「featured」タグアーカイブ

インカレを終えた4年生(男子ロード優勝:野本空選手)

インカレを終えた4年生へのインタビュー。先般お届けした女子優勝選手対談に続き、男子選手編です。
まずはロード優勝の野本空選手から。学連レース全般を含めた思いを聞きました。


■インカレロード振り返り
Q:インカレロード通算2回の優勝おめでとうございます。明治大学としても他メンバーの活躍もありロード総合第3位の座を獲得したわけですが、終わってみての心境を教えてください。

トップでフィニッシュする野本選手(インカレロード2018)

野本さん: ロード班は学校対抗が暫定2位で、今までにない重圧と向き合いながらインカレロードに臨みました。 他大学と比べて決して選手層が厚いとは言えない明治チームが、インカレであそこまで戦えたのはチーム全員が成すべきことを果たしたからだと言えます。
中距離班から助っ人で駆けつけた梅本の漢気溢れる走りにはチーム全体が士気を上げ、攣った足に安ピンを刺し走り続けた竹村の行動にはチーム全員の血の気が引きました。笑
そうしたチーム一丸の行動こそが2度目のインカレ優勝を達成させてくれました。有終の美を飾らせてくれた後輩たちには感謝しています。

レース序盤、梅本選手の漢気溢れる走りにチーム全体が士気を上げた
フィニッシュ後、隈園主将(写真右)にサポートされる竹村選手。新シーズンから主将を引き継ぐ。

■よきライバルだった4年生選手は
Q:学連レースを競い合ってきた選手も多いと思いますが、同期で印象に残る選手を二人ほど紹介いただけるでしょうか。

野本さん:孫崎大樹選手(早稲田大学)と草場啓吾選手(日本大学)です。
・孫崎大樹選手
出会ったのは2013年のツールド沖縄だったと思います。先頭から千切れて最後は2人でゴール目指しましたが途中の孫崎の牽きが強すぎてサプリメントを飲んでも吸収されずゴール後、漆黒のゲ◯を吐いたことは今でも忘れません…
そして大学に進学してから、松本(祐典)さんが孫崎、草場を誘ってたこ焼きパーティーを開いてくれたおかげで仲良くなりました。 高校時代は負けっぱなしでしたが、今ではロードで勝ち負けを繰り返し同じ土俵で戦う良きライバルです。そんな彼に最近、白馬でスプリント勝利したのは嬉しかったです。笑笑

お互いに勝ち負けを繰り返している孫崎選手とのスプリント勝負。白馬クリテにて。

仲良くなってからは、あだ名で呼ばれる機会が増えました。公認はしていません。 黙認です。
※編集者注:あだ名の詳細は近日公開の孫崎さん記事で登場します。

・草場啓吾選手
出会ったのは冬休みの高体連合宿でした。ポイントレースで一緒に逃げて、ポイントを毎周回、絶対に譲ってくれなかったことを良く覚えています。笑
高校生時代は、触れたもの全て傷つけるくらい尖っていたように見えた草場選手。笑
しかし、そんな草場も大学で丸くなり仲良く話せるようになったのも先ほども登場した松本さんのおかげだと思います。笑
草場との一番の思い出はやはり、2年目のインカレの優勝争いです。同じ学年として互いに負けたくないという気持ちで走った残り一周はものすごく長く感じました。 あの時は勝ちましたが、今シーズンは負けてばかりだったので、絶好調の時の草場に勝てるように今年の残り少ないレースも頑張りたいです!

草場選手とは2016年インカレロードでの優勝争いが一番の思い出
2016年インカレロード表彰式。今年の残り少ないレースも草場選手と競い合っていきたい。

■明治大学のインカレ(ロード&トラック)総合成績について
Q:今年の明治大学はトラックレースを加えた総合成績でも第2位と大躍進しました。自転車部として工夫したことなどはありましたか?

野本さん: 今年のインカレは明治のルーティンを良い意味で打ち砕いた年であると言えます。 明治は例年、学生選手権や国体では強く、インカレは弱いというのが定番でした。更にロード班が成功した年はトラック班が失敗して、トラック班が成功した年はロード班が失敗するという状況でした。
そこで今年度は2年前にトラックで失敗した隈園主将と昨年にロードで失敗した自分が副主将になり、チームがどうすればインカレでパフォーマンスを発揮するか考えていきました。
それらの行動が某トレーニングジムではありませんが、結果にコミットしました。
短距離の塩島、荒川、隈園はチームスプリントで優勝。中距離では渡邉がオムニアムで優勝。長距離では自分が優勝しました。
長中短すべての花形種目で明治が優勝が出来たことは、明治のルーティンを打ち砕いた証だと思います。 最後のインカレを最高の締めくくりで終われたことに感謝したいです。

インカレ表彰式を終えた明治大学自転車部メンバー

■学連レースの思い出は
Q:学連で印象に残っているレースはインカレ以外にもありますか?

野本さん:自分の中で思い出深いレースは2年生の時の修善寺オープンロードです。 この大会はシマノレーシングや那須ブラーゼンなどのプロ選手がたくさん出場していて自分にはどうしても勝ちたい選手がいました。 それは同じ高校出身で2つ上の先輩であるシマノの小橋勇利さんでした。 高校時代から一度も勝ったことがなく、成長した自分を見せたいと考えていました。 そんな中で最後は登坂のスプリント勝負になり競り勝った瞬間は、何事にも代え難く本当に嬉しかったです。

2016年修善寺オープンロードで2位フィニッシュした野本選手
シマノ 小橋勇利選手(当時)に自分の成長した姿を見てもらうことができた。

このレースがきっかけで自分は強くなれたと思うので、あえてインカレではなくオープンロードを選びました。


■今後の自転車との関わりは
Q:これからの自転車生活について、決まっていることがあったら教えてください。

野本さん:今後は第一線で競技を走ることは無くなるかもしれませんが自転車は続けて行きたいと考えています。会場で見かけた時は声を掛けてくれると嬉しいです。笑


■学連を目指す選手たちへ
Q:最後に、これから学連を目指そうとする選手たちへメッセージをお願いします。

野本さん:自分は高校時代に大して強い選手ではありませんでした。しかし、そんな平凡な自分でも強い選手の倍の努力を積むことで西園さんに並ぶインカレロード2勝という記録を残すことができました。これから学連に来る高校生で大して強くない選手は今日から毎日、人の倍の努力をして下さい。きっと輝かしい未来が待ってます。

インカレロード2勝を成し遂げた野本選手。2018年インカレロード表彰式にて。

<編集後記:学連ウォッチャー 深井>
野本さん、詳細のコメントありがとうございました!
ちなみに男子も複数選手による対談形式を準備したのですが、ボリュームが大きくなり1記事に収めるのが難しくなったため個人対談でお届けすることとしました。
今回の野本さんに続き、本文に登場した孫崎大樹さんと草場啓吾さんにも別記事で語っていただきます。引き続きお楽しみください。

インカレ卒業4年生選手対談(女子優勝選手編)

インカレが終わり4年生が引退します。
今回コラムは特別編としてインカレトラックやロードで活躍し、有終の美を飾った中井彩子選手(鹿屋体育大学)と伊藤真生選手(日本体育大学)の対談をお伝えします。


まずはインカレおつかれさまでした。終わってみての思いはいかがでしょうか。

■中井さん(ロード&オムニアム&3kmIP 優勝、マディソン第2位)
絶対勝ちたいレースでした。
学生チャンピオンジャージは先輩や後輩が着ているのをみて、憧れもあり、羨ましくもあり。一度も着たことがなかったから、最後のチャンスと自分を鼓舞していました。

インカレトラック オムニアムでは中井選手が優勝、伊藤選手が第2位。
インカレロードにてトップフィニッシュする中井選手。

■伊藤さん(マディソン優勝、オムニアム第2位、ロード第6位)
今年のインカレは去年に引き続き女子の総合優勝を目標とし臨みました。
個人的には何か一つでも優勝して学生チャンピオンジャージを着る事が目標でした。
トラックは種目数が多かったので1番気をつけたのは体のケアですね。
色々な人にサポートをしてもらって万全の状態で臨みました。
総合優勝は1人の力では取れないので、みんなの頑張りに感謝しています。
終わってみれば1番きついレースで1番楽しい試合でした!

インカレトラック マディソン表彰式
日本体育大学として目標通り女子総合優勝を果たすことができた。

中井さんと伊藤さんはよきライバル関係だったのではと推測しますが、お互いの関係や思い出、エピソードなどがあったら教えてください。

■中井さん
私は大学進学時、高校から続けてきた同期が、日本体育大の伊藤さんだけでした。
お互い怪我もあり、長期自転車に乗れないとこがありましたが、高校時代からのライバルとして、また数少ない女子選手として、私はレースでも嫌でも意識してしまう存在(笑)
怪我するタイミングも
「合わせて来た?」
ってくらい同じ時期で2年生は多かったです。
怪我する箇所も同じだったり(笑)

2人で顔面腫らしながら、写真送りあって
今考えたら、そのやり取りで元気をもらってたのかなと思います。
でもそれ以降お互い全く落車してないよね?

■伊藤さん
高校の時に知り合ってから一緒に練習する機会もあり、自然と仲良くなり連絡を取るようになっていました。何かあるたびに連絡して、怪我の写真を送りあっていたのも覚えています笑
悩んだ時にも相談して助けてもらいました。

試合ではいつも負けっぱなしでしたが、追いつこうと目標にもしていて、ライバルでもあり仲間でした。中井さんが頑張っているのは知っていたので、全日本ロードで優勝した時は心から嬉しかったです。悔しいよりも嬉しいが先に来たので、きっと尊敬していたんだと思います笑

それでも最後に何とか勝ってやろうと思っていたので、インカレではマディソンで勝てて良かったです笑

インカレではマディソンで中井選手に勝利した。

■中井さん
トラックやロードの動画を見直しましたが、まおがいつも私の逃げを潰しに来てたなと
逆に、テンポや、最後のポイントレースも「この?!」とかなり意識して攻撃してた気がします笑

ちなみに、高校の時は私が、特にレース系が負けっぱなしでしたしオムニアムも、最後のポイントだけ見れば負けてます(笑)

中井選手が負けを喫したと認めるインカレ オムニアム最終ポイント。

さっき、全日本で優勝した時嬉しい、尊敬している、と言ってくれたのは
いざ、こう素直に伝えられると恥ずかしいです笑

会場で会うたび、睨み合っては小突きあって
私はお土産で、鹿児島は桜島の火山灰を渡したことがあります。今思えば最低ですね(笑)
でも、こうして会うたび嬉しかったし
次を楽しみに練習のモチベーションになりました。

■伊藤さん
火山灰もらったの覚えています笑 鹿屋の厳しさを知れっ!と言って渡されました笑 今でも部屋にあります。

私は去年の11月に膝の靭帯を怪我してしまいました笑
その後に彩子が落車しないかちょっと心配していました。

中井さんからお土産として渡されたという火山灰の缶詰(伊藤さん写真提供)

■中井さん
あーそうだった!!!
しばらく乗れなかったんだったな。
全日本オムニアムだ。
私の心配をしてくれるところがまた優しい笑
体づくりの大事な時期にようやく入る、という時の大きい怪我で
彼女もだいぶ落ち込んでるのが伝わりました。
よくやめなかったな、と思います。
粘り強さが彼女の強みだと、レースでもそれは思います。

■伊藤さん
最後の年に怪我をして落ち込んではいたんですけど、また彩子と差がついてしまうと思うとこうしちゃいられないと思って、さっさと治して乗ってました笑
彩子も変な怪我をいっぱいしたのにそれをバネに努力し続けられてる才能が凄いですね。

インカレトラックでも常にお互いを意識してレースに臨んでいた。写真はエリミネイション中の両選手。

なるほど、お互いにライバルながら似ている部分もあって、切磋琢磨しながら結果的に双方の成長につながっていったんですね。

では最後に、ご自身の今後の自転車とのかかわりや学連をめざす選手へのメッセージをお願いします。

■中井さん
①今後について
鹿屋はインカレで代替わりするシステムです。
しかし、自分は鹿屋体育大学の広報部の一員でもあります。
引退してもチームの活動を発信して、より自転車がメジャーになるように楽しい広報を目指します。
皆さまぜひチェックしてください!

<鹿屋体育大学自転車競技部 リンク集>
・NIFS-K Blue Sky(Facebook
・【公式】鹿屋体育大学自転車競技部(Twitter)
・鹿屋体大自転車競技部HP

まずは卒業できるように、論文頑張ります(笑)

②学連をめざす選手たちへ
学連は、高校とはまた雰囲気が違います。
大学から始める方もいらっしゃるし、私はそういう方に刺激をもらった面もあります。
例えば
東京大学さんは今年のインカレの団体追い抜きの完成度がとっても高くて、見ていて涙が出るほど感動しました。
インカレで良いな、と思った点は
他の大学の方も応援してくださるというところ。
声援もすごいし、お祭りみたいで、「やっぱり楽しいな。」と思う瞬間です。
人によって目指すところは様々ですが、インカレは学生ならではの大会の盛り上がりを楽しめるのが良いところだと思います。

最後の年の4年生撮影会(インカレ閉会式後)がいい思い出になるように、充実した学生競技生活を送って欲しいです。

毎年恒例となっている4年生の集合写真(2018.9.2)

■伊藤さん
①今後について
今後この競技と深く関わるかは今はまだわからないです。
ですが、自転車競技を通して選手以外にも関わってくれる人の多さに気づきました。陰での様々なサポートがあり私達の競技は成り立っているので、今度は自分が何かしらの形で関わってお手伝いできればと思っています。

②学連を目指す選手たちへ
今は学連で走る女子もだいぶ増えてきて、しっかりレースができるようになってきました。自転車をまだ続けたい!と思っている人は是非学連で走って欲しいですね!
大学で学べる事も多いですが、インカレなど一つの目標に向かってみんなで頑張る。仲間をみんなで助け合い、応援するといった事は今後なかなか経験する事のない事だと思いますし、とても楽しく充実した時間を過ごせると思います!
楽しいだけじゃなく辛い練習や単位の取得などきついと感じる事もあるかも知れませんが、大学は自分次第、どうにでもなりますし何とかなります!笑
是非これからの学連女子を盛り上げていってください!

インカレロード出走前に二人並んで(2018.9.2)

■編集後記<学連ウォッチャー深井>
多くの選手から「インカレは特別!」という話を聞きました。今回はそんなインカレの最終回を経験した4年生の女子選手二人に登場いただき対談をしてもらいました。
3年半という長い学連レース活動の間には怪我をしたり不調な時もあったようです。真摯な想いとクスっと笑ってしまうコメント、ありがとうございました。

[みどころ]文部科学大臣杯 第74回全日本大学対抗選手権自転車競技大会ロードレース競技

2017インカレロードレースで個人では武山選手が優勝、チームとしても団体優勝を果たした日本大学

大学No1を決めるワンデイロードレース!
大学自転車競技のビックイベントである文部科学大臣杯第73回 全日本大学対抗選手権自転車競技大会(通称:インカレ)のロードレース競技が9月2日(日)に長野県大町市美麻地区 公道周回コース 1周 13.4 kmで開催されます。

大会関連情報
公式HP大会概要ページ:http://jicf.info/8233/
昨年度大会の競技結果:http://jicf.info/5960/

この1日で総合優勝が決まる戦い!
近年はトラック・ロード競技を連続して近接会場で実施することが恒例になっていましたが、後楽園競輪場でトラックを、富士スピードウェイでロードレースを開催した1972年以来、46年ぶりのトラック・ロード分離開催となります。

各大学とも、トラック競技を走ってロードレース競技もエントリーする選手にとっては例年よりも休養期間がありコンディション良い状態でロードレースに臨むことできます。

インカレの総合優勝に向けて、チーム一丸となり勝負を決める総力戦となります。
また、個人としても学生選手権個人ロードレースと並ぶ大学日本一を競うトップレベルの学生選手のみが選ばれて走ることができるレースであるため、最高峰の熱戦が期待できます。

舞台は長野県大町美麻地区!周回コース!
今回のインカレロードの決戦の舞台となるのは長野県大町市美麻地区の公道を利用した一周13.4kmの周回コースです。
距離は男子は174.2km(13周)、女子は67.0km(5周)で実施予定です。

一周の距離があるため、日本CSC5kmサーキットのような激坂はないものの、緩やかな登り坂の距離が長く、各選手は知らないうちに脚を消耗してしまいます。
下り坂はテクニカルなコーナーが少なくトップスピードを維持しやすいため、いい脚を長く使うことも要求されます。よって、生粋のクライマータイプではスピードが足りず、スプリンターのスピードだけでは押し切ることが難しい、総合力が試されるコースです。

トラック競技終了時の各大学状況
8/17-19まで文部科学大臣杯第73回 全日本大学対抗選手権自転車競技大会(通称:インカレ)のトラック競技が伊豆ベロドロームで開催されました。男子トラック競技の総合成績は全種目で確実に得点を獲得した日本大学が75点で1位を獲得しています。
2位には56点で明治大学はが入り、3位早稲田大学53点、4位法政大学45点と続いています。ロードレース競技で多くの選手が上位でゴールできるかで得点が加算され総合優勝できるが関わってきます。
また、女子トラック競技はマディソン、チームスプリントで1位を獲得した日本体育大学44点で1位を獲得しており、2位には鹿屋体育大学が39点で追っています。こちらは接戦となっており、ロードレースの展開次第で総合優勝どのようになるのか?気になるところです。

男子注目大学・選手紹介
注目大学はトラック競技終了時点でトップに立っている日本大学は昨年同様に強力なメンバーで連覇に向かって戦いで臨んできます。
草場選手や武山選手という個人としても優勝を狙える選手とチーム戦でも有利に展開できるメンバーが揃っているチームです。

2017インカレロード優勝の武山選手(日本大学)2017全日本学生選手権個人ロードも優勝を果たしている

その日大を追う明治大は過去にインカレロードで優勝している野本選手が4年生最後のインカレで2回目のインカレロード制覇となるのかにも注目があつまります。
現在RCSリーダー孫崎選手を擁する早稲田大学も、過去のインカレで3位に入っている中川選手とともに上位を狙える力を持っています。

2018RCSの現在、リーダージャージを着る孫崎選手(早稲田大学)

西日本学連所属の京都産業大学と鹿屋体大なども今年の学生選手権でタイトルを獲得しているメンバーを揃えています。
京都産業大学は全日本学生選手権クリテリウム優勝の中井選手、鹿屋体育大学は全日本学生選手権個人ロード優勝の石井選手を擁するチームです。

2018全日本学生選手権クリテリウムで優勝した中井選手(京都産業大学)写真左

他にも学生レースやU23カテゴリで活躍する岡部選手(日体大)、佐藤選手(法政大)、尾形選手(中央大)などのメンバーにも注目があつまります。

女子注目大学・選手紹介
昨年同大会2位の中井選手(鹿屋体育大学)が中心となり展開次第では誰が勝ってもおかしくない混戦模様です。
大学対抗成績をも関係してくるため、トラック競技を終えて現在トップに立っている日本体育大学と2位につけている鹿屋体育大学の総合優勝をめぐる戦いにも注目が集まります。

2017インカレロード2位の中井選手(鹿屋体育大学)写真右端

今シーズン、1年生ながら学生選手権クリテリウムや修善寺カップで優勝を果たしている中冨選手(京都産業大学)など、若手の選手たちがどこまで上級生を追い詰めることができるか期待が高まります。

1年生ながら全日本学生選手権クリテリウムと修善寺カップで優勝している中冨選手(京都産業大学)

インカレロードに高木秀彰賞の新設
本年度のインカレロードの覇者を擁するチームには、サイクルフォトジャーナリストとして学生自転車界に多大なご貢献をされた 故 高木秀彰氏を顕彰し「高木秀彰賞」が授与されることとなりました。

高木秀彰賞の創設について

栄誉ある初代受賞チームがどの大学になるのか、こちらにも注目です。

過去から現在まで、インカレロードのチャンピオンは例外なく日本のロードレース界を背負う選手として羽ばたいてきた歴史があります。

2016インカレロードで優勝している野本選手(明治大学)直近、RCS白馬ラウンドではクラス1のレースで1位となっている

2020年東京五輪のスターが日本屈指の難コース、美麻の地で生まれるかもしれません。
大学の威信、仲間の期待を背負いつつ、己の誇りもかけた、選手たちのそれぞれの熱い戦いを、是非、ご注目ください。

 

■関連情報サイト・SNS■
日本学生自転車競技連盟公式HP:http://jicf.info/
JICF情報系HP officials:http://jicf.info/officials/
JICF競技速報Twitter:https://twitter.com/jicf_jimukyoku
JICFFacebookページ:https://www.facebook.com/jicfjoho/

インカレ2018優勝選手(トラック女子編)

インカレトラック2018優勝選手コメント、ラストは女子選手編です。
500mTT、オムニアム、3kmIP、スプリント、マディソン、チームパーシュートをそれぞれ掲載しています。


■500mTT

優勝:小泉夢菜選手コメント
大学に入学してから、高校生の時とは違う環境での練習や1人暮らしが苦手で昨年は全く結果が出ない辛い1年間でした。試合でも、どのように気持ちを持っていって走っていたかを忘れていました。今回のインカレに向けて練習をして、優勝しようと思って準備していました。

インカレに入る前日に、父親の方の祖父が亡くなりました。ちょうど18日の500mの日にちに試合を観に来る約束をしていました。その日にお通夜がありましたが、母親の方の祖父母も試合を観に行く約束をしていました。あと何年私の走る姿をみれるかわからないと、父親は祖父母をつれて試合を観にきてくれました。より一層勝ちたい気持ちを持ってインカレに臨みました。

500mTT決勝でフィニッシュする小泉選手

500mTTの優勝が決まった時は、本当に嬉しかったです。たくさんの人の応援、サポート、そして亡くなった祖父の告別式の日に金メダルを取ることが出来て、嬉しかったです。
今回の試合で、やっと高校生の頃のような自分の走りに戻ってこれました。ここからどんどん上を目指して頑張っていきたいと思っています。応援よろしくお願いいたします!

約束通り応援に来られた祖父母様と一緒に。 ※小泉夢菜さんの許可を得て掲載しています。

 

男女ともトラック総合成績3位の早稲田大学 (ドーピング検査中で不在の選手がいます)

■オムニアム&3kmIP

上段:オムニアム表彰 下段:3kmIP表彰

優勝:中井彩子選手コメント
会場で他の大学の方も声をかけていただいたり、ポイントレースの会場の雰囲気も最高でワクワクしました。

ポイントレース中の中井選手
3kmIPの記録は3分49秒635。

3年前、部屋で悩みを聞いてくれた先輩のウイニングランが嬉しく羨ましかったのです。今年の自分がその花束をもっているのが夢のようです。
男子がにぎってくれたおにぎりも最高でした!ロードもがんばります!

ついに自分で花束を持つことができた。

■スプリント

優勝:西島叶子選手コメント
チームとしての雰囲気は、インカレ前から絶好調で選手全員が万全の状態でレースに挑むことができました。
私自身、最後のインカレで、鹿屋体育大学としてこのウェアを着て出場するラストレースという事もあり、この大会だけは絶対勝ちたいと思って練習してきました。

スプリント決勝戦は3回勝負となり、後半2本で勝利した西島選手の優勝となった。

最後まで諦めず、優勝することができ、みんなで校歌を歌う事ができて本当に良かったです。
男女共にトラック終了時点での総合は1位に届きませんでしたが、次はロード班のみんなにバトンタッチして、しっかりサポートします!
たくさんの応援ありがとうございました!

トラック女子総合2位の鹿屋体育大学。アジア大会に向け練習中の橋本優弥選手も駆けつけてくれた。

■マディソン&チームスプリント

優勝:日本体育大学チーム
<マディソン>伊藤真生・中村愛花選手
<チームスプリント>松本詩乃・中村愛花選手

※二冠達成の中村愛花選手に代表してコメントを頂きました。

チームスプリントとマディソンで優勝できたことは素直に嬉しいです。チームスプリントの合わせは数回しかやっていなくて、マディソンはこのペアで走るのは初めてでした。不安なことが多かったけど、優勝できたのは、一緒に走ってくれた松本詩乃や伊藤真生先輩のおかげです。自分自身まだまだ力不足なので、練習して強くなりたいと思いました。

伊藤選手・中村選手のペアは初めてだったがうまく連携することができた。
チームスプリントの記録は37秒166。
マディソン優勝ペアの伊藤真生・中村愛花選手
チームパーシュート優勝ペアの松本詩乃・中村愛花選手

まだロードも残っているので、チームメイトみんなで戦って、総合優勝目指します!応援よろしくお願いします!

トラック女子総合1位の日本体育大学。男女ともロードでの活躍が期待される。

<編集後記:学連ウォッチャー 深井>
今回は少し駆け足の紹介となっています。インカレロード終了後、改めて選手生活の4年間を振り返っていただく対談風記事を計画中です。あわせてお楽しみに!

インカレ2018優勝選手(トラック男子編-2)

続いてインカレ優勝選手コメント「トラック男子編ー2」です。
こちらでは、オムニアム、タンデムスプリント、チームスプリント、ケイリンの優勝選手から頂いたコメントを写真とともに紹介します。


■オムニアム

優勝:渡邉慶太選手コメント
いまだにインカレで、優勝した事が信じられません。
優勝や上位入賞ではなく、入賞狙いだった事で、気負わずに走れました。

オムニアム予選出走前に。

スクラッチ・テンポ・エリミと3種目とも、大きなミス無く、5・6位を維持し次に繋げられるレースが出来ました。

エリミネイションでも確実にポイントを獲得した。

最終種目のポイントでは、コーチに「ラップをすれば優勝も有り得る、最低でも3位以内」と言って頂き、入念なアドバイスをしてもらい、実際にレースでは逃げに持ち込む事が出来ました。終盤ににげる予定でしたが、早くに逃げられた事で、予想以上にポイントを稼げたのが勝因ではないかと思います。

5回目ポイント以降、最後まで主に橘田選手(立教大学)、植益選手(大阪産業大学)とともに逃げ続けた。

走っていて周りの選手とは、脚の無さが明らかだったので、しっかりと練習をしてどんな展開でも、戦えるようにします!
サポート、応援してくたさったスポンサー様、監督、コーチ、OBの方々、マネージャー、チームメイトに感謝したいです。

チームメイトやOBの応援に応える渡邉慶太選手。
トラック男子総合成績第2位となった明治大学。応援に駆けつけてくれたOBの方々とともに。

■男子タンデムスプリント
優勝:早稲田大学チーム

安倍大成選手コメント
今年のタンデムの目標はインカレで優勝することでした。昨年のインカレでは3位と悔しい結果に終わってしまいましたがその時、先輩である中井さんが優勝は後輩に残しておくんだと言葉を残してくれました。その優勝を今年することが出来てとても嬉しいです。

3回戦目、先行してフィニッシュし優勝を決めた。

今年のタンデムは川副くんが入学して、出来て1年目のペアでした。昨年は似たもの同士のペアでしたが、今年は対照的なペアとなりました。最初は上手くスピードにのせることが出来ずにかなり苦戦しましたが、練習を重ねここまで来ることが出来ました。今回の勝利は2人で積み重ねてきた賜物です。
来年も2人で試行錯誤して理想のタンデムの走りを作り上げて行きたいと思います。

川副雷斗選手コメント
私たちはインカレ優勝を目標に練習していました。インカレに近づくにつれて2人共調子が上がってきて、予選の目標であった12秒台も出すことができ、勢いに乗れたことが勝因ではないかと思います。まだ圧倒的な力が無いのでこれからしっかり力をつけていこうと思います。

決勝戦は去年優勝メンバーの法政大学との3回勝負となった。

 


■チームスプリント
優勝:明治大学チーム

隈園郷史選手(自転車部主将)コメント
チームスプリントについては今年の明治の中で一番力を注いだ種目です。インカレという場で優勝できたので嬉しかったです。
最強世代といわれた小林元主将の代も波に乗らなかった二年前、全日本チャンプとして臨むも本番だけ噛み合わなかった昨年。そんな先輩方の気持ちを優勝という形で自分の代で叶えることができて本当によかったです。
1走は直前の合宿でメンバー変更で1年塩島になりました。1年目のインカレという大きなプレッシャーの中、しっかり仕事を果たしてくれました。

第1走は直前の合宿で1年生の塩島選手(写真右)に決定した。

2走の荒川に関しては明治のチームスプリントの主軸として最高の走りをしてくれました。本当に二人には感謝しています。

1走離脱時の明治大学チーム。決勝戦にて。
チームスプリント優勝メンバー。 オムニアム優勝の渡邉慶太選手(写真左)とともに。
隈園主将チャンピオンジャージの手書きサイン?(メダル右側)にもご注目!

 


■ケイリン

優勝:鈴木玄人選手コメント
今大会は四年生で最後のインカレということもあり綿密に調整をし万全の状態で挑んだ大会でした。
特に今年はスプリントに力を入れており、当大会においても当然予選でタイムを狙って行くという予定だったのですが自分のミスにより10秒7というタイムで予選を終え精神的にも不利な状況でした。

個人的には悔いが残ったというスプリント予選。

しかしターニングポイントとなったのがスプリント1/8決勝での治田選手との対戦で勝利したことで、調子が悪いのではなく予選が上手く行かなかっただけだと自分でも納得することが出来ました。
そして翌日迎えたケイリンは高校時代に専門としていた種目だったためある程度のレースプランは立てており、バンクとしては250mでスピードも乗りやすくギアもかけ積極的に走るといったプランでした(ギアは60×14)。4倍を超えていたギア係数だったためなるべくペーサーの作った惰性を逃すことなく最後までトップスピードを保つ意識でレース運びを心がけました。 ケイリン予選第一戦目では自分の調子や上がりタイムを参考にしたかったため残り2周を過ぎたバックストレッチから一気にペースに乗せそのまま逃げ切る形となり、前日の不安要素をさらにかき消すことができました。

予選は逃げ切りで先着。

第二戦目である1/2決勝では一着や上がりタイムを意識するのではなく確実に三着以内に入り決勝へと駒を進めるために先行策は絶対だと考えておりました。調子も良かったため迷うことなく先行し狙い通り3着以内(2着)に入れたため作戦勝ちだと自負しておりました。

1/2決勝では作戦通り2着でフィニッシュ。

そして最後の大一番決勝でのレースプランとしては大前提は先行策。かつ勝ちを狙う為に逆に色気づかないこと、思い切りよく行くことをイメージしておりました。惰性を減衰させる訳には行かなかったためペーサーの後ろであった鹿屋体育大学の徳田選手からはペーサー退避後から少しづつ車間をあけ後方の選手の動きを見ておりました。 早稲田大学の安倍選手と東北学院大学の鈴木選手が前方へと動き出しましたが、ゴールまでは2周半あったため動き出しませんでした。その後残り2周となったホームストレッチ手前で中央大学の東矢選手が飛び出したタイミングは250mのケイリンではかなりのスイートスポットだったためここで位置を前方へ上げスパートをかけようと考えました。調子もよく身体の反応も抜群で大外を回されても最前へ飛び出せる自信がありました。大外を回されておりましたが体力も残っており、残り1周半でほぼトップスピードに乗っていたため残り1周のホームストレッチでは完全に前方へと位置を上げることが出来ました。

残り1周のホームストレッチ時点で首位に位置。

大外を回されてからゴール線までの残り2周は全力でひたすら踏むだけでしたし法政大学の代表であることや、親や親戚、監督、コーチ、OBの方々、そして部員の同期や後輩からの声援が胸に響いておりました。脚力以上の推進力となったのだと思います。

決勝戦でフィニッシュを迎える鈴木玄人選手

よく自分一人の力では成し得ないなどと言いますが今大会はそれを身に染みて感じることが出来ました。 恩師である市原コーチには付きっきりで身体のケアをして頂き僕自身はただ走るだけの状態という最高の環境を作り上げてくださいましたし、レースについては信頼してくださっていたため『玄人の考えた通りにやれ』とお言葉を頂き意見を尊重してくださっていたので、心身共に一切ストレスのない最高な状態でレースを迎えることが出来ました。また、声援によって本来の力以上に力を発揮することが出来たためそういった意味でも『自分一人では成し得なかった』と痛感しております。本当に関係者皆様には感謝しております。
高校から自転車競技部を初め、7年間の自転車競技人生で自身初の全国優勝だったため記憶は曖昧ではありますがゴール時に声が出てしまったこと。ガッツポーズを何度も何度もしていたことを覚えております。各SNSにも投稿させて頂いたのですがやっと。やっと優勝することが出来たので本当に嬉しかったです。

観客の声援に感謝しガッツポーズで応えた。

しかし、後日談ではありますが2日目のケイリン決勝を終えた時点で身体は疲弊しており3日目のスプリントにおきましては完全にバテていたのは言うまでもないので未熟さとやり切った感共に感じていたのはここだけの話です…笑

 


<編集後記 学連ウォッチャー:深井>
学連レースの頂点となるインカレだけあって優勝選手から詳細コメントを頂けました。
鈴木玄人さんからは「ケイリン種目外の部分はカットしてもよいです」と連絡頂いていましたが、臨場感あふれるメッセージですので全文掲載し、文に合わせた写真を選んでみました。

※インカレ2018優勝選手(トラック男子編-1)はこちら!

インカレ2018優勝選手(トラック男子編-1)

今年のインカレは既報のようにトラックとロードが分離開催となり、まずは8月17~19日に伊豆ベロドロームにてトラックレースが開催されました。
選手自身に加え各校の名誉をかけ出場するインカレ。観客席がフィールドから近いベロドロームということもあり、どのレースも多くの観客と選手が一体となりたいへんな熱気に包まれていました。
そんな戦いを制したインカレトラック優勝選手男女15人(組)にコメントをもらいましたので紹介します。
まずは男子選手その1(スプリント、1kmTT、4kmIP、4kmTP、マディソン)から。


■スプリント
優勝:中野慎詞選手(早稲田大学)コメント

今回は初めてのインカレで緊張と楽しみでいっぱいでした。
予選は1位で通過しましたが、狙っていたタイムより遅くとても悔したかったです。なので、気持ちを切り替えて対戦では絶対勝とうと思い走りました。
決勝では3本勝負となりました。今まで決勝で3本勝負になった事がなくとても緊張しましたが優勝することができてとても嬉しかったです。

スプリント決勝戦 3回戦目で先行フィニッシュする中野選手。

こうして優勝できたのもたくさんの人が応援、サポートをしてくださったおかげで、のびのびと、楽しくレースをすることができ、感謝の気持ちでいっぱいです。
この結果に満足せず、もっと上を目指して努力して行きたいと思っています。
今後とも応援宜しくお願い致します。

ベテラン4年生の坂本紘規選手(日本大学)との決勝戦はそれぞれが1勝し、3回戦目が開催された。
優勝を決め塩原コーチと喜び合う中野選手

 


■1kmTT
優勝:鈴木陸来選手(法政大学)コメント

東日本、個人戦と1kmTTで優勝していたのでインカレも優勝したいとは思っていましたが、優勝のことより最後なので自己ベストで終わりたいと言う気持ちの方が強かったです。そのためには自分の持ち味の前半に突っ込んで後半耐えるといった走り方に磨きをかける必要があったのでスタンディング2周の練習をメインにしていました。おかげで予想より高タイムで突っ込むことができ、僅かではありますが自己ベストを更新することができました。今後も自転車には関わっていくつもりなので法政大学自転車競技部と鈴木陸来の応援よろしくお願いします。
応援、ありがとうございました。

4年生として最後のインカレを優勝で飾った鈴木陸来選手。

■4kmIP
優勝:貝原涼太選手(日本大学)コメント

自分は三冠をする事を目標にしていたので、本当に良かったです。インカレ前の合宿では調子を落としてしまい、皆んなが心配してくれました。その中でも監督さんの有難いお言葉を頂き、しっかり気持ちの切り替えができた事が三冠に繋がったと思います。自分は監督さんの為に勝ちたいという気持ちがとても高く、監督さんを喜ばせる為にも勝ちたかったので、これからもたくさん監督さんを喜ばせる為に頑張ります。

レースを終え、チームメイトや家族に祝福される貝原選手。本インカレで4kmIP、4kmTP、マディソンで優勝し三冠を達成した。

■4kmTP
優勝:日本大学チーム:草場啓吾選手コメント

今回4kmチームパーシュート優勝は予想もしていませんでした。
去年のメンバーでしたら可能性はあると思っていましたが、沢田君はアジア大会、坂本君は短距離への移行によりかなり戦力が落ちたと思っています。
今回優勝したメンバーで合わせをしたのも現地入りしてからで、正直順位決定にのれれば総合優勝の為には十分と言われていました。
それなのにここまでの記録を残せたのは本当に自分達でも不思議です。
そこには応援して下さる皆様を始め、監督、コーチ、家族、最後に体をメンテナンスして下さった柳川さんなど、様々な方々の支えがこの記録を叩き出せた勝因だと思っています!
ですので周りの方々には感謝しかありません!
この気持ちを忘れずに後輩達は来年以降も優勝して欲しいですし、その前にロードレースでも優勝して総合優勝を確実なものにしたいです!
これからも応援よろしくお願いします!

決勝戦を走る日本大学。先頭が草場選手。
ベテランメンバー(中央2人)と若手メンバーによる組み合わせとなった。草場選手は9月2日のインカレロードにも出場する。

■マディソン
優勝:日本大学チーム:武山晃輔選手コメント

今回、初開催のマディソンで優勝できましたが、インカレトラック種目自体初出場で、そのマディソンもギリギリまで出場するメンバーは決まっていませんでした。
インカレ前の直前合宿もロードしか乗っておらず、トラックに入ったのは現地入りしてからで、マディソンの合わせは当日の朝練が最初でした。
これまでにもTRSや国際トラックで組んできたペアですが、一年前のTRSでは最初の交代で出遅れて、そのままレースをすることなく降ろされるといった走りだったので、そこから考えたら大きく成長できたかと思います!
今回はペアの貝原に3冠がかかっていたので、その目標を果たすべく走りました。無事勝つことができてよかったです!

多くの選手が走る中での交代シーン。今回マディソンは特にヒートアップしていた。
ロードでも期待がかかる武山選手(写真左)とインカレトラック三冠を達成した貝原選手。

■トラック総合優勝は日本大学

上記3種目優勝のほか、多くの種目で上位入賞を果たし男子トラック部門優勝の座を獲得した。

<編集後記:学連ウォッチャー 深井>
インカレを一つの区切りとして新体制に入る学校も多く、4年生にとってはこれが実質最終レースともなるインカレ。順位にかかわらず出場の感慨もひとしおだったようです。
ご家族も多く来場されており、ウィニングランでは感動的なシーンを見せていただきました。詳細は学連facebookよりご覧ください。

[みどころ]インカレ新種目:マディソン

文部科学大臣杯 第74回 全日本大学対抗選手権自転車競技大会トラック競技が8月17日(金)−19日(日)に静岡県伊豆市大野 日本CSC伊豆ベロドロームで開催されます。

今年度からインカレに追加となった種目「マディソン」について説明したいと思います。

マディソンの競技中に選手が交替する様子。タッチをしながら選手が入れ替わる

アメリカ生まれの競技種目!
まず、マディソンという競技の名前の由来はアメリカ・ニューヨークにあるマディソンスクエアガーデンという場所で初めて行われたことがこの競技名の由来となっています。

競技のルールはポイントレースと同じですが、2名1組のチームで行うところが大きく違います。レースに参加できるのは1名のみでもう1名の選手はトラック上部を走りながら交替のタイミングを伺います。

高度なテクニックが必要な交替シーン
この2名の選手がタッチをしながら交替する様子はタイミングが高度な技術が必要となりこのレースの醍醐味といった部分でもあります。

詳しいレースのルールなどについてはofficialsのHP内の競技種目紹介ページを御覧ください!

マディソン(MADISON)

インカレマディソンの注目大学は?
2018年のインカレに採用されたマディソンは男女ともに行われます!
学生選手権大会ではこの種目は以前から行われており、近年、国外でこの競技の経験を積んだ選手が、活躍する傾向にあります。チームワークと高度な自転車操作、戦略、判断力、タイミングなども必要となり経験を多く積んでいるチームが勝利を得ています。

男子マディソンでは京都産業大学や法政大学が近年、この競技で活躍しています。

2018年全日本学生選手権トラックでは京都産業大学チームが優勝している。

2018年の全日本学生選手権トラックでも1位京都産業大学、2位法政大学という結果になっており、このインカレでも活躍が期待されるところです。

2018年全日本学生選手権トラック男子マディソン2位法政大学チーム

他にも日本体育大学、日本大学(冒頭に写真掲載)も先日行われたJICF国際トラックカップでエリートカテゴリの選手も参加したマディソンで上位の成績を残しています。

JICF国際トラック時の日本体育大学チーム。今回ペアは写真中央の満田選手と最左の當原隼人選手。

女子もインカレは昨年インカレ優勝校の日本体育大学と鹿屋体育大学がエントリーしています。

鹿屋体育大学チームは中井選手・西島選手のペアでインカレも出場予定

JICF国際トラックカップでは実践でインカレを想定したメンバーでのレースがありました。
こちらも総合優勝を目指す大学同士の熱い戦いが期待されます。

総合優勝2連覇を目指す日本体育大学チーム

学連から世界へ
マディソンは2020年の東京オリンピックの競技種目にもなっています。近年、大学生でこの競技を経験して国外でも経験を積んだ選手たちが全日本選手権でも活躍をしています。

国内ではまだ開催頻度が多くない種目ですがレースの面白さから徐々に認知度が上がってきている注目な競技種目です。

このインカレで是非、注目いただき、多くの方々にマディソンを知ってもらえればと思います!

 

[みどころ]インカレ新種目:オムニアム

文部科学大臣杯 第74回 全日本大学対抗選手権自転車競技大会トラック競技が8月17日(金)−19日(日)に静岡県伊豆市大野 日本CSC伊豆ベロドロームで開催されます。

今年度からインカレに追加となった種目「オムニアム」について説明したいと思います。

オムニアムは複数の競技の成績を点数化して、その合計得点の優劣により競う競技です。

UCI主催の世界選手権では男子が2007年、女子は2009年より実施されていて比較的新しいトラック競技種目です。

種目については2016年のルール改正以降、6種目あった種目が競技種目変更があり、2018年現在は下記の種目と順番でレースが行われています。

第1種目:スクラッチ
第2種目:テンポレース
第3種目:エリミネーション
第4種目:ポイントレース

詳しいレースの説明はofficialsのHP内の競技種目紹介ページで情報配信しておりますので、そちらも御覧ください!

オムニアム

インカレで初開催のオムニアム!
学連では2017年から学生選手権大会としてオムニアム競技が学生選手権種目に採用されました。
それ以前は、学連主催のトラックレースのシリーズ戦:TRSの中でオムニアムラウンドという形でありました。

そして今年度(2018年)からはインカレで行われていたポイントレース、スクラッチといった中距離種目がオムニアムという形で統一されました。

まずはポイントレースで予選
今回のインカレでのオムニアムは出場選手は1大学1名で予選のポイントレースを行ってから本戦に入ります。
出場予定大学選手は30名で本戦には20名すすめる予定です。

注目選手は?
2018年全日本学生選手権オムニアムはJICF国際トラックカップと同時開催で、安彦選手(日本体育大学)が初優勝を飾りました。
2位は草場選手(日本大学)でした。

2018年全日本学生選手権オムニアム優勝の安彦選手(日本体育大学)写真左上。 写真中央が2017年学生選手権オムニアム第2位の近藤選手(法政大学)
ロードレース、トラック中距離で活躍する草場選手(日本大学)
高校時代からトラック中距離で活躍する曽我部選手(京都産業大学)

2017年の第1回全日本学生選手権オムニアムの優勝は中井選手(京都産業大学)でした。今回のインカレではポイントレースで成績を残している曽我部選手(京都産業大学)が出場します。

その他にも注目を集めるのは、2017年学生選手権オムニアムで2位の近藤選手(法政大学)や2018年学生選手権オムニアム3位の植益選手(大阪産業大学)、ポイントレースや国際大会でも活躍する松本選手(鹿屋体育大学)、その他にも永田選手(朝日大学)の走りに注目が集まります。

植益選手(大阪産業大学)と永田選手(朝日大学)ともに西日本学連で活躍する選手
国際大会でも経験を積んでいる松本選手(鹿屋体育大学)

全日本選手権や国際大会でも学連選手が活躍するオムニアム
2017年のUCI主催のワールドカップで梶原選手(筑波大学)が日本人史上初の女子オムニアムで優勝し、学連OBの橋本選手(KEIRIN・鹿屋体育大学OB)が2014年アジア大会オムニアム優勝、またリオ五輪ではOB窪木選手(ブリヂストン・日本大学OB)、OG塚越選手(シエルブルー鹿屋・鹿屋体育大学OB)が出場するなど大学生での自転車競技を経て、オムニアムで活躍する選手は多くいます。

2020年の東京オリンピック・パラリンピックでもオムニアムにこのインカレでのオムニアムを経験した選手が出場する可能性も多くあります。

是非、今回のインカレオムニアムにはご注目いただき、新しい競技種目としてこれからも多くの方々にご声援いただきたいと思います。

 

[みどころ]文部科学大臣杯 第74回全日本大学対抗選手権自転車競技大会トラック競技

大学自転車競技の頂点を決める競技大会!
大学自転車競技のビックイベントである文部科学大臣杯第73回 全日本大学対抗選手権自転車競技大会(通称:インカレ)がトラック競技2018年8月17日(金)から8月19日(日)まで静岡県伊豆市大野 日本サイクルスポーツセンター 伊豆ベロドローム( 250m) で、ロード競技が9月2日(日)に長野県大町市美麻地区 公道周回コース 1周 13.4 kmで開催されます。

関連情報
公式HP大会概要ページ:http://jicf.info/8233/
昨年度大会の競技結果:http://jicf.info/5960/

例年、トラック競技、ロード競技ともに同開催でしたが、今年度は分離開催という形になっています。

インカレとは?
日本学生自転車競技連盟が主催する競技大会には全日本学生選手権大会が現在7つあります。(大学対抗選手権・個人ロード・クリテリウム・チームTT・個人TT・個人トラック・オムニアム)
インカレは連盟発足年である1936年に記念大会が行われ、以降現在に至り、今大会で74回目となります。
全日本学生選手権の最上位に位置づけられた大学対抗戦としてトラック・ロードの各種目の得点を総合した大学の総合成績で競う競技大会です。

競技種目 は
男子の部:スプリント、1kmTT、ケイリン、4kmIP、タンデムスプリント、4kmTP、チームスプリント、 オムニアム、マディソン、個人ロードレース 174.2 km(13周=174.2 km)

女子の部:スプリント、500mTT、3kmIP、チームスプリント、オムニアム、マディソン、 個人ロードレース 67.0 km(5周=67.0 km)

合計男子10種目、女子7種目で開催されます。

 

大会フォーマット・スケジュールが大幅変更!
今大会は、平成最後のインカレとなるだけでなく、2020年の東京五輪に向けた改修工事に入るため、現行の伊豆ベロドロームでは(おそらく)最後のインカレとなります。

東京オリンピック2020の競技会場になっている伊豆ベロドロームは大幅な改修工事を予定している

伊豆ベロドローム

また、本年度からインカレにマディソンとオムニアムが正式種目として追加された関係上、トラック部門とロード部門が分離開催になっただけでなく、トラック部門の大会スケジュールも大幅に変更されました。

スケジュール決定の際には、理事会などで多くの時間を割いて協議が行われ何回も変更が加えられました。
トラック部門のスケジュール変更で二つの点が注目されると思います。

本年度追加種目(1)マディソン。これまで本連盟では全日本学生選手権トラック自転車競技大会のみで行われていた。
本年度追加種目(2)オムニアム。 写真はJICF国際トラック エリミネイションより。

大会初日から目が離せない!
大会最初の種目がチームパーシュート予選となりました。
選手はフレッシュな状態で戦いに臨めるため、いきなり大会記録や学連記録の更新が期待されるだけでなく、ここでよい記録が出るとチーム全体が活性化されます。
この種目の出場選手はオムニアムの出場選手と重複することが多いため、オムニアムの勝負の行方にも影響する可能性があります。

2018年学生選手権オムニアム優勝者は安彦統賀選手(日本体育大学)

そして、例年と同様にスプリント予選の200mタイムトライアルでは、先の全日本学生選手権トラック自転車競技大会で10秒5を切る好記録が続出しており、ここでも学連新記録や大会新記録が飛び出すかもしれません。

1年生ながら全日本学生選手権男子スプリントで優勝した中野選手(早稲田大学)

短距離系、中距離系の選手が初日に大部分初日に出走することとなり、この段階で各大学の仕上がり具合や選手の調子を確認することができるので、ぜひご注目ください。

また、チームスプリントやケイリンの決勝が最終日から2日目になったことにより、短距離系の種目もスケジュールがタイトになり、いかに消耗せずに調子を維持できるかが勝負のカギとなりそうです。

例年以上の全力な走りに期待!
今年から正式種目として新設されるオムニアムおよびマディソンがともに中距離系の競技ですが、トラックとロードの両方の部門にエントリーをする選手にとっては、ロードレースが2週間後になったことにより、トラック競技に集中しやすくなりました。
そのため、とくに中距離系の種目では例年にない高レベルの試合が期待できると思います。
計測系の種目では日程に従来より余裕ができ、日本有数の高速バンクの伊豆ベロドロームでの開催のため、学連記録や大会記録の続出が期待できると思います。

日本一の大学の称号はどこが手にするのか?
2017年度大会、男子は鹿屋体育大学の5連覇を阻止し、4年ぶりに日本大学が総合優勝を獲得しました。
トラック部門で82ポイント、ロード部門で31ポイント、合計113ポイントを獲得しロード、トラックともに圧倒的な強さをみせての優勝となりました。
今大会はその強さが今年も発揮されるか、または、各大学ともに新しい種目追加により戦略も変更されて、ポイントが各大学に分散されるかで、総合上位が大幅に変更される可能性もあります。初日からレースの行方に目が離せない展開になる可能性が高いです。

女子も昨年は日本体育大学がトラック部門42ポイント、ロード部門7ポイントで、鹿屋体育大学の3連覇を阻止して総合優勝を獲得しました。トラック部門で短距離系種目でポイントを多く獲得し優勝を盤石なものにしました。

今年は女子も各チームに種目ごとに強い選手が多くいるため、優勝の行方はわかりません。トラック部門で多くのポイントを獲得することで、2週間後のロードレースの戦略も変更になります。

男女ともに非常に楽しみな戦いが予想されます。各大学ともこのインカレにむけて合宿など充分な準備をして最高の舞台で素晴らしい走りができるようチーム一丸となって臨みます。

是非、現地での熱い声援を宜しくお願いいたします!!

当日は現地から、TwitterでのテキストLIVE配信などを予定しています!

■関連情報サイト・SNS■
日本学生自転車競技連盟公式HP:http://jicf.info/
JICF情報系HP officials:http://jicf.info/officials/
JICF競技速報Twitter:https://twitter.com/jicf_jimukyoku
JICFFacebookページ:https://www.facebook.com/jicfjoho/

第54回 西日本大学対抗選手権自転車競技大会

8月4日から5日にかけ大阪府岸和田競輪場で開催された本大会は9校から50名の選手がエントリー。各校のインカレ合宿や試験期間とも重なる時期となり参加人数は少なめでしたが、そのぶん密度の濃いレースが行われました。

レースは朝日大学が安定した強さをみせ総合優勝。続いて大阪経済大学、関西大学、大阪産業大学、中京大学という順位となりました。

トラック学校対抗総合表彰。朝日大学が13連覇を遂げた。

今回は選手2名以上がエントリーしていた総合順位上位4校の主将からコメントをもらいましたのでご紹介します。インカレへの思いも語っていただきました。
また、本レース学生委員として活動した西日本学連委員長の手嶋さんからもメッセージをもらっています。


■第1位 朝日大学
⻑⾕部 龍⼀主将コメント
西カレでは合宿の合間での大会ということで疲れがある中での大会でしたがみんな今出せる力をだして13連覇することができたので良かったです。
インカレでは去年総合4位だったので今年は総合優勝を目指しチーム一丸となって頑張りたいです。

チームスプリント決勝中の朝日大学。先頭が長谷部選手。

開会式では昨年度優勝の朝日大学から一旦トロフィー返還が行われた。

※朝日大学は合宿期間中でしたが参加メンバーは合宿を中断して本大会に出場し、終わり次第また戻るというスケジュールで臨んでいた由です。上記コメントも合宿中の長谷部主将よりいただきました。


■第2位 大阪経済大学
真部 拓海主将コメント
今回の西カレは出場校が少ないこともありましたが、大学対抗で2位という成績を残せたのは大変うれしく思っています。この成績が残せたのは主に1年生2人の貢献があってからこそなので感謝したいです。
インカレ(トラック)は伊豆ベロドロームということですが、ベロドを走った経験がない選手が数人います。そこのところが不安要素ではありますが、今出せる力を精一杯出して大経史上最高の結果が残せるよう頑張ります。 応援よろしくお願いします!

開会式で選手宣誓する真部主将
チームパーシュート出走前の大阪経済大学チーム(真部主将は写真左より2人目)


■第3位 関西大学
⼭神 海晴主将コメント
昨年の西カレでは3位。今年の西カレでは2位を取ろうとチーム一丸となって挑みました。しかし、結果は昨年と変わらず3位。悔しい結果となりましたが、これを糧に後輩たちが来年リベンジを果たしてくれると思います。
インカレでは個人・チームでの入賞を狙っています。目標を達成出来るよう、残された少ない時間を最善全力で過ごしていきます。応援宜しくお願い致します!

チームスプリント決勝出走前の関西大学チーム(山神主将は写真左)
チームスプリント予選中の関西大学チーム

手嶋 豊 西日本学連 学生委員長(関西大学)
今回の西日本インカレはいつも大会を仕切っている北山さんが諸事情で休まれるというアクシデントがあり、いつも北山さんの指示で動いていたのが、自分で何をしなくてはならないのかと考えて動かなくてはいけない大会でした。しかし東の学連委員の前委員長の小島さんや大人の役員の方々に色々教えてもらったりして何とか出来ました。

閉会式にて閉会を宣言する手嶋委員長

反省点としては、今回、大会の運営をしながら団体追い抜きの選手として走ったことです。運営の方に気をとられ、気持ちが作れないまま望んでしまいました。学連の仕事は大変ですが、色んな人たちと話せたりして結構楽しいです。西日本の大会はけいはんなロードと新人戦が残っているので最後まで気を引き締めて頑張っていきたいです。

チームパーシュート中の関西大学チーム(写真左から3人目が手嶋選手)

 


■第4位 大阪産業大学
源田 真也主将
今年の西カレは団体種目には出場せず、個人種目だけの出場でしたが、個人種目で表彰台に3人が乗ることができ、総合4位という結果を勝ち取る事が出来ました。
インカレでは2人がオムニアム、1㎞TTに出場し、7人がロードに出場します。 去年はトラック、ロード共に結果を残す事が出来なかった為、今年は、その悔しさを力に変えて上位入賞目指して頑張ります。 大阪産業大学をよろしくお願いします。

ポイントレースでは大阪産業大学選手が第2位(植益和行選手)、第3位(大前雄暉選手)でフィニッシュした。

 


■各種目表彰式(順不同)
全レースにおいて第1位を朝日大学選手が占める結果となりました(非エントリーの女子スプリント除く)。

男子チームパーシュート
男子チームスプリント
男子ケイリン
男子4kmIP
女子3kmIP
男子スプリント
女子スプリント
タンデムスプリント
ポイントレース
男子スクラッチ
男子1kmTT
女子500mTT

<編集後記 学連ウォッチャー:深井>
全国的に猛暑のなかでの開催となりましたが、幸いにも熱中症等の発生なく終えることができました。選手はじめレース中ずっと炎天下での執務となった競技役員や学生委員の皆様、おつかれさまでした。

西カレ2018競技役員、学生委員の皆様