インカレを終えた4年生:曽我部厚誠選手

インカレを終えた4年生シリーズ 第11回目は
京都産業大学 曽我部厚誠選手です。


曽我部厚誠選手(京都産業大学)
メッセージ

インカレ閉会式後に他校同期メンバーと。

■インカレ振り返り
最後のインカレは、マディソンで優勝することを目標として挑みました。
吉岡とペアを組んでレースに出るのは3回目でしたが、1回目3位、2回目も3位、3回目も3位、どれも良い思い出ではないです。ただ、今回は後半から点を取ろうと話していて、日体大の強さには驚かされましたが、その中で後半から点に絡めたことに関しては良かったと思います。
また、全力で走った結果なのでマディソンに関しては悔いはありません。

吉岡選手とペアを組んだインカレマディソンで3位に入賞した

他のチームメイトも、各々頑張ってくれました。小出がロードで2位、団体追い抜きでは3ー4位決定戦で惜しくも負けてしまいましたが、4位という好成績を残してくれました。特に団体追い抜きは、数年前と比べれば京産大の競技レベルが上がっていることは一目瞭然だと思います。団体追い抜きのメンバーに入れなかったことは後悔がありますが、頑張っている選手のサポートが少しでもできたのなら幸いです。

インカレロード2位でフィニッシュした小出選手
曽我部選手から見ても競技レベルの向上を感じる団抜き

■学連レースや4年間の思い出
良い思い出は多くありますが、2年生の学生選手権トラックで全国初優勝できたことは良い思い出の1つです。

2017個人トラック ポイントレース優勝が良い思い出 (2017.7.1)

レース終盤に、藤田がアタックし逃げを作りました。その逃げに乗れていなければ、負けていたので、あの優勝は藤田のおかげでもあると思っています。自転車を降りてから、いろんな人におめでとうと言ってもらえたことや、応援、サポートしてくださった皆様の期待に応えることがやっとできたことに、とても感動したことを覚えています。
それからまた勝ちたいと思い練習を積み重ねてきましたが、あっという間に最後のインカレが終わってしまいました。それほど充実した4年間だったのかなと思います。

先輩の安田京介選手とともに表彰台に上った2017個人トラック  ポイントレース(2017.7.1)

■学連を目指す選手たちへ
やりたいことをすれば良いと思います。強くなりたいなら練習すれば良いし、辞めたいなら辞めれば良いでしょう。
大学生になると、自分で考えないといけないことがたくさん増えるし、誘惑も多くあります。その誘惑の方が自転車より絶対楽しいと思います。
しかし、自転車でしか経験できないもの、学連でしか経験できないものは必ずあります。ただそれが人生の中で不必要かもしれないですが。って誰かが言っていたので書いておきます。
私は既に、自転車を続けてきて良かったと思っています。

西日本トラック大会終了後、チームメンバーと。 (2019.5.4)

最後になりますが、応援、サポートしてくださった皆様、レース関係者の皆様、本当にありがとうございました。おかげさまで大変良い経験をすることができました。重ねてお礼申し上げます。

京都産業大学体育会自転車競技部 曽我部厚誠


<編集後記>
曽我部さんは9/22伊豆JKA250バンクで開催された全日本選手権オムニアムにも出場。学連選手2位の成績を残しています。
※学生委員 古田さんレポート&学連選手インタビューはこちら

インカレを終えた4年生シリーズ2019 バックナンバー
・武山 晃輔選手(男子ロード優勝)
・古山稀絵選手(女子総合優勝 日本体育大学キャプテン)
・福田咲絵選手(女子ロード優勝)
・小嶋健太選手(男子ロード総合優勝 日本大学主将)
・山根将太選手(男子総合優勝 中央大学主将)
・五味田奈穂選手(順天堂大学)
・上野恭哉選手(法政大学)
・橋本優弥選手(鹿屋体育大学)
・橘田和樹選手(立教大学)
・竹村拓選手(明治大学)

photo&編集 深井文浩