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第59回全日本学生選手権トラック(男子優勝選手編)

6月30日から7月1日にかけ福島県 泉崎国際サイクルスタジアムで開催された第59回全日本学生選手権トラック大会は全国から27校、300名以上の選手がエントリー。インカレのトラック競技メンバー決定の重要材料ともなる本大会に選手達は全力を尽くし臨んでいました。
各レースを勝ち抜いた優勝選手からコメントをもらいましたので紹介します。まずは男子選手から。


■男子スプリント
優勝 中野慎詞選手(早稲田大学)
大学に入学して初の全国大会で緊張しましたが優勝できて嬉しかったです。
今後は9秒台で走ることと、対戦の精度を上げていくことを目標に頑張っていきます。


■男子1kmタイムトライアル
優勝 鈴木陸来選手(法政大学)1分05秒481
東日本に引き続き個人戦でも優勝することができました。
とてもバンクが重たく感じ、東日本ほど調子がいいわけでもなかったので不安が多かったですが、アップをいい感じに調整できたのが良かったと思います。
タイム的に見るとまだまだなのでインカレまでに仕上げていきたいと思います。


■男子ケイリン
優勝 甲斐俊祐選手(明治大学)
ケイリンは高校以来久しぶりに走ったんですけど、まさか自分が優勝できると思ってなくてビックリしました。
レース前は悔いのないように力を出し切れる走りをしようと思って特に作戦などは考えてなかったです。
今回の結果に満足する事なくこれからも精進して行きたいと思うので応援よろしくお願いします。


■男子4kmインディヴィデュアル・パーシュート
優勝 貝原涼太選手(日本大学)4分41秒580
自分はそろそろタイトルが欲しいと思っており、1ヶ月前から個人戦に向けてきっと誰よりも頑張ってきました!
自信もあって1週間前から優勝宣言もしてたので勝てて本当に良かったです!
今自分がカッコよくしか見えないのでそろそろ現実に戻って天狗にならないようにインカレも勝ちに行きます!


■男子スクラッチ
優勝 遠藤拓巳選手(日本大学)
周りの人も驚いていると思いますが、優勝した自分自身が1番驚いています。同期が活躍していたので少しは追いつけて良かったです。
今後は、自分からレースを展開しても勝てる選手になれるよう頑張ります。


■男子タンデム・スプリント
優勝 田川翔琉選手/甲斐俊祐選手(明治大学)
田川翔琉選手コメント
今年はタンデムであまり練習はせずに個々の力を伸ばす為に単車やウエイトトレーニングをメインに練習をしてました。
去年からタイムは出ていたので後は対面技術の問題だったのでレース当日甲斐とどのようなレース展開にするかなどを話して対面に望みました!
タンデム決勝前に甲斐がケイリン決勝で優勝したのでお互い勢い付いてタンデム決勝に望むことができ優勝する事ができました。
今年の明治は短距離で荒川、甲斐、隈園さん、中距離で渡辺、梅本、長距離で野本さん、竹村など優勝することが可能なメンバーが多い為インカレ個人で優勝以外に総合にも絡める可能性が高いため楽しみです!
—–
甲斐俊祐選手コメント
タンデムスプリントは先輩の田川さんと一緒に走りました。とにかく先行することだけを考えてレースに臨んで自分たちが思う展開に持っていけたのが今回の勝因だと思いました。
インカレでもしっかりと気を緩めることなく走って行きたいと思います!
今回二冠できたことは日頃から自分を支えてくれている親や先輩後輩、監督、OBの方達の支えがあってのことだと思うのでしっかりと結果で恩返しをすることができてとても良かった大会になったなと思いました!
これからも感謝の気持ちを忘れずにしっかりと練習に励んで行きたいと思うのでこれからも応援よろしくお願いします!


■男子ポイント・レース
優勝 長松大祐選手(鹿屋体育大学)
大学に入って、初めての優勝なのでとても嬉しいです。この日はとても調子が良く、レースも得意な展開になったので勝てたのだと思います。
ですが、まだまだ自分より強い選手はたくさんいると感じたので、気を抜かずに鍛錬を続け精進していきたいです。
インカレでは団体種目、個人種目共に優勝目指して頑張ります。


■男子マディソン
優勝 中井唯晶選手/吉岡衛選手(京都産業大学)
中井唯晶選手コメント
今回の個人トラックの1週間前に全日本選手権がありました。その後体調を崩してしまい、個人トラック出場出来るか怪しい状態でした。
ですがマディソンは京産で3連覇、僕自身も2連覇懸かっていたので万全ではありませんが、出場を決めました。
マディソン決勝は最終日で予選走った感覚も体調が悪いなりにはよかったので、大丈夫と自分に思い込ませて決勝はモチベーションを保ちました。
レースは前半はとにかくポイントを取り、後半に抜け出し、ラップまたは大量得点を取るという作戦でした。
予想通り前半パートナーの吉岡とうまく連携に確実にポイント周回に前に残りポイントを稼いでいきました。
そして後半、暑さで疲れが見えた集団から吉岡が上手く抜け出すことに成功しました。
ラップ狙いで抜け出しましたが、そのまま逃げきり優勝することができました!
年々レベルが上がっている学生のマディソンで3連覇することができ、個人でも2連覇がすることができてとても嬉しいです。
—–
吉岡衛選手コメント
今回のマディソンは3連覇がかかっていたので、無事に勝つことができてホッとしています。
個人種目では2人とも残念な結果となってしまい、マディソンでは優勝しようという強い気持ちで終始走りました。
逃げている最中にチームメイトの応援が聞こえ、ペダルを踏み込む力になりました。
この勢いでインカレのマディソンでも優勝して、華麗にウィニングランをします!
殺気、強気、やる気で頑張ります!


<編集後記:学連ウォッチャー 深井>
今回は私の方で出向くことができず、写真は学連twitterに掲載されたものを許可を得て借用しています。写真が少なめとなっていますがご容赦のほどお願いします。
現地はとても暑かったとのこと、選手、関係者のみなさま二日間おつかれさまでした。

※女子選手編も近日中に公開予定です。

第34回全日本学生選手権個人ロードレース大会

断続的に降る雨と風、そして気温も低めに推移した6月10日、静岡県 伊豆CSC 5kmサーキットにて2018年の個人ロードが開催されました。
男子140 km(5km×28 周)、女子60 km(5km×12 周)はインカレロードよりも長く学連で最長距離となるレースです。しかも従来開催地の味噌川ダム周回や岩手県紫波町に比べ勾配差が大きく「登りと下りしかない」と評される伊豆CSC。厳しい天候の中を4時間以上走り続けた選手、そして残念ながら完走が叶わなかった選手たちに観客も熱い声援を送っていました。
そしてこのような悪条件下で1人の落車もなくレースを終えることができたのが、運営関係者にはなによりの朗報だったかと思います。

厳しい天候下でのレースとなった2018年 個人ロード

女子は出場12名のうち10選手が完走、そして先頭より約7分で失格とされる男子は出場121名のうち完走わずか21選手。そんな厳しいレースを勝ち抜いた優勝選手にコメントをもらいました。


■男子優勝:石井駿平選手(鹿屋体育大学)コメント

この学生選手権ロードでの優勝は鹿屋にとって久しぶりの優勝だったのでとても嬉しかったです。
レースでは、鹿屋としては僕、冨尾さん、重満が勝ちに行くため、他のメンバーでアタックや逃げをする予定でいました。
しかし、普段から逃げに乗りたい自分がいたので「決まるっ!」と思った逃げにはすぐ飛びついてしまいチームメイトにちょっと心配されてました笑

3周目の先頭集団。石井選手は序盤から終始逃げ集団に位置した。

そこからは常に逃げに入ることができたのできつい反面、ペースで行けたので、ペースなら強い方なのでしっかり最後まで行けました。最後のゴールスプリントでは、ラスト500mで牽制状態になり、孫崎さん、大前は二人とももがける人だと知っていたので半分諦めかけていました。なので先にかけないとまくりきれないと思い、ラスト200mで先にかけ、後ろを気にせずまくられてもいいぐらいの気持ちでスプリントしました。最後まで誰も横に来なかったので、後ろを確認するとちぎれていたのでそこでやっと勝利を確信しました!

後方を確かめ勝利を確信する石井選手。

鹿屋らしい走りができ、鹿屋の悪い流れを断つことが出来たのでとても良かったです!
ここまで走れたのは、一緒に走ったチームメイトの献身的なサポート、補給などしてくれたスタッフの方々、応援してくださった方々、そして何よりスポンサーの皆様のおかげだと思います!
本当にありがとうございました!

表彰式後、チームメンバーと共に。

 


■女子優勝:福田咲絵選手(慶應義塾大学)コメント


今週末から全日本選手権が始まるので、まずは安全にトラブルなく走りきること、そして勝って良い形で全日本選手権に繋げようと思って走りました。

雨+風という悪コンディションだったこともあり、リスクを負わずに確実に勝てる方法を考えて走りました。

3周目の時点で先頭は4名まで絞られていた。

周りの人の息遣いや脚を見ながら、終始冷静にレースを進め、1人ずつ人数を減らしていき、最後は独走でゴールすることができました。

徐々に雨が強くなるレース後半。11周目は西選手と2名で先頭に。

勝つことが出来て嬉しいというよりは、正直ホッとした気持ちの方が大きいです。
雨の中、たくさんの方々が応援してくださり、とても力になりました。ありがとうございました!

いよいよ今週末から全日本選手権が始まります。この2週間よりずっと厳しいレースになると思いますが、この勢いのまま思い切って走ります!


<編集後記 学連ウォッチャー:深井>

女子優勝の福田選手は前週の個人ロードTTでも優勝して本コラムに登場いただいています。
そして迎えた男子のラスト1周。この時点で先頭は3名に絞られていました。もしここで大前選手が優勝したら先週と同じペアになるかも、とふと思いながらレースを見ていました。

ラスト1周を迎える男子先頭グループ

その約1分後に4位通過する竹村拓選手。いつも優しい表情の竹村さんはご本人がツイートされていたように「大学での全国大会初入賞」とのこと、おめでとうございます。

ラスト1周を単独4位で迎える竹村選手。フィニッシュまで順位を維持した。

 

第57回全日本学生選手権チーム・ロード・タイムトライアル

個人ロードTT前日の6月2日に開催されたチーム・ロード・タイムトライアル。大学ごとに4人がチームを組み、単独走の時間を競う競技です。
今年は23チームが出場。2年連続で中央大学が優勝を飾りました。
昨年も出場していた中央大学 直井駿太選手よりコメントをもらいましたので写真と共に紹介します。
第5位までのチームの写真も掲載しています。

チームロードTT表彰式

■優勝:中央大学チーム TIME:1:17’19”76
直井駿太選手コメント
今回のTTTは中央大学にとって、優勝しなければならない大会でした。

向かって左より今村駿介選手、山本哲央選手、直井駿太選手、奥村十夢選手。 今村選手と直井選手は昨年の優勝メンバー。

去年の覇者としてのプレッシャーなども重なり、私を含め、選手の意識が非常に高かった事がパフォーマンスに繋がった要因の1つと言えます。勝たなければいけない理由がある、誰かのために何かのために、そういった気持ちが私たちを勢い付けました。

レースは昨年優勝校である中央大学が先頭で出走。

しかし、特別抜きん出て私たちのパフォーマンスが高かったとは走り終わった今も思っていません。ただただ「準備」の差がリザルトに反映されただけだと思います。

機材の差が多く出るTTTに対して、機材準備といっても選手個人ではたかが知れています。
一台に何十万円もかかるTTバイクを私物として持っている選手は多くなく、毎年借り物競走状態です。
チームに対して様々なサプライヤー様、スポンサー様、協力してくれる皆様がいらっしゃったおかげで準備の「じゅ」の字が始まりました。これにはチーム一同本当に感謝しています。そして、そのような方々に優勝、連覇達成という結果で恩返しできて良かったと思います。

チームメンバーのサポートを受けながら2周目に向かう中央大学。

まだシーズン半ばで、今回の優勝はチームに強い追い風を吹かせる事ができました。
チーム悲願のインカレ優勝を果たすためにも、日々努力を続け、「闘う心」とチームメイトへの「信頼」を忘れずに過ごしていきます。
皆様のご支援ご協力、そしてご声援よろしくお願い致します。

中央大学自転車競技部 副将
直井 駿太

チームメイト、添田監督、関係者の方々と共に。

 


第2位:京都産業大学チーム TIME:1:18’30”47

1位とのタイム差+01’10”71。2周目はかなり追い上げ、中央大学チームに約14秒差まで迫っていた。

第3位:日本体育大学チーム TIME:1:20’19”17

第4位:日本大学チーム TIME:1:20’26”92

第5位:法政大学チーム TIME:1:21’00”08


<編集後記 学連ウォッチャー:深井>
このレース(個人TT含め)は数ある学連レースの中でも最も苦しい、という話を選手たちから聞きました。全チームの完走おつかれさまでした。
なお最終組で出走の神奈川工科大学。同校としては7~8年前に一度出場して以来の参加とのこと。「2年生の時からずっと出たいと思っていたこのレース、4年生になってようやく出場できました」と語る木村就広選手(写真先頭)。今回出場で多くのことが得られた由です。

2周目に向かう神奈川工科大学チーム。木村選手によれば「実践に参加してみて補給の課題などもよくわかった」とのこと。

第30回 全日本学生個人ロードタイムトライアル

第30回目を迎えた個人タイムトライアルロードレース
今年も埼玉県加須市~羽生市の利根川上流域にある特設コース(男子31.2km・女子25.2km)で開催された本大会。男子の選手権大会(Class1+2相当)と普及レース(Class3相当)、女子の選手権大会の3クラスに分かれ、各選手が30秒~2分間隔で単独出走するタイムトライアルは一般的なロードレースと異なり、個人の独走力が試される競技種目です。各クラスの全員が走り終わってみないとリザルトもわからないこのレース、無線や学連twitter情報を頼りに関係者もハラハラドキドキでした。

さて、そんなレースを勝ち抜いた各クラスの優勝選手からコメントをもらいましたので写真と共にご紹介します。
今回は第5位までの選手写真も掲載しています。


■男子選手権

優勝:大前翔選手(慶應義塾大学)
今回のタイムトライアルには、先々週のオープンロードレースが終わってからの2週間、みっちり練習をして臨んだだけに、優勝することができて嬉しいです。

春先にナショナルチームでベルギーに遠征に行かせていただき、調子の良さを感じてはいましたが、ロードレースやクリテリウムではいまいち結果が出せずにいました。大学生のレースでのレース勘が鈍っていたこともあるし、一昨年よりもマークされるようになったことも関係しているかもしれません。
そんな中で、タイムトライアルは個人の力が真に問われるので、狙っていた大会の1つでもありました。

出走直後の大前選手

2016年に池辺先輩が同大会で優勝する姿を見ていたので、その背中を追いかけたことは大きかったです。レース前にも諸先輩方からアドバイスを頂きました。

ダンシングでフィニッシュに臨む大前選手

自転車競技を始めてから、全国大会で優勝したことがなかったので、ひとえにほっとしています。しかし、まだまだシーズンは始まったばかりですので、ここからさらにもう一段階調子を上げていけるように頑張ります。

沿道から応援してくださった皆様、カメラマンの方々、チームのみんな、ありがとうございました。

今年は慶應義塾大学が男女ペアで優勝を獲得。

 

男子選手権 第2位~第5位選手紹介

男子選手権 第2位 中川拳選手
男子選手権 第3位 石原悠希選手
男子選手権 第4位 藤田俊輔選手
男子選手権 第5位 貝原涼太選手

 


■女子選手権

優勝:福田咲絵選手(慶應義塾大学)
今週フランスから帰国し、今シーズン初の日本でのレースでした。時差ボケで体調があまり優れなく不安もありましたが、2週間後の全日本選手権TTに繋がる走りをすることを目標に走りました。

TTはほとんど走ったことがなかったので、突っ込みすぎないように気をつけながら淡々と走りました。折り返してすぐに前の2人を抜くができ、リラックスして走れたことが良かったのだと思います。そして何よりS1NEOのTTバイクが最後まで本当に良く進んでくれました!

日頃よりご支援していただいているOB、OGの皆様、夜遅くまで完璧に自転車を組んでくださり、ホイールを貸してくださったBicicletta SHIDOの安藤さん、応援・サポートしてくださった監督やマネージャーなど、本当にたくさんの方々の力なしでは優勝することはできませんでした。ありがとうございました。

まだまだポジション等詰めきれていない部分がたくさんあるので、2週間でしっかり詰めて万全の体制で全日本選手権に臨みたいと思っています。

まずは、来週の全日本学生個人ロードでも優勝できるように頑張ります!応援よろしくお願い致します。

慶應義塾大学チームメンバーとともに。

 

女子選手権 第2位~第5位選手紹介

女子選手権 第2位 石上夢乃選手
女子選手権 第3位 中井彩子選手
女子選手権 第4位 西村彩良選手
女子選手権 第5位 合田祐美子選手

 


■普及の部 

優勝:宮崎裕史選手(北海道大学)
今回のレースには昇格を目指して臨みました。学連レースは初参加となり自分の実力がどの程度なのか把握出来ていなかったので、リザルトが出るまで昇格出来ているか不安でしたが、予想以上の結果となり嬉しい限りです。

北海道と関東では気温差が大きい為、暑さに対応できるかが課題でしたが、前日からの対策が功を奏して何とか結果に繋がったと思います。クラス2の皆さんについていけるよう今後も日々努力していきたいと思います。

チームTT出場メンバー&部員とともに(6/2チームTT後に撮影)

 

普及の部 第2位~第5位選手紹介

普及の部 第2位 青木拓穂選手
普及の部 第3位 木村響選手
普及の部 第4位 佐々木洸太選手
普及の部 第5位 村山浩司選手

<編集後記 学連ウォッチャー:深井>
今年の選手権大会は男女とも慶應義塾大学選手が独占しました。本レースは学連加盟後、初出場だった選手も多かったようです。前日のチームTT含め暑い二日間でしたが選手、関係者の皆様おつかれさまでした!

2018学連新規加盟校【新潟食料農業大学&明治学院大学】

今年度、新たに学連に加盟した2校を紹介します。
修善寺ロードに出場していた新潟食料農業大学と再加盟の明治学院大学。それぞれ部員の方からメッセージをもらいました。


■新潟食料農業大学自転車競技部
新潟食料農業大学は2018年4月に開学したばかりの「食の総合大学」です。講義だけではなく、枝豆やトマトの栽培、田植えや、市場への出店など実習も豊富で楽しい大学です。
開学に合わせて自転車競技部が設立されました。メインキャンパスは新潟県胎内市にあり、キャンパスを出てすぐの海沿いの道はロード練習に最適です。

中井裕部長(本学副学長)、山口英生監督(慶應義塾大学自転車競技部出身)、中井琢コーチ(早稲田大学自転車部出身)の下、食料産業学部の西村剛(瀬田工業高校出身)、米内裕都(仙台商業高校出身)の2名の選手が練習に励んでいます。学業第一、自主性重視、安全性重視が部の基本方針で、ロードレースを中心にトラックレースの中長距離に出場します。

修善寺ロード出走前に。

メンバー紹介
西村剛さん 大学に入り2回目の学連のレース出場で今回の結果は良いものでは無かったのですが自分に足りてない部分がよく分かりました。3月から大学の練習があり、良い練習環境の元でトレーニング出来て調子は上がってきています。今の第一の目標はインカレロードに出場する為、インカレまでにクラス2への昇格。そして最終的な目標はインカレ、学生選手権等での全国優勝、入賞です。

修善寺ロード レース中の西村選手

米内裕都さん 私は高校時代に自転車競技を始め、やっていくうちに自転車競技の魅力に惹かれ、大学でも続けたいと思い、本学へ入学を決めました。
私は高校時代にインターハイ、国体に出場することができず、自分の実力不足を実感しました。大学生になった今、目標はインカレ出場、そして上位入賞です。4年間という限られた時間の中で、中井裕部長、山口英生、中井琢コーチの指導のもと頑張ります。

修善寺ロード レース中の米内選手

 

写真提供:新潟食料農業大学自転車競技部

 


■明治学院大学サイクリングクラブ
正式名称は明治学院大学サイクリングクラブ競技部門です!
体育会自転車競技部のない明治学院大学では、私たちが大学を代表して学連のレースに出場しています。

写真提供:明治学院大学サイクリングクラブ競技部門

2013年頃から5年ほど消滅しておりましたが、昨年入学した高体連出身の生徒2人が復活させることを決意。昨年末から復活に向け準備を進めてきました。
OBからのサポートもあり今年3月、学連再加盟・登記が完了。4月には新入生も加わり、現在に至ります。

私たちは学校公認のサイクリングサークルの競技部門で体育会ではありません。しかし、過去にはロード・トラック共にインカレで活躍していた時代もあり、OBには宇都宮ブリッツェンの鈴木龍選手など、プロとして活躍されている方もいらっしゃいます。

少人数で初心者も多く、練習環境が整っていないため、合同練習、合同合宿などの声をかけていただけるととても嬉しいです!
よろしくお願いします!

修善寺ロード レース中の韓選手
修善寺ロード レース中の神藏選手

部員数(5月現在)
3年2人
2年3人
1年4人(うち1人マネージャー)
計9人で活動しています。

活動場所
横浜キャンパス拠点が主です。


<編集後記:学連ウォッチャー:深井>
明治学院大学と聞いてまず思い浮かぶのは鈴木龍さん。もちろん学連時代(その後も)お見かけしていました。
そして新潟食料農業大学。こちらも早稲田大学卒の中井琢さんがコーチをされていると聞き、ますます親近感を覚えている次第です。
各校ますますの活躍をお祈りしています。

※ページトップおよび文中の集合写真は各校よりご提供いただいています。

2018修善寺カップ女子&RCS第2戦&TRS第2戦

伊豆CSCにて毎年5月に開催される本大会は今年も1日目にトラック、2日目にロードレースの日程で実施。
修善寺カップ女子総合では中冨尚子選手(京都産業大学)、女子ロードは石上夢乃選手(横浜創学館高校)、RCS男子はClass1+2で尾形尚彦選手(中央大学)、Class3で大山 慶選手(作新学院大学)が優勝しました。
また1日目にはトラック競技の男子TRS第2戦も併催され、TRSとしては珍しいマディソンやタンデム競技が実施されていました。TRSの2競技含め優勝選手からコメントを頂きました。


■修善寺カップ 女子総合優勝:中冨尚子選手(京都産業大学)

総合順位は第1位:中冨尚子選手(京都産業大学)、第2位:石上夢乃選手(横浜創学館高校)、第3位:小泉夢菜選手(早稲田大学)

中冨尚子選手コメント
このレースはオムニアム形式だったので短距離から長距離までの総合力が試されるレースとなりました。
各種目で注力した点はまず500mTTで、今までよりもギアをかなり重めにかけて一か八か勝負に出ました。結果的に自己ベストより1.1秒更新できていたので良かったです。

500mTTではギアを重めにかけて勝負に出た、と語る中冨選手

ポイントレースではメンバー的にスピードレースになることを想定していたのでスプリント勝負での展開を考えていました。結果1回目のポイントを先行して1着を取れてラストも約2周半先行して1着を取れたので良かったです。冷静に集団の動きを見ることを意識して走れました。

ポイントレース中の中冨選手

ロードレースではスプリント力には自信があったのでゴールスプリントのために備えていました。しかし登坂力不足で登りでのアタックやペースアップに対応できず、ちぎれてしまいました。
のこり1kmあたりでなんとか追いつきましたが、先行して合わせられずゴールスプリントで3着になりました。ロードレースは悔しかったですが総合で優勝できてトラックの調子が上がってきていることがわかったので良かったです。

ロードレース終了後。 京都産業大学自転車競技部の秋田監督、サポートの岩本選手とともに。

■女子ロードレース優勝:石上夢乃選手(横浜創学館高校)

石上夢乃選手コメント
この修善寺カップ女子オープントラック&ロードレースには、昨年に続き2回目の参加となります。女子選手の競技力向上等を目的に、私たちのような学連選手以外の者にも参加機会を与えてくれているので、毎年、楽しみしている大会です。
大会参加に際し、実は、春先より調子を落としており、多少の不安はありましたが、今の練習の成果を試す良い機会と捉え、積極的なレース展開をするよう心がけました。
レースでは、序盤の周回ラップが遅く集団の人数もなかなか絞れませんでしたので、中盤になる3/8周回目より攻撃を開始し、周回を重ねる度に一人、二人と人数を減らしていきました。

8周回目を迎える石上選手と先頭集団

終盤になる頃には、6人まで絞れたので、最終周回に入るタイミングで独走を狙いアタックし、一時1名まで絞ることに成功しましたが、その後、残り1Kmを切ったあたりで後続1~2名が追いついて来たため、無理せずゴールスプリントで勝負することにしました。最終局面では、落ち着いて、周りの状況を確りと把握したうえでスプリントし優勝することができました。また、今までの経験や練習の成果をレースで発揮できたことがとても嬉しいです。今回も参加させていただきありがとうございました。

スプリントを制しトップでフィニッシュする石上選手
ポイントレース出走前にお父様の石上秀樹様とともに。 ※石上夢乃選手からのコメントは石上秀樹様より頂いており、併せて本写真の掲載許可も得ています。

■男子ロードレースClass1+2優勝:尾形尚彦選手(中央大学)

中央大学は1位と3位の座を獲得した。 3位は奥村十夢選手。

尾形尚彦選手コメント
今回は優勝できると思っていませんでした。
試合の前週から体調を崩していて、練習も充分できていませんでしたし、出走前はコーチに完走を目標に頑張りたいと弱気な発言をするほど自信がありませんでした。
そんな中で挑んだレースでは、プレッシャーなど一切なく、余計な事を考えずに思い切って走れたので、それが良かったと思います。

「余計な事を考えずに思い切って走れた」と振り返る尾形選手(写真は9周目)

来月行われる個人戦ロードこそは体調を万全にして挑みたいと思います。

チームメンバーと。中央が優勝の尾形尚彦選手、左から2人目が第3位の奥村十夢選手。

■男子ロードレースClass3優勝:大山 慶選手(作新学院大学)

大山 慶選手コメント
私はこのレースで優勝を狙って走りました。スタート地点に立った時には戦略は思いついていませんでしたが、走っていくなかで自分のコンディションとライバル達のコンディションを見比べ、最終周回でアタックを仕掛けました。アタックをした時には、先頭集団の動きがなかったため、このままゴールまで走りきるという選択をしました。残り200m程で先頭集団と30秒差ということを知り、勝利を確信しました。1番でゴールラインを通過することはこのレースが初めてだったため、嬉しかったです。

後続選手に大きく差をつけフィニッシュする大山選手

私が通っている作新学院大学は、自然豊かなキャンパスで練習に適した環境にあるため、今後とも仲間と共に優勝を目指し、活動に励んでいきたいです。

集団の中で勝機をうかがう大山選手(ゼッケン213番)

また我々自転車部を支援して下さっているスポンサー様、宇都宮ブリッツェン様、那須ブラーゼン様へこれからさらに良い結果を報告出来るよう頑張って参ります。

レース後、作新学院大学チームメンバーとともに。

 


TRS第2戦
今回はTRSとしては珍しいマディソン、タンデム競技も開催されていました。両レース優勝チームの選手にコメントをもらいました。

■マディソン優勝(2組目):日本大学チーム(貝原涼太選手、依田翔大選手)
貝原選手コメント
今年からインカレでマディソンが加わりマディソンは自分にとって憧れの種目でしたので今回勝ててとてもうれしいです。
ただ、今回のTRSはトラックパーティーの時と比べてかなり危ないと思いました。投げる側が投げられる側まで行ったりと最初の方は、無傷じゃ済まないと思いました。何とか落車はなかったですが、自分たち含め一人一人がレースの走り方をしっかり知るべきと思いました。見ている側も走っている側も楽しいレースなのでインカレでは海外にも引けを取らないレースが出来たらいいです。


(マディソンの練習について)自分たちは一度も投げる練習ができず、試合前のアップで始めて投げ合いました!貝原はマディソンを何度か走っていたので、まず「イン側に絶対入らないこと」と「投げる側は投げられる側まで行かないこと」に注意しました。他学連選手達もどんな走りをするかわからなかったのでとりあえず逃げる事と、貝原が仕掛けて依田がスプリントで取りに行く考えでした。結果2人の個性がしっかり出せたと思います。

選手層の厚さを誇る日本大学自転車部 ※2018.5 東日本トラック大会にて撮影

■マディソン優勝(1組目):法政大学チーム(近藤 翔馬選手、上野 恭哉選手)
近藤 翔馬選手コメント
同期が三人しかいないので日頃から三人※で仲良くしてます。上野とは毎日同じ釜の飯を食べていて、癖、何を考えてた、何をしてほしいのかまで分かるようになりました笑っ。
(※編集者注:近藤選手、上野選手、堀込選手の同期三人)
OBの新村先輩、寺崎先輩に憧れてかっこいいなと、上野と二人で一年生のころから話していました。
いつかは二人でマディソンで優勝しようと言いながらお互いに練習に励みました。先日のトラックパーティーで海外選手の走りを生でみて二人で大興奮して、ずっとイメージトレーニングしてました。そのかいあって本番では良いイメージのまま望める事ができました。
お互いの走りの相性も感覚が凄く良い状態で終われたので。個人戦のマディソンもこの良いイメージのまま望み優勝します。

上野 恭哉選手コメント
今回マディソン走ったのは2回目で、とても不安があったのですが優勝することができて自信がつきました。
個人戦トラックも翔馬と出場する予定なので優勝できるように頑張ります。


■タンデム250mFTT 優勝:法政大学チーム(鈴木陸来選手、高橋綜一郎選手)

法政大学チームTime:12.809は学連新記録。

鈴木陸来選手コメント
タンデムに乗ったのは去年のインカレぶりでTRSにはバンクの様子見の感じで走りに行ったのですが思いのほか息もあい、ラインもうまく行った結果タイムが出せました。今後は個人戦、インカレと、タンデムに出場予定なのでいい結果が残せるよう、より息を合わせていきたいです。

法政大学 トラックレースチーム(2018.5 東日本トラック大会にて撮影)

 


<編集後記:学連ウォッチャー:深井>
トラック、ロードと女子含め多彩なレースが開催される5月の修善寺レース。「修善寺カップ女子オープントラック&ロードレース大会」と「男子TRS第2戦」、「男子RCS)第2戦」が組み合わされた大会です。

修善寺カップ女子表彰式。選手宣誓は小泉夢菜選手(早稲田大学)

女子ロード優勝の石上夢乃選手は海外で活躍中の石上優大選手の妹さん。2014年には優大さん(当時 横浜高校)がClass1+2に出場し、第2位を獲得していました。

2014年修善寺ロード表彰式にて撮影

Photo &Txt  F.Fukai

2018東日本トラック優勝選手(女子編)

続いて東日本トラック女子レースの紹介です。
女子は6校、15名の選手が参加してのレースとなりました。こちらも優勝選手にコメントをもらいました。


■スクラッチ

優勝:小泉夢菜選手(早稲田大学)コメント
スクラッチが始まる前に、500m TTが朝1番でありました。そこで37秒台で走れていることが分かり、今日の調子は悪くないことが分かりました。スクラッチでは、逃げに乗り最後に1番でゴールすることを目標として走りました。最後の2周で先頭が回ってきた際に、逃げていた選手との差が大きく開いていたため、スピードを上げて自分がゴールラインを1番で切ることが出来る距離まで縮めました。勝ちパターンは前日から何パターンもイメージをしていたため、どのような展開になっても対応できるようにしました。残り半周から捲る態勢を作り、思っていた通りの展開になり、1着を取ることができました。たくさんの方の声援が自分のパワーになりました!

フィニッシュ前ストレートで集団から飛び出しトップでフィニッシュする小泉選手

今回の試合では私だけでなく、早稲田大学は3種目でトップになりました。また入賞も多々あります。今後も部員全員で高め合っていきたいと思います。

早稲田大学チームメンバーとともに。

■500mタイムトライアル・スプリント

500mTT表彰
スプリント表彰

優勝:伊藤花歩選手(八戸学院大学)コメント
今回500mTT・スプリント・チームスプリントで優勝することができて素直に嬉しいです!
500mTTは自己ベスト更新はできませんでしたが、大会記録を更新することができました!正直自分でも驚いています!
学生選手権・インカレでは自己ベストを更新して優勝目指します!


スプリントでは予選タイムがあまり良くなくて勝てるのかな、と不安な気持ちの方が大きかったです。レース前、父に電話して「行かずに負けるより行って負けろ」と言われ、自分で行って負けたら弱かっただけだ、と吹っ切れて挑んだ結果、優勝できたと思います!
あのとき自分から行けばよかったと思ってしまうレースだけはしないように心がけていきたいです!

スプリント決勝は松本詩乃選手(日本体育大学)との勝負。
伊藤選手が2本先取し優勝を決めた。写真は2本目フィニッシュ。

編入して2年目ですが今年のインカレで引退となるので、後悔だけはしないレースをしていきたいです!
最後のインカレでは短距離種目全てで優勝、特にチームスプリントでの優勝を狙い、女子総合優勝を狙います!!!!


■チームスプリント

優勝:菅原朱音選手(八戸学院大学チーム)コメント
チームスプリントではスクラッチが終わった後でスタートに付いていけるか不安でしたが、スタート前に花歩さんとしたハイタッチで緊張をほぐすことができました
今シーズン初の優勝だったのでとても嬉しいです
来月には個人戦ロードがあるので優勝できるよう頑張ります!

伊藤花歩選手(八戸学院大学チーム)コメント
チームスプリントの決勝は地元鳥取県の後輩でもある菅原と走りました。
「こんな風に走るから」「こんな感じで付く」といった話し合いを直前までしていて、それを実行することができたと思います!
ですが、タイム差を見るとギリギリだったので気を抜かずに練習していきたいです!
また、予選を走ってくれた佐々木は個人追い抜き終了後というハードなスケジュールの中1走を走ってくれました!
2人とも中長距離選手ということでチームスプリントは不安だったと思いますが、2人のおかげで優勝できました!感謝しかありません!
インカレのチームスプリントでも優勝狙います!

第1走者離脱時の八戸学院大学チーム

■3kmインディヴィデュアル・パーシュート

優勝:佐々木聖佳選手(八戸学院大学)コメント
大会当日は暖かくて去年のインカレよりは風が優しくコンディションはいい方でした。
予選はとりあえず去年のベストタイムより速いタイムを出そうと思い走りました。決勝はまさかの予選で一位通過だったのでもし前日と同じくらいのタイムが出なかったら負けてしまうだろうとプレッシャーがあって食欲がわかないと思ったんですがバナナ三本食べれたので身体のコンディションはバッチリでしたが500TTの疲労があり予選より速いタイムは出なかったので悔しかったです。

学連2年目のシーズンはじめから個人種目で優勝したこと、団体種目でも優勝にほんの少しだけ貢献できたことはとてもよかったと思います。今年はインカレの表彰台を狙って調子を上げていこうと思っています。よろしくお願いします。

 

レース後、八戸学院大学チームメンバーとともに。

<編集後記:学連ウォッチャー 深井>
今年は6校から女子選手が参加。東も西も女子選手が所属する学校が増えてきたように感じます。今回は八戸学院大学選手の活躍が目立つ大会でした。
レース前に勝ちパターンをイメージしていたこと、「バナナ三本食べれた」とか「レース前にお父さんに電話した」など臨場感あふれるコメント、なんだかそのシーンが目に浮かぶようです。詳細の回答コメントありがとうございました。

2018東日本トラック優勝選手(男子編)

5月5日から6日にかけ長野県松本市 美鈴湖自転車競技場で開催された本大会は東日本地区20校の約200名が参加。好天に恵まれ爽やかな空気のなか好記録も続出し幕を閉じました。
各種目で優勝した選手からコメントをもらいましたので写真と共に紹介します。


■1kmタイムトライアル

優勝:鈴木陸来選手(法政大学)コメント
当日は調子がよく、いつもは緊張で不安になってしまうのですが楽しみな気持ちの方が大きかったので気楽に走ることができました。
今シーズンがラストイヤーなので悔いがない結果を残していきたいです。


■4kmインディヴィデュアル・パーシュート

優勝:安田開選手(日本体育大学)コメント
四年生最後のインカレは団抜きで優勝を狙っています。と言うより優勝します。その為の大学四年間でした。東日本トラックでは失敗したので、この悔しさをインカレにぶつけたいと思います。最後に笑うのは俺たち日体大自転車競技部だ!応援よろしくお願いします!

優勝を決めチームメイト達の祝福を受ける安田選手

■スクラッチ

優勝:宮川大和選手(法政大学)コメント
今回の試合は、まさか自分が優勝できるとは思わなかったので、とても驚いています。優勝できたのも先輩方のおかげだと思います。今後はTRSでクラス1にあがり様々な大会で良い成績を出せるように頑張ります。

スクラッチ決勝レース中の宮川選手(写真中央)
後続選手を大きく引き離して単独フィニッシュする宮川選手

■チームスプリント

優勝:明治大学チーム
コメントその1:隈園郷史選手(明治大学自転車部主将)
全日本優勝メンバーから最上級生の板倉さんが抜けた穴が大きく今年度の課題でした。 しかしながら、冬を乗り越え特に2年の甲斐が成長してくれたお陰で今大会においても全く心配は無かったです。2年の荒川・甲斐の二人は今や明治の最も主力といっても過言ではないです。 当日は予選・決勝共に珠に風が強く吹くことがありましたが交代を効率良くする事以外は余計なことは気にせず臨みました。 結果として、2年連続東日本記録を更新してしまうという美味しい結果でしたが、他大との差も僅かであったので、一切の気を抜くことなく夏本番での優勝一本を目標にして日々練習あるのみと考えています。

コメントその2:荒川仁選手
昨年のチームの要であった板倉先輩が抜け、新たに同期の甲斐がメンバーに入りました。
予選、決勝共にスタート、先頭交代を上手く行う事ができました。決勝の2走3走の交代ではギリギリを攻め過ぎたので放送が流れるまでびくびくしていました。
今回は明治大学が勝ちましたが、他大もほぼ同タイムで走っているので気を抜かずインカレ、全日本に向け練習をしていきたいと思います。

第1走者離脱時の明治大学チーム

  ■4kmチーム・パーシュート 
優勝:早稲田大学チーム 孫崎大樹選手コメント
予選ではあまり良いタイムが出なかったですが、決勝に進むことができたので大会新記録を出し優勝しようと前日から話していました。 話していた通り、前半から大会新を1秒以上更新するペースで走り、後半少し落ちましたが粘るレースができました。 記録に残りませんでしたが記憶に残るレースができたと思います。 インカレでは学連新も狙って行きたいと思います!!

■ケイリン 

優勝:荒川仁選手(明治大学)コメント
今まで1対1で走るスプリントを専門としてきたので、人数が増えるケイリンは少し苦手意識がありました。
予選、準決勝では仕掛けるタイミングが後々になってしまい、自ら展開を作る事ができませんでした。なので決勝では自ら展開を作る走りを心掛けました。
決勝では落ち着いて走る事ができ、タイミングを見極め上手く仕掛ける事ができました。
まだインカレでケイリンを走るかは分かりませんが、どの種目に出ても勝つ事が出来るよう日々精進していきたいと思います。

ケイリン決勝 残2周時。
東矢圭吾選手(中央大学)を僅差でかわし先着フィニッシュする荒川選手。

■スプリント

優勝:中野慎詞選手(早稲田大学)コメント
大学生になって初めての大会でしたがあまり緊張せずリラックスしてレースをすることができました。 タイムは学連記録を狙っていたので悔しかったです。 次の大会に向け課題を一つ一つ克服していきたいと思います。

決勝は田中克尚選手(写真右)と早稲田大学同士の戦いとなった。
二本とも中野選手が先着し優勝を決めた。

■ポイントレース

優勝:佐藤 健選手(日本大学コメント
自分は勝つためには逃げしかないので、スタート前からどこで逃げるかばかり考えてレースに臨みました。 レースが始まってからも冷静に集団を見ることができ、2回目のポイント周回に集団から抜け出し、最後まで逃げ切る事が出来ました。逃げのメンバーが入れ替わりながらも常にその逃げに残って前々で展開できたのが勝因だったと感じます。また、集団に草場先輩、武山先輩がいて下さったおかげでマークが少なく、逃げを決める事が出来たと思います。

ポイントレース序盤の模様。写真中央(左から3人目)が佐藤選手。
残6周時ポイント通過時。レース後半は關根論容選手(日本体育大学:写真右側)と二人で逃げに成功した。

<編集後記:学連ウォッチャー 深井>
いつも同日開催で体が二つほしい!と思う学連東西トラックレース。今年は東日本の方にお邪魔しました。

蛭川学生委員長の開会宣言から始まる東日本トラック大会

美鈴湖自転車競技場は高地ということもあり好タイムが出やすいとのこと。本レースでも1kmTT、チームスプリント、スプリント予選(200mFTT)、女子500mFTTと大会新記録が続出し、会場を沸かせていました。今回もたくさんの笑顔と素晴らしいシーンを見せていただきありがとうございました。

Photo & Txt : F.Fukai

2018全日本クリテ優勝選手

4月28日、滋賀県東近江市にて開催された第20回全日本学生選手権クリテリウム大会は男女とも京都産業大学の選手が優勝を果たしました。
優勝選手からのコメントとあわせレースの様子をご紹介します。


男子優勝:中井唯晶選手(京都産業大学)

男子決勝表彰式。京都産業大学は3選手が入賞した。

レースの感想
スプリントが苦手なので逃げて勝負すると決めていました。思い描いた通りにレース中盤に順天堂大学の石原選手と抜け出すことができました。

中井選手は序盤より何度か逃げを試み、数周で吸収されていた。こちらは開始約9分後。
開始後30分後。中井選手が集団から飛び出し、すかさず石原選手が後を追う。堀込選手(法政大学)がいち早く気づき反応するも追い切れず、二人の独走が始まる。

集団には鹿屋体育大学や日本大学が数を残していたので、追ってきているのはわかっていましたが、集団内でチームメイト、特に曽我部、吉岡がうまく機能して、石原選手ともうまく協調して逃げることが出来ました。

後半の30分間は先頭2選手で交互にポイントをとりあうレース展開となった。S字カーブにて撮影。

最後のスプリントはゴールした後もどっちが勝ったかわからずに深井さんの写真を見て勝ったことがわかり、ホットしました。

僅差となったフィニッシュシーン。

今年の全日本クリテについて
シーズン最初の学生チャンピオンを決める大会なので、特別な雰囲気だったと思います。
京都産業大学の中冨とレース前にアベック優勝しよう!と話をしていて、男子決勝の前に女子のレースで中冨が優勝したのを見て自分も頑張るしかないと思い、頑張りました。
そしてアベック優勝できてとても嬉しいです!

男女そろってチャンピオンジャージを着ることができた。 Photo by 山岸正教(京都産業大学自転車競技部コーチ)

 


女子優勝:中冨尚子選手(京都産業大学)

レースの感想
6人での出走だったため抜け出すことは難しく、ちぎるためにアタックを何度もしました。

女子の出走は6名。当初は集団でのレースが続いたが、中冨選手が繰り返すアタックにより徐々に集団がばらけ、数名ずつのグループに分かれてのレース展開となった(写真は開始後約13分後の集団走行時)

苦手な平坦でしたが2人で抜け出し、最後のゴールスプリントでは1年の時の高校選抜大会のロードレースでゴールスプリント勝負で負けた選手に勝つことができて嬉しかったです。

今回の全日本クリテについて
初めての全日本学生選手権クリテリウム大会でしたが、思ったよりもピリピリした雰囲気ではなく、全日本の大会という実感があまり湧きませんでした。
高校時代には全国優勝を1度しかできなかったので、大学では今回袖を通せたJICFのチャンピオンジャージをたくさん着れるように頑張っていきます。

好調が続く京都産業大学メンバー。秋田監督、山岸コーチと共に。

男子クラス3(普及大会)
2組の決勝が行われ73名の選手が出走しました。

1組目表彰。優勝は山田康太選手(京都産業大学)

 

2組目表彰。優勝は大関一樹選手(明星大学)

 


<編集後記:学連ウォッチャー 深井>
中井さんにはチャレンジロード優勝選手紹介に引き続き本コラムに登場いただいています。
男子決勝は本当に僅差で自分でもどちらが勝ったかわからなかったとのこと。フィニッシュシーンをカメラの液晶画面で拡大して確認し、ようやく安心された様子でした。

滋賀県出身の中井さんは瀬田工業高校時代から練習でこのあたりを走っており、全日本クリテ翌日開催のWORLDCYCLE BECKON FESTAにも高校の頃から出場。コースも知り尽くしている由です。地元での勝利おめでとうございます!

[みどころ]今週末4/28は全日本学生選手権クリテリウム

今年度の学連ロードレースは先週(4/14~15)の飯山ラウンドから始まりました。続いて4月28日には「全日本学生選手権クリテリウム」が滋賀県東近江市にて開催されます。

2017年 全日本クリテ決勝戦。写真ほぼ中央(白いヘルメット)が優勝の日本大学 草場啓吾選手 Photo by Yuki Tsukamoto

「全日本選手権」の冠がつくクリテリウムレース
学連ロードレースは「全日本選手権」シリーズと「RCS」シリーズの2本立てとなっており、先週開催された飯山ラウンドは「RCS」シリーズに属します。
全日本選手権ロードレースは本クリテリウムの後に6月の個人タイムトライアル、個人ロードと続き、インカレロードまでの総獲得点で総合順位が決まります。
今年で第20回目を迎える全日本学生選手権クリテリウム。こちらのページに経緯や過去の優勝選手一覧が掲載されていますのでぜひご覧ください。
http://jicf.info/officials/jicc_crite

昨年優勝選手&今年の展開は?
2017年の本レースを制したのは男子が草場啓吾選手(日本大学)
レース後インタビュー記事はこちら

草場啓吾(日本大学)


女子の優勝は岡本二菜選手(日本体育大学)でした。
草場選手は今年もエントリーしています。

Class3含め約190名がエントリーしている今回。先週の飯山ラウンドClass1優勝の孫崎大樹選手(早稲田大学)&渡邉慶太選手(明治大学)、2017年度RCSチャンプ岡部祐太選手(日本体育大学)はじめ有力選手が多数出場です。
西日本学連所属選手の優勝確率が高い本大会ですから、地元出身として2018チャレンジロードA-U優勝の中井唯晶選手(京都産業大学)も忘れてはなりません!
さて今年の展開はいかがなりましょうか。

エントリーリストなど詳細情報はこちら
http://jicf.info/8026/


<編集後記:学連ウォッチャー深井>
昨年はレース途中で雨も降ったようですが、今年は今のところ天気の心配はなさそうですね。
なお私の方、前回は会場に行けておらず本ページの写真はYuki Tsukamoto様より提供いただきました。いつもご協力ありがとうございます。