スクラッチ

ひとことでいうと、個人ロードレースのトラック競技版です。本連盟では2016年度のインカレから正式種目として追加されました。
ロードレースの周回コースは一周がとても長いのでレース展開の全容を把握することが困難ですが、スクラッチではスタートからゴールまで全て見ることができます。

個人ロードレースとのもう一つの大きな違いは、レースの途中で何回もインターバルがかかるように何回も駆け引きがあり、スピードにも緩急があるというところです。
それだけにスピードが急に緩んだところで落車などのリスクも大きくなり、本連盟のトラック種目で最も事故が多発している競技でもあります。

また、ポイントレースと同様、伊豆ベロドロームのような小回りトラックで行われる場合は、「ラップ(相手を1周遅れにさせること)」が発生する確率も高くなりますが、スクラッチの場合はラップされた選手は即失格につながり(展開により例外もありうる)、ロードレースよりも完走の条件が厳しくなっています。

※資料出典:JCF201408 日本自転車競技連盟「ルールが判るともっと楽しく、もっと面白くなる自転車競技」から引用

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