「featured」タグアーカイブ

【みどころ#04】IC2017・チーム系トラック種目

 

チームスプリント
5名の選手がエントリーしている中、3名の選手がトラックを3周回走り抜けるチームスプリント。

短距離系の有力選手が掛け持ちでエントリーしている大学が多く占めるため、各選手の出来の良し悪しを監督が見極めて、調子のよい選手を起用できるかも勝敗を分けるカギになりそうです。

5月の東日本選手権で大会記録を更新した日本大チームと明治大チームはもちろん、団体種目に強みを発揮する中央大チーム、昨年のインカレの覇者鹿屋体育大チームらが有力候補です。

2017年東日本トラック チームスプリント優勝の明治大学
2017年東日本トラック チームスプリント第2位の日本大学
2016年インカレ チームスプリント優勝の鹿屋体育大学チーム
2016年インカレ チームスプリント第3位の中央大学チーム

また、3人のチームワークがうまく発揮され、当日の天候もよければ大会記録や学連記録の更新も期待できる種目ですので、ぜひご期待ください。

今年も大盛り上がり必至、注目のチームパーシュート!
インカレのトラック種目の最後を飾るのは
チームパーシュートです。

昨年度は朝日大学チームが、前半の絶望的なビハインドから徐々に差を詰め、最終周回で鹿屋体育大学チームを逆転するという、史上稀にみる劇的な勝利を収めました。

その差はわずか0秒3、まさに歴史に残る激戦でした。

今年も会場のボルテージが最高潮に達する戦いが繰り広げられそうです。
昨年覇者の朝日大チームはもちろん、今年の全日本選手権を制したナショナルチャンピオンチームである中央大学チーム、昨年の雪辱を期す鹿屋体育大チーム、法政大学チーム、有力メンバーのそろった日本大学チームなどが有力候補です。

西カレ チームパーシュート優勝の朝日大学チーム(2017.8.12)
東日本トラック チームパーシュート優勝の中央大学(2017.5.7)
2016年インカレ法政大学チーム
2016年インカレ鹿屋体育大学チーム
2016年インカレ日本大学チーム

最終日のロード競技に向けて、どのチームが勢いをつけられるでしょうか? 大学のプライド、仲間の期待を一身に受けるプレッシャーの中でいかに一糸乱れぬチームワークを発揮できるのか。

4人の選手の走力だけでなく、こうしたメンタル的な要素も優勝するためには必要となります。観戦する皆さんは精一杯の声援で選手に力を与えてあげましょう!


大学自転車競技の頂点を決める競技大会!
2017年8月31日(木)から9月3日(日)まで文部科学大臣杯第73回 全日本大学対抗選手権自転車競技大会(通称:インカレ)が長野県で開催されます。

8/31(木)〜9/2(土)はトラック競技が日本で最も高地にある松本市美鈴湖自転車競技場で、最終日9/3(日)は大町市美麻地区公道周回特設コースで個人ロードレースが行われます。


■関連情報はこちらから■
日本学生自転車競技連盟
【公式サイト】:http://jicf.info/
【特設情報サイト】:http://jicf.info/officials/

文部科学大臣杯第73回全日本大学対抗選手権自転車競技大会
【大会概要ページ】:http://jicf.info/5960/

【公式Facebookページ】:https://www.facebook.com/jicfjoho/
【公式Twitter】:https://twitter.com/jicf_jimukyoku

また、競技速報Twitterにて、テキストLIVE配信を行う予定です。

#01 インカレ2017みどころ
#02 インカレ2017トラック種目:タイムトライアル系
#03 インカレ2017トラック種目:トラックレース系
#04 インカレ2017トラック種目:チーム種目
#05 インカレ2017ロード種目:個人ロード種目

 

【みどころ#03】IC2017・レース系トラック種目

 

多彩な競技種目があるトラックレース
自転車競技にはさまざまなトラック種目があります。
インカレでは学連主催大会で実施される競技種目のうち、マディソンを除く種目が競技として行われます。

自転車競技のトラック種目はタイムを競い合うタイムトライアル系種目とトラック レース系種目に分類することができます。

今年のインカレの注目は?
レース系種目は、少人数で行われるスプリント系と、多人数のケイリンやポイントレースで見どころが違ってきます。

スプリント系の種目
予選のタイムトライアルの結果で組み合わせが決まるため、1/4決勝くらいまでは番狂わせはそれほど多くありません。

ただし、今年も1周が333mかつカントが急なバンクで行われるため、選手の走力が拮抗する1/2決勝以降では、駆け引きのうまさやレースをこなした経験や技術も大きな要素となります。

2017学生選手権個人トラックSPでは1年生が優勝 男子SP(スプリント)では坂井洋選手(日本大)の実力が頭ひとつ抜けており、優勝候補の大本命と目されています。

2017年個人トラック スプリント決勝戦で優勝を決める坂井選手

7月に同じ会場で行われたJICF TRACK CUPでも世界の強豪を相手に2位と健闘、7月の学生選手権でも優勝しています。

坂井選手(写真は2017年個人トラック)

インカレでも強さを見せつけることができるかが注目されます。 7月の学生選手権で惜しくも2位となった堀航輝選手(鹿屋体育大)はインカレでもエントリー、昨年多くの旋風を巻き起こした今年の2年生世代では、沢田桂太郎選手(日本大)選手や山根将太選手(中央大)、荒川仁選手(明治大)、田中克尚選手(早稲田大)などがエントリーしており、絶対王者に一泡吹かせることができるが見ものです。

2017年個人トラック スプリント決勝戦に挑む堀選手
荒川選手、田中選手(写真は個人トラック スプリント1/4決勝)

先述のJICF TRACK CUPでは、予選の200mタイムトライアルで10秒台を記録する選手が続出、今年もレベルの高い戦いになりそうです。

女子スプリント
岡本選手、清水選手を軸に展開 昨年のインカレでは清水知美選手(八戸学院大)が順当に勝利しましたが、今年は岡本二菜選手(日体大)が急成長、7月の学生選手権でも清水選手に完勝して今季の好調さを堂々とアピールしました。

2017年個人トラック 女子スプリントは岡本選手が優勝

インカレでもこの二人が中心的な存在となりそうですが、昨年2位の西島叶子選手(鹿屋体育大)などが展開次第で出し抜けを食らわせることができるのかも見どころとなります。

2016年インカレ 女子スプリント決勝戦は清水選手が制した(2016.8.27)

男子タンデムスプリントは混戦模様
昨年のインカレでは、法政大学ペア(鈴木/高橋選手)が鹿屋体育大学ペア(安本/徳田選手)を抑えて優勝しました。

2016年インカレ タンデム決勝戦フィニッシュシーン(2016.8.27)

昨年の伊豆ベロドロームほどではないものの、急斜面の小回りバンクのため、大きな自転車をいかにうまく操れるかが勝負の分かれ目になり、予選タイムの結果がストレートに反映されにくいので最後まで目が離せません。

今シーズンの学生選手権個人トラックでは早稲田大学ペア(中井/安倍選手)がそれぞれの競争で不利な展開からゴール直前で測ったように差すレースを続け優勝しましたが、他大学のペアが同じ手を二度も食うとは考えにくく、今年も本命不在の大混戦となりそうです。 昨年の覇者の法政大学ペアは今年も同じメンバー(鈴木/高橋選手)で臨み連覇を目指します。

2016年インカレ タンデム優勝の鈴木/高橋選手

今年の西日本インカレを制し、昨年3位からの逆襲を狙う朝日大学ペアも昨年と同じメンバーでエントリー(畝木/中村選手)してきました。

2017年西カレ タンデムスプリント優勝の朝日大学

ケイリン・ポイントレース、スクラッチは有力メンバーがずらり 多人数で行われるケイリンやポイントレース、スクラッチでは、展開次第で着順の変更が起こりやすく、各大学の出場選手数も各学校1名までに制限されるため、過去のインカレでは、ノーマークの伏兵が優勝、入賞した場面も数多くありました。

今年の男子ケイリン・インカレチャンピオンは?
スプリントの本命候補で昨年インカレ2位の坂井洋選手(日本大)がケイリンにもエントリー、2冠を狙いますが、各大学がエース級選手を投入し、展開次第で着順が毎回変わりそうなメンバー構成となりました。

個人トラック ケイリンは山根選手が優勝。第2位が松岡選手(2017.7.3)

7月のトラック個人戦での決勝進出メンバーでは、優勝の山根将太選手(中央大)、2位の松岡辰泰選手(日本体育大)、板倉玄京選手(明治大)が正選手でエントリーしてきましたが、1kmTTの優勝候補である小原佑太選手(朝日大)、スプリントでも有力入賞候補の鈴木玄人選手(法政大)など、一発かましそうな猛者がそろいました。

山根将太選手(写真は2017個人トラック)
最も手前が松岡選手、その隣が板倉選手(写真は2017年東日本トラック ケイリン1/2決勝)
最前が板倉選手(写真は2017年個人トラック)
最前が鈴木玄人選手(写真は2017年個人トラック)
西カレ ケイリン決勝でトップフィニッシュする小原佑太選手(2017.8.13)

ハイレベルの争いで選手同士の位置取りも予選から激化し、毎年有力選手が思わぬ失格や降格の憂き目にあうことも多く、反則を取られず、かつ攻めの走りを続けられるかがカギとなりそうです。

男子ポイントレースは昨年のリマッチか、それとも?
ポイントレース決勝は40キロの長丁場です。
緩急豊かな駆け引きに対応できる力だけでなく、長距離のロードも踏めるような地脚も要求されます。
そのため、有力校は経験豊かな上級生や、下級生でも高校時代にポイントレースに実績を残した選手を投入する傾向があります。

2016年インカレ ポイントレース ラスト1周時

昨年のインカレ優勝の荒井佑太選手(法政大)、2位の曽我部厚誠選手(京都産業大)、3位の孫崎大樹選手が今年もエントリーしています。ロードナショナルチームでも活躍した岡本隼選手(日本大)、インディヴィデュアルパーシュートでも優勝候補の今村駿介選手(中央大)らもエントリーしてきています。

2016年インカレ ポイントレース優勝の荒井選手(写真は2017年個人トラック)
2016年インカレ ポイントレース第2位の曽我部選手(写真は2017年個人トラック)
2016年インカレ ポイントレース第3位の孫崎選手(写真は2016年インカレ)
スプリント力と持久力を兼ね揃えた岡本隼選手(写真は2017年個人トラック)
インディヴィデュアルパーシュートでも優勝候補の今村駿介選手(今村選手は左より3人目。東日本トラックにて撮影)

男子ポイントレースは2日目の最終種目に組まれており、ここで上位入賞を果たせば決勝種目が多い3日目に良い流れを持ってくることができるため、見逃しは厳禁です!

スクラッチは激戦に
今年の実業団選手も参加する全日本選手権トラックでこの種目でナショナルチャンピオンに輝いた高橋優斗選手(中央大学)、7月の学生選手権個人トラック男子スクラッチで優勝した中村賢人選手(朝日大)、スプリントでも上位入賞候補の沢田桂太郎選手(日本大)、昨年のインカレでポイントレース4位の阿部将大選手(鹿屋体育大)がエントリーしています。
各大学のスピードスターとも言える選手たちが駆け引きをみせるスクラッチは激戦必至のレースになることが予想されます。

今年の全日本選手権トラックのスクラッチナショナルチャンピオンである高橋選手(中央大学)
沢田桂太郎選手(写真は2017年個人トラック)
阿部将大選手(写真は2016年インカレ ポイントレース)
中村賢人選手(写真は2016年TRS第3戦 2016.7.16)

本種目は最も落車が多発する競技で、少しの位置取りのミスが命取りになることもしばしば。狭い小回りバンクでいかに上手に立ち回ることができるかも見どころの一つでしょう。


大学自転車競技の頂点を決める競技大会!
2017年8月31日(木)から9月3日(日)まで文部科学大臣杯第73回 全日本大学対抗選手権自転車競技大会(通称:インカレ)が長野県で開催されます。

8/31(木)〜9/2(土)はトラック競技が日本で最も高地にある松本市美鈴湖自転車競技場で、最終日9/3(日)は大町市美麻地区公道周回特設コースで個人ロードレースが行われます。


■関連情報はこちらから■
日本学生自転車競技連盟 【公式サイト】:http://jicf.info/
【特設情報サイト】:http://jicf.info/officials/

文部科学大臣杯第73回全日本大学対抗選手権自転車競技大会
【大会概要ページ】:http://jicf.info/5960/

【公式Facebookページ】:https://www.facebook.com/jicfjoho/ 【公式Twitter】:https://twitter.com/jicf_jimukyoku

また、競技速報Twitterにて、テキストLIVE配信を行う予定です。

#01 インカレ2017みどころ
#02 インカレ2017トラック種目:タイムトライアル系
#03 インカレ2017トラック種目:トラックレース系
#04 インカレ2017トラック種目:チーム種目
#05 インカレ2017ロード種目:個人ロード種目

【みどころ#02】IC2017・タイム系トラック種目

 

今年のインカレは超高速バンクで開催!
昨年のインカレは日本一の高速トラック伊豆ベロドロームで開催され、多くの学連記録が生まれました。
松本市美鈴湖自転車競技場は標高1000mの高地にあり屋外最高速のバンクとして名高く、さらに昨年の記録が塗り替えられるのか?が一番の見どころとなりそうです。

1kmTTは順当か、波乱か?
昨年は1分2秒台の記録が飛び出したこの種目では、昨年と似たメンバーがエントリーしてきました。

7月の個人戦で優勝した橋本壮史選手(中央大)、けがからの復活で西日本インカレを制した小原佑太選手(朝日大)、東日本学生選手権を制した鈴木陸来選手(法政大)らの争いになりそうです。番狂わせが少なく実力通りに決まりがちな競技ですが、彼らが作り出す勢力図を一気に塗り替える選手が登場するでしょうか?

2017年個人トラック1km優勝の橋本壮史選手
小原佑太選手(写真は2017年個人トラック)
鈴木陸来選手(写真は2016年 個人トラック 1kmTT 2016.7.3)

個人追抜きは混戦必至
パーシュート系の種目では、ロード競技にもエントリーしている選手が多く、彼らの調子を見るという意味でも注目度の高いレースとなりそうです。

7月の個人戦を制した松本憲斗選手(鹿屋体育大)、孫崎大樹選手(早稲田大)、今村駿介選手(中央)、眞砂英作 選手(明治大)などがどんな走りを見せるのかが楽しみなところです。

松本憲斗選手(写真は2017年個人トラック)
孫崎大樹選手(写真は2017年個人トラック)
今村駿介選手(写真は2017年個人トラック)
眞砂英作 選手(写真は2016年 個人トラック4kmIP  2016.7.3)

一方、トラック競技一本に絞った東日本選手権の覇者、貝原涼太選手(日本大)やロード競技は補欠に回っている安田開選手(日本体育大)らが、乾坤一擲の走りを見せるか、興味は尽きません。

トラック競技一本に絞った貝原涼太選手(写真は2017年TRS第1戦)
安田開選手(写真は2017年個人トラック)

 

梶原選手がどこまで記録を伸ばすか?
女子個人追い抜き 女子では、昨年エントリーのなかった梶原悠未選手(筑波大)が満を持してエントリーしてきました。筑波大では唯一の参加選手となり、大学の威信を背に好記録を出すことができるのかに注目が集まります。

梶原悠未選手(写真は2017年個人トラック)

他にも菅原朱音選手(八戸学院大)、昨年の覇者橋本優弥選手(鹿屋体育大)、同大会2位の古山稀絵選手(日本体育大)らが上位争いを演じることになりそうです。

菅原朱音選手(写真は2017年個人トラック)
昨年の覇者橋本優弥選手(写真は2017年個人トラック)
古山稀絵選手(写真は2017年個人トラック)

大学自転車競技の頂点を決める競技大会!
2017年8月31日(木)から9月3日(日)まで文部科学大臣杯第73回 全日本大学対抗選手権自転車競技大会(通称:インカレ)が長野県で開催されます。

8/31(木)〜9/2(土)はトラック競技が日本で最も高地にある松本市美鈴湖自転車競技場で、最終日9/3(日)は大町市美麻地区公道周回特設コースで個人ロードレースが行われます。


■関連情報はこちらから■
日本学生自転車競技連盟
【公式サイト】:http://jicf.info/
【特設情報サイト】:http://jicf.info/officials/

文部科学大臣杯第73回全日本大学対抗選手権自転車競技大会
【大会概要ページ】:http://jicf.info/5960/

【公式Facebookページ】:https://www.facebook.com/jicfjoho/
【公式Twitter】:https://twitter.com/jicf_jimukyoku

また、競技速報Twitterにて、テキストLIVE配信を行う予定です。

#01 インカレ2017みどころ
#02 インカレ2017トラック種目:タイムトライアル系
#03 インカレ2017トラック種目:トラックレース系
#04 インカレ2017トラック種目:チーム種目
#05 インカレ2017ロード種目:個人ロード種目

【みどころ#01】インカレ2017

大学自転車競技の頂点を決める競技大会!
2017年8月31日(木)から9月3日(日)まで文部科学大臣杯第73回 全日本大学対抗選手権自転車競技大会(通称:インカレ)が長野県で開催されます。

8/31(木)〜9/1(土)はトラック競技が日本で最も高地にある松本市美鈴湖自転車競技場で、最終日9/3(日)は大町市美麻地区公道周回特設コースで個人ロードレースが行われます。

インカレとは?
日本学生自転車競技連盟が主催する競技大会には全日本学生選手権大会が現在6つあります。(個人ロード・クリテリウム・チームTT・個人TT・個人トラック・オムニアム)
インカレは連盟発足年である1936年に記念大会が行われ、以降現在に至り、今大会で73回目となります。
全日本学生選手権の最上位に位置づけられた大学対抗戦としてトラック・ロードの各種目の得点を総合した大学の総合成績で競う競技大会です。

男子は計10種目、女子は6種目で行われます。
昨年からトラック競技でスクラッチが追加されました。

種目 男子 女子
500mタイムトライアル 500mTT
1kmタイムトライアル 1kmTT
3㎞個人追抜 3kmIP
4㎞個人追抜 4㎞IP
スプリント SP
ケイリン KEIRIN
ポイントレース PR
スクラッチ SCRATCH
タンデムスプリント TANDEM
4㎞団体追抜 4kmTP
チームスプリント TSP
ロードレース RR
種目合計 10 6

現在、男子大学対抗は鹿屋体大が4連覇 男子は過去30年ではインカレで総合優勝を果たしている大学は2校しかありません。

4連覇中の鹿屋体育大学(写真は2016年度インカレにて)

1982年から2012年まで日本大学が30連覇を達成し、2013年に鹿屋体育大学が初の総合優勝を果たしました。
以降、昨年の2016年のインカレまで鹿屋体育大学が男子4連覇を達成しています。

2012年まで30連覇を遂げた日本大学(2017年5月 東日本トラック会場にて)

女子も同じく鹿屋体育大学が2連覇を達成しており、その記録が今年も更新されるのかが注目されます。

今年のみどころは?
ここ数年、連覇を続けている鹿屋体育大学だけではなく、他大学も大学対抗優勝を目指して力をつけてきています。
既に昨年の時点でも、男子トラック部門は2位の中央大学とわずか5点差、男子ロード部門では明治大学と1点差で、完全優勝ではあったものの辛勝でした。

2016年度インカレ男子トラック部門2位の中央大学(2017年5月 東日本トラック会場にて)
2016年度インカレ男子ロード部門2位の明治大学(2017年5月 東日本トラック会場にて)

男子部門は今年は復権を狙う日本大学には今シーズン、トラック・ロードともに成績を残している選手が多くいることや、トラック種目に強い朝日大学、法政大学、中央大学、ロード種目にメンバーのいる明治大学、順天堂大学、京都産業大学など総合上位の差は拮抗しています。

女子部門も鹿屋体育大学が日本体育大学をはじめとした他大学の追撃をいかにはねのけるかが見どころとなります。
また、大学生ながらナショナルチームのメンバーとして活躍する梶原選手(筑波大学)や、福田選手(慶應義塾大学)の他にも全日本選手権で上位に入る選手も多くいるため、ハイレベルな戦いが予想されます。

女子4人がインカレ出場する日本体育大学(2017年5月 修善寺オープンロード会場にて)

開催地の高地特有の天候やレースの展開次第では大きく成績が入れ替わる可能性があります。

個人部門に目を向けてみると
昨年に引き続き特にトラックの計測系種目が注目されます。
今年の会場の松本市美鈴湖自転車競技場は日本有数の高速バンクで、大会記録はもちろん、学連記録や日本記録の更新まで期待されますが、標高1000mの山頂にあることから天気の急変も多く、雨や風の影響で一気に力の要るバンクになる場合もあり、バンク適正、そして時の運が勝敗を左右する可能性があります。

スプリントやケイリン、ポイントレース、スクラッチといったレース系種目では、各大学ともに出場選手が限られるため、プレッシャーのかかる展開のなかで、いかに得点につなげられる走りをみせるかがインカレ総合優勝へのキーポイントとなります。

各大学は最善の戦略を立てて選手を起用し、各種目に臨みます! 最終日に行われるロード種目では、各大学が8人まで(女子は6人まで)選手を起用できるため、各大学の戦略と駆け引きがみどころとなります。

いかにエース選手を温存させつつ、より多くの選手を入賞させることができるかという難題に各大学は挑みます。
また、昨年は各大学の主力級も巻き込んだ大きな落車が続発してしまいましたが、アクシデントに巻き込まれずにいかに生き残ることができるのかもカギとなります。

今年のインカレを制し、長野の空に校歌を高らかに響かせることができる大学はたった一校。

その大学は、果たしてどの大学になるでしょうか?!

■関連情報はこちらから■
日本学生自転車競技連盟 【公式サイト】:http://jicf.info/
【特設情報サイト】:http://jicf.info/officials/

文部科学大臣杯第73回全日本大学対抗選手権自転車競技大会
【大会概要ページ】:http://jicf.info/5960/

【公式Facebookページ】:https://www.facebook.com/jicfjoho/ 【公式Twitter】:https://twitter.com/jicf_jimukyoku

また、競技速報Twitterにて、テキストLIVE配信を行う予定です。

#01 インカレ2017みどころ
#02 インカレ2017トラック種目:タイムトライアル系
#03 インカレ2017トラック種目:トラックレース系
#04 インカレ2017トラック種目:チーム種目
#05 インカレ2017ロード種目:個人ロード種目

IC VOICE2017:#01・加藤雅之(法政大学)

2017年8月31日(木)〜9月3日(日)、文部科学大臣杯 第73回 全日本大学対抗選手権自転車競技大会がトラック競技・長野県松本市三才山 松本市美鈴湖自転車競技場( 333.33m)で、ロード競技・長野県大町市美麻地区 公道周回特設コース開催されます。

今回が最後のインカレとなる4年生となる学連登記選手に質問してみました。

法政大学 4年の加藤雅之(かとうまさゆき)選手です。 神奈川県の法政大学第二高校出身の選手です!

Q:大学生活最後のインカレ今の心境は?
昨年を上回る結果を個人、ロード班で残しチームに貢献したいと思います。

Q:インカレ前、チームの雰囲気は?
チームの雰囲気は和気藹々としています。昨年と比べレースで戦える脚が揃っており、チームとして実力がついたと感じています。

Q:過去のインカレで印象的な大会は?
自分にとってインカレは伝統の重みを感じる競技大会です。
今年のインカレは法政大学にとって、いかに復権出来るか一年で最も重要な大会としてとらえています。

その中でも印象に残っているのは2016年インカレで怪我から復帰した年でチームのエースとして走り、ポイント獲得出来た事が印象に残っています。

2016年インカレでフィニッシュする加藤選手(2016.8.28)

Q:大学で自転車競技をしてきてよかった?
大学時代には怪我にも悩まされましたが、ここまで続けた事が私の誇りになっています。
この経験は苦しい場面でより耐える事が出来る、自分に自信が持てるようになる事が出来ました。

そして最高学年になった今、チームの役職として主務やロード班主将の兼任で多くの裁量を持たせてもらい、とても有意義な大学生活になったと思います。

Q:4年間で一番思い出に残る大会は?
2016 東京六大学対抗ロードです。私たちの学年に代変わりした最初の大会でフィニッシュゴールをチームメイトの荒井選手が1着で私が2着に入り、総合優勝しました。チームとして最高のスタートが切れた大会だったと思います。

Q:交流のある他大学の選手は?
樋口峻明選手(京都産業大学/横浜高校)。同郷の同期で高校時代は2人とも学校では同級生のいない中で活動していました。そのため、一緒に先輩宅で合宿を行なったり、互いの家で遊んだりしました。

Q:他の選手の走りを見て感動したことがある?
昨年卒業された宮本隼輔選手(中央大学)

Q:同学年を代表する学連選手を3名挙げると?
岡本隼選手(日本大学)、安田京介選手(京都産業大学)、
小原佑太選手 朝日大学

Q:最後に一言メッセージを
昨年を上回る結果を個人・チームで残すため、競技人生最後のこのインカレという大会を死力を尽くして闘います。
法政大学自転車競技部への熱いご声援をよろしくお願いいたします。

【みどころ】西カレ

皆様、こんにちは!西日本学連の毎度おなじみの中の人です。

今回、2017年8月12・13日に大阪府岸和田競輪場(400mバンク)で開催される第53回 西日本大学対抗選手権自転車競技大会トラック(西日本インカレ)レースのみどころを紹介したいと思います!

西日本インカレとは

JICF加盟校の所在地が愛知県・岐阜県・富山県以西にある大学で西日本学連加盟校で全日本インカレの西日本学連版として53年前から開始されました。2013年度からロードとトラックで対抗得点を争う大会として変更になりました。今年は5月の美山ロードに組み込む予定でしたが学連のレースと被ってしまったため、ロードの部は残念ながら中止になりました。

 

今回のレースの注目は?

今年度開催された第58回全日本学生選手権トラック自転車競技大会でスクラッチレースで優勝した中村選手(朝日大学)が今回もスクラッチレースに出場します。全日本インカレ前の大会でいい走りを是非とも期待したいです!!

2017年個人トラック スクラッチ優勝の朝日大学 中村選手(2017.7.2)

 

今年の主な出場選手紹介

大阪産業大学 植益選手 白馬クリテリウムにて(2017.7.30)

 

中京大学 川嶋選手 白馬クリテリウムにて(2017.7.30)

 

 

関西大学 二宮選手 白馬クリテリウムClass3で優勝しロード昇格を決めている!(2017.7.31)
大阪経済大学 栗田選手 白馬ラウンド2日目Class3Bで2位入賞しロード昇格を決めている!(2017.7.31)
鹿屋体育大学 釘尾選手 2016年個人トラック ケイリンにて(2016.7.2)

 

 

 

 

 

 

【雨垂れ石を穿つ②慶應義塾大・福田咲絵選手】~東大マネージャーが見た初心者からの挑戦・後編~

学生委員ブログをご覧の皆様、こんにちは。
東京大学自転車部競技班でチームマネージャーを務めております、4年の植田瑞貴と申します。

私が普段書いている東大自転車部の練習日記 http://d.hatena.ne.jp/ut-br/ を読んだ前学生委員長・方山さんからご指名をいただいて、昨年度から始まったこの企画。

これまでの連載はこちらから! 
【雨垂れ石を穿つ①順天堂大・原裕紀選手】-前編-
【雨垂れ石を穿つ②順天堂大・原裕紀選手】-後編-

私の所属する東大が初心者集団であることから、テーマは「大学から自転車競技を始めることについて」。高校以前に競技に触れたことがなかった選手たちは、何を感じ、どうやって上を目指しているのか。いろいろな大学の選手と私との対談形式でお届けしています!

***

今回インタビューに応じてくれたのは、慶應義塾大学の3年生で、昨年度インカレ女子ロードレース優勝の戦績を持つ福田 咲絵(ふくだ さえ)選手

福田 咲絵(ふくだ さえ):慶應義塾大学

競技開始:大学1年2月
大学以前の運動歴:水泳、陸上
得意種目:ロードレース
主な戦績:2016インカレ女子ロードレース優勝
前編はこちらから!
【雨垂れ石を穿つ②慶應義塾大・福田咲絵選手】-前編-
【雨垂れ石を穿つ②慶應義塾大・福田咲絵選手】-中編-

今回は、福田選手インタビュー完結の後編。今までの大会についての思い、今後の目標と後輩たちへのアドバイスを聞きました。それでは、ぜひご覧ください!

***

―インカレに出たくて学連に来たわけだけど、もうインカレタイトルは取っちゃったじゃん(笑)。これからの目標は…?

福田●去年の最初に立てた目標はインカレ完走で、4年の最後のインカレで優勝するっていう計画でした。けど、(インカレタイトルは)取っちゃった(笑)
もちろんインカレは大学生選手としては重視して、勝たなきゃいけないっていうのはあるんですけど、今の目標は長期的にはオリンピックです。そのために、今年は全日本選手権で表彰台に上りたいので、それに向かって今は練習してます。

―この選手とはライバル、みたいなのってあるの?

福田●みんな脚質が違うので、一概にこの人、みたいなのはいないですかね。自分がまだまだ伸び続けていると思っているので、いまのところ壁は作りたくないな、って。どこまで成長できるか、楽しみです。

―最初から強くなりたい、っていう気持ちがあって、それはずっと変わってないんだね。

福田●どうせ同じ時間をかけるんだったら、妥協したくなくて。せっかくやるんだったら、中途半端では終わりたくない。負けず嫌いで、男子と一緒に練習したときに男子に負けるのすら悔しいんです(笑)。
もちろん最初はまったくついていけなかったんですけど、だんだんつける距離を伸ばしていって、地道にやっていけば、女子でも強くなれる。さすがにバンクとかだと勝てない部分も多いですけど(笑)。でもやっぱり長い距離とか上りとかだったら勝てるようになるので。

―トラック種目だと単純なパワー勝負になっちゃうところも多いから、さすがにしょうがないのでは(笑)。ハロン(200mFTT)とかはね…

福田●うーん、でもやっぱり全部負けたくないです(笑)

個人ロードTTにも出場。残念ながらパンクにて無念のリタイアとなった(2017.6.4)

―あはは(笑)。慶應の選手に話聞いたら、「登りは普通に福田に負ける」って言ってたよ(笑)。

福田●みんなに「ヒルクライム好きでしょ」って言われるんですけど、実はそういうわけじゃないんですよ。登りはきついですし、ヒルクライムだと永遠にきついのが続くので(笑)。ロードレースはきつくないときがありますけど。

―咲絵ちゃんくらい考えられる人だったら、ロードレースには考えるってところの面白さもありそうだね。

福田●いやー、海外レースを走らせてもらって、まだまだ考えられてないなーって思いました。難しくてまだまだ勉強中ですが、考えるレースは好きです。
自分より(脚としては)強い人にでも、考えれば勝てるというか。もっともっと考えて走れるような選手になりたいですね。

―どこまでいっても男子の方が単純な力としては前にいるから、目標は作りやすいかな。

福田●そこは恵まれてますね。常に自分よりちょっと強い人、1.1倍くらいの人が練習相手だといいじゃないですか。
男子だと、チームで一番強くなっちゃうと練習相手に困ったりしますけど、女子だと必ず男子選手が上にいるので。そこで頑張ってついていけば必ず強くなる、っていうのは樫木さん(樫木祥子選手。駒澤大学OG、AVENTURA AIKO VICTORIA RACING所属)も言ってましたし。(女子選手は)結構みんな実践してます。

―樫木さん…私、2014年のジャパンカップで初めて樫木さんのレースを見て。そのとき樫木さんは機材故障かなにかで結果が出なくて、フィニッシュ後泣いてたんだよね。
それを見て、ああこの人はこんなに競技に懸けてるんだ、って思って、そこからひそかにファン(笑)。やっぱり咲絵ちゃんもそうだけど、一生懸命なにかを懸けてやってる人は応援されるよね。

修善寺オープンロードでは樫木選手に勝利し優勝の座を獲得した(2017.5.21)     ※ページトップ写真は修善寺オープンのフィニッシュシーン

福田●負けて悔しくないってことは、そこまで頑張ってないってことかなと思います。スポーツも勉強も全部そうかな。私も去年とか、悔しい思いを何度もしました

―今までで一番悔しかったレースは?

福田●全日本と、実業団の宇都宮クリテ…完走すらできなかったんです。
宇都宮クリテは初めての実業団レースだったんですけど、もう号泣で…走りながら泣いて、走り終わってから泣いて。その一週間前に、ホビーレースの大磯クリテビギナーで優勝して、調子に乗ってたんですよね(笑)。こんなもんか、って(笑)。
全日本は、レース前の調整もうまくできなくて。なので、今年懸ける思いは強いです。
やりきった負けとそうじゃない負けがあるじゃないですか。順位よりも、内容が悪い方が悔しいですね。例えば…個人ロード(2016)は残りちょっとのところでパンクしちゃって。悔しいんですけど、でもちゃんと最後まで出し切れたので、後悔はしてないというか。

―個人ロードは…そうだね。(試合前から、咲絵ちゃんが強いっていう)噂は聞いてたんだけど、パンクなければ優勝してたかもしれないくらいの結果だったし、「福田さん思ってたよりずっと速いぞ」って話題になった(笑)。初めて私と咲絵ちゃんが話したのもたぶんその時で、「これからの学連を背負う選手なので」っていって慶應の誰かに紹介された(笑)。

福田●えっそんな(笑)。いやいやいや(笑)。

―応援してくれる人も増えたでしょ。

福田●そうですね。チームメイトだったり、友達だったり、監督だったり。特に親には感謝してもしきれません。
平日は大学行って、バイトしてってなると、どうしても練習時間は早朝と深夜にしかとれないことも多くって。夏は3時半起きで練習に行ったりもします。
そんなめちゃくちゃな生活時間を許してもらえるのは、本当に感謝しています。たくさん迷惑をかけているので、もっともっと結果で恩返しがしたいですね。

―大学、経済学部だっけ。両立が大変だよね。

福田●そこはうまくやるしかないですね。レポート書くときは、タイマー置いて(笑)。「2000字だから、2時間」とかって決めて終わらせて、別のことしたりしてます。
あんまりだらだらしたくなくて、勉強するときは勉強、テレビ見るときはテレビ、寝るときは寝るみたいな感じです。私、ローラーしながら音楽聞くとかできなくて…不器用なんです、たぶん(笑)。
今年からキャンパスが変わって通学時間が伸びて、ゼミも始まって忙しくはなると思うんですけど…時間がないって言われた方が、練習できるっていうのはあります。その時間しかないから、そこでやるしかないかなって。

―大学生ライダーの鑑だ(笑)。そういえば私、この間高校生の女の子と知り合う機会があったんだけど、その子が「大学に入ったら自転車競技を始めて強くなりたいんです、慶應の福田さんみたいに」って言ってたよ。

福田●えっすごいですね!ええ~!(笑)嬉しい…。
知ってもらってる、ってことがまず嬉しいですし、もっと目指してもらえるような強い選手になりたいですね。

―これから自転車競技始めます、っていう人に言いたいことってありますか?

福田●自転車競技は大学から始めても遅くないって思うんです。だから、恐れないで始めて欲しい。
最初はとにかく実走で乗り込むことが大切だと思います。あとはレース出て経験して、反省して上手くいかなかった部分を練習に落とし込んでいくことを繰り返せば必ず強くなれると思います。

―そうやって新しい舞台に行けば、考えられることは増えるよね。

福田●海外レースを走ったことで、考え方が大きく変わったところも多いです。新しい課題が見つかって、それを克服することが続いていくからこそ、楽しいっていうのはあって。
それがなくなったら、楽しくないんだろうなって思います。なんでしょうね…楽しんでます。楽しむことが大事なのかなって、思います。
ただただ練習するんじゃなくて、何を目的として練習しているか、っていうのは常に考えてます。考えてるのと考えてないのだと、同じ練習をするにしてもぜんぜん違うんじゃないかなって思ってるんです。私も考えきれてるわけじゃないので、常に考えなきゃな、って思ってます。

***

私もスタッフとして4年間いろんな選手を見てきて、考えて走ること、練習することの大事さはとても感じています。しかし一方で、それを意識することが難しいのも事実です。これから強くなろうとする人にとって、とてもいいアドバイスだと思います。
今後のより一層の活躍に期待して、応援しています。

福田選手と筆者(2017.6.4 個人ロードTT会場にて )

 

(「雨垂れ石を穿つ②慶應義塾大・福田咲絵選手 連載おしまい)

中井琢(早稲田大学)

2017/07月:第58回全日本学生選手権トラック自転車競技大会

男子タンデムスプリント優勝
中井琢 なかいたく
早稲田大学 4年/宮城県仙台第二高等学校

主な戦績
2017全日本学生選手権トラック 男子タンデムSP 優勝
2016インカレ 男子TSP 5位
2016インカレ 男子タンデムSP 5位

今大会の優勝は、正直あまり、まだ実感が湧いていません。
今は喜びよりも夏のインカレへ向けて気が引き締まっています。

1か月前にペアが決まり数回しか合わせをしていなかったのですが、踏むタイミングや出力の仕方などが似ており、とても走りやすかったです。タンデム自転車の後ろを任せる安倍選手とペダリングが合っていたことが今回の勝因の一つではないかと思います。

安倍選手とはペダリングが合っており走りやすいと感じている。

また、レース前しっかりとどのような戦略とるかを共有したことです。幾つかの展開を予測しておき、試合中に臨機応変に対応しました。
そのため、タンデム特有の試合中のコミュニケーションを取らずに戦えました。

決勝戦は2回連続で前年インカレ優勝の法政大学チームを破り、優勝を決めた。写真は2回戦目のフィニッシュ。

最後に、二人ともとにかく負けず嫌いなことです!
今回は4試合中3試合差しの展開でしたので、インカレに向けて戦略の幅を広げていく必要があります。

我々自身もどのような戦略が脚力に合っているのかまだ分かっていませんので、今後しっかりと見定めいきたいと思います。

監督、コーチ、スタッフ、両親、OBOGの皆様、宮城県自転車関係者の皆様、日頃よりご支援・ご声援いただきありがとうございます。
インカレでも勝てるよう精一杯努力して参りますので、今後も応援宜しくお願い致します!

安倍大成(早稲田大学)

2017/07月:第58回全日本学生選手権トラック自転車競技大会

男子タンデム優勝
安倍大成 あんばいたいせい
早稲田大学 1年/紫波総合高校

主な戦績 
2017全日本学生選手権トラック 男子タンデム 優勝
2016インターハイ 男子SP 4位

男子タンデムスプリント 率直に嬉しい気持ちです!

パートナーの中井選手との息がバッチリあっていたので、自分としては全力でペダルを踏みに行くだけでした。
戦略的には、ほぼ思い道理の展開に持っていくことが出来ましたのですが、1回警告を与えられていたので、2回目以降のスプリント不安に不安がありましたが、逆に冷静になれて、焦らずに最後までレースに挑むことができたのが良かったです。

1年生の安倍選手(写真右側)、4年生の中井選手とも互いに相手を「息の合ったパートナ-」と感じているとのこと。

スプリント種目個人種目もペア種目も、力と力のぶつかり合いなので、見ていただいている方達にも、熱い気持ちで観戦て頂けると思います!
ベロドロームではまだ慣れていない部分もあり落車が他の競技場と比べて発生しやすいと感じており、落車だけは注意して走りました。

決勝戦は2回戦とも僅差で早稲田大学の勝利となった。写真は1回戦目フィニッシュ

この調子でインカレも、もちろん優勝を狙いにいきたいと思っています。次も貪欲に、さらに圧巻のレースを見て頂けたらと思っています!

応援して下さっている皆様、いつもありがとうございます!たくさんの応援を頂けると、自分たちのエネルギーになります!

声援が聞こえると、爆発的にやる気が出てくるので、今後とも、早稲田大学自転車競技部を応援のほどお願い致します!

樋口峻明 (京都産業大学)

2017/07月:第58回全日本学生選手権トラック自転車競技大会

男子マディソン優勝
樋口 峻明 ひぐち たかあき
京都産業大学 4年/横浜高等学校(神奈川県)

主な戦績
2017全日本学生選手権トラック 男子マディソン 優勝
2017全日本選手権トラック 男子マディソン 2位
2016全日本学生選手権トラック 男子マディソン 優勝

優勝者コメント
昨年の優勝に続き、今年も優勝する事ができてとても嬉しいです!

大会を2連覇すると周りに言ったりしていて、自分自身でとてもプレッシャーをかけていたのでとてもホッとしています。

レースは序盤に後方に取り残されましたが、自分たちを勝利を信じていたのでいつでも追いつけると思って余裕を持てていました。
また、交代時にコミュニケーションを取れていたので、それもラップに成功した要因だと思います。

交代時にコミュニケーションが取れていたのがラップの成功要因、と語る樋口選手(写真左側)

伊豆ベロドロームは屋内バンクでスピードが出ることもあり、他の競技場よりもレースのトレーニング効果が高いように思えます。

また、自分が専門種目とするマディソンは2名のペア競技でレース中に選手交代するため戦術の幅が広く、また見ている方々もハイスピードかつスリリングなレースなので楽しめるかと思います!

今シーズン、チームの成績や雰囲気も良いので、インカレまでに皆でしっかりコンディションを上げ、大学対抗順位をひとつでも上の順位で終えられるように頑張ります。

自分自身としては四年間の集大成となる大会となると思うので、自分らしい走りをしつつ、優勝を目指したいと思います。

いつも応援ありがとうございます。

まずはマディソン2連覇のご報告ができ、とても嬉しく思います。インカレでも頑張りますので今後とも応援よろしくお願いします!!


2016/05月:全日本学生選手権個人TT4位!


2016/05月:全日本学生選手権チームTT2位!

選手コメント
今回、京産大の歴代最高位タイの2位でしたが、優勝を狙っていたので悔しいです。しかし、全員が全力を出した結果なので、この結果を受け止め練習に励みたいと思います。

昨年は休学しベルギーで活動していたため、学連のレースにほとんど出場しなかったので今シーズンが楽しみです。 昨シーズンの全日本選手権タイムトライアルは鎖骨を骨折してしまい、万全な状態で出場出来なかったので、今年はよい状態で走りたいです。

シーズンの目標としてはツールド北海道出場と、インカレでの団抜き4分20秒切りたいと思います。

いつも応援してくださっている方々に感謝の気持ちと早くよい結果を報告できるよう頑張りたいと思います。

選手プロフィール
樋口 峻明 ひぐち たかあき 
京都産業大学3年/横浜高校(神奈川県)

主な戦績
2016全日本学生選手権個人TT4位
2016全日本学生選手権チームTT 2位