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近藤翔馬(法政大学)


2016/11月:RCSクラス1在籍の1年生選手紹介 

Q:大学生になって初めてのシーズン、学連レースの印象は?
学連レースを走ってみた感じは、高校の時よりスピード感があって楽しいです。
しかし、レース前は緊張して心臓が飛び出そうでした。
ノミの心臓なもんで。

Q:キャンパスライフはどうですか?
法政大学では文学部の哲学科に在籍してます。
哲学の授業はいつも知らない言葉が飛び交っていて毎回頭がパンクしてパンク修理が大変です。
授業や部活動以外では同じ体育会に所属する同級生と話したりするぐらいのキャンパスライフを楽しく過ごしています。

Q:平日の練習内容について教えてください。
最近は朝が暗くて自転車に乗れる時間が短くなったので、筋トレや、パワーマックスなどの室内でのトレーニングを主にしていて、土日にロード練習で乗り込むっという感じです。
週末はレースが毎週あるのでレースが練習って感じになっています。

Q:今シーズン印象に残っているレースは?
やっぱり優勝したRCS第5戦湾岸クリテリウムです。
あの日は調子が悪く、ついていくのがやっとで、どうやったら勝てるのかだけを考えて走りました。

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RCS第5戦 湾岸クリテリウム クラス2Bで優勝(2016.7.30)

Q:チームで一押しの同級生は?
上野恭哉選手です。
最近は地元の方言が段々薄れてきて、標準語になりつつあるのですが、それを嫌がって方言を使うのですが無理に方言を話している感じがして可愛いです。

Q:他大学の選手との交流は?
曽我部選手(京産大)と、金田選手(中央大)はレース会場で会うとよく話します。
最近は徳田匠選手(鹿屋体大)と貝原選手(日大)とちょくちょく話します。

Q:来年度、学連に加入する高校生に何かアドバイスは?
RCSのようなシリーズ戦ではクラスが上がる度に、スピード感が全く変わってくるので、速いスピードでの練習をして、速いスピードに慣れる練習をお勧めします。
自分はスピードに慣れるのに苦労しました。
あとはベロドロームでのレースが多いのでベロドロームで走り慣れておいたほうがいいですね。

Q:最後に一言メッセージを
いつもサポートしてくれている家族に感謝し、僕たち学生が良い環境でレースを走れているのを当たり前ではない。ということを心に置いて、学生である自分たちを応援してくださっている方々に少しでもサポートしてよかったと思えるように一戦一戦全力で頑張ります。

足は無いですが、気合いと根性だけはあるので応援宜しくお願いします!!

選手プロフィール
近藤翔馬 こんどうしょうま 
法政大学1年/松山聖陵高等学校(愛媛県)

主な戦績
2016RCS第8選行田ラウンド クラス1 6位
2016RCS第5戦湾岸ラウンド クラス2 優勝
2016RCS第1戦飯山ラウンド クラス3 優勝

徳田匠(鹿屋体育大学)


2016/11月:RCSクラス1在籍の1年生選手紹介 

Q:大学生になって初めてのシーズンですが学連レースの印象は?

高校時代みたいにギア比制限もなく、一気にレースのスピードがあがりレースの展開が変わった気がします。
また、自分が所属していた北桑田高校時代の先輩や同期のメンバーが違うチーム(大学)で走っていることに少し変な感じがありました。

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徳田兄弟の一員として北桑田高校の頃から活躍していた徳田匠選手(2014.8.16 JOCにて) Photo by F.Fukai
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全日本オムニアムの徳田選匠手。その後方に北桑田高校の先輩である草場啓吾選手(日本大学)が並ぶ。(2016.11.20)

Q:キャンパスライフはどうですか?
自転車競技部以外の他の部活に所属する友達も多くでき、毎日楽しく過ごしています。
大学の授業は体育大学なので身体の仕組みなどを学べる授業がたくさんあるので興味を持って受講しています。

Q:平日の練習内容を教えてください。
朝練、夕方練をあわせて3~4時間ほど行っています。
アップダウンや風のきついコース、平坦貴重なコースなど様々なコースがあります。
自分の所属する鹿屋体育大学のある鹿児島県の大隅半島はどんな練習でもできる恵まれた地域なので10分走などのトレーニングメニューがバリエーション豊富に行えます。

Q:今シーズン印象に残っているレースは?
全日本学生選手権クリテリウムです。
大学生になり初めてのレースがこの選手権大会で結果はDNFになり、悔しい思いをした事が刺激になりました。

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インカレロード レース序盤の徳田選手(2016.8.28)
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インカレロード レース終盤の徳田選手(2016.8.28)

Q:チーム一押しの同級生は?
石井駿平選手です。
普段目は小さいですが、レースではギラギラ開き、大暴れします。彼が走るレースはアナウンスで必ず彼の名前が聞こえてきます。
そしてゾンビ並みの何発ものアタックに注目してみてもらいたいと思います。

Q:他大学の選手との交流は?
今村駿介選手(中央大学)です。
高校時代から同じナショナルチームのメンバーとして海外遠征に行くことがあり、今村選手の走りには毎回刺激を貰っています。

Q:来年、学連に加入する高校生に何かアドバイスを
高校の時とは比べ物にならない速度でレースが進みます。
冬の乗り込みやスピード強化の練習をすれば良いのではないかと思います。あと、受験頑張って下さい。

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強豪選手とポイントを争う徳田選手(2016.7.2 個人トラック ポイントレース決勝)

Q:最後にメッセージを
今シーズンはまだ終わっていませんが、1年間応援ありがとうございました。
今年は個人種目での全国優勝を目標にして取り組んで来ましたが、達成することが出来ませんでした。
来年こそは成し遂げたいと思います。
大会で見かけた際は「たくみー!」と応援よろしくお願いします!!

選手プロフィール
徳田匠 とくだたくみ 
鹿屋体育大学1年/京都府立北桑田高校

主な戦績
2016第2回アジア大学選手権 クリテリウム 2位
2016RCS第1戦飯山ラウンド クラス2 優勝
2015全日本選手権ロード Jr 6位

石原悠希(順天堂大学)


2016/11月:RCSクラス1在籍の1年生選手紹介 

Q:大学生になって初めてのシーズン、学連レースの印象は?
学連のレースは全般的に高校の時のレースと比べてチーム戦の要素が大きくなったように感じています。
大学生になってから今までよりもチームを意識して走ることが重要だと印象付きました。

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RCS第5戦 湾岸クリテリウムにて(2016.7.30)

Q:キャンパスライフはどうですか?
自分が所属する学部はスポーツなどについての勉強が多く、自転車競技にも活かせるので高校の時よりは勉強しやすいです。
順天堂大学は最初の1年間だけ寮で生活するので部活以外での友達がたくさんできてオフの時などはご飯を食べに行ったり遊びに行ったりしています。

Q:平日の練習について教えて下さい。
最近は部活の練習時間は暗くなるのが早いため、自転車競技以外のランニングやウエイトトレーニングをしています。
その他は、火曜と木曜の朝に1時間くらい監督にカーペーサーをしてもらっています。
水曜日は4年生とカフェやパン屋に練習がてら行ったり、1人の場合は千葉に山がないので自走で筑波山まで行ったりしています。

Q:石原選手は現在、RCSランキング2位につけています。逆転可能なところにいるといえますが、今シーズンもっとも印象に残っているレースは?
今シーズン、初めてRCSを走ってみて毎回、全国レベルの選手が出てくるので、ハイレベルだと感じています。

また、シーズンで1番印象に残っているレースは韓国で開催された第2回アジア大学選手権です。初めての海外のレースで戸惑いながらも個人ロードで3位に入賞できたのは自信になり、同時にアジア諸国の大学生との交流はいい思い出になりました。

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アジア大学選手権ロードの3位~6位は日本人選手が僅差でフィニッシュ。石原選手が3位を獲得した。(2016.10.16) なおページトップの写真はアジア選手権ロード クリテリウムフィニッシュシーン。
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アジア大学選手権ロード 表彰(2016.10.16)

Q:チーム一押しの同級生は?
みんな一押しですが、特に大学から自転車競技を始めた五味田選手です。練習が終わったあとローラーに乗るなど熱心に練習しています。これからどんどん伸びていくと思うので注目してみると面白いと思います。

Q:他大学の選手との交流はありますか?
慶應の大前選手や早稲田の中川選手、納屋選手、日大の武山選手、鹿屋の石井選手、明星の平林選手など…あげたら、きりがないのでこれくらいにしておきます。

Q:来年、学連に加入する高校生に何かアドバイスは?
大きなレースは高校の時より距離が伸びるので今までの練習ではカバーできないところが、自分には出てきました。
なので長い距離になっても対応できる力をつける練習をすることと、チームで協力することが勝つのは必要だと思うのでチームメイトと一緒にレースについて考えたり、そういった意識をもって走ることを大切だと思います!

Q:最後に一言メッセージを
ただ順位を上げるためだけに走るのではなく、見ている人を楽しませるくらいの走りをできるように走ろうと思うので応援よろしくお願いします!

選手プロフィール
石原悠希 いしはらゆうき 
順天堂大学1年/真岡工業高校

主な戦績
2016 RCSポイントランキング 2位(8戦終了時)
2016 アジア大学選手権 個人ロード 3位
2016 RCS第8戦 浮城のまち行田ラウンド クラス1 4位
2016 RCS第7戦 山形村ラウンド クラス1 2位
2015 高校総体 個人ロード 4位

風間 翔眞(東北学院大学)

2016/11月:RCSクラス1在籍の1年生選手紹介

Q:大学生になって初めてのシーズンですが学連レースの印象は?
他大学の選手がインカレが近づいていくにつれてどんどん速くなっていって驚きました。
どんな調整をしているのか、非常に知りたいです。
また、レース中の集団の中の雰囲気が高校時代とは違いちょっと怖かったです(>_<)

Q:大学の生活はどうですか?
キャンパスライフは充実しています部活で忙しい自分にノートを見せてくれたりなど、友人達がいつも自分を楽しませてくれます。
興味がある授業はフランス語です
少しだけなら話せると思います。

Q:平日の練習について教えてください
平日は授業が忙しくてあんまり練習という練習はしてません。
休日に追い込んで練習しています。

Q:風間選手はRCS第3戦美麻ラウンドでクラス1+2で9位でした。これはクラス2の選手では最上位の成績ですね。今シーズン印象に残っているレースはやはり美麻ですか?
RCS第3戦の美麻ラウンドのロードレースで完走できたことが印象に残ってます。
その時に千切れそうな自分に、日本体育大の小林泰正選手が励ましてくれたことがすごく嬉しかったです。

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小林選手が声をかけてくれたのはこの7周回目とのこと。後方が小林選手。  (2016.7.17 RCS第3戦 大町美麻ロード 7周回目 先頭集団) Photo by F.Fukai

Q:他大学で交流のある選手はいますか?
交流のある選手は渡辺将太選手(日本大学)です。
一緒に練習したりもしてます♪
また大学生になってからは小林泰正選手です。

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修善寺オープンロードでも小林選手と一緒に先頭集団を構成した(2016.5.15)

Q:来シーズン高校から学連に加入する選手に何かアドバイスを
自転車に乗ることと寝ることが好きになればいいと思います。

Q:最後に一言メッセージを
大会でチームを応援してくださるご父兄の皆様いつもありがとうございます!今シーズン以上に来シーズンの自分の走りに期待してください!!👍

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トラックレースにも出場(TRS第3戦 2016.7.16)

 

選手プロフィール
風間 翔眞 かざま しょうま 
東北学院大学1年/日本大学東北高等学校(福島県)

主な戦績
2016RCS第3戦美麻ラウンド クラス1+2 9位
2016RCS第1戦飯山ラウンド クラス3 2位

中川 拳(早稲田大学)

2016/11月:RCSクラス1在籍の1年生選手紹介

Q:大学生になって初めてのシーズンですが学連レースの印象は?
レースの運営をほぼ全て学連だけで担っていて、しかもスタッフの方々や学生委員がボランティアであることに最初驚きました。そういった方々の協力があってレースができるということに感謝しています。

また、RCS(ロードレースカップシリーズ)などのシリーズ戦の大会があることは、高校の時よりもレースを走る機会が増え、より良い経験をすることができていると感じています。

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学生選手権個人ロードでも上位で完走(2016.6.12 木祖村)

Q:キャンパスライフはどうですか?
自分自身が所属している学部がスポーツ科学部なので、授業はスポーツに関連した専門的なことを学ぶことができます。
興味があることが多く、競技にも活かせる知識がたくさんあり、ためになることが多いと感じています。

Q:平日の練習について教えてください
今の時期は大きな大会がほとんど終わっているので自転車競技の練習の他にランニングをしたり、スイムをしています。
ウエイトトレーニングなども行い、様々なことをしています。

 Q:今シーズン、中川選手はインカレロードで3位入賞を果たしていますね。印象に残っているレースは?
やはり、インカレです。早稲田大学に入学し、自転車競技部に入部してからインカレに向けて、日々、練習を積み重ねていたので、ある意味1年間の集大成と言えるレースでした。

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2016年インカレで3位に入賞

Q:チームで一押しの同級生はいますか?
短距離は田中克久選手、中長距離は納家一樹選手がイチオシです。是非、シーズン後半戦はご注目ください!

Q:最後に一言メッセージを
いつもご声援を頂きありがとうございます。
これからも観ている方々に感動を与えられるような走りができるようにこれからも精一杯走りますので、応援・ご声援宜しくお願い致します!

選手プロフィール
中川 拳 なかがわ けん 
早稲田大学1年/北海道帯広三条高校(北海道)

主な戦績
2016 ツールド北海道2016 北海道地域選抜
2016 インカレ 個人ロード 3位
2015 全日本選手権 個人ロード Jr.カテゴリ 2位
2015 インターハイ 個人ロード 5位

石井駿平(鹿屋体育大学)

2016/11月:RCSクラス1在籍の2016年度入学選手紹介

Q:大学生になって初めてのシーズンですが、学連レースの印象は?
学連のレースは高校生の頃よりもスピードが速く、レースの勝負所が沢山あったり、初めて体験することも多いのでとても新鮮な印象です。

Q:石井選手はあまりRCSは走っていませんが、初戦の飯山ラウンドでクラス2で5位、そしてインカレロードは9位と成績を残しています。今シーズンの思い出残っているレースは?
高校の時とギア比が変わり、シーズンの初めは平地でのスピードに少し翻弄されました。
シーズン中頃はチームとして走るということを意識しながら走れるようになり自分は何をやればいいかを、先輩方に教わりながら今シーズンは走り続けています。

一番印象に残っているレースはインカレのロードレースです。
初めてのインカレで選手に選ばれ、連覇のかかるチームに貢献するというプレッシャーに潰されそうになりましたが、前半のトラック競技の総合が暫定一位で残すはロード競技という状況になりました。
これだけで気持ちが少し楽になり、レースでは積極的に動くことができたと思います。

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9位でインカレ フィニッシュする石井駿平選手(2016.8.28)

中でも一番思い出に残ったのが、ゴールして皆倒れ込んでいる時、先輩方がとてもくやしそうにしている場面です。
最後のインカレにロード個人優勝させられなかった自分の実力不足もとても悔しくなりました。
この場面に立ち会えた事で、実力をつけたいと強く思うことが出来、これが一番の思い出となりました。

Q:他大学で交流のある選手はいますか?
同じ群馬出身の先輩達との交流は、大会に出る事に良くあります。
大学生になってからでは、石原選手(順天堂大)、武山選手(日大)、田川選手(明治大)などと交流することが出来ました。

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4名でほぼ同時フィニッシュを迎えたアジア大学選手権ロード。フィニッシュ直後の石井選手(2016.10.16)

Q:大学のキャンパスライフについて教えて下さい。どんな勉強をしていますか?
キャンパスライフはとても充実しています!
部活以外での交流は、在籍する大学が単科の体育大学なので同じアスリート達と同じ授業を受けて、他競技のルールや、強みを学ぶことができとても刺激になります。
興味ある授業は栄養学に興味があります。自分で食事の管理ができ、体調を整えやすくなるかと思ったからです。

Q:大学での平日の練習について教えてください。
シーズン中は、朝練が6時からで、メニューはロード練習に行きます。大体1時間半程度乗ります。また、朝練は週2でウエイトトレーニングをやっています。
放課後は、チームのメニュー練習を行っています。

Q:チーム内で一押しの同級生はいますか?
徳田匠選手です。匠は、ケイリンからロードまでこなすことが出来るとても器用な人です。走りも、とてもアグレッシブで見ている人を楽しませてくれるレースができ、結果も必ず出してくれると思います。

Q:来年、学連に加入する高校生に何かアドバイスは?
ギア比が変わるので、重いギアが踏めるように慣れればいいと思います。

Q:最後に一言メッセージを
いつも応援ありがとうございます!!
今シーズンは目立った成績を残すことが出来なかったので、来シーズンはタイトルが取れるように頑張ります!!
これからもよろしくお願いします!!

選手プロフィール
石井駿平 いしいしゅんぺい 
鹿屋体育大学1年/群馬県立前橋工業高等学校

主な戦績
2016 アジア大学選手権 個人ロード 4位
2016 インカレ 個人ロード 9位
2015 高校総体 個人ロード 6位
2015 チャレンジロード A-J1 1位

大前翔(慶應義塾大学)

2016/11月:RCSクラス1在籍の1年生選手紹介

Q:大学生になって初めてのシーズンですが、学連レースの印象は?
高校のレースよりも、平均的にスピードが一段階速い印象です。毎戦発見があり、多くのことを学んで、昨年より上手くレースを進められるようになったと思います。

Q;現在、1年生ながらRCSクラス1に在籍していますが、RCSを走ってみて感じたことはありますか?
高校の頃は全国大会でしかレースを共にしなかった他校の友人達が、関東の大学に進学して、RCSという場で毎戦顔を合わせることができるのが良いと感じています。
RCSのレースを走ってみて「勝てる」と確信できた試合は一戦もなく、毎レースともに走りごたえのある印象です。

Q:今シーズン一番印象に残っているレースは?
つい先日行われたRCS第8戦浮城のまち行田ラウンドのクラス2ですね。
2日後に生物学の大事な試験を控えており、あまり練習できていなかったのですが、スプリント前の位置どりが上手くいき、優勝することができました。

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RCS8戦 行田ラウンドClass2Bで優勝しClass1に昇格 (2016.11.13)

余談ですが、5周目に長い釘が刺さってパンクし、後から確認したところリムを縦に貫通していました。ホイールを一枚犠牲にした以外は、良い思い出です。

Q:他大学で交流のある選手はいますか?
武山選手(日大)、沢田選手(日大)、神田選手(東海大)などとは高校時代から交流がありました。
大学生になってから仲良くなったのは石原選手(順天堂大)です。
インターハイで後半の勝ち逃げを共にしたのに、初めて話したのは大学入学後の6月くらいでした。

Q;大前選手は医学部に在籍されていますね?キャンパスライフはどうですか?
室内練しかできないようなスケジュールを覚悟していましたが、実際は、部活の全体練などにも活発に参加でき、予想より自由に動けて助かっています。
医学部生は、通常の体育会とは別に設けられた医学部体育会に加入する人がマジョリティーなので、学部の友達よりは部活の先輩や同期と過ごす時間が長いです。

一年生では基礎生物学と医療倫理学が医学と関連する学問になりますが、一般教養科目が多くてつまらないですね。来年度から本格的に始まる分子生物学が楽しみです。

Q;大学での平日の自転車競技の練習について教えてください。平日は6時半に集合して朝練をします。
内容は、3分半くらいの坂でのインターバル。水曜日、金曜日にバンク練習がある以外は、午後は予定がなく、自由に練習できるのが良いです。私の場合、自転車にかかる費用はアルバイトで捻出しているので、午後は基本的に塾講師をしています。自主練は、ローラー上での20分走や、5分のインターバルを行います。
それだけでは足りないので、通学中にペース走やスプリント練習を行って補っています。ここまで書くと相当練習できているように感じられますが、天候により練習が中止になったり、自走できなくなったりするため、時期によっては全然練習できないこともあります。

Q:チーム内で一押しの同級生はいますか?
マネージャーの蔭山です。私のトラック競技でのタイム読みは基本的に彼女にお願いしているので、正確無比なラップ計測に御刮目ください。

Q:来シーズン、高校生から学連に加入する選手たちにアドバイスできることはありますか?
高校生はトラックでの使用ギアが軽すぎるような印象があります。あとは、ベロドロームで走ったことのない選手が多くいます。学連はベロドロームでのレースが多い印象があるので、冬の間にベロドロームなどで行われる試合を沢山走り、予めベロドロームの走行感に慣れておくと、危険回避や早い段階でのTRSの昇格に繋がると思います。

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TRS第1戦 1kmTTに出場中の大前選手(2016.4.10)。 高校生の頃からウィンタートラック(静岡県車連)レースなどに出場し、ベロドロームに走り慣れていた。

ロードについては、ベルと反射板が及ぼす空気抵抗増大に早めに慣れておくと良いでしょう。これはジョークです。

最後に一言メッセージを
日頃の応援が力になっています。ありがとうございます。

選手プロフィール
大前翔 おおまえかける 
慶應義塾大学1年 /慶應義塾高等学校(神奈川県)

主な戦績
2016 RCS第8戦クラス2 優勝
JBCFいわきクリテリウム2016 E2クラスタ 優勝
2015 高校総体個人ロード 2位

韓国の学生自転車競技事情

 

2016年11月5日(土)~6日(日)、第22回 日韓学生対校自転車競技大会をヤマダグリーンドーム前橋で開催されます!
10月に第2回アジア大学選手権(AUC)の開催国でもあった韓国の学生トラック競技選手が日本トップクラスの高校生と大学生と対戦する日韓対抗戦、今年で22回目を迎えます!

その大会の前に、韓国学生サイクル連盟の専務理事である金景範氏に韓国の学生自転車競技事情についてお伺いしてきましたので、是非、日本の学生自転車との違いを知ってもらう機会になるといいかと思います。

【”学連”があるのは日韓のみ 】
世界的なスポーツ競技において、学生のみのカテゴリーの連盟があること自体が非常にめずらしく、自転車競技においても日本と韓国にのみ学生自転車連盟が存在しています。ただし韓国では、文化や社会的な背景の違いにより、試合の運営方法や選手の強化方法が日本とは異なる部分が多くみられます。

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以下、韓国学生サイクル連盟の専務理事である金景範氏への質問

Q1 : 韓国の自転車競技人口はどのくらいですか。

A:2016年10月現在、大韓自転車連盟(以下KCF)に所属する選手数は以下の通りです。

区分 チーム数
中学校 82チーム(男215名、女61名)
高等学校 66チーム(男214名、女83名)
大学 13チーム(男36名、女6名)
一般 37チーム(男112名、女67名)

この数字は、トラック/ロード、 MTB、 BMX選手のすべてを足したものです。なお、日本学生自転車競技連盟で実施されているような、競技力に応じてのクラス分け(RCSやTRSのようなクラス分け)は行っていません。

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Q2:韓国ではどのような形で連盟を運営していますか。
A:韓国国内のすべての試合は KCFで主催、主管しており、年間にトラック 9大会、ロード 7大会を実施しています。その中で、文化体育観光部長官旗大会および韓国で開催される日韓戦のみ、韓国学生サイクル連盟が運営をしています。大会の準備は連盟の職員や理事が行っており、学連のような当番校制度はありません。学連委員に相当する学生もいません。

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運営に必要な大会役員ですが、現役の学生選手は審判資格を取ったり大会役員になることができないため、審判や大会役員はすべて社会人で構成されています。
25歳から50歳までであれば、審判資格の取得は誰でも可能で、資格講習会を受けて審判資格を仮取得した後、実習を数試合経験してから正式な審判として認定されます。審判の管理はすべて連盟で行っています。

Q3:韓国の学生選手は一般的にどの大会を目標にしていますか。
A:KCFでは中学生から連盟主催の大会を開催していていますが、中学生の選手は「全国少年体育大会(5月末:トラック)」、高校選手、大学選手、社会人選手らは「全国体育大会(10月上旬に 7日間開催:トラック/ロード)」でのメダル獲得を最も重要視しています。

Q4:韓国では自転車競技部のある大学はいくつありますか。
A:自転車競技部として組織的に運営している大学は、韓国体育大学校と京雲大学校の2校だけです(個人レベルでは他に数校存在)。日本の伝統校の多くに存在しているOB会などはありません。現役選手が主務を兼務するようなこともなく、女子マネージャーや学生のメカニック、マッサーなどもいません。
部の運営に必要な予算は、学校からの予算+学生の家族の負担+所属自治体の体育部が支援しています。

Q5:韓国の学生選手はどのような形で競技を行っていますか
A:韓国では、中学校から大韓自転車連盟に登録ができ、そこでは希望者であればだれでも選手生活を開始することができます。
中学のエリート選手の受け皿の一つとして韓国全土に14か所の体育高校(※1)が存在しており、そこで厳しい訓練を受ける選手が多いです。

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体育高校では体育の授業の割合が通常の高校に比べて多く、学業は午前のみ、午後は練習というカリキュラムが組まれています。

高校卒業後は、大学(自転車部のあるところ)や実業団/自治体チームで選手生活を続けたり、軍人になったりする選手が多いようです(※2)。競輪選手は日本の選手ほどの報酬を稼ぐことは難しいですが、安定して稼げる有望な進路となっています。

女子選手については高校を卒業した後の受け皿がないことが問題となっていましたが、最近実業団や大学でも選手生活ができるようになりました。

Q6:韓国の自転車選手はオリンピックでメダルを取ると兵役が免除されますか。
A:自転車競技に関しては、ほかの競技と同じように銅メダル以上で兵役が免除されます。オリンピック以外では、アジア大会が兵役免除の対象となっていますが、金メダルのみが兵役免除の対象です。

Q7:韓国の自転車競技界が直面している課題は何ですか。
A:20年前から登録選手は600-800人で安定して推移してはいるものの、底辺の拡大ができていないことが一番の課題と考えています。KCFでは底辺拡大の一環として、小学生に対する自転車選手育成事業を2015年度から実施しており、毎年250人程度の小学生にBMXの教育やBMX大会を開催、BMXに必要な装備を無償で支援しています。こうした支援を受けた小学生を大韓体育会にBMX初等部選手として登録され、2016年度9大会を開催した実績があります。

(※1)韓国全土に129校ある「特殊目的高等学校」の一つ。特定の分野を高校の段階から専門的に学ぶカリキュラムが組まれており、体育のほかには科学、外国語、芸術、国際、マイスター(伝統技術)のカテゴリーがある。

(※2)一部の選手は兵役中でも「国軍体育部隊(尚武)」という、自衛隊体育学校のようなところで競技を続けることができる。

 

IC2016優勝コメント#13 TDM

2016年8月25日-29日:文部科学大臣杯第72回 全日本大学対抗選手権自転車競技大会

タンデムスプリント優勝
法政大学(高橋・鈴木)
鈴木陸来 すずきりっく
法政大学 2年/浜松学院高等学校(静岡県)

 Q:優勝おめでとうございます!優勝に至った勝因のポイントは?
ありがとうございます!とても嬉しく思っています。タンデム競技は2人乗り自転車なのでパートナーの高橋選手と息を合わせて自転車をこぐということと、行くなら行くといった、中途半端に流したりしないでもがき始めたら初めから全力ということの意識を持っていました。
そして、相手が動き始めてから、こちらが動くまでの時間を短くするよう反応スピードをあげる練習に時間をかけた甲斐があり、しっかり思った通りの動きができたことが良かったのかなと思います。

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決勝戦2回戦目ラスト1周時。法政大学は鹿屋体育大学との好勝負を2本先取し優勝した。

Q:感謝の気持ちを伝えたい人は?
法政大学はトラック競技の最終日タンデム競技しかなかったので自分たちの競技のために現地で、応援してくれたチームメイト、監督・コーチ陣、それから父母会の方々、OBOGの先輩方に本当に感謝の気持ちを伝えたいです。

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タンデム 表彰

Q:自分の所属する大学の魅力は?
所属する法政大学自転車部には同じ地元の静岡県の憧れていた先輩がいたので進学する事を決めました。チームは和気あいあいとしている中でもオンとオフがしっかりできてるところが、法政大学の魅力だと思います。

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「地元で憧れていた先輩」の期待にも応えることができた。

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Q:最後に一言メッセージを
色々な方々に支えられて高橋選手とタンデム競技でインカレ優勝することができました。今シーズンは自転車競技がすごく充実することができ、楽しかったです。来シーズンの目標は1kmタイムトライアルでの優勝を目指したいと思います!
これからも応援よろしくお願いします!

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息の合った雰囲気が感じられた法政大学 鈴木/高橋ペア

IC2016優勝コメント#12 男子TSP

2016年8月25日-28日:文部科学大臣杯第72回 全日本大学対抗選手権自転車競技大会

男子チームスプリント優勝
鹿屋体育大学(黒枝・野上・堀)
黒枝咲哉 くろえださや
鹿屋体育大学 3年/大分県立日出暘谷高等学校

Q:優勝おめでとうございます!今の心境は?
チームスプリントの1走として走らせてもらいました。全日本選手権トラックでも優勝していて、ナショナルチャンピオンジャージを着て走ることができ、そしてそのジャージを着て優勝できたことはすごく貴重な体験にもなり嬉しかったです。

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男子TSP表彰

Q:勝利につながったポイントは?
まずロードマンである自分を選んでくれた監督の采配とそれを承諾してくれた2,3走のトップスプリンター野上、堀がいたからこそだと思います。
そしてチームで交代のタイミングをかなり練習をして、他の練習も一緒に行うようにし、3人の息があったところです。
レースでは練習でやったタイミング、力を出すことで優勝はかたいと思っていたので後はそれを出すだけでした。

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TSP決勝 第一走者(写真先頭)が黒枝選手。

Q:感謝を伝えたい人は?
チームメイト、スタッフがいての優勝、タイムだと思っています。
1000分の1秒を争う競技なので、どれだけベストコンディションでいくかが重要になってきます。
それを考え選手に負担なく寝るまも惜しんで支えてくれた監督、コーチ、スタッフのみんなにはすごく感謝しています。
そしてコンディションの面でも支えてくれ、心の支えでもあった両親にも感謝しています。

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Q:最後に一言メッセージを
今シーズンはロードだけじゃなくトラック競技にも挑戦してきました。
そのおかげでかなりのスピードがついたと思っています。
チームスプリントもそうですが、トラックでも表彰台にのことができたのでこれからはロードもトラックも頑張っていきたいです!
来シーズンは4年生になるので、すべての学生のレースが最後になってきます。
なので1つ1つの大会を大事にし、すべてのレースで表彰台を目標に頑張ります。

ロードもトラックも挑戦し続けたいと思います!


野上竜太 のがみりゅうた
鹿屋体育大学 3年/岡山県立岡山工業高等学校

Q:優勝おめでとうございます!今の心境は?
素直にうれしいです。
同期入学の3年生トリオで優勝するのは入学時からの目標でした。

Q:勝利につながったポイントは?
まず1に一走の黒枝が踏み出しから調子が良かったのが分かったのでタイムがでると確信しました。
2つ目は繋ぎのタイミングである程度スムーズに感じられたので無理なく行けました。
3つ目は三走の堀がものすごく強く調子もよかったので理想にかなり近い形でもっていけたのが良かったと思います。

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TSP決勝。 第二走者(写真先頭)が野上選手

Q:感謝の気持ちを伝えたい人は?
まずチームスプリントのメンバーには感謝しています。
このメンバーでなければこの結果はないと思います。
そして支えてくれたチームメイト、スタッフさんには本当にお世話になりました。
最後に両親には迷惑をかけているので少しでも恩返しになればと思っています。”

Q:インカレまでの今シーズンを振り返ると?
今シーズン印象的だったことは全日本選手権でのチームスプリント優勝から気持ちが少し変わり皆の方針が固まり始めたと感じたことです。
個人としては、すごくつらい半年間でした。
上を目指す中でとても多くの障害に気持ちが負けそうになりましたが、そこで踏ん張ってまた成長できるようにあとの半年間を大事に過ごしたいと思います。

Q:次の目標は?
もちろんまだまだ上をめざせると思いますのでこれからも競技を盛り上げれるように頑張ります。

Q:最後に一言メッセージを
少し不甲斐ない走りが目立っていますが次からは巻き返していきたいと思いますのでよろしくお願いします。


堀 航輝 ほり こうき
鹿屋体育大学 3年/香川県立石田高等学校

Q:勝利につながったポイントは?
1・2走がいいペースで回ってくれたので自分はそのペースを維持できるように走りました。
スタート・交代がうまくいき、重点的にチームで練習を行った成果が発揮できたと思います。
3人同じ学年でチームワークも抜群だったことも勝利につながったポイントです。

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TSP決勝終了直後に。

Q:次の目標は?
過去にインカレでは3年連続でチームスプリントで優勝しています。来年も優勝してチームスプリント4連覇を目指して頑張ります!

Q:最後に一言メッセージを
4年生の先輩方、大学最後のインカレお疲れ様でした。
先輩方の熱い走りを見て、感動しました。
次は自分達が大学自転車競技を盛り上げていくので、今後とも応援よろしくお願いします!