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2024白馬クリテリウム レースレポート 神村泰輝選手(早稲田大学)

2024年7月に開催された第18回 白馬クリテリウムラウンド
レースレポート第2弾は2日目Class1で優勝した神村泰輝選手(早稲田大学)です。

神村泰輝選手(早稲田大学)レースレポート

■レース前の気持ちや準備したこと

今回白馬にエントリーしたのはRCSランキングでトップに立つためであり、そのために2日間とも優勝するつもりでレースに挑みました。ここで勝ってインカレ前に自信をつけておきたいという気持ちもありました。

■レース展開、レース中に心がけたこと

1日目のレースを終えて自分はスプリントでの勝利は厳しそうだと感じたため、2日目は逃げ切りでの勝利を狙って走りました。
2日目はレースがスタートしてすぐに脚の調子の良さを感じました。そのため誰かのアタックは全てチェックし、隙があれば自分からもアタックしようと考えて走りました。

脚の調子のよさを感じた2日目スタート直後(写真左)

序盤はスローペースでどの選手も脚を溜めている様子でした。レースが残り半分を切った頃に有力選手2名のアタックがあり自分もそれに乗る動きをして3名の逃げになりましたが、集団はまだ脚を残していて1周もしないうちに吸収されました。

残5周時。集団を維持している先頭グループ。

その後のアタックもほぼ全て反応して、決定的な動きになったのは残り4周に入る手前の最終コーナーでの日大の選手のアタック。日大の選手のジワジワと集団から抜け出す動きに反応すると誰もついて来る様子をみせずにあっという間に数秒のタイムギャップがつきました。

2選手が飛び出した残4周時。

残り2周に入ってもタイムギャップは変わらず9秒ほどで脚にも余裕があったため逃げ切りを確信。ラスト600mで早掛けしてそのまま余裕をもって優勝できました。

残1周時、フィニッシュエリアを通過する神村選手
後続選手を大きく引き離しフィニッシュを迎えることができた

■今シーズンレースの見通し、目標

7月のレースでの落車の影響で思うように自転車に乗れておらず勝てるか不安でしたが、なんとか勝つことができてホッとしています。
この2日間でRCSポイントランキングトップに立つことはできませんでしたが、1位と4ポイント差まで迫ることができたので、どこかで逆転できたら良いなあと思っています。
ただ今シーズンのメインの目標はインカレの団抜きで表彰台に上がることなので、まずは団抜きに集中してトレーニングに励みます。

1日目 出走前。チームメンバーと。
2日間のレースを終えて。

<Photo & 編集 Fumihiro Fukai>

2024白馬クリテリウム レースレポート 松井丈治選手(立命館大学)

2024年7月27~28日、長野県白馬村にて開催された
第18回 白馬クリテリウムラウンド。

初日のClass1で優勝しRCSチャンピオンを獲得、2日目もRCSトップを維持した松井丈治選手(立命館大学)のレースレポートを紹介します。

松井丈治選手(立命館大学)レースレポート

■レース前の気持ちや準備したこと

後半戦の初戦という位置付けで走りました。前半の全学系を終えてしばらく期間が空いたので、インカレに向けて再度気合いを入れていく、そんな心づもりでレースに挑みました。

■レース展開、レース中に心がけたこと

シーズン前半は勝者の背中を見ながらゴールを迎えるレースばかりでした。今回こそは1番最初にゴールしたい、それだけを考えて走っていました。
中島先輩の3連覇をこえたかったのですが、2日目は判断も脚もキレがなく撃沈しました。

■今シーズンのレースについて抱負や目標など

来月は今シーズンの山場であるインカレです。
学連のチャンピオンジャージを全種類コンプリートできるように頑張ります。

2日目終了後もRCSチャンピオンを維持。

 

2日間のレースを終えてチームメンバーと。

<編集後記>

レース後の笑顔が素敵な松井選手。2024年度学連登録選手で唯一、すべてのロードレース(RCS&選手権とも)に出場しています。

3位入賞した個人ロード(2024年6月)
6位でフィニッシュしたRCS第1戦 修善寺ロード(写真中央)2024年4月

<Photo & 編集 Fumihiro Fukai>

【写真集】2024個人ロード レース男子

2024年6月16日に開催された第39回 個人ロード写真集です。
完走41選手フィニッシュシーンも掲載しています。

※リザルト等、レース詳細はこちら
※男子優勝の林原聖真選手(明治大学)レースレポートはこちら
よりご覧ください

 

選手宣誓
昨年度個人ロード上位10名までの選手が最前列でスタート
男子は115選手がエントリー

審判車両とルートを分離した補給所付近
ルート最奥部の奥木曽大橋を通過するメイン集団

完走選手(41名)フィニッシュシーン

※全選手の撮影を心掛けましたがフィニッシュが重なった時等、
鮮明に撮れていない選手の写真があります。ご容赦ください。

1位~10位
9位フィニッシュの塩出選手(順天堂大学)の写真は鮮明でなかったためレース中シーンです
10位フィニッシュの大仲選手(早稲田大学)は他選手と重なっていたためレース中シーンです
11位~20位
21位~30位
25位フィニッシュの山田選手(京都産業大学)は他選手と重なっていたためレース中シーンです

31位~41位

 


これに先立ち6月15日に開催された女子レースの様子はこちらよりご覧ください。

※女子出場選手紹介

【出場選手紹介】2024個人ロード レース女子

※2024個人ロード レースレポート 池田 瑞紀選手(早稲田大学)

2024個人ロード レースレポート 池田 瑞紀選手(早稲田大学)

編集&Photo Fumihiro Fukai

2024個人ロード レースレポート 林原 聖真選手(明治大学)

第39回目を迎えた個人ロードレース大会。ここ3年連続で長野県木祖村の奥木曽湖周回コースにて開催されています。
1周9キロのダム湖畔を17周、154キロ走るレースを制した林原 聖真選手(明治大学)レースレポートを写真とともに紹介します。


林原 聖真選手(明治大学)レースレポート

■レース前の気持ちや準備したこと

今シーズン前半は全日本ロードをターゲットレースに定めたので個人戦ロードは結果以上に落車しないことを最優先に考えました。落車のリスクを減らすためにもなるべく長い時間逃げることにしてレースに臨みました。そのため特に気負うこともなくリラックスした気持ちでスタートしました。

■レース展開、レース中に心がけたこと

1、2周目は有力どころがアタックしていたので逃げの選別に集中し、アタックのタイミングを模索しました。

開始30分後の奥木曽大橋ポイント。林原選手はメイン集団の先頭付近に位置していた

京産大の末吉選手と明星大の佐藤選手との3人逃げが容認されてからは長く逃げ続けるために、コミュニケーションを取ることを心がけました。

3選手により構成された先頭グループ

それでも3人ではキツくなってきたという時に京産大の森田選手がブリッジしてくれて逃げ集団の勢いが戻りました。

先頭グループを追いブリッジをかける森田選手(京都産業大学)
森田選手が加わり先頭グループは4名に

その後メイン集団がペースアップをし、タイム差が縮まった時にチームメイトの裕二郎さんが単独ブリッジしてきた時は興奮しました。

村上選手のブリッジにより明治大学は2名となった

しかし90kmくらいで自分の脚がキツくなってきて、ピクつき出した時は焦りましたが、急いでミネラルを補給してなんとか持ち直しました。その間僕は全然引くことができず、森田選手がたくさん引いてくれたので助かりました。メイン集団とのタイム差が40秒程度になってからは吸収される場所に気をつけつつ、あわよくば数人でブリッジしてこないかなと考えていました。

残り3か4周となった上りで脚のある法政大の宇田川選手と学習院大の西選手がブリッジしてきたので、声をかけながら若干の余裕を残して走りました。

法政大 宇田川選手と学習院大 西選手が加わり4名体制(開始より180分後)
後方を気にしながら最終周回へ向かう先頭グループ

残り1周の上りを終えた時、集団には追いつかれず順天堂大の渡邉選手1人にブリッジされるに留めることができ、そこで残り1kmの上りを踏み切れる脚が残っている感覚があったのでそこからは全開で回しました。周回コースが終わった時点で、最後の1kmの上りは牽制が入って誰もアタックしなければ自分からアタックしてそれからはペースで刻み、後半180°ターンをしてからもう一度アタックするパターンと、誰かが早めにアタックすればペースで刻むパターンを考えていました。

結果周回コースを終え、最後の1kmの上りに入って一瞬牽制が入りかけたタイミングで渡邉選手がアタックしたので宇田川選手と松井選手がつけないことを確認しペースで追いついて抜くことにしました。何度か危ない場面はあったものの運が味方をしてくれたこともあり、優勝できました。
今大会冷静にレースを展開できたのは明治大学自転車部のアドバイザーである吉井さんのカバちゃん講座で学んだことを意識できたからだと思います。

■今シーズンレースの見通し、目標など

今シーズン競技力が向上していることは感じていたものの優勝できたことには正直驚いています。この結果が得られたのはたくさんの方々のサポートや応援があったからだと強く感じており、とても感謝しております。
しかし今シーズン前半は全日本ロードU23、シーズン後半はジャパンカップをターゲットレースに定めており更なる競技力向上を目指しています。
これからもサポート、応援よろしくお願いいたします。


■時には協力しながら最後まで競い合った選手達(1~10位)


Photo & 編集 Fumihiro Fukai

【出場選手紹介】2024個人ロード レース女子

2024年6月15日、長野県木祖村にて開催された
第39回 全日本学生選手権個人ロードレース大会
女子の出場選手紹介です。

選手宣誓は渡部春雅選手(明治大学)
出走選手18名によるスタート。
■出場選手紹介(順不同)

 

■レース後 表彰式など
木祖村 奥原村長と。
表彰式を終えて。
フィニッシュ地点にて。優勝の池田瑞紀選手(早稲田大学)とチームメイト
フィニッシュ地点にて。準優勝 渡部春雅選手(明治大学)とサポートメンバー

Photo&編集 Fumihiro Fukai

 

2024個人ロード レースレポート 池田 瑞紀選手(早稲田大学)

第39回 全日本学生選手権個人ロードレース大会女子優勝
池田 瑞紀選手(早稲田大学)のレースレポートを紹介します。
女子表彰式。木祖村 奥原村長と。

■池田 瑞紀選手コメント

18選手が出場した女子レース。

久しぶりのロードレースでしたが、自分自身に集中することができました。
このコースは、毎周回の登り地点が勝負だと思っていました。3周目に早稲田の先輩方の良いアタックがあり、必死に追いかけました。

レース中盤より早稲田大学選手4名&明治大学 渡部選手の5名となった先頭集団。

最後は3人の中で、3番になるなら自分の力を出し切って終わりたいと思い、残り300mで仕掛けました。

あと150mところで春雅さんに追いつかれ、横に並ばれましたがそこでトラック種目の「内を粘る」イメージでもう一度踏み直すことができました。

暑い中、レース中のたくさんの応援や、毎周回補給してくれるチームの方々にすごく力をもらいました。
本当にありがとうございました。

まずはパリオリンピックに集中し、全力で走ります。
これからもトレーニングに励み続け、色々なことに挑戦していきたいです。

レースを終えてチームメイトと。

Photo &編集 Fumihiro Fukai

【2023 RCS総合優勝 小泉響貴選手:明治大学】

2023年度RCS(全日本学生ロードレースカップシリーズ)は3月10日「RCS最終戦・第18回明治神宮外苑大学クリテリウム」にて幕を閉じ、小泉響貴選手(明治大学)が総合優勝を決めました。

明治神宮外苑クリテリウムのグループ1レースでも優勝した小泉選手にコメントをお願いしました。

Q:今回の外苑クリテレースはいかがでしたか?
まずは、優勝できてとてもうれしいです。去年2位の悔しさを胸に練習に打ち込んだので、今年は優勝を果たし去年のリベンジを成功させることができてよかったです。

外苑クリテは観客が多くインカレと同じくらい狙っている大会でした。優勝をするためにチームメイトの村上さん、小久保と作戦を練りレースに挑みました。自分の最後スプリント一本で行くと決め、それまでの繋ぎを2人にやっていただく予定でした。しかしながら、当日2人とも体調が良くなく中々思うように走れず、1人で捌く展開となりました。勝ち逃げになりそうな時は自分で1人でいき、それ以外は集団に任せながら走ろうと決めました。

レース序盤。小泉選手後方に村上選手・小久保選手が位置している

最後の一周、前の逃げとタイム差がありましたが、自分の中では1人で追いつけると確信をしていました。前に追いつき、最後は去年の位置どり、ギアを考え自分の勝てると思ったところから仕掛けました。上手くそれがハマり、優勝をすることができました。
今までで感じたことのない優勝でした。
沢山の方に応援をしていただき優勝という形で終われ、リーダーを保守できとても満足しています。

最終周を迎えるまで集団の中にいて勝機を探っていた。写真は残4周時

Q:RCS総合1位で迎えた外苑クリテでしたが、年間を通したRCS全体の印象はいかがでしたか?
1年間長く、RCSに調子を合わせるのは大変でした。そんな中でも部員と切磋琢磨し試合に向けて腕を磨いていくことでコンディションを上手く合わせるよう努めました。
思い出に残っているレースは大島の2日間です。
自分の弱さを知ることができ、そこから神宮まで改善をしていくことができました。

メンバーの声援も強力な援軍となった

Q:4月より3年生ですね。来年度の抱負はありますか?
今回の優勝でとどまらず、今後もタイトルを狙っていきたいと思います。またJプロのチームにも入っている為プロチームでも優勝を目指します。
来年度の明治大学の目標は去年総合3位のため、それ以上。そして個人種目の優勝をみんなで掴むことです。
小泉響貴、明治大学の応援よろしくお願いします!

Q:そのほか、伝えたいことがありましたらお願いします。
沢山の応援団の中の大歓声の中で、結果を出すことができてよかったです。まだまだ強くなるので応援よろしくお願いいたします。

レースを終えて、明治大学メンバー・応援団の方々とともに。
いつも応援してくれるお母様との2ショット

 


<編集後記>
18回目を迎えた外苑クリテにおいて、グループ1とRCSのダブル優勝を勝ち取ったのは小泉響貴選手が初でした。

外苑クリテ グループ1優勝も小泉選手

ちなみに明治大学選手のRCS優勝は小泉選手が5人目となります。
2012年度RCS優勝 西沢倭義選手

2013年度RCS優勝 金井選手(外苑クリテは残雪のため中止)
2015年度RCS優勝 小林和希選手

2016年度RCS優勝 野本空選手

Photo&編集 Fumihiro Fukai

2023個人ロード レースレポート 石田 唯選手(早稲田大学)

第38回 全日本学生選手権個人ロードレース大会女子優勝 石田 唯選手(早稲田大学)のレースレポートを紹介します。

初めての個人戦ロード。初めて走るコースということで少し不安もあったが、順調に練習を積めてきていたのでワクワクしながらレースに臨む事ができた。

木祖村のコースはテクニカルなコーナーが多いため、逃げが有利なコースだと感じていた。今回のレースは出走人数が少なく、自分から積極的にレースを動かすつもりでスタートした。
2周目の登り区間で後輩のこころちゃんがペースをあげてくれたので、私も一緒にペースを上げると2人で抜け出すことができた。

二人で逃げを決めた大蔵こころ選手(写真右)と。

集団とのタイム差を気にしながら2人で淡々と距離を消化し、3周目の登りで我慢できずにアタックをかけ、独走に持ち込んだ。その後再びこころちゃんに追いつかれ、少し焦る場面もあったが冷静に登りでもう一度仕掛け、その後独走でゴールまで走り切る事ができた。

ここまでの練習の成果を確認できたこと、そして自分の思い描いていたレース展開で勝てたことはとても良かったと思う。

次は全日本選手権。これまでとは違う、特別な思いで臨む大切な一戦。ベストパフォーマンスが出せるように、残りの時間を大切に過ごしたい。

 

フィニッシュ地点に到達できた女子5選手。

Photo&編集 Fumihiro Fukai

 

 

第24回 JICF女子カップ レースレポート 宮本 奏穂選手(立命館大学)

1999年より開始され、2020年を除き毎年4~5月に開催されているJICF女子カップ。
今年は4名の選手が出場。1日目トラックと2日目ロードとも出場し優勝した宮本 奏穂選手(立命館大学)にお話を聞きました。


今回は、私が初めて出場した学連レースでした。
2日間でトラック4種目に加え、40kmのロードレースもあり、スケジュールはハードでした。
さらに、1日目のトラックはコンディションは悪く、大雨だったこともあり、身体が冷え、正直自分の納得のいく走りがあまりできなかったと思っています。

200mFTT出走中の宮本選手。1日目トラックレースは終日雨となった。

2日目のロードレースは伊豆の自然豊かなコースで初めての学連ロードレースに緊張していました。
高校の頃から共に戦ってきた同志社大学の石田さんがエントリーされていることを知り、大学生でまた彼女と走れることが嬉しかったです。結果は負けてしまいましたが、また次のレースでリベンジしたいと思います。

石田選手(同志社大学)と共にラスト1周を迎える宮本選手。

その2日間のレースでJICF女子カップ総合優勝を獲得できたことはすごく嬉しいです。そして、今回のレースを振り返り、次のレースでも自分の納得のいくレースをし、表彰台の1番上に乗れるよう練習に励みます。

第24回 JICF女子カップ 女子オープントラック&ロード 表彰式にて

<編集後記>
本レースの出場選手、リザルトなど詳細は
こちらurlよりご覧ください(学連Webサイト)。
「Webプログラム」にはJICFカップ女子オープン トラック&ロードレース大会の歴代優勝選手なども掲載されています(P18)

<Photo&編集 Fumihiro Fukai>

2023RCS第1戦レースレポート 林原 聖真選手(明治大学)

5kmサーキット20周、100kmをで争われたRCS第1戦 男子オープンロードClass1+2。
50選手が出場し完走16選手といつもながら厳しかったレースを制した林原聖真選手(明治大学)にお話を聞きました。

単独トップフィニッシュを決めた林原選手

■レース前の気持ちや準備したこと

2023年になり、学連のレースや富士クリテリウムなどで同期の
さいたま那須サンブレイブ埼玉エリア所属 小泉が常に結果を出している姿を見てきて僕も結果を残したいと思っていました。
また、イエロージャージを着てみたいとも思っていました。そのため今大会は結果にこだわった走りをしようと考えていました。大会前には上りのインターバル練習を行なって、多少の耐性をつけました。

目指していたイエロージャージを身に付けることができた表彰式。

■レース展開、レース中に心がけたこと

前週に行われたチャレンジロードでの反省を活かし、自分の持っている力以上の動きをしないように気をつけました。そのためレース前半はなるべく脚を使わないように集団内に待機することにしました。
レース前半に生まれた2人逃げに周を重ねるごとにタイム差がつけられ、レース中盤には最大2分弱のタイム差が生まれた時は多少の焦りがあったものの、まだ距離があったためなるべく脚を使わないように心を落ち着かせました。

レース前半の第2グループ。この時点で2名の選手が先行している。

東京大学の篠崎さんが集団のペースを上げ、逃げとのタイム差が縮み始めたところでこのまま逃げを捕まえたいと思い、自分も集団の前方に出て逃げを捕まえることにしました。
逃げを捕まえたタイミングで集団内に脚が残っている人がとても少ないと感じたのでそこで決定的な逃げをつくるために秀峰亭の上りを終えたところでできる限りの力で踏みました。
ここで5人の逃げを決め切れたのがとても嬉しかったです。そこからゴールまでは脚が攣りそうで辛かったですが、最後の半周でなんとか独走に持ち込めてよかったです。キツすぎたので、もう5キロサーキットではレースしたくないです。

ラスト1周時点の先頭グループ

■今シーズンのレースについて抱負や目標など

今大会は逃げを捕まえようと前に出るまではとても消極的な走りをして、前半は走っていて楽しくなかったので、今後は序盤から積極的に動ける力をつけたいです。
また今シーズンは大きな大会、特にインカレで結果を出したいと思っています。そのために練習を頑張ります。できれば楽しく練習をしたいです。

レースを見守っていた本間監督、チームメンバーと。

<Photo & 編集 Fumihiro Fukai>