第38回 全日本学生選手権個人ロードレース大会女子優勝 石田 唯選手(早稲田大学)のレースレポートを紹介します。
初めての個人戦ロード。初めて走るコースということで少し不安もあったが、順調に練習を積めてきていたのでワクワクしながらレースに臨む事ができた。
木祖村のコースはテクニカルなコーナーが多いため、逃げが有利なコースだと感じていた。今回のレースは出走人数が少なく、自分から積極的にレースを動かすつもりでスタートした。
2周目の登り区間で後輩のこころちゃんがペースをあげてくれたので、私も一緒にペースを上げると2人で抜け出すことができた。
集団とのタイム差を気にしながら2人で淡々と距離を消化し、3周目の登りで我慢できずにアタックをかけ、独走に持ち込んだ。その後再びこころちゃんに追いつかれ、少し焦る場面もあったが冷静に登りでもう一度仕掛け、その後独走でゴールまで走り切る事ができた。
ここまでの練習の成果を確認できたこと、そして自分の思い描いていたレース展開で勝てたことはとても良かったと思う。
次は全日本選手権。これまでとは違う、特別な思いで臨む大切な一戦。ベストパフォーマンスが出せるように、残りの時間を大切に過ごしたい。
Photo&編集 Fumihiro Fukai