クリテリウムは、基本的に平坦基調の短い周回コースを何周もする競技です。市街地で開催されることも多く、最近日本国内でも開催が増えてきました。観客にとっては大人数の選手が猛スピードで競い合い走り抜ける迫力ある様子を間近で何度も見ることができるだけでなく、レース展開も容易に把握することができます。
本連盟でも下記の通り、RCS(ロードレース・カップシリーズ)の試合を中心に数多くのクリテリウム大会を開催しています。
とくに、明治神宮外苑クリテリウム大会は、RCSの最終戦として最も重要な位置を占めるだけでなく、学生スポーツの一大イベントとして自転車業界だけでなく一般にも大きく注目される大会になりました。
レースの形式は主に二種類あります。
ロードレース形式 — 個人ロードレースと同じように、ゴールの着順を競います。
ポイントレース形式 — トラック競技のポイントレースと同じ形式で行います。一定の周回ごとにポイント周回が数回設定され、ポイント周回の上位通過者から5点、3点、2点、1点の順に得点が与えられます。最終着順はゴールの着順ではなく合計得点の多い順となります。(得点が同じ場合はゴールの着順が早いほうが上位になる)
ポイントレース形式では、ポイント周回ごとに熾烈なスプリント合戦が繰り広げられるので、どの選手が現在何点獲得しているかも確認しながら観戦することを推奨します。