2019年度TRSと優勝選手

2020年3月22日、今年度最後のトラックレースとなるTRS第6戦が神奈川県・小田原競輪場にて開催され、TRS順位が確定しました。
※2019年度TRSランキングはこちら

TRS(Track Race Series)は各年度のTRSポイントレースで獲得した累積点数により優勝選手を決定するルールとなっています。
ここ数年のTRSは主に伊豆ベロドロームで開催されていましたが、2019年度はオリンピック準備のためベロドロームが利用できず伊豆CSC400m屋外トラックから境川、西武園、小田原競輪場と場所を変えながらの開催となりました。
※TRS第6戦では女子ポイントレースが開催されなかったため、女子の順位は第5戦で確定しています。

伊豆CSC400m屋外トラックで開催されたTRS第1戦ポイントレース(2019年4月)

今回、男子と女子それぞれのTRS優勝選手からコメントをもらいましたので写真とあわせ紹介します。

学連トラックレースシリーズ詳細は以下記事をご覧ください。
http://jicf.info/officials/jicf_trs


■女子優勝選手 池上あかり選手(早稲田大学)

Q:TRS優勝おめでとうございます。1年生の池上さんは今年度が初めての学連レースだったと思いますが、どんなシーズンだったでしょうか。

池上さん:
一番印象に残っているのはインカレです。マディソン、オムニアム、三キロ、チームスプリント、ロードレースと5種目出場する大会は初めてだったのでとてもハードでした。思うよりいい結果とはなりませんでしたが、今年は自転車の大会って楽しいな、と感じることができた1年でした。

インカレロードレース中盤、福田咲絵選手(慶應義塾大学)とともに先頭を走る池上選手

また、大学生活に全く慣れることが出来ず、実家って本当にいい環境だったんだなと改めて感じました。当たり前にあったご飯や洗濯物がたたんであることも当たり前じゃないと痛感しました。ありがとう、お母さん。って感じです。面と向かっては言えませんが…


Q:ありがとうございます。来年度の活躍もお祈りしています。
さて、ちょっとレースの話題からそれて仲の良い学連選手がいたら教えていただけるでしょうか。

池上さん:
学連で仲のいい選手は小口かなえ選手です。
初めて自転車競技を体験した中学三年からの知り合いで、自分の中では友達だと思っています!

では小口さんにも池上さんの印象や今年度の振り返りをお願いしてみますね。
※小口さんはTRS第2位の座を獲得しています。


■小口加奈絵選手(日本体育大学)

Q:池上さんから仲の良い選手として小口さんを紹介いただきました。小口さんから見た池上さんの印象など教えていただけますか。

小口さん
あかりと初めて会ったのは中学3年生の時のガールズサマーキャンプでした。同じグループの数少ない同級生で、すぐに打ち解けたのを覚えています。 大会の会場で会えば永遠と話しています。お互いお喋りだからだと思います(笑) また、自分の今まで出会ってきた人の中で1番変わってると思います(笑)なので一緒にいて飽きないので楽しいです。
また、いつも練習してないって言ってとても強いので、レース前の彼女の言葉は信じないようにしてます。

2020年2月、外苑クリテリウム出走中の小口選手

Q:最後に、お二人から来年度の抱負をお願いします。

池上さん
来年は色々な問題があり、大会が開催されるか分からないことがあるかもしれませんが、去年よりいい成績になるようにしたいです。 大学生活の中で一回は必ずインカレの場で親に花束を渡したいと思っているので、来年度も頑張ります。

小泉夢菜選手(写真左側)とともに出場、第3位となった女子マディソン

小口さん
今年度はあまりパッとした結果が出なかったので、来年度は1つでも表彰台に上がれるように頑張りたいと思います。

お二方ともご協力ありがとうございました!


男子はTRS優勝の安彦統賀選手にコメントをお願いしました。

■男子TRS優勝 安彦統賀選手(日本体育大学)

TRS第1戦 ポイントレース出走中の安彦選手

2019年は自分にとって悔しい1年でした。

個人・チームにとってインカレ総合優勝は目標です。 個人としても2年連続で2位と心が折れそうでしたが、最後の1年間インカレ総合優勝に貢献できるように頑張っていきます。

インカレでトラック首位、総合2位を獲得した日本体育大学表彰メンバー。安彦選手としても来年度こそは個人、チームとも優勝を目指したいと語る。

コメントありがとうございました。
来年度はいよいよ4年生。安彦さんと貴チーム活躍をお祈りしています。


Photo & 編集 深井文浩