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【みどころ】全日本学生選手権個人ロード

JICFシーズン序盤のロードチャンピオン決定戦!
今週末、6月10-11日(土・日)は第33回全日本学生選手権個人ロードレース大会!!が開催されます。

第33回全日本学生選手権個人ロードレース大会 大会概要ページ:http://jicf.info/5944/

近年、 長野県木曽郡木祖村奥木曽湖周回コースで開催されていた個人ロードは今大会は岩手県紫波町公道周回コース1周 9.4 kmサーキット(スタート・フィニッシュは佐比内サイクルパーク)で行われます。

岩手県紫波町・佐比内サイクルパーク公道周回コース

女子 94 km(9.4 km×10 周)、男子 141 km(9.4 km×15 周) の個人ロードレースです!

【女子注目選手紹介】

福田選手(慶應義塾大学/2016年度大会4位)

選手メッセージ:昨年の個人ロードは、最後の最後にパンクしてしまい勝負に加われないという悔しい思いをしました。 今年は勝って笑顔で終われるように頑張ります!そして良い形で2週間後の全日本に繋げたいと思います。 応援よろしくお願い致します。

中井彩子選手(鹿屋体育大学/2016年度大会5位)

中井選手からのメッセージ:私はケガで出走しませんが、他に2名エントリーしています。 スプリントのある神宮クリテリウム3位の高田奈生(4年)と、先日個人TTでノーマルバイクながら4位に入った西森彩良々(3年)です。 今までアシストだった2人。 今回は「自分の為」に走ります。 みなさま応援よろしくお願いいたします! 私はサポートを頑張ります!

古山選手(日本体育大学/2016年度大会6位)

選手メッセージ:今年の個人ロードは去年とコースが変わり、まだ一度も走ったことのないコースなので少し楽しみです。 女子のロードでここまで距離が長い大会は本当に少ないので、距離に負けないように頑張りたいと思います。 自分の持ち味を活かせるような走りをしたいです。 応援よろしくお願いします!

【男子注目選手紹介】

孫崎選手(早稲田大学/2017ツアー・オブ・ジャパンナショナルチームメンバー)

選手メッセージ:1年、2年と入賞はできてるものの、優勝、表彰台には遠のいています。 今年こそは入賞ではなく、優勝できるように頑張ります!

中川選手(早稲田大学/2016インカレロード3位)

こんにちは。今週末は全日本学生選手権個人ロードレース大会が開催されます。このレースは学連のレースの中でもインカレに並ぶ、格式高いレースです。また、このレースでツールド北海道の出場校が決まるため、各選手、ベストコンディションに近い仕上がりで、熱いレース展開になることが予想されます。そんな中で、自分自身も熱い走りをしたいと思います。応援よろしくお願いいたします!

草場選手
(日本大学/2017全日本学生選手権クリテリウム優勝)

選手メッセージ:こんにちは。 日本大学3年の草場啓吾です。 今回、個人戦ロードはインカレの前哨戦とも言える大会で、今年のツール・ド・北海道もかかっています。 コースも変更になり、距離も短くなったため、ハイペースが予想されますが、万全の準備をして来ましたので、見ている方々にいいパフォーマンスをお見せできると思います。岩手県と少し関東圏から離れていますが、足を運んで頂けたら嬉しいです。 よろしくお願いします!

武山選手(日本大学/2016いわて国体成年ロード優勝)

選手メッセージ:今回の個人ロードは、ツールド北海道出場にも関わる大切なレースです。今回のレースは修善寺オープンロードへのエントリーのなかった強豪校、強豪選手のエントリーがあるため非常にレベルの高いレースになると思います。レースの空気感にのまれることなく、積極的に動き入賞狙いで頑張ります!応援よろしくお願いします!

中井選手(京都産業大学/2016チャンレンジロードA-U優勝)

選手メッセージ:この大会の結果ででツール・ド・北海道の出場権を取ることが出来るのでチームとしても上位に入りたいです。 個人としては優勝目指して頑張ります!

岡部選手(日本体育大学/2017RCSランキング2位)

今年はRCSチャンピオンを狙って走ってます。序盤戦は予定以上にポイントを取れているので後半逆転を狙っていきます。 個人戦ですが過去二回落車やパンクと、悪い思い出しかないのでここで断ち切りたいと思います。 応援宜しくお願いします。

尾形選手(中央大学/2017チャレンジロードA-U優勝)

明日(6/11)行われる、学生選手権では各校の強豪が揃うのでレベルの高い戦いとなりますが、先週行われた、チームTTで先輩方が良い流れを作って下さったので、私もそれに続けるようベストを尽くして頑張ります。宜しくお願いします。

佐藤選手(法政大学/2017RCSランキング3位)

選手メッセージ:個人戦は3回目になりますが今まで良いとこ無しなので今回は上を目指して頑張っていきたいです。応援よろしくお願いします!

冨尾選手(鹿屋体育大学/2016学生選手権個人ロード15位)

選手メッセージ:今回は黒枝・山本のWエースが不在での戦いとなりますが後手に回らず、いつも通り鹿屋らしい攻めの走りでレースを動かしていきたいと思っています。 一人一人が自分のやるべき仕事をして、表彰台を鹿屋で独占できるように頑張るので、応援よろしくお願いします!

岡本選手(日本大学/2017アジア選手権U23ロード優勝/2016学生選手権個人ロード7位)

選手メッセージ:このレースではまだ勝ててないので最後の年ということもあり是が非でも勝ちたい。 レース全体のレベルが上がるようなキツイレースがしたい。

野本選手(明治大学/2017RCSランキング1位/2016学生選手権個人ロード4位)

選手メッセージ:明治大学3年の野本空です。 今年は昨年のコースとは変わって平坦基調のコースになるため苦手意識はありますが、高校時代は自称『伊予のスプリンター』を名乗って来たので優勝目指して頑張ります!!

松本選手(明治大学/2016学生選手権個人ロード3位)

選手メッセージ:こんにちは。明治大学松本祐典です。今年は学生最後の個人ロードです。一昨年3位、去年3位ときているので今年こそは優勝! といいたいところですが、就職活動などもあり、あまり練習できずにいます。厳しいレースになると感じますが、ベストを尽くしたいと思います。よろしくお願いいたします。

安田選手(京都産業大学/学生選手権個人ロード2位)

選手メッセージ:学生最後の学生選手権ということもあって、優勝という結果を狙いにいきたいです。また、チームメイトも非常に強力なメンバーが揃っており、チームでツールド北海道の出場枠をしっかりと獲りたいと思います。

Photo by F.Fukai

【雨垂れ石を穿つ②慶應義塾大・福田咲絵選手】~東大マネージャーが見た初心者からの挑戦・前編~

お久しぶりです。
東京大学自転車部競技班でチームマネージャーを務めております、4年の植田瑞貴と申します。

私が普段書いている東大自転車部の練習日記 http://d.hatena.ne.jp/ut-br/ を読んだ前学生委員長・方山さんからご指名をいただいて、昨年度から始まったこの企画。

これまでの連載はこちらから! 
【雨垂れ石を穿つ①順天堂大・原裕紀選手】-前編-
【雨垂れ石を穿つ①順天堂大・原裕紀選手】-後編-

私の所属する東大が初心者集団であることから、テーマは「大学から自転車競技を始めることについて」。
高校以前に競技に触れたことがなかった選手たちは、何を感じ、どうやって上を目指しているのか。いろいろな大学の選手と私との対談形式でお届けしています!

***

今回インタビューに応じてくれたのは、慶應義塾大学の3年生で、昨年度インカレ女子ロードレース優勝の戦績を持つ福田 咲絵(ふくだ さえ)選手

福田 咲絵(ふくだ さえ):慶應義塾大学

競技開始:大学1年2月
大学以前の運動歴:水泳、陸上
得意種目:ロードレース
主な戦績:2016インカレ女子ロードレース優勝

学連デビューは2016年5月の修善寺オープンロードレース大会。
学連レース初出場ながら、1位の昨年度インカレ・個人ロード覇者の樫木祥子選手(学連OG)からたった2秒遅れの2位。

その3か月後の8月には、なんとインカレ女子ロードレースを制覇。序盤から前を引き続け、ラスト30kmは単独逃げ。ペースを緩めることなくゴールへ。競技を始めて半年とは到底思えない圧倒的な強さで、大きな話題となりました。

単独で逃げを決める福田選手(2016年インカレにて)
インカレ初出場で初優勝をはたした(2016.8)

 

3月にはBIWASE CUP出場のため日本チームとしてベトナムに遠征。アシストとしてチームメイトの唐見実世子選手の総合首位を守りつつ、個人総合成績3位を獲得する快挙を達成したことも記憶に新しい福田選手。

この遠征からの帰国後、話を聞くことができました。それではぜひご覧ください!

***

―咲絵ちゃんは一番最初にサークルでサイクリングをしてたんだよね。始めたのはなんでだったの?

福田●高校までは勉強と部活、行事しかできなくって、忙しすぎて旅行とかも一切行けなかったので、旅したいなーって思っていて。ただ旅するよりも、体力も鍛えてきたから自分の力で旅したいな、っていうのと、その方が達成感があるな、っていう思いがあって。サイクリングサークルの新歓に行ったら楽しくて…風切る感じが!それで、入っちゃいましたね。

―それで気づいたら追い込む感じになってた、みたいな…(笑)。

福田●綺麗な景色を見ることが好きなので、おのずと山に登ることになって。
(走力が)上の班に行くといっぱい走れるから、いっぱい綺麗な景色が見られるんですよ。

―ああ、班分けがされてて、その上の班に行きたい!ってなったのか。

福田●はい。速い先輩たちについていきたくって最初は無理してたんですけど(笑)、必死についていってる間にだんだん走れるようになってきて。
最初はサークルの週一回くらいの活動だけだったんですけど、夏過ぎたくらいから物足りなくなっちゃって(笑)。毎月自分で一人で旅行を企画して、四国一周したり、各地の島を回ったり、そんなのをやってました。

そのうちホビーレースにいくつか出てる先輩から、「実業団チームの本拠地みたいなところに行ってみない?」って誘われて、「あっじゃあ行きます!」って興味本位で行っちゃったんです(笑)。
けど、練習会で、もう五秒くらいで千切れちゃって。やっぱり競技とサイクリングは全く別物で…でも千切れたり、負けたりするのがすごく悔しかった。ただの負けず嫌いですね(笑)
そこで「(競技を)やるか?」って言われて「やります」って。「女子選手は少ないし、ホビーレースでやるよりも実業団登録しな」ってアドバイスをもらって、その日に登録しちゃいました

―もういきなり登録したんだね(笑)。それで部に入る前に実業団で一か月くらいやってたんだっけ。

福田●はい。去年の二月くらいに実業団の練習に初めて行ったんですよ。その時に、ちょうど樫木さん(樫木祥子選手。駒澤大学OG、現AVENTURA AIKO VICTORIA RACING所属)がその練習会にゲストで来てて、「(大学チームに所属して)学連でも走りなよ!」って(誘われて)。
部に入るかはすごい迷ったんですけど…でも、話を聞いてて、インカレに出たい、私もインカレで勝ちたい、っていう思いが強くなったんです。
ただ、私の中では「体育会」っていうと毎日拘束されて、他の事できないんじゃないかなって思っていて、ハードルが高かったです。高校まで部活と勉強に縛られてたのを、大学では留学したりとか、バイトしたりとか、いままでできなかったことをやろうと思ってたので。

―それができなくなっちゃうのは、嫌だなあと。

福田●はい…あと女子選手がいないっていうのも不安で、実業団だけでもいいかなって思ったんです。だけど、インカレで勝ちたいっていうのと、実業団の練習が週一回だけだったので、(入部したら)もっと練習回数も増えて強くなれるかなっていうのもあって、入部することにしました。

―自転車部に入ったのはいつなんだっけ?

福田●一年の三月、中旬くらいだっけ…?神宮(明治神宮外苑クリテリウム)のころで。去年神宮を見に行って部員みんなに挨拶したって感じです。「初めまして、来年ここで走ります、頑張ります!」って。でも結局出られなかった…(笑)。
(注:今年度の明治神宮外苑クリテリウムの日、福田選手はBIWASE CUP出場のためベトナムに遠征していた)

―あはは(笑)。
いろんな選手を見てて、自転車を楽しめることって根本として結構大事なのかな、と思うんだよね。落車とかすることもあって、そうすると練習できなくなって、しばらくは弱くなっちゃうじゃん。そこで嫌になっちゃう人とかも結構いる気がするので…競技関係なく自転車続けられるかどうか、みたいなところは、あるかなって。
レースとサイクリング、どっちが好き、とか楽しい、みたいなのってあるの?それはもう別物?

福田●両方楽しいです。もともとサイクリングから始めたのもあって、自転車に乗ることそのものが好きなので。
将来は、またサイクリングしたいなって思ってます。老後でも、サイクリングは時間とお金があればできると思うんです。でも、競技はやっぱり体力も環境も必要だから、今しかできないのかなって思って、じゃあ今しかできないことを全力でやろうと思って。大学のサポートがある今だからやりやすいので。

―慶應はもともと女子選手がいたことがあるわけではないのかな?入部するって言ったときはスムーズに入れたの?

福田●快く迎えてもらいました。一応(女子選手が)むかーしにいたことはあって、あとは留学生で短期で来ていた人がいた、みたいなことはあったみたいです。

―自転車は、特にロードなんかは持久系のスポーツだから、特に一人だと練習を継続していくのが結構つらいっていう話はいろんな選手から聞くんだけど、咲絵ちゃんはそんなことない…?練習ブログ見てるとかなりの量練習してるよね(笑)。

福田●うーん…、練習はもちろんきついです。試合より何倍も、何十倍も(笑)?
けど、練習でできないことが試合でできるわけはないし、試合で負けるのが1番嫌なので(笑)
水泳や陸上はゴールまでに全ての力を出し切る競技だけど、ロードはいかに脚を勝負どころまで溜めて勝負できるかなので、そこが1番水泳や陸上と違うところだなーって思います。
まあ、そこが難しくて、ロードの面白い部分でもあると思います。

―やっぱりきついスポーツではあるけど(笑)、新しい競技を大学で始めようと思ったとき、自転車っていう選択肢は結構いいと思うんだよね。
だけど、女子選手で初心者で始めて強くなるっていう人はそんなに多くない…。女子の競技者人口が少ないのはなんでなんだろうね。

福田●危険を伴うスポーツだっていうのと、足が太くなるっていうイメージが強いのと(笑)、…競技人口が少ないから、一人で練習することが多くなる、っていうのもありますかね。
あとは女子の方が選べるウェアとか、自転車とかが少ないっていうのも。私は背は159cmで、普通に乗れるんですけど。

―あ、咲絵ちゃんが乗ってるフレームってFocusだったよね。ミントグリーンの。あれ可愛いよね…!

福田●ありがとうございます!

他の選手で、あんまり(自転車の見た目を)気にしない人もいっぱいいますけど、私はそういうの結構こだわってます。シューズのバックルの色とかも変えてます(笑)。

―バーテープもピンクだったよね。可愛い。

福田●そうなんです。みんなに(カラーリングが)おもちゃみたいって言われて、おもちゃ屋さんで売ってるでしょって言われたりもするんですけど(笑)。
私はやっぱり好きなのじゃないと続かないかな、っていうのがあって。楽しんでます。

自転車や装備のカラーリングにもこだわる(木祖村個人ロードにて 2016.7)

***

まずは自転車を始めたきっかけと自転車への愛着を語ってくれた福田選手。中編では練習と初の海外遠征・BIWASE CUPの経験について語ってもらいました。次回更新をお待ちください!

【西日本学連NEWS】第19回ツール・ド・熊野!

学連レースを愛する皆様、こんにちは!いつも大変お世話になっております。西日本学連事務局の中の人です。

今回、2017年6月1~4日にかけて三重県熊野古道を舞台に「ツール・ド・熊野」(大会公式HP:http://www.nspk.net/tdk/)が開催されます!
学連レースとは異なりますが、西日本学連加盟校の選手から西日本学連選抜チーム、AACA選抜チームの2チームがレースに出場します!
出場する選手をご紹介したいと思います!!

 

出場選手紹介

【西日本学連選抜チーム】

小川選手(大阪産業大学)画像に含まれている可能性があるもの:1人

 

栗田選手(大阪経済大学)

小畠選手 (同志社大学)画像に含まれている可能性があるもの:1人、サイクリング、自転車、屋外

 

北野選手 (立命館大学)画像に含まれている可能性があるもの:1人以上、靴、屋外

 

溝口選手 (京都産業大学)

 

藤田選手 (京都産業大学)

【AACA選抜チーム】

吉岡選手(立命館大学)画像に含まれている可能性があるもの:3人

 

川嶋選手(中京大学)

 

佐藤選手(中京大学) ※写真中央

AACA選抜に出場予定の他2名は愛知県の実業団チーム所属の方と聞いています。

 

厳しい4日間が6月1日から開幕します。アジアのトッププロの胸を借りるつもりで出場選手は全力を出しきりペダルを極限まで回し頑張りますので応援宜しくお願い致します!

なお、現地に行けない方は大会4日間のライブビューイングを「FRESH!」のサイクリングチャンネルにて放送します!
是非、ネットでもお楽しみください!!https://freshlive.tv/cycling

【みどころ】西日本学生選手権トラック

皆様、こんにちは!!初めて西日本学連を代表してJICF特設情報サイトに記事を投稿することになりました西日本学連の中の人です。

今回、2017年5月5・6日に岸和田競輪場(400mバンク)で開催される第37回西日本学生選手権トラック自転車競技大会のみどころを紹介したいと思います!

西日本学生自転車競技連盟とは?
まず、西日本学生自転車競技連盟は1950年に京都大学・関西学院大学・関西大学・立命館大学の5大学により関西学生自転車競技連盟が発足したところから始まります!

現在はJICF加盟校の所在地が愛知県・岐阜県・富山県以西にある大学学校が西日本学生自転車競技連盟加盟校として活動しています。
平成29年1月現在の加盟校数は関西圏を中心に21校の大学が加盟しています。
下記の主催大会の他に全日本学生選手権クリテリウム競技大会なども主管で行っており、多くの西日本学連に関わりがある方々が大会運営にご協力いただいています!

西日本自転車競技連盟が主催する競技大会一覧

大会名 競技種目
西日本学生選手権トラック競技大会 トラック
全日本学生自転車競技トラック新人戦・西日本大会 トラック
西日本大学対抗自転車競技大会 TR&RR

第37回西日本学生選手権トラック自転車競技大会
今年37回目を迎える西日本学生選手権トラック自転車競技大会は近年GW期間中に開催される競技大会でシーズン序盤の各大学の戦力を知る上で非常に重要なトラックレースの競技大会となっております!

今年も120名の選手が参加予定で、年々増加傾向にあります。
開催競技種目一覧

男子の部: スプリント、1kmTT、4kmIP、ポイントレース、スクラッチ(10km)、ケイリン、4kmTP、チームスプリント
女子の部: スプリント、500mTT、3kmIP、スクラッチ(8km)、チームスプリント(2 名編成)

今回のレースの注目は?
昨年度、全日本選手権トラック1kmTTで優勝し、ナショナルチャンピオンに輝いた小原選手(朝日大学)は怪我から復帰してのシーズンになります。

そして昨年のインカレの団体追い抜きでベスト4に残ったチームのうち1位・2位は西日本学連加盟校でした。(優勝:朝日大学・2位:鹿屋体育大学)
今大会には鹿屋体育大学がエントリーしていませんが、同じくインカレで7位入った京都産業大学も今シーズンは新たに1年生が入ってきて、朝日大学と同様にトラック競技でも上位を狙える存在になれるか注目が集まります。

開催日は2017年5月5日・6日で会場は岸和田競輪場(400バンク)で開催されます。是非、西日本学生選手権トラック自転車競技大会をご注目ください!!!!

今年の主な出場選手紹介

小原選手(朝日大学) 出場予定種目:ケイリン、チームスプリント ※写真はTRS第1戦 1kmTT(2017.4.9)より

 

阪本選手(朝日大学)出場予定種目:500TT、IP ※写真はTRS第1戦500mTT(2017.4.8)より

 

山住選手(立命館大学)出場予定種目:ポイントレース、チームスプリント    ※写真はTRS第1戦 4kmIP(2017.4.8)より

 

西原選手(中京大学) 出場予定種目:ポイントレース、チームパーシュート    ※写真は全日本学生選手権トラック スクラッチ(2016.7.2)より

 

曽我部選手(京都産業大学)出場予定種目:ポイントレース、チームパシュート

 

吉岡選手(京都産業大学)出場予定種目:スクラッチ、チームスプリント、チームパシュート

 

八木選手(愛媛大学) 出場予定種目:500mTT、IP ※写真は全日本学生選手権トラック3kmIP(2016.7.2)より

■■

日本学生自転車競技連盟公式サイト: http://jicf.info/
特設情報サイトofficials: http://jicf.info/officials/
競技速報Twitter: https://twitter.com/jicf_jimukyoku
Facebookページ: https://www.facebook.com/jicfjoho/

文武の道にいばらあり!③ 慇懃高校生、スライム系大学生になる!?

みなさんこんにちは!慶應義塾大学の大前翔です。
さて、最終回となる今回は、前回ご説明した私自身の完璧主義を題材にし、まずは医学部を志望した経緯を振り返ってから、完璧主義を崩壊させた1つの大事件を振り返ります。

過去の大前選手の記事はこちらから!
文武の道にいばらあり!①
文武の道にいばらあり!②

YouTubeでツールドフランスの動画を見て自転車競技の面白さに取り憑かれ、私は自転車競技を始めることにしたのでした。それが、中学3年生の秋です。
本当は、すぐにでも始めたかったのですが、機材も、ウエアも、知識も何もなかったものですから、暫くは、水泳の練習を続けながら、自転車競技に関する情報を収集する日々を過ごしました。
そして、年が明けた1月、苦肉の策の移籍から2年半、お世話になったスイミングクラブを辞め、なにひとつわからない、誰も導いてくれない自転車競技の世界に足を踏み入れました。

ガッツリ初心者感を漂わせる、初めてロードに乗る前の記念写真

この過程が、勉強の方にも、私の心境に大きな変化を及ぼしました。医学部を目指すようになったのです。

自転車競技のトレーニングの大きな特徴は、「自分の運動を定量化して可視化できるデバイスが存在し、そのデータを後々にわたって管理できる」ということです。
つまりは、サイクルコンピュータ、突き詰めればパワーメーターのことなのですが、私の眼にはこれが、新しい希望の一筋のように写ったのです。

もともと、自分自身がスポーツをすること以外に、トレーニングを構成する側、つまりトレーナーやマッサーの仕事にも興味があった私は、自転車競技を始める過程で、「自分が自分のトレーナーになる」ことをとても楽しみにしていました。
それで、トレーニングに関する書物やウェブページを読み漁り、基礎知識を習得したのでした。試験の勉強はよくできたものの、自分の将来についてあまり深く考えていなかった私でしたが、ふと「アスリートを支えるトレーナーか、マッサーになれたらいいな」と考えました。しかし、慶應義塾の学部の中に、それらになることのできる学部は存在しません。
そこで、それらを包括する、医学部の選択肢が挙がりました。より深く調べると、マッサーやトレーナーとして活動する上で、医師免許をもっていると優位性がある、といったことが分かってきました。こうして、私は医学部を目指す覚悟が決まりました。

慶應義塾の自転車競技経験者はそのほとんどが高等学校からの内部進学者で、その他7割以上の部員は大学から自転車競技を始める

医学部を目指すとなると、内部進学でもその勉強は至難です。700人いる1学年のうち、医学部に進学できるのは22人。常にクラス1位の成績をキープしていないと、医学部進学に安心な内申点は確保できません。

そして、この内申点を巡って、私の完璧主義が、思わぬところで打ち砕かれることとなるのです。

高校2年生の後期期末試験の2週間前、私は発熱、悪寒、関節痛に襲われていました。インフルエンザです。私の場合、クラスで1位をとるための定期試験の勉強は、試験3週間前くらいから始めて、2週間前くらいから本腰を入れるのが通常です。
しかし、インフルエンザのせいで、机に向かうにも頭は働かず、かといって寝て回復を待つだけというのも私の精神が許すわけもなく、病体に鞭を打ち、3時間睡眠で勉強を続けました。そのためにインフルエンザの症状も長く続きましたが、1週間ほどで完治し、それからはさらにギアをかけて、1時間半睡眠で勉強に取り組みました。
ご飯の時間も、母におにぎりを握ってもらって食べながら資料を読み、湯船に浸かる時もふたの上に教科書を載せて読みました。また、眠気を抑えるため、コーヒーを時に一日2リットル飲むこともありました。当然胃は荒れましたが、私の完璧主義は、インフルエンザで勉強できなかったことが期末試験の成績を低下させることを許しませんでした。

16年度浮城のまち行田クリテリウムでクラス1に昇格

そうして結末は、皮肉なことに、期末試験2日目の夜に、自律神経失調によって倒れてしまったのです。
意識を失ったわけではないので今でも覚えていますが、なぜか涙と声だけは出て、自分の意思は明瞭にはわからない、そして全身は硬直して動かない、そういった状態で、リビングで、両親の目の前で、倒れてしまったのです。

精神的、神経的なものだったので、症状は1時間ほどで収まり、体は鉛のように重たいながらも動かせるようになりました。救急車は呼びませんでしたが、翌日は試験を休んで病院へ行くことになり、その診断結果からそれ以降の試験も休むことになり、残りの試験を受けることができませんでした。
勉強に関して、人生で初めての挫折です。それも、実際に試験を受けて挫折したわけではないのが、最も大きな問題です。中島敦の『山月記』の言葉を借りれば、「臆病な自尊心」「尊大な羞恥心」によって、私は試験の点数が悪いかもしれないという危惧から試験を受けることができず、また試験を受けずして挫折したのでした。
これは私にとって、かなりショッキングでした。

最終的には、試験の成績は、日頃の私の頑張りを見てくださっていた高校の先生方が、見込み点を高く評価してくださったおかげで、医学部進学に全く差し支えないものに収まっていました。
しかし、試験を受けずして高い成績をもらった自己への反省は深く、また自身の完璧主義への強い執着が招いた失態を重く捉え、それからは、自分を無理に追い込むことは一切やめました。
つまりは、完璧主義からくる義務感で物事を遂行しようとすることは一切なくなりました。

16年度学生個人ロードでの筆者

高校2年生までの私にとって、「文武両道」、及び、勉強とスポーツそれぞれで結果を出すことは、私自身の展望ではなく、義務となっていました。
完璧主義がそれらを縛り付け、尊大な羞恥心によって、それらが達成できなさそうな時は、逃避に走ってしまっていました。先に述べた一大イベントによって、私の完璧主義は打ち砕かれ、私は今「展望」として、文武両道を掲げています。

人間、頑張っても無理なことはあります。然るべき時に出来る精一杯を尽くして、それでもどうにもならなかった時には、大人しく赤っ恥をかけば良いのです。
高校2年生以前の私は、それができませんでした。

こうした心境の変化は、レースやタイムトライアル、試験直前やプレゼンテーションの前など、いわゆる「本番前」の精神状態に、安定をもたらしてくれます。

以前の私なら、「本番はこうでなくてはならない」という理想像に縛られて、それを実現するために、必要以上の緊張と不安を背負っていました。
対して現在は、「今、本番に向けて出来ることは何もない。本番が始まったら、大人しく全力を尽くすだけ。その結果がどうなっても構わない。」と考えることにより、プレッシャーが驚くほど減少しました。
定期試験の前日や当日朝に「謎の余裕」を感じる人は多くいると思いますが、そういう人の心理状態は、これに近くなっているのかもしれませんね。

プレッシャーなく試合に臨めたことも、インターハイ2位という成績を残せた理由の1つ

3回にわたり、文武両道をテーマに、私の20年の人生のターニングポイントを振り返ってきました。この文章を通じて、「何かしら」を感じ取ってくださったら、本望です。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

外苑クリテ優勝コメント#G1

3/12(日)に開催された第11回明治神宮外苑大学クリテリウムの大学生クラスの優勝者にコメントをもらいました!

 外苑大学クリテリウム
男子大学生大学対抗グループ1優勝
岡本隼 おかもとはやと

日本大学 3年/和歌山県立和歌山北高校

Q:優勝おめでとうございます!今の心境は?
去年に引き続き優勝出来て良かったです!
前半から積極的に動いてレースをかき乱すような走りをして勝てたって事が嬉しいです。
ラスト周回でチームメイトの沢田選手が前に引き上げてくれて、良いポジションでゴールスプリント出来ました。
あのチームでの連携した走りが無ければ優勝する事は厳しかったと思います。

大学対抗戦も団体優勝した日大チーム。チームメイトの森口選手、沢田選手も力強い走りを魅せていた

Q:外苑クリテリウムで勝利するポイントは?
集団で走っている時は180度ターンのポイントを上手く攻略し、ゴールスプリントの時は、最終コーナー手前が狭くなっているので最終コーナーに入る前の位置取りが非常に重要なポイントだと思います。

勝利のポイントにもあげていた並木通りのUターン地点での位置取りはこの大会の攻略ポイントの一つとなっている

Q:外苑クリテリウムの雰囲気はどうですか?
雰囲気は最高です!
学連のレースでここまで人が集まるレースは他にないと思います!

アジア選手権でのU23カテゴリでの優勝の勢いそのままに、外苑クリテ2連覇達成、来シーズンの活躍も大きな期待が寄せられる岡本選手(日本大学)

 

外苑クリテ優勝コメント#G2

3/12(日)に開催された第11回明治神宮外苑大学クリテリウムの大学生クラスの優勝者にコメントをもらいました!

今年度のRCS最終戦男子大学生グループ2で優勝の方々からの優勝コメントです!


外苑大学クリテリウム男子大学生グループ2A優勝
直井 駿太 なおいしゅんた

中央大学 2年/茨城県立取手第一高等学校

Q:おめでとうございます!今の心境は?
ありがとうございます。
今の心境は、やっと、やっとクラス1にあがれた…と。
「神宮外苑で勝て」と周りにプレッシャーをかけられていたので、ホッとしています。

Q:外苑クリテリウムで勝利するポイントは?
・位置獲り ・冷静な判断力 ・様々な展開への対応力ですかね。

2016RCS最終戦・第11回 明治神宮外苑⼤学クリテリウム男子大学生グループ2A優勝・直井選手(中央大学)

Q:今年の外苑クリテリウムの印象はどうでしたか?
例年以上に観客数が多く感じました。
見に来てくださる観客の方々も大会の数を重ねるにつれて安全性や観戦ルールなどのマナーもしっかりされていて、大会全体の質が上がっているように思いました。

 Q:最後に一言メッセージを
見に来る大会で2位を頻発しすぎて、「あたしが応援にいると勝てないのかな…」とボヤいていた母を、今回いい意味で裏切り、嬉し涙を流してもらえたことは最高の思い出になりました。

フィニッシュ後に右手で中央の頭文字「C」マークを作り大学をアピールする直井選手

来シーズンの中央大学は更に強くなります!
個人としてもこれから次のステップで戦っていきたいと思いますのでご声援宜しくお願い致します!


外苑大学クリテリウム男子大学生グループ2A優勝
阿部将大 アベマサヒロ

鹿屋体育大学 2年/大分県立日出暘谷高校

Q:おめでとうございます!今の心境は?
大学に入って初の優勝だったので素直に嬉しいです!
外苑クリテリウムは本当にたくさん応援してくれる方々がいて楽しんで走れました。

Q:外苑クリテリウムで勝利するポイントは?
今回は最終的にスプリントにしたかったのでチームでレース途中でできる逃げを潰すこと、落車が多いので落車をしないこと、寒いのでアップを入念にすることを心がけたことが勝利につながったのかもしれません。

2016RCS最終戦・第11回 明治神宮外苑⼤学クリテリウム男子大学生グループ2B優勝・阿部選手(鹿屋体育大学)

Q:最後に一言メッセージを
チームメイトで同期の選手たちが活躍してるので負けないように来シーズンも頑張っていきたいと思います!

最終スプリントで抜け出しフィニッシュ。大学に入って初めての嬉しい優勝となった阿部選手(鹿屋体育大学)

今後とも鹿屋体育大学自転車競技部をご声援宜しくお願い致します!

文武の道にいばらあり!② 水も滴るマッスル中学生、車輪も回る汗だく高校生になる

みなさんこんにちは!慶應義塾大学の大前翔です。
さて、前回は、文武両道というテーマで、私の幼少期から少年期までを振り返りました。
今回は、私の中学校時代の、人生を賭けてきた水泳というものへの心情の変化から、自転車競技を始めるところまで、綴らせて頂きたいと思います。

過去の大前選手の記事はこちらから!
文武の道にいばらあり!①
小3、JOCカップ決勝にて(大前選手は手前から二人目)

小学校4年生の終わりの春、私が全国大会で、年代別優秀選手に選ばれるほどの活躍をしたことは前回書きました。それで、暫くの間、私はすっかり有頂天になってしまったのでした。

快挙とも言える活躍をしたJOC以降、私のベストタイムの伸びは、一切止まってしまいました。毎試合、大体ベストタイム+0.5秒くらいのタイムが上限だったように記憶しています。
ベストが出ない焦りや苦悩はありましたが、それでも、東京都や関東レベルの試合なら十分優勝でき、周りから賞賛されるタイムだったので、私はそれについて暫く楽観的でした。
しかし、その後1年間、タイムは更新されることがなく、状況改善のためにと繰り返したフォーム改善などの試行錯誤が全て裏目にでて、むしろ3秒も、1年前のベストタイムから遠ざかってしまったのです。

ここまで、トントン拍子で成績を出してきた私にとっては、これが人生で最初の挫折でありました。ただひとつ、ベストを更新できない自分を許容する心の支えとなっていたのは、自分が中学受験の勉強のために、水泳の練習の比重を従来よりも少し落としていたことでした。
さしずめ、小5、小6の2年間は、水泳ではベストタイムこそ更新できませんでしたが、受験が終われば、また水泳に熱中して、全国でも活躍できる選手に戻るはずと信じて、地道に水泳と勉強の両立を続けたのです。

小4、JOCカップ表彰式にて

ところが、無事中学校に合格して、水泳に熱中できる環境に戻ってからも、私のタイムは芳しくない状態が続きました。
苦肉の策で、7年間通い続けたスイミングクラブを辞め、神奈川県にあった名門スイミングクラブに入籍し、毎日必死で練習に取り組みました。

前回述べた、のちに共にリレーメンバーとして全国中学優勝を果たすことになる同期たちは、中学校入学当初は、まだ私よりも持ちタイムの遅い3人でした。
しかし、中学入学後、スランプに陥っている私を横目に、3人はグングンタイムを伸ばしていきます。つられるようにして、私も若干タイムを更新できるようになりましたが、成長のスピードの差は歴然、日に日に私は同期たちに追いつかれていきました。

スランプの時期。タイムが出ないだけに、ベストを更新できた時は嬉しさに観客席の父へガッツポーズする

勉強の方も、私をさらに追い詰めました。私の中学校は、毎週理科実験を行い、1週間後提出の持ち帰りレポートを書くという特殊な伝統があり、学年1,2の成績を争っていた私は、そのレポートにも甚大な時間を割いて注力せざるを得ませんでした。

自分の完璧主義がそうさせたのです。日々のハードトレーニングと睡眠不足が重なり、肉体的にも精神的にも追い込まれた日々を過ごしました。

中学3年生、中学最後のシーズンは、チームの主将を任されました。私以外のリレーメンバーはそれぞれ個性が強く、彼らを客観視してまとめる事を、コーチが私に期待したのでした。
「泳ぐのが遅い主将」、そんな言葉が頭をよぎって、そう言われない為の一層の努力をし、全身全霊をかけて練習して、最後の全国中学に臨みました。

結果は前回述べた通り、リレー2種目制覇、連覇達成。私のタイムもリレーメンバーの足を引っ張るものではなく、最終的には大成功、私の中学校の水泳部創部以来の快挙となりました。

そして私はある種の「出し切った感」を感じたのです。

物心ついた時から続けてきた水泳。それをやめるなんて選択肢は、私の頭にはその時には微塵もありませんでした。
しかし、全国中学が終わって暫く精神的に落ち着いた日々を過ごし、冷静になってみると、再び私が、リレーでなく個人種目で、全国のトップの舞台で戦っている姿を、想像できなくなっていることに気づきました。

人生の早い段階で、全国のトップでの活躍というものを経験してしまった私は、それ以降、ノルマがそのレベル以上に設定されてしまい、生半可な成績やタイムでは、満足できなくなってしまいました。中学校時代、勉強を3年通じて頑張ったのも、入学後最初の定期試験で、学年2位をとってしまったからです。
つまり、私は自身の完璧主義や過度の向上心によって、自分自身をより高い方向へ追い詰めていこうとする気質があるのです。全国のトップでの活躍が期待されない以上、あれだけ熱中し、青春を費やした水泳は、もはや私にとって面白いスポーツではなくなりました。
強い選手の研究のために一日30分時間を作って見ていた世界水泳の録画を見なくなり、YouTubeをサーフィンするようになりました。そしてその折、新たな光がふと私の眼に舞い込んできたのです。

小4、JOCカップスタート前

文脈から想像がついた方もいらっしゃると思います。これが私の自転車競技のルーツなのです。YouTubeでツールドフランスの動画を見て、取り憑かれてしまいました。
自分の脚ひとつで標高2000m級の山を軽々超え、3週間かけてフランス1周する。こんな頭のネジが外れまくった競技が他にありましょうか。

水泳をやめて自転車をやりたい、という両親への告白は、私が両親とこれまでしてきた対話の中では、群を抜いて一番シリアスで、緊張しました。最初は父は難色を示しましたが、私の決意が固いのを分かってくれ、最終的には認めてくれました。

中学時代の水泳に対する心情の変化から、自転車競技を始めるところまでを振り返りました。
最終回となる次回は、私を競技転向に導いた岩壁のように硬い完璧主義を打ち砕いた一大事件を振り返り、現在私が文武両道という言葉に対して抱いている私見を述べて、締めくくりたいと思います。
ぜひご一読ください!

外苑クリテ優勝#女子

3/12(日)に開催された第11回明治神宮外苑大学クリテリウムの大学生クラスの優勝者にコメントをもらいました!

外苑クリテリウム女子オープン優勝
中井彩子 なかい あやこ
鹿屋体育大学2年/宮崎県立日向高校

Q:優勝おめでとうございます!今のお気持ちは?
ありがとうございます!
コースレイアウトを見る限り、私の脚質ではスプリントは難しいので、逃げて勝つしかありませんでした。
独走、コーナーなどロスのない走り、一気に引き離せるタイミングを意識しながらレースを走りました。
今は優勝してほっとひといき安心と、これまで応援してくださった方々への感謝の気持ちでいっぱいです!!

大会初優勝を飾った中井選手(鹿屋体育大学)

Q:外苑クリテリウムの雰囲気はどうでしたか
レース中は各大学の応援団がいて、最終コーナーの立ち上がりから一気に声援が寄せてきて本当に嬉しかったです!

たくさんの観客、そして黒川監督(写真左)が見守るなか、トップを独走する中井選手(ラスト2周時)

また同時開催のパラサイクリングタンデムロードレースは初めて生で見ました。
2人で息を合わせてペダルを踏み、レースで競う様子はとても迫力がありました。

大会初開催となったパラサイクリングタンデムロード・優勝のマレーシアチーム

やはり都心で行われるこのレースは特別であるし、そうして行われるイベントが今後の自転車競技のメジャー化への鍵ではないかと思います!

Q:最後に一言メッセージを
「今年は中井が来てる!」くらい爆発の年にします。

そして無事に新宿駅を攻略し、鹿屋に帰ることができました。
来るたびに新宿がアップデートされているので気は抜けません。

晴れてPASMOを購入された中井選手。

選手紹介シリーズにて、気にかけてくださった皆様、ありがとうございました!

レーススタート前。チームメイトで2016-17JICF女子トラック部門最優秀選手の橋本選手と。

外苑クリテ優勝#G3

3/12(日)に開催された第11回明治神宮外苑大学クリテリウムの大学生クラスの優勝者にコメントをもらいました!

まずは、グループ3、今年度のRCSで最終戦でRCSクラス3からクラス2昇格した優勝者の方々からの優勝コメントです!

外苑クリテリウムグループ3A優勝
早川裕紀 はやかわ ゆうき
日本大学3年/京都府立北桑田高等学校 

Q:優勝おめでとうございます。今のお気持ちは?
やっとRCSで優勝できて、クラス2に上がることが出来てとりあえず、今はホッとしています!

Q:外苑クリテリウムの雰囲気はどうでしたか?
レース会場の雰囲気が今までの学連レースの他のところとは違いました。
各大学の応援団などの声援がとても印象に残っています。

控えめなガッツポーズでトップフィニッシュする早川選手

Q:最後に一言メッセージを
ご声援ありがとうございます!今後のレースでも積極的に動けるように頑張って行きますので、引き続きご声援宜しくお願い致します!!


外苑クリテリウムグループ3B優勝
松本梧 まつもとさとる
朝日大学1年/国際学院高等学校(埼玉県)

Q:優勝おめでとうございます。今のお気持ちは?
ありがとうございます!
レースの展開は良い位置取りで、あまり足を使わず自分の得意なゴールスプリントに持ち込むことができたことで優勝することができました!
とても嬉しいです。

Q:外苑クリテリウムの雰囲気はどうでしたか?
他大学の応援団の方や観客の方々が他のレースよりたくさんいて出走前はすごく緊張してしまいました。

3人によるフィニッシュ前スプリントを制した松本選手

Q:最後に一言メッセージを
来シーズンはクラス昇格したことでクラス2に上がりレースのレベルも上がるので、練習をしっかりしていきたいと思います。
自分自身、さらに一段階成長して良い結果が残せるように努力していきたいと思いますのでご声援宜しくお願い致します!


外苑クリテリウムグループ3C優勝
富 武大 とみ たけひろ
明治大学 1年/誠英高校(山口県)

Q:優勝おめでとうございます。今のお気持ちは?
高校時代から大学に入ってからも主にトラック競技でやっていて あまりロードレースは走ったことがなかったので正直、ロードに関してはド素人だったので右も左も分からない状態でしたが一生懸命追いかけて、行ける所で行くということだけ心掛けレースに臨みました。

今回の外苑クリテリウムでの優勝は良い経験になりました!

Q:外苑クリテリウムの雰囲気はどうでしたか?
初めての外苑でした。
東京のど真ん中であるレースなので本当にすごいレースだと思います。
周りの声援や観客の人がとても多く 自転車ブームなのかなと思いました。

第2位の渡口選手を僅差でかわしフィニッシュする富選手

Q:最後に一言メッセージを
来シーズンからはRCSクラス2という事で自分の限界に挑戦し 更に上のレベルに行きたいと思います。
また私が所属する 明治大学には素晴らしい成績を残している先輩方も多いので色々教わりたいと思います!
ご声援ありがとうございました!