2018年7月31日-8月4日にポルトガル・ブラガで開催される2018世界大学自転車競技選手権(WUC)に日本学生自転車競技連盟は、選手派遣を行い、大会へ臨みます。
大会公式HP(英語サイト):https://wuccycling2018.uminho.pt/ 大会公式Instagram:https://www.instagram.com/2018wuccycling/ 公式HP大会概要ページ:http://jicf.info/8256/ 前回大会の競技結果:http://jicf.info/2009/
世界大学自転車競技選手権とは?
ユニバーシアードなどの主に大学生を対象とした国際競技大会を主催・統括する国際大学スポーツ連盟(Fédération internationale du sport universitaire、略称FISU)が主催する国際競技大会です。
自転車競技はユニバーシアードでも実施競技種目になることが少なく、そういった競技種目で主にユニバーシアードに含まれていない競技を対象として偶数年に開催する国際競技大会が世界大学選手権です。主催は各国際競技連盟が運営を行っています。
2000年以降は開催が増えている
2006年に急遽、開催1ヶ月前に大会情報が周知され、派遣団を編成し、大学日本代表チームを派遣しました。
基本的に偶数年に開催が行われ、最短でも2年ごとの開催になっており、2000年以降は大会開催が増えています。
直近の大会:2016年 第7回大会
フィリピン・タガイタイで開催された第7回大会では、ロードレース競技の他、マウンテンバイクの大会も開催されました。
競技結果はロードレース競技は女子クリテリウムでは樫木祥子選手(駒澤大学)が4位、個人ロードでは男子は伊藤宏人選手(順天堂大学)が9位、女子は斉藤望選手(日本体育大学)が8位となりました。
マウンテンバイク競技ではクロスカントリー・エリミネーター(XCE)では相野田静香選手(松本大学)、クロスカントリー・オリンピック(XCO)では前田公平選手(法政大学)が銅メダルを獲得しました。
JICF情報系サイトofficials 紹介ページ:http://jicf.info/officials/jicf_wuc
今大会のみどころは?
開催種目はロードタイムトライアル、個人ロードレース、MTBクロスカントリー、MTBダウンヒルです。
すでに開催地入りしている大学日本代表メンバー
現地からの情報では開催地のポルトガルのブラガは首都リスボンから北に400km弱、バスで4時間北上したあたりに位置する街でブラガの街の中心には近代的な建物が建ち並ぶものの、見渡すと伝統的な建物がうかがえるような町並みだそうです。
大学日本代表チームの様子は積極的に他国の大学生選手とコミニュケーションを取ろうとする様子があり、工具や空気入れを他大学チームに貸したり、ロードチームはチェコの代表チームと一緒にコース試走に行き英語での意思疎通を行いながら交流を深めているそうです。
大学生選手の国際競技大会ということで、毎回、他チームの戦力の状況がわからない中でも開催国のポルトガルや強豪国のオーストラリアチームなどが有力なチームといえます。
大学日本代表チームの注目選手
タイムトライアルは学連でも存在感のある石原選手(順天堂大学)が男子個人TTに出走します。
ロードレースでは例年、チームごとの連携がうまく取られず、強力な選手が逃げきってしまう展開が多いため、個々の能力が試させる展開が予想されます。
積極的な逃げを持ち味とする冨尾選手(鹿屋体育大学)などに期待があつまります。
女子ロードも国際大会でのレース経験もある福田選手(慶應義塾大学)、中井選手(鹿屋体育大学)が積極的にレースをすすめることで、メダルが期待されます。
MTBの選手たちも、前回大会ではメダルを獲得しており、今大会もメダルが期待されます。お互いのレース以外のサポートに入り交流を図りながら、大学生として良い経験を積んできてもらいたいと思います。
レースは31日個人TTよりスタートします!
派遣選手一覧
MTB・XCO 男子
穴田玖舟 札幌大学
上野 蓮 日本経済大学
江越昇也 桐蔭横浜大学
黒瀬文也 東海大学札幌キャンパス
松田賢太郎 慶應義塾大学
松本佑太 法政大学MTB・XCO
女子
山田夕貴 松本大学
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