2018東日本トラック優勝選手(男子編)

5月5日から6日にかけ長野県松本市 美鈴湖自転車競技場で開催された本大会は東日本地区20校の約200名が参加。好天に恵まれ爽やかな空気のなか好記録も続出し幕を閉じました。
各種目で優勝した選手からコメントをもらいましたので写真と共に紹介します。


■1kmタイムトライアル

優勝:鈴木陸来選手(法政大学)コメント
当日は調子がよく、いつもは緊張で不安になってしまうのですが楽しみな気持ちの方が大きかったので気楽に走ることができました。
今シーズンがラストイヤーなので悔いがない結果を残していきたいです。


■4kmインディヴィデュアル・パーシュート

優勝:安田開選手(日本体育大学)コメント
四年生最後のインカレは団抜きで優勝を狙っています。と言うより優勝します。その為の大学四年間でした。東日本トラックでは失敗したので、この悔しさをインカレにぶつけたいと思います。最後に笑うのは俺たち日体大自転車競技部だ!応援よろしくお願いします!

優勝を決めチームメイト達の祝福を受ける安田選手

■スクラッチ

優勝:宮川大和選手(法政大学)コメント
今回の試合は、まさか自分が優勝できるとは思わなかったので、とても驚いています。優勝できたのも先輩方のおかげだと思います。今後はTRSでクラス1にあがり様々な大会で良い成績を出せるように頑張ります。

スクラッチ決勝レース中の宮川選手(写真中央)
後続選手を大きく引き離して単独フィニッシュする宮川選手

■チームスプリント

優勝:明治大学チーム
コメントその1:隈園郷史選手(明治大学自転車部主将)
全日本優勝メンバーから最上級生の板倉さんが抜けた穴が大きく今年度の課題でした。 しかしながら、冬を乗り越え特に2年の甲斐が成長してくれたお陰で今大会においても全く心配は無かったです。2年の荒川・甲斐の二人は今や明治の最も主力といっても過言ではないです。 当日は予選・決勝共に珠に風が強く吹くことがありましたが交代を効率良くする事以外は余計なことは気にせず臨みました。 結果として、2年連続東日本記録を更新してしまうという美味しい結果でしたが、他大との差も僅かであったので、一切の気を抜くことなく夏本番での優勝一本を目標にして日々練習あるのみと考えています。

コメントその2:荒川仁選手
昨年のチームの要であった板倉先輩が抜け、新たに同期の甲斐がメンバーに入りました。
予選、決勝共にスタート、先頭交代を上手く行う事ができました。決勝の2走3走の交代ではギリギリを攻め過ぎたので放送が流れるまでびくびくしていました。
今回は明治大学が勝ちましたが、他大もほぼ同タイムで走っているので気を抜かずインカレ、全日本に向け練習をしていきたいと思います。

第1走者離脱時の明治大学チーム

  ■4kmチーム・パーシュート 
優勝:早稲田大学チーム 孫崎大樹選手コメント
予選ではあまり良いタイムが出なかったですが、決勝に進むことができたので大会新記録を出し優勝しようと前日から話していました。 話していた通り、前半から大会新を1秒以上更新するペースで走り、後半少し落ちましたが粘るレースができました。 記録に残りませんでしたが記憶に残るレースができたと思います。 インカレでは学連新も狙って行きたいと思います!!

■ケイリン 

優勝:荒川仁選手(明治大学)コメント
今まで1対1で走るスプリントを専門としてきたので、人数が増えるケイリンは少し苦手意識がありました。
予選、準決勝では仕掛けるタイミングが後々になってしまい、自ら展開を作る事ができませんでした。なので決勝では自ら展開を作る走りを心掛けました。
決勝では落ち着いて走る事ができ、タイミングを見極め上手く仕掛ける事ができました。
まだインカレでケイリンを走るかは分かりませんが、どの種目に出ても勝つ事が出来るよう日々精進していきたいと思います。

ケイリン決勝 残2周時。
東矢圭吾選手(中央大学)を僅差でかわし先着フィニッシュする荒川選手。

■スプリント

優勝:中野慎詞選手(早稲田大学)コメント
大学生になって初めての大会でしたがあまり緊張せずリラックスしてレースをすることができました。 タイムは学連記録を狙っていたので悔しかったです。 次の大会に向け課題を一つ一つ克服していきたいと思います。

決勝は田中克尚選手(写真右)と早稲田大学同士の戦いとなった。
二本とも中野選手が先着し優勝を決めた。

■ポイントレース

優勝:佐藤 健選手(日本大学コメント
自分は勝つためには逃げしかないので、スタート前からどこで逃げるかばかり考えてレースに臨みました。 レースが始まってからも冷静に集団を見ることができ、2回目のポイント周回に集団から抜け出し、最後まで逃げ切る事が出来ました。逃げのメンバーが入れ替わりながらも常にその逃げに残って前々で展開できたのが勝因だったと感じます。また、集団に草場先輩、武山先輩がいて下さったおかげでマークが少なく、逃げを決める事が出来たと思います。

ポイントレース序盤の模様。写真中央(左から3人目)が佐藤選手。
残6周時ポイント通過時。レース後半は關根論容選手(日本体育大学:写真右側)と二人で逃げに成功した。

<編集後記:学連ウォッチャー 深井>
いつも同日開催で体が二つほしい!と思う学連東西トラックレース。今年は東日本の方にお邪魔しました。

蛭川学生委員長の開会宣言から始まる東日本トラック大会

美鈴湖自転車競技場は高地ということもあり好タイムが出やすいとのこと。本レースでも1kmTT、チームスプリント、スプリント予選(200mFTT)、女子500mFTTと大会新記録が続出し、会場を沸かせていました。今回もたくさんの笑顔と素晴らしいシーンを見せていただきありがとうございました。

Photo & Txt : F.Fukai