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2018東日本トラック優勝選手(女子編)

続いて東日本トラック女子レースの紹介です。
女子は6校、15名の選手が参加してのレースとなりました。こちらも優勝選手にコメントをもらいました。


■スクラッチ

優勝:小泉夢菜選手(早稲田大学)コメント
スクラッチが始まる前に、500m TTが朝1番でありました。そこで37秒台で走れていることが分かり、今日の調子は悪くないことが分かりました。スクラッチでは、逃げに乗り最後に1番でゴールすることを目標として走りました。最後の2周で先頭が回ってきた際に、逃げていた選手との差が大きく開いていたため、スピードを上げて自分がゴールラインを1番で切ることが出来る距離まで縮めました。勝ちパターンは前日から何パターンもイメージをしていたため、どのような展開になっても対応できるようにしました。残り半周から捲る態勢を作り、思っていた通りの展開になり、1着を取ることができました。たくさんの方の声援が自分のパワーになりました!

フィニッシュ前ストレートで集団から飛び出しトップでフィニッシュする小泉選手

今回の試合では私だけでなく、早稲田大学は3種目でトップになりました。また入賞も多々あります。今後も部員全員で高め合っていきたいと思います。

早稲田大学チームメンバーとともに。

■500mタイムトライアル・スプリント

500mTT表彰
スプリント表彰

優勝:伊藤花歩選手(八戸学院大学)コメント
今回500mTT・スプリント・チームスプリントで優勝することができて素直に嬉しいです!
500mTTは自己ベスト更新はできませんでしたが、大会記録を更新することができました!正直自分でも驚いています!
学生選手権・インカレでは自己ベストを更新して優勝目指します!


スプリントでは予選タイムがあまり良くなくて勝てるのかな、と不安な気持ちの方が大きかったです。レース前、父に電話して「行かずに負けるより行って負けろ」と言われ、自分で行って負けたら弱かっただけだ、と吹っ切れて挑んだ結果、優勝できたと思います!
あのとき自分から行けばよかったと思ってしまうレースだけはしないように心がけていきたいです!

スプリント決勝は松本詩乃選手(日本体育大学)との勝負。
伊藤選手が2本先取し優勝を決めた。写真は2本目フィニッシュ。

編入して2年目ですが今年のインカレで引退となるので、後悔だけはしないレースをしていきたいです!
最後のインカレでは短距離種目全てで優勝、特にチームスプリントでの優勝を狙い、女子総合優勝を狙います!!!!


■チームスプリント

優勝:菅原朱音選手(八戸学院大学チーム)コメント
チームスプリントではスクラッチが終わった後でスタートに付いていけるか不安でしたが、スタート前に花歩さんとしたハイタッチで緊張をほぐすことができました
今シーズン初の優勝だったのでとても嬉しいです
来月には個人戦ロードがあるので優勝できるよう頑張ります!

伊藤花歩選手(八戸学院大学チーム)コメント
チームスプリントの決勝は地元鳥取県の後輩でもある菅原と走りました。
「こんな風に走るから」「こんな感じで付く」といった話し合いを直前までしていて、それを実行することができたと思います!
ですが、タイム差を見るとギリギリだったので気を抜かずに練習していきたいです!
また、予選を走ってくれた佐々木は個人追い抜き終了後というハードなスケジュールの中1走を走ってくれました!
2人とも中長距離選手ということでチームスプリントは不安だったと思いますが、2人のおかげで優勝できました!感謝しかありません!
インカレのチームスプリントでも優勝狙います!

第1走者離脱時の八戸学院大学チーム

■3kmインディヴィデュアル・パーシュート

優勝:佐々木聖佳選手(八戸学院大学)コメント
大会当日は暖かくて去年のインカレよりは風が優しくコンディションはいい方でした。
予選はとりあえず去年のベストタイムより速いタイムを出そうと思い走りました。決勝はまさかの予選で一位通過だったのでもし前日と同じくらいのタイムが出なかったら負けてしまうだろうとプレッシャーがあって食欲がわかないと思ったんですがバナナ三本食べれたので身体のコンディションはバッチリでしたが500TTの疲労があり予選より速いタイムは出なかったので悔しかったです。

学連2年目のシーズンはじめから個人種目で優勝したこと、団体種目でも優勝にほんの少しだけ貢献できたことはとてもよかったと思います。今年はインカレの表彰台を狙って調子を上げていこうと思っています。よろしくお願いします。

 

レース後、八戸学院大学チームメンバーとともに。

<編集後記:学連ウォッチャー 深井>
今年は6校から女子選手が参加。東も西も女子選手が所属する学校が増えてきたように感じます。今回は八戸学院大学選手の活躍が目立つ大会でした。
レース前に勝ちパターンをイメージしていたこと、「バナナ三本食べれた」とか「レース前にお父さんに電話した」など臨場感あふれるコメント、なんだかそのシーンが目に浮かぶようです。詳細の回答コメントありがとうございました。

2018東日本トラック優勝選手(男子編)

5月5日から6日にかけ長野県松本市 美鈴湖自転車競技場で開催された本大会は東日本地区20校の約200名が参加。好天に恵まれ爽やかな空気のなか好記録も続出し幕を閉じました。
各種目で優勝した選手からコメントをもらいましたので写真と共に紹介します。


■1kmタイムトライアル

優勝:鈴木陸来選手(法政大学)コメント
当日は調子がよく、いつもは緊張で不安になってしまうのですが楽しみな気持ちの方が大きかったので気楽に走ることができました。
今シーズンがラストイヤーなので悔いがない結果を残していきたいです。


■4kmインディヴィデュアル・パーシュート

優勝:安田開選手(日本体育大学)コメント
四年生最後のインカレは団抜きで優勝を狙っています。と言うより優勝します。その為の大学四年間でした。東日本トラックでは失敗したので、この悔しさをインカレにぶつけたいと思います。最後に笑うのは俺たち日体大自転車競技部だ!応援よろしくお願いします!

優勝を決めチームメイト達の祝福を受ける安田選手

■スクラッチ

優勝:宮川大和選手(法政大学)コメント
今回の試合は、まさか自分が優勝できるとは思わなかったので、とても驚いています。優勝できたのも先輩方のおかげだと思います。今後はTRSでクラス1にあがり様々な大会で良い成績を出せるように頑張ります。

スクラッチ決勝レース中の宮川選手(写真中央)
後続選手を大きく引き離して単独フィニッシュする宮川選手

■チームスプリント

優勝:明治大学チーム
コメントその1:隈園郷史選手(明治大学自転車部主将)
全日本優勝メンバーから最上級生の板倉さんが抜けた穴が大きく今年度の課題でした。 しかしながら、冬を乗り越え特に2年の甲斐が成長してくれたお陰で今大会においても全く心配は無かったです。2年の荒川・甲斐の二人は今や明治の最も主力といっても過言ではないです。 当日は予選・決勝共に珠に風が強く吹くことがありましたが交代を効率良くする事以外は余計なことは気にせず臨みました。 結果として、2年連続東日本記録を更新してしまうという美味しい結果でしたが、他大との差も僅かであったので、一切の気を抜くことなく夏本番での優勝一本を目標にして日々練習あるのみと考えています。

コメントその2:荒川仁選手
昨年のチームの要であった板倉先輩が抜け、新たに同期の甲斐がメンバーに入りました。
予選、決勝共にスタート、先頭交代を上手く行う事ができました。決勝の2走3走の交代ではギリギリを攻め過ぎたので放送が流れるまでびくびくしていました。
今回は明治大学が勝ちましたが、他大もほぼ同タイムで走っているので気を抜かずインカレ、全日本に向け練習をしていきたいと思います。

第1走者離脱時の明治大学チーム

  ■4kmチーム・パーシュート 
優勝:早稲田大学チーム 孫崎大樹選手コメント
予選ではあまり良いタイムが出なかったですが、決勝に進むことができたので大会新記録を出し優勝しようと前日から話していました。 話していた通り、前半から大会新を1秒以上更新するペースで走り、後半少し落ちましたが粘るレースができました。 記録に残りませんでしたが記憶に残るレースができたと思います。 インカレでは学連新も狙って行きたいと思います!!

■ケイリン 

優勝:荒川仁選手(明治大学)コメント
今まで1対1で走るスプリントを専門としてきたので、人数が増えるケイリンは少し苦手意識がありました。
予選、準決勝では仕掛けるタイミングが後々になってしまい、自ら展開を作る事ができませんでした。なので決勝では自ら展開を作る走りを心掛けました。
決勝では落ち着いて走る事ができ、タイミングを見極め上手く仕掛ける事ができました。
まだインカレでケイリンを走るかは分かりませんが、どの種目に出ても勝つ事が出来るよう日々精進していきたいと思います。

ケイリン決勝 残2周時。
東矢圭吾選手(中央大学)を僅差でかわし先着フィニッシュする荒川選手。

■スプリント

優勝:中野慎詞選手(早稲田大学)コメント
大学生になって初めての大会でしたがあまり緊張せずリラックスしてレースをすることができました。 タイムは学連記録を狙っていたので悔しかったです。 次の大会に向け課題を一つ一つ克服していきたいと思います。

決勝は田中克尚選手(写真右)と早稲田大学同士の戦いとなった。
二本とも中野選手が先着し優勝を決めた。

■ポイントレース

優勝:佐藤 健選手(日本大学コメント
自分は勝つためには逃げしかないので、スタート前からどこで逃げるかばかり考えてレースに臨みました。 レースが始まってからも冷静に集団を見ることができ、2回目のポイント周回に集団から抜け出し、最後まで逃げ切る事が出来ました。逃げのメンバーが入れ替わりながらも常にその逃げに残って前々で展開できたのが勝因だったと感じます。また、集団に草場先輩、武山先輩がいて下さったおかげでマークが少なく、逃げを決める事が出来たと思います。

ポイントレース序盤の模様。写真中央(左から3人目)が佐藤選手。
残6周時ポイント通過時。レース後半は關根論容選手(日本体育大学:写真右側)と二人で逃げに成功した。

<編集後記:学連ウォッチャー 深井>
いつも同日開催で体が二つほしい!と思う学連東西トラックレース。今年は東日本の方にお邪魔しました。

蛭川学生委員長の開会宣言から始まる東日本トラック大会

美鈴湖自転車競技場は高地ということもあり好タイムが出やすいとのこと。本レースでも1kmTT、チームスプリント、スプリント予選(200mFTT)、女子500mFTTと大会新記録が続出し、会場を沸かせていました。今回もたくさんの笑顔と素晴らしいシーンを見せていただきありがとうございました。

Photo & Txt : F.Fukai

2018全日本クリテ優勝選手

4月28日、滋賀県東近江市にて開催された第20回全日本学生選手権クリテリウム大会は男女とも京都産業大学の選手が優勝を果たしました。
優勝選手からのコメントとあわせレースの様子をご紹介します。


男子優勝:中井唯晶選手(京都産業大学)

男子決勝表彰式。京都産業大学は3選手が入賞した。

レースの感想
スプリントが苦手なので逃げて勝負すると決めていました。思い描いた通りにレース中盤に順天堂大学の石原選手と抜け出すことができました。

中井選手は序盤より何度か逃げを試み、数周で吸収されていた。こちらは開始約9分後。
開始後30分後。中井選手が集団から飛び出し、すかさず石原選手が後を追う。堀込選手(法政大学)がいち早く気づき反応するも追い切れず、二人の独走が始まる。

集団には鹿屋体育大学や日本大学が数を残していたので、追ってきているのはわかっていましたが、集団内でチームメイト、特に曽我部、吉岡がうまく機能して、石原選手ともうまく協調して逃げることが出来ました。

後半の30分間は先頭2選手で交互にポイントをとりあうレース展開となった。S字カーブにて撮影。

最後のスプリントはゴールした後もどっちが勝ったかわからずに深井さんの写真を見て勝ったことがわかり、ホットしました。

僅差となったフィニッシュシーン。

今年の全日本クリテについて
シーズン最初の学生チャンピオンを決める大会なので、特別な雰囲気だったと思います。
京都産業大学の中冨とレース前にアベック優勝しよう!と話をしていて、男子決勝の前に女子のレースで中冨が優勝したのを見て自分も頑張るしかないと思い、頑張りました。
そしてアベック優勝できてとても嬉しいです!

男女そろってチャンピオンジャージを着ることができた。 Photo by 山岸正教(京都産業大学自転車競技部コーチ)

 


女子優勝:中冨尚子選手(京都産業大学)

レースの感想
6人での出走だったため抜け出すことは難しく、ちぎるためにアタックを何度もしました。

女子の出走は6名。当初は集団でのレースが続いたが、中冨選手が繰り返すアタックにより徐々に集団がばらけ、数名ずつのグループに分かれてのレース展開となった(写真は開始後約13分後の集団走行時)

苦手な平坦でしたが2人で抜け出し、最後のゴールスプリントでは1年の時の高校選抜大会のロードレースでゴールスプリント勝負で負けた選手に勝つことができて嬉しかったです。

今回の全日本クリテについて
初めての全日本学生選手権クリテリウム大会でしたが、思ったよりもピリピリした雰囲気ではなく、全日本の大会という実感があまり湧きませんでした。
高校時代には全国優勝を1度しかできなかったので、大学では今回袖を通せたJICFのチャンピオンジャージをたくさん着れるように頑張っていきます。

好調が続く京都産業大学メンバー。秋田監督、山岸コーチと共に。

男子クラス3(普及大会)
2組の決勝が行われ73名の選手が出走しました。

1組目表彰。優勝は山田康太選手(京都産業大学)

 

2組目表彰。優勝は大関一樹選手(明星大学)

 


<編集後記:学連ウォッチャー 深井>
中井さんにはチャレンジロード優勝選手紹介に引き続き本コラムに登場いただいています。
男子決勝は本当に僅差で自分でもどちらが勝ったかわからなかったとのこと。フィニッシュシーンをカメラの液晶画面で拡大して確認し、ようやく安心された様子でした。

滋賀県出身の中井さんは瀬田工業高校時代から練習でこのあたりを走っており、全日本クリテ翌日開催のWORLDCYCLE BECKON FESTAにも高校の頃から出場。コースも知り尽くしている由です。地元での勝利おめでとうございます!

[みどころ]今週末4/28は全日本学生選手権クリテリウム

今年度の学連ロードレースは先週(4/14~15)の飯山ラウンドから始まりました。続いて4月28日には「全日本学生選手権クリテリウム」が滋賀県東近江市にて開催されます。

2017年 全日本クリテ決勝戦。写真ほぼ中央(白いヘルメット)が優勝の日本大学 草場啓吾選手 Photo by Yuki Tsukamoto

「全日本選手権」の冠がつくクリテリウムレース
学連ロードレースは「全日本選手権」シリーズと「RCS」シリーズの2本立てとなっており、先週開催された飯山ラウンドは「RCS」シリーズに属します。
全日本選手権ロードレースは本クリテリウムの後に6月の個人タイムトライアル、個人ロードと続き、インカレロードまでの総獲得点で総合順位が決まります。
今年で第20回目を迎える全日本学生選手権クリテリウム。こちらのページに経緯や過去の優勝選手一覧が掲載されていますのでぜひご覧ください。
http://jicf.info/officials/jicc_crite

昨年優勝選手&今年の展開は?
2017年の本レースを制したのは男子が草場啓吾選手(日本大学)
レース後インタビュー記事はこちら

草場啓吾(日本大学)


女子の優勝は岡本二菜選手(日本体育大学)でした。
草場選手は今年もエントリーしています。

Class3含め約190名がエントリーしている今回。先週の飯山ラウンドClass1優勝の孫崎大樹選手(早稲田大学)&渡邉慶太選手(明治大学)、2017年度RCSチャンプ岡部祐太選手(日本体育大学)はじめ有力選手が多数出場です。
西日本学連所属選手の優勝確率が高い本大会ですから、地元出身として2018チャレンジロードA-U優勝の中井唯晶選手(京都産業大学)も忘れてはなりません!
さて今年の展開はいかがなりましょうか。

エントリーリストなど詳細情報はこちら
http://jicf.info/8026/


<編集後記:学連ウォッチャー深井>
昨年はレース途中で雨も降ったようですが、今年は今のところ天気の心配はなさそうですね。
なお私の方、前回は会場に行けておらず本ページの写真はYuki Tsukamoto様より提供いただきました。いつもご協力ありがとうございます。

2018チャレンジロード A-U優勝選手

いよいよ2018年度シーズンスタート。
さっそく4月初旬(4/7~8)にTRS第1戦とチャレンジロードが開催され、新たな学連加盟選手たちも両レースに多数出場していました。

A-Uクラス表彰。全員が学連登録選手

チャレンジロードA-Uクラスの優勝は昨年の雪辱を晴らした中井唯晶選手(京都産業大学)。さっそく中井さんよりコメントをもらいました。


■レースについての感想
勝ててとても嬉しいです。自分の思い描いていた展開で、有力選手をメイン集団に残して単独で逃げにブリッチを成功させ、最後は小集団のスプリントで勝つことができました。

フィニッシュ前スプリントを制し優勝を決める中井選手

去年はあと1歩という結果が多くてチャレンジも2位、学生ロードも2位と本当にあと1歩という感じでした。それでも優勝したくてそのために練習も欠かさずしてきました。
その結果、全日本学生トラックのマディソン、オムニアムで優勝することができましたが、ロードでの優勝がなく、咋シーズンの終わりからチャレンジロードで勝ちたいという気持ちが強くなりました。そしてしっかりと今回の勝つことができて本当によかったです。

■チャレンジロードの雰囲気
4月から学連選手になった選手が居たりしてこの大会は毎年新しい雰囲気になると思います。

■今シーズンの意気込み、チーム紹介
今年は学連最後の年なので勝てるレースは全部勝っていくつもりです!
今年の京都産業大学は新入生が男女で5人加入しました。高校時代から力のある選手ばかりなのです。
それ以外にも4月TRSの4㎞IPで4分40秒台が多くいて確実にチーム全体の力が上がってきています。今年の京産には期待してほしいです。

秋田監督が率いる2018年度 京都産業大学自転車競技部。OBメンバーと共に。

<編集後記:学連ウォッチャー 深井>
昨年ロードレースではあと1歩で優勝を逃したことが何度もあり悔しい思いをしていた中井選手。同校自転車競技部 山岸コーチがそんな中井さんに送った祝福メッセージを見て、うるっときたのでご紹介します。

京都産業大学自転車競技部 山岸コーチtwitterより(山岸様より許可を得て掲載しています)https://twitter.com/masanoriymg/status/982961106678267909

 

ちょっと珍しい?学連レース

学連では毎年、約30もの自転車レースが開催されています。ロードレースやクリテリウム、ヒルクライムは様々な場所で実施されていますし、時どきレアなレースが開催されることもあります。

■全日本学生シクロクロス大会
私の知る範囲では2011年から2013年までAJOCC(日本シクロクロス競技主催者協会)レースと併催で実施されていました。

こちら写真は2012年12月、朝霧高原ふもとっぱらで開催された第二回のスタート直後。時おり雪の舞う寒い日だったと記憶しています。

優勝は中根英登選手(中京大学)でした。

自転車を担ぐ中根英登選手の貴重な1枚。
第1位:中根英登選手(中京大学)・第2位:加賀雄大選手(立命館大学)・第3位:羽根田将直選手(中京大学)

■箱根ヒルクライム
2つ目は正式名「RCS第9戦 箱根TOYO TIRES ターンパイクヒルクライム大会」。同じく2012年12月、神奈川県小田原市の有料道路「ターンパイク」をコースとして開催されました。一般向け自転車レースイベントとしての箱根ヒルクライムはその後も継続されていますが、学連レースとして開催されたのは2012年だけと記憶しています。
ちなみにこの時はClass1~3と女子が開催され、Class1では森田雅士選手(立教大学)が優勝しています。

ヒルクライムがカメラマン的につらいのは撮影場所が一か所に限られること。このときはフィニッシュ地点で待ち構えていて、次々とフィニッシュしてくる選手を追っていました(ヒルクライムレース感の伝わらない写真ご容赦ください)。

Class1表彰。第1位:森田雅士選手(立教大学)・第2位:大田口凌選手(東北学院大学)・第3位:大中巧基選手(早稲田大学)

学連では2018年度も様々なレースが予定されています。
間もなく始まる新シーズン。これからも各地で多くの選手達とその場を共有できるのを楽しみにしています。

photo&txt : F.Fukai

RCS守山野洲川クリテと優勝選手

3月18日、滋賀県守山市で開催された本レースは1周2.2キロを10周し、2周ごとに設定されたポイント周回の総得点で勝負を決めるクリテリウム形式。瀧一真選手と岡崎陸登選手(ともに朝日大学)の獲得ポイント数は15ポイント。フィニッシュ順位で先行した瀧選手の優勝となりました。

Class3選手にとっては今年度中に昇格できる残り少ないレース。序盤より全ポイント周回を朝日大学選手がトップ通過し、 入賞8位までのうち同校選手が5名。Class2への昇格者4名も全員が朝日大学選手でした。
入賞した朝日大学選手。向かって左から上杉選手・岡崎選手・瀧選手・志田選手・岡本選手

優勝した瀧一真選手より、今回の結果とレースを終えた気持についてコメントをもらいました。


瀧一真選手コメント
今回の守山クリテは前半ペースが速く後方まで下がってしまったためこのままではポイントが取れないと思い、残りの周回で挽回しようと考えていました。スプリント力はない自分ですが位置取りで何とかポイントを稼ぐ事ができました。
最後の周回は牽制でペースが落ちゴール前に脚が回復したので勝つことができました。

最終ポイントを3位で通過する瀧一真選手(写真中央)

今までロードは完走することもできなかったので優勝できて嬉しかったです。クラス2ではもっとペースが速くなるので練習をして強くなっていきたいと思います。


守山市の一般公道を利用して開催された本レースは「エールコーポレーションカップ第6回守山野洲川クリテリウム」との併催であり、会場は多くの選手、観客でにぎやかな雰囲気。来賓として来場されていた守山市長 宮本和宏様は東京大学自転車部OBです。

守山市長 宮本和宏様(写真中央)はじめ来賓の方々と記念撮影

<速報>
本日3月23日、栃木県で開催された「RCS 普及大会 渡良瀬遊水池タイムトライアル」は今年度最後となるClass2への昇格チャンス。
こちらの昇格は高岸昌平選手(高崎経済大学)、金子征誉選手(立教大学)となりました。
金子選手は守山クリテにも出場し果敢な走りを見せてくれていました。おめでとうございます。

守山クリテ レース序盤で集団から飛び出す金子征誉選手

photo&txt:F.Fukai

外苑クリテリウム 学連最速選手

神宮外苑クリテリウム グループ1で学連選手最速の座を獲得した渡邉慶太選手(明治大学)。招待チームDerk Abel Beckringh選手(アムステルダム大学)に続き第2位でフィニッシュしました。

グループ1表彰式。学連登録選手として渡邉選手が最速の第2位となった。

渡邉さんは外苑クリテ後すぐ大学合宿に出かけていたとのことで、戻ってからていねいなメッセージをくれました。


Q1:今回の成績について、RCSを終えた気持ちを教えてください。
今年は総合3位以内を目標にしていました。年間を通して走るRCSは風邪をひいてしまい思うように走れなかったレースもあり体調管理の難しさを感じました。神宮前には総合3位に上がらなければ厳しいと思っていたのですが上がれず最終戦で滑り込む事が出来て良かったです。

Q2:今年の外苑クリテの雰囲気はどうでしたか?
去年は熱を出してしまいLIVE配信でレースを寮で見ていました。ですが小さいスマホ画面からも伝わる盛り上がりに神宮クリテリウムを走ってみたいと憧れを持ちました。実際走ってみて歓声がとてもすごくいつも以上に楽しく走れました。

外苑クリテ レース中の渡邉選手 Photo by 米倉朱音(駒澤大学)

Q3:来シーズンにむけ意気込みやチームの紹介を。
明治大学には日本一になった主将、副将がいるので先輩方から沢山学んでインカレで学校対抗に貢献出来るように頑張りたいです。

Q4:他にもメッセージがあったらお願いします。
同県埼玉で日体大の安彦君にいつも負けているので勝てるようになりたいです。笑

安彦統賀選手とはよきライバル?関係 ※2018年1月TRS第4戦にて (写真コラージュ)

<編集後記:学連ウォッチャー深井>
浦和工業高校時代から面識があり個人的にも注目していた渡邉慶太さん。2017年4月の学連登録後も順調に成績を上げ、11月RCS第6戦(浮城のまち行田ラウンド)Class2で優勝してClass1に昇格していました。
外苑クリテのリザルトを反映した2017年度RCS総合成績では1年生にして第3位を獲得しています。来シーズンもますますの活躍が楽しみな選手です。

RCS第6戦Class2でトップフィニッシュする渡邉慶太選手。Class1への昇格を決めた(2017.11.19)

 

外苑クリテリウム女子 優勝選手

神宮外苑クリテリウム 女子は学連登記選手+JCF登録選手の21名が出走。先行5選手によるスプリントを制した橋本優弥選手(鹿屋体育大学)が優勝し、昨年の雪辱を果たしました。

写真提供:橋本一二三様

橋本選手コメント
今シーズンは国内レースでは思ったような結果もでず、この神宮クリテが今年度国内初勝利となりました。長期遠征後ということもあり、疲労などもありましたが勝ててほっとしています。

神宮クリテは毎年たくさんの声援が聞こえて来て、走っている側としてもとても楽しいレースです。また今レースは個人的にも応援してくださる方々が多く、改めてたくさんの方々に支えられていることを感じました。

来シーズンは今シーズン以上に世界に着目をおき、国内だけでなく世界でも活躍できる選手を目指して、日の丸を背負って走ることに責任と自信を持っていきたいと思います。

レース中の橋本優弥選手 写真提供:橋本一二三様

優勝おめでとうございます。
当日の写真はお父様の橋本一二三様よりご提供いただきました。

<編集後記:学連ウォッチャー深井 >
ちなみに2012年度 外苑クリテリウムにはお兄さんの橋本英也選手がグループ2で出場、優勝しています。表彰式の写真を見つけました。

2012年度 神宮外苑クリテリウム グループ2A表彰式(2013.2.17)Photo by F.Fukai

 

今年度のRCSチャンピオン決定

3月11日(日)、今年度RCS最終戦となった神宮外苑クリテリウムでRCSチャンピオンが決定しました。

岡部祐太選手(日本体育大学)は今年度RCS第4戦 山形村ヒルクライムラウンドにてリーダージャージを獲得。以後、最終戦までRCSリーダーを守り通しました。

岡部さんよりコメントをもらいましたので紹介します。


岡部選手コメント
昨年の神宮で来年はRCSリーダーになろうと決めてから最後までやり切れて良かったです。RCS後半のクリテでミスを重ねてしまい少し焦りました。

外苑クリテレース中の岡部選手 Photo by 米倉朱音さん

今年の神宮は逃げを見送ってしまいました。集団スプリントが理想でしたが、逃げが決まった際は見送ることも決めてました。後輩の勝利の可能性と大学総合成績の2つを犠牲にしてRCSジャージを守りに行ったような気がします。両親だったり、お婆さんだったり初レース観戦のガールフレンドが来てくれましたがあまり良いところは見せられませんでしたね。

あの選択が正しかったのか間違っていたのか分かりませんが、RCSリーダーを守りきったことは誇らしく思います。来年は後輩達がもっと正しい選択をして良い結果を残してくれると信じています。
来シーズンは個々の力とチームワークを強化してインカレ優勝したいと思います。

最後にRCSは地域の方々の協力で成り立ってるんだなと強く感じた一年でした。特に白馬村や山形村、伊豆大島では美味しい食事や温泉、地域の方々に癒されてきました。また行きたいです。本当にありがとうございました!

白馬村はじめレースに出かけた各地の自然や食事、温泉などを堪能することもできた。写真は白馬クリテに参加したチームメンバーと。

<岡部さんから追加メッセージ>
深井さんも一年間お疲れ様でした!
また来年度以降も学連を宜しくお願いします。
僕もどうしたらカッコ良く写るか研究しながら走りたいと思います(嘘)
身体には気をつけて下さい!
選手を代表して 岡部


<編集後記>
学連ウォッチャー(深井)は体調を崩し、肝心の外苑クリテに出向くことができませんでした。そのため当日の写真は駒澤大学の米倉朱音さんと学連iさん撮影の写真を使わせていただいています。

岡部さん、追加メッセージありがとうございます。来年度もさらに選手たちをカッコよく撮れるようがんばります!笑