2019チャレンジロードA-Uクラス

4月最初の週末、桜が美しい伊豆CSCにて毎年JCF主催チャレンジロードレースが開催されます。
新規加盟選手含め多くの学連選手が出場するA-Uクラス、今年も表彰台に立ったのは全員が学連選手でした。

今回記事ではA-Uクラス 第1位~3位の選手コメントを紹介します。


■A-U優勝:山本哲央選手
2月3月と合宿漬けで非常にいい状態でチャレンジロードに挑めました。 前半は奥村先輩や後輩の中村が動いてくれていたので足を休ませることが出来ました。
皆の疲れが見え始めたラスト5周に入る手前に中川拳さんのペースアップがあったのでそれに便乗して下りで抜け出しました。誰もついてこなかったのは想定外でしたが、集団には何人も中央大学のメンバーが残っていたので、チャレンジしてみようと思い、1人でペースを刻みました。他のメンバーがアタックを潰してくれていたこともあり、直ぐに差が1分.2分と開いたので勝ちを確信し踏み続けました。

後半は山本選手の独走が続いた

チームとしても1位3位5位と表彰台を埋めることが出来、良いレースだったと思います。 学生選手権のTTT.TTを直近の目標に置きインカレのロード、トラックで勝利を上げていきたいです。

フィニッシュと同時に愛用の自転車を抱える山本選手


■A-U 第2位 小出樹選手(京都産業大学)
昨年は卒業した中井唯晶さんが優勝したこともあり、二連覇を狙って挑みましたが、2位という結果に終わってしまいました。 優勝した山本哲央選手はマークしていたものの、隙を突かれて逃がしてしまい、二人で追走するも差は広がり続け、結局捕まえることができませんでした。

レース中盤より久保田寛栄選手(朝日大学)と懸命の追走を続けた。
久保田選手(写真奥)に追走への謝意の握手。同選手からもフィニッシュ後「一緒に逃げて楽しかった」と言ってもらえた。

今回のレースで一番強かったのはどう見ても山本選手であり、どのような展開になっても負けていたと思っています。それほど彼は強かったです。 また、中央大学のチーム力もすばらしいものでした。 しかし、まだシーズンは始まったばかりなので、さらに強くなり、個人戦・インカレに臨んでいきます。

第2位でフィニッシュする小出選手
レース後、チームメンバーと

■A-U 第3位 奥村十夢選手(中央大学)
今回のチャレンジロードではチームメイトが逃げていたので、逃げ切れるタイム差まで開くのを集団で待ち、最後のゴールで集団の頭を取れたので良かったです。

メイン集団から抜け出し先頭でフィニッシュする奥村十夢選手。奥村選手は前年2018チャレンジロードでも第5位に入賞している。
TRS第1戦出場チームメンバーと

■A-J1でも学連選手が入賞
4月6日に行われたA-J1クラスでも2名の学連選手が入賞しました。
第4位 仮屋和駿選手(日本大学)
第5位 高橋舜選手(日本大学)

A-J1クラス表彰式。前方に仮屋和駿選手と高橋舜選手(ともに日本大学に今年度入学)が並ぶ。

■編集後記<学連ウォッチャー 深井>
前年の2018チャレンジロードを振り返ってみると、今回A-Uクラス第5位の中村龍吉選手(中央大学)はA-J1で第2位(当時 学法石川高校)に入賞していました。

2018年A-J1クラス表彰式

今回A-J1クラスで第4位 の仮屋和駿選手は前年A-J2で第3位(当時 和歌山北高校)。ちなみにこのとき第2位の武井稜哉選手(当時 日川高校)は今年度、中央大学に進学しています。彼らのますますの活躍も楽しみです。

2018年A-J2表彰式。今年度A-J1優勝の川崎三織選手(栄北高校)も並んでいる