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【みどころ#05】IC2017・ロードレース種目

大学自転車競技の頂点を決める競技大会!
2017年8月31日(木)から9月3日(日)まで文部科学大臣杯第73回 全日本大学対抗選手権自転車競技大会(通称:インカレ)が長野県で開催されます。

8/31(木)〜9/2(土)はトラック競技が日本で最も高地にある松本市美鈴湖自転車競技場で、最終日9/3(日)は大町市美麻地区公道周回特設コースで個人ロードレースが行われます。


注目のインカレロード
最終日に行われるロードレースでは、本連盟のロードレース大会の中で最もチームの総合力が問われる戦いになります。

昨年はスタート直後に約30人が巻き込まれる大落車があり波乱含みの立ち上がりとなりましたが、アタックが少ない比較的落ち着いた展開が続き、ロードレースカップシリーズのリーダー、野本空選手(明治大)が最終ラップで草場啓吾選手(日本大)らを振り切り優勝しましたが、188名の出走で完走者はわずか40人、落ち着いた展開でも登坂能力のない選手は容赦なく振り落とされるサバイバルレースとなりました。

今年の舞台は大町市美麻地区公道周回特設コース
インカレロードは過去に2008年、2011年、2015年の3回行われましたが、なぜか毎度天候に恵まれず、冷たい雨と寒さが選手を苦しめてきました。

2011年インカレロード 台風は過ぎていたが終日断続的な雨に見舞われるレースとなった。
2011年インカレロード 雨の中を走る上位メンバー集団。優勝は早川朋宏選手(法政大学)
2015年インカレロード 2011年を思わせる天候のもとスタート。
雨の2015年インカレロード スタートより約2km地点

今年こそは好天のもとで最高の競技が行われてほしいものです。 インカレロードの有力選手を予想するとき、6月に行われる個人ロード選手権の成績を基準にすることが多いのですが、今年は岩手県紫波町で開催、美麻村とは真逆の平坦基調かつ逃げが決まりにくいコース形態で、しかも上位は集団で差がなくゴールしたため、ここでの着順は全く参考にならないといっても過言ではありません。

そのため、今年は例年よりもさらに上位入賞者の予想が難しくなっています。 男子は昨年度の1位~3位(3位は中川拳選手:早稲田大)が今年もそろってエントリーしているほか、2015年のインカレロード部門を制した日本大はエース岡本選手をはじめとして好メンバーがそろいました。

2016年インカレロード 男子優勝は野本空選手(明治大学)
2016年インカレロード 第2位の草場選手(日本大学)
2016年インカレロード 第3位の中川選手(早稲田大学)
2016年インカレロード女子 優勝の福田選手(慶應義塾大学)
2016年インカレロード女子 第2位の江藤選手(鹿屋体育大学)フィニッシュシーン
2016年インカレロード女子 第3位の中井選手(鹿屋体育大学)フィニッシュシーン
2016年インカレロード男子表彰
2016年インカレロード女子表彰
2015年インカレロード優勝選手と日本大学主力メンバー 。向かって左1人目が岡本選手。

西日本の学校では、7月のトラックの長距離系の種目(ポイントレース&マディソン)で大暴れした京都産業大に大きな期待がかかります。どの選手でも入賞できる走力があるだけでなく、8月の西日本インカレの出場をあえてパスしてインカレに向けて万全を期しています。チームワークをうまく発揮できれば、インカレロードでも再びあっと言わせる活躍を見せることができるかもしれません。

活躍が期待される京都産業大学(個人トラックにて撮影:2017.7.2)

女子は、数多くの国際試合でも活躍している梶原悠未選手(筑波大)と昨年のインカレロードの覇者、福田咲絵選手(慶應義塾大学)の実力が抜けており、一騎討ちムードが濃厚です。

白馬クリテリウム女子クラスで単独トップが続く梶原選手
福田選手は5月の修善寺オープンロードでも優勝を決めている。

トラック競技の部門でも激しい争いを演じる可能性の高い鹿屋体育大と日本体育大は両校ともに多くの選手をエントリーさせています。上位2名との実力差は否定できないものの、女子総合部門を制するにはいかに多くの選手を入賞させることができるのか、両チーム同士のつばぜり合いは見ものです。

鹿屋体育大学からは女子選手6名がロードレースにエントリー
日本体育大学からは女子選手4名がロードレースにエントリー

なお、ロード競技は20位(女子は10位)までの選手に得点が与えられ、トラック競技で力を発揮できなかった大学でも一気に大量得点を狙い逆転することが可能です。 表彰台には立てなくとも同じチームの仲間を助けるために献身的に走る選手、大学生活の集大成として魂を込めて走る4年生選手の姿を多く目にすることができるはずです。

今年のインカレを制し、長野の空に校歌を高らかに響かせることができる大学はたった一校。その大学は、果たしてどの大学になるでしょうか?!


■関連情報はこちらから■
日本学生自転車競技連盟
【公式サイト】:http://jicf.info/
【特設情報サイト】:http://jicf.info/officials/

文部科学大臣杯第73回全日本大学対抗選手権自転車競技大会
【大会概要ページ】:http://jicf.info/5960/

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また、競技速報Twitterにて、テキストLIVE配信を行う予定です。

#01 インカレ2017みどころ
#02 インカレ2017トラック種目:タイムトライアル系
#03 インカレ2017トラック種目:トラックレース系
#04 インカレ2017トラック種目:チーム種目
#05 インカレ2017ロード種目:個人ロード種目

【みどころ#04】IC2017・チーム系トラック種目

 

チームスプリント
5名の選手がエントリーしている中、3名の選手がトラックを3周回走り抜けるチームスプリント。

短距離系の有力選手が掛け持ちでエントリーしている大学が多く占めるため、各選手の出来の良し悪しを監督が見極めて、調子のよい選手を起用できるかも勝敗を分けるカギになりそうです。

5月の東日本選手権で大会記録を更新した日本大チームと明治大チームはもちろん、団体種目に強みを発揮する中央大チーム、昨年のインカレの覇者鹿屋体育大チームらが有力候補です。

2017年東日本トラック チームスプリント優勝の明治大学
2017年東日本トラック チームスプリント第2位の日本大学
2016年インカレ チームスプリント優勝の鹿屋体育大学チーム
2016年インカレ チームスプリント第3位の中央大学チーム

また、3人のチームワークがうまく発揮され、当日の天候もよければ大会記録や学連記録の更新も期待できる種目ですので、ぜひご期待ください。

今年も大盛り上がり必至、注目のチームパーシュート!
インカレのトラック種目の最後を飾るのは
チームパーシュートです。

昨年度は朝日大学チームが、前半の絶望的なビハインドから徐々に差を詰め、最終周回で鹿屋体育大学チームを逆転するという、史上稀にみる劇的な勝利を収めました。

その差はわずか0秒3、まさに歴史に残る激戦でした。

今年も会場のボルテージが最高潮に達する戦いが繰り広げられそうです。
昨年覇者の朝日大チームはもちろん、今年の全日本選手権を制したナショナルチャンピオンチームである中央大学チーム、昨年の雪辱を期す鹿屋体育大チーム、法政大学チーム、有力メンバーのそろった日本大学チームなどが有力候補です。

西カレ チームパーシュート優勝の朝日大学チーム(2017.8.12)
東日本トラック チームパーシュート優勝の中央大学(2017.5.7)
2016年インカレ法政大学チーム
2016年インカレ鹿屋体育大学チーム
2016年インカレ日本大学チーム

最終日のロード競技に向けて、どのチームが勢いをつけられるでしょうか? 大学のプライド、仲間の期待を一身に受けるプレッシャーの中でいかに一糸乱れぬチームワークを発揮できるのか。

4人の選手の走力だけでなく、こうしたメンタル的な要素も優勝するためには必要となります。観戦する皆さんは精一杯の声援で選手に力を与えてあげましょう!


大学自転車競技の頂点を決める競技大会!
2017年8月31日(木)から9月3日(日)まで文部科学大臣杯第73回 全日本大学対抗選手権自転車競技大会(通称:インカレ)が長野県で開催されます。

8/31(木)〜9/2(土)はトラック競技が日本で最も高地にある松本市美鈴湖自転車競技場で、最終日9/3(日)は大町市美麻地区公道周回特設コースで個人ロードレースが行われます。


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#01 インカレ2017みどころ
#02 インカレ2017トラック種目:タイムトライアル系
#03 インカレ2017トラック種目:トラックレース系
#04 インカレ2017トラック種目:チーム種目
#05 インカレ2017ロード種目:個人ロード種目

 

【みどころ#03】IC2017・レース系トラック種目

 

多彩な競技種目があるトラックレース
自転車競技にはさまざまなトラック種目があります。
インカレでは学連主催大会で実施される競技種目のうち、マディソンを除く種目が競技として行われます。

自転車競技のトラック種目はタイムを競い合うタイムトライアル系種目とトラック レース系種目に分類することができます。

今年のインカレの注目は?
レース系種目は、少人数で行われるスプリント系と、多人数のケイリンやポイントレースで見どころが違ってきます。

スプリント系の種目
予選のタイムトライアルの結果で組み合わせが決まるため、1/4決勝くらいまでは番狂わせはそれほど多くありません。

ただし、今年も1周が333mかつカントが急なバンクで行われるため、選手の走力が拮抗する1/2決勝以降では、駆け引きのうまさやレースをこなした経験や技術も大きな要素となります。

2017学生選手権個人トラックSPでは1年生が優勝 男子SP(スプリント)では坂井洋選手(日本大)の実力が頭ひとつ抜けており、優勝候補の大本命と目されています。

2017年個人トラック スプリント決勝戦で優勝を決める坂井選手

7月に同じ会場で行われたJICF TRACK CUPでも世界の強豪を相手に2位と健闘、7月の学生選手権でも優勝しています。

坂井選手(写真は2017年個人トラック)

インカレでも強さを見せつけることができるかが注目されます。 7月の学生選手権で惜しくも2位となった堀航輝選手(鹿屋体育大)はインカレでもエントリー、昨年多くの旋風を巻き起こした今年の2年生世代では、沢田桂太郎選手(日本大)選手や山根将太選手(中央大)、荒川仁選手(明治大)、田中克尚選手(早稲田大)などがエントリーしており、絶対王者に一泡吹かせることができるが見ものです。

2017年個人トラック スプリント決勝戦に挑む堀選手
荒川選手、田中選手(写真は個人トラック スプリント1/4決勝)

先述のJICF TRACK CUPでは、予選の200mタイムトライアルで10秒台を記録する選手が続出、今年もレベルの高い戦いになりそうです。

女子スプリント
岡本選手、清水選手を軸に展開 昨年のインカレでは清水知美選手(八戸学院大)が順当に勝利しましたが、今年は岡本二菜選手(日体大)が急成長、7月の学生選手権でも清水選手に完勝して今季の好調さを堂々とアピールしました。

2017年個人トラック 女子スプリントは岡本選手が優勝

インカレでもこの二人が中心的な存在となりそうですが、昨年2位の西島叶子選手(鹿屋体育大)などが展開次第で出し抜けを食らわせることができるのかも見どころとなります。

2016年インカレ 女子スプリント決勝戦は清水選手が制した(2016.8.27)

男子タンデムスプリントは混戦模様
昨年のインカレでは、法政大学ペア(鈴木/高橋選手)が鹿屋体育大学ペア(安本/徳田選手)を抑えて優勝しました。

2016年インカレ タンデム決勝戦フィニッシュシーン(2016.8.27)

昨年の伊豆ベロドロームほどではないものの、急斜面の小回りバンクのため、大きな自転車をいかにうまく操れるかが勝負の分かれ目になり、予選タイムの結果がストレートに反映されにくいので最後まで目が離せません。

今シーズンの学生選手権個人トラックでは早稲田大学ペア(中井/安倍選手)がそれぞれの競争で不利な展開からゴール直前で測ったように差すレースを続け優勝しましたが、他大学のペアが同じ手を二度も食うとは考えにくく、今年も本命不在の大混戦となりそうです。 昨年の覇者の法政大学ペアは今年も同じメンバー(鈴木/高橋選手)で臨み連覇を目指します。

2016年インカレ タンデム優勝の鈴木/高橋選手

今年の西日本インカレを制し、昨年3位からの逆襲を狙う朝日大学ペアも昨年と同じメンバーでエントリー(畝木/中村選手)してきました。

2017年西カレ タンデムスプリント優勝の朝日大学

ケイリン・ポイントレース、スクラッチは有力メンバーがずらり 多人数で行われるケイリンやポイントレース、スクラッチでは、展開次第で着順の変更が起こりやすく、各大学の出場選手数も各学校1名までに制限されるため、過去のインカレでは、ノーマークの伏兵が優勝、入賞した場面も数多くありました。

今年の男子ケイリン・インカレチャンピオンは?
スプリントの本命候補で昨年インカレ2位の坂井洋選手(日本大)がケイリンにもエントリー、2冠を狙いますが、各大学がエース級選手を投入し、展開次第で着順が毎回変わりそうなメンバー構成となりました。

個人トラック ケイリンは山根選手が優勝。第2位が松岡選手(2017.7.3)

7月のトラック個人戦での決勝進出メンバーでは、優勝の山根将太選手(中央大)、2位の松岡辰泰選手(日本体育大)、板倉玄京選手(明治大)が正選手でエントリーしてきましたが、1kmTTの優勝候補である小原佑太選手(朝日大)、スプリントでも有力入賞候補の鈴木玄人選手(法政大)など、一発かましそうな猛者がそろいました。

山根将太選手(写真は2017個人トラック)
最も手前が松岡選手、その隣が板倉選手(写真は2017年東日本トラック ケイリン1/2決勝)
最前が板倉選手(写真は2017年個人トラック)
最前が鈴木玄人選手(写真は2017年個人トラック)
西カレ ケイリン決勝でトップフィニッシュする小原佑太選手(2017.8.13)

ハイレベルの争いで選手同士の位置取りも予選から激化し、毎年有力選手が思わぬ失格や降格の憂き目にあうことも多く、反則を取られず、かつ攻めの走りを続けられるかがカギとなりそうです。

男子ポイントレースは昨年のリマッチか、それとも?
ポイントレース決勝は40キロの長丁場です。
緩急豊かな駆け引きに対応できる力だけでなく、長距離のロードも踏めるような地脚も要求されます。
そのため、有力校は経験豊かな上級生や、下級生でも高校時代にポイントレースに実績を残した選手を投入する傾向があります。

2016年インカレ ポイントレース ラスト1周時

昨年のインカレ優勝の荒井佑太選手(法政大)、2位の曽我部厚誠選手(京都産業大)、3位の孫崎大樹選手が今年もエントリーしています。ロードナショナルチームでも活躍した岡本隼選手(日本大)、インディヴィデュアルパーシュートでも優勝候補の今村駿介選手(中央大)らもエントリーしてきています。

2016年インカレ ポイントレース優勝の荒井選手(写真は2017年個人トラック)
2016年インカレ ポイントレース第2位の曽我部選手(写真は2017年個人トラック)
2016年インカレ ポイントレース第3位の孫崎選手(写真は2016年インカレ)
スプリント力と持久力を兼ね揃えた岡本隼選手(写真は2017年個人トラック)
インディヴィデュアルパーシュートでも優勝候補の今村駿介選手(今村選手は左より3人目。東日本トラックにて撮影)

男子ポイントレースは2日目の最終種目に組まれており、ここで上位入賞を果たせば決勝種目が多い3日目に良い流れを持ってくることができるため、見逃しは厳禁です!

スクラッチは激戦に
今年の実業団選手も参加する全日本選手権トラックでこの種目でナショナルチャンピオンに輝いた高橋優斗選手(中央大学)、7月の学生選手権個人トラック男子スクラッチで優勝した中村賢人選手(朝日大)、スプリントでも上位入賞候補の沢田桂太郎選手(日本大)、昨年のインカレでポイントレース4位の阿部将大選手(鹿屋体育大)がエントリーしています。
各大学のスピードスターとも言える選手たちが駆け引きをみせるスクラッチは激戦必至のレースになることが予想されます。

今年の全日本選手権トラックのスクラッチナショナルチャンピオンである高橋選手(中央大学)
沢田桂太郎選手(写真は2017年個人トラック)
阿部将大選手(写真は2016年インカレ ポイントレース)
中村賢人選手(写真は2016年TRS第3戦 2016.7.16)

本種目は最も落車が多発する競技で、少しの位置取りのミスが命取りになることもしばしば。狭い小回りバンクでいかに上手に立ち回ることができるかも見どころの一つでしょう。


大学自転車競技の頂点を決める競技大会!
2017年8月31日(木)から9月3日(日)まで文部科学大臣杯第73回 全日本大学対抗選手権自転車競技大会(通称:インカレ)が長野県で開催されます。

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#01 インカレ2017みどころ
#02 インカレ2017トラック種目:タイムトライアル系
#03 インカレ2017トラック種目:トラックレース系
#04 インカレ2017トラック種目:チーム種目
#05 インカレ2017ロード種目:個人ロード種目

【みどころ#02】IC2017・タイム系トラック種目

 

今年のインカレは超高速バンクで開催!
昨年のインカレは日本一の高速トラック伊豆ベロドロームで開催され、多くの学連記録が生まれました。
松本市美鈴湖自転車競技場は標高1000mの高地にあり屋外最高速のバンクとして名高く、さらに昨年の記録が塗り替えられるのか?が一番の見どころとなりそうです。

1kmTTは順当か、波乱か?
昨年は1分2秒台の記録が飛び出したこの種目では、昨年と似たメンバーがエントリーしてきました。

7月の個人戦で優勝した橋本壮史選手(中央大)、けがからの復活で西日本インカレを制した小原佑太選手(朝日大)、東日本学生選手権を制した鈴木陸来選手(法政大)らの争いになりそうです。番狂わせが少なく実力通りに決まりがちな競技ですが、彼らが作り出す勢力図を一気に塗り替える選手が登場するでしょうか?

2017年個人トラック1km優勝の橋本壮史選手
小原佑太選手(写真は2017年個人トラック)
鈴木陸来選手(写真は2016年 個人トラック 1kmTT 2016.7.3)

個人追抜きは混戦必至
パーシュート系の種目では、ロード競技にもエントリーしている選手が多く、彼らの調子を見るという意味でも注目度の高いレースとなりそうです。

7月の個人戦を制した松本憲斗選手(鹿屋体育大)、孫崎大樹選手(早稲田大)、今村駿介選手(中央)、眞砂英作 選手(明治大)などがどんな走りを見せるのかが楽しみなところです。

松本憲斗選手(写真は2017年個人トラック)
孫崎大樹選手(写真は2017年個人トラック)
今村駿介選手(写真は2017年個人トラック)
眞砂英作 選手(写真は2016年 個人トラック4kmIP  2016.7.3)

一方、トラック競技一本に絞った東日本選手権の覇者、貝原涼太選手(日本大)やロード競技は補欠に回っている安田開選手(日本体育大)らが、乾坤一擲の走りを見せるか、興味は尽きません。

トラック競技一本に絞った貝原涼太選手(写真は2017年TRS第1戦)
安田開選手(写真は2017年個人トラック)

 

梶原選手がどこまで記録を伸ばすか?
女子個人追い抜き 女子では、昨年エントリーのなかった梶原悠未選手(筑波大)が満を持してエントリーしてきました。筑波大では唯一の参加選手となり、大学の威信を背に好記録を出すことができるのかに注目が集まります。

梶原悠未選手(写真は2017年個人トラック)

他にも菅原朱音選手(八戸学院大)、昨年の覇者橋本優弥選手(鹿屋体育大)、同大会2位の古山稀絵選手(日本体育大)らが上位争いを演じることになりそうです。

菅原朱音選手(写真は2017年個人トラック)
昨年の覇者橋本優弥選手(写真は2017年個人トラック)
古山稀絵選手(写真は2017年個人トラック)

大学自転車競技の頂点を決める競技大会!
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【みどころ#01】インカレ2017

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8/31(木)〜9/1(土)はトラック競技が日本で最も高地にある松本市美鈴湖自転車競技場で、最終日9/3(日)は大町市美麻地区公道周回特設コースで個人ロードレースが行われます。

インカレとは?
日本学生自転車競技連盟が主催する競技大会には全日本学生選手権大会が現在6つあります。(個人ロード・クリテリウム・チームTT・個人TT・個人トラック・オムニアム)
インカレは連盟発足年である1936年に記念大会が行われ、以降現在に至り、今大会で73回目となります。
全日本学生選手権の最上位に位置づけられた大学対抗戦としてトラック・ロードの各種目の得点を総合した大学の総合成績で競う競技大会です。

男子は計10種目、女子は6種目で行われます。
昨年からトラック競技でスクラッチが追加されました。

種目 男子 女子
500mタイムトライアル 500mTT
1kmタイムトライアル 1kmTT
3㎞個人追抜 3kmIP
4㎞個人追抜 4㎞IP
スプリント SP
ケイリン KEIRIN
ポイントレース PR
スクラッチ SCRATCH
タンデムスプリント TANDEM
4㎞団体追抜 4kmTP
チームスプリント TSP
ロードレース RR
種目合計 10 6

現在、男子大学対抗は鹿屋体大が4連覇 男子は過去30年ではインカレで総合優勝を果たしている大学は2校しかありません。

4連覇中の鹿屋体育大学(写真は2016年度インカレにて)

1982年から2012年まで日本大学が30連覇を達成し、2013年に鹿屋体育大学が初の総合優勝を果たしました。
以降、昨年の2016年のインカレまで鹿屋体育大学が男子4連覇を達成しています。

2012年まで30連覇を遂げた日本大学(2017年5月 東日本トラック会場にて)

女子も同じく鹿屋体育大学が2連覇を達成しており、その記録が今年も更新されるのかが注目されます。

今年のみどころは?
ここ数年、連覇を続けている鹿屋体育大学だけではなく、他大学も大学対抗優勝を目指して力をつけてきています。
既に昨年の時点でも、男子トラック部門は2位の中央大学とわずか5点差、男子ロード部門では明治大学と1点差で、完全優勝ではあったものの辛勝でした。

2016年度インカレ男子トラック部門2位の中央大学(2017年5月 東日本トラック会場にて)
2016年度インカレ男子ロード部門2位の明治大学(2017年5月 東日本トラック会場にて)

男子部門は今年は復権を狙う日本大学には今シーズン、トラック・ロードともに成績を残している選手が多くいることや、トラック種目に強い朝日大学、法政大学、中央大学、ロード種目にメンバーのいる明治大学、順天堂大学、京都産業大学など総合上位の差は拮抗しています。

女子部門も鹿屋体育大学が日本体育大学をはじめとした他大学の追撃をいかにはねのけるかが見どころとなります。
また、大学生ながらナショナルチームのメンバーとして活躍する梶原選手(筑波大学)や、福田選手(慶應義塾大学)の他にも全日本選手権で上位に入る選手も多くいるため、ハイレベルな戦いが予想されます。

女子4人がインカレ出場する日本体育大学(2017年5月 修善寺オープンロード会場にて)

開催地の高地特有の天候やレースの展開次第では大きく成績が入れ替わる可能性があります。

個人部門に目を向けてみると
昨年に引き続き特にトラックの計測系種目が注目されます。
今年の会場の松本市美鈴湖自転車競技場は日本有数の高速バンクで、大会記録はもちろん、学連記録や日本記録の更新まで期待されますが、標高1000mの山頂にあることから天気の急変も多く、雨や風の影響で一気に力の要るバンクになる場合もあり、バンク適正、そして時の運が勝敗を左右する可能性があります。

スプリントやケイリン、ポイントレース、スクラッチといったレース系種目では、各大学ともに出場選手が限られるため、プレッシャーのかかる展開のなかで、いかに得点につなげられる走りをみせるかがインカレ総合優勝へのキーポイントとなります。

各大学は最善の戦略を立てて選手を起用し、各種目に臨みます! 最終日に行われるロード種目では、各大学が8人まで(女子は6人まで)選手を起用できるため、各大学の戦略と駆け引きがみどころとなります。

いかにエース選手を温存させつつ、より多くの選手を入賞させることができるかという難題に各大学は挑みます。
また、昨年は各大学の主力級も巻き込んだ大きな落車が続発してしまいましたが、アクシデントに巻き込まれずにいかに生き残ることができるのかもカギとなります。

今年のインカレを制し、長野の空に校歌を高らかに響かせることができる大学はたった一校。

その大学は、果たしてどの大学になるでしょうか?!

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#02 インカレ2017トラック種目:タイムトライアル系
#03 インカレ2017トラック種目:トラックレース系
#04 インカレ2017トラック種目:チーム種目
#05 インカレ2017ロード種目:個人ロード種目

IC VOICE2017:#23・秋山浩杜(東京大学)

2017年8月31日(木)〜9月3日(日)、文部科学大臣杯 第73回 全日本大学対抗選手権自転車競技大会がトラック競技・長野県松本市三才山 松本市美鈴湖自転車競技場( 333.33m)で、ロード競技・長野県大町市美麻地区 公道周回特設コース開催されます。

今回が最後のインカレとなる4年生となる学連登記選手に質問してみました。

東京大学の秋山浩杜(あきやまひろと)選手です!  和歌山県立桐蔭高校出身の選手です!

Q:大学生活最後のインカレ今の心境は?
怪我の影響のため、練習不足が否めなくなかなか厳しいですが、やれることは全力でやり切ろうと思っています。

Q:インカレ前、チームの雰囲気は?
トラックでは長岡(3年)のポイント、ロードでは東大名物生駒(M1)に注目していただきたいです。

Q:過去のインカレで印象的な大会は?
2016年インカレロード。
初めてロードレースを走るだけでなく「戦えた」ことが楽しかったです。

2016年インカレでフィニッシュする秋山選手(2016.8.28)

4年目が最後と意気込んでくるので、やはり他の大会と比べ重みが違う大会だと感じています。

Q:大学で自転車競技をしてきてよかった?
自転車競技を通じて、非常に尊敬できる人たちに出会えたこと。柿木克之・孝之氏、東大OBでもある西薗選手etc…

Q:4年間で一番思い出に残る大会は?
どれも思い出に残っているが、2017全日本選手権は苦しい中でそれなりの成績を残せたので嬉しかったです。

Q:交流のある他大学の選手は?
宮本選手(慶應義塾大)、原選手(順天堂大)、伊東選手(順天堂大)などとは交流があります。

Q:他の選手の走りを見て感動したことがある?
東大の2つ上の先輩、林さんのレースと
2014インカレポイントレースでの橋本英也選手
(感動というより圧巻ではありましたが)

Q:同学年を代表する学連選手を3名挙げると?
荒井選手(法政大学)、山本選手(鹿屋体大)、岡本選手(日本大)

Q:最後に一言メッセージを
東大チームとしてインカレを走り抜きます。
応援よろしくお願いいたします!

IC VOICE2017:#21・岡本隼(日本大学)

2017年8月31日(木)〜9月3日(日)、文部科学大臣杯 第73回 全日本大学対抗選手権自転車競技大会がトラック競技・長野県松本市三才山 松本市美鈴湖自転車競技場( 333.33m)で、ロード競技・長野県大町市美麻地区 公道周回特設コース開催されます。

今回が最後のインカレとなる4年生となる学連登記選手に質問してみました。

日本大学 4年の岡本隼(おかもとはやと)選手です!和歌山県立和歌山北高校出身の選手です!

Q:大学生活最後のインカレ今の心境は?
あんまり特別な感情を持ちたくないのですが、嫌でも持ってしまうのがインカレです。

Q:インカレ前、チームの雰囲気は?
部員が沢山いるので、全員がインカレに出場できるわけではないのですが、選手もサポーターも一丸となって総合優勝する為に準備しています。

Q:過去のインカレで印象的な大会は?
去年のインカレロード2位の草場選手の走りが印象に残っています。
草場選手はインカレ事前合宿で落車をしてあまり良くない状態での結果を残したのをみて心や気持ちだけで走って結果を残すという走りだったことが印象に残ってます。

大学では色々な大会がありますが、インカレはその中でどこの大学もこのレースのために合宿したり調整したりして、1番狙ってくる大会だと思います。

2016年インカレ レース中の岡本選手(2017.8.28)

Q:大学で自転車競技をしてきてよかった?
良かったです。
トラックとロードを両立でき尚且つ学校生活もあり、選手としての幅を拡大できたのではないかと思います。

Q:4年間で一番思い出に残る大会は?
2015年のインカレロードですね。
吉田悠人先輩が「今日はあんまり調子良くないよ〜」と言いながらアタックしてそのまま逃げ切って優勝しました。
強い選手が勝つのではなく勝った選手が強いのだと思いました。

Q:交流のある他大学の選手は?
明治大学 松本選手
高校入る前から知っていて、仲良くしてもらってます笑

Q:同学年を代表する学連選手を3名挙げると?
3人だと難しいですね笑

Q:最後に一言メッセージを
自転車競技のスリルとスピードを楽しんでもらえるように頑張ります!
応援よろしくお願いします。”

IC VOICE2017:#19・岩田 宗也(早稲田大学)

2017年8月31日(木)〜9月3日(日)、文部科学大臣杯 第73回 全日本大学対抗選手権自転車競技大会がトラック競技・長野県松本市三才山 松本市美鈴湖自転車競技場( 333.33m)で、ロード競技・長野県大町市美麻地区 公道周回特設コース開催されます。

今回が最後のインカレとなる4年生となる学連登記選手に質問してみました。

早稲田大学 4年の岩田 宗也(いわた そうや)選手です!広島城北 高校出身の選手です。

Q:大学生活最後のインカレ今の心境は?
調子がとてもよかったのですが先日のトレーニングで落車をし怪我をおってしまい悲しい気持ちです。

Q:インカレ前、チームの雰囲気は?
ケガのため部の練習に合流できてないのでよくわかりません。
早くみんなと走りたいです。

修善寺オープンロードにて(2017.5.21)

Q:過去のインカレで印象的な大会は?
1年生のときです。
それ以外のインカレは走っていません。
あこがれていた先輩達と走れとても楽しかったです記憶があります。 1年の集大成を見せるレースです。

Q:大学で自転車競技をしてきてよかった?
よかったとは思いません。
辛いことや嫌なことの方が多かったです。

Q:4年間で一番思い出に残る大会は?
欧州遠征で走った大会です。
小学生の頃のヨーロッパで走るという夢が少しですが叶いました。

Q:交流のある他大学の選手は?
岡部選手(日体大)です。
同じ中学、高校でずっと一緒に走っています。

Q:同学年を代表する学連選手を3名挙げると?
伊東泰輝選手(順天堂大学)、黒枝咲哉選手(鹿屋体育大学)、関谷聡選手(立教大学)です。
2人とは高校生の頃から交流があり関谷選手とは欧州遠征に行きました。

Q:最後に一言メッセージを
4年間ありがとうございました。
長い人では13年間お世話になっています。
最後のレース ベストな状態にで臨めず申し訳ない気持ちでいっぱいです。
状況は悪いですが全力を尽くします。
自転車は間違いなく僕の人生の一部です。
これからは形変われど関わって行くつもりなので今後もよろしくお願いします。

IC VOICE2017:#18・中村駿佑(宮崎大学)

2017年8月31日(木)〜9月3日(日)、文部科学大臣杯 第73回 全日本大学対抗選手権自転車競技大会がトラック競技・長野県松本市三才山 松本市美鈴湖自転車競技場( 333.33m)で、ロード競技・長野県大町市美麻地区 公道周回特設コース開催されます。

今回が最後のインカレとなる4年生となる学連登記選手に質問してみました。

宮崎大学 4年の中村駿佑(なかむらしゅんすけ )選手。宮崎県の宮崎西高出身の選手です!

Q:大学生活最後のインカレ今の心境は?
来年も出れるかもしれないですが、宮崎大学初めてのインカレ出場であり、どんなレースができるかワクワクしています!

Q:インカレ前、チームの雰囲気は?
ロードに二人出場しますがどちらも注目してください!笑

Q:過去のインカレで印象的な大会は?
初めてのインカレですので…

インカレは何よりも目標になるので普段のトレーニングのモチベーションにもなりますし自転車に乗る原動力になります。

Q:大学で自転車競技をしてきてよかった?
いろんな人に巡り会えたこと、他の友達より健康な大学生活を送れたことが競技を続けてよかったと思っています。

修善寺オープンロードにも出場している(2017.5.21)

Q:4年間で一番思い出に残る大会は?
140km部門で優勝したツールドおきなわ

Q:他の選手の走りを見て感動したことがある?
明治大学の野本選手です。
しっかり自分で展開しつつ勝っていく姿がかっこよく自分の理想なので 他のレースで度々「頑張れ!」と声をかけていただきとても励みになっています!

Q:最後に一言メッセージを
学連登録から1年ほどしか経っていないまだ駆け出しの大学ですが、少しでも目立つ結果を残していきたいと思っています。
少数精鋭で頑張っていきますので応援していただけるとありがたいです!

IC VOICE2017:#16・前田 充貴 (関西学院大学)

2017年8月31日(木)〜9月3日(日)、文部科学大臣杯 第73回 全日本大学対抗選手権自転車競技大会がトラック競技・長野県松本市三才山 松本市美鈴湖自転車競技場( 333.33m)で、ロード競技・長野県大町市美麻地区 公道周回特設コース開催されます。

今回が最後のインカレとなる4年生となる学連登記選手に質問してみました。

関西学院大学 4年の前田 充貴(まえだ みつたか)選手。  向陽高校出身の選手です!

Q:大学生活最後のインカレ今の心境は?
就職活動もあり自転車以外の事も考えることが多く、逆に例年よりはリラックスしています。
あと今年こそは晴れて欲しいです。笑

Q:過去のインカレで印象的な大会は?
過去2年ともレース前半、集団落車に巻き込まれてしまいました。特に自身初のインカレであった2年前の美麻ではニュートラル中に巻き込まれた形だったので、更にやりきれなさが残る形となり記憶に残っています。

インカレは学生選手権などと並び全学連選手が目標とするレースであり、毎年刺激を受け自己成長を促されるような存在であると思います。
また、注意喚起に記載されていた事柄などをもう少し徹底できれば、自転車関係者以外の自転車競技そのものへの興味や注目を高められるようなイベントかと思います。

Q:大学で自転車競技をしてきてよかった?
関西学院大学は競技部が存在しなかった(現在も体育会ではありませんが)為、他大学との交流が非常に大事でした。
その中で友人などの輪が広まったことは今後の財産になったと考えます。

2015年、16年に続きインカレ出場は3回目(写真は2016年インカレ)

Q:4年間で一番思い出に残る大会は?
やはり2年前の美麻でのインカレです。
大学から自転車競技を始めた私からすると、全国レベルの大きい大会はこれが初めてであったため、非常に緊張していた記憶があります。

Q:交流のある他大学の選手は?
小野選手(龍谷大学)、柴田選手(龍谷大学OB・現那須ブラーゼン)