【みどころ】2018年度RCS最終戦  第13回 明治神宮外苑⼤学クリテリウム

日本学生自転車競技連盟(公式サイト:http://jicf.info/)は3月10日(日)に東京都・明治神宮外苑にて2018年度RCS最終戦 第13回 明治神宮外苑⼤学クリテリウム(特設サイト:http://gaiencriterium.tokyo/)を開催いたします。

2007年に70周年記念行事大会として54年ぶりの都⼼部サーキットロードレースを、この明治神宮外苑⼤学クリテリウムを開催して本年で13回目となり、多くの⽅々が観戦可能な東京都⼼部での競技⼤会として継続開催しています。

・ RCS年間総合優勝が決まるシリーズ最終戦
日本学生自転車競技連盟が主催する「全日本学生ロードレース・カップ・シリーズ」(通称:RCS)の最終戦となる外苑クリテリウムは、シーズン1年間を通して毎年10戦前後のレースを各地で開催し、獲得ポイントをランキングで争うシリーズ戦形式のロードレースの最終戦となります。
今シーズンは全13戦で行われ、RCS12戦終了時のランキングリーダーは孫崎選手(早稲田大学)です。大学入学当初からシリーズ総合で上位にランクインしていた孫崎選手が初RCS年間王者に向けてリーダーを維持しています!

白馬クリテリウムClass1でもRCSリーダーを維持した孫崎大樹選手(2018年7月)

RCSロードレースカップシリーズとは:http://jicf.info/officials/jicf_rcs
JICF最新RCSランキング: http://jicf.info/rcs_rank_2018/

・トップカテゴリのグループ1は大学対抗戦!
RCSの年間総合優勝争いとともに、グループ1のレースはメインイベントとなる大学トップカテゴリに属する選手たちの大学の名誉をかけた争いも注目です。

昨年は、招待チームのアムステルダム大学・Derk Abel Becker選手が序盤に逃げグループを作り、そのまま少人数のスプリントを制し優勝しました。日本人学生最上位の2位には渡邉選手(明治大学)、3位 Davíd van Eerd選手(アムステルダム大学)が入り大学対抗はアムステルダム大学が団体優勝を飾りました。

前回外苑クリテで日本人学生最上位を獲得した渡邉慶太選手と明治大学チームメンバー(2018年8月 インカレ会場にて)

各大学チーム最大3名の選手がエントリー可能なグループ1大学対抗戦は今年の学連ロードレースで活躍した選手たちが一斉に揃う注目のクリテリウムレースです!

RCSリーダー孫崎選手と昨年、大学対抗戦で4位に入った小野選手、インカレなどでも上位入賞経験のある中川選手の強力な3名でレースに臨む早稲田大学をはじめ、インカレロード優勝者をはじめロードの選手層が厚い日本大学、全日本ナショナルチームメンバーの経歴をもつ今村選手を擁する中央大学、昨年の本大会で上位に食い込んだ現在RCSランキング2位の渡邉選手を擁する明治大学、昨年度上位入賞の篠田選手が今年もエントリーの日本体育大学、医学部という異色の経歴の大前選手を擁する慶応義塾大学あたりが有力どころと目されます。

RCSリーダー孫崎選手はじめ、強力な3選手が揃う早稲田大学チーム(2018年11月 浮城のまち行田クリテ会場にて)
ロードの選手層が厚い日本大学(2018年11月 浮城のまち行田ラウンドにて)

神宮外苑周回コースはコーナーの多いテクニカルなコースで位置取りが大きく勝敗を分けます。通常の学連のクリテリウムの大会は四角形の形状のコースで行われることが多いのですが、このコースは直角コーナーだけでなく高速カーブやヘアピンもありバラエティーに富んでおり、「コーナーを制するものが明治神宮を制す」といっても過言ではありません。また、道幅の割には抜きどころが少なく緩急も激しくなりやすいため、スタートから少なくとも集団の前に位置していないと走力があっても脚を余してしまうことも多々ある反面、走力が多少は劣ってもうまく流れに乗れば上位に食い込むことも可能です。

中央大学チーム村田瑞季選手は前回外苑クリテで日本人学生選手第3位(2018年8月インカレ会場にて)
昨年度外苑クリテ上位の日本体育大学 篠田選手は浮城のまち行田クリテリウムで2年連続優勝している(2018年11月 行田クリテ会場にて)

今年、海外からはオーストラリアよりメルボルン大学チームが招待チームとして参加する予定です。

昨年の本大会でも招待チームのオランダ・アムステルダム大学が統制の取れたチームワークを発揮し日本の大学チームの動きをうまくコントロールして抑え込み、大学総合優勝を飾っています。招待チームが今年もレース巧者ぶりを見せてくれるのか、大いに楽しみです。

・女子クリテリウムみどころ

女子クリテリウム(JICF競技登録+JCF競技登録)は高校生からクラブチームの選手まで多彩な顔ぶれがエントリーしています。

大学生では中村選手(日本体育大学)や福田選手(慶應義塾大学)が有力ですが、高校生の太郎田選手(東京成徳高校)やクラブチームの岡本選手(ラバネロ)、ベテランの西選手など独走や駆け引きの旨さでレース展開を大きく変えることができる選手が多いので非常にみごたえがあるレースが予想されます。

個人ロードTT優勝の大前翔選手と福田咲絵選手。慶應義塾大学メンバーとともに(2018年6月 埼玉県加須市個人ロードTT会場にて)

また、外苑大学クリテリウムでは初めて招待チームから女子選手がエントリーしており、新たな歴史の1ページが刻まれます。オーストラリア・メルボルン大学のエマ選手はオーストラリア選手権U23で4位に入っている選手で、その走りが大いに注目されます。

「⼤学⾃転⾞フォーラム」をレース前⽇に開催
⼤会開催のみにとどまらず、全国から競技者の集まる機会を活⽤して前⽇に「ユニバーシティ・フォーラム」を開催しています。
2018年は、「自転車活用推進法と競技スポーツとしての自転車」をテーマに2020 年東京オリンピック・パラリンピックのいかなるレガシー構築が可能かを考える機会としてこのフォーラムが寄与できることを期待します。

こども、その親の世代であるマスターズ世代に参加機会のある⼤会へ
将来のサイクルスポーツ振興にとって学⽣⾃転⾞競技の振興は不可⽋ですが、それにとどまらず、将来サイクルスポーツに何らかの関わりを持つ若年層の掘り起こしにむけて、⼩・中学⽣のタイムトライアルを実施します。

また、⼩中学⽣の来場促進のため、そのご両親の世代の⾃転⾞競技に対する理解を深める場をとして、マスターズのタイムトライアルとクリテリウムレースを実施します。
更に、競技に参加する選⼿達と⼀緒にレースコースを⾛る体験の機会として、⼜エントリー料の⽀払いを通じてこの⼤会の運営に寄与していただける⽅々の参加機会として、⼀般参加のライド(レースではありません)を実施します。

会場で観戦される方は是非、暖かい服装でご来場ください!学生選手、マスターズ、キッズなど全てのカテゴリの選手たちに熱い声援をよろしくお願いいいたします。

なお、本大会はインターネットライブ中継も午前10時から行う予定です。カメラを通じての臨場感を味わうのも一興。是非ご注目ください。(https://sportsbull.jp/p/480646/


明治神宮外苑大学クリテリウムの関連情報ページ
日本学生自転車競技連盟公式サイト:
http://jicf.info/
外苑大学クリテリウム大会概要ページ:
http://jicf.info/10905/
神宮外苑大学クリテリウム特設サイト:
http://gaiencriterium.tokyo/
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