「#04_フォトブログ」カテゴリーアーカイブ

明治神宮外苑クリテリウム&大学自転車競技フォーラム

週末はいよいよ第12回 明治神宮外苑大学クリテリウム。
この大会は2007年の学連70周年記念行事で54年ぶり都心部サーキットロードレースとして開催が始まり、以後、多くの方々が観戦可能な都心部での大会として継続開催されています。

外苑クリテリムは「ロードレースカップ(RCS)」として今年度開催された11戦の獲得ポイントランキングを争うシリーズ最終戦でもあります。
現時点で首位を走る岡部祐太選手(日本体育大学)と2位の野本空選手(明治大学)の差は24点。
今回最終戦のグループ1クラス優勝ポイントは60点!2位が48点、3位が40点と通常RCSの2倍の配点となっています。順位次第では野本選手が逆転する可能性もあり、その場合は2年連続RCSリーダーの座が確保できることになります。
もちろん昨年外苑クリテリウム大学対抗で優勝、2017年度学連ロードランキングで1位~3位を独占した日本大学選手たちも虎視眈々と首位を狙っていることでしょう。

現時点でRCSランキング首位の岡部祐太選手(日本体育大学) ※2016年度外苑クリテリウムにて
2016年度外苑クリテリウム大学対抗は日本大学が優勝。

個人的には、立哨として来場したトラック選手や学連OB、来春から学連加盟予定の選手達と思いがけず出会えるのも密かな楽しみだったりします。
学連レースとして唯一都心で開催される外苑クリテリウムにぜひ足をお運びください。

外苑クリテリウムの詳細はこちら(JICF公式サイト)


もう一つの注目はレース前日に開催される「大学自転車競技フォーラム」。今回は「2021年へむけて(その5)女性サイクリスト」がテーマです。
レース会場とはまた異なる雰囲気のなか、レアなスーツ姿の選手に会えるかもしれません!笑

2016年度の同フォーラムにてパネリストとして発言する野本空選手(明治大学)

大学自転車競技フォーラムの詳細はこちら(JICF公式サイト)

Photo&Text F.Fukai

 

学連外レースで活躍する選手たち

学連選手が出場するのはもちろん学連主催レースだけではありません。ロード&トラック、そして冬はシクロクロスに出場する選手も多いようです。

トラックレースでは伊豆ベロドロームで毎冬開催されている「ウィンターシリーズ戦(静岡県車連主催)」があります。現役学連選手とOB選手をあわせるとエリートクラスの8割以上となる時も珍しくありません。また、このレースの常連だった高校生が学連校に進学し、春から真新しい学連ウェアでデビュー!というのもよく見られるシーンです。
2月24日に開催されたシリーズ第3戦はオムニアム形式で行われ、学連選手がエリート表彰台を独占しました。

優勝の荒井佑太選手(法政大学)は福井県庁チームとして出場。第2位は山下祥平選手(日本体育大学)、第3位は近藤翔馬選手(法政大学)

その翌日25日にも伊豆CSCで「東京都ウィンターロード(東京都車連主催)」が開催され、こちらにも多くの学連選手が出場。普段とは異なる出場メンバーのレースを競い合っていました。

ウィンターロードでは日本体育大学の中村魁斗選手(向かって左)が第3位、岡部祐太選手が第4位に入賞。他カテゴリーでも学連選手が上位入賞している。

ウィンターシリーズ戦でよく見かけた選手が翌シーズン学連レース初戦でいきなり好タイムを記録する、というシーンにもよく出会います。
学連外レースについても目が離せません。

Photo&text F.fukai

伊豆CSC屋外トラック競技場の思い出

ご存知の方も多いと思いますが、ベロドロームができるまで伊豆CSCの学連トラックレースは屋外の北400m or 250m競技場で開催されていました。

2011年5月 雨のTRS第3戦 ポイントレース

北400m屋外トラックで開催されたTRSの写真を見つけました。
もちろん屋外ですからこの日のように雨が降ることもあります。撮影者にとっても天候に左右されないベロドロームはたいへんありがたい環境です。


もうひとつ、屋外250mトラックの方はベロドローム完成とともに役目を終えました。現在では路面も荒れてしまっているようです。
こちらも2011年撮影の懐かしい写真を見つけました。250mトラックで開催されたレース中に見かけた中央大学選手たち。壁はべニヤ張りだったので叩くことができました。

2011年5月 第52回全日本学生選手権(個人トラック)250m屋外トラックにて

個人的には屋外250mのこぢんまりとした雰囲気が好きでした。ただ、250mトラックからCSC入口までの帰途、いつも道に迷ったのは私だけでしょうか。木立の先に管理棟が見えているのに、なぜかたどり着くことができず…

photo&text F.Fukai

今年度のロードランキング トップ選手

たくさんの観客に見守られながらトップでフィニッシュする武山選手(2017年インカレロード)

「昨年度は、個人戦ロードやインカレロード優勝などの成績を挙げることが出来ました。本年度の目標は2つあります。一つ目はインカレロード2連覇を達成し、総合優勝に貢献すること。もう一つは自転車に真剣に向き合い、この先どのように関わっていくべきなのか、その答えを見つけたいと思っています。どちらも簡単な事ではないのですが、その想いを胸に今年度も走っていきます!」‬
と語る武山晃輔選手(日本大学)は学連ロードレースランキング1位を獲得。僅差で草場啓吾選手、岡本隼選手が続き、日本大学が3位までを独占して幕を閉じました。
※ロードランキングはインカレで最終順位確定

RCS最終戦となる神宮クリテリウムは岡本隼選手が2015~16年と2連覇を果たしています。今回の神宮は武山晃輔選手、沢田桂太郎選手、草場啓吾選手のチームでグループ1レースに出場予定。武山さんからは「ぜひ日大に注目していただきたいです! 今年は沢田が勝ちます!」とのこと。こちらのレースも楽しみです。

インカレロード終了後の日本大学メンバー。 学連ロードランキング首位の武山選手(向かって左から二人目)、ランキング2位の草場選手(右から三人目)、ランキング3位の岡本選手(右から二人目)が揃っている。

photo&txt F.Fukai

今年のTRSチャンピオン

渡部選手は4回の全TRSポイントレースに出場しすべて入賞(第1回と第4回で1位)。TRS男子総合優勝を獲得した。
表彰状を掲げる渡部選手と法政大学メンバー

「TRSは実践練習のような感覚で出場しています。深井さんに写真を撮って頂けたり、定期的に行われる大会のため、フィードバックしやすい環境にあることが魅力だと思います。その経験がインカレなどの大舞台での結果に繋がったと思います。」

1年生の頃からウォッチしている渡部将太さん(法政大学)はTRSランキングも5位→2位→1位と順位を上げてきています。
来年度はいよいよ4年生。TRSの経験を活かし、ますます活躍されることでしょう。

photo&txt:F.Fukai


“学連ウォッチャー”の深井と申します。いつもレース撮影へのご協力ありがとうございます。
写真を撮るだけでなく、学連レースや選手たちの活動を幅広くフォローしていきたいという気持ちから”学連ウォッチャー”を目指しています。今後ともよろしくお願いします。
投稿ネタも募集中です。こちらからも声をおかけしますが「自分も紹介しろや!」と思われる方はぜひ会場でお知らせください。(学連選手、OBの方でしたら学連外レースもOKです)

はじめに

●投稿者について
本コラムは学連自転車レースを趣味で撮り続けている”学連ウォッチャー”深井が担当させていただきます。

上位選手はもちろんのこと、メディアの目がまだ届いていない全クラス、全出場選手の活躍にフォーカスをあてていきたく思っています。

photo&text:fumihiro fukai
facebook個人サイトはこちら

※トップ写真は2011年インカレロード 3周目より