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[みどころ]JICF International Track Cup 5th Edition 第5回JICF国際トラックカップ

今年で5回目を迎えるJICF主催の国際トラックカップ
日本学生自転車競技連盟は、2018年7月14−15日(土・日)に長野県松本市美鈴湖自転車競技場にて第5回JICF国際トラックカップを開催いたします。

公式HP大会概要ページ:http://jicf.info/8263/
昨年度大会の競技結果:http://jicf.info/6555/

TRS、学生選手権オムニアムと同時開催!!
ワールドカップ出場に必要なUCIポイント獲得大会として日本学生自転車競技連盟主催によるUCI国際トラック大会クラス2の競技大会です。
実施種目はUCIクラス2競技としてオムニアム、スプリント、マディソン、スクラッチ、ケイリン、国内競技としてタイムトライアル、個人追抜、団体追抜、チームスプリントを実施予定です。

松本市美鈴湖自転車競技場のポイント・特性
長野県松本市美鈴湖自転車競技場は、浅間温泉国際スケートセンターの跡地に2015年6月に開場した周長333mの「日本一高い」自転車競技場です。
標高1100mの高地にあり気圧が低く空気抵抗が少ないことがこの競技場ではタイムトライアル系の種目で学生新記録や大会記録が多くでています。

注目の海外選手紹介!
オランダより2004年アテネ五輪スプリント銀メダリストのテオ・ボス(Theo Bos)選手、2016年リオデジャネイロ五輪ケイリン銀メダリストのマティエス・ブフリ(Matthijs BUCHLI)選手が日曜日に開催される1kmTTに出場します。
マティエス・ブフリ(Matthijs BUCHLI)は7/6-7で伊豆ベロドロームで開催されたジャパントラックカップのスプリントで優勝を飾りました。
また、テオ・ボス選手は2005年世界選手権の1kmTT優勝、今年3月に開催された世界選手権では1kmTT59秒.955というタイムで銅メダルを獲得しています。
他にもニュージーランドから、また香港からはナショナルチームを含む2つのチーム、韓国のクラブチームの参加もあり、非常にレベルが高い戦いが予想されます。

活躍が予想される学生トラック競技選手紹介
注目競技の男子オムニアムにはTRSで活躍している渡部選手(法政大)、今シーズンの学生選手権個人トラックポイントレース2位の曽我部選手(京都産業大)、ナショナルチームのメンバーとして海外のトラックレースの経験もある松本選手(鹿屋体大)、ロード・トラック競技で強さを見せる草場選手(日大)などが出場予定です。

女子オムニアムでは昨シーズンから海外遠征でメダルを獲得するなど、ナショナルチームとして活動を通して成長している古山選手(日本体育大)、橋本選手(鹿屋体育大)と、今シーズンから学連登記しすでに学生選手権チャンピオンになっている中冨選手(京都産業大)などに注目が集まります。

国内のトップレベルのトラック競技選手も参加
今大会には国内のトラック競技でも多くの成績を残している学連出身選手も出場します。大学時代にTRSで年間総合2連覇を達成した荒井選手(福井チーム/法政大学OB)国際大会でも活躍する近谷選手(ブリヂストン・アンカーチーム/日本大学OB)、橋本選手(ブリヂストン・アンカーチーム/鹿屋体育大学OB)など、大学時代に多くのトラックレースで成績を残して現在も日本のトップレベルで活躍する選手たちも大会に参加します。
また、国内トップレベルの日本短距離界を代表するオリンピアンでもある新田祐大選手(Dream Seeker)の出場も追加で決定しており、こちらにも注目が集まります。

 

学連注目選手(男子選手)
法政大学
渡部将太選手 WATANABE Shota
2017年JICF/トラック・レースカップシリーズ年間総合優勝

法政大学
近藤翔馬選手 KONDO Shoma
2017年全日本大学対抗選手権インカレ男子スクラッチ優勝

京都産業大学
曽我部厚誠選手 SOGABE Atsunori
2018年全日本学生選手権個人トラック男子ポイントレース2位

松下 綾馬選手 MATSUSHITA Ryoma
2017年全日本大学対抗選手権インカレ男子4kmIP優勝

明治大学
隈園 郷史 選手KUMAZONO Satoshi
2018年全日本大学対抗選手権インカレ男子1kmTT優勝

鹿屋体育大学
長松大祐選手 NAGAMATSU Daisuke
2018年全日本学生選手権個人トラック 男子ポイントレース優勝


日本大学
貝原涼太選手 KAIHARA Ryota
2018年全日本学生選手権個人トラック男子4kmIP優勝

草場 啓吾選手 KUSABA Keigo
2018年ツアー・オブ・ジャパン ナショナルチームメンバー

早稲田大学
中野 慎詞選手 NAKANO Shinji
2018年全日本学生選手権個人トラック男子スプリント優勝

孫崎 大樹選手 MAGOSAKI Daiki
2018年JICF/RCSランキング1位(第3戦まで終了時/平成30年7月1日現在)

学連注目選手(女子選手)
日本体育大学
古山 稀絵選手 FURUYAMA Kie
ナショナルチームトラック強化指定選手
2017年UCIワールドカップ第2戦・第4戦女子4kmTP3位・銅メダル獲得

鹿屋体育大学
橋本優弥選手 HASHIMOTO Yuya
ナショナルチームトラック強化指定選手
2017UCIワールドカップ第2戦・第4戦女子4kmTP3位・銅メダル獲得

京都産業大学
中冨尚子選手 NAKATOMI Shoko
2018年全日本学生選手権クリテリウム優勝
2018年全日本学生選手権個人トラック女子ポイントレース優勝

学連OB選手紹介
愛三工業レーシングチーム AISAN RACING TEAM
渡邊 翔太郎選手 WATANABE Shotaro(朝日大学OB)

福井チーム Fukui
荒井 佑太選手 ARAI Yuta(法政大学OB)

福井チーム Fukui
寺崎 浩平選手 TERASAKI Kohei(法政大学OB)Photo by F.Fukai

TEAM BRIDGESTONE Cycling
近谷 涼選手 CHIKATANI Ryo(日本大学OB)2014年チャレンジロードU23でトップフィニッシュする近谷選手(2014.4.6) Photo by F.Fukai

TEAM BRIDGESTONE Cycling
原田 裕成選手 HARADA Hiroaki(鹿屋体育大学OB)2014年度神宮外苑クリテClass2Bでトップフィニッシュする原田選手(2015.3.8) Photo by F.Fukai


TEAM BRIDGESTONE Cycling
橋本 英也選手 HASHIMOTO Eiya(鹿屋体育大学OB)
2015年西カレ ポイントレースにて(2015.8.15)Photo by F.Fukai

 

■関連情報サイト・SNS■
日本学生自転車競技連盟公式HP:http://jicf.info/
JICF情報系HP officials:http://jicf.info/officials/
JICF競技速報Twitter:https://twitter.com/jicf_jimukyoku
JICFFacebookページ:https://www.facebook.com/jicfjoho/

第59回全日本学生選手権トラック(女子優勝選手&初参加校)

男子優勝選手を先行紹介した第59回全日本学生選手権トラック大会結果、続いては女子優勝選手のコメントです。
また、本レースにはトラックレース初参加の新潟食料農業大学、約30年ぶり復活という明治学院大学も参加していました。こちら2校の選手にもコメントをお願いしました。


【1.女子優勝選手コメント】

■女子スプリント
優勝 平井杏奈選手(順天堂大学)
今大会はインカレに向けて自分がどれだけ走れるのか確かめるためのレースでした。
大学に入学してから悔しい思いしかしていなかったので、今回やっと結果を残すことができて素直に嬉しいです。タイムや内容は満足できるものではなかったですが、ずっと応援してくれていた人たちの喜ぶ顔を見ることができたことが1番の喜びです。
スプリントは苦手意識があったのですが、たくさんの人にアドバイスを頂き、リラックスしてレースに臨めたのがよかったのかなと思います。また、高校の同期や後輩の頑張り、声援も大きなパワーになりました。
そして暑い中ずっとサポートしてくれたチームメイトにも感謝しています。
インカレまでまだ少し時間があるので、今回見つかった自分の課題を克服するために、トレーニングを積んでいきたいと思います。


■女子500mタイムトライアル
優勝 小泉夢菜選手(早稲田大学)37秒966
この試合に合わせて気持ちを持ってきました。試合当日はとても暑かったので、身体を冷やすことだけを考えていました。本番もたくさんの方々のサポート、応援で頑張れました。インカレもタイトル獲りにいきます!


■女子ポイント・レース
優勝 中冨尚子選手(京都産業大学)
今回の大会は毎週連戦の中でまたJCFの合宿のまま直行できたため全く調整せずに挑みました。
1日目は合宿を優先したため欠場して、2日目の朝の周回でバンクの感触を急ピッチで掴んでいきました。 4月に学生チャンピオンジャージを1枚獲っていたのでそのままの勢いで獲ろうと思いました。
ポイントレースは目標としては最低限逃げてラップすること、優勝すること。この2つを最低限の目標としていました。 しかし走ってみると意外と前半から中途半端なアタックを何度もしてしまって無駄足ばかりを使ってしまいました。 私の得意とする展開に持って行けず焦りましたが、4回目のポイント周回でスプリントで1着を獲ったそのままの勢いでアタックしていき集団をバラバラにして日体の2人の選手と逃げてラップすることができてよかったです。
自分から動き、自分がレースを展開していくことを意識していきました。 結果、2位と20点の差をつけれたのでよかったですがまだまだ弱いのでインカレに向けて強くなります。
周りの方々からの声援がたくさん聞こえてとても力になりました。ありがとうございました。 もっともっと応援される、愛される選手になっていきます。


■女子3kmインディヴィデュアル・パーシュート
優勝 菅原朱音選手(八戸学院大学)4分04秒413
3キロでは優勝を狙っていたのでとても嬉しいです
予選タイムはコンマの差だったので決勝戦では緊張したのですが、逆に緊張感がいい刺激になったんじゃないかと思います
この調子でインカレのトラック、ロードどちらも頑張ります!!


【2.学連トラックレース初参加校コメント】
今年度に学連新規加盟(再加盟)した2校は今回が初(久方ぶり)の学連トラックレースとなりました。

■新潟食料農業大学
西村剛選手コメント
今回の全日本学生選手権トラックは大学としても私個人としても初めて出場する大会でした。 まずは無事に、この大会を終えることができよかったです。
出場したポイントレースではレースの展開に上手く乗れなかったり自分の力不足、強豪チームとの力の差を大きく感じました。 また今回の大会では全国の場でどれくらい自分が走れるかという事も知ることができ収穫が沢山ある大会となりました。
最後にインカレまでにしっかりと今回の反省点を修正し、高い目標を持って結果に結びつくよう部員一同練習に励みたいと思います!

ポイントレース中の西村剛選手(写真提供:西村剛様)

■明治学院大学
麦野一希主将コメント
明治学院チームのデビュー戦、個人的には2年ぶり、1年ぶりのレースになり、全く戦うことができませんでした。力不足がわかったのでこれからより一層練習を重ねて、学連で戦うことができるレベルまでチーム全体でレベルアップしていきます!

明治学院大学自転車競技班メンバー。麦野主将によれば、同校としての学連トラックレース出場は約30年ぶりとのこと(写真提供:麦野一希主将)

 


<編集後記:学連ウォッチャー 深井>
女子クラスには10校の選手がエントリー。うち6校から1年生選手が出場するなど、新鮮なメンバーでのレース展開となりました。女子ポイントレース出場全選手が写っている写真を明治学院大学より提供いただきました(本記事トップ部分に表示されるバナー写真もこちら)
学連女子レースの益々の隆盛を楽しみにしています。

フレッシュメンバー含め開催された女子ポイントレース。(写真提供:明治学院大学自転車競技班マネージャー 林様)

※本文中の表彰式写真は学連twitterに掲載されたものを許可を得て転載しています。

第59回全日本学生選手権トラック(男子優勝選手編)

6月30日から7月1日にかけ福島県 泉崎国際サイクルスタジアムで開催された第59回全日本学生選手権トラック大会は全国から27校、300名以上の選手がエントリー。インカレのトラック競技メンバー決定の重要材料ともなる本大会に選手達は全力を尽くし臨んでいました。
各レースを勝ち抜いた優勝選手からコメントをもらいましたので紹介します。まずは男子選手から。


■男子スプリント
優勝 中野慎詞選手(早稲田大学)
大学に入学して初の全国大会で緊張しましたが優勝できて嬉しかったです。
今後は9秒台で走ることと、対戦の精度を上げていくことを目標に頑張っていきます。


■男子1kmタイムトライアル
優勝 鈴木陸来選手(法政大学)1分05秒481
東日本に引き続き個人戦でも優勝することができました。
とてもバンクが重たく感じ、東日本ほど調子がいいわけでもなかったので不安が多かったですが、アップをいい感じに調整できたのが良かったと思います。
タイム的に見るとまだまだなのでインカレまでに仕上げていきたいと思います。


■男子ケイリン
優勝 甲斐俊祐選手(明治大学)
ケイリンは高校以来久しぶりに走ったんですけど、まさか自分が優勝できると思ってなくてビックリしました。
レース前は悔いのないように力を出し切れる走りをしようと思って特に作戦などは考えてなかったです。
今回の結果に満足する事なくこれからも精進して行きたいと思うので応援よろしくお願いします。


■男子4kmインディヴィデュアル・パーシュート
優勝 貝原涼太選手(日本大学)4分41秒580
自分はそろそろタイトルが欲しいと思っており、1ヶ月前から個人戦に向けてきっと誰よりも頑張ってきました!
自信もあって1週間前から優勝宣言もしてたので勝てて本当に良かったです!
今自分がカッコよくしか見えないのでそろそろ現実に戻って天狗にならないようにインカレも勝ちに行きます!


■男子スクラッチ
優勝 遠藤拓巳選手(日本大学)
周りの人も驚いていると思いますが、優勝した自分自身が1番驚いています。同期が活躍していたので少しは追いつけて良かったです。
今後は、自分からレースを展開しても勝てる選手になれるよう頑張ります。


■男子タンデム・スプリント
優勝 田川翔琉選手/甲斐俊祐選手(明治大学)
田川翔琉選手コメント
今年はタンデムであまり練習はせずに個々の力を伸ばす為に単車やウエイトトレーニングをメインに練習をしてました。
去年からタイムは出ていたので後は対面技術の問題だったのでレース当日甲斐とどのようなレース展開にするかなどを話して対面に望みました!
タンデム決勝前に甲斐がケイリン決勝で優勝したのでお互い勢い付いてタンデム決勝に望むことができ優勝する事ができました。
今年の明治は短距離で荒川、甲斐、隈園さん、中距離で渡辺、梅本、長距離で野本さん、竹村など優勝することが可能なメンバーが多い為インカレ個人で優勝以外に総合にも絡める可能性が高いため楽しみです!
—–
甲斐俊祐選手コメント
タンデムスプリントは先輩の田川さんと一緒に走りました。とにかく先行することだけを考えてレースに臨んで自分たちが思う展開に持っていけたのが今回の勝因だと思いました。
インカレでもしっかりと気を緩めることなく走って行きたいと思います!
今回二冠できたことは日頃から自分を支えてくれている親や先輩後輩、監督、OBの方達の支えがあってのことだと思うのでしっかりと結果で恩返しをすることができてとても良かった大会になったなと思いました!
これからも感謝の気持ちを忘れずにしっかりと練習に励んで行きたいと思うのでこれからも応援よろしくお願いします!


■男子ポイント・レース
優勝 長松大祐選手(鹿屋体育大学)
大学に入って、初めての優勝なのでとても嬉しいです。この日はとても調子が良く、レースも得意な展開になったので勝てたのだと思います。
ですが、まだまだ自分より強い選手はたくさんいると感じたので、気を抜かずに鍛錬を続け精進していきたいです。
インカレでは団体種目、個人種目共に優勝目指して頑張ります。


■男子マディソン
優勝 中井唯晶選手/吉岡衛選手(京都産業大学)
中井唯晶選手コメント
今回の個人トラックの1週間前に全日本選手権がありました。その後体調を崩してしまい、個人トラック出場出来るか怪しい状態でした。
ですがマディソンは京産で3連覇、僕自身も2連覇懸かっていたので万全ではありませんが、出場を決めました。
マディソン決勝は最終日で予選走った感覚も体調が悪いなりにはよかったので、大丈夫と自分に思い込ませて決勝はモチベーションを保ちました。
レースは前半はとにかくポイントを取り、後半に抜け出し、ラップまたは大量得点を取るという作戦でした。
予想通り前半パートナーの吉岡とうまく連携に確実にポイント周回に前に残りポイントを稼いでいきました。
そして後半、暑さで疲れが見えた集団から吉岡が上手く抜け出すことに成功しました。
ラップ狙いで抜け出しましたが、そのまま逃げきり優勝することができました!
年々レベルが上がっている学生のマディソンで3連覇することができ、個人でも2連覇がすることができてとても嬉しいです。
—–
吉岡衛選手コメント
今回のマディソンは3連覇がかかっていたので、無事に勝つことができてホッとしています。
個人種目では2人とも残念な結果となってしまい、マディソンでは優勝しようという強い気持ちで終始走りました。
逃げている最中にチームメイトの応援が聞こえ、ペダルを踏み込む力になりました。
この勢いでインカレのマディソンでも優勝して、華麗にウィニングランをします!
殺気、強気、やる気で頑張ります!


<編集後記:学連ウォッチャー 深井>
今回は私の方で出向くことができず、写真は学連twitterに掲載されたものを許可を得て借用しています。写真が少なめとなっていますがご容赦のほどお願いします。
現地はとても暑かったとのこと、選手、関係者のみなさま二日間おつかれさまでした。

※女子選手編も近日中に公開予定です。

[みどころ]第59回全日本学生選手権トラック自転車競技大会18/6/30-7/1

日本学生自転車競技連盟は2018年6月30日(土)-7月1日(日) に福島県・泉崎国際サイクルスタジアム(333.33m)で第59回全日本学生選手権トラック自転車競技大会を開催いたします。

公式HP大会概要ページ:http://jicf.info/8246/
昨年度大会の競技結果:http://jicf.info/5956/

開催地は泉崎国際サイクルスタジアム!333.3mバンク!
泉崎国際サイクルスタジアムは、1995年に設立された福島県西白河郡泉崎村に位置する周長333.3mのバンクです。福島県有数の桜の名所、泉崎村さつき公園の中にあり、周辺には野球場や宿泊施設もあり地元のスポーツを親しむ人でにぎわいます。
泉崎国際サイクルスタアムはコーナーの最大カントは38度と、カントがきついバンクの一つです。傾斜角度が高く走路幅が333としては比較的広いためフライイングで速度が出やすい特徴があります。
タイム系種目以上にレース系種目にこの特性が生きてスピードが上がることとなります。

個人トラック競技種目のみ競技大会
開催競技種目は男子: スプリント・1kmTT・4kmIP・ポイントレース・ケイリン・タンデム・スプリント・マディソン・スクラッチ 女子: スプリント・500mTT・3kmIP・ポイントレースです。
個人種目のトラックレースとして開催されるため、チームスプリント、チームパーシュートなどの団体種目は行われません。
現在、学連・パラリンピックの種目のみで行っている「タンデム」と2人1組で行われる「マディソン」は2名で行われる種目ですが、個人種目としての扱いになっています。
8月末から9月にかけて開催される学生自転車競技最大のイベント、「インカレ」前に各大学トップ選手たちが力を披露する場でもあります。

注目のレースは?

男子スプリントは新入生に期待
スプリント予選では1年生ながら2017年のアジア選手権ジュニアスプリントで1・2位だった梶原選手(中央大学)・中野選手(早稲田大学)の成長とその挑戦を受ける昨年インカレの2位の荒川選手(明大学)などの上級生により日本学生自転車競技連盟の記録である10秒3の更新が期待されます。
また対戦となっても競技場の特性から高いスピードで見ごたえのある勝負となるでしょう。

東日本トラック スプリントで優勝している中野選手(早稲田大学) ※写真は2018年TRS第2戦

 

2人乗り自転車でのスプリント勝負
タンデムスプリントでは、5月のベロドロームでの記録会で早稲田・法政が好タイムを出しておりこちらも学連記録更新の期待が持てます。
2人乗り自転車であるタンデムでのスプリント勝負は非常に高いスピードの争いとなるので注目が集まります。

法政大学チームは2017インカレ優勝時と同じペアでの出場 ※写真は2018年TRS第2戦)

誰が勝つか分からない混戦必至のレース系種目
大会への競技参加者が増え、かつ学連全体の競技レベルが底上げされているケイリン・ポイントレース・マディソン等のゲーム種目は誰が勝っても不思議ではありません。
特に2020年東京オリンピックの正式種目となっているマディソンは今年度のインカレ種目に採用されたこともあり史上最多チームがエントリーしています。注目は京産大、日大が経験、実績ともにあります。

マディソンで注目の日本大学チーム(写真は2018年TRS第2戦出場メンバー)
マディソンで注目の京都産業大学チーム(写真は2018年TRS第2戦出場メンバー)

ゲーム系種目はかつて多くの選手が走る特定の大学が有利な面がありましたが、参加者が多く予選が行われることにより、多様な学校の選手により決勝が行われることとなり展開が読みにくく誰が勝つか予想が難しいレースとなるでしょう。

参加者増の女子ポイントレース
女子ポイントも参加者増となっており、かつての2チームの争いの様相はなく、見ていて面白いレースになることが期待できます。
大学生はトレーニングへの取り組み方などで数か月でパフォーマンスが大きく変わります。

※写真は2018年東日本トラック 女子スクラッチ

突出した選手が居るより誰が勝つかわからない今回の学生選手権は見る観点からも面白いレースが多く繰り広げられることが予想されます。

■関連情報サイト・SNS■
日本学生自転車競技連盟公式HP:http://jicf.info/
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第34回全日本学生選手権個人ロードレース大会

断続的に降る雨と風、そして気温も低めに推移した6月10日、静岡県 伊豆CSC 5kmサーキットにて2018年の個人ロードが開催されました。
男子140 km(5km×28 周)、女子60 km(5km×12 周)はインカレロードよりも長く学連で最長距離となるレースです。しかも従来開催地の味噌川ダム周回や岩手県紫波町に比べ勾配差が大きく「登りと下りしかない」と評される伊豆CSC。厳しい天候の中を4時間以上走り続けた選手、そして残念ながら完走が叶わなかった選手たちに観客も熱い声援を送っていました。
そしてこのような悪条件下で1人の落車もなくレースを終えることができたのが、運営関係者にはなによりの朗報だったかと思います。

厳しい天候下でのレースとなった2018年 個人ロード

女子は出場12名のうち10選手が完走、そして先頭より約7分で失格とされる男子は出場121名のうち完走わずか21選手。そんな厳しいレースを勝ち抜いた優勝選手にコメントをもらいました。


■男子優勝:石井駿平選手(鹿屋体育大学)コメント

この学生選手権ロードでの優勝は鹿屋にとって久しぶりの優勝だったのでとても嬉しかったです。
レースでは、鹿屋としては僕、冨尾さん、重満が勝ちに行くため、他のメンバーでアタックや逃げをする予定でいました。
しかし、普段から逃げに乗りたい自分がいたので「決まるっ!」と思った逃げにはすぐ飛びついてしまいチームメイトにちょっと心配されてました笑

3周目の先頭集団。石井選手は序盤から終始逃げ集団に位置した。

そこからは常に逃げに入ることができたのできつい反面、ペースで行けたので、ペースなら強い方なのでしっかり最後まで行けました。最後のゴールスプリントでは、ラスト500mで牽制状態になり、孫崎さん、大前は二人とももがける人だと知っていたので半分諦めかけていました。なので先にかけないとまくりきれないと思い、ラスト200mで先にかけ、後ろを気にせずまくられてもいいぐらいの気持ちでスプリントしました。最後まで誰も横に来なかったので、後ろを確認するとちぎれていたのでそこでやっと勝利を確信しました!

後方を確かめ勝利を確信する石井選手。

鹿屋らしい走りができ、鹿屋の悪い流れを断つことが出来たのでとても良かったです!
ここまで走れたのは、一緒に走ったチームメイトの献身的なサポート、補給などしてくれたスタッフの方々、応援してくださった方々、そして何よりスポンサーの皆様のおかげだと思います!
本当にありがとうございました!

表彰式後、チームメンバーと共に。

 


■女子優勝:福田咲絵選手(慶應義塾大学)コメント


今週末から全日本選手権が始まるので、まずは安全にトラブルなく走りきること、そして勝って良い形で全日本選手権に繋げようと思って走りました。

雨+風という悪コンディションだったこともあり、リスクを負わずに確実に勝てる方法を考えて走りました。

3周目の時点で先頭は4名まで絞られていた。

周りの人の息遣いや脚を見ながら、終始冷静にレースを進め、1人ずつ人数を減らしていき、最後は独走でゴールすることができました。

徐々に雨が強くなるレース後半。11周目は西選手と2名で先頭に。

勝つことが出来て嬉しいというよりは、正直ホッとした気持ちの方が大きいです。
雨の中、たくさんの方々が応援してくださり、とても力になりました。ありがとうございました!

いよいよ今週末から全日本選手権が始まります。この2週間よりずっと厳しいレースになると思いますが、この勢いのまま思い切って走ります!


<編集後記 学連ウォッチャー:深井>

女子優勝の福田選手は前週の個人ロードTTでも優勝して本コラムに登場いただいています。
そして迎えた男子のラスト1周。この時点で先頭は3名に絞られていました。もしここで大前選手が優勝したら先週と同じペアになるかも、とふと思いながらレースを見ていました。

ラスト1周を迎える男子先頭グループ

その約1分後に4位通過する竹村拓選手。いつも優しい表情の竹村さんはご本人がツイートされていたように「大学での全国大会初入賞」とのこと、おめでとうございます。

ラスト1周を単独4位で迎える竹村選手。フィニッシュまで順位を維持した。

 

第57回全日本学生選手権チーム・ロード・タイムトライアル

個人ロードTT前日の6月2日に開催されたチーム・ロード・タイムトライアル。大学ごとに4人がチームを組み、単独走の時間を競う競技です。
今年は23チームが出場。2年連続で中央大学が優勝を飾りました。
昨年も出場していた中央大学 直井駿太選手よりコメントをもらいましたので写真と共に紹介します。
第5位までのチームの写真も掲載しています。

チームロードTT表彰式

■優勝:中央大学チーム TIME:1:17’19”76
直井駿太選手コメント
今回のTTTは中央大学にとって、優勝しなければならない大会でした。

向かって左より今村駿介選手、山本哲央選手、直井駿太選手、奥村十夢選手。 今村選手と直井選手は昨年の優勝メンバー。

去年の覇者としてのプレッシャーなども重なり、私を含め、選手の意識が非常に高かった事がパフォーマンスに繋がった要因の1つと言えます。勝たなければいけない理由がある、誰かのために何かのために、そういった気持ちが私たちを勢い付けました。

レースは昨年優勝校である中央大学が先頭で出走。

しかし、特別抜きん出て私たちのパフォーマンスが高かったとは走り終わった今も思っていません。ただただ「準備」の差がリザルトに反映されただけだと思います。

機材の差が多く出るTTTに対して、機材準備といっても選手個人ではたかが知れています。
一台に何十万円もかかるTTバイクを私物として持っている選手は多くなく、毎年借り物競走状態です。
チームに対して様々なサプライヤー様、スポンサー様、協力してくれる皆様がいらっしゃったおかげで準備の「じゅ」の字が始まりました。これにはチーム一同本当に感謝しています。そして、そのような方々に優勝、連覇達成という結果で恩返しできて良かったと思います。

チームメンバーのサポートを受けながら2周目に向かう中央大学。

まだシーズン半ばで、今回の優勝はチームに強い追い風を吹かせる事ができました。
チーム悲願のインカレ優勝を果たすためにも、日々努力を続け、「闘う心」とチームメイトへの「信頼」を忘れずに過ごしていきます。
皆様のご支援ご協力、そしてご声援よろしくお願い致します。

中央大学自転車競技部 副将
直井 駿太

チームメイト、添田監督、関係者の方々と共に。

 


第2位:京都産業大学チーム TIME:1:18’30”47

1位とのタイム差+01’10”71。2周目はかなり追い上げ、中央大学チームに約14秒差まで迫っていた。

第3位:日本体育大学チーム TIME:1:20’19”17

第4位:日本大学チーム TIME:1:20’26”92

第5位:法政大学チーム TIME:1:21’00”08


<編集後記 学連ウォッチャー:深井>
このレース(個人TT含め)は数ある学連レースの中でも最も苦しい、という話を選手たちから聞きました。全チームの完走おつかれさまでした。
なお最終組で出走の神奈川工科大学。同校としては7~8年前に一度出場して以来の参加とのこと。「2年生の時からずっと出たいと思っていたこのレース、4年生になってようやく出場できました」と語る木村就広選手(写真先頭)。今回出場で多くのことが得られた由です。

2周目に向かう神奈川工科大学チーム。木村選手によれば「実践に参加してみて補給の課題などもよくわかった」とのこと。

[みどころ]第34回全日本学生選手権個人ロードレース大会

学生ロードレースの頂上決戦!
日本学生自転車競技連盟は2018年6月10日(日)、静岡県伊豆市大野 日本サイクルスポーツセンター / 5kmサーキット(左まわり・秀峰亭スタート・ゴール個人ロードレース 男子 140 km(5km×28 周) 女子 60 km(5km×12 周)) で全日本学生選手権個人ロードレース大会を開催いたします。
学生選手権個人ロードレースはインカレのロードレースと並ぶ、学連のロードレースの中でも最高峰の競技大会と言えます。
男女ともに優勝者には学連チャンピオンジャージが与えられます。

公式HP大会概要ページ:http://jicf.info/8240/
昨年度大会の競技結果:http://jicf.info/5944/

今年のコースは修善寺CSC・サイクルスポーツセンター
昨年は、岩手県紫波町で公道周回のサーキットコース(1周=9.4 km)で開催され、男子は日本大学・武山晃輔選手が、女子は日本体育大学・谷伊央里選手が学生選手権個人ロード初優勝を飾りました。

今年のコースは日本サイクルスポーツセンター5kmサーキットです。
毎年本連盟では修善寺カップおよび修善寺オープンロードが行われ、2000年以降のインカレもたびたび、このコースで開催されています。

選手の間でも非常に馴染みあるコースですが、伊豆の急峻な地形を利用したコースは、平地区間が全くないタフなコースとして恐れられており、坂を苦手とする選手は容赦なく振り落とされてしまいます。
1周5kmと短めなので先頭から6分程度遅れるとおろされてしまうため完走者が少なくなりやすいコースです。
スタート/フィニッシュ地点前は最大勾配12%の激坂です。

男子はWUC出場資格がかかる戦い
このレースの男子本戦は7/30-8/4にポルトガル・ブラガで開催される2018世界大学自転車競技選手権(WUC)の出場資格の獲得がかかる選考レース(大会詳細ページ:http://jicf.info/8256/)です。
また、9月に行われるツールド北海道国際レース(UCI2.2)へのチーム推薦順位へのポイントにも関係するレースです。

注目の選手は?
男子は昨年大会、日本大学が圧倒的な強さをみせ、武山選手が個人ロードを制し、勢いそのままにインカレロードも優勝し、学生ロードレースの二大タイトルを獲得する強さをみせました。
今年も日本大学は咋年優勝した武山晃輔選手をはじめ、草場啓吾選手も(昨年度4位)ナショナルチームのメンバーとして出場したツアーオブジャパンで2日間山岳賞ジャージを着用するなど海外含めU23日本代表選手としてレースなどで活躍しており注目です。

[2017年インカレ]多くの観客から祝福を受けながらトップフィニッシュする武山選手

そして今シーズン、序盤から活躍をみせている京都産業大学・中井唯晶選手(昨年度2位、全日本チャレンジロードA-U優勝、今年度学生選手権クリテリウム優勝)、修善寺のコースでの優勝経験が多いクライマー中央大学 尾形 尚彦選手(2017全日本チャレンジロードA-U優勝、RCS第2戦修善寺オープン)、積極的なレース運びで展開をリードする走りの順天堂大学・石原悠希選手(RCS第2戦修善寺オープン2位)、2017ツールド北海道で山岳賞を獲得した鹿屋体育大学・冨尾大地選手、慶應義塾大学・大前翔選手(学生選手権個人TT優勝)、日本体育大学・岡部祐太選手(昨年度RCS年間総合優勝)、早稲田大学・中川拳選手等がレースの中心となるでしょう。

[2018年 チャレンジロード]優勝の中井選手
[2018年 修善寺ロード]優勝の尾形選手

前述のように登りと下りのこのコースで28周(獲得標高4200m)は消耗戦でもあります。大会は個人選手権ですが、ロードレースはチームでの動きが勝敗に影響します。
チーム力がある日本大学・京都産業大学・日本体育大学あたりがレースを有利にすすめ、個の力で戦わなければならない選手たちがそれを見てどう動くかが興味のポイントです。

[2018年 全日本選手権個人TT]女子クラス優勝の福田選手

女子では唯一ナショナルチームのメンバーで海外遠征をこなし、フランスのクラブチームでも走る慶應義塾大学・福田咲絵選手(学生選手権個人TT女子優勝)が本命ですが、レースを動かすもう一人としてオープン参加の西加奈子選手がいます。昨年岩手で行われたこの大会では経験豊富に集団をコントロールして福田選手の逃がさない動きを作り出しました。
今大会も西選手の動きに日本体育大学・伊藤真央選手や京都産業大学・中冨尚子選手(学生選手権クリテリウム優勝)が協力すれば、集団でのサバイバルレースになる可能性もあります。

[2018年全日本クリテ]スプリントを制しトップでフィニッシュする中冨選手

観戦のポイント・注意点
スタート/フィニッシュ地点となる秀峰亭の手前の激坂はコース最大の難所かつ補給区間でもあり、サポートの学生の声援も多い一番の観戦スポットです。
脚に余裕のある選手とない選手を最も見分けやすいところであるだけでなく、展開によっては補給の隙をついて勝負を仕掛ける選手もしばしば見かけます。
ただし、道幅が最も狭い区間でもあるため、選手の走行や補給の妨げにならないような観戦をお願いいたします。
また、秀峰亭を過ぎたあたりの場所は、コントロールタワー前の下り坂を時速70~80キロものスピードで疾走する選手の姿を確認することができ、天気が良ければ霊峰富士を拝むこともできるでしょう。
5kmサーキットの入り口から秀峰亭までは徒歩で約1.5kmの距離がありますが、選手の走行に注意しつつ、コースの端を歩いて到達していただければと思います。

 

■関連情報■
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第30回 全日本学生個人ロードタイムトライアル

第30回目を迎えた個人タイムトライアルロードレース
今年も埼玉県加須市~羽生市の利根川上流域にある特設コース(男子31.2km・女子25.2km)で開催された本大会。男子の選手権大会(Class1+2相当)と普及レース(Class3相当)、女子の選手権大会の3クラスに分かれ、各選手が30秒~2分間隔で単独出走するタイムトライアルは一般的なロードレースと異なり、個人の独走力が試される競技種目です。各クラスの全員が走り終わってみないとリザルトもわからないこのレース、無線や学連twitter情報を頼りに関係者もハラハラドキドキでした。

さて、そんなレースを勝ち抜いた各クラスの優勝選手からコメントをもらいましたので写真と共にご紹介します。
今回は第5位までの選手写真も掲載しています。


■男子選手権

優勝:大前翔選手(慶應義塾大学)
今回のタイムトライアルには、先々週のオープンロードレースが終わってからの2週間、みっちり練習をして臨んだだけに、優勝することができて嬉しいです。

春先にナショナルチームでベルギーに遠征に行かせていただき、調子の良さを感じてはいましたが、ロードレースやクリテリウムではいまいち結果が出せずにいました。大学生のレースでのレース勘が鈍っていたこともあるし、一昨年よりもマークされるようになったことも関係しているかもしれません。
そんな中で、タイムトライアルは個人の力が真に問われるので、狙っていた大会の1つでもありました。

出走直後の大前選手

2016年に池辺先輩が同大会で優勝する姿を見ていたので、その背中を追いかけたことは大きかったです。レース前にも諸先輩方からアドバイスを頂きました。

ダンシングでフィニッシュに臨む大前選手

自転車競技を始めてから、全国大会で優勝したことがなかったので、ひとえにほっとしています。しかし、まだまだシーズンは始まったばかりですので、ここからさらにもう一段階調子を上げていけるように頑張ります。

沿道から応援してくださった皆様、カメラマンの方々、チームのみんな、ありがとうございました。

今年は慶應義塾大学が男女ペアで優勝を獲得。

 

男子選手権 第2位~第5位選手紹介

男子選手権 第2位 中川拳選手
男子選手権 第3位 石原悠希選手
男子選手権 第4位 藤田俊輔選手
男子選手権 第5位 貝原涼太選手

 


■女子選手権

優勝:福田咲絵選手(慶應義塾大学)
今週フランスから帰国し、今シーズン初の日本でのレースでした。時差ボケで体調があまり優れなく不安もありましたが、2週間後の全日本選手権TTに繋がる走りをすることを目標に走りました。

TTはほとんど走ったことがなかったので、突っ込みすぎないように気をつけながら淡々と走りました。折り返してすぐに前の2人を抜くができ、リラックスして走れたことが良かったのだと思います。そして何よりS1NEOのTTバイクが最後まで本当に良く進んでくれました!

日頃よりご支援していただいているOB、OGの皆様、夜遅くまで完璧に自転車を組んでくださり、ホイールを貸してくださったBicicletta SHIDOの安藤さん、応援・サポートしてくださった監督やマネージャーなど、本当にたくさんの方々の力なしでは優勝することはできませんでした。ありがとうございました。

まだまだポジション等詰めきれていない部分がたくさんあるので、2週間でしっかり詰めて万全の体制で全日本選手権に臨みたいと思っています。

まずは、来週の全日本学生個人ロードでも優勝できるように頑張ります!応援よろしくお願い致します。

慶應義塾大学チームメンバーとともに。

 

女子選手権 第2位~第5位選手紹介

女子選手権 第2位 石上夢乃選手
女子選手権 第3位 中井彩子選手
女子選手権 第4位 西村彩良選手
女子選手権 第5位 合田祐美子選手

 


■普及の部 

優勝:宮崎裕史選手(北海道大学)
今回のレースには昇格を目指して臨みました。学連レースは初参加となり自分の実力がどの程度なのか把握出来ていなかったので、リザルトが出るまで昇格出来ているか不安でしたが、予想以上の結果となり嬉しい限りです。

北海道と関東では気温差が大きい為、暑さに対応できるかが課題でしたが、前日からの対策が功を奏して何とか結果に繋がったと思います。クラス2の皆さんについていけるよう今後も日々努力していきたいと思います。

チームTT出場メンバー&部員とともに(6/2チームTT後に撮影)

 

普及の部 第2位~第5位選手紹介

普及の部 第2位 青木拓穂選手
普及の部 第3位 木村響選手
普及の部 第4位 佐々木洸太選手
普及の部 第5位 村山浩司選手

<編集後記 学連ウォッチャー:深井>
今年の選手権大会は男女とも慶應義塾大学選手が独占しました。本レースは学連加盟後、初出場だった選手も多かったようです。前日のチームTT含め暑い二日間でしたが選手、関係者の皆様おつかれさまでした!

[みどころ]全日本学生選手権第30回 全日本学生個人ロードタイムトライアル 自転車競技大会

日本学生自転車競技連盟は今週末(2018年6月3日(日))埼玉県加須市・羽生市・利根川上流域にある特設コース(男子31.2km・女子25.2km)で全日本学生個人ロードタイムトライアル 自転車競技大会を開催いたします。

今大会で30回目を迎える個人タイムトライアルロードレースは前日にチームタイムトライアルを実施した翌日に開催されます。

公式HP大会概要ページ:http://jicf.info/8194/
昨年度大会の競技結果:http://jicf.info/6389/

2015年度に学生選手権競技大会に格上げ
近年の個人ロードタイムトライアルの世界選手権・全日本選手権での開催状況や重要性の向上を勘案し、2015年度より新たに学生選手権大会と位置づけて行われることになりました。
これにより、選手権大会の参加資格は日本学生自転車競技連盟ロードカテゴリ・クラス2以上となっているため、クラス3の選手は付帯して行われる普及大会へのエントリーを受け付ける方式に変更されました。

個の独走力が試されるタイムトライアル
個人TTの見どころはロードレースの中でも一般的な集団走行とは異なり、一人ひとり一定距離を保ちながら選手たちが1秒でも速く自分の限界ギリギリまで追い込みながら走ります。

 

長距離に耐える強靭な脚力と耐久性をもち、強いメンタリティをもつ選手のみが制することができるといえます。

シンプルに個の独走力が試される競技種目です。

昨年のリベンジなるか?注目選手紹介
男子31.2kmの注目選手は順天堂大学・石原 悠希(昨年2位、今大会出場最上位)、鹿屋体育大学・松本 憲斗(昨年4位)、早稲田大学・中川 拳(昨年6位)、日本体育大学・安田 開(昨年9位)、京都産業大学・中井 唯晶(昨年13位)が挙げられます。

また、中央大学・尾形 尚彦(チャレンジロードU23優勝、RCS第2戦修善寺ロードクラス1優勝)や日本大学・沢田 桂太郎(ナショナルチームトラック強化指定選手)

日本体育大学・岡部 祐太(昨年度RCS年間総合優勝)などにも注目が集まります。

前日にチームTTに出場する選手と個人TTのみに絞って出場する選手との差がでるのかにも注目があつまります。

 

女子25.2kmの注目選手は
昨年、出場した選手の中で最上位だった鹿屋体育大学・西森 彩良々(昨年4位、今大会出場選手最上位)、1年生ながらすでに学生選手権チャンピオンになっている京都産業大学・中富 尚子(今年度学生選手権クリテリム優勝/ナショナルチームトラック強化指定選手)また、登坂力に定評がある慶應義塾大学・福田 咲絵(昨年、DNF/ナショナルチームロード強化指定選手)などが出場予定です。

 

 

■関連情報ページ■
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[みどころ]第57回全日本学生選手権チーム・ロード・タイムトライアル大会

日本学生自転車競技連盟は今週末(2018年6月2日(土))埼玉県加須市・羽生市・利根川上流域にある特設コース(63.2km)において全日本学生選手権チーム・ロード・タイムトライアル大会を開催いたします。

■関連情報はこちらから■
公式HP大会概要ページ:http://jicf.info/8211/
昨年度大会の競技結果:http://jicf.info/5952/

 今大会で57回目を迎えるこの選手権大会は、大学ごとに4人がチームでの単独走の時間を競うロードタイムトライアル競技です。

かつてオリンピック種目であった時期もあり、100km近い距離でレースが行われていましたが、UCI(世界自転車連合)の競技規則改定に則り、2014年度大会より約60kmの距離となりました。それに伴い各大学の戦略も変化しています。

レースは11時30分よりスタート!
レースは前年度の優勝チームから上位8校までが2分間隔でスタートし、それ以降は1分間隔でスタートします。4人1チーム編成でフィニッシュは3人目の選手がフィニッシュラインを通過した時間がフィニッシュタイムとなります。

11時30分より昨年度の優勝チームである中央大学から出走予定です。

2017年大会は中央大学が優勝
昨年度大会は10番目にスタートした中央大学は、1周目終了時にトップタイムを刻んだそのままのスピードで走り切り、1時間17分14秒20(時速49.10km)で2位の京都産業大学に1分30秒ほどの差をつけて優勝しました。


風の影響が勝敗を左右するチームタイムトライアル
このチームタイムトライアルは各大学のロードの総合力とチームワークが試される団体戦です。

先頭に比べ2番目以降の選手は空気抵抗を軽減できます。どの様に交代するか、またチーム単独のタイムを競う戦いのため、チームスタッフが他大学の状況を確認しながら走る選手に伝えて戦略を考える等チーム一丸となってトップタイムを競う大学対抗の意味合いをもつ大会です。
毎年、風の影響をうけるチームも多く、追い風・向かい風の状況をうまく利用し、ペースコントールすることも重要な戦略の一つとなります。

3名でフィニッシュ?チームの特色は様々
4名とも同じ走力・同じ調子であるはずがありません。そして3人目のタイムで競うため4人目をどうするかも戦略となります。本大会では約15km×2往復(63.2km)しますが、1周目が終了した時に4人残っているか、1人脱落しているかが注目されるポイントの一つです。3人になると通常ペースが落ちますが、3人になってから粘るチームや4名で均等に分担しながらペース管理をしてレースをすすめるチームもあります。各大学の体力を温存する戦略が勝敗を分けるポイントにもあります。

今年の注目大学
中央大学は伝統的にこの種目を得意としており、昨年の優勝メンバーに加え昨シーズンからロードレースで活躍をみせる尾形選手を加えたメンバーで大会に臨みます。

昨年2位となり毎年着実に順位を上げてきている京都産業大学は昨年の出走メンバーが残っているうえ、トラック競技でスピード強化をしており、去年のリベンジとなるか注目があつまります。

また、最近の学生ロードレースでは他大学を圧倒する成績を挙げている日本大学もロードの有力選手とスピードのあるトラック中距離で活躍する選手で構成されています。

各校強力なメンバーですが、チームメンバー全員そろっての脚力と精神力が試される競技であるため、当日のレースが終わるまでどうなるかわかりません。

第57回 全日本学生選手権チーム・ロード・タイムトライアル大会のエントリーリストなどの詳細は公式HP内の大会概要ページで配信しています。

第57回 全日本学生選手権チーム・ロード・タイムトライアル大会
大会概要ページ:http://jicf.info/8211/


なお、翌日2018年6月3日(日)は全日本学生選手権 第30回 全日本学生個人ロードタイムトライアル 自転車競技大会が同コースで開催されます。
エントリーリストなど詳細はこちらから

全日本学生選手権 第28回 全日本学生個人TT自転車競技大会
大会概要ページ:http://jicf.info/2981/


大会に関する速報情報はTwitterで配信予定です。

日本学生自転車競技連盟競技速報Twitter
https://twitter.com/jicf_jimukyoku


 

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