11月4日(月・祝)、静岡県袋井市エコパにて開催されたRCS第7戦ではジュニアクラスのレースも開催されました。
初開催となった今回は5名の選手が参加し全員が完走。
本レースにはゲストライダー佐野淳哉選手(TEAM MATRIX POWERTAG)も一緒に走り、選手へのアドバイスなどされていました。
優勝の伊澤選手によれば、(佐野選手から)「レース中はどうすれば自分の得意な形に持ち込めるのか考えることなどを口頭で全体にアドバイスいただきました。それ以外にも、他の選手にはアタックできるタイミングで「行け」といった感じで少し押したり、下りなどで自分から前に出て見本を見せるような走りをしていただきました。」とのことです。
今回記事ではジュニアクラス優勝の伊澤将也選手と、高校生ながらClass1にオープン参加した寺田吉騎選手のコメントを紹介します。
伊澤将也選手(横浜高校):ジュニア優勝
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今回、ジュニアのエントリーが少なかったこともあって勝つことはわかっていたので、妥協しないことや色々と試してみること、怪我開けなのでコーナーはセーフティにこなすこと、そして何よりエキサイティングな展開を意識してスタートしました。
一周回目のポイントでスプリントではどの位置からでも5点が取れることがはっきりしたのでその後はどうすれば一人逃げが決められるかを考えてコースの色々なポイントで仕掛けてみました。
ゴール線までの逃げは数回できましたが、目指していた逃げ切りはなりませんでした。
観ている人が楽しめるようなエキサイティングな展開にはできなかったと思いますが、最後まで追い込めて練習としては収穫がありました。ポイントは満点、内容は30点といった感じでした。
来年からは学連のレースを走ることになるので他カテゴリのレースを間近で感じられたのは良かったです。
大学ではトラック中距離とロードに力を入れたいと思っていて最終的にはマディソンやオムニアムを得意とするような選手になることが目標です。特に総合力が問われる種目なのでタイム種目など他でも学連のトップレベルで走れるようにしていきたいと思っています。
このレースが今シーズン最後のレースでした。「”変な奴”としか言われない」「スポーツやってなきゃただオタク」の僕ですが、良い仲間に出会い、様々な方のご支援があって高校で競技に打ち込むことができました。ありがとうございました。些細なお言葉でも力になっています。というわけで、是非応援ください。
寺田吉騎選手(磐田北高校):Class1 第4位
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スタートして登りに入りアタック合戦になり、 二周目に抜け出した優勝した選手と佐野さんがとても強力で最初は20秒差くらいでしたがそれが全然詰まらずどんどん引き離されてしまい最後には1分40秒差にまでなってしまいました。
前の2人の抜け出したのに反応出来ず力の差を感じました。
逃げが決まってから何度もアタックがあり、それを追いかけては捕まえてまた次の選手がアタックしそれを追いかけての繰り返しでずっとペースが安定せずスピードの上がり下がりが激しかったです。
残り2周からはもう前に追いつくの無理だと思い、集団スプリントに備えました。
最終コーナーを2番手で抜け良いタイミングでスプリントできたのですが、最後朝日の選手に刺されてしまい4位でした。
地元開催だったので学校の先生や友達、チームの方々、家族などとても沢山の方々がレースを観に来てくれていてレースに参加できてとても良かったです。
※寺田さんは学連Class1レースにオープン参加しています。
<編集後記>
ジュニアクラスは初開催ということもあり参加人数は少なめでしたが、来シーズンより学連加盟予定という伊澤さんや高校1年生ながらClass1参加の寺田さんなど目が離せない内容でした。
ちなみに最後まで力強い走りを見せてくれた鈴木来音選手は、法政大学をこの春卒業した鈴木陸来さんの弟さんとのこと。
個人的にも全出走選手のますますの活躍を楽しみにしています。
photo & 編集 深井文浩