通称「西カレ」と呼ばれる西日本学生自転車競技連盟が主催する最大の大会です。（愛知県･岐阜県･富山県以西にある大学のみで争われます）

全日本のインカレと違い、トラックとロードで分散開催されます（例年6月ごろにロード競技、8月ごろにトラック競技）。とくにトラック競技は全日本インカレの1月前に行われるため、本番前の最後の公式戦として重要な位置を占めています。

年によっては、あえて8月のトラック競技大会をパスして全日本インカレ一本に絞る大学もあり、各大学の監督の考え方が端的に表れる大会です。西日本の大学にとってはここから全日本インカレが始まっているといっても過言ではないかもしれません。

ここ数年の大学対抗部門は、ロード競技は京都産業大学、トラック競技は朝日大学が良い成績を上げているのが目立ちますが、個人部門では計測系の競技で有力選手の仕上がり具合を確認できたり、思いもかけない伏兵選手が大駆けをしたときに、その力が全日本インカレでそのまま通じるのかを予想したり、いろいろな意味でみどころの多い大会といえるでしょう。