全日本学生選手権自転車競技大会(個人戦トラック)

全日本学生選手権自転車競技大会の変遷
現在、全日本学生選手権自転車競技大会(通称:個人戦・個人トラック)は昭和35年に「第1回全日本個人選手権自転車競技大会」という名称で開催されました。

この大会は第1回から第5回大会まではロードレースとして実施され、第6回大会以降はトラックレース大会として現在は「全日本学生選手権自転車競技大会個人トラックレース」と名称を変え継続して開催されています。

個人トラック競技種目のみ競技大会
個人種目のトラックレースとして開催されるため、チームスプリント、チームパーシュートなどの団体種目は行われません。
現在、学連・パラリンピックの種目のみで行っている「タンデム」と2人1組で行われる「マディソン」は2名で行われる種目ですが、個人種目としての扱いになっています。

「タンデム」は昭和41年に第1回全日本タンデム選手権大会という名称で昭和48年の第8回大会まで行われていましたが、昭和49年以降に全日本学生選手権自転車競技大会に統合されました。

トラック競技大会として行われるようなった第6回大会は東京オリンピック(1964年:昭和39年)が開催された翌年から始まりました。
当時の1kmTTの優勝タイムは高橋選手(日本大)で1分15秒15、男子4kmIP(個人追抜)は福原選手(日大)で5分36秒00でした。この年のトラック種目は1kmTT、4kmIP、スクラッチ、ポイントレースの4種目で開催されました。

昭和56年(1981年)から女子競技種目も採用、マディソンがオリンピックの正式種目として採用されてからは、マディソンも正式種目として追加されました。

現在行われている競技種目(2016年度大会開催種目)

男子 女子
スプリント スプリント
1kmTT 500mTT
4kmIP 3kmIP
ポイントレース ポイントレース
ケイリン マディソン
タンデム・スプリント
マディソン
スクラッチ


インカレの前哨戦とも言える大会

大学自転車競技の中でも最も参加人数・注目が集まる「インカレ」の前哨戦ともいえる大会であるので、各大学のインカレ前の戦力の状況等を予想する戦いともなります。

特に今年(2019年)はJICF International Track Cupおよびインカレと同じ松本市美鈴湖自転車競技場で行われるため、この試合の重要性が高まると同時に、学連記録や日本記録の更新が期待されます。

好記録が期待される松本市美鈴湖自転車競技場。 写真は2018年東日本トラック

 

 

 

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