大町市美麻地区公道周回特設コースは、過去10年では2008年、2011年、2015年インカレのロード競技会場となったコースです。
一周の距離があるため、日本CSC5kmサーキットのような激坂はないものの、緩やかな登り坂の距離が長く、各選手は知らないうちに脚を消耗してしまいます。
下り坂はテクニカルなコーナーが少なくトップスピードを維持しやすいため、いい脚を長く使うことも要求されます。よって、生粋のクライマータイプではスピードが足りず、スプリンターのスピードだけでは押し切ることが難しい、総合力が試されるコースといえるでしょう。
残り11キロの境の沢交差点から残り7キロの交差点への南に下る道路以外は見通しが悪いコーナーが多いため、意外なところで逃げがきまりやすいことも特徴です。悪天候になると霧が発生しやすいので、霧を味方に大逃げを打つ選手が出るかもしれません。
また、本コースは標高が高く天気が変わりやすいことも大きな特徴の一つといえます。まさにサバイバルレースとなりました。
なお、スタート/ゴール付近は地形の関係上、各キャリアの電波が届きにくいようです。ネットでの情報チェックには注意が必要です。※天候によってはツイッターでの途中経過の速報が遅れる場合があります。
(コース動画)実際のスピードの2倍速に編集しています。スマホで撮影したため若干ブレがあります。2015年7月に撮影をしたため、一部工事中のところも映っていますが、現在は工事も終了し綺麗な路面となっています。