【2023 RCS総合優勝 小泉響貴選手:明治大学】

2023年度RCS(全日本学生ロードレースカップシリーズ)は3月10日「RCS最終戦・第18回明治神宮外苑大学クリテリウム」にて幕を閉じ、小泉響貴選手(明治大学)が総合優勝を決めました。

明治神宮外苑クリテリウムのグループ1レースでも優勝した小泉選手にコメントをお願いしました。

Q:今回の外苑クリテレースはいかがでしたか?
まずは、優勝できてとてもうれしいです。去年2位の悔しさを胸に練習に打ち込んだので、今年は優勝を果たし去年のリベンジを成功させることができてよかったです。

外苑クリテは観客が多くインカレと同じくらい狙っている大会でした。優勝をするためにチームメイトの村上さん、小久保と作戦を練りレースに挑みました。自分の最後スプリント一本で行くと決め、それまでの繋ぎを2人にやっていただく予定でした。しかしながら、当日2人とも体調が良くなく中々思うように走れず、1人で捌く展開となりました。勝ち逃げになりそうな時は自分で1人でいき、それ以外は集団に任せながら走ろうと決めました。

レース序盤。小泉選手後方に村上選手・小久保選手が位置している

最後の一周、前の逃げとタイム差がありましたが、自分の中では1人で追いつけると確信をしていました。前に追いつき、最後は去年の位置どり、ギアを考え自分の勝てると思ったところから仕掛けました。上手くそれがハマり、優勝をすることができました。
今までで感じたことのない優勝でした。
沢山の方に応援をしていただき優勝という形で終われ、リーダーを保守できとても満足しています。

最終周を迎えるまで集団の中にいて勝機を探っていた。写真は残4周時

Q:RCS総合1位で迎えた外苑クリテでしたが、年間を通したRCS全体の印象はいかがでしたか?
1年間長く、RCSに調子を合わせるのは大変でした。そんな中でも部員と切磋琢磨し試合に向けて腕を磨いていくことでコンディションを上手く合わせるよう努めました。
思い出に残っているレースは大島の2日間です。
自分の弱さを知ることができ、そこから神宮まで改善をしていくことができました。

メンバーの声援も強力な援軍となった

Q:4月より3年生ですね。来年度の抱負はありますか?
今回の優勝でとどまらず、今後もタイトルを狙っていきたいと思います。またJプロのチームにも入っている為プロチームでも優勝を目指します。
来年度の明治大学の目標は去年総合3位のため、それ以上。そして個人種目の優勝をみんなで掴むことです。
小泉響貴、明治大学の応援よろしくお願いします!

Q:そのほか、伝えたいことがありましたらお願いします。
沢山の応援団の中の大歓声の中で、結果を出すことができてよかったです。まだまだ強くなるので応援よろしくお願いいたします。

レースを終えて、明治大学メンバー・応援団の方々とともに。
いつも応援してくれるお母様との2ショット

 


<編集後記>
18回目を迎えた外苑クリテにおいて、グループ1とRCSのダブル優勝を勝ち取ったのは小泉響貴選手が初でした。

外苑クリテ グループ1優勝も小泉選手

ちなみに明治大学選手のRCS優勝は小泉選手が5人目となります。
2012年度RCS優勝 西沢倭義選手

2013年度RCS優勝 金井選手(外苑クリテは残雪のため中止)
2015年度RCS優勝 小林和希選手

2016年度RCS優勝 野本空選手

Photo&編集 Fumihiro Fukai