2019年1月20日、今年度最後のトラックレースとなるTRS第5戦が伊豆ベロドロームにて開催されました。
※TRS第5戦の各種目リザルトはこちら
TRS(Track Race Series)は、当該年度TRSのポイントレースで獲得した累積点数により優勝選手を決定するルールとなっています。
今年度TRSは1月20日の第5回が最終となるため、本レース結果によりTRSランキングが確定、男女上位3選手の表彰式が行われました。表彰された選手からコメントをもらいましたので写真と合わせご紹介します。
※2018年度TRSランキングはこちら
Q:最終戦の様子はいかがでしたか?
レース展開は逃げができにくいと考えていてスプリントでポイントを取っていく作戦でした。積極的にアタックをかけたところ数回逃げる展開に持っていくことができ、自分にとって有利なレースの流れにもっていけたことが勝因だと思います。
また、立教の橘田選手はとても信頼していたので一緒に逃げたときはとても気持ちよく走ることができました。
Q:今年度印象に残ったレースがあったら教えてください
インカレの団抜きです。自分はメンバー外で応援する立場だったのですが、3、4位決定戦でみせてくれたチームメイトの熱い走りがとても感動しました。自分も来年はみんなの前でかっこいい走りができるように頑張ろうと思いました。
※編集者注:安彦選手(インカレ団抜き出場)紹介欄に写真を掲載しています。
Q:来年度の目標をお願いします
全日本学生個人タイムトライアルで良い結果を残すことです。今年度は7位でしたので、次は3位以上を目標にして日々の練習に打ち込みたいと思います。
Q:TRS総合第3位の安彦統賀選手は同県出身でよきライバルかと思います。關根さんからみた安彦さんは?
安彦選手とは高校生の頃によく一緒に練習していました。現在も日本体育大学でお互い刺激し合って練習に励んでおります。彼は2年生ながらも中距離のキャプテンを務めていて大変そうですが、頑張ってチームを引っ張っていってもらいたいです!
男子TRS総合第2位
梅本泰生選手(明治大学)
Q:最終戦はどのような考えで挑みましたか?
今回は私自身でも珍しく攻めというよりは守りのレースをしました。レースの順位自体はさほど気にしておらず、年間総合を狙っていたのでがむしゃらに走るのではなく、考えて走ろうと心がけていました。
私はレース後半から動こうと思っていたのですが、前半にマークしていたはずの關根選手の逃げを容認してしまったり、序盤にポイントを取っていなかったので他の選手とのポイント差が思った以上に空いてしまったことが不安になってしまい終始落ち着きのないレースをしてしまいました。また他の選手と比べてみてもスプリントにキレがなかったりと改めて自分の弱さを痛感したレースでした。
今回のレースで課題がたくさん見つかったので個人戦やインカレまでに課題を克服して次こそ優勝できるように頑張ります
Q:今年度の振り返りと来年度の目標などをお願いします
今年は成長を感じられる年でした。1年生の頃は特に目立った成績もなく、平凡な選手でした。この現状に危機感を持ったことで冬場はしっかりトレーニングに励み、個人戦スクラッチ3位、インカレマディソン3位、TRS年間総合2位と昨年に比べれば大幅に進歩したと思います。しかし、1位が取れていないのが現状です。
来年度こそは1位になれるように頑張りたいと思っています。来年度も応援よろしくお願いします!
男子TRS総合第3位
安彦 統賀選手(日本体育大学)コメント
今回も昨年に続き年間3位という結果でした。
自分の力では關根君には及ばず力の差を感じたのでまずは追いつけるように努力し、お互い切磋琢磨して2人で年間優勝を争えるようになりたいです。
女子TRS総合第1位
小口加奈絵選手(日本体育大学)
昨日のレースはとにかく自分の気持ちと足が弱かったなと思いました
TRS年間で1位だったことも当日のレース前に知りました笑
正直、場数が生んだ奇跡だと思ってます笑
Q:今年度の振り返りと来年度の目標などをお願いします
今年度印象に残ったレースはインカレのマディソンです。あれよりキツかったレースはないです笑 でもすごく楽しかったです!
来年度はインカレで両親に花束を渡せるようにしたいと思ってます!
女子TRS総合第2位
寸田桜選手(立命館大学)
Q:TRSは寸田さんにとってどのようなレースですか?
TRSは経験が少ない私にとって、実践的な経験を積めるレースで、毎回良かった点や反省点など得るものが多く、楽しみにしている大会のひとつです。
Q:今年度の振り返りと来年度の目標などをお願いします
印象に残った学連のレースはインカレです。3kmIPもオムニアムもあと少しのところで入賞を逃し悔しい思いをしました。仲の良い選手の活躍でたくさん刺激をうけ、来年こそは!という思いが強くなりました。
また今年度は、他大学の選手やマネージャーさんたちとも仲良くなれて、大会に行く楽しみが増えたことも私にとっては嬉しいことでした。
来年度は、インカレ表彰台と学連のチャンピオンジャージを獲得を目標に、今までとひと味違う私を見せられるよう頑張ります!
<編集後記:学連ウォッチャー深井>
今回ご紹介した關根さん、安彦さんは学連加盟前からウィンターシリーズ戦(静岡県車連)などでお見かけし、当時から学連選手に負けないレース展開をしていた選手でした。
毎年、必ず1学年分が卒業し1/4の選手が入れ替わる学連レース。来年度も続々と強豪若手選手が加盟するようです。さて2019年TRSはどのような展開になるでしょうか。