今年のインカレは既報のようにトラックとロードが分離開催となり、まずは8月17~19日に伊豆ベロドロームにてトラックレースが開催されました。
選手自身に加え各校の名誉をかけ出場するインカレ。観客席がフィールドから近いベロドロームということもあり、どのレースも多くの観客と選手が一体となりたいへんな熱気に包まれていました。
そんな戦いを制したインカレトラック優勝選手男女15人(組)にコメントをもらいましたので紹介します。
まずは男子選手その1(スプリント、1kmTT、4kmIP、4kmTP、マディソン)から。
■スプリント
優勝:中野慎詞選手(早稲田大学)コメント
今回は初めてのインカレで緊張と楽しみでいっぱいでした。
予選は1位で通過しましたが、狙っていたタイムより遅くとても悔したかったです。なので、気持ちを切り替えて対戦では絶対勝とうと思い走りました。
決勝では3本勝負となりました。今まで決勝で3本勝負になった事がなくとても緊張しましたが優勝することができてとても嬉しかったです。
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こうして優勝できたのもたくさんの人が応援、サポートをしてくださったおかげで、のびのびと、楽しくレースをすることができ、感謝の気持ちでいっぱいです。
この結果に満足せず、もっと上を目指して努力して行きたいと思っています。
今後とも応援宜しくお願い致します。
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■1kmTT
優勝:鈴木陸来選手(法政大学)コメント
東日本、個人戦と1kmTTで優勝していたのでインカレも優勝したいとは思っていましたが、優勝のことより最後なので自己ベストで終わりたいと言う気持ちの方が強かったです。そのためには自分の持ち味の前半に突っ込んで後半耐えるといった走り方に磨きをかける必要があったのでスタンディング2周の練習をメインにしていました。おかげで予想より高タイムで突っ込むことができ、僅かではありますが自己ベストを更新することができました。今後も自転車には関わっていくつもりなので法政大学自転車競技部と鈴木陸来の応援よろしくお願いします。
応援、ありがとうございました。
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■4kmIP
優勝:貝原涼太選手(日本大学)コメント
自分は三冠をする事を目標にしていたので、本当に良かったです。インカレ前の合宿では調子を落としてしまい、皆んなが心配してくれました。その中でも監督さんの有難いお言葉を頂き、しっかり気持ちの切り替えができた事が三冠に繋がったと思います。自分は監督さんの為に勝ちたいという気持ちがとても高く、監督さんを喜ばせる為にも勝ちたかったので、これからもたくさん監督さんを喜ばせる為に頑張ります。
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■4kmTP
優勝:日本大学チーム:草場啓吾選手コメント
今回4kmチームパーシュート優勝は予想もしていませんでした。
去年のメンバーでしたら可能性はあると思っていましたが、沢田君はアジア大会、坂本君は短距離への移行によりかなり戦力が落ちたと思っています。
今回優勝したメンバーで合わせをしたのも現地入りしてからで、正直順位決定にのれれば総合優勝の為には十分と言われていました。
それなのにここまでの記録を残せたのは本当に自分達でも不思議です。
そこには応援して下さる皆様を始め、監督、コーチ、家族、最後に体をメンテナンスして下さった柳川さんなど、様々な方々の支えがこの記録を叩き出せた勝因だと思っています!
ですので周りの方々には感謝しかありません!
この気持ちを忘れずに後輩達は来年以降も優勝して欲しいですし、その前にロードレースでも優勝して総合優勝を確実なものにしたいです!
これからも応援よろしくお願いします!
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■マディソン
優勝:日本大学チーム:武山晃輔選手コメント
今回、初開催のマディソンで優勝できましたが、インカレトラック種目自体初出場で、そのマディソンもギリギリまで出場するメンバーは決まっていませんでした。
インカレ前の直前合宿もロードしか乗っておらず、トラックに入ったのは現地入りしてからで、マディソンの合わせは当日の朝練が最初でした。
これまでにもTRSや国際トラックで組んできたペアですが、一年前のTRSでは最初の交代で出遅れて、そのままレースをすることなく降ろされるといった走りだったので、そこから考えたら大きく成長できたかと思います!
今回はペアの貝原に3冠がかかっていたので、その目標を果たすべく走りました。無事勝つことができてよかったです!
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■トラック総合優勝は日本大学
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<編集後記:学連ウォッチャー 深井>
インカレを一つの区切りとして新体制に入る学校も多く、4年生にとってはこれが実質最終レースともなるインカレ。順位にかかわらず出場の感慨もひとしおだったようです。
ご家族も多く来場されており、ウィニングランでは感動的なシーンを見せていただきました。詳細は学連facebookよりご覧ください。