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文武の道にいばらあり!③ 慇懃高校生、スライム系大学生になる!?

みなさんこんにちは!慶應義塾大学の大前翔です。
さて、最終回となる今回は、前回ご説明した私自身の完璧主義を題材にし、まずは医学部を志望した経緯を振り返ってから、完璧主義を崩壊させた1つの大事件を振り返ります。

過去の大前選手の記事はこちらから!
文武の道にいばらあり!①
文武の道にいばらあり!②

YouTubeでツールドフランスの動画を見て自転車競技の面白さに取り憑かれ、私は自転車競技を始めることにしたのでした。それが、中学3年生の秋です。
本当は、すぐにでも始めたかったのですが、機材も、ウエアも、知識も何もなかったものですから、暫くは、水泳の練習を続けながら、自転車競技に関する情報を収集する日々を過ごしました。
そして、年が明けた1月、苦肉の策の移籍から2年半、お世話になったスイミングクラブを辞め、なにひとつわからない、誰も導いてくれない自転車競技の世界に足を踏み入れました。

ガッツリ初心者感を漂わせる、初めてロードに乗る前の記念写真

この過程が、勉強の方にも、私の心境に大きな変化を及ぼしました。医学部を目指すようになったのです。

自転車競技のトレーニングの大きな特徴は、「自分の運動を定量化して可視化できるデバイスが存在し、そのデータを後々にわたって管理できる」ということです。
つまりは、サイクルコンピュータ、突き詰めればパワーメーターのことなのですが、私の眼にはこれが、新しい希望の一筋のように写ったのです。

もともと、自分自身がスポーツをすること以外に、トレーニングを構成する側、つまりトレーナーやマッサーの仕事にも興味があった私は、自転車競技を始める過程で、「自分が自分のトレーナーになる」ことをとても楽しみにしていました。
それで、トレーニングに関する書物やウェブページを読み漁り、基礎知識を習得したのでした。試験の勉強はよくできたものの、自分の将来についてあまり深く考えていなかった私でしたが、ふと「アスリートを支えるトレーナーか、マッサーになれたらいいな」と考えました。しかし、慶應義塾の学部の中に、それらになることのできる学部は存在しません。
そこで、それらを包括する、医学部の選択肢が挙がりました。より深く調べると、マッサーやトレーナーとして活動する上で、医師免許をもっていると優位性がある、といったことが分かってきました。こうして、私は医学部を目指す覚悟が決まりました。

慶應義塾の自転車競技経験者はそのほとんどが高等学校からの内部進学者で、その他7割以上の部員は大学から自転車競技を始める

医学部を目指すとなると、内部進学でもその勉強は至難です。700人いる1学年のうち、医学部に進学できるのは22人。常にクラス1位の成績をキープしていないと、医学部進学に安心な内申点は確保できません。

そして、この内申点を巡って、私の完璧主義が、思わぬところで打ち砕かれることとなるのです。

高校2年生の後期期末試験の2週間前、私は発熱、悪寒、関節痛に襲われていました。インフルエンザです。私の場合、クラスで1位をとるための定期試験の勉強は、試験3週間前くらいから始めて、2週間前くらいから本腰を入れるのが通常です。
しかし、インフルエンザのせいで、机に向かうにも頭は働かず、かといって寝て回復を待つだけというのも私の精神が許すわけもなく、病体に鞭を打ち、3時間睡眠で勉強を続けました。そのためにインフルエンザの症状も長く続きましたが、1週間ほどで完治し、それからはさらにギアをかけて、1時間半睡眠で勉強に取り組みました。
ご飯の時間も、母におにぎりを握ってもらって食べながら資料を読み、湯船に浸かる時もふたの上に教科書を載せて読みました。また、眠気を抑えるため、コーヒーを時に一日2リットル飲むこともありました。当然胃は荒れましたが、私の完璧主義は、インフルエンザで勉強できなかったことが期末試験の成績を低下させることを許しませんでした。

16年度浮城のまち行田クリテリウムでクラス1に昇格

そうして結末は、皮肉なことに、期末試験2日目の夜に、自律神経失調によって倒れてしまったのです。
意識を失ったわけではないので今でも覚えていますが、なぜか涙と声だけは出て、自分の意思は明瞭にはわからない、そして全身は硬直して動かない、そういった状態で、リビングで、両親の目の前で、倒れてしまったのです。

精神的、神経的なものだったので、症状は1時間ほどで収まり、体は鉛のように重たいながらも動かせるようになりました。救急車は呼びませんでしたが、翌日は試験を休んで病院へ行くことになり、その診断結果からそれ以降の試験も休むことになり、残りの試験を受けることができませんでした。
勉強に関して、人生で初めての挫折です。それも、実際に試験を受けて挫折したわけではないのが、最も大きな問題です。中島敦の『山月記』の言葉を借りれば、「臆病な自尊心」「尊大な羞恥心」によって、私は試験の点数が悪いかもしれないという危惧から試験を受けることができず、また試験を受けずして挫折したのでした。
これは私にとって、かなりショッキングでした。

最終的には、試験の成績は、日頃の私の頑張りを見てくださっていた高校の先生方が、見込み点を高く評価してくださったおかげで、医学部進学に全く差し支えないものに収まっていました。
しかし、試験を受けずして高い成績をもらった自己への反省は深く、また自身の完璧主義への強い執着が招いた失態を重く捉え、それからは、自分を無理に追い込むことは一切やめました。
つまりは、完璧主義からくる義務感で物事を遂行しようとすることは一切なくなりました。

16年度学生個人ロードでの筆者

高校2年生までの私にとって、「文武両道」、及び、勉強とスポーツそれぞれで結果を出すことは、私自身の展望ではなく、義務となっていました。
完璧主義がそれらを縛り付け、尊大な羞恥心によって、それらが達成できなさそうな時は、逃避に走ってしまっていました。先に述べた一大イベントによって、私の完璧主義は打ち砕かれ、私は今「展望」として、文武両道を掲げています。

人間、頑張っても無理なことはあります。然るべき時に出来る精一杯を尽くして、それでもどうにもならなかった時には、大人しく赤っ恥をかけば良いのです。
高校2年生以前の私は、それができませんでした。

こうした心境の変化は、レースやタイムトライアル、試験直前やプレゼンテーションの前など、いわゆる「本番前」の精神状態に、安定をもたらしてくれます。

以前の私なら、「本番はこうでなくてはならない」という理想像に縛られて、それを実現するために、必要以上の緊張と不安を背負っていました。
対して現在は、「今、本番に向けて出来ることは何もない。本番が始まったら、大人しく全力を尽くすだけ。その結果がどうなっても構わない。」と考えることにより、プレッシャーが驚くほど減少しました。
定期試験の前日や当日朝に「謎の余裕」を感じる人は多くいると思いますが、そういう人の心理状態は、これに近くなっているのかもしれませんね。

プレッシャーなく試合に臨めたことも、インターハイ2位という成績を残せた理由の1つ

3回にわたり、文武両道をテーマに、私の20年の人生のターニングポイントを振り返ってきました。この文章を通じて、「何かしら」を感じ取ってくださったら、本望です。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

宮本隼輔(中央大学)

2017年3月:JICF年間最優秀選手表彰
男子トラック部門受賞コメント

宮本隼輔 みやもとしゅんすけ
中央大学 4年/山口県立防府商業高等学校

Q:受賞おめでとうございます!今の心境は?
ありがとうございます!
怪我を乗り越えての受賞なのでとても嬉しいです。
復帰にあたりたくさんの方に協力していただいたので全ての方々に感謝しています。

2016インカレ男子スプリント表彰 宮本選手はケイリンでも優勝を飾り2冠達成 Photo by F.Fukai

Q:今シーズン印象に残っているレースは?
インカレの男子スプリント準決勝で明治大学の曽我選手と戦ったことはとても印象に残っています。
普段から仲良くしてもらっているので最後のインカレで戦えて嬉しかったです。
色々な場面で何度も戦っていますが戦うたびに強くなっている印象を受けていましたし、インカレの勝ち上がりも強さを見せつけていたのでとても緊張感がありました。

2016インカレ男子スプリント 先行する曽我選手(明治大学)と宮本選手(中央大学)、この年代を代表するスプリンター同士の戦いは大会を盛り上げた Photo by F.Fukai

負けられないプレッシャーを感じながらも同級生として正々堂々と楽しんで戦うことができました。

Q:普段コンディションを整えるためにやっていることは?
毎朝1人で行う30キロのロードワークを大切にしています。
決して長い距離ではありませんがペダリングや体の反応を確かめるための大切な時間です。
コンディショニングを整えるのはパワーマックスを活用しています。
朝のロードワークで感じたことを午後にパワーマックスを使ってメニューを組んでいます。
ウエイトトレーニングで身体の反応スピードをあげるトレーニングも取り入れます。

全日本学生TRS第3戦(JICF INTERNATIONAL TRACK CUP)の男子ケイリンでも外国人選手と並び表彰台にあがった宮本選手(中央大学)

Q:大学から競技を始めたばかりの選手や将来、学連に入ってくる選手に伝えたいことなどありますか?
私は人に何かを伝えられるほどの選手ではないのですが、大学から新しいスポーツ競技を始めるという覚悟を持った選手はとても尊敬しています。
そういう人は自分の意思や考えをしっかり持った人だと思うので自分を信じて頑張ることが1番だと思います。

Q:最後に一言メッセージを
大学最後の年に年間最優秀選手になれとても嬉しく思います。指導者、仲間、環境に恵まれました。
これからは自転車を職にできるよう、より一層自覚を持って取り組んで行きたいと思います。
ありがとうございました。

選手プロフィール
宮本 隼輔選手(みやもとしゅんすけ)
中央大学4年/山口県立防府商業高等学校

2016JICF男子トラック部門年間最優秀選手
2016岩手国体男子スプリント 優勝
2016インカレ男子スプリント 優勝
2016インカレ男子ケイリン 優勝

2016年8月25日-28日:文部科学大臣杯第72回 全日本大学対抗選手権自転車競技大会

男子ケイリン・スプリント優勝
宮本隼輔(みやもとしゅんすけ )
中央大学 4年/山口県立防府商業高等学校

Q:優勝おめでとうございます!今の心境は?
ホッとしました!昨年、背骨を骨折して2ヶ月間の入院生活を終えた後、辛く苦しいリハビリをしましたが、宮本なら勝てるでしょ!と言う声が多く相当プレッシャーを感じていました!

プレッシャーに負けないように努力を積み重ね勝ち取った優勝なのでとても感慨深いです!

 

Q:レースの勝因につながったと思うポイントは?
ケイリン、スプリント共に力で勝ちに持っていけたと思っています。勝機を見逃さず攻め切れたこともそうですが、1番の勝因は誰よりも練習したことだと思います!

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ケイリン決勝 フィニッシュシーン。 2種目とも2位 坂井選手(日本大学)との好勝負による勝利となった。

 

Q:感謝の気持ちを伝えたい人は?
中央大学自転車競技部の同期の走り、応援が力になり良い結果を出すことができました!

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ケイリン表彰

また、たくさん心配をかけた家族にメダルをかけることができて良かったです!感謝してます!

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Q:最後に一言メッセージを
今シーズンは怪我明けのシーズンということで上手くいかないことが多くひたすら努力の1年でした。
最後に有終の美で終わることができ、やってきて良かったと感じています。
この後、今シーズンのトラックレースは都道府県大会、国体と続くのでアマチュア最後の年を最高の形で締めくくれるように頑張ります。沢山のご声援ありがとうございました!


2016年8月25日(木)〜28日(日)、文部科学大臣杯 第72回 全日本大学対抗選手権自転車競技大会が会 場 静岡県伊豆市大野 日本サイクルスポーツセンター で開催されます。

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今大会が最後のインカレとなる4年生に質問をしました。


中央大学4年の宮本 隼輔選手(みやもとしゅんすけ)。  山口県立防府商業高等学校出身です。

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Q:最後のインカレにむけて心境は?
特に最後だからとかはなく、いつも通りに調整できています!
昨年から優勝がないので挑戦者として優勝を目指したいと思ってます!

Q:過去のインカレで印象に残っている大会は?
特別に印象に残っている大会は無いです!ですが、3年の時に出場することができず外から見た長野インカレは1番悔しい思い出です! 人それぞれ想いがあると思いますが、僕の中ではインカレは他の大会と変わりません!

Q:大学生活を自転車競技に捧げてよかった?
大学での生活はたくさんの事を経験することができているので自転車競技にだけに捧げてきた感じはありません!大学を卒業してから捧げていこうと思っています!

Q:同世代を代表する選手を3人挙げると?
徳田優選手/鹿屋体大・小林泰生選手/日体大・ 森本尊也選手/明治大

Q:最後に一言メッセージを
有終の美を飾れるように頑張ります!

選手プロフィール
宮本 隼輔選手(みやもとしゅんすけ)
中央大学4年/山口県立防府商業高等学校

外苑クリテ優勝コメント#G1

3/12(日)に開催された第11回明治神宮外苑大学クリテリウムの大学生クラスの優勝者にコメントをもらいました!

 外苑大学クリテリウム
男子大学生大学対抗グループ1優勝
岡本隼 おかもとはやと

日本大学 3年/和歌山県立和歌山北高校

Q:優勝おめでとうございます!今の心境は?
去年に引き続き優勝出来て良かったです!
前半から積極的に動いてレースをかき乱すような走りをして勝てたって事が嬉しいです。
ラスト周回でチームメイトの沢田選手が前に引き上げてくれて、良いポジションでゴールスプリント出来ました。
あのチームでの連携した走りが無ければ優勝する事は厳しかったと思います。

大学対抗戦も団体優勝した日大チーム。チームメイトの森口選手、沢田選手も力強い走りを魅せていた

Q:外苑クリテリウムで勝利するポイントは?
集団で走っている時は180度ターンのポイントを上手く攻略し、ゴールスプリントの時は、最終コーナー手前が狭くなっているので最終コーナーに入る前の位置取りが非常に重要なポイントだと思います。

勝利のポイントにもあげていた並木通りのUターン地点での位置取りはこの大会の攻略ポイントの一つとなっている

Q:外苑クリテリウムの雰囲気はどうですか?
雰囲気は最高です!
学連のレースでここまで人が集まるレースは他にないと思います!

アジア選手権でのU23カテゴリでの優勝の勢いそのままに、外苑クリテ2連覇達成、来シーズンの活躍も大きな期待が寄せられる岡本選手(日本大学)

 

外苑クリテ優勝コメント#G2

3/12(日)に開催された第11回明治神宮外苑大学クリテリウムの大学生クラスの優勝者にコメントをもらいました!

今年度のRCS最終戦男子大学生グループ2で優勝の方々からの優勝コメントです!


外苑大学クリテリウム男子大学生グループ2A優勝
直井 駿太 なおいしゅんた

中央大学 2年/茨城県立取手第一高等学校

Q:おめでとうございます!今の心境は?
ありがとうございます。
今の心境は、やっと、やっとクラス1にあがれた…と。
「神宮外苑で勝て」と周りにプレッシャーをかけられていたので、ホッとしています。

Q:外苑クリテリウムで勝利するポイントは?
・位置獲り ・冷静な判断力 ・様々な展開への対応力ですかね。

2016RCS最終戦・第11回 明治神宮外苑⼤学クリテリウム男子大学生グループ2A優勝・直井選手(中央大学)

Q:今年の外苑クリテリウムの印象はどうでしたか?
例年以上に観客数が多く感じました。
見に来てくださる観客の方々も大会の数を重ねるにつれて安全性や観戦ルールなどのマナーもしっかりされていて、大会全体の質が上がっているように思いました。

 Q:最後に一言メッセージを
見に来る大会で2位を頻発しすぎて、「あたしが応援にいると勝てないのかな…」とボヤいていた母を、今回いい意味で裏切り、嬉し涙を流してもらえたことは最高の思い出になりました。

フィニッシュ後に右手で中央の頭文字「C」マークを作り大学をアピールする直井選手

来シーズンの中央大学は更に強くなります!
個人としてもこれから次のステップで戦っていきたいと思いますのでご声援宜しくお願い致します!


外苑大学クリテリウム男子大学生グループ2A優勝
阿部将大 アベマサヒロ

鹿屋体育大学 2年/大分県立日出暘谷高校

Q:おめでとうございます!今の心境は?
大学に入って初の優勝だったので素直に嬉しいです!
外苑クリテリウムは本当にたくさん応援してくれる方々がいて楽しんで走れました。

Q:外苑クリテリウムで勝利するポイントは?
今回は最終的にスプリントにしたかったのでチームでレース途中でできる逃げを潰すこと、落車が多いので落車をしないこと、寒いのでアップを入念にすることを心がけたことが勝利につながったのかもしれません。

2016RCS最終戦・第11回 明治神宮外苑⼤学クリテリウム男子大学生グループ2B優勝・阿部選手(鹿屋体育大学)

Q:最後に一言メッセージを
チームメイトで同期の選手たちが活躍してるので負けないように来シーズンも頑張っていきたいと思います!

最終スプリントで抜け出しフィニッシュ。大学に入って初めての嬉しい優勝となった阿部選手(鹿屋体育大学)

今後とも鹿屋体育大学自転車競技部をご声援宜しくお願い致します!

文武の道にいばらあり!② 水も滴るマッスル中学生、車輪も回る汗だく高校生になる

みなさんこんにちは!慶應義塾大学の大前翔です。
さて、前回は、文武両道というテーマで、私の幼少期から少年期までを振り返りました。
今回は、私の中学校時代の、人生を賭けてきた水泳というものへの心情の変化から、自転車競技を始めるところまで、綴らせて頂きたいと思います。

過去の大前選手の記事はこちらから!
文武の道にいばらあり!①
小3、JOCカップ決勝にて(大前選手は手前から二人目)

小学校4年生の終わりの春、私が全国大会で、年代別優秀選手に選ばれるほどの活躍をしたことは前回書きました。それで、暫くの間、私はすっかり有頂天になってしまったのでした。

快挙とも言える活躍をしたJOC以降、私のベストタイムの伸びは、一切止まってしまいました。毎試合、大体ベストタイム+0.5秒くらいのタイムが上限だったように記憶しています。
ベストが出ない焦りや苦悩はありましたが、それでも、東京都や関東レベルの試合なら十分優勝でき、周りから賞賛されるタイムだったので、私はそれについて暫く楽観的でした。
しかし、その後1年間、タイムは更新されることがなく、状況改善のためにと繰り返したフォーム改善などの試行錯誤が全て裏目にでて、むしろ3秒も、1年前のベストタイムから遠ざかってしまったのです。

ここまで、トントン拍子で成績を出してきた私にとっては、これが人生で最初の挫折でありました。ただひとつ、ベストを更新できない自分を許容する心の支えとなっていたのは、自分が中学受験の勉強のために、水泳の練習の比重を従来よりも少し落としていたことでした。
さしずめ、小5、小6の2年間は、水泳ではベストタイムこそ更新できませんでしたが、受験が終われば、また水泳に熱中して、全国でも活躍できる選手に戻るはずと信じて、地道に水泳と勉強の両立を続けたのです。

小4、JOCカップ表彰式にて

ところが、無事中学校に合格して、水泳に熱中できる環境に戻ってからも、私のタイムは芳しくない状態が続きました。
苦肉の策で、7年間通い続けたスイミングクラブを辞め、神奈川県にあった名門スイミングクラブに入籍し、毎日必死で練習に取り組みました。

前回述べた、のちに共にリレーメンバーとして全国中学優勝を果たすことになる同期たちは、中学校入学当初は、まだ私よりも持ちタイムの遅い3人でした。
しかし、中学入学後、スランプに陥っている私を横目に、3人はグングンタイムを伸ばしていきます。つられるようにして、私も若干タイムを更新できるようになりましたが、成長のスピードの差は歴然、日に日に私は同期たちに追いつかれていきました。

スランプの時期。タイムが出ないだけに、ベストを更新できた時は嬉しさに観客席の父へガッツポーズする

勉強の方も、私をさらに追い詰めました。私の中学校は、毎週理科実験を行い、1週間後提出の持ち帰りレポートを書くという特殊な伝統があり、学年1,2の成績を争っていた私は、そのレポートにも甚大な時間を割いて注力せざるを得ませんでした。

自分の完璧主義がそうさせたのです。日々のハードトレーニングと睡眠不足が重なり、肉体的にも精神的にも追い込まれた日々を過ごしました。

中学3年生、中学最後のシーズンは、チームの主将を任されました。私以外のリレーメンバーはそれぞれ個性が強く、彼らを客観視してまとめる事を、コーチが私に期待したのでした。
「泳ぐのが遅い主将」、そんな言葉が頭をよぎって、そう言われない為の一層の努力をし、全身全霊をかけて練習して、最後の全国中学に臨みました。

結果は前回述べた通り、リレー2種目制覇、連覇達成。私のタイムもリレーメンバーの足を引っ張るものではなく、最終的には大成功、私の中学校の水泳部創部以来の快挙となりました。

そして私はある種の「出し切った感」を感じたのです。

物心ついた時から続けてきた水泳。それをやめるなんて選択肢は、私の頭にはその時には微塵もありませんでした。
しかし、全国中学が終わって暫く精神的に落ち着いた日々を過ごし、冷静になってみると、再び私が、リレーでなく個人種目で、全国のトップの舞台で戦っている姿を、想像できなくなっていることに気づきました。

人生の早い段階で、全国のトップでの活躍というものを経験してしまった私は、それ以降、ノルマがそのレベル以上に設定されてしまい、生半可な成績やタイムでは、満足できなくなってしまいました。中学校時代、勉強を3年通じて頑張ったのも、入学後最初の定期試験で、学年2位をとってしまったからです。
つまり、私は自身の完璧主義や過度の向上心によって、自分自身をより高い方向へ追い詰めていこうとする気質があるのです。全国のトップでの活躍が期待されない以上、あれだけ熱中し、青春を費やした水泳は、もはや私にとって面白いスポーツではなくなりました。
強い選手の研究のために一日30分時間を作って見ていた世界水泳の録画を見なくなり、YouTubeをサーフィンするようになりました。そしてその折、新たな光がふと私の眼に舞い込んできたのです。

小4、JOCカップスタート前

文脈から想像がついた方もいらっしゃると思います。これが私の自転車競技のルーツなのです。YouTubeでツールドフランスの動画を見て、取り憑かれてしまいました。
自分の脚ひとつで標高2000m級の山を軽々超え、3週間かけてフランス1周する。こんな頭のネジが外れまくった競技が他にありましょうか。

水泳をやめて自転車をやりたい、という両親への告白は、私が両親とこれまでしてきた対話の中では、群を抜いて一番シリアスで、緊張しました。最初は父は難色を示しましたが、私の決意が固いのを分かってくれ、最終的には認めてくれました。

中学時代の水泳に対する心情の変化から、自転車競技を始めるところまでを振り返りました。
最終回となる次回は、私を競技転向に導いた岩壁のように硬い完璧主義を打ち砕いた一大事件を振り返り、現在私が文武両道という言葉に対して抱いている私見を述べて、締めくくりたいと思います。
ぜひご一読ください!

外苑クリテ優勝#女子

3/12(日)に開催された第11回明治神宮外苑大学クリテリウムの大学生クラスの優勝者にコメントをもらいました!

外苑クリテリウム女子オープン優勝
中井彩子 なかい あやこ
鹿屋体育大学2年/宮崎県立日向高校

Q:優勝おめでとうございます!今のお気持ちは?
ありがとうございます!
コースレイアウトを見る限り、私の脚質ではスプリントは難しいので、逃げて勝つしかありませんでした。
独走、コーナーなどロスのない走り、一気に引き離せるタイミングを意識しながらレースを走りました。
今は優勝してほっとひといき安心と、これまで応援してくださった方々への感謝の気持ちでいっぱいです!!

大会初優勝を飾った中井選手(鹿屋体育大学)

Q:外苑クリテリウムの雰囲気はどうでしたか
レース中は各大学の応援団がいて、最終コーナーの立ち上がりから一気に声援が寄せてきて本当に嬉しかったです!

たくさんの観客、そして黒川監督(写真左)が見守るなか、トップを独走する中井選手(ラスト2周時)

また同時開催のパラサイクリングタンデムロードレースは初めて生で見ました。
2人で息を合わせてペダルを踏み、レースで競う様子はとても迫力がありました。

大会初開催となったパラサイクリングタンデムロード・優勝のマレーシアチーム

やはり都心で行われるこのレースは特別であるし、そうして行われるイベントが今後の自転車競技のメジャー化への鍵ではないかと思います!

Q:最後に一言メッセージを
「今年は中井が来てる!」くらい爆発の年にします。

そして無事に新宿駅を攻略し、鹿屋に帰ることができました。
来るたびに新宿がアップデートされているので気は抜けません。

晴れてPASMOを購入された中井選手。

選手紹介シリーズにて、気にかけてくださった皆様、ありがとうございました!

レーススタート前。チームメイトで2016-17JICF女子トラック部門最優秀選手の橋本選手と。

外苑クリテ優勝#G3

3/12(日)に開催された第11回明治神宮外苑大学クリテリウムの大学生クラスの優勝者にコメントをもらいました!

まずは、グループ3、今年度のRCSで最終戦でRCSクラス3からクラス2昇格した優勝者の方々からの優勝コメントです!

外苑クリテリウムグループ3A優勝
早川裕紀 はやかわ ゆうき
日本大学3年/京都府立北桑田高等学校 

Q:優勝おめでとうございます。今のお気持ちは?
やっとRCSで優勝できて、クラス2に上がることが出来てとりあえず、今はホッとしています!

Q:外苑クリテリウムの雰囲気はどうでしたか?
レース会場の雰囲気が今までの学連レースの他のところとは違いました。
各大学の応援団などの声援がとても印象に残っています。

控えめなガッツポーズでトップフィニッシュする早川選手

Q:最後に一言メッセージを
ご声援ありがとうございます!今後のレースでも積極的に動けるように頑張って行きますので、引き続きご声援宜しくお願い致します!!


外苑クリテリウムグループ3B優勝
松本梧 まつもとさとる
朝日大学1年/国際学院高等学校(埼玉県)

Q:優勝おめでとうございます。今のお気持ちは?
ありがとうございます!
レースの展開は良い位置取りで、あまり足を使わず自分の得意なゴールスプリントに持ち込むことができたことで優勝することができました!
とても嬉しいです。

Q:外苑クリテリウムの雰囲気はどうでしたか?
他大学の応援団の方や観客の方々が他のレースよりたくさんいて出走前はすごく緊張してしまいました。

3人によるフィニッシュ前スプリントを制した松本選手

Q:最後に一言メッセージを
来シーズンはクラス昇格したことでクラス2に上がりレースのレベルも上がるので、練習をしっかりしていきたいと思います。
自分自身、さらに一段階成長して良い結果が残せるように努力していきたいと思いますのでご声援宜しくお願い致します!


外苑クリテリウムグループ3C優勝
富 武大 とみ たけひろ
明治大学 1年/誠英高校(山口県)

Q:優勝おめでとうございます。今のお気持ちは?
高校時代から大学に入ってからも主にトラック競技でやっていて あまりロードレースは走ったことがなかったので正直、ロードに関してはド素人だったので右も左も分からない状態でしたが一生懸命追いかけて、行ける所で行くということだけ心掛けレースに臨みました。

今回の外苑クリテリウムでの優勝は良い経験になりました!

Q:外苑クリテリウムの雰囲気はどうでしたか?
初めての外苑でした。
東京のど真ん中であるレースなので本当にすごいレースだと思います。
周りの声援や観客の人がとても多く 自転車ブームなのかなと思いました。

第2位の渡口選手を僅差でかわしフィニッシュする富選手

Q:最後に一言メッセージを
来シーズンからはRCSクラス2という事で自分の限界に挑戦し 更に上のレベルに行きたいと思います。
また私が所属する 明治大学には素晴らしい成績を残している先輩方も多いので色々教わりたいと思います!
ご声援ありがとうございました!

 

外苑クリテ出場注目選手!#07

こんにちは!学連広報委員会です!まもなく、今年度の最終レースとなる第11回明治神宮外苑クリテリウムが開催になります!

韓国・慶雲(ギョンウン)大学校の紹介
今大会は外国から豪州・メルボルン大学、韓国・慶雲大学校の2チームが招待されていますが、慶雲大学校を代表して、昨年の日韓対抗自転車競技大会にも出場をしたキムデフン選手にチームを代表してコメントをいただくことができました!

慶雲大出場選手(ビョンフィアム選手、ソンヨンファン選手、キムデフン選手)

 

(Q1) キム選手は昨年11月に前橋で行われた日韓戦にも出場されていましたが、そのとき感じたことについて一言いただければと思います。

日本の選手が、自分の体調の維持管理に非常に高い意識を持っていると感じました。試合に取り組む姿勢も含め、非常に学ぶことが多く、すばらしい経験をすることができました。

(Q2) 現在交流のある日本の選手はいますか?

まだ個人レベルで交流のある日本人選手はいませんが、今回の訪日をきっかけに何らかの交流ができればうれしいです。

(Q3) 日本で毎年外苑クリテリウムが行われていることを知っていましたか?

よく知っています。大学生のロードチャンピオンを決める大会であることも聞いていました。 まだ慶雲大は自転車部ができて3年目で歴史も浅いですが、このようなレベルも注目度の高い、意義のある大会に出られることが決まってから「ワクワク感」が日に日に高まっています。

(Q4) 慶雲大学校のメンバーそれぞれのセールスポイントは何ですか?

私の場合、出場する競技は4km個人追抜が多いのですが、スプリントにも多少自信があります。 ビョン選手は主にロードを中心に活動しており、試合でもたびたび大逃げを打つなど独走力がある選手だと思います。 ソン選手はまだ1年生ながら団体追抜メンバーに入っており、まだ発展途上ではあるものの、いい脚を長く使えるタイプだと思います。

(Q5) キム選手の現在の目標は何ですか?

最終目標は競輪選手になることです。目標実現のために実業団の選手などとも競い合い打ち勝てるように、出た試合では必ずよい成績を出せるよう、精進したいと思います。

前日練習にて

(Q6) 最後に、大会に臨んでの抱負をお願いします。

日本の大学自転車競技で最も注目される大会に出られることを光栄に思います。日本選手のレベルが高いので難しい戦いになるとは思いますが、慶雲大学校のメンバーすべてが持てる最大の力を発揮し、日本の皆様によい姿をお見せすることができればと思います。

外苑クリテ出場注目選手!#06

こんにちは!学連広報委員会です!まもなく、今年度の最終レースとなる第11回明治神宮外苑クリテリウムが開催になります!

注目の学連選手紹介!!
今大会にエントリーしている選手を一部紹介します!外苑大学クリテリウムにむけてメッセージをくれました!


石原悠希 いしはらゆうき
順天堂大学 1年/栃木県立真岡工業高校

主な戦績 
2016アジア大学選手権 ロード3位 
2016RCSランキング 2位(12戦終了時) 
2016RCS第7戦 クラス1 2位 
2016RCS第8戦 クラス1 4位 
2016RCS第11戦 クラス1 2位

Q:神宮外苑大学クリテリウムにむけて意気込みを
逆転優勝の可能性もなくはないので最後まで総合を狙っていきたいと思います!
普段RCSに出場することが少ないトラックの選手も出て来るのでハイレベルなスプリントになりそうな印象です。

湾岸クリテリウムに出場中の石原選手(2016.7.30)

Q:チームの注目選手を教えてください
グループ1大学対抗に選ばれた3人は皆、RCSのクリテリウムで3位以内に入った実績があるので誰が行っても優勝を狙えるメンバーだと思います。
チーム内で特に注目して欲しい選手は蠣崎選手です。
クリテシーズンに入り勢いづいているので見ていて楽しい走りをしてくれると思います!

Q:他大学で注目している選手は?
注目している選手は明治大学の野本選手です。(現在RCSランキング1位野本選手、2位に石原選手がつけています)
もちろん優勝を狙って走りますが最後まで点差を縮められるように絶対に野本選手より先にゴールしたいです(笑)

Q:今シーズンで印象に残っているRCSレースは?
RCS11戦の行田クリテ3戦目です。
苦手としていたスプリントで入賞(クラス1で2位)できて自分でも驚いたので印象に残りましたし、スプリント勝負でも戦えると自信にもなりました。

石原選手はアジア大学選手権ロードにも順天堂大学チームとして出場。 CHANGNYEONG KOREA(2016.10.15)

Q:最後に一言メッセージを
全てのレースで自分もしくは順天堂大学チームの誰かが表彰台に乗り続けることが来シーズンの目標です!
どんなレースでも自分が出せるだけの力を出して走ろうと思うので今後共、応援よろしくお願いします!


沢田桂太郎 さわだけいたろう
日本大学 1年/南光学園東北高等学校(宮城県)

主な戦績 
2016年アジア自転車競技選手権大会 1kmTT 優勝 
2016全日本学生選手権個人トラック SP 優勝 
2016RCS第8戦 クラス2 優勝 
2016RCS第9戦 クラス1 優勝 
2016UCIジュニアネイションズカップ ナショナルチーム

Q:神宮外苑大学クリテリウムにむけて意気込みを
1年生で外苑クリテに出場できることをとても嬉しく思います。

大学対抗優勝を目指して先輩2人と頑張りたいと思います!

昨年は見に行くことが出来ませんでしたが、動画や記事を見ていると他大学の応援団や多くのギャラリーがいることは見てわかりました。これだけ多くのギャラリーがいる中走ることが出来たら最高の気分だと思います。
今後どこの会場に行ってもこんな雰囲気が出てくれば日本の自転車業界の未来も明るいなーなんて思って見たりもしています。

RCS第8戦 浮城の街 行田クリテリウムに出場中の沢田選手。Class2Aで優勝し昇格を決めた。(2016.11.13)

Q:チームの注目ポイントは?
まずロード班がレベルアップしていることです。
岡本選手は愛三工業レーシングチームにも所属し、武山選手はU23日本代表の強化指定選手になりました。
また今年入学してくる選手の中にも即戦力になる選手がいると思うので活躍が楽しみ期待されます。

Q:チームの注目選手は?
総合力があり常に無敵状態の岡本先輩です。
僕が見ている印象としては常に仕上がっていると言った印象を受けます。神宮クリテでも活躍してくれると思います。
注目ポイントは走りもそうですが、独特な前乗りの攻めのフォームと常に冷静な表情を見て頂きたいです!

Q:他大学で注目している選手は?
鹿屋体育大学の黒枝選手です。
黒枝選手は見ていてスプリントまでの位置取りがとてもうまく短いスプリントには強い選手なので最終局面で集団に残っているとなると、僕としては怖い存在になると思います。

Q:今シーズン印象に残っているレースは?
やはり、インカレが印象に残っています。
初のインカレは自分だけではなくチームの為に戦い勝つという感じだったので背負うものが高校までとは全く違いました。
今シーズンは様々なレースに出ましたが、インカレに対する思いは1番だったと思います。
来シーズンはインカレで優勝して、その先に繋げていきたいです。

Q:最後に一言メッセージを
いつも応援して頂いているみなさんありがとうございます!
今年は昨年以上に頑張っていきたいと思いますので今後も日本大学をご声援よろしくお願い致します!


松本祐典 まつもとゆうすけ
明治大学3年/京都府立北桑田高校

主な戦績 
2014全日本選手権ロードJr 優勝 
2015ツアー・オブ・ジャパン 日本代表メンバー 
2016全日本学生選手権個人ロード 3位 
2016全日本選手権ロードU23 3位

Q:神宮外苑大学クリテリウムにむけて意気込みを
昨年、明治神宮外苑大学クリテリウムを走らせていただき、
ホームストレートが日本初のアスファルト舗装路らしいので、走りながら歴史を感じました。
今年もチームメイトと共に楽しんで走りたいと思います!!

2015年度 外苑クリテに出場中の松本選手

Q:チームの注目選手は?
小林和希さんです。昨年のRCS年間総合チャンピオンであり、全日本選手権のスクラッチナショナルチャンピオンでもあります。
小林さんはこれが最後の学連でのレースになると思うので、その走りに注目してもらいたいです!

Q:他大学で注目している選手は?
日本大学の岡本選手と鹿屋体育大学の黒枝選手です。

岡本選手は小学校の頃、MTBを通して仲良くなり、去年はU23ロード日本代表で海外遠征に行き、共に戦いました。
黒枝選手はジュニアの頃からロード日本代表で一緒に合宿や遠征に行きました。今も頻繁に連絡を取り合うくらいずっと付き合いのある選手です。
二人ともスプリントが得意で、自分も対抗できる策を練りたいと思います。

Q:今シーズン印象に残っているレースは?
やはりインカレロードです。明治大学ロード班の集大成でした。
インカレ前から学生選手権個人ロードや全日本選手権でもチームの総合力を見せ、何人も上位に食い込むことができました。
インカレでもかなりマークされましたがその中でも一人ひとりが役割を果たし、野本選手が勝利を勝ち取ってくれました。
明治大学ロード班は互いをライバル視し、また尊敬もし合える関係性を築いています。
それにより、モチベーションをあげ、互いをより成長させることができたと考えています。まさに「明治らしさ」が輝いた瞬間だと思います。

Q:最後に一言メッセージを
明治大学自転車部を応援してくださっている方々、いつもありがとうございます。
今年は最強世代の4年生が抜け、かなり厳しくはなると思います。しかし、主将の眞砂、副将の松本、板倉の三人でチームを引っ張り、去年を越える走りをしていきます。

明治大学自転車部の強みは、成長と、チーム力です。
高校のときはそこまで成績を出せていなかった選手たちが明治大学に入学してから結果を出せる選手が大勢います。

部内で切磋琢磨し、成長しながら一つになっていける環境が持ち味で、そんなところをレースを通じて皆さんに見てもらえれば嬉しいです!


■明治神宮外苑大学クリテリウムの情報は■
 日本学生自転車競技連盟公式サイト:
http://jicf.info/

 外苑大学クリテリウム大会概要ページ:
http://jicf.info/5512/

 神宮外苑大学クリテリウム公式サイト:
http://gaiencriterium.tokyo/

特設情報サイトofficials:
http://jicf.info/officials/

 競技速報Twitter:
https://twitter.com/jicf_jimukyoku

 公式Facebookページ:
https://www.facebook.com/jicfjoho/

外苑クリテ出場注目選手!#05

こんにちは!学連広報委員会です!まもなく、今年度の最終レースとなる第11回明治神宮外苑クリテリウムが開催になります!

注目の学連選手紹介!!
今大会にエントリーしている選手を一部紹介します!今回、注目の女子選手たちが外苑大学クリテリウムにむけてメッセージをくれました!


岡本二菜 おかもとにな
日本体育大学 1年/日本大学鶴ヶ丘高等学校(スミタ・エイダイ・パールイズミ・ラバネロ)

主な戦績
2015外苑クリテ 女子オープン 優勝
2016全日本学生選手権クリテリウム 優勝
2016JBCF湾岸クリテリウム Fクラスタ 優勝
2016インカレ チームスプリント 優勝

Q:外苑大学クリテにむけて意気込みを
クリテは得意な種目で、このレースは昨年は優勝することが出来たので、今年も良い結果を残せるように精一杯走りたいと思います! 地理的には実家が近く、ランニングをしたりしていた場所なのでアットホームな感じです。
レース会場としては、昨年は高校生で学連のレースが不慣れだったこともありアウェイな感覚でしたが、今年は慣れてきたのでまた違った感覚になると思います。
外苑大学クリテリウムはブースが出ていたり、各大学の応援団が来ていたりと人も多く集まる会場で、走っている側も楽しめるレースだなと思います。

2015年度 外苑クリテ女子クラスのフィニッシュシーン。岡本選手がスプリントを征し優勝している。

Q:チームの雰囲気は
仲がよく、明るいチームです。また個性豊かで、走りにもそれが表れているのでそれぞれの良さを出しきり、不足する部分は互いに補いながらチームで勝ちにいきたいと思います。
チームの注目してほしい選手は伊藤真生先輩です。
最近どんどん調子が上がってきているので、神宮外苑ではさらに力強い走りを魅せてくれると思います!

Q:最後に一言メッセージを
ついに今年度最後のレースとなりました。
大学に入学してからあっという間の約1年が経ちました。
昨年の自分から成長した姿を見せられるように精一杯走りたいと思います。応援よろしくお願い致します!


中井 彩子 なかい あやこ
鹿屋体育大学 2年 /宮崎県立日向高校

主な戦績 
2016世界大学選手権大学選抜メンバー 
2016全日本学生選手権個人TT 6位 
2016全日本学生選手権個人ロード 5位 
2016インカレ ロード 3位

Q:外苑大学クリテにむけて意気込みを
大都会の真ん中で走れるこの外苑大学クリテリウムは、田舎者の私にはとても華やかで最高の舞台です。

昨年は会場に大勢のお客様がいて、走っていて本当に楽しいレースだった印象です。

2015年度 外苑クリテレース中の中井選手

Q:チームの注目選手は?
徳田匠選手(1年)です。
日々の練習における積極性な走りがとても印象的です。
私へのいじりも積極的です。
クラス1で、大いに暴れてくれると期待しています。

Q:他チームの注目選手は?
日本体育大学の、伊藤真生(2年)選手
高校の同期の中で、私と彼女のみ進学したという仲です。
Q:最後に一言メッセージを
昨年のツールドおきなわでエレン・バンダイクという、私の顔が彼女のお尻の高さ程の大きい選手が登りをこなしているのを見て衝撃でした。
それほどの体重でも登れるパワーがあることが驚きで、自分のスタイルへの大きなヒントになりました。

今回は、優勝を狙いますので熱いご声援よろしくお願いします。

PASMOを買ったので、スムーズな遠征が可能になりました。
新宿駅はダンジョンなので、気を引き締めていきます。


 清水知美 しみずともみ
八戸学院大学 3年

清水 主な戦績 
2015JICF女子トラック部門年間最優秀選手 
2015インカレ 女子500TT 優勝 
2015インカレ 女子SP 優勝 
2016インカレ 女子SP 優勝

Q:外苑大学クリテリウムにむけて意気込みを
いつもトラック競技に専念しているため、クリテリウムには初めて出場するので落車しないよう、迷惑かけないよう、そして皆さんについて行けるように頑張ります‼️また、短距離なので面白いレースになるような役割になりたいと思っています。

個人トラック スプリント決勝レース中の清水知美選手(写真中央)2016.7.3
このレースが開催された松本市美鈴湖自転車競技場は旧浅間温泉国際スケートセンターを改装した施設。管理棟に残るプレートにはスケート選手として清水知美選手の功績も記されている。

外苑大学クリテリウムは走るのも観るのものも初めてですが、観客が多いイメージ印象です。

Q:チーム注目選手は?
1年生の山口和也選手です。
細身ながらスプリント力はあると思うので、ゴールスプリントで爆発してもらえたらと思います。

Q:最後に一言メッセージを
いつも応援ありがとうございます。
今回は、クリテリウム初出場ということで不安もありますが、この外苑クリテに出て楽しかったと思えるように走りたいと思います!

一緒に走る女子選手の皆さんへ
皆さんの迷惑にならないように走りたいと思いますのでよろしくお願いします。


■明治神宮外苑大学クリテリウムの情報は■
 日本学生自転車競技連盟公式サイト:
http://jicf.info/

 外苑大学クリテリウム大会概要ページ:
http://jicf.info/5512/

 神宮外苑大学クリテリウム公式サイト:
http://gaiencriterium.tokyo/

特設情報サイトofficials:
http://jicf.info/officials/

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