緒に大会運営をしてきた学生委員の仲間たち、その他多くの人たちが喜んでくれたこと、結果が出せず悩んでいた時もずっと支えてくれた両親に良い報告ができたことは何よりも嬉しかったです。
たくさんの応援ありがとうございました!
最後のインカレはこれまで応援してくれた全ての人たちに「ありがとう」と伝えられるような最高のレースにしたいと思います。
最後まで応援よろしくお願いいたします!

 

 

河村元選手(鹿屋体育大学)
前回大会に続き出場したスクラッチ。1組目2組目ともに鹿屋が1着で予選を突破したため自分も予選1着通過を頭に入れて出走。
序盤に牽制が入ったタイミングで単独の逃げを作ることができゴールまで踏み切ることができた。

雨に見舞われた予選時、集団を大きく引き離し単独フィニッシュする河村選手

決勝では集団スプリントを意識したギアで挑んだが逃げの展開となり、集団をラップ出来そうだったが、あと一歩のところで追いつくことができなかった。しかし、積極的なレースを展開出来たことは自分にとってプラスになった。
インカレではロードレースがメインとなるため大学総合の得点に貢献できるよう残りの日にちを大切に過ごそうと思う。

何度も繰り返す積極的なアタックに注目が集まったスクラッチ決勝

 

小野寺要選手(同志社大学)
大会の運営や温かいご声援、サポートありがとうございました。スクラッチでは頭を使って走ることを意識し、なんとか決勝に上がったものの、まだまだ脚力や走り方に改善すべき点があると感じるとても悔しいレースでした。インカレトラックでは4キロチームパシュートのみに出場する予定です。チームに貢献できるように最大限頑張りますので応援のほどよろしくお願いいたします。

予選を通過し決勝へ

 

■タンデム・スプリント

第1位 植松史弥選手 熊谷海飛選手 中央大学
第2位 吉田唯斗選手 本田音輝選手 明治大学A
第3位 井上開斗選手 小川純平選手 日本体育大学

中央大学チーム

植松史弥選手(中央大学)
2年前の個人戦では熊谷と優勝したものの、インカレ前の練習でタンデムで落車してしまって恐怖心からタイムも出なくなってしまい、タンデムにはとても苦手意識がありました。
しかし、予選で練習よりも0.5秒ほど良いタイムを出すことが出来て、少し自信をつけることができました。
決勝では明治に先制点を取られてしまった時は不安になり自分の悪い所が出てしまっていましたが、先輩からのアドバイスや自分たちの脚を信じて最後まで踏み切り優勝することができました。
インカレまでにもう一段階仕上げて優勝したいです!

 

日本体育大学チーム

3-4位決定戦を制した日本体育大学

井上開斗選手(日本体育大学)
初めてのタンデムの大会で走り方がわからず個人戦ではだいぶ走り方を学べたのでインカレでは優勝したいと思います。
見ててください魅せます!

小川純平選手(日本体育大学)
このたびは、大会が無事に開催されましたこと、学連関係者の皆様に心より感謝申し上げます。
今回の個人戦トラックにおいて、タンデムスプリントでは、昨年は二学年上の清水さんとペアを組み、2位という結果を収めました。今年は同期の井上と新たにペアを組み、まだペアを組んで間もないため、250mFTTでの計測時の動きや対戦の感覚など、不安要素も多くありました。そうした中で、3位という結果を残すことが出来ました。
対戦では、去年からよく明治大学さんとの対戦機会が多く、そのたびに技術の高さに驚かされ、学びを多く頂いています。また、3位4位決定戦では日本大学さんとの対戦となり、1/2決勝での反省を活かし、2本しっかりと取り切ることができました。
インカレに向けて、昨年の4位という悔しさを晴らすためにも、今年は一つでも上の順位を目指して、日々の練習に励んでいきます。ペアである井上と息を合わせ、前へ前へと力強く踏み出していきたいと思います。
今後とも、日本体育大学への応援をよろしくお願いいたします!

予選4位通過時の日本体育大学チーム

 

明治大学チーム

中央大学との対戦となった決勝第1戦は明治大学が勝利

本田音輝選手(明治大学)
まず、今大会の関係者の皆様ならびに、応援してくださった皆様に心より感謝申し上げます。
2連覇をかけて臨んだ今大会でしたが、残念ながら目標を達成することはできませんでした。予選では1位であがることができた一方で、対戦では自分の弱さが出てしまい、ペアを組んでいる吉田さんにはご迷惑をおかけしてしまいました。
吉田さんとペアを組んで3年目。次のインカレが最後のレースとなります。悔しさを力に変えて、残された日々でさらにレベルアップし、学連記録更新と優勝を目指して全力で取り組んでいきます。
ラストタンデム僕の“コーナー首入れ”を魅せにいきます。明治大学の応援よろしくお願いいたします!

 

■ポイント・レース

第1位 梅澤幹太選手 鹿屋体育大学
第2位 木綿崚介選手 日本大学
第3位 辻陸翔選手  明治国際医療大学

梅澤幹太選手(鹿屋体育大学)1/2
まずは大会を開催してくださった学連関係者の方々に感謝申し上げます。
個人戦トラックではポイント、マディソンの2種目での優勝することができて、とても嬉しいです。ポイントではきつい展開の中でも自分の走りを発揮することができたと思います。(マディソン編へ続く)

 

松井丈治選手(立命館大学)
ポイント、マディソンともに後手を踏む展開にしてしまいました。そこから勝負できる脚力があればよかったのですが、両種目とも全く勝負に絡めませんでした。
インカレは攻める走りで、前々で展開できるよう、フィジカルだけでなく戦略面もしっかりアップデートして挑みたいと思います。
立命館大学への応援、何卒よろしくお願いします。

 

 

■マディソン

第1位 梅澤幹太選手・並江優作選手 鹿屋体育大学A
第2位 山下虎ノ亮選手・三浦一真選手 中央大学
第3位 新井敬太選手・木綿崚介選手 日本大学A

梅澤幹太選手(鹿屋体育大学)2/2(ポイントレース編から続き)
マディソンでは並江選手とレースをうまく組み立て、作戦通りの走りができました。
インカレでは鹿屋体育大学のチーム力を発揮して、団体追い抜きでの優勝を目指して頑張りたいと思います。
鹿屋体育大学の応援よろしくお願いします!

三浦一真選手(中央大学)
マディソンは初めてペアを組んで2位という結果もいい方なのではと思います。もっとインカレまでに練習などタイミングを合わせるなどの練習をすればかなりいい結果になると思います。
インカレまで1ヶ月とすこしですが、どんな種目に出ても全力で頑張ります!
インカレでチームパーシュートで学連新記録を出して優勝、学校総合でも優勝できるよう頑張ります!
中央大学へのたくさんの応援よろしくお願いいたします。

 

 


編集&Photo:Fumihiro Fukai
※ポイントレース表彰撮影:学生委員

神宮外苑クリテリウム レースレポート 松井丈治選手(立命館大学)

2025年2月23日、東京都 明治神宮外苑周回コースで開催された
第19回明治神宮外苑大学クリテリウム。
グループ1優勝の松井丈治選手(立命館大学)レースレポートを紹介します。
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松井丈治選手(立命館大学)レースレポート

 

■外苑クリテリウムの振り返り

雰囲気も規模感も、他のRCSとはちょっと違う神宮外苑クリテリウム。
注目度も高く、一度は勝ちたいレースでした。
スタートからハイペースで、終始誰かがペースアップを試みている、そんな展開でした。
後輩の榊原が他大のペースアップや逃げに対応してくれていたので、自分は終始落ち着いて、最後の着だけを狙って走れました。
ラストラップ、最高のアシストもあり番手で最後の180°ターンをパスできました。
立ち上がり後、先頭の大森くんと少し車間が空いて焦りましたが、あれだけアシストしてもらっておいて負けるわけにはいかなかったので頑張りました。勝ててよかったです。
ラスト100mを追い上げ優勝を決める松井選手

 

■学連生活の振り返りと来シーズンに向けて

シュワシュワした学連青春ライフを送れています。自転車の競技特性上、試合会場にはかなりの人数が集まります。
北海道から沖縄まで、全国各地の大学生と仲良くなれたことは、
レースの勝ち負け以上に大きな財産になってます。みんなありがとう。
ラスト1年、学生としてもらえるチャンピオンジャージをコンプリートできるよう、ロードもトラックも追い込みます。
レース後、チームメイトと

<編集後記>

「シュワシュワした学連青春ライフ」というシーンが目に浮かぶような松井選手。フィニッシュ前ストレートでの驚異的な追い上げで優勝を決めました。
レース前後にカメラを向けるといつも素敵な笑顔を見せてくれます。来シーズンの活躍も楽しみです。

Photo & 編集 Fumihiro Fukai

2024インカレロード レースレポート 中島 渉 選手(立教大学)

2024年9月16日、群馬サイクルスポーツセンターにて開催された男子インカレロード。
準優勝でレースを終えた中島渉選手(立教大学)レースレポートを紹介します。


■中島 渉 選手レースレポート

9月1日に美麻で行われる予定だったインカレロードは、台風の影響により日程が変更され、9月16日に群馬CSCで開催されました。
今回、代替開催のために早急な対応をしてくださった日本学生自転車競技連盟の方々には心から感謝しています。本当にありがとうございました。

そして、今年もいよいよやってきたインカレロード。今年は例年とは違い、「また来年頑張ります!」とはもう言えない。これが正真正銘のラストチャンス。絶対に勝って、仲間に恩返しをする。その想いを胸に、スタートラインに立った。

11時のスタートと同時に天気は曇りから雨に変わり、気温も下がり始める。半袖ジャージでの走行から急遽レインジャージを着用し、低体温症にならないように対策した。

スタートと同時に天気は雨に変わり、気温も下がり始めていた

悪天候の影響でレースは混沌とし、1周目に日大の森本選手が単独で抜け出す形となる。集団はこれを容認し、すぐに1分の差がつき、その後も徐々にタイム差を広げながら周回を重ねていく。レースの距離として約半分を消化した時点で、約5分のタイム差がつき、少し焦りも感じたが、逃げ選手が後半に垂れてくることと、次の動きがあると信じて準備をする。

距離150キロ、3時間のレース中には緩急も

残り約10周。ここからレースが動き始める。
このタイミングで4、5名の逃げが発生する。だが、集団後方に位置していたため乗り遅れてしまう。今回のレースでは積極性を大切にしていたため、集団が止まったタイミングで単独で抜け出し追走を開始。心臓破りの坂を登り切るタイミングで追走集団に追いつくと、プロトンから山田選手、鎌田選手を含む有力選手数名がジョインし、完全にGOサイン。日大が2名入っているため若干の牽制があるも、協調しながら森本選手を追走。

タイム差は徐々に縮まり、残り5周で約1分30秒の差に。順調かと思われたが、明治大学が牽引しているメイン集団とのタイム差が約30秒ほどとなり雲行きの怪しい展開に。追走集団も10人と多く、有力選手を多く含んでいたため、終盤になるにつれて牽制が入りペースが落ちる。

レース開始後150分頃の補給受取

残り3周でメイン集団に吸収され、さらに残り2周で森本選手も吸収。ここでレースは振り出しに戻る。

残2周時の中島選手(写真中央付近)

足は限界に近かったものの、気持ちを切り替え、最後の集団スプリントに備えて位置取りを開始する。ラスト周回の心臓破りでは、つりそうになりながらも必死に耐え、バックストレートへ。ホームストレートでは真ん中に埋もれてしまうも、少しスペースの空いていた右側から抜け出しを図る。だが、思ったよりも右側が伸びない。一瞬諦めかけたが、間をかいくぐり全力でスプリントを開始。
結果、一歩届かず、2位でのゴールとなった。

150キロの走行後、数センチの差で勝負が決まった

現実を受け止めたくなかったが、渡邉選手の雄叫びを聞き、はっきりとした。2位、負けた。ただただ悔しかった。勝者にしか見えないあの景色を最後に見たかったが、目標には届かず、悔しい結果となった。

それでも今、もちろん悔しい気持ちはあるが、それ以上に「楽しかった」と大声で言いきることができる。
この4年間、大した結果を残せなかったが、多くの方々に支えられ競技を続けることが出来ました。最高の仲間に恵まれたおかげで、今の自分がいます。

そして、13年間の競技人生に関わってくださったすべての方々に心から感謝しています!
本当にありがとうございました!

立教大学 中島渉

インカレを終え、チームメンバーから4年生に花束が渡された。

 


<Photo & 編集 Fumihiro Fukai >

2024インカレロード レースレポート 宇田川 塁 選手(法政大学)

2024年9月16日、群馬サイクルスポーツセンターにて開催された男子インカレロード。
第6位でレースを終えた宇田川塁選手(法政大学)レースレポートを紹介します。


■宇田川塁選手(法政大学)レースレポート

最後の学生レース、レースレポ。
当初9月1日に予定されていた美麻での開催が台風で延期となり9月16日に群馬CSCで開催となった。
美麻よりも圧倒的スプリンター向きコースで、自分にも分があると思った。しかし、群サイの集団スプリントはリスクがあり勝率がグッとさがるので、少人数に絞ってのスプリントで優勝を目標にいざレースへ。
天候は雨、気温はスタート前は少し寒かったが走れば問題ない程度。しかし、森林に囲まれている木陰の群サイと強い雨で視界は最悪。これは逃げが確実に有利だと確信した。

レース中は断続的に雨が降り続けた

1周目に日大の森本選手がスルッと飛び出す展開へ。1人だったため集団は容認。しかし、ここから日大の厳しい集団コントロールとチェックに苦しむことに。
その後、集団は一切ペースが上がることなく周回をこなしていく、逃げとのタイムギャップもみるみる開いていく。これはまずいと集団前方へいきペースアップを測るが日大のコントロールによってなかなか活性化できない。

9周目の心臓破りで早稲田の山田選手のアタックに反応した自分と日大の鎌田選手で追走を図るが、ホームストレート終わりの下りで集団にキャッチされる。

9周目、3人で追走を図る

この時点で、自分としてはかなり絶望を感じていた。集団は日大のコントロールによって活性化できなければ、アタックをうっても日大にチェックされる。完全に日大に支配されていた。その後も、逃げに詰めていくことはできずにタイムギャップは最大5分に。一度後ろへ下がっていき、チームメイトに調子を聞き、戦略を立て直す。自分は集団スプリントを覚悟し、脚を温存することに決めた。

しかし、17周回目のバックストレートで監督から「早稲田が乗った逃げが追走ができている!」と聞く。集団の後方にいて見逃してしまっていた。

これはまずいと思い、集団前方へ行き、再び集団の活性化を図る。明治の林原選手も来てくれたが他の選手は誰もローテに加わってくれずに2人で回す。心臓破りで少し踏んだタイミングで集団と離れた。1人でブリッジをかけるかこの一瞬で判断した。残り周回と現状、今後の展開、全てを一瞬で判断して1人でブリッジすることを決めた。心臓破りを登り、バックストレートへ。

1人ブリッジをかける

追走グループを視界に捉える。全開で追う。ホームストレートの最後の登りでキャッチ。ここから、一気に集団とのタイムギャップは1分30以上へ。逃げとも1分近くに縮めて、やっとバックストレート走行時にホームストレートに見える位置まできた。

しかし、この追走にも日大は2人乗せており、上手くローテが回らなくなっていく。残り4周回の途中で集団が追ってきていると情報を受ける。そして残り3周回目で集団に吸収される。その後、逃げていた森本選手もキャッチ。残り2周回地点で集団は一つ。避けたかった、集団スプリントを覚悟した。脚は全くと言っていいほど消耗しておらず、あとは位置取りで決まると思った。

残り1周回のジャンと同時に空いていた左側のスペースから一気に集団前方へ。そこから、前方をキープし続けて心臓破りへ。集団からポロポロ溢れていく選手も出てきた。
バックストレートは、7番手くらいで抜けていく。スプリントでマークしていたのは日大の岡本選手。日大は枚数も残していたので、危険だと判断した。岡本選手の番手に付きたかったが、位置取り争いはカオスで左側に追いやられてしまう。ホームストレートへ向かう。自分は1番左側。群サイはゴールに向かって右に曲がっていくので、位置取りとしては最悪だった。しかし、もういくしかないので左側から一気にかけていく。右側では物凄い音がした。
ゴール線がみえた。視界には5人くらいみえた。そして順天の渡邉選手が両手を広げていた。負けた。悔しかった。今までの自転車競技人生で1番悔しくて、1番楽しくて、1番勝ちたかった大会が終わった。
やり切った。でも、勝てなかった。やっぱ自転車競技はオモシロイ。
これにて、学生レースは終了。
小学校6年間は野球、中学校3年間は陸上、高校3年間は自転車競技の短距離、そして大学4年間は自転車競技で中長距離に挑戦した。
どれも自分にとっては、最高な経験で最高な思い出。
そこで関わったすべての人たちは、かけがえのない宝物。
そして私はこれからも挑戦し続けていく。
感謝を忘れず、全力で。

 

<Photo &編集 Fumihiro Fukai>

2024インカレロード レースレポート 渡邊和貴選手(順天堂大学)

2024年9月16日、群馬サイクルスポーツセンターにて開催された
男子インカレロード。
優勝した渡邊和貴選手(順天堂大学)レースレポートを紹介します。

 

■渡邊和貴選手(順天堂大学)コメント

■レース前の気持ちや準備したこと

私は大学四年生なので最後のインカレロードとなった今大会。一年生の頃からインカレで勝つことが目標だった自分にとっては、今回がラストチャンスだったわけだが、不思議と緊張もプレッシャーもなくレースに挑むことができた。レースへの準備としては、大事な大会前恒例の風邪を引くところまでがセットで完璧な状態にすることができた。

■レース展開、レース中に気をつけたこと

順天堂大学としては僕含め計4人がそれぞれの武器で優勝を狙えるコンディションだった。僕らは前半からの積極的な逃げではなく、後半勝負に全てを賭けていた。

レース開始90分後。集団後方にてチームメイトの塩出選手と。

今回序盤の展開としては狙い通りで、森本選手の単独の逃げだった為、僕達は安心して後半に向けて温存できた。しかし、ラスト10周地点で5分のタイム差がつき、予想を遥かに超える森本選手の走りに焦りを感じるシーンもあった。

開始約100分後の集団先頭

メイン集団のレースが始まったのは残り8周。今回最もマークしていた早稲田大学の山田拓海選手が心臓破りでアタックしたところからだった。その動きに反応し、追走集団には少人数スプリントが得意な自分が入り、メイン集団には集団スプリントが強い仲間を残し、順天堂大学としては狙っていた理想の展開に持ち込むことが出来た。そのまま森本選手をキャッチし、前での少人数での勝負。と行きたいところだったが、追走に乗り遅れた明治大学の驚異的な牽引によって、森本選手と追走集団を吸収しレースは2周を残して振り出しに戻った。

森本選手と追走集団が吸収された残2周時の先頭集団。

狙っていた展開から外れ、脚も消耗してしまい、そこからは脚も精神的にもキツくなってしまったが、同期の「最後だろ」の一言に励まされなんとか自分を取り戻し、最後のスプリントまで行くことが出来た。

望んではいなかった大集団でのスプリントだったが、最終周守り抜いた3番手から発射し、接戦を制し優勝することが出来た。

■今後のレースについて抱負や目標

今シーズン残り1ヶ月ほど、学連選抜で出場させていただく大分でのUCIレースや、JPROツアーのレースも控えているので、どのレースもチャレンジャーとして挑戦して勝利を狙っていきたい。


<編集後記>

もう一つの感動シーンはこちら。渡邊選手のガッツボーズを見て思わず自分もガッツポーズで祝福する塩出選手です。

<Photo & 編集 Fumihiro Fukai>

2024インカレロード レースレポート 池田瑞紀選手(早稲田大学)

2024年9月16日、群馬サイクルスポーツセンターにて開催された
女子インカレロード。
優勝した池田瑞紀選手(早稲田大学)レースレポートを紹介します。


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■池田瑞紀選手(早稲田大学)コメント

まずは、台風の影響で9月1日に中止になったものの、延期という形に持って行くために協力してくださった関係者の皆様に感謝しています。本当にありがとうございます。

霧の中で始まった女子レース

今回の会場を走るのは初めてで、話を聞く以上にキツいコースでした。テクニカルな下りが一か所あり、そこで集団がばらけました。

早い段階で先頭集団が絞られていった

その後、4人の集団になってからは、脚を使ってレースを引っ張り続けてくれる選手がいたから、自分もそこに乗ってもっと長く引きたかったですが、自分の力不足でした。

また、終始他の3選手のアタックがすごく脚を削られる良いアタックばかりで、タフなレースとなりましたが、最後まで集中を切らさず最後のスプリントに持ち込めたことがこの結果に繋がったと思います。

フィニッシュ直前では渡部選手(明治大学)とのスプリント勝負に。

会場でのたくさんの温かい応援、たくさんのサポート本当にありがとうございました。

レースを終えて早稲田大学チームメンバーと

どんな大会でも走ることができるのは当たり前ではないと思います。だから、これからも走ることができることに感謝して走り続けます。

五十嵐洸太 選手 塩谷真一朗 選手のご冥福を心からお祈りいたします。


レースに先立ち、会場全員より2選手への黙とうがささげられた

Photo&編集 Fumihiro Fukai

2024白馬クリテリウム レースレポート 神村泰輝選手(早稲田大学)

2024年7月に開催された第18回 白馬クリテリウムラウンド
レースレポート第2弾は2日目Class1で優勝した神村泰輝選手(早稲田大学)です。

神村泰輝選手(早稲田大学)レースレポート

■レース前の気持ちや準備したこと

今回白馬にエントリーしたのはRCSランキングでトップに立つためであり、そのために2日間とも優勝するつもりでレースに挑みました。ここで勝ってインカレ前に自信をつけておきたいという気持ちもありました。

■レース展開、レース中に心がけたこと

1日目のレースを終えて自分はスプリントでの勝利は厳しそうだと感じたため、2日目は逃げ切りでの勝利を狙って走りました。
2日目はレースがスタートしてすぐに脚の調子の良さを感じました。そのため誰かのアタックは全てチェックし、隙があれば自分からもアタックしようと考えて走りました。

脚の調子のよさを感じた2日目スタート直後(写真左)

序盤はスローペースでどの選手も脚を溜めている様子でした。レースが残り半分を切った頃に有力選手2名のアタックがあり自分もそれに乗る動きをして3名の逃げになりましたが、集団はまだ脚を残していて1周もしないうちに吸収されました。

残5周時。集団を維持している先頭グループ。

その後のアタックもほぼ全て反応して、決定的な動きになったのは残り4周に入る手前の最終コーナーでの日大の選手のアタック。日大の選手のジワジワと集団から抜け出す動きに反応すると誰もついて来る様子をみせずにあっという間に数秒のタイムギャップがつきました。

2選手が飛び出した残4周時。

残り2周に入ってもタイムギャップは変わらず9秒ほどで脚にも余裕があったため逃げ切りを確信。ラスト600mで早掛けしてそのまま余裕をもって優勝できました。

残1周時、フィニッシュエリアを通過する神村選手
後続選手を大きく引き離しフィニッシュを迎えることができた

■今シーズンレースの見通し、目標

7月のレースでの落車の影響で思うように自転車に乗れておらず勝てるか不安でしたが、なんとか勝つことができてホッとしています。
この2日間でRCSポイントランキングトップに立つことはできませんでしたが、1位と4ポイント差まで迫ることができたので、どこかで逆転できたら良いなあと思っています。
ただ今シーズンのメインの目標はインカレの団抜きで表彰台に上がることなので、まずは団抜きに集中してトレーニングに励みます。

1日目 出走前。チームメンバーと。
2日間のレースを終えて。

<Photo & 編集 Fumihiro Fukai>

2024白馬クリテリウム レースレポート 松井丈治選手(立命館大学)

2024年7月27~28日、長野県白馬村にて開催された
第18回 白馬クリテリウムラウンド。

初日のClass1で優勝しRCSチャンピオンを獲得、2日目もRCSトップを維持した松井丈治選手(立命館大学)のレースレポートを紹介します。

松井丈治選手(立命館大学)レースレポート

■レース前の気持ちや準備したこと

後半戦の初戦という位置付けで走りました。前半の全学系を終えてしばらく期間が空いたので、インカレに向けて再度気合いを入れていく、そんな心づもりでレースに挑みました。

■レース展開、レース中に心がけたこと

シーズン前半は勝者の背中を見ながらゴールを迎えるレースばかりでした。今回こそは1番最初にゴールしたい、それだけを考えて走っていました。
中島先輩の3連覇をこえたかったのですが、2日目は判断も脚もキレがなく撃沈しました。

■今シーズンのレースについて抱負や目標など

来月は今シーズンの山場であるインカレです。
学連のチャンピオンジャージを全種類コンプリートできるように頑張ります。

2日目終了後もRCSチャンピオンを維持。

 

2日間のレースを終えてチームメンバーと。

<編集後記>

レース後の笑顔が素敵な松井選手。2024年度学連登録選手で唯一、すべてのロードレース(RCS&選手権とも)に出場しています。

3位入賞した個人ロード(2024年6月)
6位でフィニッシュしたRCS第1戦 修善寺ロード(写真中央)2024年4月

<Photo & 編集 Fumihiro Fukai>

【写真集】2024個人ロード レース男子

2024年6月16日に開催された第39回 個人ロード写真集です。
完走41選手フィニッシュシーンも掲載しています。

※リザルト等、レース詳細はこちら
※男子優勝の林原聖真選手(明治大学)レースレポートはこちら
よりご覧ください

 

選手宣誓
昨年度個人ロード上位10名までの選手が最前列でスタート
男子は115選手がエントリー

審判車両とルートを分離した補給所付近
ルート最奥部の奥木曽大橋を通過するメイン集団

完走選手(41名)フィニッシュシーン

※全選手の撮影を心掛けましたがフィニッシュが重なった時等、
鮮明に撮れていない選手の写真があります。ご容赦ください。

1位~10位
9位フィニッシュの塩出選手(順天堂大学)の写真は鮮明でなかったためレース中シーンです
10位フィニッシュの大仲選手(早稲田大学)は他選手と重なっていたためレース中シーンです
11位~20位
21位~30位
25位フィニッシュの山田選手(京都産業大学)は他選手と重なっていたためレース中シーンです

31位~41位

 


これに先立ち6月15日に開催された女子レースの様子はこちらよりご覧ください。

※女子出場選手紹介

【出場選手紹介】2024個人ロード レース女子

※2024個人ロード レースレポート 池田 瑞紀選手(早稲田大学)

2024個人ロード レースレポート 池田 瑞紀選手(早稲田大学)

編集&Photo Fumihiro Fukai

2024個人ロード レースレポート 林原 聖真選手(明治大学)

第39回目を迎えた個人ロードレース大会。ここ3年連続で長野県木祖村の奥木曽湖周回コースにて開催されています。
1周9キロのダム湖畔を17周、154キロ走るレースを制した林原 聖真選手(明治大学)レースレポートを写真とともに紹介します。


林原 聖真選手(明治大学)レースレポート

■レース前の気持ちや準備したこと

今シーズン前半は全日本ロードをターゲットレースに定めたので個人戦ロードは結果以上に落車しないことを最優先に考えました。落車のリスクを減らすためにもなるべく長い時間逃げることにしてレースに臨みました。そのため特に気負うこともなくリラックスした気持ちでスタートしました。

■レース展開、レース中に心がけたこと

1、2周目は有力どころがアタックしていたので逃げの選別に集中し、アタックのタイミングを模索しました。

開始30分後の奥木曽大橋ポイント。林原選手はメイン集団の先頭付近に位置していた

京産大の末吉選手と明星大の佐藤選手との3人逃げが容認されてからは長く逃げ続けるために、コミュニケーションを取ることを心がけました。

3選手により構成された先頭グループ

それでも3人ではキツくなってきたという時に京産大の森田選手がブリッジしてくれて逃げ集団の勢いが戻りました。

先頭グループを追いブリッジをかける森田選手(京都産業大学)
森田選手が加わり先頭グループは4名に

その後メイン集団がペースアップをし、タイム差が縮まった時にチームメイトの裕二郎さんが単独ブリッジしてきた時は興奮しました。

村上選手のブリッジにより明治大学は2名となった

しかし90kmくらいで自分の脚がキツくなってきて、ピクつき出した時は焦りましたが、急いでミネラルを補給してなんとか持ち直しました。その間僕は全然引くことができず、森田選手がたくさん引いてくれたので助かりました。メイン集団とのタイム差が40秒程度になってからは吸収される場所に気をつけつつ、あわよくば数人でブリッジしてこないかなと考えていました。

残り3か4周となった上りで脚のある法政大の宇田川選手と学習院大の西選手がブリッジしてきたので、声をかけながら若干の余裕を残して走りました。

法政大 宇田川選手と学習院大 西選手が加わり4名体制(開始より180分後)
後方を気にしながら最終周回へ向かう先頭グループ

残り1周の上りを終えた時、集団には追いつかれず順天堂大の渡邉選手1人にブリッジされるに留めることができ、そこで残り1kmの上りを踏み切れる脚が残っている感覚があったのでそこからは全開で回しました。周回コースが終わった時点で、最後の1kmの上りは牽制が入って誰もアタックしなければ自分からアタックしてそれからはペースで刻み、後半180°ターンをしてからもう一度アタックするパターンと、誰かが早めにアタックすればペースで刻むパターンを考えていました。

結果周回コースを終え、最後の1kmの上りに入って一瞬牽制が入りかけたタイミングで渡邉選手がアタックしたので宇田川選手と松井選手がつけないことを確認しペースで追いついて抜くことにしました。何度か危ない場面はあったものの運が味方をしてくれたこともあり、優勝できました。
今大会冷静にレースを展開できたのは明治大学自転車部のアドバイザーである吉井さんのカバちゃん講座で学んだことを意識できたからだと思います。

■今シーズンレースの見通し、目標など

今シーズン競技力が向上していることは感じていたものの優勝できたことには正直驚いています。この結果が得られたのはたくさんの方々のサポートや応援があったからだと強く感じており、とても感謝しております。
しかし今シーズン前半は全日本ロードU23、シーズン後半はジャパンカップをターゲットレースに定めており更なる競技力向上を目指しています。
これからもサポート、応援よろしくお願いいたします。


■時には協力しながら最後まで競い合った選手達(1~10位)


Photo & 編集 Fumihiro Fukai