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【雨垂れ石を穿つ①順天堂大・原裕紀選手】~東大マネージャーが見た初心者からの挑戦・前編~

初めまして!
東京大学自転車部競技班でマネージャーを務めております、3年の植田瑞貴と申します。昨年から学生連盟にてたびたびお仕事を頂いているので、お会いしたことのある方も多いかと思います。

このたび、私が普段書いている東大自転車部の練習日記を読んだ学生委員長の方山さんからご指名をいただき、学生委員ブログに寄稿させていただく運びとなりました。

東京大学自転車部競技班の練習日記はこちらから!
http://d.hatena.ne.jp/ut-br/

私の所属する東大が初心者集団であることから、テーマは「大学から自転車競技を始めることについて」。
高校以前に競技に触れたことがなかった選手たちは、何を感じ、どうやって上を目指しているのか。いろいろな大学の選手と私との対談形式でお届けします!

***

初となる今回、インタビューに応じてくれたのは、順天堂大学・主将の3年生、原 裕紀(はら ゆうき)選手

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16年度RCS#2 修善寺オープンロードの原選手

 

原 裕紀(はら ゆうき)

競技開始:大学1年4月
大学以前の運動歴:サッカー(小学校1年~高校3年)+柔道(初段)
得意種目:ロードレース
主な戦績:2016年度白馬クリテリウム1位 2016年度個人ロードレース大会16位 2016年度チームTT5位
愛称:「原ちゃん」「原坊(はらぼー)」

1年生の7月、大町美麻ロードレースでレース初出場。同年度の1月に全日本学生RCS第13戦・埼玉クリテリウム行田第3ラウンドでクラス2へ、そして3年生の4月、第18回全日本学生選手権クリテリウム大会にてクラス1に昇格しました。
実は彼は大学から競技を始めた選手の一人。脅威の成長と言っても過言ではなく、一度話を聞いてみたいと思っていた方も多いのではないでしょうか。

個人的に1年のころから仲良くしてもらっていることもあって、自然体で今考えていることを話してくれました。

それでは前置きはこれくらいにして、対談を始めたいと思います。ぜひご覧ください!

 

***

―今回は引き受けてくれてありがとう~。じゃあさっそく、インタビューを(笑)

原●ほかの選手もインタビューするんでしょ?俺、必要? (笑)

―えっ、だってほかの人にも「大学から始めた強い選手って誰がいるかな」って聞いてみたら原ちゃんの名前が挙がったもん。知られてるってことですよ。

原●なんか嬉しいな(笑)

―最近自転車競技のすそ野が広がって、そういう選手って増えてきたんだとは思うんだけど、もう一歩のところで届かないっていう人もいっぱいいると思うんだよね。だからそういう話を聞けたらいいなと思ってます。
ちなみに、なんで大学から始めたのが自転車だったの?

原●自転車競技自体は『弱虫ペダル』で知ったんだよね。サッカーをやってたころから自分は瞬発力で勝負するというよりは長距離向きなのかなと思ってたから、超単純に、自転車なら頑張れば活躍できるんじゃないかなって思って。
あとこれは入ってから思うことだけど、高いレベルの人とも近いっていうのがすごいよね。だって世界で活躍しようとしている人が同じ会場にいるとかも普通にあるもん。サッカーでは絶対そんなことないからねー(笑)

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16年度個人トラック大会では重田選手とともにマディソンに出場

―はらちゃんは基本的にロードをやってるけど、トラックっていう選択肢もあった?

原●弱虫ペダルがきっかけだったから、もう始めるときにはロードやろう、と思ってたなー。もともとケイリンは知ってたけど、部活で扱ってるかわからなかったし。
うちの二年生には初心者からトラック始めた人もいるし、短距離の方が早く結果が出るよってコーチには言われたけどね(笑)

―そういえば順天堂大学は推薦で入ってくる選手が多い大学だよね。その環境についてはどうだった?プレッシャーじゃない?

原●何にも知らないから逆に、先輩にも同期にもいろいろ教えてもらえて楽しいなって思ってた。力の差はあったけど、初心者だから当然って開き直ってたくらいだもん(笑)
監督やコーチからも3年生以降で力を出せるように、って言ってもらってたし。強いて言えば大学の部活がこんなに練習するものとは思ってなかったから、びっくりしたかな(笑)

―なるほど… (笑) 初心者って、当たり前だけど最初、ある程度のレベルに到達するまでがかなり大変だよね。特に周りのレベルが高いと追いつくまでに時間がかかると思うんだけど、その間ってどうしてたの?

原●もともと長距離志望だったんだけど、最初に落車してからは短距離班に混ざってやってたんだよね。長距離班だと練習してる間に置いて行かれちゃってどんどん距離が開いて困る、とかあるけど、短距離班なら練習場所自体がそんなに遠くには移動しないから。最初はギアとかかけずに回転練習とかもしてたなー。
力が付いてきたら中距離班に行って、長距離班に行って、みたいな段階を踏めたのは順大だからだし、ありがたかった。

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東京大学との合同合宿。浦選手(東京大学OB)の存在は大きいようだ

―まわりがみんな強いだけに、大変そうではあるけど…順大はそういう工夫してたんだねえ。

原●力の差はあったけど、筋力とか、ポテンシャルみたいなのは俺の方がある!って思い込んでた(笑) トレーニングしていけば追いつけるなって思ってたから続けられたのかもしれない。
あ、東大の浦さんの存在も大きかったなー。あの人は運動経験があるわけじゃないのに、自分が入った年に見たインカレで4位を取ってて、すげえ!って思って。その次の2015年の個人ロードレース大会では優勝してたし…同じ大学から始めた選手が優勝してるんだ、だったら自分だっていけるだろう、みたいな。

―とにかく迷いはなかった?

原●自分がどこまで伸びるかわかんないから不安っていうのはあったけどね。早稲田の4年の金子さんが初心者で始めた人なんだけど、仲良くしてもらって目標にしたりとかしてたなー。
心の励みになってた。スタートは一緒、って勝手に思い込んで、モチベーションの維持に…。今でも仲良くて、今度会う約束してるよ(笑)

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早稲田・金子選手(右)は同じ初心者出身として仲良し。左は重田選手(順天堂)

 

―仲いいんだね(笑) それでも続けていくのって大変だよね…。何を心の支えにしてた?

原●自転車は成長を実感できるスポーツだと思うんだよね。ワット数だったり、スプリントで差せるようになったことだったり。例えば俺が一番うれしいのは、前に走ったコースが楽になってることかな。特に美麻は最初に走ったコースだったから、一年後のインカレで走ったら前に比べて楽になったなー、とか…。それが続けてこられた理由の一つかもしれない。

***

まずは自分が自転車競技を始めた時のことを振り返ってくれた原選手。前向きな姿勢がとても印象に残ります。

後編では、今見つめている目標について話してもらいました。どうぞ次回更新にご期待ください!

ぶらり部室と寮の旅【③京都産業大学編】

全国の自転車競技部、自転車競技のファンの皆様、こんにちは!
同志社大学体育会自転車競技部の高村です。

恒例の部室訪問企画、今回は京都産業大学体育会自転車競技部の取材をさせていただきました。

過去の「ぶらり部室と寮の旅」はこちらから!
ぶらり部室と寮の旅【①早稲田大学編】
ぶらり部室と寮の旅【②龍谷大学編】

幅広く活躍されている京都産業大学の皆さんの生活をお伝えいたします(^.^)

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西日本のみならず、全国でもその強さを見せる京都産業大学

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京都産業大学前でバスを降りると、出迎えてくれたのは………

16年度全日本学生トラック・マディソン優勝の樋口峻明選手(経営3年)です!

樋口「今日はよろしくお願いします!」

GARNEAUを片手に部室へと案内していただいている途中に、

これまでの大学にはない驚愕のものが………

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これさえあれば、長い階段があっても問題ない

なんと、“エスカレーター”が!!!
樋口選手は慣れた様子で自転車とエスカレーターに。

方山「エスカレーターあるなんて、すごいね!?」

樋口「山の中に立っていますから~」

とさわやかな笑顔で答える樋口選手。

部室までの間に、京都産業大学の広大さと建物のデザインの新しさに圧倒される取材陣。

あれこれと建物の質問をしながら歩くと、あっという間に部室に到着しました。。

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今回は案内をしてくださった樋口選手、主将の中井唯晶選手、松下綾馬選手、山田康太選手、曽我部厚誠選手、藤田俊輔選手にインタビューをしました。

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山田選手、練習中にごめんなさい…。後ろの方にはひょこっと顔をのぞかせる松下選手たちが…


Q.部室のアピールポイントを教えてください。

樋口「人数に見合った広さで、自転車を上に吊り下げることができるため、広々と使えています。ビーチチェアもありますし。寝ることもできます(笑)」

中井「真下に食堂がありカツや丼などのガッツリ系なので体育会系の我が部に嬉しいですね!」

松下「エアコン施設やPCも備え付けられているので快適です。空き時間があると自然にみんな部室に集まっています。」

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取材中、絶えず部員が出入りしながら会話を弾ませていました。一番雑談と人の出入りがあった取材です(^^)


Q.初めて部室に来た時の感想をお願いします!

樋口「入るのは緊張しました。入ったら床が硬くて感動していましたね!」

方山「えっ?床の硬さ??」

樋口「はい…横浜高校時代に部室が野球部のブルペンを改良したものだったため、下が土で……w」

山田「部員みんな仲良くて、部室に行けば誰かいるという環境にびっくりしました。」

曽我部「お昼ごはんも、下の食堂で買って部室まで持って来て食べるくらい仲良しですよ~」

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外からはわからない、内の仲の良さ。京産は本当に部員みんな仲良しの様です

 

Q.学校自慢をしてください。

樋口「全学部が一つのキャンパスに集まっていることです。みんなすぐに集まれるし、練習もしやすいので便利です。
あとは立地的に、山の中にあるので練習がしやすいことも自慢ですね。」

Q.チーム自慢をしてください。

中井「監督とコーチが元プロなので、経験や知識が豊富で的確なアドバイスをいただけます!」

山田「和気あいあいとしています。」

中井「チームが目標に一致団結して向かっています!」

樋口「ハイエースがあり、機材もスポンサー様から提供されています!」

チーム自慢の項目はたくさんの意見があり、京産のチーム愛を感じました(*^^*)
海外で活躍できることや、海外でのレース経験なども伺い、非常に多面的なチームの一面を知ることができました。

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秋田監督と安田選手(左)、山岸監督と選手達&マネージャー(右)

監督・コーチへの信頼は厚く、マネージャーやメカニックのやりがいなど、チームとしてのまとまりを感じさせられました!

Q.学連、全国の高校生へのメッセージをどうぞ!

学連へ

樋口「いつも運営ありがとうございます!出場の際には皆全力の走りを見せることができるように頑張りますのでよろしくお願いします!」

高校生へ

樋口「京都産業大学自転車競技部は選手・マネージャーともに仲が良いチームです。皆個性豊かで楽しい人ばかりなので、見かけた際にはぜひ声をかけてみてください。
京都産業大学を目標としてくれている選手の皆さん、高校の時にあまり強くない選手でも京産大に入学後に成績が伸びる人が多いことから分かるように、選手育成の環境は非常に整っています。やる気のある選手、待っています!」

~京都産業大学の皆さん、ご協力ありがとうございました!~

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京都産業大学メンバーの集合写真。ご協力ありがとうございました!

 

【編集後記】
学連のレースだけではなく、海外のレースでも活躍する選手が多い京都産業大学チーム。外からでは分からないチーム愛を感じる取材でした。
取材中も、お構いなしで部員が出入りしたり会話を挟んだりと本当に自由な雰囲気で、和気あいあいとしていました。また、選手としてのお話だけではなく、監督やコーチはもちろんマネージャーさんやメカニックの方についても聞くことができ、京産のチーム力を見せられた気がしました。
終始協力的で、お写真も選りすぐりのものを多数提供してくださいました!来年の活躍を楽しみにしております!
(同志社大学 高村れん)

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胸に描かれている学章の星座はサギタリウス(射手座)。新しい時代に、世界へ雄飛する若者への希望を表している
京都産業大学体育会自転車競技部
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ぶらり部室と寮の旅【②龍谷大学編】

全国の学生自転車競技部、自転車競技ファンの皆さま!
こんにちは。同志社大学の高村れんです。

今回、8校の西日本の大学の取材を学生委員長の方山さんとさせていただきました。

過去の「ぶらり部室と寮の旅」はこちらから!
ぶらり部室と寮の旅【①早稲田大学編】

その8大学巡りの1校目として、龍谷大学を紹介させて頂きます!!

深草駅からも近く、アクセス○
京阪本線・深草駅からも近く、アクセス◎
とても開放的なキャンパスで、入ってすぐ右手には、某人気コーヒー店があり、とてもオシャレ!
とても開放的なキャンパスで、入ってすぐ右手には、某人気コーヒー店があり、とてもオシャレ!

門をくぐって、校内を少し歩いていると……

木全「はじめまして!木全です!よろしくお願いします。」

と、とても朗らかな笑顔で私と方山さんを出迎えてくれました!

木全「部室へ案内しますね!けっこう近いと思いますよ~」

とぼとぼ歩き、本当にものの5分ほどで部室へ……

私達「え!!!!!!!!!広いっっっ!!!!!!」

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もともと航空部が飛行機の保管に使用していた倉庫を部室として使用。写真では伝わりにくいが、かなりの広さ

木全「あ、暑いですね、シャッター開けますね!」

取材時の京都は真夏日だったが、シャッターを開けるととても風通しがよく、夏の日差しが差し込んできて、部室が一気に明るくなりました。

~~~

今回は、木全俊貴選手にインタビューさせていただきました。

Q.この部室を存分にアピールしてください!
木全「そうですね…、やっぱりなんといってもこの持て余す広さですね!! ローラーし放題です。
冷房はないですけど、シャッター開けたら通気性は抜群で、過ごしやすいですね。部員がたくさんいても、ソファーも十分にありますし!」

Q.初めて部室に来た時、どんな印象を持ちましたか?
木全「んー、本当に広いなぁ…という感じですね。天井が高い分、なんか物悲しいというか、ちょっと寂しかったですね。
シャッター閉まると薄暗いですし。今は部員も増えて、部室が賑やかになって、そんなこと感じませんが!」

Q.部室にある、“我が部の一品”はなんですか?
木全「えっ!? なんかありますかね……あ、それ、かわいい系でも大丈夫ですか?」

と言って、席を立ち、棚をゴソゴソと漁って持ってきたのが…

木全「これ、ウォームアップ前に使うスポンジラケットです!かわいいでしょ!!」

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高村「……。」方山「……。」

Q.“龍谷大学”自慢をどうぞ!
木全「そうですね…。たぶんうっすらと感じていると思いますが、本当に校風からおっとりしていて、各々が過ごしやすい大学だと思います。
留学のサポートも手厚いです。あと、学校全体が広々とした空間で、公園のような感じですね!のんびりしています。」

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ソファーがふかふかで座り心地○。写真奥にはロッカーが並べられており、様々なものが……

Q.“チーム”自慢をどうぞ!
木全「平日は個人練習、週末は全体練習、と決まっているので、ひとりひとりが自分のペースで活動できます。
また、スポーツ推薦がなく未経験者が多いですが、競技を始めるには十分な環境が整っていることも、このチームのいいところだと思います。
例えば、ロードで練習しやすい立地や、遠征における大学の資金援助がしっかりとしているところです。バイトで忙しくて練習ができない、遠征に行けないとかはならないです!」

Q.全国の学連選手にひとことお願いします!
木全「龍谷は初心者がほとんどで、レース慣れをしていません。
レース中の罵声が怖いので、もっと優しくしてください!!!」

Q.これから大学で競技をしようと考えている高校生たちにメッセージをお願いします!
木全「このチームの強みは自主性です。部活に全力を打ち込む人、留学やゼミなど勉学に懸命に取り組みながら競技をする人、いろんな人がそれぞれ頑張りたいことを頑張れる環境が整っています。
部員同士でも、お互いに応援しあっています。チャレンジできる土壌とサポートできる体制があり、自分なりに競技を楽しめる環境です!ぜひ龍大にきてください!」

~~龍谷大学の皆さん、取材のご協力、ありがとうございました‼~~

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2015年度シーズンから使用している龍谷大学ユニフォーム。ロゴマークと合わせたデザインは、その力強さが非常に印象的です。

~編集後記~
龍谷大学は、部員の雰囲気がとても朗らかなイメージを持っていました。取材を経て、この雰囲気はチームとしてのカラーであるのはもちろん、大学のカラーでもあるということが分かり、このチームの魅力とともに大学の魅力を見せられた気がしました。
終始笑顔を絶やさず、どの質問に対しても、愛校心・チーム愛を感じる温かい答えばかりで、こちらが恥ずかしくなるくらいでした。これからもこのチームの良さを生かしながら、ロードを中心に活躍の場を広げてほしいです!(同志社大学 高村れん)

龍谷大学学友会体育局自転車部
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ぶらり部室と寮の旅【①早稲田大学編】

全国の学生自転車競技部の皆さん、自転車競技ファンの皆さん、こんにちは。

日本学生自転車競技連盟学生委員長の方山堯です。

突然ですが、今回より全国の学連に登記する自転車競技部の部室や寮を訪ねて行き、普段レース会場では見られない選手たちの生活をお伝えしていこうと思います。

〜〜〜

トップバッターはこちら!

日本が誇る私学の雄、早稲田大学です!

「稲魂」が彼らの強靭な肉体とマインドを作り上げている
「稲魂」が彼らの強靭な肉体とマインドを作り上げている

西武多摩湖線武蔵大和駅の長い階段を降りると、そこには何やらガタイの良いお兄さんがママチャリに乗って颯爽と現れました。

中井「こんにちは!早稲田大学自転車部の中井です。今日はよろしくお願い致します!」

なんということでしょう。16年度全日本大学対抗選手権(インカレ)タンデムスプリント5位の中井琢選手(3年)が笑顔で私を迎えてくれました。

中井「お待ちしておりました。ここから徒歩5分くらいです。早速行きましょう!」

歴史ある表札が我々を迎えてくれる
歴史ある表札が我々を迎えてくれる

しばらく歩くと、住宅街の中に忽然と大きな建物が現れました。早稲田大学自転車部の寮、稲輪館です。扉を開けると、練習中にも関わらず、部員の皆さんが私を暖かく迎えてくれました。

みなさん「こんにちは!ようこそ早稲田大学自転車部へ!」

〜〜〜

今回は、前主将の森選手、中井選手、岩田選手、八田選手にインタビューに答えていただきました。

Q.寮について、簡単に教えてください。

中井「早稲田大学自転車部の寮は西武園競輪場にほど近い東京都東大和市にあり、名前を稲輪館(とうりんかん)といいます。「早稲田」の「稲」から取った名前ですね。」

森「一階が倉庫兼練習場、二階が生活スペースになっています。築30年と聞いたことがありますが、設備には何も問題がなく、個性溢れた部員に囲まれて毎日楽しく過ごしています。家賃に関しては変動しますが4万円前後(食費、光熱費込み)とかなり安いです。」

一階のトレーニングスペースには、十分すぎるほどの設備とスペースが用意されている
一階のトレーニングスペースには、十分すぎるほどの設備とスペースが用意されている

Q.寮を存分にアピールしてください。

森「トイレが三つもあることかな。今の部員数を考えても多すぎるくらいで、トイレ以外にも生活用品が不足することがないことは良いことだと思います。」

中井「そうそう、過去の先輩のサインや写真がたくさんあるのは見ていて面白いかな。」

岩田「一人一部屋与えられていてプライバシーも守られているのがいいですね。」

 

Q.寮でよく見られるあるあるを教えてください。

中井「僕がトイレに入っているときに、二つ空いているのに森先輩がずっとノックし続けることです。トイレくらいホッとさせて下さいよ……森先輩(泣)」

岩田「朝集合(7時)で誕生日の選手がいたら大声で歌ってこの上なく祝福すること。あとは、森先輩の気分で突然校歌の抜き打ち検査が始まります。」

 

岩田さん、冷凍品が届いてますよ
岩田さん、冷凍品が届いてますよ

 

Q.初めて寮に来たときの印象を教えてください。

中井「僕が初めて来た時一階の練習スペースが汗で床が汚かったのですが、最近リフォームして本当に綺麗になって、練習にも集中できるようになりました。あとは先輩が普通に住んでいて緊張したことかな。」

岩田「僕も中井と同じく、先輩が普通に住んでいてかなり緊張した覚えがあります。あちこちに扉があって、どこから出てくるのか分からずずっと気が抜けない、というか。というか中井そのものもガタイが良くて緊張した(笑)。」

八田「イメージとのギャップがかなり大きかったです。寮、って聞くと広い田んぼの中にぽつんとあるボロボロの建物、というイメージがあったのですが、普通に住宅街の中に、しかも鉄筋で造られていたから驚きました。」

森「俺は「とうりんかん」って読めなかった。(笑)」

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モナリザは、常に早稲田大部員の生活を見守っている

Q.一つだけ寮にある面白いものを紹介してください。

八田「ズバリこれ!リビングの柱に掛かっているモナリザの絵です。朝集合の時も、朝食時も、練習後も、遠征後も、どんな時でもその温かい眼差しで部員たちを見守ってくれています。」

中井「僕も練習後どんなに疲れていても、このモナリザの絵を見れば疲れが吹き飛ぶ気がします。と思うようにしています(笑)」

Q.最後に、全国の学連選手に一言どうぞ!

森「来シーズンに向けて、寮で育まれた絆でもって部員一同邁進して参ります。是非見ていて下さい!!!」

早稲田大学のみなさん、取材のご協力ありがとうございました!

 

〜編集後記〜

歴史、伝統、そして実力を兼ね備えた早稲田大学チーム。そのイメージからか、筆者にとってなかなかそう簡単に声をかけられない存在でもあった。しかし今回取材に快く応じて下さり、実際に生活の場に足を踏み入れ、生活そのものを見ることができた。その姿は非常に印象的であり、部員間で協力して自炊や洗濯をする姿は、もはや一つの大家族のように感じた。今後の早稲田大学チームの活躍を楽しみに待つばかりである。(慶應義塾大学・方山堯)

 

早稲田大の皆さん、ありがとうございました!(左から八田選手、後藤選手、手嶋選手、岩田選手、森選手、中井選手、合田選手)
早稲田大の皆さん、ありがとうございました!(左から八田選手、新たに主将になった後藤選手、手嶋選手、岩田選手、森選手、中井選手、合田選手)
早稲田大学自転車部
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学生委員blog、始めます!

学連登記選手の皆さん、学連OB・OGの皆さん、監督・コーチの皆さん、選手父兄の皆さん、そして日々学連選手を応援して下さっている全国の自転車ファンの皆さん、初めまして!

日本学生自転車競技連盟・学生委員長の方山堯と申します。

初投稿ながらブログを読んで下さり、本当にありがとうございます!

このブログでは
・ レース会場で見るあの選手は、普段どんな生活を送っているんだろう?
・ 学校・チームでどんな面白い文化や伝統はあるんだろう?
・ 学生委員ってどんな活動しているの?誰がやっているの?

というような、普段リザルトを見ているだけでは絶対に分からない学連の様々な面を、このブログを通してご紹介していきたいと思います。

是非皆さん、定期的にご覧頂けると学生委員一同、嬉しく思います。 よろしくお願い致します!

2016TRS第5戦:TRSランキング上位選手紹介

今シーズンのTRSも残り2戦!
現在のトラックレースシリーズランキングは6位まで10P差にひしめく混戦です。TRS第5戦:伊豆ベロドローム12月ラウンドに出走予定の上位3名の選手紹介をしたいと思います!

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2016TRSランキング6位 32P
森口寛己 もりぐちひろき
日本大学 3年/和歌山県立和歌山北高等学校

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全日本オムニアム ポイントレース中の森口選手(2016.11.20) Photo by F.Fukai

今回は、とりあえず来シーズンに向けてレース感覚をつかんでいきたいというところが目標です。 今シーズンは岩手国体でスクラッチで入賞出来たことが印象的な大会でした。 自分が得意なトラック競技は4km個人追い抜きです。速い速度で一人で走れたりするのが良いところだと思います。
来シーズン飛躍出来る年にしたいので応援よろしくお願いします。


 

2016TRSランキング1位 42P
渡部 将太 わたなべ しょうた
法政大学2年 /岡山県立岡山工業高等学校

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全日本オムニアム ポイントレース中の渡部選手(2016.11.20) Photo by F.Fukai

現在、同じ法政大学で尊敬している荒井佑太先輩とTRSランキングポイントが同じです。
その荒井先輩や他の選手に負けないようTRSランキング総合1位目指して残り2戦を戦っていきたいと思います。
自分が得意なトラック競技は4km団体追い抜きです。4名の選手の息が合えば、どんどん記録を伸ばしていくことができるのがこの競技の魅力だと思います。
また一緒に切磋琢磨して競い合っていた仲間たちと、個人では味わえない喜びや感動を味わうことができます。
応援や支えてくださっている方々のためにも今後の競技生活を悔いのないよう全力で取り組み、結果で恩返ししていきたいと思います。


 

2016TRSランキング1位 42P
荒井佑太 あらいゆうた
法政大学3年/仙台商業高校

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全日本オムニアム スクラッチレース中の荒井選手(2016.11.20) Photo by F.Fukai

まず、部の中で(法政2年 渡部と)ランキングトップを争えている事が嬉しいです。
残り2試合、ランキングを意識しながらも更に成長するキッカケ掴める様、積極的な走りをしたいと思います。

自分の得意なトラック競技はポイントレースです。
ポイント周回時の脚質が違う選手同士による点数の奪い合いは様々な駆け引きがあり面白いと思います。
また、大学生のトラック競技がもっと盛り上がるようにするためにTRS年間チャンピオンにもチャンピオンジャージを用意し、RCS年間チャンピオンと扱いを同様にすべきだと思います。このようなことをモチベーションに今よりもTRS年間チャンピオンを目指す選手が増え、結果的には大学生のトラックレース全体も盛り上がるのではないかと思っています。

トラック競技がこれからも盛り上がるために 今後も自分が積極的なレースをするのでぜひ、大学トラック競技にご声援よろしくお願いします!

 

沢田桂太郎(日本大学)

 


2016/11月:RCSクラス1在籍の1年生選手紹介 

 Q:大学生になって初シーズンですが、学連レースの印象は?
僕の脚質的に学連レースとして行われる静岡県修善寺CSCや長野県木祖村のようなコースではついて行くことすら厳しかったんですが、行田のようなクリテリウムなら戦っていけるかなと感じました。
ただ次戦以降、走る事になるクラス1は見るからにスピード感が違うので、走ってみないとわからないです。

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RCS第8戦 行田ラウンド クラス2Aで先頭をひく沢田選手(2016.11.13)

Q:授業やキャンパスライフはどうですか?
僕が入った日本大学のスポーツ科学部は今年からできた新学部で将来スポーツ選手になる人やスポーツに携わる仕事がしたい人のための学部です。
校舎も新設された新校舎で最新のトレーニング器具や研究機器もあります。1年生の間は授業が忙しくなかなか使える機会は少ないですが、2年以降は時間ができると思うので有効活用していけたらいいなと思います。
正直遠征や合宿が多かったので今のところ部活動以外の交流はほとんどありません笑
今後交流を増やしていけたらなと思います!

Q:平日の練習内容について教えて下さい。
今はオフトレ期間なのでプールやウエイト、パワーマックスを使った練習を主にしています。

Q:今シーズン印象に残っているレースは?
クラス1昇格を決めた行田のRCS第8戦 浮城のまち行田ラウンドです。
しばらく勝てないレースが続いていたので久々に勝ちの気持ち良さを感じることができました。

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RCS第8戦 行田ラウンド クラス2Aフィニッシュシーン(2016.11.13)
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RCS第8戦 行田ラウンド クラス2Aで優勝(2016.11.13)

Q:チーム一押しの同級生は?
山崎嵩浩選手です。
彼は高校までラグビーをしていて大学に入ってから自転車を始めたのですが、人一倍の頑張り屋さんで今では他の1年生と同等に走れるレベルにあると思います。

今後レースの経験が増えればもっと伸びる選手だと思うので今後の伸び代に注目です。

Q:他大学の選手と交流はありますか?
大会などでフラフラ歩き回っていていろんな人とよく話すので仲良くしている選手は挙げだしたらきりがないんですが、高校から変わらず仲がいいのは中央の今村選手です。それと明治の田川選手も寮が隣なので一緒にご飯を食べに行ったりします。

Q:来年度、学連に加入する高校生に何かアドバイスを
大学で自転車を続ければ強くなれると思う人はい多いと思いますが、現実は違います。
高校ではやらなければいけない環境の中でやっているので伸びる選手は伸びると思います。
しかし大学は部の練習+αを自分で考えてトレーニングしなければ強くはなれないと思います。
大学に入るならまずはどんな練習をするかではなく、どんな心構えを持って大学に入学するするかということが大切だと思います。

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トラックレースでもTRSクラス1選手として活躍中 (2016.11.20 全日本オムニアム ポイントレースにて撮影)
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入学早々の2016年4月。全日本トラック団抜きで日本大学チームとして優勝している。

Q:最後に一言メッセージを
いつも応援ありがとうございます!
最近は勝てないレースが続いていますが、ここからまた頑張っていきたいと思いますので、引き続き応援よろしくお願いします!”

選手プロフィール
沢田桂太郎 さわだけいたろう 
日本大学1年/東北高校(宮城県)

主な戦績
2016RCS第8戦浮城のまち行田ラウンド クラス2 優勝
2016UCIジュニアネイションズカップ ナショナルチーム

 

2016/07月:全日本学生選手権個人トラック出場選手紹介

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選手コメント
今回の学生選手権個人トラックは、スプリントとマディソンに出場する予定です。

高校時代は主にタイムトライアル系種目を中心に走っていたので、レース系種目が苦手でした。今後はタイム系、レース系どちらも強い選手になりたいです。

スプリントは初めての出場ですが、自分の可能性を見出せるように頑張ります。マディソンは全日本選手権トラックの雪辱を晴らせるよう頑張りたいと思います!

大学に入学して、環境の変化があったためか、まだあまり調子は上がっていません。ただ、短距離種目のタイムはそこそこ出ているので状態は悪くはないと思います。

今シーズンはインカレの団抜きで優勝して日本大学のインカレ総合優勝に貢献すること、去年果たすことができなかったJr世界選手権でメダルを取るという目標を果たしたいと思っています。

多くのひとに自転車競技を楽しんで見てもらえるように頑張りたいと思います。ご声援よろしくお願いします!

選手プロフィール
沢田桂太郎 さわだけいたろう 
日本大学1年/東北高校(宮城県)

主な戦績
16全日本選手権トラック TP 優勝
16Jrアジア選手  1kmTT  2位
15Jr世界選手権オムニアム  6位

近藤翔馬(法政大学)


2016/11月:RCSクラス1在籍の1年生選手紹介 

Q:大学生になって初めてのシーズン、学連レースの印象は?
学連レースを走ってみた感じは、高校の時よりスピード感があって楽しいです。
しかし、レース前は緊張して心臓が飛び出そうでした。
ノミの心臓なもんで。

Q:キャンパスライフはどうですか?
法政大学では文学部の哲学科に在籍してます。
哲学の授業はいつも知らない言葉が飛び交っていて毎回頭がパンクしてパンク修理が大変です。
授業や部活動以外では同じ体育会に所属する同級生と話したりするぐらいのキャンパスライフを楽しく過ごしています。

Q:平日の練習内容について教えてください。
最近は朝が暗くて自転車に乗れる時間が短くなったので、筋トレや、パワーマックスなどの室内でのトレーニングを主にしていて、土日にロード練習で乗り込むっという感じです。
週末はレースが毎週あるのでレースが練習って感じになっています。

Q:今シーズン印象に残っているレースは?
やっぱり優勝したRCS第5戦湾岸クリテリウムです。
あの日は調子が悪く、ついていくのがやっとで、どうやったら勝てるのかだけを考えて走りました。

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RCS第5戦 湾岸クリテリウム クラス2Bで優勝(2016.7.30)

Q:チームで一押しの同級生は?
上野恭哉選手です。
最近は地元の方言が段々薄れてきて、標準語になりつつあるのですが、それを嫌がって方言を使うのですが無理に方言を話している感じがして可愛いです。

Q:他大学の選手との交流は?
曽我部選手(京産大)と、金田選手(中央大)はレース会場で会うとよく話します。
最近は徳田匠選手(鹿屋体大)と貝原選手(日大)とちょくちょく話します。

Q:来年度、学連に加入する高校生に何かアドバイスは?
RCSのようなシリーズ戦ではクラスが上がる度に、スピード感が全く変わってくるので、速いスピードでの練習をして、速いスピードに慣れる練習をお勧めします。
自分はスピードに慣れるのに苦労しました。
あとはベロドロームでのレースが多いのでベロドロームで走り慣れておいたほうがいいですね。

Q:最後に一言メッセージを
いつもサポートしてくれている家族に感謝し、僕たち学生が良い環境でレースを走れているのを当たり前ではない。ということを心に置いて、学生である自分たちを応援してくださっている方々に少しでもサポートしてよかったと思えるように一戦一戦全力で頑張ります。

足は無いですが、気合いと根性だけはあるので応援宜しくお願いします!!

選手プロフィール
近藤翔馬 こんどうしょうま 
法政大学1年/松山聖陵高等学校(愛媛県)

主な戦績
2016RCS第8選行田ラウンド クラス1 6位
2016RCS第5戦湾岸ラウンド クラス2 優勝
2016RCS第1戦飯山ラウンド クラス3 優勝

徳田匠(鹿屋体育大学)


2016/11月:RCSクラス1在籍の1年生選手紹介 

Q:大学生になって初めてのシーズンですが学連レースの印象は?

高校時代みたいにギア比制限もなく、一気にレースのスピードがあがりレースの展開が変わった気がします。
また、自分が所属していた北桑田高校時代の先輩や同期のメンバーが違うチーム(大学)で走っていることに少し変な感じがありました。

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徳田兄弟の一員として北桑田高校の頃から活躍していた徳田匠選手(2014.8.16 JOCにて) Photo by F.Fukai
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全日本オムニアムの徳田選匠手。その後方に北桑田高校の先輩である草場啓吾選手(日本大学)が並ぶ。(2016.11.20)

Q:キャンパスライフはどうですか?
自転車競技部以外の他の部活に所属する友達も多くでき、毎日楽しく過ごしています。
大学の授業は体育大学なので身体の仕組みなどを学べる授業がたくさんあるので興味を持って受講しています。

Q:平日の練習内容を教えてください。
朝練、夕方練をあわせて3~4時間ほど行っています。
アップダウンや風のきついコース、平坦貴重なコースなど様々なコースがあります。
自分の所属する鹿屋体育大学のある鹿児島県の大隅半島はどんな練習でもできる恵まれた地域なので10分走などのトレーニングメニューがバリエーション豊富に行えます。

Q:今シーズン印象に残っているレースは?
全日本学生選手権クリテリウムです。
大学生になり初めてのレースがこの選手権大会で結果はDNFになり、悔しい思いをした事が刺激になりました。

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インカレロード レース序盤の徳田選手(2016.8.28)
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インカレロード レース終盤の徳田選手(2016.8.28)

Q:チーム一押しの同級生は?
石井駿平選手です。
普段目は小さいですが、レースではギラギラ開き、大暴れします。彼が走るレースはアナウンスで必ず彼の名前が聞こえてきます。
そしてゾンビ並みの何発ものアタックに注目してみてもらいたいと思います。

Q:他大学の選手との交流は?
今村駿介選手(中央大学)です。
高校時代から同じナショナルチームのメンバーとして海外遠征に行くことがあり、今村選手の走りには毎回刺激を貰っています。

Q:来年、学連に加入する高校生に何かアドバイスを
高校の時とは比べ物にならない速度でレースが進みます。
冬の乗り込みやスピード強化の練習をすれば良いのではないかと思います。あと、受験頑張って下さい。

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強豪選手とポイントを争う徳田選手(2016.7.2 個人トラック ポイントレース決勝)

Q:最後にメッセージを
今シーズンはまだ終わっていませんが、1年間応援ありがとうございました。
今年は個人種目での全国優勝を目標にして取り組んで来ましたが、達成することが出来ませんでした。
来年こそは成し遂げたいと思います。
大会で見かけた際は「たくみー!」と応援よろしくお願いします!!

選手プロフィール
徳田匠 とくだたくみ 
鹿屋体育大学1年/京都府立北桑田高校

主な戦績
2016第2回アジア大学選手権 クリテリウム 2位
2016RCS第1戦飯山ラウンド クラス2 優勝
2015全日本選手権ロード Jr 6位

石原悠希(順天堂大学)


2016/11月:RCSクラス1在籍の1年生選手紹介 

Q:大学生になって初めてのシーズン、学連レースの印象は?
学連のレースは全般的に高校の時のレースと比べてチーム戦の要素が大きくなったように感じています。
大学生になってから今までよりもチームを意識して走ることが重要だと印象付きました。

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RCS第5戦 湾岸クリテリウムにて(2016.7.30)

Q:キャンパスライフはどうですか?
自分が所属する学部はスポーツなどについての勉強が多く、自転車競技にも活かせるので高校の時よりは勉強しやすいです。
順天堂大学は最初の1年間だけ寮で生活するので部活以外での友達がたくさんできてオフの時などはご飯を食べに行ったり遊びに行ったりしています。

Q:平日の練習について教えて下さい。
最近は部活の練習時間は暗くなるのが早いため、自転車競技以外のランニングやウエイトトレーニングをしています。
その他は、火曜と木曜の朝に1時間くらい監督にカーペーサーをしてもらっています。
水曜日は4年生とカフェやパン屋に練習がてら行ったり、1人の場合は千葉に山がないので自走で筑波山まで行ったりしています。

Q:石原選手は現在、RCSランキング2位につけています。逆転可能なところにいるといえますが、今シーズンもっとも印象に残っているレースは?
今シーズン、初めてRCSを走ってみて毎回、全国レベルの選手が出てくるので、ハイレベルだと感じています。

また、シーズンで1番印象に残っているレースは韓国で開催された第2回アジア大学選手権です。初めての海外のレースで戸惑いながらも個人ロードで3位に入賞できたのは自信になり、同時にアジア諸国の大学生との交流はいい思い出になりました。

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アジア大学選手権ロードの3位~6位は日本人選手が僅差でフィニッシュ。石原選手が3位を獲得した。(2016.10.16) なおページトップの写真はアジア選手権ロード クリテリウムフィニッシュシーン。
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アジア大学選手権ロード 表彰(2016.10.16)

Q:チーム一押しの同級生は?
みんな一押しですが、特に大学から自転車競技を始めた五味田選手です。練習が終わったあとローラーに乗るなど熱心に練習しています。これからどんどん伸びていくと思うので注目してみると面白いと思います。

Q:他大学の選手との交流はありますか?
慶應の大前選手や早稲田の中川選手、納屋選手、日大の武山選手、鹿屋の石井選手、明星の平林選手など…あげたら、きりがないのでこれくらいにしておきます。

Q:来年、学連に加入する高校生に何かアドバイスは?
大きなレースは高校の時より距離が伸びるので今までの練習ではカバーできないところが、自分には出てきました。
なので長い距離になっても対応できる力をつける練習をすることと、チームで協力することが勝つのは必要だと思うのでチームメイトと一緒にレースについて考えたり、そういった意識をもって走ることを大切だと思います!

Q:最後に一言メッセージを
ただ順位を上げるためだけに走るのではなく、見ている人を楽しませるくらいの走りをできるように走ろうと思うので応援よろしくお願いします!

選手プロフィール
石原悠希 いしはらゆうき 
順天堂大学1年/真岡工業高校

主な戦績
2016 RCSポイントランキング 2位(8戦終了時)
2016 アジア大学選手権 個人ロード 3位
2016 RCS第8戦 浮城のまち行田ラウンド クラス1 4位
2016 RCS第7戦 山形村ラウンド クラス1 2位
2015 高校総体 個人ロード 4位