2023RCS第1戦レースレポート 林原 聖真選手(明治大学)

5kmサーキット20周、100kmをで争われたRCS第1戦 男子オープンロードClass1+2。
50選手が出場し完走16選手といつもながら厳しかったレースを制した林原聖真選手(明治大学)にお話を聞きました。

単独トップフィニッシュを決めた林原選手

■レース前の気持ちや準備したこと

2023年になり、学連のレースや富士クリテリウムなどで同期の
さいたま那須サンブレイブ埼玉エリア所属 小泉が常に結果を出している姿を見てきて僕も結果を残したいと思っていました。
また、イエロージャージを着てみたいとも思っていました。そのため今大会は結果にこだわった走りをしようと考えていました。大会前には上りのインターバル練習を行なって、多少の耐性をつけました。

目指していたイエロージャージを身に付けることができた表彰式。

■レース展開、レース中に心がけたこと

前週に行われたチャレンジロードでの反省を活かし、自分の持っている力以上の動きをしないように気をつけました。そのためレース前半はなるべく脚を使わないように集団内に待機することにしました。
レース前半に生まれた2人逃げに周を重ねるごとにタイム差がつけられ、レース中盤には最大2分弱のタイム差が生まれた時は多少の焦りがあったものの、まだ距離があったためなるべく脚を使わないように心を落ち着かせました。

レース前半の第2グループ。この時点で2名の選手が先行している。

東京大学の篠崎さんが集団のペースを上げ、逃げとのタイム差が縮み始めたところでこのまま逃げを捕まえたいと思い、自分も集団の前方に出て逃げを捕まえることにしました。
逃げを捕まえたタイミングで集団内に脚が残っている人がとても少ないと感じたのでそこで決定的な逃げをつくるために秀峰亭の上りを終えたところでできる限りの力で踏みました。
ここで5人の逃げを決め切れたのがとても嬉しかったです。そこからゴールまでは脚が攣りそうで辛かったですが、最後の半周でなんとか独走に持ち込めてよかったです。キツすぎたので、もう5キロサーキットではレースしたくないです。

ラスト1周時点の先頭グループ

■今シーズンのレースについて抱負や目標など

今大会は逃げを捕まえようと前に出るまではとても消極的な走りをして、前半は走っていて楽しくなかったので、今後は序盤から積極的に動ける力をつけたいです。
また今シーズンは大きな大会、特にインカレで結果を出したいと思っています。そのために練習を頑張ります。できれば楽しく練習をしたいです。

レースを見守っていた本間監督、チームメンバーと。

<Photo & 編集 Fumihiro Fukai>