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インカレを終えた4年生(男子ロード優勝:武山晃輔選手)

今年もたくさんの名勝負が繰り広げられたインカレが終わりました。
出場選手、運営の皆様、おつかれさまでした。そしてロード会場を提供いただいた美麻地区の皆様、ありがとうございました。
インカレは4年生が引退し世代交代するタイミングでもあります。昨年に引き続き、今回もインカレで活躍した4年生の選手たちにコメントをもらいました。
まずは男子ロード優勝の武山 晃輔選手(日本大学)から。

男子ロード表彰式

■インカレロード振り返り
Q:インカレロード優勝おめでとうございます。今回レースはどのような気持ちで臨みましたか?

小出樹選手(京都産業大学)を振り切って優勝を決めた武山選手

武山さん:今年のインカレロードは絶対に獲ると決めて1年間やってきました。目標は優勝のみ。個人としても、できる限りの準備をし、身体的にも機材的にも一切の妥協なく、当日を迎える事ができました。
これは、自分だけの力で出来ることではなく、部員、監督、コーチ、家族、チームスタッフ、沢山の人の支えがあっての事だと心から思っています。ありがとうございます。
チーム全体としても、今年走ったほぼ全てのレースは、インカレで成績を残す事だけを考えて取り組んで来ました。レースの前後には、沢山のミーティングを重ね、レースに対する意識を磨き、確実に力をつけてくれました。その結果、1名の機材トラブルがあったものの、7名が25位以内で完走する圧倒的な力を見せつける事が出来たと思います。

7名が25位以内で完走した日本大学ロードメンバー
日大「N」指マークの作り方を後輩に指導する武山さん。Nマークはこれからも引き継がれていく

■学連レースや4年間の思い出
Q:武山さんはずっとインカレロードで優勝や上位だったイメージがありますが、振り返ってみてどんな4年間だったでしょうか。

武山さん:4年間の思い出としては、やはりインカレだと思います。
1年目からロードメンバーに選ばれ、レースを走る事になりましたが、早々に落車に巻き込まれ、集団復帰することなく終了しました。
前年、同じく1年目のインカレで苦い思いをした草場先輩がインカレの借りはインカレで返すと言っていた、その言葉通りの走りに魅せられ、2年目に繋がる事となりました。
2年目には優勝したものの、3年目は2位に沈み、集大成として4年目に再び勝って終える、全てはインカレが繋げてくれた4年間だったのかなと思います。

2年生、2回目のインカレでトップフィニッシュする武山選手(2017.9.3)

■今後の自転車との関わり
Q:今後の活動について決まっていることはありますか?

武山さん:これからも自転車選手として活動していくつもりです。
これまでの活動はU23カテゴリーの枠の中でしかなく、エリートに混ざれば、挑戦者の1人でしかありません。現状に満足せず、さらなる高みを目指し、エリートでも頂点を目指して行きたいです。

■学連を目指す選手たちへ
Q:これから学連を目指そうとする選手たちへのメッセージをお願いします。

武山さん:4年間という時間はあっという間です。現に自分は気づいたら4年間がもう終わりつつあります。ですが、その4年間は自分の人生を大きく変える時期でもあります。
高校を卒業し、その後の進路を決めるのに、就職、大学、専門学校など、色々な選択肢があると思います。もし大学へ進学し競技を続けるか悩んでいて、その大きな理由が自身の競技レベルだとしたら、気にする事はありません。
高校時代に輝かしい成績を残して進学してきた人が、そのまま大学レースで活躍するとは限りません。進学後見る影もなく落ちぶれて行く人を沢山見て来ました。逆に、インターハイのロードに出場すら叶わなかった選手が、インカレのロードへ出場し、チームに貢献して完走を果たす姿も見てきました。
どんなに努力したって結果に恵まれない事もあるかと思います。しかし、努力すらしなければ、その可能性すら生まれてきません。
そして、進学する大学の選択は大切だと思います。多くの人に活動の様子など実情を聞き、自分がここだと感じた大学へ行くべきです。
全ては自分次第。本気の思いがあれば、必ず周りの人は共鳴し、支えとなってくれるはずです。今ある環境が当たり前だと思わず感謝し、そして今ある環境に満足せず高みを目指し頑張って下さい。 ありがとうございました。

4年間の思いを込め日本大学校歌を斉唱する武山選手(写真中央)

<編集後記>
ロードレースでいつも表彰式の常連だった武山選手。本コラムでも直近では2019年5月の修善寺ロード優勝時にコメントをもらっています。当時の記事はこちら

photo&編集 深井文浩(学連ウォッチャー)

第55回 西日本大学対抗選手権自転車競技大会

梅雨が明け連日の猛暑となった8月4日、大阪府岸和田競輪場にて第55回となる西日本大学対抗選手権自転車競技大会(通称:西カレ)が開催されました。
今回は8校53選手がエントリー。インカレ前の最終学連レースとして、選手たちは暑さ対策も考慮しながら懸命に競技に取り組んでいました。

本レポートでは各チーム主将や選手のコメントを写真と共に紹介します。
レース結果はこちらよりご覧ください。

総合表彰にて。総合優勝は14連覇を果たした朝日大学

朝日大学 栗山和樹主将

西カレではテスト期間の合間の大会ということで、まとまった練習が出来ていなかったですが、今出せる最大の力を出し総合14連覇することができたので良かったです。
これからインカレ合宿などを経てインカレに挑みますが、そこで今よりパワーアップしてインカレでは西カレ以上の結果が残せるようにしていきたいです。

チームスプリント出走前の栗山主将とチームメンバー

多くの種目で首位を獲得した朝日大学


京都大学 向井田直選手

京都大学からは4kmIP、1kmTT、スクラッチ、ポイントレ​ースに出場しました。
最近では京大でトラックをやっているのは私だけでした。
今年は1回生が興味を持ってくれて4回生1名、1回生2名の計3​名で参加させていただきました。
1回生2名にとっては初めてのトラックの大会となりまだまだ力及​ばずでしたが、いい刺激を受けたと思います。

ポイントレース中の向井田選手

私は1回生の頃からこの大会に参加させてもらっています。今回こ​の大会に向けて準備はしてきたつもりでしたが、スクラッチ、ポイ​ントレースともに良い結果ではありませんでした。
非常に残念ですが、最後のインカレロードまで精進していきたいで​す。
本大会を運営していただいた皆様、大変暑い中ありがとうございま​した。

今回トラックレースは1回生2名も初参加。

大阪大学 野崎翼選手

いつも大会を支えてくださる大会関係者の方々、本当にありがとう​ございます。今回は、学連のトラック大会で初めて表彰台に上がる​ことができ、とても嬉しいです。
インカレもケイリンに出場しますが、入賞目指して精一杯走ります​。

ケイリン決勝 3位でフィニッシュする野崎選手
龍谷大学 河地選手とともに。

龍谷大学 河地拓巳選手

こんにちは。
龍谷大学の河地です。
西カレは合宿と重なっている大学が多いため、ケイリンは走れば入​賞という状況でした。
3位以上はメダルがあるとのことだったので、持って帰りたいなと​思っていたのですが、わずかに叶わず4位となりました。
5月の西学よりは成長を感じられたので、このまま練習を重ねてい​きたいです。
運営や学生委員の方々、ありがとうございました。

ケイリン決勝出走前の河地選手
ケイリン出走前に。

大阪経済大学 長﨑優祐主将

こんにちは!
大阪経済大学、自転車部主将の長﨑です。
今大会は、部員各々が持てる力を最大限に発揮し、去年に引き続き​総合で2位を取ることが出来ました!
この勢いをそのままに、インカレトラックでも良い結果を残せるよ​うに、頑張ります!
最後に運営の皆様、応援して下さった皆様、いつも素晴らしい写真​を撮って下さる深井様、ありがとうございました!

長崎主将と同校メンバー

大阪経済大学 スクラッチ優勝 三浦翔馬選手

まず始めに、とても暑い中大会の運営やタイム計測をしてくださっ​た方々に感謝を述べさせていただきたいと思います。
次に、スクラッチについてです。
正直出走前は格上の選手が多いことから、優勝は厳しいと思ってい​ました。
しかし、ラスト7周地点で集団から飛び出しても誰も追いかけて来​なかったので「これは行けるかも!」と思い徐々にペースを上げて​いくと逃げ切ることができました。
今回はかなり運の要素が強かったので、油断せずインカレまで練習​を積んでいこうと思います!

後続選手を大きく引き離し単独フィニッシュする三浦選手

大阪経済大学 女子スプリント優勝 平岡早紀選手

昨年から始めたトラック競技で、自分の力で優勝できたのが初めて​だったので嬉しいです!
正直勝てる自信がなかったですが、積極的に自分から仕掛けていく​と決めていたので上手くいってよかったです。しかしイメージ通り​に走る事が出来なかったのでこれからも勉強していきたいと思いま​す!

スプリント優勝の平岡選手(写真右)
スクラッチ優勝の三浦選手を中心に。

中京大学 川嶋祐輔主将

インカレ直前の最後のトラックの大会で、天候もすごく良くいい大​会でした。
インカレまでの期間今回の反省点を克服できるように練​習に励みたいです。
暑い中お疲れ様でした。ありがとうございまし​た。

ポイントレース中の川嶋選手(写真中央)
表彰式を終えて。なお、ロード選手として活躍中の中根英登さん(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)も中京大学出身。

大阪産業大学 村上翔馬選手

今回の西日本インカレはテスト期間中ということもあり、どの競技も​あまり良い成績を残すことが出来ませんでした。

チームパーシュート レース中の大阪産業大学チーム

しかし団体種目は​前回の西日本学生選手権大会の時より良いタイムが出せたのでチー​ム全体のレベルは上がってきてると実感しています。
インカレまで​の残り少ない時間精一杯努力し1人でも多く入賞出来るように頑張​りますので応援よろしくお願いします!

ポイントレース第2位を獲得した植益選手


関西大学  西田優大主将

主将コメント
チームとしては、一回生が経験を積めたことが収穫でした。また、​インカレ前に怪我なく終われたことも良かったです。
ただ、団体追​い抜きでは納得いく結果は出せなかったので、インカレに向けてし​っかり合わせていきたいです。
今回も大会関係者の皆様お疲れ様で​した。ありがとうございました。

西田主将とチームメンバー

チームスプリントについて
意外な終わり方でしたが、優勝という形で終われて良かったです。​予選タイムも大きな差があったものの、自分たちとしては思ったよ​り良かったので、インカレではもっと上のタイムを狙っていきます​。

チームスプリント レース中の関西大学チーム
チームスプリント表彰式

 


編集後記

今回の選手コメント入手&取りまとめを西日本学連学生委員長の木下晴音さんにお願いしました。ご協力ありがとうございました。

競技役員の皆様 一件の落車もなく暑いなかの執務おつかれさまでした。

photo&編集 深井文浩

立哨講習会開催

2019年6月16日(日)東京・岸記念体育館で70名の参加により立哨講習会が開催されました。
連盟事務局は6月5日(水)にジャパンスポーツオリンピックスクエアに引っ越し、岸記念体育館はまもなく閉館されるため、講習会自体は初めての試みでありながら、岸記念体育館で行われる最後のイベントとなりました。
本連盟では明治神宮外苑大学クリテリウムをはじめ、一般公道を使用して行うロードレースを多数開催しておりますが、レースの安全を確保するため、多数の学生立哨員がスタッフとして大会運営に協力しています。
講習会は今後も定期的に実施し、立哨員の育成とレベルアップを通じて、よりよいレース運営に努めてまいります。

全日本学生選手権 チームロードTT&個人ロードTT

2019年6月1日~2日、埼玉県利根川上流河川敷特設コースにて全日本学生選手権 チーム・ロードTT&個人ロードTTが開催されました。

【チーム・ロードTT】
日本大学が11年ぶりの優勝。中央大学はレース終盤のパンクが響き、13秒87差で3連覇を​逃す結果となりました。
【個人ロードTT】
大学選手権においては男子は今村駿介選手(中央大学)が優勝。
女子は福田咲絵選手(慶應義塾大学)が2連覇を果たしました。
普及大会を制したのは​中山和輝選手(京都府立医科大学)でした。

各レースの優勝選手からコメントをもらいましたので写真と共に紹介します。


■チーム・ロードTT

優勝:日本大学チーム コメント

チームタイムトライアルはロード・チームランキングを大きく左右する大会であるためチームとして力をいれてきました。
今大会を日本大学としては、11年ぶりに、個人としては、4年生の年に、優勝という形で終われたことをとても嬉しく思います。

個人タイムトライアルの結果を見て分かる通り、私たちは、他の大学よりも個々の能力が長けていた訳ではありません。


チームでいかに速く走るか、準備の段階で、思考を凝らしたことが、今回の結果に繋がったと思っています。
チームとしては、今後も重要度の高い大会が続きます。今回の結果に慢心することなく、インカレを最終目標に、取り組んでいきます。
日本大学自転車部 主将 小嶋 健太

二日間のレースを終えてチームメンバーと。

第2位 中央大学
第3位 朝日大学

■個人ロードTT男子選手権

優勝 今村駿介選手(中央大学)コメント

自身として大学選手権の優勝がなく、勝てればいいなと考えていました。
チーム内の山本選手が強いのはわかっていたので、彼に負けないようにと意識していました。


前日に(日本大学チームに)負けてしまったので、悔しさはありましたが、疲れがあるのは分かっていたのでトレーニングと思ってエントリーしていました。
全力で出し切れれば勝てるかなと思っていましたが、うまくペースを刻めたので良かったです。

最後のタイムトライアル大会でチームでは勝てませんでしたが、個人で勝てた事に嬉しさがあります。
来年からの記録更新されないためにもう少しタイムを伸ばしたかったなと振り返れば思います。
全日本選手権に向けてコンディションを上げてU23で勝ちたいです。

チーム内のよきライバル山本選手、普及クラス第3位の武井選手らとともに。
第2位 大前翔選手(愛三工業レーシング)
第3位 中川拳選手(早稲田大学)

【学生選手権表彰】
第2位の大前翔選手はオープン参加のため、学生選手権としては1位 今村​駿介選手(中央大学)、2位中川拳選手(早稲田大学)、3位矢部駿人選手(法政大学)です​。

学生選手権表彰
学生選手権第3位の矢部駿人選手(法政大学)

■個人ロードTT 女子選手権

優勝 福田咲絵選手(慶應義塾大学)

2連覇することを目標にしていました。
ただ前日まで就職活動をしており、正直練習する時間がなかなかとれない日がずっと続いていて不安になることもありましたが、出来る範囲で練習をしてきました。
前日に1年弱やってきた就職活動を無事に終えることが出来たので、気持ちの面ではスッキリとした気持ちでレースに臨めました。また、今出来る精一杯のことをやろうと思えたところが、あえて緊張しすぎず良かったのかも知れません。

レース中は、今年は路面に石がかなり落ちていたので、パンクをしないように路面を選びながら慎重に走りました。他の人とのタイム差などは気にせずに、自分の走りに最後まで集中して走れました。去年よりも1分以上タイムを縮めて優勝することが出来て、良かったです。

このような結果を残すことが出来たのは、日頃よりご支援していただいているOB、OGの皆様、タイムトライアル用スーツを作ってくださったビオレーサー様、パイオニア様、夜遅くまで完璧に自転車を組んでくださり、ホイールを貸してくださったBicicletta SHIDOの安藤さんなど、本当に多くの方々のおかげです。ありがとうございました。
就職活動が終わり、やっと自転車に乗れる時間を確保出来るようになったので、ここから最後のインカレに向けて調子を上げていきます。
でもまずは、来週の全日本学生選手権個人ロードで2連覇できるように頑張ります!応援よろしくお願い致します。

レースを終えてチームメンバー、OBと。

女子第2位 古山稀絵選手(日本体育大学)
女子 第3位 石上夢乃選手(鹿屋体育大学)

■普及大会

優勝 ​中山和輝選手(京都府立医科大学)コメント

今回の大会はテスト真っ只中での参加で、あまりまとまった練習時間が取れず、少し不安を抱えた中での参加でした。
しかし、今年は非常に好調な状態が続いており、昇格は出来るかもしれないとは思っていました。
僅差ではありましたが、1位という予想外の結果で、自分でもとても驚いています。

個人TTは孤独な自分との戦いですが、一人ではここまで来ることは出来ませんでした。様々な人のサポート、練習を共にする仲間にとても感謝しています。
インカレを目指してここまで頑張ってきたので、念願のクラス2に良い形で昇格することができ安堵しております。
まだまだ十分な実力があるとは全然言えないので、これからも引き続き選手として成長していきたい所存です。

 

いつも行動を共にしている京都大学チームメンバーと

普及大会 第2位  花見和哉選手(明星大学)
普及大会 第3位 武井稜哉選手(中央大学)

編集&写真撮影 深井文浩

[みどころ]6/1(土) 第58回全日本学生選手権 チーム・ロード・タイムトライアル大会

大学対抗のチームタイムトライアル!
日本学生自転車競技連盟は2019年6月1日(土)に埼玉県利根川上流域南側 加須市・おおとね童謡のふる里室前発着の特設コースにて、第58回全日本学生選手権 チーム・ロード・タイムトライアル大会を開催いたします。

主 催 
日本学生自転車競技連盟 

共 催 
公益財団法人日本自転車競技連盟 一般社団法人埼玉県自転車競技連盟後 援 加須市 加須市教育委員会 羽生市 羽生市教育委員会 

協 賛 
公益社団法人全国競輪施行者協議会 一般社団法人日本競輪選手会 井上ゴム工業株式会社WIN AND WIN CO., LTD.(WIAWIS) セイコータイムシステム株式会社 株式会社パールイズミ

今年度、2つ目の「学生選手権大会」はJICF加盟校の学校対抗形式によるチームロードレースの優勝校を決める選手権大会です。

学生選手権TTTとは?
大学ごとの単独走の時間を競うロードタイムトライアル競技は1チーム4名で構成、フィニッシュ時は3人目がフィニッシュした通過タイムです。

過去は100km近い距離でレースが行われていましたが、2014年度大会より約60kmの距離となりました。以前はロード競技の強い大学が上位にいましたが、チームTTの距離が短くなった近年はトラック競技の団体追い抜きなどで上位にいるチームの活躍が目立っています。

このレースは走力とチームワークが試される団体戦で毎年、風の影響をうけるチームも多く、追い風・向かい風の状況を確認したり、チームスタッフが他大学とのタイム差を確認しながら走る選手に伝えて戦略を考える等、走る選手だけではなく、チーム一丸となって戦う大学対抗戦です。

まっすぐな道をチーム単独でひたすら走るロードタイムトライアル(写真は2017年レース)

レースは11時30分よりスタート!
レースは前年度の優勝チームから上位8校までが2分間隔でスタートし、それ以降は1分間隔でスタートします。
今年度は、前年度優勝校の前にオープン参加のEQADSが出走し11時32分より昨年度の優勝チームである中央大学が出走予定です。

2018年大会は中央大学が連覇達成!
昨年度大会は1番目にスタートした中央大学は、1周目終了時に2位と約1分ほどの差をつけて折返し、2周目はタイムを落としながらも、チーム力で乗り切り、1時間17分19秒76(時速49.04km)で2位の京都産業大学に1分10秒ほどの差をつけて大会2連覇を達成しました。

トップタイムでフィニッシュする中央大学チーム

今年の注目大学
現在、大会2連覇を達成している中央大学は、今シーズン、学生選手権の初戦となったクリテリウムでも1年生の中村龍吉選手が優勝しており、チームとしても良い形でシーズンを迎えています。昨年の優勝メンバー3名がエントリー、大会3連覇を目指し臨みます。

2018年 第2位の京都作業大学

3年連続で2位の京都産業大学は近年、急速にタイムトライアル競技で成績を残しています。昨年3位の日本体育大学は前年8位から順位を上げました。4年生の當原選手をはじめ有力な選手が揃っています。、4位の日本大学も2008年以来の優勝を目指し、トラック競技でも活躍している佐藤選手や修善寺ロード第2位の片桐選手はじめロード有力選手もエントリーしています。他にも昨年度出場していなかった有力校の朝日大学、1年生からロード競技で活躍が光る中川選手率いる早稲田大学、明治大学、鹿屋体育大学などが有力です。

2018年 第3位の日本体育大学
2018年 第4位の日本大学

各校強力なメンバーですが、チームメンバー全員そろっての脚力と精神力が試される競技でもあります。
また、当日の気温、天候などの風の影響も多くレースの勝敗を左右します。
当日のレースが終わるまでどうなるかわかりません。

中大の三連覇か?それとも伝統校の巻き返しか?伏兵の台頭か、それとも?各チームともに走る選手だけではなく、サポートスタッフ、OBOGも一丸となって、大学の名誉をかけた戦いにご注目いただき、是非会場にて熱い声援を宜しくお願いいたします!

大会に関する競技速報情報はTwitterで配信予定です!

日本学生自転車競技連盟競技
速報Twitter
https://twitter.com/jicf_jimukyoku

なお、翌日2019年6月2日(日)は第5回全日本学生選手権個人ロードタイムトライアル自転車競技大会が同コースで開催されます。

エントリーリストなど詳細はこちらから

第5回全日本学生選手権個人ロードタイムトライアル自転車競技大会
大会概要ページ:http://jicf.info/11481/

 

関連情報SNS/HP

日本学生自転車競技連盟公式HP:http://jicf.info/

JICF情報系HP officials:http://jicf.info/officials/

JICF競技速報Twitter:https://twitter.com/jicf_jimukyoku

JICFFacebookページ:https://www.facebook.com/jicfjoho/

【みどころ】第21回全日本学生選手権クリテリウム大会

今年度最初の学生選手権大会!
5月26日(日)に東京都品川区⼋潮 ⼤井埠頭周回コース(1周 7km)にて第21回全日本学生選手権クリテリウム大会(エントリーリスト・大会要項など、大会概要ページはこちらから:http://jicf.info/11650/)を開催いたします。

今年で第21回目を迎える全日本学生選手権クリテリウム。
学生選手権クリテリウムについてはこちらのページに経緯や過去の優勝選手一覧が掲載されていますのでぜひご覧ください。

JICF情報系サイトofficials↓
http://jicf.info/officials/jicc_crite

TOJと同日に開催される初の大会!
学生選手権クリテリウムはこれまで関西地区での開催されていましたが、今年度は国内最大級のステージレース、ツアー・オブ・ジャパン(TOJ)の最終ステージとなる東京ステージで同日に開催され、多くの注目が集まる中、2019年度の学生クリテリウム王者が決定します。

ツアー・オブ・ジャパン2019公式サイト↓
http://toj.co.jp/2019/

競技種目はクリテリウムで男⼦6周回(42km)⼥⼦4周回(28km)で優勝者を決めるレースです。
TOJ2019でトッププロレーサー達が走るコースと同じコースレイアウトで平坦でスピードが乗る高速なレース展開が予測されます。
また、同日の11時からツアー・オブ・ジャパンが東京ステージの開催があるので、いつも以上の観客が見守る中でのレースになります。

2019ツアー・オブ・ジャパン
第8東京ステージコースレイアウト↓
http://toj.co.jp/2019/?tid=100072

女子の注目大学・選手紹介
昨年度は男女ともに京都産業大学の選手が優勝を果たしました。
女子では当時1年生ながら中冨選手(京都産業大学)が、早稲田大学の小泉選手とのスプリント勝負を制して初優勝を果たしました。
その後も修善寺カップ総合優勝なども果たしシーズンを通して活躍をみせました。

前年度優勝の中冨選手(京都産業大学)

本大会の注目選手としては昨年優勝の中冨選手(京都産業大学)、昨年2位の小泉選手(早稲田大)をはじめ、昨年4位の野寺選手を擁し、最多4名がエントリーしている順天堂大学、過去5大会で3回優勝選手を輩出している日本体育大学などの大学にも注目が集まります。

順天堂大学女子メンバー

また、福田選手(慶應義塾大学)、橋本選手(鹿屋体育大学)の2名はナショナルチームのメンバーとして国際大会で日本代表として活躍もしてきた4年生にとっては最後の学生選手権クリテリウムとなるので、力強い走りで白熱したレースが展開されることが予想されます。

修善寺女子ロードで(学連選手最速)2位にてフィニッシュする福田選手

 

男子は予選なしの優勝決定戦となる一発勝負!
男子は、例年とは異なり予選なしの決勝のみ42kmで優勝者を決定します。
昨年のレースの最上位としては3位の吉岡選手(京都産業大学)擁する京都産業大学が8名エントリーしており、昨年に引き続き大学での連覇を目指します。

吉岡主将率いる京都産業大学メンバー

注目選手としては、今年度のRCS3戦終了時までのリーダーとなっている鈴木選手(明星大学)、インカレロードで優勝経験がある武山選手(日本大学)、石井選手(鹿屋体育大学)などの選手がエントリーしています。

現RCSリーダーは鈴木選手(明星大学)

ロードを得意とする選手以外でもトラックレースで中距離レースを得意とする選手も多くエントリーしており、コースは平坦でハイスピードな力と力がぶつかりあう、より白熱したレースが展開されることが予測されます。

武山選手(日本大学)は直近の修善寺ロードで優勝している

新元号「令和」初の学生選手権クリテリウムの栄冠を勝ち取るのはどの選手か?
いつも以上に熱気に溢れた会場と観客の前で最初にフィニッシュラインを通過する学生選手権チャンピオンと激しく競いあう学連選手たちとの熱い戦いに是非、大きなご声援を宜しくお願いいたします!

関連情報ページ
日本学生自転車競技連盟公式サイト:
http://jicf.info/
JICF情報系サイトofficials:
http://jicf.info/officials/
競技速報Twitter:
https://twitter.com/jicf_jimukyoku
公式Facebookページ:
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第21回 修善寺カップ女子&RCS第3戦&TRS第2戦【選手コメント編】

第21回 修善寺カップ女子&RCS第3戦&TRS第2戦
【選手コメント編】
掲載済レースレポートの追加版として、本レースの優勝選手や注目選手のコメントを紹介します。

※レースレポート編はこちらよりご覧ください。


【修善寺女子カップ】
総合優勝 池上あかり選手(早稲田大学)

こんにちは。早稲田大学に入学しました一年の池上あかりです! 福岡出身なので、いまだに都会の風についていけないのが悩みの種です。 これからの学連の大会に出るのがとても楽しみです。よろしくおねがいします!!


今回は大学に入って二回目の大会でした。大学の大会の印象はキラキラしてて世界が違う感じです!
また今回のような、2日間で五種目の総合点を決める大会は多分初めてでした。200FTT種目はタイムがでなくて、点数とれるかな…と思いましたが、だんだん上位をとることができました。 1つの種目で勝敗が決まらないので、スリルがあってすごく楽しかったです。

200mFTTでは焦りを感じたが3kmIPでは第1位を獲得(Time:4.07.486)

これからもっと試合が増えてくるので、大学生の方々についていけるように頑張ります!

1日目トラックレースを終えてチームメンバーと

【男子オープンロード(RCS第3戦)】

■Class1+2

優勝 武山晃輔選手(日本大学)コメント
今回は積極的に走る事を意識し優勝を目指しました。 終始余裕を持って走れていたので冷静にこなす事ができました。
序盤はチームメイトへの指示を出しつつ、中盤から自分も逃げにブリッジし勝ち逃げに乗る事が出来ました。 逃げ集団の中では数的有利もあり、メイン集団もチームメイトが多くいたのでしっかりチェックしてくれていたので、すごく走りやすかったです。
最終周の秀峰亭あとの登りで周りの選手の脚を見れていたので、最後スプリントになっても勝てると確信しました。
二号橋後の登り返しで少しペースの緩んだタイミングでアタックし、後続は反応してきましたがついてこれず、2位狙いの動きに変わっていました。 ラスト200くらいは流してゴール、2位にも片桐が入り上手くまとめられたと思います。


個人、チームともに修正すべき点は多くありますが、今回は全体として良い走りができたのではないかと思います。 ですが、強豪選手のエントリーが少なく、展開もシンプルな中での成績ですので、今以上に個人の能力とチームプレーに磨きをかけ、個人戦、インカレに向けてパワーアップして行きます。


■Class3

優勝:松崎広太選手(法政大学)コメント
今回の大会は今年度class3に降格してしまいインカレ出場ができないかもしれないということで確実に昇格、優勝を狙って走りました。

トップでフィニッシュを迎える松崎選手

前日のTRSの疲れも少しありましたが途中のトラブルなどを極力回避するために途中で抜け出すというのが作戦でした。作戦通り途中で四人で抜け出し強調して最後も1着をとれたのでよかったです。

松崎選手は前日のTRS第2戦でもマディソンとポイントレースに出場していた。写真はマディソンレース中の法政大学チーム

去年はインカレ前に怪我をしてしまい出場できなかったので今年は去年走れなかった分、結果を出したいです。

レースを終えてチームメイトと。

【TRS第2戦】
1年生ながら積極的な走りが印象的だった兒島直樹選手(日本大学)にコメントをもらいました。

■兒島直樹選手(マディソン&ポイントレースClass2 第1位)
コメント

Q:学連レースを走ってみた感想はどうでしたか?
初出場だった東日本トラック ポイントレースでも強豪選手達をかわして優勝でしたね!

これまで走ってきた高体連に比べ、学連レースはレベルが上がります。5月初旬に出場した東日本トラックが最初の少し大きい大会だったからとても楽しみにしていました。
実際にポイントレースを走ってみた印象としては、高体連のレースと違って速いペースでレースが進行してペースが落ちることが少なかったけれど、その少ないペースが落ちた時に逃げを決めることができたから学連のレースでもしっかり走れていると思いました。
今年は東日本で勝てたからといって満足するのではなく、これからの個人戦やインカレ、全日本などの大きな大会でも表彰台に上がれるように頑張ります。

ポイントレースClass2B最終周、集団から躍り出た兒島選手。残る半周で2位以下選手を大きく引き離しフィニッシュした。

Q:得意な種目は?
中距離レース全般です。その中でも特にポイントレースが得意だと思っています。でも、これからはオリンピック種目であるオムニアム、マディソンをたくさん経験して得意になれるといいなと思います!

Q:トラックとロード、どちらが好きですか?
自分はトラックが好きです。理由は高校からずっとトラック競技に力を入れてきたからです。 でも、ロードも少しは走れるようになりたいと思っています。

Q:今後の抱負を教えてください。
今までの競技生活は全国で何度か勝ったり自分の記録を持つこともしました。しかし、過去の栄光にいつまでも囚われていてもなにもならないし、囚われすぎて成績が落ちるような人も少なからずいると思います。だからこれからも一歩ずつ前進できるように初心を忘れず頑張っていこうと思っています。

マディソンを終えて、ペアで出場した髙橋舜選手(写真右)やチームメンバーと。

【新規加盟校紹介】
今年度に新規加盟したチームも参加していました。
撮影許可を得られた志學館大学と九州大学を紹介します。

志學館大学
木村純気選手コメント 
今年から新規加盟しました、志學館大学です。 自転車競技部は今年発足しました。 現在部員は5名で、選手は1名です。 平日は基本1人で練習し、休日はレース思考の社会人や鹿児島大学の方々と練習しております。
学連では、全日本学生選手権個人ロードで入賞することを目標に頑張ります。 よろしくお願いします。

レース前の木村純気選手。レースでは初出場のClass3を2位でフィニッシュし昇格を決めた。

九州大学(コメント依頼中)
今回は4選手が出走し、平田成基選手が13位で完走しています。

修善寺ロードClass3出走前の九州大学選手

編集後記:学連ウォッチャー  深井>
トラック、ロードとも開催されるこの修善寺レースはいつもながら密度の濃い二日間でした。
5kmサーキットはオリンピック準備に向け閉鎖されるとともに、その後も大きく姿を変えるようです。果たして2021年、どのような姿で再会できるでしょうか。

本記事で紹介した池上あかり選手と兒島直樹選手は前年度のウィンターシリーズ戦(静岡県車連)でもベテラン学連選手を相手に活躍する姿をお見かけしており、今回も注目していました。これから学連ウェア姿での益々の活躍、個人的にも楽しみにしています。

第21回 修善寺カップ女子オープン(トラック、ロード)&RCS第3戦&TRS第2戦【レースレポート編】

【第21回 修善寺カップ女子オープン(トラック、ロード)&RCS第3戦&TRS第2戦 レースレポート】
別記事の優勝&注目選手コメント編と合わせご覧ください。

511日~12日、静岡県伊豆CSCにて第21回修善寺女子カップ(トラック、ロード)およびRCS3戦 修善寺オープンロードが開催された。
11日には全日本学生トラックレースシリーズ(TRS)第2戦も同会場で開催され、二日間にわたり多くの学連選手がレースに参加した。

選手12名が走る女子ポイントレース

【修善寺女子カップ】
修善寺女子カップは1日目にトラックレース、2日目にロードレースが開催され、トータルの得点で優勝者を決する。

①女子トラックレース
1日目、北400mトラックにて行われた修善寺女子カップトラックレースには女子選手12名が参加し、全種目をバランスよく走った五味田奈穂選手(順天堂大学)が首位を獲得。

ポイントレース序盤の五味田選手(写真先頭)

②女子ロードレース
距離40km5キロサーキットを8周する2日目ロードレースは13名の選手が参加。レース序盤より下山美寿々選手と福田咲絵選手(慶應義塾大学)が2名で逃げを形成。最終周で福田咲絵選手を振り切った下山美寿々選手が単独トップでフィニッシュを飾った。

レース序盤の下山美寿々選手と福田咲絵選手

③総合優勝は池上あかり選手
トラックとロードを合わせた総合成績では池上あかり選手(早稲田大学)が優勝。1年生ながらトラック3kmIPとポイントレースで1位を獲得、ロードでも4位でフィニッシュしており今後の活躍が期待される。

ポイントレース中の池上選手

【男子オープンロード(RCS3戦)】
男子ロードはClass3カテゴリーとClass1+2カテゴリーの2レースを開催。

①男子Class3
75名の選手が出走しコースを10周、距離50kmで争われた。レース中盤より今回1位~3位となる3名による逃げ集団が形成され、最終周でフィニッシュ前スプリントを制した松﨑広太選手(法政大学)が優勝した。

レース中盤より最終週まで続いた3選手による逃げ

②男子Class1+2
距離が100kmとなり114選手が参加したClass1+2は序盤より数名の逃げ集団が形成。少しずつメンバーが入れ替わりながらレースが展開した。

最終周回、5名で構成された先頭集団

武山晃輔選手(日本大学)、片桐東次郎選手(日本大学)、大森竣介選手(信州大学)、小出樹選手(京都産業大学)、宇佐美颯基選手(明治大学)の先頭集団5名で迎えた最終周。武山晃輔選手(日本大学)が2号橋からの登りで後続を引き離し2位と3秒差でトップフィニッシュ。2位に終わった2018年インカレロードの悔しさを晴らした。
6位に入賞した仮屋和駿選手(日本大学)もレース中頃から終盤にかけ先頭を走り、1年生ながら注目される存在となった。

レース中盤から後半にかけ先頭を独走した仮屋和駿選手(日本大学)。1年生の活躍に注目が集まった。

TRS2戦】


11日には同じく北400mトラックにてシリーズ戦方式の「全日本学生トラックレース・シリーズ(通称:TRS)」の第2戦も開催された。
今回はTRSとしては唯一、マディソンとタンデム200mFTTも実施され、今後の全日本選手権やインカレに向けた貴重な練習の場となった。

タンデムスプリント第1位の早稲田大学チーム

TRSでも1年生の兒島直樹選手(日本大学)がポイントレースClass2B組で第1位を獲得。マディソンでも同選手&高橋舜選手の1年生ペアが日本大学Bチームとして第1位となるなど、総じて1年生選手の活躍が目立つ二日間であった。

マディソン第1位の日本大学チーム(兒島直樹選手、高橋舜選手)

photo&txt : Fumihiro fukai


※本記事の文章は学連facebookに掲載したものとほぼ同内容です。
別記事の優勝&注目選手コメント編と合わせご覧ください。

第39回 西日本学生選手権トラック大会(後編 各校主将メッセージ)

第39回 西日本トラックのフォトレポート、後半編では各校主将からのメッセージを紹介します。


京都産業大学 主将 吉岡衛選手

チームパーシュートを終えて。

京都産業大学からはポイントレース、スクラッチ、4kmIP1kmTT、団体追い抜きとチームスプリントに出場しました。
我々が一番力を入れている団体追い抜きで優勝できたことが今大会での一番の収穫だと思います。
またこの時期に410秒台のタイムを出すことができ、「新チームでも僕たちはやれるぞ!」というアピールにもなったかと思います。
しかし決勝で対戦した朝日大学も410秒台のタイムを出し、東日本では中央大学が416秒を出しているので、まだまだ強くならないとインカレでは優勝できないとも感じました。

決勝戦を制した4kmTP。先頭は吉岡選手

また、個人種目では同期の伊藤がポイントレースで優勝しました。
今年の伊藤はひと味もふた味も違うので、これからの走りも必見です。

ポイントレースで優勝し、メンバーの祝福を受ける伊藤選手

スクラッチでも水谷が新入生ながら2位に入り、チームに良い流れを作ってくれました。
チーム全体としての結果は良いものでしたが、個人個人での結果を見るとまだまだ力不足な面が多いと感じました。
チーム全体の能力を底上げして、今年こそインカレで優勝できるように、チーム一丸となり頑張ります!


朝日大学 主将 栗山和樹選手

ケイリン決勝は同校選手同士の戦いに。

シーズンが始まり大会がたくさんあり疲れが残っている中での大会でしたが、今出せる最大限の力を個々が発揮できたと思います。

惜しくも二位となったものの会場を沸かせた朝日大学チームの4kmTP
チームスプリント予選

まだまだ改善していけるところがあるのでインカレに向かってチーム一丸で頑張っていきます。

40名の選手が出場した朝日大学は全競技で存在感を示した。

同志社大学 主将 末廣快理選手

お疲れ様でした。同志社大学体育会自転車競技部主将3回生の末廣です。今大会は、部員の多くが良い結果を出せたと同時に解決すべき課題を見つけられた、収穫のある大会になったと感じています。
特に自分の中ではチームスプリントに関してこの事を痛感しており、去年の同周長、同メンバーで行ったチームスプリントのタイムを3秒縮める事が出来、チームの成長を感じる事が出来たものの、メンバーそれぞれが自分の走り、仕事に対して「完璧ではない」と感じています。

「チームの成長を感じた」と末廣主将が語るチームスプリント

それは各個人種目でも同じことが言えます。
なのでこの西日本大会を糧にして我が部はロードメンバーも含めて、夏の全国大会に向けて成長していきたいと思います。
今大会でサポート、補助をしてくださった皆さん、本当にありがとうございました。
引き続き精進していく次第ですので応援よろしくお願いします!


立命館大学 主将 大山慶祐選手

上回生が抜けて初めての西日本大会は、直前までいくつかの問題がありましたが、団抜きという共通の目標が出来たことにより雰囲気も良かったと感じています。今回の反省点を改善し、インカレ入賞に向けて頑張ります!

良い雰囲気で迎えられたチームパーシュート。

個人種目については、1日目のTT種目での入賞からいい流れがあり、同期がしっかり優勝・入賞してくれました。新入生もあと一歩及びませんでしたが、今後に期待が持てる走りをしてくれ、嬉しく思います。
今年はインカレでポイントを取りに行きます。


関西大学 主将 西田優大選手
今大会は合宿直後ということで全員かなり疲労が残った中での出走となりました。
しかし、バンクも軽く天気も良く、これ以上ない環境でもありました。

西田選手も出走した4kmTP

個人としては納得のいく結果を残せた者は少なかったようですが、団抜きでは設定タイムをクリアして夏に向けて良い感触が掴めたので良かったです。
今回も大会関係者の方々はお疲れ様でした。そして、ありがとうございました。

レースの合間に。

大阪経済大学 主将 長﨑優祐選手

こんにちは!大阪経済大学自転車部主将の長﨑です。

4kmIPレース中の長崎選手

西学では思い通りの走りが出来た人、出来なかった人と、それぞれでしたがインカレトラックに向けさらなる競技力向上に努めたいと思います!

レースを終えたチームメンバー(「前編」記事より写真移動しました)

中京大学 主将 川嶋祐輔選手

2日間ありがとうございました。ポイント、スクラッチともに今の現状を知ることができました。

ポイントレース出走中の川嶋選手

まだまだ力不足なので個人戦、インカレに向けてしっかり練習に励みたいと思います。暑い中お疲れ様でした。


<編集後記>学連ウォッチャー 深井
本ページも西日本学生委員長の木下さんに協力いただきスムーズに取りまとめることができました。ありがとうございます。

私としては初めて経験した和歌山競輪場。当初想像と異なり、電車の場合むしろ新大阪からアクセス良好なのがありがたかったです。
西日本地区の選手、運営関係者の皆様とまたご一緒できる日を楽しみにしています。

第39回 西日本学生選手権トラック大会(前編)

令和初の学連レースとなった西日本トラック大会。
今回は西日本学生委員長の木下晴音さんに協力いただき、各校主将や出場選手からコメントをもらいました。
本記事(前半編)では出場選手コメント、後半記事で主将メッセージを紹介します。

※後編(主将メッセージ)はこちら

編集&写真撮影:深井文浩


西学トラック総括レポート
大阪経済大学 真部拓海選手

53()4()に和歌山競輪場で西日本学生選手権トラック自転車競技大会が行われた。

各校選手が揃って並ぶ開会式

男子は計10校が出場した中、特に目立っていたのは朝日大学と京都産業大学だ。

朝日大学はチームスプリントでの優勝を始め、4kmIP1kmTT、スプリントで1位の成績を残した。特にケイリンでは決勝に出場した6人全員が朝日大学の選手という層の厚さが目立ったレースとなった。

朝日大学選手のみで争われたケイリン決勝フィニッシュシーン

京都産業大学はチームパーシュートやポイントレースで優勝の成績を残した。チームパーシュート決勝は朝日大学とのデッドヒートが会場を沸かせた。

その2校以外で唯一優勝を飾ったのはスクラッチに出場した大阪産業大学の村上翔馬選手だ。残り6周で集団からアタックをして単独で逃げ切った姿は圧巻だった。

女子は同志社大学の松井優佳選手が500mTTとスプリントで2冠を達成した。また女子チームスプリントが2015年大会以来に出場するなど、女子の自転車競技発展も進んでいるのではないだろうか。

500mTTとスプリントで2冠を達成した松井選手(同志社大学)

西日本学生選手権は終了したが、まだ2019年度は始まったばかり。いい結果を残せた選手もそうでなかった選手も含めて今後どのような成長をするのか注目だ!

真部選手は4kmTPと1kmTTに出場した。写真4kmTPで先頭を走る真部選手。

■続いて出場選手コメントです。

大阪産業大学 村上翔馬選手(スクラッチ優勝)

西学トラック振り返り
今回の西日本学生トラック選手権は個人種目で優勝者、またタイムトライアルでは自己ベスト更新した者もいてチームのレベルが上がってきていることが結果で現れてきていると思った大会でした。
これからはもっとチーム一丸となってインカレ等の大会で活躍できるように競い合い、高め合っていけるチームを目指して頑張りたいと思います!

大阪産業大学チームメンバーと

スクラッチレースレポート
今回のスクラッチは最近トラック競技の調子が良く優勝を狙っていました。

レース中盤で先頭を走る村上選手

レース中は終始有力選手の逃げには注意をしつつ自分から動いて後手を踏まないように立ち回り最後のゴールスプリントに持ち込もうと考えていました。しかし残り6周に単独で逃げる事になってしまいどうなることかと思いましたが何とか逃げ切り優勝することが出来て良かったです。
これから先の全日本学生トラックやインカレトラックなどでもこの調子で上位入賞目指して頑張りたいと思います。

 

後続を引き離しフィニッシュを迎える村上選手

大阪大学 野崎翼選手

阪大でトラックをやっているのは自分だけで、今大会も周りの大学には大変お世話になりました。学連最後の1年となりましたが、トラック競技で表彰台に立てるように努力していきます。

スクラッチレース中の野崎選手(14番キャップ)

龍谷大学 河地拓巳選手

初めての学連の大きなトラックの大会でした。
まだケイリンを始めて間も無い中、ほとんど朝日大学の人たちで不安しかありませんでした。

「不安しかなかった」と河地選手が語るケイリンスタート(写真は敗者復活戦)

脚力、走力がまだまだ未熟なので少しでも良い結果を残せたらと思い挑みましたが、なす術なく全敗に終わってしまいました。

しかし、この大会はすごく良い経験となったと思うので、この悔しさを次に繋げるため練習したいと思います。

2日間ありがとうございました。

今回、単騎で出場していた大阪大学 野崎選手(写真左)と龍谷大学 河地選手(写真右)

学生委員長 木下晴音さん

大阪経済大学のマネージャーで、今年度の西日本学生自転車競技連盟の学生委員長を務めさせていただきます、木下です。

今年度になって初めての西での大会で、事前の準備設計段階から運営に携わったのは今回が初めてです。自身が深く運営に携わった大会で、選手の皆様が一生懸命に走り、自己ベストを更新したり、一丸となってチームの目標を達成したり、そのような姿を見ることができて本当に幸せな気持ちになりました。選手の皆様、暑い中2日間お疲れ様でした。

また、多くの関係者の方々のご協力があり、初めて大会が成り立つのだと改めて実感いたしました。お忙しい中ご尽力くださった審判団・各関係者の皆様、本当にご協力ありがとうございました。

今シーズンは始まったばかりです。これから1年間、安全で快適なレース運営に努めて参りますので、学生の皆様・審判団の皆様、これからもご協力お願い申し上げます。

レースを終えて審判団、学生委員とともに。