インカレ2018優勝選手(トラック女子編)

インカレトラック2018優勝選手コメント、ラストは女子選手編です。
500mTT、オムニアム、3kmIP、スプリント、マディソン、チームパーシュートをそれぞれ掲載しています。


■500mTT

優勝:小泉夢菜選手コメント
大学に入学してから、高校生の時とは違う環境での練習や1人暮らしが苦手で昨年は全く結果が出ない辛い1年間でした。試合でも、どのように気持ちを持っていって走っていたかを忘れていました。今回のインカレに向けて練習をして、優勝しようと思って準備していました。

インカレに入る前日に、父親の方の祖父が亡くなりました。ちょうど18日の500mの日にちに試合を観に来る約束をしていました。その日にお通夜がありましたが、母親の方の祖父母も試合を観に行く約束をしていました。あと何年私の走る姿をみれるかわからないと、父親は祖父母をつれて試合を観にきてくれました。より一層勝ちたい気持ちを持ってインカレに臨みました。

500mTT決勝でフィニッシュする小泉選手

500mTTの優勝が決まった時は、本当に嬉しかったです。たくさんの人の応援、サポート、そして亡くなった祖父の告別式の日に金メダルを取ることが出来て、嬉しかったです。
今回の試合で、やっと高校生の頃のような自分の走りに戻ってこれました。ここからどんどん上を目指して頑張っていきたいと思っています。応援よろしくお願いいたします!

約束通り応援に来られた祖父母様と一緒に。 ※小泉夢菜さんの許可を得て掲載しています。

 

男女ともトラック総合成績3位の早稲田大学 (ドーピング検査中で不在の選手がいます)

■オムニアム&3kmIP

上段:オムニアム表彰 下段:3kmIP表彰

優勝:中井彩子選手コメント
会場で他の大学の方も声をかけていただいたり、ポイントレースの会場の雰囲気も最高でワクワクしました。

ポイントレース中の中井選手
3kmIPの記録は3分49秒635。

3年前、部屋で悩みを聞いてくれた先輩のウイニングランが嬉しく羨ましかったのです。今年の自分がその花束をもっているのが夢のようです。
男子がにぎってくれたおにぎりも最高でした!ロードもがんばります!

ついに自分で花束を持つことができた。

■スプリント

優勝:西島叶子選手コメント
チームとしての雰囲気は、インカレ前から絶好調で選手全員が万全の状態でレースに挑むことができました。
私自身、最後のインカレで、鹿屋体育大学としてこのウェアを着て出場するラストレースという事もあり、この大会だけは絶対勝ちたいと思って練習してきました。

スプリント決勝戦は3回勝負となり、後半2本で勝利した西島選手の優勝となった。

最後まで諦めず、優勝することができ、みんなで校歌を歌う事ができて本当に良かったです。
男女共にトラック終了時点での総合は1位に届きませんでしたが、次はロード班のみんなにバトンタッチして、しっかりサポートします!
たくさんの応援ありがとうございました!

トラック女子総合2位の鹿屋体育大学。アジア大会に向け練習中の橋本優弥選手も駆けつけてくれた。

■マディソン&チームスプリント

優勝:日本体育大学チーム
<マディソン>伊藤真生・中村愛花選手
<チームスプリント>松本詩乃・中村愛花選手

※二冠達成の中村愛花選手に代表してコメントを頂きました。

チームスプリントとマディソンで優勝できたことは素直に嬉しいです。チームスプリントの合わせは数回しかやっていなくて、マディソンはこのペアで走るのは初めてでした。不安なことが多かったけど、優勝できたのは、一緒に走ってくれた松本詩乃や伊藤真生先輩のおかげです。自分自身まだまだ力不足なので、練習して強くなりたいと思いました。

伊藤選手・中村選手のペアは初めてだったがうまく連携することができた。
チームスプリントの記録は37秒166。
マディソン優勝ペアの伊藤真生・中村愛花選手
チームパーシュート優勝ペアの松本詩乃・中村愛花選手

まだロードも残っているので、チームメイトみんなで戦って、総合優勝目指します!応援よろしくお願いします!

トラック女子総合1位の日本体育大学。男女ともロードでの活躍が期待される。

<編集後記:学連ウォッチャー 深井>
今回は少し駆け足の紹介となっています。インカレロード終了後、改めて選手生活の4年間を振り返っていただく対談風記事を計画中です。あわせてお楽しみに!