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[みどころ]インカレ新種目:オムニアム

文部科学大臣杯 第74回 全日本大学対抗選手権自転車競技大会トラック競技が8月17日(金)−19日(日)に静岡県伊豆市大野 日本CSC伊豆ベロドロームで開催されます。

今年度からインカレに追加となった種目「オムニアム」について説明したいと思います。

オムニアムは複数の競技の成績を点数化して、その合計得点の優劣により競う競技です。

UCI主催の世界選手権では男子が2007年、女子は2009年より実施されていて比較的新しいトラック競技種目です。

種目については2016年のルール改正以降、6種目あった種目が競技種目変更があり、2018年現在は下記の種目と順番でレースが行われています。

第1種目:スクラッチ
第2種目:テンポレース
第3種目:エリミネーション
第4種目:ポイントレース

詳しいレースの説明はofficialsのHP内の競技種目紹介ページで情報配信しておりますので、そちらも御覧ください!

オムニアム

インカレで初開催のオムニアム!
学連では2017年から学生選手権大会としてオムニアム競技が学生選手権種目に採用されました。
それ以前は、学連主催のトラックレースのシリーズ戦:TRSの中でオムニアムラウンドという形でありました。

そして今年度(2018年)からはインカレで行われていたポイントレース、スクラッチといった中距離種目がオムニアムという形で統一されました。

まずはポイントレースで予選
今回のインカレでのオムニアムは出場選手は1大学1名で予選のポイントレースを行ってから本戦に入ります。
出場予定大学選手は30名で本戦には20名すすめる予定です。

注目選手は?
2018年全日本学生選手権オムニアムはJICF国際トラックカップと同時開催で、安彦選手(日本体育大学)が初優勝を飾りました。
2位は草場選手(日本大学)でした。

2018年全日本学生選手権オムニアム優勝の安彦選手(日本体育大学)写真左上。 写真中央が2017年学生選手権オムニアム第2位の近藤選手(法政大学)
ロードレース、トラック中距離で活躍する草場選手(日本大学)
高校時代からトラック中距離で活躍する曽我部選手(京都産業大学)

2017年の第1回全日本学生選手権オムニアムの優勝は中井選手(京都産業大学)でした。今回のインカレではポイントレースで成績を残している曽我部選手(京都産業大学)が出場します。

その他にも注目を集めるのは、2017年学生選手権オムニアムで2位の近藤選手(法政大学)や2018年学生選手権オムニアム3位の植益選手(大阪産業大学)、ポイントレースや国際大会でも活躍する松本選手(鹿屋体育大学)、その他にも永田選手(朝日大学)の走りに注目が集まります。

植益選手(大阪産業大学)と永田選手(朝日大学)ともに西日本学連で活躍する選手
国際大会でも経験を積んでいる松本選手(鹿屋体育大学)

全日本選手権や国際大会でも学連選手が活躍するオムニアム
2017年のUCI主催のワールドカップで梶原選手(筑波大学)が日本人史上初の女子オムニアムで優勝し、学連OBの橋本選手(KEIRIN・鹿屋体育大学OB)が2014年アジア大会オムニアム優勝、またリオ五輪ではOB窪木選手(ブリヂストン・日本大学OB)、OG塚越選手(シエルブルー鹿屋・鹿屋体育大学OB)が出場するなど大学生での自転車競技を経て、オムニアムで活躍する選手は多くいます。

2020年の東京オリンピック・パラリンピックでもオムニアムにこのインカレでのオムニアムを経験した選手が出場する可能性も多くあります。

是非、今回のインカレオムニアムにはご注目いただき、新しい競技種目としてこれからも多くの方々にご声援いただきたいと思います。

 

梶原悠未(筑波大学)

2017/07月:第58回全日本学生選手権トラック自転車競技大会 女子3kmIP・PR優勝!!

梶原悠未 かじはらゆうみ
筑波大学 2年/筑波大学附属坂戸高校(埼玉県)

主な戦績
2017 全日本選手権トラック 4種目 優勝
2017 アジア選手権 女子PR オムニアム 優勝
2016 ワールドカップ第1戦グラスゴー大会 オムニアム4位
2016 全日本選手権トラック ポイントレース 優勝
2015-16 全日本選手権オムニアム 優勝 2連覇
3kmIP表彰メンバー

4月に開催された全日本選手権トラックでも同種目において戦い、表彰台に上がったメンバーが顔を揃えていた中で優勝することができ、とても嬉しかったです。

ポイントレース表彰。3kmIPとも同じメンバーで表彰台へ。

今後はさらにスピードを強化して次の目標に向かって準備していきたいです。

伊豆ベロドロームは2020年に開催される東京オリンピックの会場であるため、3年後の決戦の舞台で走る機会を多く設けていただき、とても幸せに感じます。
また、他競技場と比べ、天候状況に左右されず、快適な環境内でストレスなく走ることができます。

3kmIPレース中の梶原選手

トラック競技は目の前で繰り広げられる熱いレース展開をすべて見逃さずに観られるところが魅力と感じます。

その中でもマディソンは非常に面白い種目だと思います!
2020年の東京オリンピックの競技種目としても正式に決定しました。
速いスピード展開と、各チームメイト同士の意思疎通、交代の完成度、走行技術はどの種目よりも高いレベルが求められるため、とても魅力的です。

私自身も、アジア選手権、全日本選手権で2度経験し、課題を見出しております。

今回、男子選手マディソンのレースを観ることができ、とても勉強になりました。今後につながるいい経験になりました。

3kmIP終了直後の梶原選手。いつもサポートしてくださるお母様と一緒に。

いつも応援してくださる皆様方、ありがとうございます!!
競技中の声援はとても力になります。

多くの方々に応援したいと思ってもらえる選手を目指し、より一層努力を積み重ねたいと思います。

今後とも応援よろしくお願いいたします!


2017/06月:全日本学生選手権個人タイムトライアル優勝!

 


2016/07月:全日本学生選手権個人トラック出場選手紹介

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選手コメント
女子500mTT, 女子3kmIP, 女子ポイントレースに出場予定です。

昨シーズンは多くの課題が見つかりました。見つかった課題を今シーズン中に克服できるよう頑張ります。
今年から大学生になり、すべてが新しい環境に変わりました。
今現在は慣れないことばかりで手探りの状態ですが、焦らずに自分らしく一戦一戦を精一杯走りたいと思います。

応援してくださる方々に感動して頂けるような走りができるよう、最後まで諦めない粘り強い走りモットーに頑張ります!

応援よろしくお願い致します。

6月11日の学生選手権個人ロードでも優勝
6月11日 学生選手権個人ロード優勝
選手プロフィール
梶原悠未 かじはらゆうみ 
筑波大学1年/筑波大学附属坂戸高校

主な戦績
2016全日本選手権 IRR 3位
2016全日本選手権 ITT 2位
2016全日本学生選手権個人ロード 優勝
2016アジア選手権トラック スクラッチ 優勝
2016全日本選手権トラック PR 優勝
2015全日本選手権オムニアム 優勝
2015Jr世界選手権トラック 4kmTP 銅メダル
2015Jr世界選手権IRR 日本人初4位
2015Jrアジア選手権トラック、ロード カテゴリ出場全5種目優勝
2014Jr世界選手権トラック PR 銀メダル

2016/06月:全日本学生選手権個人ロードレース 優勝!!

第32 回 全日本学生選手権個人ロードレース大会

選手コメント
学生選手権個人ロードで優勝することができて、とても嬉しかったです。母のサポートや沿道で応援してくださった方々の声援があり、優勝することができました。サポート、応援してくださった方々に感謝の気持ちでいっぱいです。

自転車競技は高校1年の春から始めました。新しい競技を始めてみたいと思い、高校に自転車競技部があったので入部したことがきっかけです。
競技を初めて3年目の昨年はジュニアカテゴリ最後の集大成として挑んだ一年でした。目標にはわずかに届かず、多くの涙を流しました。その悔しさを胸に今年のエリートカテゴリへの挑戦が始まっています。

2014インカレロード優勝 合田選手(早稲田OG)(右)、2015インカレロード、2015個人ロード優勝 樫木選手(駒澤大学OG) (左)と今大会優勝の梶原選手(筑波大) Photo by F.Fukai
2014インカレロード優勝 合田選手(早稲田OG)(左)、2015インカレロード、2015個人ロード優勝 樫木選手(駒澤大学OG) (右)と今大会優勝の梶原選手(筑波大) Photo by F.Fukai

今年の目標は新しい環境に慣れ、練習環境を整えることです。 大学生になり、レースの距離が高校生の時と比べ長くなったので、距離を乗り込むことが大切だと感じました。また、世界大学選手権への出場も目標としています。

声援がとても力になります。諦めずに最後まで粘り強い走りをモットーに頑張りたいと思いますのでご声援よろしくお願い致します!!

選手プロフィール
梶原悠未 かじはらゆうみ 
筑波大学1年/筑波大学附属坂戸高校

主な戦績
2016全日本学生選手権個人ロード 優勝
2016アジア選手権トラック スクラッチ 優勝
2016全日本選手権トラック PR 優勝
2015全日本選手権オムニアム 優勝
2015Jr世界選手権トラック 4kmTP 銅メダル
2015Jr世界選手権ロード 日本人初4位
2015Jrアジア選手権トラック、ロード カテゴリ出場全5種目優勝
2014Jr世界選手権トラック PR 銀メダル