チームタイムトライアル(TTT)

チームタイムトライアルは、4人の選手で一つのチームを構成し、3人目の選手がゴールするタイムの優劣を競います。優勝チームの平均時速は50キロ近くに達するスピード感あふれる競技です。
(本連盟では1チーム4人ですが、他の大会では5人以上になる場合もあります。)

本連盟主催のチームタイムトライアルは、個人タイムトライアルと同様、利根川上流河川敷で「全日本学生選手権チームロードタイムトライアル」が例年5月に行われます。

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高い速度を長時間維持するためには、空気抵抗を最小限に抑える必要がありますが、4人の選手が車間をぎりぎりまで詰め、一定の時間ごとに先頭交代を繰り返しながらゴールを目指し走る姿は見た目にも美しく、まさに4両編成の電車が走っているかのようです。

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選手同士の一糸乱れぬチームワークが重要視されるのはもちろんですが、各選手はチームのために脱落することが許されないというプレッシャーとの闘いに打ち勝つ必要があります。そのような意味では、箱根駅伝に代表される駅伝競技と似た性格を持つとも言えるでしょう。

また、本大会は各大学にとって、選手層の厚さを最も問われる大会の一つです。
同じくらいの実力を備えた選手を4人そろえるのは簡単なことではありません。そのため、インカレのロード競技で10人フルに選手をそろえることができるような大学が上位に来ることが多いですが、数年前から距離が短縮されたことから、個人追抜競技の選手をそろえたチームが上位に食い込むケースも出ています。

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