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【RCS総合優勝 中島渉選手:立教大学】

【全日本学生RCS最終戦・第17回明治神宮外苑大学クリテリウム選手レポート特集】
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選手レポート③
RCS総合優勝:中島渉選手(立教大学)

Q:RCS総合優勝おめでとうございます。今回はどんな気持ちでレースに臨みましたか?
中島選手:川島クリテリウムと東京シクロクロスの日程が被ってしまい、川島クリテに出場できなかったためRCSランキングが最終戦前に2位になってしまいました。そのため今大会の明治神宮外苑の大舞台で逆転優勝を飾ることが今回の目標でした。

本レース出走前のRCS首位は篠﨑蒼平選手(東京大学)。

Q:今年度の学連レースはいかがでしたか?
中島選手:今シーズンもコロナ禍などでレース開催が難しかったにもかかわらず、この最終戦である明治神宮外苑大学クリテリウムを開催してくださったことにとても感謝しています。また、例年よりレース数も少なかったことが今回の勝利にも繋がったと考えています。多くの人の支えや運の兼ね合いで優勝する事ができたと強く感じています。

Q:中島さんは来春より3年生ですね。どんなレース活動を予定していますか?
中島選手:今年は学連1本で走りたいと思っています。そのため今まで以上に積極的に学連の大会に出場し、結果を残すことでいつも支えて下さっている方々に恩返しが出来ればと思っています。

表彰を終えて立教大学メンバーと。中島さんの右隣が高木三千成さん。

Q:ズバリ!来シーズンの目標は?
中島選手:皆様の応援のおかげでRCSランキングで逆転優勝し、2連覇を達成する事が出来ました。多くの方に祝福を頂き、改めてたくさんの人に支えられ活動が出来ているのだと実感しました。4連覇を目指して頑張りますので、今後も応援よろしくお願い致します。


<編集後記>
RCS2連覇おめでとうございます。また来年の外苑クリテでもRCS表彰台に上る中島さんが見られますように。

集合写真で一緒に写っている高木三千成さん、2014年度RCS表彰台の懐かしい写真を見つけました。今年はメディア側で参加、とのことでした。

2014年度外苑クリテ表彰台に立つ高木三千成さん(RCS総合3位)

(Photo&編集:Fumihro Fukai )

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明治神宮外苑クリテ2023【阿部花梨選手:順天堂大学】

【全日本学生RCS最終戦・第17回明治神宮外苑大学クリテリウム選手レポート特集】
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選手レポート②
女子クラス優勝:阿部花梨選手(順天堂大学)

順天堂大学のジャージで走る最後のレースを優勝で飾ることができた

明治神宮クリテ応援ありがとうございました!
順天堂大学の阿部花梨です。
神宮クリテは順天堂大学のジャージで走る最後のレース、観客も多く、賑わいのあるレースで私の好きなレースのひとつです。

女子は8周回で行われました。去年同様今年も序盤からハイペースになり集団はバラバラになるだろうと予想していました。そのため、序盤は先頭付近に位置取ることを意識して走っていました。3周目に入る手間で小林選手がアタックを仕掛け、私は前にいたことで素早く反応することができました。ここで4人の逃げグループが形成。
4周目の中間スプリントは取ってもポイントがつくわけではないため他の選手は狙っているのかどうなのかちょっとわからなかったです、、笑
中間スプリント残り100mで誰もアタックする様子はなかったので私は取れるものは取っておこうと思いギリギリのところでスプリント賞get!!

スプリント賞get!!

その直後、渡部選手がアタックを仕掛け3人で追う形となりました。5秒くらい?差が開いたところでこれ以上逃していたら危ないと思い、1人1人積極的に前を引き、3人で協力して無事に追いつくことができました。その後も何回かアタックがありましたがしっかり反応し、残すは最終スプリントとなりました。最終コーナーの手前で一回気持ちを入れ、早駆けしてしまう癖があるのでそこだけ気をつけて前だけを見て一気に飛び出しました。

レース終盤、明治大の渡部選手を追う3選手

ゴールした瞬間は喜びと驚きと感動で感情がもうぐちゃぐちゃでした。本当に最高の景色でした。

順大メンバー&OBの方たちと。

ここまで支えてくださった先輩や後輩、応援に来てくださったob.og の方々、家族には感謝の気持ちでいっぱいです。これからは自信を持ち、相変わらずストイックに自転車競技を楽しんで続けていきます!

本当にありがとうございました!!


阿部花梨選手、4年間の学連レース活動おつかれさまでした!

(Photo&編集:Fumihro Fukai )

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【全日本学生RCS最終戦・第17回明治神宮外苑大学クリテリウム 選手レポート特集】

2007年より開催されている明治神宮外苑大学クリテリウムは都市部サーキットロードレースとして17回目を迎え、今回は約130名の選手が参加。多くの観客に見守られながら予定通りレースを終えました。
レースを終えた選手たちの声をご紹介します。

※レース沿革、出場選手情報等はこちら(Web版プログラム)
※当日リザルト等はこちら


■選手書下ろしレポート

選手より寄稿いただいたレポートです。


No.1
GROUP1 大学対抗クラス優勝:西村行生選手(慶應義塾大学)
レポート
※新しいtabで開きます

 

 


No.2
女子クラス優勝 阿部花梨選手(順天堂大学)
レポート

※新しいtabで開きます


No.3
RCS総合優勝:中島渉選手(立教大学)
レポート

※新しいtabで開きます


No.4
グループ2A優勝:阿見寺俊哉選手(東京都市大学)
レポート
※新しいtabで開きます

 



■選手が公開しているレースレポート

ここからは選手ご自身が公開しているblogやnoteの紹介です。

 

副島達海選手(大阪産業大学)

【レースレポート】第17回明治神宮外苑大学クリテリウム 
 副島達海選手noteへのリンク
※新しいtabで開きます。
レース序盤の副島選手

 

レース後、同じクルマで帰る西日本学連選手と一緒に。

副島さんといえば、2月初旬に開催されたシクロクロス世界選手権への出場ということで注目の的。今回レース中もがらぱさんにアナウンスされていましたね。

 


吉田晴登選手(徳島大学)

【明治神宮外苑クリテリウム グループ2A 12位】
吉田晴登選手 blog「よしぼしのチャリクラ生活」へのリンク
※新しいtabで開きます
イベントのような雰囲気の中スタート!(吉田選手blogより表現一部引用)
レース終盤、集団の中を走る吉田晴登選手(写真右から2番目)

事前の様子からレース中や終了後の反省、学連に関する考察など興味深く読ませていただきました。


 

宮本秋哉選手(駒澤大学)

駒澤大学自転車部練習記
「神宮外苑クリテリウム グループ1 DNF 宮本」
へのリンク
※新しいtabで開きます
レース序盤の宮本選手(写真右側)
レースを終えて、4年間を共に過ごした佐藤寛朗選手(写真左側)と。

 


 

 


(Photo&編集:Fumihro Fukai )

明治神宮外苑クリテ2023【西村行生選手:慶應義塾大学】

【全日本学生RCS最終戦・第17回明治神宮外苑大学クリテリウム選手レポート特集】
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選手レポート①
GROUP1 大学対抗クラス優勝:西村行生選手(慶應義塾大学)

スプリントを制しフィニッシュを迎える西村選手

Q:優勝おめでとうございます!
レース前の気持ちや準備したことがあったら教えてください。

西村選手:一昨年はチームメイトの川野が優勝、昨年は学校対抗優勝ときていたので、今年はどちらも1位をとって完全優勝を目標にしていました。
山田がスプリント、佐藤と自分が逃げを狙うという大まかな作戦を立てていましたが、決めたのはそれだけで、状況に応じて臨機応変に動こうと話していました。

Q:レース展開やレース中に心がけたことはありましたか?
西村選手:前半から脚を使いすぎずに、中盤からの動きに乗っていくことを意識しました。
途中から慶應が2名になってしまったので、学校対抗順位をあげるには残った2名でスプリントを狙うのが必要だと考え、集団ゴールに備えました。最後から二番目のコーナー前でアタックしたのですが、本当にギリギリ前に出られました。

レース中盤。同チーム佐藤岳選手(前方ゼッケン5番)とともに。

Q:4月から西村さんは4年生ですね。大学最終学年の競技に向けた抱負などはありますか?
西村選手:もう半年したら夏になります。インカレに向けてよく考えながら練習していかないといけないと思っています。
今年こそはチームとしてインカレで活躍して、慶應強いな!と言われたいです。

Q:ちなみに西村さんはちょうど高校~大学生活を新型コロナに翻弄された世代だと思います。どんな感じで過ごされたのでしょうか?
西村選手:コロナウイルスの脅威が訪れたのは高3の春、大学自転車部での合宿中でした。(私は慶應義塾高校の自転車部に所属していて、毎年大学生の合宿に参加していました。)
合宿は突然中止になり、部活動も停止、大会も中止となり多くの選手が目標を失っていたと思います。
そんな中で私たちはビデオ通話を繋ぎながらzwiftでグループライドをしたり、ミーティングの回数を増やしたりと継続的にコミュニケーションをとり、試合再開に向けて準備ができていたのではないかと思います。また、大学の授業もほとんどオンラインに切り替わり、練習に割ける時間も増やせたと思うので、そこはプラスに捉えています。

Q:ありがとうございます。最後に、この場で伝えたいことなどがあったら教えてください。
西村選手:毎年ここ神宮外苑で走れることに感謝しています。たまたまレースを見て、自転車競技に興味を持ってくれる人が少しでもいたら嬉しく思います。

レースを終え、カメラに囲まれていた西村選手

西村選手は大学生活の多くを新型コロナに翻弄された世代です。いろいろな苦労をされたと思いますが、ようやくそれが実ったようです。まずは本レース優勝おめでとうございます。

(Photo&編集:Fumihro Fukai )

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2022RCS第5戦 白馬クリテリウムラウンド

2022年7月30~31日に開催された白馬クリテリムラウンド。
地元皆様のご協力をいただき第16回目を迎えた本レースは長野県白馬村飯森ゲレンデ付近、普段は静かな田園地域1.6キロを周回するレースです。
今回は約200名の選手がエントリー。各日とも7レースが開催されました。特にClass3はインカレロード出場権を獲得できる最後のチャンスとなるため毎年多くの選手が参加、今年も4組、約140名による激戦となりました。

レース後、たくさんの選手からレースレポートが公開されています。掲載に賛同いただいた選手の記事を紹介します。


レースレポート

中島渉選手(立教大学)

Class1で2日間とも優勝、RCSチャンピオンの座を獲得した中島選手。書下ろしでレースレポートをいただきました。
<白馬クリテ2022レポート(中島渉選手)>
※新しいtabで開きます
2日目レース中盤。集団先頭を走る中島選手

選手が公開しているレースレポート

続いて選手ご自身が公開しているblogやnoteを紹介します。
学連サイトでの公開を意識して書かれたわけでなく、周囲の友人や部員たちに向けた内容でありますことをご承知おきください。

宮本秋哉選手(駒澤大学)

<灼熱の白馬クリテ クラス1>駒澤大学自転車部練習記より
※新しいtabで開きます
2日目レース序盤の宮本選手(写真先頭)

佐藤岳選手(慶應義塾大学)

<白馬2日目 クラス1昇格>
慶應義塾大学自転車競技部BLOGより
※新しいtabで開きます
チームメンバーと。

大阪産業大学

11名の選手が出場。2選手のレポートを紹介します。

レースを終えて

福田博紀選手

<白馬クリテリウム>福田選手noteより
※新しいtabで開きます
2日目 第一レース開始前に。

副島達海選手

<RCS 第5戦 白馬クリテリウムラウンド レースレポート>
副島選手noteより ※新しいtabで開きます
愛車とともに。 写真提供:副島選手

檜村奏太選手(新潟食料農業大学)

<ひっさびさにレースレポートでも書いてみる>
檜村選手noteより ※新しいtabで開きます

ウェア姿が檜村選手

2日目Class3Cは上記2選手レポート通り副島選手と檜村選手の逃げが決まり、副島選手が勝負を制しています。彼らがレース中にどんなことを考えていたのか、二人のレポートを読むとよくわかります。

2日目Class3Cはスプリント勝負を仕掛けた副島選手の勝利となった。

稲田雄星選手(愛知大学)

<白馬ラウンド2Days>
稲田選手noteより ※新しいtabで開きます

2日目Class3C出走前に。

稲田選手も2日目Class3C出走です。


近畿大学は自転車競技選手会よりサイトurlを紹介いただきました。出場選手レポートは下記リンクよりご覧ください。

近畿大学

坊紳選手
頓宮康生選手
檜井誉樹選手
綿本 隼人選手(2022.8.12追記)

 

<【レース報告】全日本学生RCS第5戦 第16回 白馬クリテリウムラウンド>近畿大学自転車競技選手会サイト
※新しいtabで開きます
写真提供:近畿大学自転車競技選手会

信州大学

辻本青矢選手
<白馬クリテ 〜クラス1へ〜>信州大学自転車競技部ブログより
※新しいtabで開きます
井上智巴選手
<白馬クリテリウム 〜愛するわたるに花束を〜>
信州大学自転車競技部ブログより
※新しいtabで開きます


白馬レース写真集

当日のレース模様について、学連選手・OBさんが撮影し公開しているWebアルバムを紹介します。 ※ツイートが新しいtabで開きます
写真集1 ちんちくりん。さん(ツイートへ)
写真集2 WARAFUJIさん(ツイートへ)
写真集3 Kazuki Okuyamaさん(ツイートへ)
当日、レース撮影していたWARAFUJIさんとちんちくりん。さん

 


<編集後記>
地元の全面的なご協力を得ながら開催されている本レース。個人的には当地に通うようになって約10年。変わらない静かな光景が好きです。これからも末永く続けさせていただけますように。

昨今の社会情勢よりしばらく更新が滞っていました。状況を見ながら少しずつ再開させていきたいと思います。
(編集者:Fumihiro Fukai)

 

白馬クリテ2022レポート(中島渉選手)

中島渉選手にレース振り返りをお願いしました。
(本記事は「2022RCS第5戦 白馬クリテリウムラウンド」の一部です)

1日目レース中盤。通い慣れた白馬の地を再び駆ける中島選手

Q:2日間連続の優勝とRCSチャンピオン獲得おめでとうございます。レース前の気持ちや準備したことを教えてください。
中島選手:白馬には小学生の頃からMTBの全国大会や合宿でよく訪れていた地でもあり、「今年も勝負の夏がきた!」と思い出させてくれる場所でもあります。
昨年のクラス2とクラス1優勝もあり連勝続きであったため、今年もその記録を更新しようと気持ちで出場しました。また、インカレ前の最後のロードレースということで、現在の自分のコンディションの確認のためにも参加しました。

ポイントレース形式の1日目 表彰式

Q:レース展開やレース中に心がけていたのはどんなことだったでしょう。
中島選手:クリテリウムということでレース時間も短いため、とにかく出し惜しみせず全力で走ることを意識しました。もちろん勝つことを大前提には置いていますが、インカレに向けての高強度の練習も兼ね、自分から積極的にアタックしたりとレースの主導権を握る走りをしたいと思って臨みました。また、レース経験の少ない自分にとっては、同じレベルの選手と走る事によって自分の勝ち方を見つけることのできるいいチャンスだとも思っています!

ロードレース形式の2日目 表彰式

Q:学連ではこれからもレースが続きます。どのように臨みますか?
中島選手:9月にはインカレがあり、学生にとって1番大きい大会が待っています。ロード競技では1番高いところに立つことが今年の目標です。その目標に見合った実力をつけられるよう、残り1ヶ月全身全霊で練習に励みたいと思っています。また、今回の白馬2連戦を得て、RCSのリーダージャージに袖を通すことができました。今年はどこまでキープすることができるか分かりませんが、もう一度最終戦である神宮外苑クリテリウムでジャージを着用し、レースに臨めたらと思っております。

2日間の連続優勝によりRCSチャンピオンを獲得。この座を守りたい。

Q:中島選手は学連以外のレースにも積極的ですね。そちらの展望についても教えてください。
中島選手:JPTの後半戦も残っておりますし、本職であるMTB(マウンテンバイク)とCX(シクロクロス)等のレースが待ち構えています。昨年は手首の骨折により思うような成績を残すことが出来ませんでした。今年こそは全日本選手権で日の丸ジャージに袖を通せるよう、残り少ない時間を無駄にせず頑張っていきたいと思います。

レースを終えてチームメンバーと。

翌週の学生選手権オムニアム準備でお忙しいところ、レポートありがとうございました。
(Photo&編集:Fumihro Fukai )

2019年度TRSと優勝選手

2020年3月22日、今年度最後のトラックレースとなるTRS第6戦が神奈川県・小田原競輪場にて開催され、TRS順位が確定しました。
※2019年度TRSランキングはこちら

TRS(Track Race Series)は各年度のTRSポイントレースで獲得した累積点数により優勝選手を決定するルールとなっています。
ここ数年のTRSは主に伊豆ベロドロームで開催されていましたが、2019年度はオリンピック準備のためベロドロームが利用できず伊豆CSC400m屋外トラックから境川、西武園、小田原競輪場と場所を変えながらの開催となりました。
※TRS第6戦では女子ポイントレースが開催されなかったため、女子の順位は第5戦で確定しています。

伊豆CSC400m屋外トラックで開催されたTRS第1戦ポイントレース(2019年4月)

今回、男子と女子それぞれのTRS優勝選手からコメントをもらいましたので写真とあわせ紹介します。

学連トラックレースシリーズ詳細は以下記事をご覧ください。
http://jicf.info/officials/jicf_trs


■女子優勝選手 池上あかり選手(早稲田大学)

Q:TRS優勝おめでとうございます。1年生の池上さんは今年度が初めての学連レースだったと思いますが、どんなシーズンだったでしょうか。

池上さん:
一番印象に残っているのはインカレです。マディソン、オムニアム、三キロ、チームスプリント、ロードレースと5種目出場する大会は初めてだったのでとてもハードでした。思うよりいい結果とはなりませんでしたが、今年は自転車の大会って楽しいな、と感じることができた1年でした。

インカレロードレース中盤、福田咲絵選手(慶應義塾大学)とともに先頭を走る池上選手

また、大学生活に全く慣れることが出来ず、実家って本当にいい環境だったんだなと改めて感じました。当たり前にあったご飯や洗濯物がたたんであることも当たり前じゃないと痛感しました。ありがとう、お母さん。って感じです。面と向かっては言えませんが…


Q:ありがとうございます。来年度の活躍もお祈りしています。
さて、ちょっとレースの話題からそれて仲の良い学連選手がいたら教えていただけるでしょうか。

池上さん:
学連で仲のいい選手は小口かなえ選手です。
初めて自転車競技を体験した中学三年からの知り合いで、自分の中では友達だと思っています!

では小口さんにも池上さんの印象や今年度の振り返りをお願いしてみますね。
※小口さんはTRS第2位の座を獲得しています。


■小口加奈絵選手(日本体育大学)

Q:池上さんから仲の良い選手として小口さんを紹介いただきました。小口さんから見た池上さんの印象など教えていただけますか。

小口さん
あかりと初めて会ったのは中学3年生の時のガールズサマーキャンプでした。同じグループの数少ない同級生で、すぐに打ち解けたのを覚えています。 大会の会場で会えば永遠と話しています。お互いお喋りだからだと思います(笑) また、自分の今まで出会ってきた人の中で1番変わってると思います(笑)なので一緒にいて飽きないので楽しいです。
また、いつも練習してないって言ってとても強いので、レース前の彼女の言葉は信じないようにしてます。

2020年2月、外苑クリテリウム出走中の小口選手

Q:最後に、お二人から来年度の抱負をお願いします。

池上さん
来年は色々な問題があり、大会が開催されるか分からないことがあるかもしれませんが、去年よりいい成績になるようにしたいです。 大学生活の中で一回は必ずインカレの場で親に花束を渡したいと思っているので、来年度も頑張ります。

小泉夢菜選手(写真左側)とともに出場、第3位となった女子マディソン

小口さん
今年度はあまりパッとした結果が出なかったので、来年度は1つでも表彰台に上がれるように頑張りたいと思います。

お二方ともご協力ありがとうございました!


男子はTRS優勝の安彦統賀選手にコメントをお願いしました。

■男子TRS優勝 安彦統賀選手(日本体育大学)

TRS第1戦 ポイントレース出走中の安彦選手

2019年は自分にとって悔しい1年でした。

個人・チームにとってインカレ総合優勝は目標です。 個人としても2年連続で2位と心が折れそうでしたが、最後の1年間インカレ総合優勝に貢献できるように頑張っていきます。

インカレでトラック首位、総合2位を獲得した日本体育大学表彰メンバー。安彦選手としても来年度こそは個人、チームとも優勝を目指したいと語る。

コメントありがとうございました。
来年度はいよいよ4年生。安彦さんと貴チーム活躍をお祈りしています。


Photo & 編集 深井文浩

RCS最終戦 第14回 明治神宮外苑クリテリウム

2020年2月23日、今年も東京都 明治神宮外苑周回コースにてRCS最終戦となる外苑クリテリウムが開催されました。

2月開催、というと積雪で中止となった2014年を思い出すのですが、当日は2月とは思えない暖かさ。会場の河津桜は満開を過ぎて葉桜になっていました。
日本最古級の舗装道路(1926年竣工)として保存されてきたスタート/フィニッシュ地点の路面は、オリンピックを前にインターロッキングブロックに代わっていました。今年と去年のスタートシーンを見比べると路面の違いがよくわかります。

今回(2020年2月)の路面
第13回(2019年3月)の路面

さてレース模様の方、今回も各クラスで優勝した学連登録選手からメッセージをもらいました。
今年の海外招待選手はオランダ アムステルダム大学チーム。メンバーをアテンドした早稲田大学 小野豪太さんにお願いし、Floris Jan van den Berge選手からコメントをもらいましたのであわせて紹介します。


優勝選手(学連登録選手)紹介

■グループ3A

優勝:塩島 嵩一朗選手(明治大学)コメント
大学に入り短距離に転向したので、ロードを走る機会が少なく一年ぶりのロードレースでしたが、楽しく走ることができて良かったです。

<編集者より補足>
塩島さんはご存じのとおりトラック競技ではインカレはじめ各レースで上位常連選手です。

2019年インカレ ケイリンで表彰台に立つ塩島選手。同インカレではTSPも明治大学チームとして2位入賞している。

■グループ3B

優勝:松本輝選手(作新学院大学)コメント
6キロという短い距離で、2つのRがキツイコーナーを如何に前で立ち上がれるかで勝負が決まると試走の時に感じ、しっかりとレース本番で毎コーナー前で立ち上がれたので脚を残すことができ勝つことが出来ました。更に今年に入ってから毎レース事にチームメイトがクラス昇格をしていて、チームの雰囲気が良かった事も勝てた理由の1つだと思います。
来シーズンよりクラス2なので、更に気合いを入れて練習したいと思います。


■グループ3C

優勝:新垣慶晃選手(鹿屋体育大学)コメント
今回のレースはゴールスプリントに賭けていたので、集団の人数を絞る為にもローテーションを促しながら前々で走ることを心がけました。
最終コーナーは3番手以内で回ろうと決めていましたが、2番手で回ることができそこからのスプリントも「これはかかってる!」という感覚があったので自信を持ってもがききることができました。
今後はスプリンターの脚質を生かして、ロード競技だけでなくトラック競技にも挑戦していきたいと思っています!


■マスターズクリテリウム

優勝:半澤雄高選手(Roppongi Express)


■グループ2A

優勝:中村圭佑選手(鹿屋体育大学)コメント
単騎で挑むことになったのでレース中は冷静に展開を見て、とにかく前々で位置取りをして足を使わないようにして走りました。なるべく逃げを作らないように意識して最終コーナーを過ぎたら1人で行こうと決めていました。今年の神宮のコースは最終コーナーのレイアウトが変わりこのコーナーがポイントになると思っていました。
昨年と比べて路面が綺麗になったこともあり神宮のストレートの距離なら踏み切れると思ったので先行が有利だと考えました。自分の作戦が上手くはまり優勝する事が出来て良かったです。
今シーズン良いスタートが切れたと思うのでこの調子で頑張っていきます。


■グループ2B

優勝:大町健斗選手(Team Eurasia – iRCTIRE)


■女子

優勝:中村愛花選手(日本体育大学)コメント
神宮クリテリウム2連覇することができ、素直に嬉しく感じています。
レースでは、後輩の小口の積極的な走りもあり、落ち着いて周回を重ねることができました。最終コーナーを3番手でクリアしスプリントできたことが大きな勝因だと思います。

積極的な走りを見せてくれた小口選手とともに。

これから長いシーズンが始まりますが、学生生活最後の年なのでこの調子で突っ走っていこうと思います。

レースを終えて監督・チームメンバーと。

■グループ1

優勝:篠田幸希選手(日本体育大学)コメント
今年で自分にとっての3回目のチャレンジとなりました。一昨年、去年と悔しい思いをしてきたので今度こそは勝つと決めていたので勝つことができて本当に嬉しいです。
レースでは川田選手が逃げのチェック、安彦選手は引き上げ、自分はゴールスプリントといったオーダーで走りました。最初は川田選手がチーム戦が初めてということもありどこまで走れるかが心配でしたがとても頼もしい積極的な走りをしてくれたので大きな逃げを許すことなくレースを進めることができました。
そして安彦選手も集団内での引き上げといった重要な仕事をしてくれたおかげで今回のレース勝つことができました。
完璧な走りをしてくれた仲間、そして応援をしてくれたチームメイト、監督に心から感謝です。今回の勝利は日体大みんなで勝ち取った勝利だと思っています。


■大学対抗総合優勝

日本体育大学(篠田幸希選手、安彦統賀選手、 川田真也選手)

安彦統賀選手コメント
今回のレースの勝因は日体大がチームとして完璧に動けていたからだと思います。
各大学3人と言う少ない数で勝つためには味方を信頼することが必要で、普段のレースでの動き、練習態度などトータルでみて最適なメンバーを決め役割分担をしました。
今回はオーダー通り川田が序盤から逃げをチェックし素晴らしい動きで自分と篠田の脚を温存することができました。1年生ながら終盤まで1人で前の動きに対応できていて後ろから見ていてとても頼もしかったです。

篠田選手のトップを確かめガッツポーズでフィニッシュする安彦選手

自分は、川田のおかげで脚を温存できたので最終コーナーをゴールと思って踏み込みました。普段のRCSや練習でも篠田の爆発力は凄いですし、安心して前に踏み上げることができました。篠田も勝ち切るとこは流石だと思います。
シーズンはまだまだこれからですが、オフシーズンのトレーニングで日体大は確実に成長しております。ここから4月の学生選手権に向けてさらに気持ちをいれチーム目標であるインカレ総合優勝に向けて全力で突き進んでいきます。


■RCS総合優勝

鈴木浩太選手(明星大学)コメント
あたたかいご声援ありがとうございました!
最終戦にはRCSリーダー奪還を目標に挑みました。一緒に出走した佐藤兄弟にアシストしてもらい最後まで足を残して走ることができたことでポイント差を逆転しRCSチャンピオンになることができ嬉しいです。ですが、惜しくも勝てず悔しいです。
シリーズ初戦から2連勝した時はこのまま最終戦までキープしていこうと思いました。

レース序盤、Tom Wijfje選手(アムステルダム大学)とともに先頭を走る鈴木選手

風間君との差がほとんど広がらず、11月の袋井クリテリウムで逆転されてしまった時に最終戦まで勝負しようと言ってくれた風間君の存在は大きかったです。植益君も一緒にランキング争いをしてきました。この2人はよき友でありよきライバルでした!ありがとう!

よき友でありよきライバル、と鈴木選手が語る2人とともに。

監督、チームメイトにはとても感謝しております。他にも多くの方々に支えられて成長してきました。いつもありがとうございます。今後も競技を続けていきますので引き続き応援よろしくお願いします!

レースを終えて監督・チームメンバーと

■海外招待チーム:アムステル大学

フローレス選手よりコメント
Mr.Floris Jan van den Berge:Universiteit van Amsterdam

My impression of cycling in Japan:
The criterium was something special! The crowd and atmosfeer were amazing, I have never experienced something like this before! I would never forget this race and hope to come back to race more races in Japan.
The level of the Japanese riders was quite similar to the races in the Netherlands.But the Japanse riders have more sprint capacities then us, this made the race sometimes hard for us, especially after corners.
In comparison to the criteriums in the Netherlands, this criterium was very short.Although I am better at longer races, this was an nice criterium.
I think that we, Amsterdam University Team, showed ourself many times in the front of the race.
I hope to come back sometime for more races in Japan!

レース中盤、集団の中ほどを走るフローレス選手(写真中央)

<日本語訳>
日本でのサイクリングの印象:
クリテリウムは特別なものでした! 観客と雰囲気がすばらしかったです。私は前にこのようなレースを経験したことがありませんでした。私はこのレースを決して忘れませんし、日本でのレースをまた戻って来て楽しみたいです。
日本のライダーのレベルはオランダのレースと非常に似ていましたが、日本のライダーは私たちよりもスプリント能力を持っているため、特にコーナーの立ち上がりが私たちにとって難しかったです。
オランダのレースと比較して、このクリテリウムは非常に短かったです。私は長いレースは得意ですが、これは素晴らしいクリテリウムでした。
アムステルダム大学チームは、レースの集団前方でで何度も魅せるレースが出来たと思います。
私はいつか日本でのレースに戻ってきたいと思っています!

訳:小野豪太さん(早稲田大学)

海外チームアテンダントの小野豪太さん、廣木知華さんと。

今回、海外チームアテンダントをされた小野豪太さん(早稲田大学)からもコメントをもらいました。

小野豪太さん コメント
今回オランダチームのアテンドを担当してとても良い6日間を過ごすことができました。伊豆や館山などの自然豊かな地域を走り、東京の伝統的な観光スポットに案内することが出来ました。
またオランダにおける自転車の魅力や日本とは違った自転車における文化などを知ることが出来ました。またアムステルダム大学チームが来日した際はさらなる健闘を期待します。


<編集後記>
絵画館前の路面について、土木遺産として旧舗装の一部が残されている、と聞いたのですが私自身は当日発見できませんでした。
本レースのコミッセール 大島環様がSNSに投稿されていたのでお許しを得て紹介します。

写真提供:大島環様

編集&photo:深井文浩

 

RCS第8戦 浮城のまち行田ラウンド&東京六大学対抗ロード

11月24日、埼玉県行田市にてRCS第8戦&東京六大学対抗ロード大会が開催されました。
前日の会場準備は終日冷たい雨となり当日の天候も心配されましたが、関係者の願いが通じたのかレース開始に合わせたように急速に回復していってくれました。

今回、六大学ロード&各クラス優勝選手からコメントをもらいましたので大会の模様と共にお知らせします。

※レース写真は大会特設facebookページ(こちら)よりご覧ください。

地元の方々のご理解とご協力をいただき開催されているレース
毎年、レース外でも様々な催し物があるのも本大会の特徴です。今年も地元実行委員の皆様により豚汁がふるまわれ、多くの選手、観客のみなさま、関係者がおいしくいただきました。

写真上段:地元実行委員の皆様 写真下段:豚汁を楽しむ選手たち

■Class3A
第1位 藤本遥翔選手(東海大学)※Class2昇格
第2位 中村吉伸選手(日本大学)※Class2昇格
第3位 上原雅主選手(山梨学院大学)

Class3A表彰式。写真左は大会来賓の埼玉県議会議員 柿沼貴志様

藤本遥翔選手コメント
やっとクラス2に昇格できてとても嬉しくかつホッとしています。自分は4周目で逃げることがレースの作戦でしたので実際に作戦通りにいき自分ではとても良い勝ち方だったかなと思います。自分は毎回毎回勝負所で踏み負ける部分が多く何回も昇格できない悔しさがあったからこそメンタル負けせず逃げ切ることができたと思っています。あとはチームメイト,両親などの応援のおかげで逃げているときのチカラになったのでとても感謝しています。
これからクラス2で頑張っていきたいと思います。応援してくださった方ありがとうございました!

女子クラスもClass3Aと同時開催され、2選手が参加しました。
第1位 中川由理選手(日本大学)
第2位 阿部花梨選手(順天堂大学)

女子クラス表彰。写真左は大会来賓の埼玉県議会議員 柿沼貴志様

■Class3B
第1位 沢野大地選手(作新学院大学)※Class2昇格
第2位 角宗哉選手(日本大学)※Class2昇格
第3位 新垣慶晃選手(鹿屋体育大学)

Class3B表彰

沢野大地選手コメント
今回のレースはコーナーの減速を抑えて他の選手と差をつける走りが良い結果に繋がったと思います。クラスも上がったので今後のレースも頑張っていきたいと思います!

(編集者より)
沢野選手のレース詳細レポートがご自身のfacebookにUPされています。沢野さんの許可を得てリンク(こちら)を記載します。


■Class3C
第1位 長崎優祐選手(大阪経済大学)※Class2昇格
第2位 依田淳之介選手(東京大学)※Class2昇格
第3位 長谷川大選手(学習院大学)

Class3C表彰

長崎優祐選手コメント
今回のレースは雨上がりでウェットコンディションでしたが、コーナーに自信があったので自分にとってアドバンテージになりました。
この行田クリテリウムは去年初めて入賞できた縁起の良いレースで、今回も昇格を目標に走っていました。
序盤はクリテリウムらしく活発なレース展開で集団後ろではインターバルがキツかったので、コーナーごとに前へと位置を上げました。最終周回に逃げを吸収して、理想的な順位でゴールスプリント体勢に入り、ラスト200m力を出し切りスプリントを制す事が出来ました!
最後に、大会運営の皆様、応援して下さった皆様、ありがとうございました!


■Class2A
第1位 久保田寛栄選手(朝日大学)※Class1昇格
第2位 中西啓選手(法政大学)
第3位 坂野匠選手(東京大学)

Class2A表彰

久保田寛栄選手コメント
今回のレースでは前回あった袋井ラウンドで2位と言う悔しい結果だったので、行田クリテリウムでなんとしてもクラス1に上がりたかったので、スタート前から優勝を狙ってました。実際レースを走り、他の大学が何度かアタックをしてるなか、自分はあまり先頭にでず脚を使わないように走り、残り二周の時にはスプリントができる位置まで先頭の方に上がって、最後のゴールスプリントでは残り300mを切って自分から仕掛けそのまま一着でゴールできたのでとても嬉しかったです。来年からはクラス1で走るので、今回のレースみたいな展開を作れるようにこの冬場の練習を頑張っていきたいと思います。

大会を終えてチームメンバーと。

■Class2B
第1位 青木拓穂選手(明治大学)※Class1昇格
第2位 円谷義誠選手(日本大学)
第3位 重田恵杜選手(順天堂大学)

Class2B表彰。写真左は大会来賓の埼玉県議会議員 柿沼貴志様

青木拓穂選手コメント
今年度で初めて出場するロードレースであったため、スタートするまでは非常に緊張しました。しかし、周回を重ねるごとに路面やコーナー、風向きの処理に慣れ、常に集団前方で余裕を持って走ることができました。
ここ最近の練習からスプリントに自信があったため、逃げや集団の小規模化を狙いアタックをする選手に対してマークすることを考えて走りました。
最終コーナーでは3番手を位置取ることができ、最高のスプリントができました。
レース後半になって決定的な逃げが決まらないよう、冷静に集団を処理し、パワーメーターを見て身の丈にあった走りが出来たことが今回の勝因だと思います。
今後はクラス1として、よりハイレベルな走りが求められるので気を引き締めて行きたいです。

大会を終えてチームメンバーと。

■Class1
第1位 安彦統賀選手(日本体育大学)
第2位 大町健斗選手(Team Eurasia-IRC tire)
第3位 佐藤健選手(日本大学)

Class1表彰。写真左は地元総務委員として毎年の大会を力強くサポート頂いている田口英樹様

安彦統賀選手コメント
昨年の行田クリテリウムでクラス1に昇格して同じ場所でまた地元で勝てたことを嬉しく思います。
今年はRCSにあまり出場しておらずクラス1残留のため表彰台に上がることを目標に走りました。今回の勝利は展開と關根が最終コーナーを先頭で入ってくれたおかげです。
また、クラス1のレースにIRCチームの選手がオープン参加するとのことで同期の大町と花田に久しぶりに会うことができ、一緒に走ることができて嬉しかったです。
特に単独で逃げていた大町はとても強かったです。

レース序盤から中盤にかけ、単独での果敢な逃げをみせてくれた大町選手(Team Eurasia-IRC tire)

これから幸手、川島と地元で素晴らしいクリテリウムレースが行われますのでぜひ皆様参加して下さい。

(編集者より)
安彦さんによれば「今回の勝利は・・・關根が最終コーナーを先頭で入ってくれたおかげです。」
とのことで、同チーム關根論容選手にもその時の状況やレースの振り返りをもらいました。

關根論容選手コメント
最終周回に残っていたメンバーをみて瞬時に自分に勝機はないと確信して、せめて日体大の誰かを表彰台へあげたいと思いました。展開、位置取りで安彦が良い位置にいたので、最終コーナーを抜けるまで先頭でコントロールしました。

ロードレースが苦手でいつも控えめな走りしか出来なかったのですが、今回のレースはトラックレースのように積極的に走ることにチャレンジしてみました。結果はまだまだですが、今後のレースに活かせる内容を作ることが出来たので、トラックとロードの両立を成功させるように頑張ります!

安彦選手の優勝を確認し、拍手しながらフィニッシュする關根選手
大会を終えてチームメンバーと。

■東京六大学対抗ロード
第1位 宇佐美颯基選手(明治大学)
第2位 渡邉慶太選手(明治大学)
第3位 風間竜太選手(法政大学)

東京六大学対抗ロード個人表彰

宇佐美颯基選手コメント
六大学対抗なので、今大会の一番の目標は明治大学の総合優勝。そのため先輩方と対早稲田を考えたチームプランをレース前に話し合って決めていました。そして密かに個人優勝をちょっとだけ狙っていました。

レース序盤の宇佐美選手

僕自身スプリントが得意ではないのでどんどんアタックをかけて前々で展開してポイントを取れたら良いなと思っていましたし、コース自体も90度コーナーの連続で中切れ祭り状態だったので前にいて良かったなと思いました。
それに加えて同期の白尾とも一緒に逃げることもでき楽しかったです。
しかし最後のゴールスプリントでは花田さんのリードアウト後、トラックメインの渡邊さんや風間には敵わずスプリント力の無さを痛感しました。

レース後半は明治大学4選手+法政大学風間選手による集団リードが続いた

チーム的にはどこの大学よりも連携が取れていてチーム戦の楽しさも分かりましたし、クリテリウムは大磯クリテなどにも出た甲斐もありコツを掴めてきたので、来シーズンはRCSのクリテにもたくさん挑戦していきたいです。
又、僕自身夏のシーズン中は調子が良くなくあまり結果を残せていなかったので今シーズン最後に1位を取ることができて良かったです。
六大学対抗ロードの明治大学の優勝は7年ぶりだそうでとても嬉しいです。
ありがとうございました。

六大学対抗ロード総合表彰。明治大学優勝は7年ぶりの由

 


■ウィーラースクール行田の開催

今回は学連レースとしても初めての試みとして、ウィーラースクール行田(自転車教室)が開催されました。
午前と午後の2回、近隣の小学生を対象に「安全に楽しく乗る」スキルについて実体験を通して学ぶ機会となりました。
開催趣旨等はこちら

路面に置かれたコーンの間を走る実技練習中の子どもたち

鹿屋体育大学自転車競技部に所属する道見優太選手は4,5歳の頃から小学校6年まで本スクールにお世話になっていたとのことです。午後の部では道見選手がゲスト参加し、子どもたちが作った難コースに挑戦。子どもたちの見守るなかでコースクリアに苦労していた様子です。

子どもたちの作ったコース攻略に挑戦する道見選手。 ※写真の一部を加工しています。

<編集後記>
地元のみなさまのご理解とご協力により今年で9回目を迎えられた本レース、来年はいよいよ10周年ということで、さらに様々な試みがなされそうです。個人的にも楽しみにしています。

Photo & 編集:深井文浩

RCS第7戦 東海道どまんなか袋井ラウンド(学連選手編)

11月4日(月・祝)静岡県袋井市エコパにて開催されたRCS第7戦袋井ラウンド。
今年で2回目となる本レースには139名がエントリー。100名弱だった去年に比べ参加校も増え、エコパアリーナ内で開催されていた陸上大会とも相まってたいへんにぎやかな雰囲気となりました。
レポート後編では学連レース優勝選手のコメントを写真と共に紹介します。

エコパアリーナを中心に小笠山運動公園内を周回する1周4キロのコース

クラス1優勝 風間翔眞選手(東北学院大学)
コメント

今回大学4年で初めて袋井クリテリウムに参戦してみました。
これまでのレースでRCSランキング2位になっていたので今回の大会でリーダージャージを着ようと考えていました。コースを試走して危険な箇所、コーナーの角度、路面の具合、アタックポイントなどを確認しアップ中にイメージトレーニングをしていました。
今回、マトリックスパワータグの佐野淳哉選手がオープンで参加していたので激しいレース展開になっていくだろうと予想し、今回のレースに挑みました。
スタート直後に僕を含む数名の選手が前に出ましたが、他大学の選手はエースの為にアタックを潰しに来たため上手くローテーションをしてくれませんでした。しかし、その逃げ集団に佐野淳哉選手が追いつき、そのまま先頭に出たのでチャンスだと思いペースを上げました。結果、その判断が逃げに繋がりそのままゴールする事が出来ました。

開始13分後。すでに二人の逃げが始まっている。

リーダージャージを着ていた明星大学の鈴木君にスプリントで勝つことは難しいと今までのレースでわかっていたので「逃げて勝つ」これが1番の解決策だと思っていました。上手く決めることが出来て本当に良かったです。残りの周回はペースで走り、ゴールスプリントで運良くまくり優勝する事が出来ました。プロで活躍されている選手と共に逃げることができ、大変貴重な経験をさせてもらうことができました。

時間がたつにつれ、二人と集団との差はさらに広がっていった。
先頭の約1分後に通過するメイン集団。

終始楽しいレースだったので嬉しかったです。
まだRCSは続くのでリーダージャージを神宮まで守れるように一戦一戦を楽しく走りたいと思います。
応援してくださったみなさま、本当にありがとうございました!

 

今回レースでRCSリーダーは風間選手が獲得。ラグビー日本vsアイルランド戦で一躍有名になったエコパアリーナ内にて撮影。

クラス2優勝 鴨下拓弥選手(日本体育大学)
コメント

今回のレースはクリテリウムという名前ではありましたが、実際は登り下りが目立つコースで平坦を得意とする自分にとって苦戦を強いられるレースとなりました。終始動きが活発なレース展開でなかなか集団を自分のペースにすることが出来ませんでしたが、チームメイトの松原との連携がうまく行き最終的に得意なスプリントに持ち込むことが出来ました。

「クリテリウムではあるが上り下りが目立つ」と鴨下選手が語るコース

今年は思うように走れていなく、不安がつきまとっていましたが目標であったクラス1に昇格を達成できホッとしています。
クラス1のレースでも臆する事無く真っ向勝負で走っていきたいと思います。
最後に、大会役員の皆様をはじめ関係者の皆様、大会運営お疲れ様でした。そして、ありがとうございました。 


クラス3A優勝 嶋岡達貴選手(朝日大学)
コメント

レース前半ではなかなか逃げが決まらず苦しい展開だったけど、残り3週で逃げが決まって自分に有利な展開に持っていくことができ、勝つことができたのでよかったです。

 


クラス3B優勝 川田真也選手(日本体育大学)
コメント

今回のレースでは、逃げを目標にしていましたが、毎周回スプリントでのポイントとなってしまいました。レース展開でも、消極的になってしまっていた部分もあるので、今後のRCSでは積極的に逃げに挑戦していきたいと思います。

レースを終えて出走メンバーと。

<編集後記>
本レース開催にあたっては袋井市、静岡県車連、地元ボランティア皆様の多大なるご協力はじめ、当日陸上大会の関係者にもご理解を頂きスムーズな運営ができました。ありがとうございました。

RCS第7戦 東海道どまんなか袋井ラウンド(ジュニア選手編)
はこちら

photo & 編集 深井文浩