全日本学生選手権オムニアム大会

本連盟によるオムニアムの大会は、2014年度からTRSの一大会として秋季に開催されていましたが、2017年度から選手権大会に格上げされました。
インカレでもトラック競技とロード競技が分散開催となった2018年度から正式競技として追加され、この競技に対する重要性はさらに高まっています。
オムニアムの名の通り、一人の選手が以下の4つの競技に出走しその成績を点数化、合計得点の優劣を競います。

第一種目:スクラッチ(男子10km/女子7.5km)
第二種目:テンポレース(男子10km/女子7.5km)
第三種目:エリミネーション
最終種目:ポイントレース(男子25km/女子20km)

※オムニアムの競技ルールはこちら

普段のトラックレースでは行われない、テンポレースおよびエリミネーションが含まれているところが大きな特徴といえます。
すべて中距離系の種目のため、1日で4種目走るだけの体力が必要となることは必須ですが、同時に戦略性を求められる競技でもあり、走りながら相手の点数も計算しなければいけないという過酷な戦いを各選手は強いられることになります。

なお、2016年のリオデジャネイロ五輪のオムニアム競技では、男女ともに本連盟出身の選手が出場しました(男子は日大出身 窪木一茂選手、女子は鹿屋体育大出身 塚越さくら選手)。中距離系の種目は学生でも十分に太刀打ちできる競技なので、2020年の東京五輪に向けて最も注目すべき競技かもしれません。

なお、2017年度からJICF INTERNATIONAL TRACK CUPと同時開催で松本市美鈴湖自転車競技場で行われるようになり、国際色豊かな雰囲気の中で行われています。

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