【みどころ】第57回全日本学生選手権トラック自転車競技大会

今年、80周年を迎える日本学生自転車競技連盟は平成28年7月2・3日(土日)に第57回全日本学生選手権トラック自転車競技大会を開催いたします。

大会概要ページ:http://jicf.info/2998/
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会場となる長野県松本市美鈴湖自転車競技場(333.33m) 【会場情報はこちら】は昨年度、インカレのトラック種目の会場となった標高1100mの高地にある競技場です。

個人種目のみトラック競技大会
競技はタイムトライアル系の競技種目とレース系の競技種目に分かれます。 団体種目となるチームパーシュートや、チームスプリントは行わず、インカレ種目にはないマディソンや、全日本選手権トラックの種目にはない2人乗り自転車を使用して競走をするタンデムスプリントなどがあります。

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会場となる長野県松本市美鈴湖自転車競技場(333.33m)は地元では「天空バンク」と呼ばれる標高1100mにある競技場

レース系種目はインカレのポイントレースでは各大学1名のみと出走人数に制限がありますが、学生選手権では複数の選手がエントリーできるため、戦略や展開がインカレとは違う楽しみがあることなどが学生選手権個人トラックレースの特徴となります。

男子 女子
スプリント スプリント
1kmTT 500mTT
4kmIP 3kmIP
ポイントレース ポイントレース
ケイリン
タンデム・スプリント
マディソン
スクラッチ

 

注目が予想される競技を3つ紹介します。

短距離選手の頂点を決める男子スプリント
昨年大会では、坂井洋選手(日大)が橋本瑠偉選手(明大)を破り、選手権大会初優勝を決めました。

昨年の学生選手権個人トラック男子スプリント決勝 坂井洋選手(日大)が初優勝 Photo by F.FUKAI
昨年の学生選手権個人トラック男子スプリント決勝 坂井洋選手(日大)が初優勝 Photo by F.FUKAI

坂井選手、橋本選手だけでなく、この種目で高校時代から強さを発揮している野上竜太選手(鹿屋体育大)や、昨年本大会ケイリン優勝の曽我圭佑選手(明大)、学連登録選手たちから注目の呼び声が高い宮本隼輔選手(中央大学)など、これまでの短距離種目で結果を残している選手たちが一堂に会します。

爆発的なスプリント力だけでなく、いかに相手の動きを読む戦略もみどころとして挙げられます。

注目の新入生で激戦必至のポイントレース
小林泰正選手(日体大)は昨年度男子ポイントレースで圧倒的な強さで優勝し、全日本選手権オムニアムのポイントレースでも素晴らしい走りを見せ、ナショナルチャンピオンにも輝くなどこの種目で強さを発揮しています。

主将として精鋭日体大チームをまとめあげている小林泰正選手 Photo by F.FUKAI
昨年、学生選手権個人トラック・インカレのポイントレースで優勝を果たした小林泰正選手 Photo by F.FUKAI

今大会では昨年のJr世界選手権で日本人としては初めて世界選手権チャンピオンになった今村駿介選手(中央大)がエントリーしており、全日本選手権のポイントレースでも小林選手を破り優勝を果たしている注目の1年生です。

また昨年度TRSポイントランキングで総合1位を獲得した荒井佑太選手(法政大)や同2位の池邉聖選手(慶應義塾大)、昨年度高校インターハイで本種目二位入賞を果たした曽我部厚誠選手(京都産業大)、ロードで活躍する野本空選手(明治大学)や今年ロード・トラックともに成績を残している安田京介選手(京都産業大学)など激しい戦いが予想される種目です。

また女子は今シーズンから学連に登記し、各種目で圧倒的な力を見せつけている梶原悠未選手(筑波大)を筆頭に今年は高校時代にアジア大会や世界選手権のトラック競技で活躍した新入生が加入し、上級生たちとの争いに注目があつまります。

6月11日の学生選手権個人ロードでも優勝の梶原選手(筑波大) photo by F.FUKAI
6月11日の学生選手権個人ロードでも優勝の梶原選手(筑波大) photo by F.FUKAI

1kmTT、500mTTは学連新記録に期待
昨年度のインカレでは本大会開催地である松本市美鈴湖自転車競技場で行われ学連記録などが多くでました。競技場が比較的、高地にあることから、タイムトライアル種目の学連新記録に期待がかかります。

昨年度より各大会のスプリント・1kmTTで表彰台に立ってきた小原佑太選手(朝日大)にはその期待がかかります。
昨年度JICF男子トラック競技部門年間最優秀選手賞にも輝いたこともあり、今シーズンの初戦となったTRS第1戦では1kmTTで学連新記録を更新と今シーズンの調子も上げてきているようです。

また今年度西日本学生トラックで本種目優勝の相馬義宗選手(朝日大)も注目選手として挙げられます。また東日本学生選手権優勝の鈴木陸来選手(法政大)は今年度急激に調子を上げ、表彰台を狙います。

女子はアイススケートから転向し、昨年度本大会及びインカレで優勝を果たした清水知美選手(八戸学院大)が昨年度の記録からどこまでタイムを伸ばせるか、非常に注目されます。

スピードスケートから競技転向をして3年目を迎える清水選手(八戸学院) Photo by F.FUKAI
スピードスケートから競技転向をして3年目を迎える清水選手(八戸学院) Photo by F.FUKAI

その他にも今年からインカレ種目に採用になるスクラッチには、多くの注目選手がエントリーしております。
タンデムスプリント、マディソンといった2人1組で行われる個人種目も非常にみごたえがあり、多くの自転車競技のトラックレースを楽しめる競技大会となっております。

マディソン競技の選手交代シーン。この種目はインカレでは行われていない Photo by F.FUKAI
マディソン競技の選手交代シーン。この種目はインカレでは行われていない Photo by F.FUKAI
日本学生自転車競技連盟 
公式サイト:http://jicf.info/ 
特設情報サイト:http://jicf.info/officials/ 
大会概要ページ:http://jicf.info/2998/

また、競技速報Twitterにて、テキストLIVE配信を行う予定です。 
競技速報Twitter:https://twitter.com/jicf_jimukyoku